JP5860230B2 - 動力伝達機構 - Google Patents
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Description
具体的には、無端チェーンの弛み側の外側にテンショナを配設するとともに、そのテンショナを弛み側の外側から内側に向けてバネ部材等のチェーン付勢手段により付勢させておき、そのチェーン付勢手段の働きにより、弛み側の余分な弛み具合にその都度対応して、無端チェーンの内側への喰い込み状態を自動的に変え、チェーンの張りを調整することとしている。
そして、勢い余ってテンショナがチェーンケースの内側に衝突してしまい、大きな衝撃音を発生するとともに、テンショナの損傷も招いてしまうという問題があった。
また、無端チェーンの張り側における脈動も抑制し、無端チェーン全体として安定的な動作を可能とする動力伝達機構を提供することを目的とする。
さらに、無端チェーンの張り側において発生した脈動も抑制でき、駆動スプロケット及び従動スプロケットの回転速度が異なる状況になった場合においても、常に、無端チェーン全体としての安定的な動作を維持することができる。
ここにおいて、先ず、図1(部分平面図)及び図2(側面図)を参照しながら、走行機体に牽引される畦塗り機の全体的な概要を説明し、説明の参考として、畦塗り機の斜視図(図3)も参照する。
なお、動力伝達機構20は、オフセットフレーム11の上部に装着された板支持部材21の上に配置されるとともに、チェーンカバー22によって覆われている。
ここで、図3(a)を参照しながら詳細に説明すると、回動支持アーム15は、進行方向に対して左右方向に延びる平行リンクフレーム部15aと、平行リンクフレーム部15aの基端側端部分から装着部5側へ延びるリンクアーム部15bとを有してなり、リンクアーム部15bの基端側がオフセットフレーム11の先端側下部に回動自在に取り付けられている。
このように構成されたオフセット機構部10は、図1に示す通り、オフセットフレーム11、リンク部材13、ヒッチフレーム6及び回動支持アーム15によって平行リンク機構を形成している。
ここにおいて図5(a)は、チェーンカバー22の内部であって、動力伝達機構20の平面図を示すものであり、入力軸8aから回転動力が伝達される駆動軸19に設けられた駆動スプロケット23と、従動軸12に設けられた従動スプロケット24とに無端チェーン25を巻き掛けてなる構成を示している。
つまり、本実施形態において、チェーン付勢手段27、バネ先端連結部28及びバネ基端固定部26は、板支持部材21の下側に配置された構成となっている。
このため、通常は図5(a)に示す通り、テンショナ30が弛み側25aを無端チェーン25の内側に押し込んだ状態を維持している。
加えて、チェーン付勢手段27の一端に連結されたバネ先端連結部28の動きを規制するストッパ部29を設けたため、チェーン付勢手段27が過剰に伸びてしまうことを抑制し、テンショナ30が無端チェーン25の外側において過剰に移動してしまうことを防ぐことが可能となっている。
本実施形態においてチェーン規制体40は、図5(a)に示す通り、駆動スプロケット23とテンショナ30との間に設けられている。
また、弛み側25aは、図6(a)に示す通り、通常時は弛み側規制部41と張り側規制部42との間の略中間に位置しており、これは、図5(a)における無端チェーン25の状態に対応したものである。
図に示す通り、通常時は、チェーン付勢手段27の付勢力により、テンショナ30が弛み側25aを無端チェーン25の内側に向けて(図中矢印E)付勢し、弛み側25aを無端チェーン25の内側に押し込んだ状態を維持している。
以上から、本発明の特徴事項であるチェーン規制体40の弛み側規制部41及び張り側規制部42は、通常時においては、無端チェーン25の弛み側25a及び張り側25bに対して、所定の間隔を維持した状態を維持して配設されるものである。
また、張り側規制部42については、張り側25bにおいて無端チェーン25が張った状態において接触することなく、その張った状態において所定の間隔を維持した位置であって、張り側25bが脈動した際に、張り側規制部42が張り側25bに接触することで、脈動を抑えることが可能な位置であればよい。
