JPH09257644A - レンズメーター - Google Patents

レンズメーター

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JPH09257644A
JPH09257644A JP8069765A JP6976596A JPH09257644A JP H09257644 A JPH09257644 A JP H09257644A JP 8069765 A JP8069765 A JP 8069765A JP 6976596 A JP6976596 A JP 6976596A JP H09257644 A JPH09257644 A JP H09257644A
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JP
Japan
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lens
light
light receiving
measurement
optical system
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JP8069765A
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Yukio Ikezawa
幸男 池沢
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Topcon Corp
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Publication date
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M11/00Testing of optical apparatus; Testing structures by optical methods not otherwise provided for
    • G01M11/02Testing optical properties
    • G01M11/0207Details of measuring devices
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • G01M11/02Testing optical properties
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    • G01M11/0257Testing optical properties by measuring geometrical properties or aberrations by analyzing the image formed by the object to be tested

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】被検レンズの種類に拘らず受光距離を特定し
て、広範囲な二次元的光学特性を測定できるレンズメー
ターを提供すること。 【解決手段】 照明光学系20からの光束を被検レンズ
40に入射させた後、被検レンズ40透過後の光束をレ
ンズ受テーブル11に設けられたレンズ受13及び受光
光学系30を介して受光センサ33bに受光させて、受
光センサ33bの検出結果に基づいて被検レンズ40の
二次元的な光学特性を測定する様にしたレンズメーター
において、レンズ受13は被検レンズ40の中心部及び
その外側の所定範囲領域からの光を受光センサ33bに
案内可能な面積に形成されていると共に、被検レンズ4
0から受光光学系30のリレーレンズ32までの受光距
離Zを特定させる突部13b設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズ受に支持さ
せた被検レンズの光学特性を二次元的に測定するレンズ
メーターの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、被検レンズを検者がレンズ受
けにセットし、光源部からの光束を被検レンズに入射さ
せ、この被検レンズ透過後の光束の変位量を受光センサ
により検出し、この検出結果に基づいて被検レンズの面
のその位置における度数を測定するレンズメーターが知
られている。
【0003】近年、眼鏡レンズとして累進多焦点レン
ズ、遠用非球面レンズが広く普及しつつあり、これに伴
って、被検レンズの面の各位置での度数の変化を測定す
ること、すなわち、度数分布を測定することが要望され
ているが、この従来のレンズメーターでは、検者が手動
で逐一被検レンズを光軸と直交する面内で移動させて、
その位置における度数の読み取りを行っている。
【0004】また、この種のレンズメーターには被検レ
ンズをレンズ受けに対して駆動させる機構のものもあ
る。更に、被検レンズに測定光束として平行光束を投射
