JP5528785B2 - 咬合矯正装置 - Google Patents

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本発明は、口腔内に装着することにより、下顎過成長または上顎劣成長などにより生じる反対咬合などを改善し得る咬合矯正装置に関する。
上下の歯の噛み合わせ不良(不正咬合)は、外見(人相)のみならず、咀嚼や発音に影響し、さらに虫歯や歯槽膿漏の原因ともなり得る。特に、下顎過成長または上顎劣成長などにより生じる下顎前突症による反対咬合(いわゆる受(請)け口)は、咀嚼や発音に大きな支障をきたし得る。
このような反対咬合の治療方法として、各種矯正具による下顎の直接的な矯正が提案されており、それら矯正具に関連する記載が下記の特許文献にある。
特開2001−231792号公報 特開2002−263128号公報 特開平10−234749号公報
もっとも反対咬合は、そもそも舌位の低下や下顎突出方向への筋肉作用よって生じ得ることが多い。そこで、舌位の上昇や口腔内筋の作用を正常化させる矯正具(訓練具)が反対咬合の治療に用いられている。具体的には、舌を挙上させる既成のマウスピースを口腔内へ装着させる治療である。
もっとも、このようなマウスピースは、それを装着した患者の舌を単に挙上するだけであり、下顎の突出を積極的に治療するものではない。このため、そのマウスピースを用いた治療では、治療効果が顕れるまでに長期間を要することも多い。また、そのマウスピースは、種類の少ない既成サイズの樹脂成形品であるため、患者個々人の口腔内形状に十分に適合するものでもない。この場合、患者への負担が大きくなり、マウスピースを用いた治療の継続が困難となり、治療効果が得られないこともある。特に、反対咬合の治療は、幼少期の児童を対象とする場合が多いため、そのような傾向が強い。
本発明は、このような事情に鑑みて為されたものであり、反対咬合などの治療に効果的な矯正具を提供することを目的とする。
本発明者はこの課題を解決すべく鋭意研究し試行錯誤を重ねた結果、舌位の低下を単に改善するのみならず、下顎を口腔内側から拡幅する方向に付勢することによって下顎の前突を積極的に抑制することを新たに思いつき、この成果を発展させることにより、以降に述べる本発明を完成するに至った。
《咬合矯正装置》
(1)本発明の咬合矯正装置は、下顎前歯の内側前方から舌を挙上し得る舌挙上部と、下顎臼歯の内側である下顎内側に当接し得る当接部と、該当接部を拡幅方向へ付勢する付勢部と、を備えることを特徴とする。
(2)本発明の咬合矯正装置を患者が口腔内へ装着すると、先ず、患者の舌は舌挙上部によって下顎前歯の内側前方から自ずと挙上させられる。このため、咬合矯正装置が装着されている限り、患者は自ずと舌を挙上する訓練をすることになる。この状態が継続されることにより、患者は舌位を自然に上昇するようになり、下顎骨の過成長が抑制されて、その結果、下顎の前突が改善される。
さらに、本発明の咬合矯正装置を装着した患者は、上述の舌挙上訓練のみならず、それと同時に、下顎臼歯の内側にある当接部によって、下顎が内側から外側へ、つまり下顎が左右へ拡幅する方向に付勢された状態となる。これにより患者は、舌挙上訓練と同時に、下顎骨の左右方向への成長が促され、逆にいえば、下顎骨の前方への過成長が抑制されることになって、下顎の均整な成長が図られることとなる。なお、付勢部によって付勢された状態にある当接部が下顎内側に当接することにより、患者の口腔内で咬合矯正装置が弾性的に安定して保持される効果もある。
