JP5858549B1 - 睡眠時無呼吸症候群改善用補助器具 - Google Patents

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【課題】口腔内へのセットが容易で、器具を飲み込む懸念なく、製造コストを安価化でき、就寝時に気道を確保できる睡眠時無呼吸症候群改善用補助器具を提供する。【解決手段】口に挿入可の弾性体でなる睡眠時無呼吸症候群改善用補助器具1は、凸型に弓形状で板状の口腔挿入弾性体2と、その前端側に上下方向で対向させた平板状の口唇挟持弾性体3とを備え、口唇挟持弾性体3は、前歯11から口唇10で挟持できるまでの前後方向の長さと、口唇10で挟持可能な左右方向の幅を有する略四角形状からなり、口腔挿入弾性体2は、前端が口唇挟持弾性体3の前端と同じで、後端が軟口蓋12に近接するまでの前後方向の長さと、前記口唇挟持弾性体3と対向させた範囲は口唇挟持弾性体3と同じ左右方向の幅で、対向させた範囲より後方において口腔底15の頬20側に当接可能な左右方向の幅を有し、対向範囲が筒状部4を形成する。【選択図】図6

Description

本発明は、睡眠時無呼吸症候群の改善を補助する器具に関するものである。
睡眠時無呼吸症候とは、仰臥位で就寝したときに、就寝すると全身の筋肉が弛緩するが、このときに舌根部が重力の影響を受け下がり舌が上気道の口腔咽頭部を閉塞することから無呼吸が出現する症状である。
睡眠時無呼吸症候群の改善を補助する器具としては、例えば特許文献1に、軟口蓋へ当接するように後方へ突出させて、固有口腔へ配置する制振部材と、該制振部材を保持して口蓋へ沿うように湾曲するアーチ部と、該アーチ部の左右両端へ配置して左右の臼後空隙へ収容する一対の顎通過部と、該顎通過部から前方へ屈曲して口腔前庭へ収容するアーム部と、を有する保持部材と、該アーチ部へ固設して、硬口蓋へ沿うように湾曲し、前端が該顎通過部よりも前方に位置する反力板と、を備える軟口蓋安定器が開示されている。
特開2013−106811号公報
特許文献1に記載の発明は、特許文献1の図2や図7に示すように軟口蓋安定器全体を口腔内に収納する使用形態である。このため、使用者は軟口蓋安定器を飲み込んでしまうのではないかという危惧を感じてしまうという問題があった。
また、特許文献1の段落[0069]や図2に記載されているように、軟口蓋安定器の後端部が口蓋垂を包囲するように口腔内の奥に取り付けるので、取付時に吐き気をもよおすなどで自分での取付が難しいという問題があった。
また、軟口蓋安定器は、例えば特許文献1の段落[0059]や図1に記載されているようにシリコーンゴムの中にステンレス製の芯材を収納するなど構造が複雑であるので、製造コストが高価になるという問題があった。
本発明はこうした問題に鑑み創案されたもので、口腔内への挿入及び取付が容易で、器具の飲み込みの懸念が生じにくく、構造が極めて簡易で製造コストを安価化でき、就寝時に気道を確保できる睡眠時無呼吸症候群改善用補助器具を提供することを課題とする。
本発明において、前方や前端の「前」の方向は人が立った姿勢又は仰臥した姿勢における身体での前側の「前」の方向を意味し、後方や後端の「後」の方向は人が立った姿勢又は仰臥した姿勢における身体での後側の「後」の方向を意味する。したがって、例えば、「後」の方向は人が立っている姿勢のときは重力方向に対して垂直な方向となり、人が顔を上に向けて仰臥している姿勢のときは重力方向と一致する方向となる。