し、この被検レンズを透過した光線の変位に基づくモア
レ縞を観測することにより被検レンズの二次元の度数分
布を測定するレンズメーターも知られている。
【0005】しかしながら、検者が手動で被検レンズを
移動させて面の各位置での度数を測定する従来のレンズ
メーターでは、安価ではあるが測定に手間がかかるとい
う問題がある。また、被検レンズを光軸と直交する面内
で自動的に移動させる駆動機構を有するレンズメーター
は、機械的構成が複雑となりかつ高価であるという問題
点を有する。更に、モアレ縞を観測することにより度数
分布を測定するレンズメーターでは、大口径のレンズを
必要とするうえ、モアレ縞の解析に時間がかかり、迅速
に度数分布を測定できないという問題がある。
【0006】この問題点を解決するために、本願出願人
は、光源部と被検レンズとの間に二次元的に配列された
多数の測定光束を形成する光学部材としてのマイクロレ
ンズアレイを設け、1個の光源でかつ低コストで機械的
駆動部を必要とせずしかも被検レンズの面の各位置の度
数分布を短時間で測定できるレンズメーターを先に出願
した(特願平7−189289号を参照)。
【0007】このレンズメーターにおいては、被検レン
ズを測定光学系の照明光学系と受光光学系との間の光路
途中に設けられたレンズ受テーブルに載置して、前記照
明光学系からの光束を前記被検レンズに入射させると共
に、前記被検レンズ透過後の光束を前記レンズ受テーブ
ルに設けられた光案内孔及び受光光学系を介して受光セ
ンサに受光させて、前記受光センサの検出結果に基づい
て前記被検レンズの二次元的な光学特性を測定する様に
なる。尚、光案内孔の軸線は、測定光学系の測定光軸
(測定光学中心)となる。
【0008】この様なレンズメーターにおいては、被検
レンズから受光光学系の光学部品や受光センサーまでの
測定光軸上における受光距離が、被検レンズの正確な光
学特性を測定する上で重要となる。尚、被検レンズとし
ては、外径が円形の被加工レンズ(未加工レンズ),メ
ガネのレンズ枠に枠入れされたメガネレンズ、或はリム
レスメガネのメガネレンズ等がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この様な被加
工レンズも度数によって屈折面の曲率半径が小さいもの
から大きものまであるので、被加工レンズをレンズ受テ
ーブルに載置したときに上述した受光距離が異なり、正
確な測定が困難である。また、メガネは左右端に耳に支
持させるテンプルが設けられているために、このメガネ
を測定可能且つ安定した状態でレンズ受テーブル上に載
置することは困難である。
【0010】従って、これらの点を解決するために、従
来のレンズメーターで用いられているレンズ受をレンズ
受テーブル上に設けることが考えられる。このレンズ受
は、筒状で且つ円錐台状に形成されていると共に、その
内側に形成される光案内孔の上端の径は通常8φ(8m
m)程度に形成されているのが一般的である。しかも、
光源からの光束は6〜7mm程度の径の光束にされて、光
案内孔を透過させられることになる。この結果、従来の
レンズ受を用いた場合、レンズ受上端の径が小さいこと
から、被加工レンズ(円形の未加工レンズ)のレンズ受
への載置側の面(下面)の曲率半径が変化しても、測定
光軸上における被加工レンズの下面の位置がレンズ受の
先端位置と略同じとなるので、被加工レンズの光学特性
を測定する上ではそれほど問題とはならない。
【0011】しかしながら、このレンズ受は光を透過し
ない材料から形成されており、又、上述したマイクロレ
ンズアレイを用いたレンズメーターでは測定光束の径を
レンズ受の径より数倍大きく取る必要がある。このため
に、従来用いられているレンズ受を、マイクロレンズア
レイを用いたレンズメーターにそのままでは採用できな
いものであった。また、この様なことは、マイクロレン
ズアレイを用いずに、被検レンズの広範囲な二次元的な
光学特性を測定するレンズメーターでも同じである。
【0012】そこで、この発明の第1の目的は、被検レ
ンズの種類に拘らず受光距離を特定して、広範囲な二次
元的光学特性を測定できるレンズメーターを提供するこ
とにある。
【0013】この発明の第2の目的は、被検レンズの種
類に拘らず受光距離を略一定として測定誤差の少なくで
きると共に、広範囲な二次元的光学特性を測定できるレ
ンズメーターを提供することにある。
【0014】また、この発明の第3の目的は、受光距離
を正確に求めて、測定された被検レンズの光学特性の正
確な補正に用いることができる広範囲な二次元的光学特
性を測定できるレンズメーターを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述した第1の目的を達
成するために、請求項1の発明は、照明光学系と受光光
学系との間の光路途中に設けられたレンズ受テーブルに
被検レンズを載置して、前記照明光学系からの光束を前
記被検レンズに入射させた後、該被検レンズ透過後の光
束を前記レンズ受テーブルに設けられた光案内部及び受