なお、本発明の咬合矯正装置は、特に反対咬合の矯正に有効ではあるが、反対咬合の場合のみを治療対象とするものではないことを断っておく。
本発明に係る一実施例である咬合矯正装置の斜視図である。 その咬合矯正装置を口腔内の下顎に装着した状態を示す装着図である。 その咬合矯正装置を口腔内に装着した状態を喉側から観た装着図である。
T 咬合矯正装置
10 舌挙上部
20 当接部
30 付勢部
40 頬筋排除部
50 下顎前歯ガイド(下側抑制部)
60 上顎前歯ガイド(上促進部)
70 唇筋排除部
発明の実施形態を挙げて本発明をより詳しく説明する。なお、以下の実施形態を含め、本明細書で説明する内容中から任意に抽出した一つまたは二つ以上の構成を、上述した本発明の構成に付加し得る。
(1)舌挙上部
舌挙上部は、下顎前歯の内側前方から舌を挙上し得る咬合矯正装置の一部分である。この舌挙上部は、患者に過度な負担を与えず舌挙上訓練が有効になされるものであれば足り、材質、形状、成形法などは問わない。
例えば、舌挙上部は、口腔内での耐食性(耐久性)に優れる樹脂で成形された樹脂成形部でもよいし、口腔内での耐食性(耐久性)に優れる金属線(メタルワイヤ)を屈曲してなる舌挙上屈曲部でもよい。
もっとも、金属線を屈曲させて舌挙上部を形成すると、左右方向の拡幅具合、前後方向の傾斜具合、さらには舌下側と接触する部分の形状(湾曲具合)などを、患者の口腔形状、矯正具合、治療の進行具合等に応じた調整が容易である。従って、個々の患者にマッチした咬合矯正装置を提供できるようになり、高い治療効果が期待できる。このことは、以下に説明する当接部、付勢部、頬筋排除部、下側抑制部、上促進部、唇筋排除部などについても同様である。
(2)当接部と付勢部
当接部は、下顎臼歯の内側である下顎内側に当接し得る咬合矯正装置の一部分である。また付勢部は、この当接部を下顎の拡幅方向(左右方向外側)へ付勢するものである。当接部による下顎内側の押圧力は、付勢部による弾性力による。この付勢部による当接部の押圧力の程度は、患者の矯正具合、治療の進行具合等に応じて異なり、また変化し得る。特に付勢部が金属線を屈曲させた付勢屈曲部であると、付勢力の調整が容易となって好ましい。また説明上、各部の機能に基づいて当接部または付勢部と称しているが、これらは一体成形品でもよい。例えば、金属線を屈曲させて当接部および付勢部を形成する場合であれば、それを構成する金属線は連続的でもよい。勿論、個々に切断した金属線で当接部および付勢部を形成した後、結合部を介して付勢部による付勢を当接部へ及ぼしてもよい。
ところで、付勢された当接部は患者の下顎内側を押圧するので、多少ではあるが患者に圧迫感を与えうる。そこで当接部が下顎臼歯の歯冠側、特にその歯頚近傍に配置され得ると、患者への負担が少なくて好ましい。またこの当接部が金属線からなると、患者の口腔に応じた調整が容易であり好ましい。
当接部が、型取った樹脂成形体(レジンパッド)などからなり、患者の下顎内側の凹凸に沿った形状をしているとより好ましい。この場合、当接部が金属線だけからなる場合よりも、患者への負担はより一層小さくなる。
(3)頬筋排除部
本発明の咬合矯正装置は、さらに、臼歯(下顎臼歯および/または上臼歯)と頬粘膜との間に配置されて頬筋による下顎の内方への圧迫を排除し得る頬筋排除部を備えると好適である。
下顎が前方へ過成長する要因の一つとして、頬筋が下顎を内側方向(つまり下顎を狭幅方向)へ圧迫することが考えられる。ここで頬筋排除部を設けることにより、頬筋による下顎への圧迫が軽減されて下顎の前突が抑制され得る。
