JP3157341U - 歯科矯正用具 - Google Patents
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Abstract
【課題】上下顎歯列の相対位置に異常のある機能性の咬合異常のみならず、下顎安静位でも上下顎歯列の相対位置の異常は軽減されない骨格性の咬合異常に対しても、上下歯列の相対位置の改善を直接の目的とし、かつ一般の歯科医でも簡便に歯科矯正治療を行うことができる歯科矯正用具を提供する。【解決手段】歯科矯正患者の口腔内に挿入し、咬面部を臼歯によって噛み締めることにより、下顎歯列を正常な位置に誘導して歯科矯正を行うための歯科矯正用具1であって、上顎臼歯咬合面に接する咬面部上面2と下顎臼歯咬合面に接する咬面部下面との三次元的な相対位置が正常な上下顎歯列の三次元的な相対位置に対応しており、咬面部下面には、下顎前歯の舌側歯肉面に対応する位置に下顎誘導板が設けられていることを特徴とする。【選択図】図1
Description
本考案は、咬合異常を矯正するための歯科矯正用具に関するものである。
一般的に、歯科矯正患者の咬合異常は、上下顎歯列の相対位置は正常で歯の配列のみに異常がある歯槽性の咬合異常と、上下顎歯列の相対位置と歯の配列のいずれにも異常があるが下顎安静位では上下顎歯列の相対位置の異常が軽減される機能性の咬合異常と、下顎安静位でも上下顎歯列の相対位置の異常が軽減されない骨格性の咬合異常の三つに大別される。
歯科矯正治療の技術は、20世紀初頭からアメリカとヨーロッパを中心に発展してきた。特に、アメリカにおいては、金属の角線を使って歯の移動を三次元的に制御する角線矯正装置(エッジワイズ装置)が開発されたことから、歯の移動を主体とする治療法を中心に発展してきた。また、歯科矯正の診断法や治療法も次々に改良され、歯科矯正治療の際に伴う歯の痛みや歯根吸収などの副作用も軽減された。これらの結果、歯槽性の咬合異常や機能性の咬合異常については、十分な治療効果を得ることが可能になった。
しかしながら、骨格性の咬合異常に対しては、矯正治療だけでは限界があり、顎骨の外科手術を組み合わせる外科矯正治療が開発されてきた。
しかしながら、骨格性の咬合異常に対しては、矯正治療だけでは限界があり、顎骨の外科手術を組み合わせる外科矯正治療が開発されてきた。
一方、ヨーロッパにおいては、下顎歯列が後退した骨格性の咬合異常に対して、口腔周囲筋の張力を活用して下顎歯列全体を前方に誘導する可徹式の機能的矯正装置(アクチベータ)が開発された。この装置は、日本にも導入され、さらなる改良が加えられた結果、下顎歯列が前突した骨格性の咬合異常に対しても、下顎歯列を後方に誘導する技術が開発された。
この装置は、就寝時に口内に挿入するだけでも効果があるが、装置の咬面部の調整法を改良して、臼歯で意識的に噛み締めさせて治療効果を高める方法が開発され、考案者らによって検証されてきた。
この装置は、就寝時に口内に挿入するだけでも効果があるが、装置の咬面部の調整法を改良して、臼歯で意識的に噛み締めさせて治療効果を高める方法が開発され、考案者らによって検証されてきた。
ところが、このアクチベータを製作するには、まず、歯科矯正患者の上下顎歯列の印象を採得し、歯科用普通石膏を注入して上下顎歯列の作業模型を製作する必要がある。
そして、歯科矯正患者をリラックスさせた状態で下顎安静位をとらせ、下顎をゆっくり動かしながら上下顎前歯の先端を近づけて、構成咬合位と呼ばれる位置へ誘導する。この位置は、上顎歯列に対して下顎歯列が左右にずれておらず、上下顎前歯の切縁が上下的には1〜2mm、前後的には0〜1mm離開している状態のことである。これを何回か練習させて、歯科矯正患者の下顎歯列を、構成咬合位へ正確に誘導できることを確かめる。
そして、歯科矯正患者をリラックスさせた状態で下顎安静位をとらせ、下顎をゆっくり動かしながら上下顎前歯の先端を近づけて、構成咬合位と呼ばれる位置へ誘導する。この位置は、上顎歯列に対して下顎歯列が左右にずれておらず、上下顎前歯の切縁が上下的には1〜2mm、前後的には0〜1mm離開している状態のことである。これを何回か練習させて、歯科矯正患者の下顎歯列を、構成咬合位へ正確に誘導できることを確かめる。