光光学系を介して受光センサに受光させて、前記受光セ
ンサの検出結果に基づいて前記被検レンズの二次元的な
光学特性を測定する様にしたレンズメーターにおいて、
前記光案内部は前記被検レンズの中心部及びその外側の
所定範囲領域からの光を前記受光センサに案内可能な面
積に形成されていると共に、前記被検レンズから受光光
学系の光学部品までの受光距離を特定させる距離特定手
段が設けられているレンズメーターとしたことを特徴と
する。
【0016】また、上述した第2の目的を達成するため
に、請求項2の発明は、前記記光案内部は透明材料から
なるレンズ受であり、前記レンズ受は中央部にレンズ支
持用の突部を備え且つ前記突部の周囲が光透過部である
透明体からなるレンズメーターとしたことを特徴とす
る。
【0017】更に、上述した第3の目的を達成するため
に、請求項3の発明は、前記光案案内部は大径の光案内
孔であり、前記測定光束の光軸上における少なくとも前
記レンズ受テーブルから前記被検レンズ下面までの高さ
を検出する高さ検出手段が前記距離特定手段として設け
られていることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。尚、図1ないし図16は本発明
の実施の形態に係わるレンズメーターの測定光学系の一
例を示したものである。
【0019】<第1実施例>図1〜図14は、第1実施
例を示したものである。図2において、1は本発明にか
かるレンズメータ、2はレンズメータ1の本体、3は本
体2の前側下端部に設けられたキーボード、4,5はキ
ーボード3の左端部に設けられたスイッチ、6はキーボ
ード3の中央部に設けられた複数のメンブレンスイッ
チ、7はキーボード3の右端部に設けられたテンキーで
ある。そして、スイッチ4,5、複数のメンブレンズイ
ッチ6、テンキー7等の機能の説明は省略したが、光学
特性の測定時にはスイッチ4,5、複数のメンブレンズ
イッチ6、テンキー7等が用いられる。
【0020】また、本体2の上端部にはCRT又は液晶
ディスプレイ等の表示装置8が表示手段として設けら
れ、本体2の前側面には上光学部品収納部9及び下光学
部品収納部10が上下に間隔をおいて突設されている。
この光学部品下収納部10の上端にはレンズ受テーブル
11が一体に設けられている。
【0021】このレンズ受テーブル11には図3(a),
(b)に示したように大径で段付の取付孔12が形成さ
れ、この取付孔12には光案内部(光透過部)としての
レンズ受13が取り付けられている。このレンズ受13
は、透明ガラスや透明樹脂等からなる円形で且つ平板状
の透明板13aと、この透明板13aの中央部上に突設
されたレンズ支持用(レンズ受用)の4つの偏平な突部
13b(距離特定手段)から構成されている。この4つ
の突部13bは、図3(b)に示すように、正方形状に配
列されている。そして、対向する突部13b,13b間
の間隔aは8mmに設定され、段付の取付孔12の最小径
bは40φ(40mm)に設定されている。
【0022】尚、本実施例では、突部13bを複数設け
ているが、偏平な突部13bに代えて円筒状の突部とし
てもよいし、図4(a)に示したように突部13bを設け
る代わりにレンズ受13を円錐台状に形成してもよい
し、図4(b)に示したように、平面形状が円形又は正方
形で且つ側面形状が柱状の突部13cを透明板13aの
中央に設けてもよい。この場合、図4(a)のレンズ受1
3は中央の頂部平面の径が8mmに形成され、図4(b)の
突部13cの頂部平面13dの径又は辺の長さは8mmに
形成される。また、本実施例では、レンズ受13の各部
の寸法を具体的に示したが、必ずしもその寸法に限定さ
れるものではなく、その前後の数値であれば各部の寸法
は多少変えてもよいものである。
【0023】この様なレンズメーター1の本体2内に
は、図1に示した測定光学系が設けられている。この測
定光学系は照明光学系20と、受光光学系30を有す
る。この照明光学系20は光源21,絞り22,フィル
タ23,コリメータレンズ24,マイクロレンズアレイ
25等の光学部品をこの順に有し、受光光学系30は測
定補助レンズ31,リレーレンズ32,CCDカメラ3
3等の光学部品をこの順に有する。
【0024】そして、照明光学系20は上光学部品収納
部9に一部が配設され、受光光学系30は一部が下光学
部品収納部10内に配設されている。尚、光源21には
タングステンランプが用いられ、CCDカメラ33は、
レンズ33a及び受光センサ33bを有する。また、フ
ィルタ23はe線近傍の波長の光を透過し、e線以外の
光線を遮光する様になっている。
【0025】上述の照明光学系20においては、光源2
1から出射された照明光束は、絞り22及びフィルタ2
3を介してコリメーターレンズ24まで案内されて、こ
のコリメータレンズ24により平行光束とされ、マイク
ロレンズアレイ25に導かれる様になっている。
【0026】しかも、マイクロレンズアレイ25は二次
元的に配列された多数の微小レンズ3aを有する。この
微小レンズ25aは例えば図11に示すような球面レン
