JP4009659B1 - 顎位矯正装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 顎位矯正装置としての歯列の保定装置10は、上顎及び下顎の少なくとも一方に取り付けられるプレート20と、上顎の左側の歯及び下顎の左側の歯の間に挟まれる左側弾性部材としてのチューブ41と、上顎の右側の歯及び下顎の右側の歯の間に挟まれる右側弾性部材としてのチューブ42とを備え、プレート20は、チューブ41及びチューブ42より前方で下顎の前歯に接触する前歯接触部としての斜面板23を有し、斜面板23は、下顎の前歯に接触している状態で前側ほど上側になるように傾斜していることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
まず、第1の実施の形態に係る顎位矯正装置としての歯列の保定装置の構成について説明する。
図5及び図6に示すように、上顎92及び下顎93が閉じられてプレート20の斜面板23に下顎93の前歯94が接触すると、斜面板23の傾斜によって上顎92に対する下顎93の前歯94の位置が前方の正しい位置に移動させられる。したがって、矢印90aで示す前後方向の顎位のズレが修正される。特に、保定装置10の装着者が子供の場合、上顎92の歯及び下顎93の歯によってチューブ41(図1参照。)及びチューブ42が繰り返し咬まれると、下顎93の発育が促されて上顎92に対する下顎93の位置が前方の正しい位置に移動しやすい。矢印90aで示す前後方向の顎位のズレが修正された状態で上顎92の歯及び下顎93の歯によってチューブ41及びチューブ42が繰り返し咬まれると、チューブ41及びチューブ42の弾力によって咀嚼筋が鍛えられて神経筋の反射機構が改善し、Lip Seal(口を閉じて鼻呼吸すること)が可能になり顎位が安定化する。即ち、矢印90aで示す前後方向の顎位のズレは、矯正される。
図4に示すように、保定装置10の装着者は、矢印90bで示す左右方向の顎位の正しい位置について歯科医師などによって指導を受け、矢印90bで示す左右方向の顎位が正しい位置になるようにチューブ41、チューブ42及び斜面板23(図1参照。)を基準にして常に意識する。矢印90bで示す左右方向の顎位のズレが修正された状態で上顎92の歯及び下顎93の歯によってチューブ41及びチューブ42が繰り返し咬まれると、チューブ41及びチューブ42の弾力によって咀嚼筋が鍛えられて神経筋の反射機構の改善により顎位が安定化する。即ち、矢印90bで示す左右方向の顎位のズレは、矯正される。
図4に示すように、保定装置10の装着者は、矢印90d(図7参照。)で示すヨーイング方向の顎位の正しい位置について歯科医師などによって指導を受け、矢印90dで示すヨーイング方向の顎位が正しい位置になるようにチューブ41、チューブ42及び斜面板23(図1参照。)を基準にして常に意識する。矢印90dで示すヨーイング方向の顎位のズレが修正された状態で上顎92の歯及び下顎93の歯によってチューブ41及びチューブ42が繰り返し咬まれると、チューブ41及びチューブ42の弾力によって咀嚼筋が鍛えられて神経筋の反射機構の改善により顎位が安定化する。即ち、矢印90dで示すヨーイング方向の顎位のズレは、矯正される。なお、装着者は、チューブ41及びチューブ42を咬まなくても、チューブ41及びチューブ42の弾性によって、安静位で歯がチューブ41及びチューブ42に軽く触れる状態で、顎位が改善される。左右のうち傾いている方の歯がチューブに強く当たることにより、顎位が改善され、筋緊張がとれる。
図4に示すように、上顎92及び下顎93が閉じられてチューブ41及びチューブ42が咬まれると、チューブ41及びチューブ42のうち強く咬まれている方を支点にして下顎93に矢印90eで示すローリング方向の力が加わり、矢印90eで示すローリング方向の顎位のズレが修正される。矢印90eで示すローリング方向の顎位のズレが修正された状態で上顎92の歯及び下顎93の歯によってチューブ41及びチューブ42が繰り返し咬まれると、チューブ41及びチューブ42の弾力によって咀嚼筋が鍛えられて神経筋の反射機構の改善により顎位が安定化する。即ち、矢印90eで示すローリング方向の顎位のズレは、矯正される。
図5に示すように、上顎92及び下顎93が閉じられてチューブ41(図1参照。)及びチューブ42が咬まれると、チューブ41及びチューブ42を支点にして下顎93に矢印90fで示すピッチング方向の力が加わり、矢印90fで示すピッチング方向の顎位のズレが修正される。矢印90fで示すピッチング方向の顎位のズレが修正された状態で上顎92の歯及び下顎93の歯によってチューブ41及びチューブ42が繰り返し咬まれると、チューブ41及びチューブ42の弾力によって咀嚼筋が鍛えられて神経筋の反射機構の改善により顎位が安定化する。即ち、矢印90fで示すピッチング方向の顎位のズレは、矯正される。