請求項1に記載の睡眠時無呼吸症候群改善用補助器具1は、口に挿入する、弾性体からなる睡眠時無呼吸症候群改善用補助器具1であって、正面視で凸型に弓形状で板状の口腔挿入弾性体2と、前記口腔挿入弾性体2の前端側に前記口腔挿入弾性体2に対して下側から対向させた平板状の口唇挟持弾性体3とを備え、前記口唇挟持弾性体3は、平面視で、前歯11から口唇10で挟持できるまでの前後方向の長さと、口唇10で挟持可能な左右方向の幅を有する略四角形状からなり、前記口腔挿入弾性体2は、平面視で、前端が前記口唇挟持弾性体3の前端と同じで、後端が軟口蓋12に近接するまでの前後方向の長さと、前記口唇挟持弾性体3と対向させた範囲は前記口唇挟持弾性体3と同じ左右方向の幅で、前記対向させた範囲より後方においては口腔底15の頬20側に当接可能な左右方向の幅を有し、前記対向させた範囲が筒状部4を形成したことを特徴とする。
請求項2に記載の睡眠時無呼吸症候群改善用補助器具1は、請求項1において、前記口腔挿入弾性体2に複数の貫通孔5を設けたことを特徴とする。
請求項1に記載の睡眠時無呼吸症候群改善用補助器具1は、筒状部4の後端を前歯11の前面に押し当てるように挿入し、筒状部4を口唇10で挟持し口腔挿入弾性体2の前端部近傍を前歯11で噛むことよって、口腔挿入弾性体2の後端の左右端は口腔底15の頬20側に当接し、睡眠時無呼吸症候群改善用補助器具1は、口唇10の1か所及び口腔底15の左右の頬20側2か所の計3か所で支持される。筒状部によって外気を吸い込むための間隙9を確保でき、口腔8内においては、口腔挿入弾性体2の上面と硬口蓋や軟口蓋12との間に上下方向の隙間を確保でき、口腔挿入弾性体2の下面と舌の上面との間に上下方向の隙間を確保でき、口腔挿入弾性体2で仰臥して睡眠状態に入ったときに舌根部13の垂れ下がりを阻止することができ、舌根部13及び喉頭蓋16が仰臥位で睡眠状態時に口腔咽頭部6を塞ぐのを防ぎ肺への気道が塞がれることを防止することができる。これにより、睡眠時無呼吸症候群が改善される。
睡眠時無呼吸症候群改善用補助器具1は、口腔挿入弾性体2を湾曲させて、口腔8内の奥に到達させないで口腔8内に挿入するだけで取り付け完了なので、吐き気をもよおすことなく取付ができ、極めて容易に取り付けができるという効果を奏する。ここで、口腔挿入弾性体2を筒状部4において凸型に弓形状に保持できる構造にしているので口腔挿入弾性体2を容易に湾曲させることができる。
弾性体である睡眠時無呼吸症候群改善用補助器具1は、筒状部4の後端を前歯11に前後方向で当接するようにして筒状部4を口唇10で挟持し、口腔挿入弾性体2の後部の左右端部が大きく湾曲された状態から元の状態に復元しようとする力によって左右方向に拡大する方向の反力が生じて、口腔底15の頬20側に頬20が外方向に膨らむように当接するので、睡眠時無呼吸症候群改善用補助器具1を飲み込まないように固定化することができ、睡眠時無呼吸症候群改善用補助器具1を飲み込むという懸念を払しょくさせることができる。
唾液を分泌する唾液腺は、睡眠時無呼吸症候群改善用補助器具1を挿入する口、舌及び頬周りには、舌下腺や顎下腺の大唾液腺と、口唇腺、頬腺、口蓋腺、臼歯腺、舌腺などの口腔粘膜に多数散在している粘膜腺とも称される小唾液腺とがある。口に挿入した睡眠時無呼吸症候群改善用補助器具1は弾力性を有するので舌や歯などを動かすことによって口の中で形態を微妙に変えることから、睡眠時無呼吸症候群改善用補助器具1が、口唇、頬20、舌、口蓋に広く分布している小唾液腺を刺激する状況になり、唾液が出やすくなる。これにより、唾液によって、食物の消化、口腔粘膜の摩擦・保護や歯の摩耗防止・保護、自浄作用による虫歯や歯周病の発生抑制、細菌の発生抑制、味の認知力低下防止、口腔内乾燥症の防止等の効果を奏する。
睡眠時無呼吸症候群改善用補助器具1は、1種類の材料から成形でき、板状物の組合わせであるので構造が極めて簡易であり、一体成形も可能であることから、製造コストを大幅に安価化できる。