ズである。各微小レンズ25aは実質的に同一の焦点距
離を有し、各微小レンズ25aの個数は約1000個で
あり、マイクロレンズアレイ25は平行光束に基づきこ
の個数に相当する二次元的に配列された多数の測定光束
Piを生成する光学部材としての役割を有する。この光
学部材としては、マイクロレンズアレイ25の代わりに
多数のピンホールを有するピンホール板であっても良
い。
【0027】また、マイクロレンズアレイ25とリレー
レンズ32との間には上述したレンズ受13が配置され
て、このレンズ受け13の突部13b上には後述する被
検レンズ40、40´が載置(セット)される。しか
も、この被検レンズ40,40´は、レンズ受13によ
ってマイクロアレイレンズ25の後側焦点位置近傍に位
置させられるようになっている。
【0028】尚、上述した測定補助レンズ31は、度数
分布が既知で負のパワーを有し、予めレンズ受け13と
リレーレンズ32との間に挿入されていている。この測
定補助レンズ31は、被検レンズ40,40´がレンズ
受け13に未セットのとき、すなわち、被検レンズ4
0,40´が測定光路に未挿入のとき、この測定補助レ
ンズ31を透過した測定光束Piが図12に示すように
受光センサ33bの受光エリア33cの全体に均等に分
配されるように設計されている。
【0029】図5に示すように、負のパワーを有する被
検レンズ40が測定光路にセットされた場合には、この
被検レンズ40を通過するによって外側に向かって屈折
された測定光束Piが測定補助レンズ31を通過するこ
とによって更に外側に向かって屈折されるため、図13
に示すように、測定光束Piの一部が受光センサ33b
の受光エリア33cからはみ出し、この受光エリア33
c上の測定光束Piの個数が減少する。従って、受光エ
リア33c上の測定光束Piの個数をカウントすること
により、被検レンズ40が負のパワーを有するか否かが
判断できる。
【0030】被検レンズ9が負のパワーを有すると判断
された場合には、図6に示すように、度数分布が既知の
負のパワーを有する測定補助レンズ31を測定光路から
離脱させる。この測定補助レンズ31を測定光路から離
脱させたときに、図14に示すように測定光束Piの全
部が受光センサ33bの受光エリア33cからはみ出し
ていないときには、この図6に示す状態で被検レンズ4
0の度数分布を測定する様になっている。この測定によ
って得られた度数分布がその被検レンズ40の正しい度
数分布である。
【0031】次に、この度数分布の測定について説明す
る。
【0032】被検レンズ40にはその微小レンズ25a
に対応する光源像が形成される。この被検レンズ40を
透過した各光束Piはリレーレンズ32を介してCCD
カメラ33のレンズ33aに導かれ、受光センサ33b
の受光エリア33cに結像される。被検レンズ40に入
射する各微小レンズ25aからの測定光束Piの主光線
Psは光軸Oと平行である。この主光線Psは被検レン
ズ40を透過後に偏向され、その偏向の度合は入射高さ
h(被検レンズ40のその面40aの主光線Psの入射
位置)とその入射位置における被検レンズ40の度数と
によって定まる。
【0033】面40aの各点における度数S(単位:デ
ィオプター)は、透過後の主光線Psの偏向角をθとす
ると、 S=tan θ/(10h) …(1) である。
【0034】各微小レンズ25aに基づく主光線Psの
高さは既知であり、受光エリア33c上での高さをh
i、リレー倍率をβ、被検レンズ40の裏側の面40b
からリレーレンズ32までの距離をZとすると、 θ=tan-1{(h−βhi)/Z} …(2) の関係式があるので、受光エリア33c上での未知の高
さhiを求めれば、偏向角θが求められ、従って、度数
Sが(1)式により最終的に求まる。
【0035】図6に破線で示すように、測定光束Piの
屈折が外側に向けて大きく、測定光束Piの一部が受光
センサ33bの受光エリア33cからはみ出すと判断さ
れた場合には、その被検レンズ40は強度の負のパワー
を有するとして、図7に示すように、度数分布が正のパ
ワーを有する測定補助レンズ31´を測定光路に挿入す
る。この測定補助レンズ31´を挿入したときに測定光
束Piが受光センサ33bの受光エリア33cからはみ
出さないと判断された場合、この測定補助レンズ31´
を測定光路に挿入して、被検レンズ40の度数分布とこ
の既知の度数分布とを含む仮度数分布を測定し、この仮
度数分布から既知の度数分布を除去して被検レンズ40
の正しい度数分布を求める。度数分布が既知の正のパワ
ーを有する測定補助レンズ31´を測定光路に挿入して
も測定光束Piが受光センサ33bの受光エリア33c
からはみ出す場合には、度数分布の測定を中止する。被
検レンズ40が眼鏡レンズの場合には、このような事態
がほとんど生じないように光学系は設計される。
【0036】図8に示すように、正のパワーを有する被
検レンズ40´が測定光路にセットされた場合には、測
定光束Piが受光センサ33bの受光エリア33cから
はみ出すことは考えられず、被検レンズ40´は正のパ