また、この頬筋排除部が頬筋による下顎の内側方向への圧迫を排除することにより、当接部による下顎の拡幅方向(左右方向外側)への付勢が打消されることなく、有効に作用するようになる。従って、頬筋排除部は、当接部および付勢部による作用と相乗して、本発明の咬合矯正装置による治療効果をより一層高める。
(4)唇筋排除部
本発明の咬合矯正装置は、さらに、上顎前歯と上唇内側との間に配置されて上唇筋による上顎の内方への圧迫を排除し得る唇筋排除部を備えると好適である。反対咬合などが生じる要因の一つに、上顎劣成長または上顎前歯(特に上顎前歯)の内向がある。そこで唇筋排除部が唇筋による上顎の後方への圧迫を軽減または排除することにより、上顎の劣成長または上顎前歯の内向が抑制され、下顎の前突が相対的に改善されることになり、反対咬合などの治療効果がより向上し得る。
(5)下側抑制部
本発明の咬合矯正装置は、さらに、下顎前歯と下唇内側との間に配置され、下顎前歯または下顎の前方への成長を抑制し得る下側抑制部を備えると好適である。
舌挙上部による舌位の上昇および当接部による下顎の拡幅は、反対咬合などが生じる要因の一つである下顎過成長または下歯(特に下顎前歯)の外向を間接的に矯正する。これに対して、下側抑制部は下顎過成長または下歯(特に下顎前歯)の外向を直接的に矯正することになる。従って、下側抑制部は、舌挙上部、当接部さらには頬筋排除部と相乗して、本発明の咬合矯正装置による反対咬合などの治療効果をより一層高める。
(6)上促進部
本発明の咬合矯正装置は、さらに、上顎前歯の内側である上顎内側に配置されて上顎前歯または上顎の前方への成長を促進し得る上促進部を備えると好適である。この上促進部は、上顎前歯を内側から付勢等することにより、反対咬合などが生じる要因の一つである上顎劣成長または上顎前歯(特に上顎前歯)の内向を直接的に矯正し得る。そして上促進部は、唇筋排除部と相乗して、本発明の咬合矯正装置による反対咬合などの治療効果をより一層高める。なお、上促進部の一部が口蓋に接するようになっていると、本発明の咬合矯正装置が安定的に保持され得る。
(7)上述した頬筋排除部、唇筋排除部、下側抑制部または上促進部は、その形態を問わない。もっともそれらは、前述したように、舌挙上部や付勢部と同じく、口腔内における耐食性を有する金属線を屈曲して形成したものであると好ましい。患者の口腔形状、矯正の程度、治療の進行具合などに応じて適切に調整し易いからである。また、患者個々の口腔形状に応じたレジンパッドなどが、適宜、配設されていると一層好ましい。
実施例を挙げて本発明をより具体的に説明する。
本発明に係る一実施例である咬合矯正装置Tを図1に、この咬合矯正装置Tを口腔内の下顎(模型)に装着した様子を図2に、咬合矯正装置Tを口腔内の上下顎(模型)に装着した状態を喉側から観た様子を図3に示す。なお図1に示すように、人間の直立状態を基準に、唇側を前方、喉奥側を後方とし、それに直交する鉛直方向を上下方向、それら両方向に直交する方向を左右方向と定義する。
咬合矯正装置Tは、舌挙上部10、当接部20、付勢部30、頬筋排除部40、下顎前歯ガイド50、上顎前歯ガイド60および唇筋排除部70から主になる。これら咬合矯正装置Tの構成要素について以下、順次説明する。ちなみに、各構成要素を形成するワイヤWは耐食性に優れる金属(例えば、ニッケルクロム)からなり、樹脂成形部であるレジンパッド80やレジンパッド90は耐食性に優れる樹脂からなる。
先ず舌挙上部10は、ワイヤWをつづら折りした屈曲部11〜13からなる。これらは後方から前方にかけて斜め上方に傾斜していると共に舌の下面形状および口腔内形状に沿って湾曲している。