睡眠時無呼吸症候が解消されることによって、いびき、起床時の頭痛や倦怠感、日中の過度の眠気、夜間の中途覚醒、熟眠感の欠如、集中力低下も解消させることができる。
請求項2に記載の睡眠時無呼吸症候群改善用補助器具1は、請求項1の発明と同じ効果を奏するとともに、さらに、口腔8内において口腔挿入弾性体2を挿入しても複数の貫通孔5の存在によって気道が確保されるので、呼吸が楽にできる。
本発明の睡眠時無呼吸症候群改善用補助器具の平面概要図である。 図1に示す睡眠時無呼吸症候群改善用補助器具の底面概要図である。 図1に示す睡眠時無呼吸症候群改善用補助器具の正面概要図である。 図1に示す睡眠時無呼吸症候群改善用補助器具の背面概要図である。 図1に示す睡眠時無呼吸症候群改善用補助器具の右側面概要図である。 睡眠時無呼吸症候群改善用補助器具の使用例を示した説明図である。 図6におけるA−A断面図である。 仰臥時における睡眠時無呼吸症候群改善用補助器具の使用例を示した説明図である。 仰臥で睡眠中における健常者の口腔咽頭部付近の説明図である。 仰臥で睡眠中における睡眠時無呼吸症の患者の口腔咽頭部付近の説明図である。
就寝し睡眠状態に入ると全身の筋肉が弛緩するが、仰臥位で就寝し睡眠状態に入ったときには、健常者の場合は、図9に示すように、舌の後部を指す舌根部13が下方に下がらず口腔咽頭部6を閉塞していない。一方、睡眠時無呼吸症の患者の場合は、図10に示すように舌根部13の位置を変える働きをする筋肉が弛緩し重力の影響を受けて舌根部13が下方に下がり、舌根部13の下部に位置する喉頭蓋16が舌根部13に押されて下方に垂れて、舌根部13及び喉頭蓋16が口腔咽頭部6を閉塞する。口腔咽頭部6が閉塞されると睡眠時無呼吸症になる。
舌の位置を変える働きをする筋肉を外下筋といい、外下筋には、舌を後方に引く茎突舌筋、舌を下に引く舌滑舌筋、舌外側縁に付いて舌背を持ち上げる口蓋舌筋、舌を前に突出させるオトガイ舌筋があり、このうち、舌の後部を指す舌根部13に大きく影響を与える筋肉が、茎突舌筋、舌滑舌筋、口蓋舌筋である。就寝し睡眠状態に入ると全身の筋肉が弛緩するので、これらの筋肉も弛緩する。
本発明に係る睡眠時無呼吸症候群改善用補助器具1は、図1又は図2に示すように、口に挿入する、弾性体からなる睡眠時無呼吸症候群改善用補助器具1であって、図3に示すように、正面視で凸型に弓形状で板状の口腔挿入弾性体2と、前記口腔挿入弾性体2の前端側に上下方向で対向させた平板状の口唇挟持弾性体3とを備え、前記口唇挟持弾性体3は、平面視で、前歯11から口唇10で挟持できるまでの前後方向の長さと、口唇10で挟持可能な左右方向の幅を有する略四角形状からなり、前記口腔挿入弾性体2は、平面視で、前端が右側面図の図5に示すように前記口唇挟持弾性体3の前端と同じで、後端が図6に示すように軟口蓋12に近接するまでの前後方向の長さと、前記口唇挟持弾性体3と対向させた範囲は前記口唇挟持弾性体3と同じ左右方向の幅で、前記対向させた範囲より後方においては図7に示すように口腔底15の頬20側に当接可能な左右方向の幅を有し、前記対向させた範囲が筒状部4を形成している。
睡眠時無呼吸症候群改善用補助器具1は、筒状部4を形成する、口腔挿入弾性体2の前端部と口唇挟持弾性体3のそれぞれの左右端を縫製や締結させて造ることができ、又は、口腔挿入弾性体2と口唇挟持弾性体3とを一体成形して造ることもできる。