ワーを有すると判断される。被検レンズ40´が正のパ
ワーであると判断されたとき、度数分布が既知の負のパ
ワーを有する測定補助レンズ31を測定光路に挿入した
状態で、被検レンズ40´の度数分布と既知の度数分布
とを含む仮度数分布から既知の度数分布を除去して被検
レンズ40´の正しい度数分布を求める。
【0037】というのは、既知の負のパワーを有する測
定補助レンズ31を測定光路から離脱させて被検レンズ
40´の度数分布を測定したときと、仮度数分布から測
定補助レンズ31の既知の度数分布を除去することによ
り得られた被検レンズ40の度数分布とに差がない場合
には、図9に示すように測定補助レンズ31を測定光路
から離脱させたとき、被検レンズ40´を透過した測定
光束Piに交差がないと考えられ、既知の負のパワーを
有する測定補助レンズ31を測定光路から離脱させて被
検レンズ40´の度数分布を測定したときと、仮度数分
布から既知の度数分布を除去することにより得られた被
検レンズ40´の度数分布とに差がある場合には、測定
補助レンズ31を測定光路から離脱させたときに、被検
レンズ40´を透過した測定光束Piに図10に示すよ
うに交差があると判断されるからである。
【0038】度数分布が既知の負のパワーを有する測定
補助レンズ31を測定光路に挿入した状態でも、測定光
束Piの交差があることは考えられるが、被検レンズ4
0´が眼鏡レンズの場合には、このような事態がほとん
ど生じないように光学系は設計される。
【0039】なお、リレーレンズ32の代わりに、スク
リーンを配置し、CCDカメラ33で測定光束Piを受
光し、被検レンズ40,40´の度数分布を測定しても
良い。
【0040】<第2実施例>図15は、この発明の実施
の形態の第2実施例を示したものである。
【0041】上述した第1実施例では、光案内部を透明
なレンズ受13としているが、必ずしもこれに限定され
るものではなく、光案案内部をレンズ受テーブル11に
設けた大径の光案内孔50(光案内部)としてもよい。
【0042】そして、本実施例では、光案内孔50の左
右の部分に沿って略半円形に延びる円弧状の突部51,
51をレンズ受テーブル11にレンズ受として設けると
共に、突部51,51の一端部間に位置させて光案内孔
50に開放するスリット状の切欠52をレンズ受テーブ
ル11に設けている。この切欠52は本体2の正面に対
して直交する方向(前後方向)に延びている。
【0043】また、このレンズ受テーブル11の下方に
は、光学部品下収納部10内に位置させたレンズ高さ検
出手段53がレンズ位置検出手段(距離特定手段)とし
て配設されている。このレンズ高さ検出手段は、光源5
4とラインセンサ55から構成されている。この光源5
4(光投影手段)は光学部品下収納部10の前壁10a
の内面にブラケット10bを介して取り付けられ、ライ
ンセンサ55はレンズ受テーブル11の下面に前後方向
に向けて取り付けられている。
【0044】しかも、この光源54は、光案内孔50を
介して円弧状の突部51,51の略中央に向けて測定光
束54aを投影するようになっている。しかも、突部5
1,51上に載置された被検レンズ40の下面40bで
反射した測定光束54aがラインセンサ55に投影され
る様になっている。そして、測定光束54aのラインセ
ンサ55への投影位置によって、レンズ受テーブル11
の上面から被検レンズ40の下面40bの中央部の高さ
(被検レンズ40の測定光軸上の位置)が求められるよ
うになっている。これにより、被検レンズ40の下面か
ら上述した第1実施例におけるリレーレンズ32までの
距離Zが求められる。
【0045】尚、図15(a)では、測定光束を投影する
光投影手段を光源54のみとした例を示したが、必ずし
もこれに限定されるものではない。例えば、図15(b)
に示したように、光源54からの測定光束をレンズ55
と反射ミラー56を介して被検レンズ40に向けて投影
する様にした照明光学系Sを光投影手段としてもよい。
この実施例では、光学部品下収納部10の前壁10aに
反射ミラー56を固定している。また、レンズ55は図
示を省略した保持手段を介してブラケット10bに取り
付けられている。
【0046】<第3実施例>図16(a)は、この発明の
実施の形態の第2実施例を示したものである。図16
(a)に示した高さ測定手段60(距離特定手段)は、光
学部品下収納部10内に装着したポテンショメータ61
と、このポテンショメータ61の入力軸61aに基端部
を固定したL字状の測定アーム62を有する。
【0047】この測定アーム62とレンズ受テーブル1
1との間にはバネ圧の弱いスプリング63が介装されて
いて、このスプリング63は測定アーム62を上方に付
勢している。しかも、測定アーム62の先端部62aは
上方に向けられていて、この先端部62aにはプローブ
64が装着されている。尚、測定アーム62は不使用時
には退避位置(図16(a)中、右方)に図示しないソレ
ノイド等で回動させて退避させるようする。
【0048】本実施例では、スプリング63のバネ力に