咬合矯正装置Tを口腔内へ装着した患者は、屈曲部11〜13の後端112、132へ敏感な舌が触れる度に軽微な刺激(針痛)を覚える。このため、患者の舌は屈曲部11〜13の後端112、132からそれらの前端111、121、131へ自ずと誘導されるようになる。
従って、本実施例の咬合矯正装置Tを装着した患者は、その屈曲部11〜13の後端112、132に舌をあまり接触させないように自然と仕向けられ、自ずと舌を持ち上げる状態を維持するか、舌挙上部上に舌を預けるようになる。こうして患者は、無意識のうちに舌を持ち上げる舌挙上訓練(ライジング・タング・トレーニング)をするようになる。この結果、舌低位によって生じる下顎が過度に前方へ成長する下顎前突出が改善される。
ここで、舌挙上部10の傾斜に沿って挙上する舌は、舌挙上部10を前方に押し出すことになる。本実施例の場合、舌挙上部10を構成する屈曲部11〜13の各前端111、121、131が、下顎を圧迫しない程度で下顎前歯(中切歯または側切歯)の内側へ当接し得るので、舌挙上部10の位置が安定的に保持される。
また舌挙上部10は、中央の屈曲部12から左右の屈曲部11、13にかけて屈曲幅が狭幅しており、患者の口腔形状に嵌合する形状となっている。この舌挙上部10の左右両端側は、後述する当接部20へ連なる。舌挙上部10と当接部20の連結部には、樹脂成形されたレジンパッド80が設けられており、舌挙上部10と当接部20の端部はレジンパッド80内に収納される。なお、レジンパッド80は、下犬歯の内側に密接しており、咬合矯正装置Tの安定化に貢献し得る。
当接部20は、下顎臼歯の内側に沿って舌挙上部10の左右両側から後方へ延びるワイヤWからなり、歯頚近傍にある下顎臼歯の内側に当接し得る。この当接部20は、後述の付勢部30によって弾性的に付勢された状態にあり、下顎を内側から左右拡幅方向へ押圧し得る。なお当接部20は、舌挙上部10から後方にかけて比較的長く延在しているので、当接部20が患者へ与える負担は少ない。また当接部20は、付勢部30によって付勢された状態にあるので、当接部20も咬合矯正装置Tの安定保持に貢献し得る。
付勢部30は、ワイヤWを略U字型(コフィン形状)に屈曲した弾性体である。この付勢部30が、下顎を内側から左右拡幅方向へ押圧する力を、レジンパッド90を介して当接部20へ付与する。なお、レジンパッド90は、上臼歯の内側の形状に沿って成形された半透明の樹脂からなり、歯茎の色と同じピンク色に着色されている。このレジンパッド90に、当接部20の後端部と付勢部30の端部が収納される。なお、レジンパッド90も上臼歯の内側に密接して咬合矯正装置Tの安定化に貢献し得る。また付勢部30のワイヤWは患者の口蓋の内面に沿うようにも屈曲されているため、付勢部30は口腔内の上下方向に対する咬合矯正装置Tの安定化へも貢献し得る。
頬筋排除部40は、ワイヤWを細長く略ループ状に屈曲した排除部41と、その排除部41に連なりその排除部41を支持する支持部42とからなる。上下顎臼歯と頬粘膜との間に配置された排除部41は、頬筋を内側から支えて頬筋が下顎を下顎臼歯の内方(左右縮幅方向)へ圧迫することを排除する。これにより、前述した当接部20と付勢部30に依る下顎の左右方向への押圧力(拡幅力)が、頬筋による下顎の縮幅力により打ち消されることなく、下顎へ有効に作用する。なお、支持部42は、その排除部41に加わる反力を上下顎臼歯で受けもつ機能を果たす。