次いで、半切した歯科用パラフィンワックスを軟化してロール状にし、それを馬蹄形に曲げて下顎歯列に載せる。そして、ワックスを噛み込ませながら下顎歯列を構成咬合位へ誘導し、その下顎位における上下顎歯列の対向関係をワックスに印記させる。
そして、構成咬合位における上下顎歯列の対向関係が印記されたワックスを口内から取り出し、その歯列の陰型に、歯科矯正患者の上下顎歯列の作業模型を嵌合させる。このときのワックスの陰型と上下顎歯列の3者の位置関係を一塊として保持した状態で、歯科用結紮線で結紮し、歯科用石膏を用いて構成咬合器に取り付ける。
構成咬合器に取り付けた上下顎歯列の作業模型に、アクチベータの設計線を描き、必要な誘導線を調整した後に、歯科用レジンを用いてアクチベータが製作される。
そして、構成咬合位における上下顎歯列の対向関係が印記されたワックスを口内から取り出し、その歯列の陰型に、歯科矯正患者の上下顎歯列の作業模型を嵌合させる。このときのワックスの陰型と上下顎歯列の3者の位置関係を一塊として保持した状態で、歯科用結紮線で結紮し、歯科用石膏を用いて構成咬合器に取り付ける。
構成咬合器に取り付けた上下顎歯列の作業模型に、アクチベータの設計線を描き、必要な誘導線を調整した後に、歯科用レジンを用いてアクチベータが製作される。
このように、従来のアクチベータは、個々の歯科矯正患者に合わせて製作するオーダーメードであったので、製作に手間が掛かるだけでなく、歯科矯正患者の下顎歯列を誘導して構成咬合を採得する作業が適切に行われないと治療効果が得られないという難点があった。このため、歯科矯正の修練を受けていない一般の歯科医にとっては、効果的なアクチベータを製作し、それを適切に作用させて十分な治療結果を得ることが困難であった。
本考案は、かかる事情に鑑みてなされたもので、上下顎歯列の相対位置に異常のある機能性の咬合異常のみならず、下顎安静位でも上下顎歯列の相対位置の異常は軽減されない骨格性の咬合異常に対しても、上下顎歯列の相対位置の改善を直接の目的とし、かつ一般の歯科医でも簡便に歯科矯正治療を行うことができる歯科矯正用具を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の考案は、歯科矯正患者の口腔内に挿入し、咬面部を臼歯で噛み締めることによって、上下顎骨に付着する顎筋が刺激され、その結果として下顎歯列を望ましい位置へ誘導して歯科矯正を行うための歯科矯正用具であって、上顎臼歯咬合面に接する咬面部上面と、下顎臼歯咬合面に接する咬面部下面との三次元的な相対位置が正常な上下顎歯列の三次元的な相対位置に対応しており、上記咬面部下面には、下顎前歯の舌側歯肉面に対応する位置に下顎誘導板が設けられていることを特徴とする歯科矯正用具である。
また、請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の考案において、上記咬面部上面には、左右両側の上顎犬歯の遠心唇側面と上顎第一小臼歯の近心唇側面との対応する位置に上顎誘導板が設けられていることを特徴とするものである。
そして、請求項3に記載の考案は、請求項2に記載の考案において、上記上顎誘導板には、前歯唇側誘導線を挿入して固定する為の貫通孔が設けられていることを特徴とするものである。
請求項1〜3のいずれかに記載の本考案によれば、歯科矯正患者の口腔内に挿入し、咬面部を臼歯で噛み締めることにより、上顎臼歯咬合面に接する咬面部上面と下顎臼歯咬合面に接する咬面部下面との三次元的な相対位置が、正常な上下顎歯列の三次元的な相対位置に誘導されるので、従来のアクチベータのように、歯科矯正患者の構成咬合を採得する必要がないだけでなく、上下顎歯列模型を咬合器に取り付けてアクチベータを設計し製作する必要もない。これにより、いわゆるレディーメードのアクチベータを提供することができ、歯科矯正治療に習熟していない一般の歯科医でも、簡便に歯科矯正を行うことができる。