よりプローブ64が被検レンズ40に当接した位置のポ
テンショメータ61からの出力を基に、レンズ受テーブ
ル11の上面から被検レンズ40の下面40bの中央部
の高さ(被検レンズ40の測定光軸上の位置)が求めら
れるようになっている。これにより、被検レンズ40の
下面から上述した第1実施例におけるリレーレンズ32
までの距離Zが求められる。
【0049】<第4実施例>図16(b)は、この発明の
実施の形態の第4実施例を示したものである。本実施例
では、被検レンズ40の下面40bを半径方向にトレー
スするトレース手段70が高さ測定手段(距離特定手
段)として光学部品下収納部10内に配設されている。
【0050】このトレース手段70は、光学部品下収納
部10内に固定したブラケット71と、ブラケット71
上に前後に間隔をおいて互いに平行に植立固定したガイ
ドロッド72,72と、ガイドロッド72,72間に平
行に配設され且つブラケット71に回転自在に保持され
た送りネジ73と、ブラケット71に固定され且つ送り
ネジ73を正逆回転駆動するパルスモータ74と、ガイ
ドロッド72,72に上下動可能に支持され且つ送りネ
ジ73により上下駆動されるスライドベース75を有す
る。
【0051】また、トレース手段70は、スライドベー
ス75に上下に向けて平行に保持されたガイドレール7
6,76と、ガイドレール76,76に上下動可能に保
持されたスライダ77と、スライドベース75の上端と
スライダ77との間に介装されてスライダ77を上方に
バネ付勢しているスプリング78と、スライダ77の上
下方向への移動位置を検出するマグネスケール79を有
する。このマグネスケール79は、ガイドレール76と
平行にスライドベース75に保持された磁気スケール本
体79aと、スライダ77に保持されて読み取りヘッド
79bを有する。この読み取りヘッド79bは、スライ
ダ77の上下移動量を磁気スケール本体79aと共働し
て検出し、検出信号を出力する。
【0052】更に、トレース手段70は、スライダ77
前後に向けて移動自在に保持された測定アーム80と、
測定アーム80に設けられたラック81と、ラック81
に噛合するピニオン82と、ピニオン82を駆動するパ
ルスモータ83を有する。このパルスモータ83は、ス
ライダ77に固定されている。また、測定アーム80
は、上方に向けて延びる先端部80aを備えていて、L
字状に形成されている。この先端部80aにはプローブ
84が装着されている。
【0053】この様な構成においてスライドベース75
は、パルスモータ74により送りネジ73を回転駆動制
御することにより、使用時に(i)に位置させ、不使用時
に(ii)に位置させる。また、測定アーム80の先端部8
0aすなわちプローブ84は、パルスモータ82の駆動
制御により、使用時の初期に(イ)に位置させ、不使用
時に(ロ)に位置させる。
【0054】図16(b)は、トレース手段70を使用時
の初期位置に設定した状態を示している。この状態で
は、スプリング78のバネ力によりプローブ84が被検
レンズ40の下面40bの中央に当接している。このプ
ローブ84の当接位置は、ブラケット71の上面の位置
(ii)から(i)までの移動量と、プローブ84が被検レン
ズ40の下面40bに当接している位置のマグネスケー
ル79からの出力から知ることができる。
【0055】この位置から、パルスモータ82を駆動制
御して測定アーム80を右方に移動させると、プローブ
84が被検レンズ40の下面40bの曲面の作用により
スプリング78のバネ力に抗して下方に押圧変位させら
れ、スライダ77が測定アーム70と一体に下方に変位
させられる。この際、パルスモータ82の駆動量(駆動
パルス数)から測定アーム80のプローブ84の右方へ
の移動量が求められると共に、マグネスケール79によ
りスライダ77の下方への移動量が検出される。従っ
て、このプローブ84の右方への移動位置とマグネスケ
ール79からの出力信号(測定信号)を対応させること
で、被検レンズ40の下面40bの半径方向における曲
面形状(曲率)を高さの変化としてもとめることができ
る。即ち、被検レンズ40の下面から上述した第1実施
例におけるリレーレンズ32までの距離Zの半径方向に
おける変化が求められる。
【0056】これにより、被検レンズ40の下面から上
述したリレーレンズ32までの距離Zを求めることがで
きると共に、被検レンズ40の周辺部における屈折度の
補正も容易にできる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明
は、照明光学系と受光光学系との間の光路途中に設けら
れたレンズ受テーブルに被検レンズを載置して、前記照
明光学系からの光束を前記被検レンズに入射させた後、
該被検レンズ透過後の光束を前記レンズ受テーブルに設
けられた光案内部及び受光光学系を介して受光センサに
受光させて、前記受光センサの検出結果に基づいて前記
被検レンズの二次元的な光学特性を測定する様にしたレ
ンズメーターにおいて、前記光案内部は前記被検レンズ