下顎前歯ガイド50は、下顎前歯(特に下中切歯)に当接するようにワイヤWを湾曲させてなる。下顎前歯と下唇との間に配置された下顎前歯ガイド50は、下顎前歯の外向(外側開口方向)への成長を抑制して歯列を正常化する。また下顎前歯ガイド50は、下顎の前方への過成長抑制にも有効である。この下顎前歯ガイド50が当接部20および付勢部30と相乗して、反対咬合などがより一層効果的に治療されることになる。この下顎前歯ガイド50が本発明でいう下側抑制部に相当する。
上顎前歯ガイド60は、舌挙上部10の上方に位置し、左右両側から個別にワイヤWを細長く略ループ状に屈曲したものである。この上顎前歯ガイド60は、上顎前歯(特に上中切歯および側切歯)の内側から当接して、上顎前歯を前方へ押圧する。これにより、上顎前歯または上顎の前方への成長が促進される。このように上顎前歯ガイド60を設けることにより、当接部20、付勢部30および下顎前歯ガイド50による下顎の突出抑制だけではなく、上顎の前突も促進されることになる。
また、上顎前歯の内側に当接した上顎前歯ガイド60は、咬合矯正装置Tの前方へのストッパーとしても作用し、患者の舌挙上訓練中に生じる咬合矯正装置Tの前後方向へのガタツキを抑止する。さらに、ワイヤWを屈曲した上顎前歯ガイド60は、その上辺が口蓋の内側に沿う形状となっているので、口腔内の上下方向に対して咬合矯正装置Tの安定化に貢献し得る。この上顎前歯ガイド60が本発明でいう促進部に相当する。
唇筋排除部70は、ワイヤWを逆U字状に屈曲させてなる。この唇筋排除部70は、上顎前歯と上唇内側との間に配置されて、上唇筋を支え、上唇筋による上顎の内方への圧迫を排除する。これにより上顎の成長阻害要因の一つが排除され、反対咬合などの治療がより効果的になされることになる。
以上のように、本発明の一実施例である咬合矯正装置Tによれば、舌挙上部10、当接部20および付勢部30による作用に加え、それ以外の頬筋排除部40、下顎前歯ガイド50、上顎前歯ガイド60および唇筋排除部70が、患者の口腔内で相乗的または総合的に作用して、患者の反対咬合などが早期に治療され得る。

Claims (6)

  1. 金属線をつづら折りしてなり、下顎前歯の内側前方から舌を挙上し得る舌挙上部と、
    該舌挙上部の左右両側から後方へ延びる金属線からなり、下顎臼歯の内側である下顎内側に当接し得る当接部と、
    金属線を略U字型に屈曲させてなり、該当接部を拡幅方向へ付勢する付勢部と、
    金属線を略ループ状に屈曲させてなり、臼歯と頬粘膜との間に配置されて頬筋による下顎の内方への圧迫を排除し得る頬筋排除部と、
    を備えることを特徴とする咬合矯正装置。
  2. 樹脂成形されてなり、前記舌挙上部と前記当接部の連結部を収納すると共に下犬歯の内側に密接する第一レジンパッドを備える請求項1に記載の咬合矯正装置。
  3. 樹脂成形されてなり、前記当接部の後端部と前記付勢部の端部を収納すると共に上臼歯の内側に密接する第二レジンパッドを備える請求項1または2に記載の咬合矯正装置。
  4. さらに、金属線を湾曲させてなり、下顎前歯と下唇内側との間に配置されて下顎前歯または下顎の前方への成長を抑制し得る下側抑制部を備える請求項1〜3のいずれかに記載の咬合矯正装置。
  5. さらに、金属線を屈曲させてなり、上顎前歯の内側である上顎内側に配置されて上顎前歯または上顎の前方への成長を促進し得る上促進部を備える請求項1〜のいずれかに記載の咬合矯正装置。
  6. さらに、金属線を屈曲させてなり、上顎前歯と上唇内側との間に配置されて上唇筋による上顎の内方への圧迫を排除し得る唇筋排除部を備える請求項1〜のいずれかに記載の咬合矯正装置。
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