口腔挿入弾性体2及び口唇挟持弾性体3の材質は、可撓性を有する弾性体である合成ゴムや合成樹脂発泡体であればよいが、その中で生理的にも安全であるシリコーンゴムが最も適している。また、口腔挿入弾性体2及び口唇挟持弾性体3の厚みは、薄すぎると口腔底15の頬20側に押し当てて頬20を押し広げて外方向に膨らませることが困難となり、かつ筒状部4の気道9の確保が困難となる。一方、厚すぎると可撓性が低下し硬度が高くなるので容易に湾曲させることが困難になり口腔8内に挿入しにくくなる。よって、口腔挿入弾性体2及び口唇挟持弾性体3の厚みは、2mm〜4mmで、好ましくは3mm前後が適している。
口唇挟持弾性体3は、図2や図3に示すように略四角形状の平板状の形態である。そして、大きさは、平面視で図2や図6に示すように、前歯11から口唇10で挟持できるまでの前後方向の長さと、口唇10で挟持可能な左右方向の幅を有する。
口腔挿入弾性体2は、正面視の図3又は背面視の図4に示すように凸型に弓形状で板状の形態である。そして、大きさは、図6に示すように、前端が前記口唇挟持弾性体3の前端と同じで、後端が軟口蓋12に近接するまでの前後方向の長さと、前記口唇挟持弾性体3と対向させた範囲は前記口唇挟持弾性体3と同じ左右方向の幅で、前記対向させた範囲より後方においては図7に示すように口腔底15の頬20側に当接可能な左右方向の幅を有する。筒状部4より後方Rで口腔8内に挿入した部位は大きく湾曲し、後部上部が軟口蓋12近傍に位置し、かつ左右端部が口腔底15の頬20側に当接し頬20を外方向に膨らませる。このため、前記対向範囲より後方Rの部位の平面視の輪郭形状は図1や図2に示すように略ハート形状や半円形状のように曲線状で輪郭を形成した方が、角がないので口腔8内を傷つけることがないので望ましい。
また、筒状部4以外の口腔挿入弾性体2の部位には図1に示すように複数の貫通孔5を設けている。貫通孔5の位置、数及び大きさは人によって呼吸が楽になるように適宜設定することができる。そして、図6又は図7に示すように、湾曲した口腔挿入弾性体2と、口蓋の前側の硬口蓋との間や、口蓋の後側の軟口蓋12との間に空間が確保され、かつ、湾曲した口腔挿入弾性体2と舌の上面との間にも空間が確保される。
睡眠時無呼吸症候群改善用補助器具1が口腔底15の左右の頬20を外方向に膨らませることにより、外方向に引っ張られた頬20につながる筋肉により外下筋である茎突舌筋、舌滑舌筋、口蓋舌筋が左右方向に引っ張られることによって、茎突舌筋、舌滑舌筋、口蓋舌筋が仰臥位で睡眠時に弛緩していても口腔咽頭部6を塞ぐ方向である背後方向に伸長しにくくなる。これにより、舌の後部を指す舌根部13が背後方向に下がりにくくなり、舌根部13が口腔咽頭部6を塞がない。
万一、舌根部13が重力により背後方向に下がってきても、図8に示すように湾曲した口腔挿入弾性体2が舌根部13の上側及び両側を囲繞しているので、口腔挿入弾性体2によって舌根部13の下がりを阻止でき、これにより口腔咽頭部6が塞がれるのを防止できる。
したがって、口に挿入された睡眠時無呼吸症候群改善用補助器具1によって、睡眠時に、口唇10の部位からは筒状体4から空気が吸い込まれる気道が確保され、口腔8内においては、口腔挿入弾性体2と舌との空間、貫通孔5、及び、口腔挿入弾性体2と硬口蓋や軟口蓋12との空間で気道が確保され、口腔咽頭部6においては舌根部13や喉頭蓋16が口腔咽頭部6を塞がない。
よって、呼吸のための空気は、口唇10から口腔咽頭部6までの経路の例として順に、筒状部4、口腔挿入弾性体2と舌との空間、貫通孔5、口腔挿入弾性体2と硬口蓋や軟口蓋12との空間、口腔咽頭部6という経路で吸い込まれる。これにより、仰臥位で睡眠状態であっても、口唇10から口腔咽頭部6の開口部まで気道が確保されるので睡眠時無呼吸症にならない。