の中心部及びその外側の所定範囲領域からの光を前記受
光センサに案内可能な面積に形成されていると共に、前
記被検レンズから受光光学系の光学部品までの受光距離
を特定させる距離特定手段が設けられている構成とした
ので、被検レンズの種類に拘らず受光距離を特定して、
広範囲な二次元的光学特性を測定できる。
【0058】また、請求項2の発明は、前記記光案内部
は透明材料からなるレンズ受であり、前記レンズ受は中
央部にレンズ支持用の突部を備え且つ前記突部の周囲が
光透過部である透明体からなる構成としたので、被検レ
ンズの種類に拘らず受光距離を略一定として測定誤差の
少なくできると共に、広範囲な二次元的光学特性を測定
できる。
【0059】さらに、請求項3の発明は、前記光案案内
部は大径の光案内孔であり、前記測定光束の光軸上にお
ける少なくとも前記レンズ受テーブルから前記被検レン
ズ下面までの高さを検出する高さ検出手段が前記距離特
定手段として設けられている構成としたので、受光距離
を正確に求めて、測定された被検レンズの光学特性の正
確な補正に用いることができる広範囲な二次元的光学特
性を測定できる。
【0060】尚、前記高さ検出手段を、前記被検レンズ
下面に測定光を投影する光投影手段と、前記被検レンズ
下面から反射する測定光束を受光するラインセンサから
構成されているとした場合には、簡易な構成で被検レン
ズの下面の位置を測定できる。また、前記高さ検出手段
を前記被検レンズ下面を半径方向にトレースするトレー
ス手段とした場合には、被検レンズの下面の位置を中心
部から周縁部まで測定して、被検レンズの中心部から周
縁部までの屈折力の測定値の補正を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 被検レンズが測定光路に未セットでかつ度数
分布が既知の負のパワーを有する測定補助レンズが挿入
されている状態を示す光学図である。
【図2】 図1に示した測定光学系を備えるレンズメー
ターの斜視図である。
【図3】 (a)は図2に示したレンズメーターの要部断
面図、(b)は(a)の被検レンズを除いた状態の平面図であ
る。
【図4】 (a),(b)は図3に示したレンズ受の変形例を
示す断面図である。
【図5】 負のパワーを有する被検レンズと度数分布が
既知の負のパワーを有する測定補助レンズとが測定光路
に挿入されている状態を示す光学図である。
【図6】 負のパワーを有する被検レンズが測定光路に
挿入されかつ度数分布が既知の負のパワーを有する測定
補助レンズが測定光路から離脱されている状態を示す光
学図である。
【図7】 負のパワーを有する被検レンズと度数分布が
既知の正のパワーを有する測定補助レンズとが測定光路
に挿入されている状態を示す光学図である。
【図8】 正のパワーを有する被検レンズと度数分布が
既知の負のパワーを有する測定補助レンズとが測定光路
に挿入されている状態を示す光学図である。
【図9】 正のパワーを有する被検レンズを測定光路に
挿入しかつ度数分布が既知の負のパワーを有する測定補
助レンズを測定光路から離脱させたときに測定光束の交
差がないことを説明するための光学図である。
【図10】 正のパワーを有する被検レンズを測定光路
に挿入しかつ度数分布が既知の負のパワーを有する測定
補助レンズを測定光路から離脱させたときに測定光束の
交差があることを説明するための光学図である。
【図11】 図1に示すマイクロレンズアレイの平面図
である。
【図12】 度数分布が既知の負のパワーを有する測定
補助レンズを測定光路に挿入したときに測定光束の光点
像が受光センサの受光エリアの全体に均等に分配されて
いることを示す説明図である。
【図13】 受光センサの受光エリアから測定光束の光
点像の一部がはみ出していることを示す説明図である。
【図14】 負のパワーを有する度数分布が未知の被検
レンズを測定光路にセットし、度数分布が既知の負のパ
ワーを有する測定補助レンズを測定光路から離脱させた
ときに測定光束の光点像が受光センサの受光エリアから
はみ出していないことを示す説明図である。
【図15】 (a)はこの発明にかかる距離特定手段の第
2実施例を示す平面図、(b)は(a)のA−A線に沿う断面
図、(c)は(a),(b)に示した距離特定手段の変形例を示
す断面図である。
【図16】 (a)はこの発明にかかる距離特定手段の第
3実施例を示す断面図、(b)はこの発明にかかる距離特
定手段の第3実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
11…レンズ受テーブル 13…レンズ受(光案内部) 13a…透明板 13b…突部(距離特定手段) 20…照明光学系 30…受光光学系 32…リレーレンズ(光学部品) 33b…受光センサ 40,40´…被検レンズ 50…光案内孔(光案内部) 53…レンズ高さ検出手段(距離特定手段) 54…光源(光投影手段) 55…ラインセンサ 70…トレース手段(距離特定手段) S…照明光学系(光投影手段)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年7月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 被検レンズが測定光路に未セットでかつ度数