ここにおいて、図7、図8(a)及び図8(b)は、従動スプロケット24側に衝撃負荷が発生した際や、駆動スプロケット23の回転駆動を開始した際など、駆動スプロケット23及び従動スプロケット24の回転速度が瞬間的に違ったものとなり、無端チェーン25に急な負荷がかかった状態であって、弛み側25aが瞬間的に緊張状態となった場合について示すものである。
このことから、弛み側25aの瞬間的な緊張に伴う外側への衝撃力をストッパ部29及び弛み側規制部41によって効果的に分散でき、ストッパ部29へ集中していた衝撃力を緩和することが可能となる。
また、板部材に弾性部材を装着しておくことで、無端チェーン25の弛み側25a及び張り側25bとの接触が頻繁に行われたとしても、当該接触に起因する無端チェーン25への損傷を軽減することができ、無端チェーン25の長期的な使用が可能となる。
なお、張り側規制部42については、無端チェーン25の張り側25bにおける脈動を規制する構成であればよいため、薄い板部材として構成できることは言うまでもない。
この場合、チェーン規制体40を追加装着することで、度重なる衝撃力の作用により摩耗が激しくなった既設のストッパ部29や、そのストッパ部29に当接するバネ先端連結部28への負荷を抑制することが可能となる。
19 駆動軸
23 駆動スプロケット
24 従動スプロケット
25 無端チェーン
25a 弛み側
25b 張り側
27 チェーン付勢手段
28 バネ先端連結部
29 ストッパ部
30 テンショナ
40 チェーン規制体
41 弛み側規制部
42 張り側規制部
Claims (6)
- 回転駆動する駆動軸に設けられた駆動スプロケットと、
回転動力を受けて回転する従動スプロケットと、
前記駆動スプロケット及び前記従動スプロケットに巻き掛けられるとともに、前記駆動スプロケットからの回転動力を前記従動スプロケットに伝達する無端チェーンと、
前記無端チェーンの弛み側の外側に配置されるとともに、前記無端チェーンを外側から内側に向けて付勢するテンショナと、
前記テンショナにおける前記無端チェーンの外側に向けた移動を制限するストッパ部と、
前記テンショナにおける付勢力を発生するチェーン付勢手段と、
一つの隅部に軸支された上下方向に延在する回転軸を回転軸として回転し、他の隅部に前記テンショナが回動可能に軸支され、さらに他の隅部にバネ先端連結部が設けられる回転部材と、
を備える動力伝達機構であって、
前記チェーン付勢手段の一端は前記バネ先端連結部に連結され、
前記無端チェーンの弛み側の外側に突出するとともに外側から前記無端チェーンの動きを規制する弛み側規制部を備えた第1チェーン規制体を設け、
前記テンショナと同じ動きを伴う前記バネ先端連結部が前記ストッパ部へ当接するのとほぼ同時に、前記無端チェーンの弛み側が前記ストッパ部とは異なる位置で前記弛み側規制部に当接することを特徴とする動力伝達機構。 - 前記無端チェーンの内側に配置され、前記無端チェーンの張り側の動きを規制する張り側規制部を備えた第2チェーン規制体を設けたことを特徴とする請求項1に記載の動力伝達機構。
- 前記第1チェーン規制体及び前記第2チェーン規制体は、一方の端部を前記第1チェーン規制体とするとともに、他方の端部を前記第2チェーン規制体として一体に構成されたチェーン規制体であることを特徴とする請求項2に記載の動力伝達機構。
- 前記張り側規制部は、前記無端チェーンの張り側の内側に位置することを特徴とする請求項2又は請求項3のいずれかに記載の動力伝達機構。
- 前記張り側規制部は、前記無端チェーンの張り側の外側に位置することを特徴とする請求項2又は請求項3のいずれかに記載の動力伝達機構。
- 前記弛み側規制部及び前記張り側規制部は、前記付勢力により前記テンショナが前記弛み側を前記無端チェーンの内側に向けて付勢している状態において、前記無端チェーンに対して所定の間隔を隔てて配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の動力伝達機構。
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