保定装置10によって顎位が矯正されると、口腔95(図6参照。)の容積が増すので、咽頭96(図6参照。)の内径が増す。口腔95の容積が増し、咽頭96の内径が増すと、舌97(図6参照。)の位置、即ち舌位が改善される。舌位が改善されると、舌97の癖、即ち舌癖が防止されるので、舌癖によって歯列が崩れることが防止される。また、咽頭96の内径が増すと、Lip Sealが可能となる。即ち、鼻98(図6参照。)で息をすることが容易になるので、唇99(図6参照。)を閉じることができ、唇99によって歯列を押さえることができる。したがって、矯正された歯列が維持される。
保定装置10によって顎位が矯正されると、口腔95の容積が増すので、咽頭96の内径が増す。上述したように、保定装置10は、装着者が寝ている間でも顎位を正しい位置に維持することができるので、装着者が寝ている間でも咽頭96の内径を広がった状態で維持することができる。したがって、睡眠時無呼吸症を改善することができる。
保定装置10によって顎位が矯正されると、関節頭と関節窩が正しい配置になり、顎関節の関節頭部の再生が行われるとともに、顎関節の痛みが取れる。また、保定装置10によって顎位の安静位が確立されて咽頭筋の緊張が除去されるので、かみしめやくいしばりが防止され、顎関節症を予防することができる。
保定装置10によって顎位が矯正されると、体に対する3次元的顎位のひずみがとれ、それにより全身の姿勢が改善され、不定愁訴が改善する。
まず、第2の実施の形態に係る顎位矯正装置としての歯列の保定装置の構成について説明する。
装着者の上顎92の矢印90bで示す左右方向の幅が拡大すると、上顎92の前部が下方ではなく前方に成長する。また、上顎92の幅が拡大した状態で、上顎92の歯及び下顎93(図6参照。)の歯によってチューブ41及びチューブ42が繰り返し咬まれることによって、上顎92の前部が更に前方に成長する。即ち、上顎92の成長方向を垂直方向から前方方向へ変えることができる。
装着者の上顎92の幅が拡大すると、咽頭96の周囲の組織の圧力が低下するので、咽頭96の内径が増す。したがって、睡眠時無呼吸症を改善することができる。
第3の実施の形態に係る顎位矯正装置としての歯列の保定装置の構成について説明する。
以上の実施の形態においては、上顎92に装着される保定装置について説明したが、下顎93に装着される保定装置であっても、もちろん良い。第4の実施の形態に係る顎位矯正装置として、下顎93に装着される歯列の保定装置の構成について説明する。
20 プレート
21、22 溝部
23 斜面板(前歯接触部)
30 ワイヤ(保定部)
41 チューブ(左側弾性部材)
42 チューブ(右側弾性部材)
51、52 ワイヤ(支持部)
91 口蓋
92 上顎
93 下顎
94 前歯
110 保定装置(顎位矯正装置)
120 プレート
130 拡大装置
210 保定装置(顎位矯正装置)
220 プレート
230 チューブ(左側弾性部材、右側弾性部材)
310 保定装置(顎位矯正装置)
320 プレート
321、322 溝部
325 拡大装置
330 ワイヤ(保定部)
341 チューブ(左側弾性部材)
342 チューブ(右側弾性部材)
351、352 ワイヤ(支持部)
Claims (6)
- 上顎及び下顎の少なくとも一方に取り付けられるプレートと、前記上顎の左側の歯及び前記下顎の左側の歯の間に挟まれる左側弾性部材と、前記上顎の右側の歯及び前記下顎の右側の歯の間に挟まれる右側弾性部材とを備え、
前記左側弾性部材及び前記右側弾性部材は、歯列と交差する方向に延在しているチューブであることを特徴とする顎位矯正装置。 - 前記プレートは、前記左側弾性部材及び前記右側弾性部材より前方で前記下顎の前歯に接触する前歯接触部を有し、前記上顎に取り付けられ、
前記前歯接触部は、前記下顎の前記前歯に接触している状態で前側ほど上側になるように傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の顎位矯正装置。 - 前記左側弾性部材及び前記右側弾性部材は、前記プレートと一体化されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の顎位矯正装置。
- 前記プレートに形成された溝部に対して前記左側弾性部材及び前記右側弾性部材を出し入れ可能に支持した支持部を備えることを特徴とする請求項3に記載の顎位矯正装置。
- 前記プレートの左右方向の幅を拡大する拡大装置を備えることを特徴とする請求項1から請求項4までの何れかに記載の顎位矯正装置。
- 歯列の矯正後に前記歯列を保定するための保定部を備えることを特徴とする請求項1から請求項5までの何れかに記載の顎位矯正装置。
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