分布が既知の負のパワーを有する測定補助レンズが挿入
されている状態を示す光学図である。
【図2】 図1に示した測定光学系を備えるレンズメー
ターの斜視図である。
【図3】 2に示した上下の図は、レンズメーターの
要部断面図及びこれの被検レンズを除いた状態の平面図
である。
【図4】 (a),(b)は図3に示したレンズ受の変形例を
示す断面図である。
【図5】 負のパワーを有する被検レンズと度数分布が
既知の負のパワーを有する測定補助レンズとが測定光路
に挿入されている状態を示す光学図である。
【図6】 負のパワーを有する被検レンズが測定光路に
挿入されかつ度数分布が既知の負のパワーを有する測定
補助レンズが測定光路から離脱されている状態を示す光
学図である。
【図7】 負のパワーを有する被検レンズと度数分布が
既知の正のパワーを有する測定補助レンズとが測定光路
に挿入されている状態を示す光学図である。
【図8】 正のパワーを有する被検レンズと度数分布が
既知の負のパワーを有する測定補助レンズとが測定光路
に挿入されている状態を示す光学図である。
【図9】 正のパワーを有する被検レンズを測定光路に
挿入しかつ度数分布が既知の負のパワーを有する測定補
助レンズを測定光路から離脱させたときに測定光束の交
差がないことを説明するための光学図である。
【図10】 正のパワーを有する被検レンズを測定光路
に挿入しかつ度数分布が既知の負のパワーを有する測定
補助レンズを測定光路から離脱させたときに測定光束の
交差があることを説明するための光学図である。
【図11】 図1に示すマイクロレンズアレイの平面図
である。
【図12】 度数分布が既知の負のパワーを有する測定
補助レンズを測定光路に挿入したときに測定光束の光点
像が受光センサの受光エリアの全体に均等に分配されて
いることを示す説明図である。
【図13】 受光センサの受光エリアから測定光束の光
点像の一部がはみ出していることを示す説明図である。
【図14】 負のパワーを有する度数分布が未知の被検
レンズを測定光路にセットし、度数分布が既知の負のパ
ワーを有する測定補助レンズを測定光路から離脱させた
ときに測定光束の光点像が受光センサの受光エリアから
はみ出していないことを示す説明図である。
【図15】 (a)はこの発明にかかる距離特定手段の第
2実施例を示す平面図、(b)は(a)のA−A線に沿う断面
図、(c)は(a),(b)に示した距離特定手段の変形例を示
す断面図である。
【図16】 (a)はこの発明にかかる距離特定手段の第
3実施例を示す断面図、(b)はこの発明にかかる距離特
定手段の第3実施例を示す断面図である。
【符号の説明】 11…レンズ受テーブル 13…レンズ受(光案内部) 13a…透明板 13b…突部(距離特定手段) 20…照明光学系 30…受光光学系 32…リレーレンズ(光学部品) 33b…受光センサ 40,40´…被検レンズ 50…光案内孔(光案内部) 53…レンズ高さ検出手段(距離特定手段) 54…光源(光投影手段) 55…ラインセンサ 70…トレース手段(距離特定手段) S…照明光学系(光投影手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明光学系と受光光学系との間の光路途
    中に設けられたレンズ受テーブルに被検レンズを載置し
    て、前記照明光学系からの光束を前記被検レンズに入射
    させた後、該被検レンズ透過後の光束を前記レンズ受テ
    ーブルに設けられた光案内部を介して受光光学系の受光
    センサに受光させて、前記受光センサの検出結果に基づ
    いて前記被検レンズの二次元的な光学特性を測定する様
    にしたレンズメーターにおいて、 前記光案内部は前記被検レンズの中心部及びその外側の
    所定範囲領域からの光を前記受光センサに案内可能な面
    積に形成されていると共に、前記被検レンズから受光光
    学系の光学部品までの受光距離を特定させる距離特定手
    段が設けられていることを特徴とするレンズメーター。
  2. 【請求項2】 前記光案内部は透明材料からなるレンズ
    受であり、前記レンズ受は中央部にレンズ支持用の突部
    を距離特定手段として備え且つ前記突部の周囲が光透過
    部である透明体からなることを特徴とする請求項1に記
    載のレンズメーター。
  3. 【請求項3】 前記光案案内部は大径の光案内孔であ
    り、前記測定光束の光軸上における少なくとも前記レン
    ズ受テーブルから前記被検レンズ下面までの高さを検出
    する高さ検出手段が前記距離特定手段として設けられて
    いることを特徴とする請求項1に記載のレンズメータ
    ー。
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