口から睡眠時無呼吸症候群改善用補助器具1を挿入すると、睡眠時無呼吸症候群改善用補助器具1は弾力性を有するので舌や歯などを動かすことによって口の中で形態を微妙に変えることから、睡眠時無呼吸症候群改善用補助器具1が口腔粘膜に多数散在する小唾液腺を刺激するので、唾液が出やすくなる。これにより、仰臥位で口を開けて睡眠していても口の中の湿気を適度に保つことができ、口の中の乾燥を防止することができる。
筒状部4の後端を前歯11に前後方向で干渉するように当接し、弾性体である口腔挿入弾性体2の大きく湾曲された状態から元の状態に復元しようとする力によって、口腔挿入弾性体2の左右端に左右方向に拡大する方向の反力が生じて、口腔挿入弾性体2の左右端によって、図7に示すように口腔底15の頬20側を外方向に押し広げるので、押し広げられた頬20の反力によって口腔挿入弾性体2を強く挟むことから口腔挿入弾性体2の位置が固定化され、睡眠時無呼吸症候群改善用補助器具1を飲み込まないようにすることができる。
次に、使用方法について説明する。睡眠時無呼吸症候群改善用補助器具1は、シリコーンゴム製の厚さ3mmの板状のものを使用し、口唇挟持弾性体3の大きさは横幅約35mm、前後方向の長さ15mm〜20mmを使用し、睡眠時無呼吸症候群改善用補助器具1の全体の大きさは平面視で横幅約90mm、前後方向の長さ約80mmのものを使用する。大きさは人によって適宜設定することができる。
図6に示すように、睡眠時無呼吸症候群改善用補助器具1の口腔挿入弾性体2の部分を大きく湾曲させて口腔8内に挿入する。そして口唇挟持弾性体3の後端部が前歯11の前の位置まで挿入したときに挿入を停止し、筒状部4を口唇10で挟持する。この状態を維持して図8に示すように仰臥位で睡眠する。仰臥位で睡眠状態になっても、空気は、筒状部4から、口腔挿入弾性体2と舌との間の空間、口腔挿入弾性体2の貫通孔5を通過して、口腔挿入弾性体2と軟口蓋12との間の空間を通過して、口腔咽頭部6に到達する経路が物理的に確保されている。よって、口腔咽頭部6の開口部が塞がれる状態が生じないので睡眠時無呼吸症が改善される。
なお、睡眠時無呼吸症候群改善用補助器具1を、上下を逆にしても使用できる。この場合は、湾曲させた口腔挿入弾性体2の凸部が舌13を強く押さえるので、舌13が咽喉側に入らないようにできる。これにより、睡眠時無呼吸症候群が改善される。
1 睡眠時無呼吸症候群改善用補助器具
2 口腔挿入弾性体
3 口唇挟持弾性体
4 筒状部
5 貫通孔
6 口腔咽頭部
8 口腔
9 間隙
10 口唇
11 前歯
12 軟口蓋
13 舌根部
15 口腔底
16 喉頭蓋
20 頬
F 前方
R 後方

Claims (2)

  1. 口に挿入する、弾性体からなる睡眠時無呼吸症候群改善用補助器具であって、
    正面視で凸型に弓形状で板状の口腔挿入弾性体と、前記口腔挿入弾性体の前端側に前記口腔挿入弾性体に対して下側から対向させた平板状の口唇挟持弾性体とを備え、
    前記口唇挟持弾性体は、平面視で、前歯から口唇で挟持できるまでの前後方向の長さと、口唇で挟持可能な左右方向の幅を有する略四角形状からなり、
    前記口腔挿入弾性体は、平面視で、前端が前記口唇挟持弾性体の前端と同じで、後端が軟口蓋に近接するまでの前後方向の長さと、前記口唇挟持弾性体と対向させた範囲は前記口唇挟持弾性体と同じ左右方向の幅で、前記対向させた範囲より後方においては口腔底の頬側に当接可能な左右方向の幅を有し、
    前記対向させた範囲が筒状部を形成したことを特徴とする睡眠時無呼吸症候群改善用補助器具。
  2. 前記口腔挿入弾性体に複数の貫通孔を設けたことを特徴とする請求項1に記載の睡眠時無呼吸症候群改善用補助器具。
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