また、上記咬面部下面には、下顎前歯の舌側歯肉面に対応する位置に下顎誘導板が設けられているため、上記歯科矯正用具を口腔内に挿入して、上下顎臼歯で噛もうとしたときに、下顎歯列は当該下顎誘導板に誘導されて、ずれのない正しい位置で歯科矯正用具を噛むことができる。この状態で、噛み締め訓練を繰り返し行うことにより、顎筋、下顎骨、下顎歯列の状態がその位置に適応し、その結果として上顎歯列に対する下顎歯列のずれが改善されるので、歯科矯正患者の負担も大幅に軽減することができる。
そして、請求項2に記載の考案によれば、上記咬面部上面には、左右両側の上顎犬歯の遠心唇側面と上顎第一小臼歯の近心唇側面とに対応する位置に、上顎誘導板が設けられているため、上記歯科矯正用具を口腔内に挿入して上顎歯列に嵌めることにより、当該上顎誘導板に誘導されて、上記歯科矯正用具全体が上顎歯列に対してずれのない正しい位置に嵌まるとともに、当該上顎誘導板が当該上顎犬歯の遠心唇側面に対応して設けられているため、発育途上の子供の歯の生え替わりに際して、八重歯になることを防ぐことができる。
さらに、請求項3に記載の考案によれば、上記上顎誘導板には、前歯唇側誘導線を挿入して固定するための貫通孔が設けられているので、当該貫通孔に前歯唇側誘導線を挿入することにより、顎のずれを矯正しながら、上顎前歯の歯列矯正を行うことができる。これにより、上顎前歯が出っ歯や捻転している場合に、歯列矯正を行うことが可能になる。
図1〜10は、本考案の歯科矯正用具の一実施形態を示すものである。
図1〜2に示すように、本考案の歯科矯正用具1は、上顎臼歯咬合面に接する咬面部上面2と下顎臼歯咬合面に接する咬面部下面3との三次元的な相対位置が、正常な上下顎歯列の三次元的な相対位置に対応していて、咬面部下面3には、下顎前歯fの舌側歯肉面に対応する位置に、下顎誘導板4が設けられ、咬面部上面3には、左右両側の上顎犬歯の遠心唇側面と上顎第一小臼歯の近心唇側面とに対応する位置に、上顎誘導板5が設けられ概略構成されている。
図1〜2に示すように、本考案の歯科矯正用具1は、上顎臼歯咬合面に接する咬面部上面2と下顎臼歯咬合面に接する咬面部下面3との三次元的な相対位置が、正常な上下顎歯列の三次元的な相対位置に対応していて、咬面部下面3には、下顎前歯fの舌側歯肉面に対応する位置に、下顎誘導板4が設けられ、咬面部上面3には、左右両側の上顎犬歯の遠心唇側面と上顎第一小臼歯の近心唇側面とに対応する位置に、上顎誘導板5が設けられ概略構成されている。
また、歯科矯正用具1は、全体が馬蹄型に形成されている。この歯科矯正用具1は、その原模型を20歳代の日本人女性正常咬合者の下顎安静時における歯列模型より作製されている。そして、図3〜図8に示すように、この歯科矯正用具1の一方の上顎臼歯咬合面に接する咬面部上面2には、歯科矯正用具1の対向する長辺部の内側縁部に、咬面部上面2より隆起した臼歯床翼部10が形成されている。また、歯科矯正用具1のR状の閉塞部の内側縁部には、咬面部上面2より隆起した前歯床翼部9が形成されている。
そして、歯科矯正用具1のR状の上記閉塞部の外側縁部には、咬面部上面2より突出した上顎誘導板5が、図9(a)に示すように、左右両側の上顎犬歯tの遠心唇側面と上顎第一小臼歯kの近心唇側面との対応する位置に形成されている。また、上顎誘導板5には、前歯側から大臼歯側に貫通する貫通孔7が形成されている。この貫通孔7には、前歯唇側誘導線6が挿入される。
また、歯科矯正用具1の他方の下顎臼歯咬合面に接する咬面部下面3には、歯科矯正用具1のR状の閉塞部の内側縁部に、咬面部下面3より隆起した下顎誘導板4が、下顎前歯fの舌側歯肉面に対応する位置に形成されているとともに、上記U字状のR状の閉塞部の外側縁部には、外方に突出する下顎前歯保持板8が、下顎前歯fの外側に対応する位置に形成されている。
以上の構成による本実施形態の歯科矯正用具1を用いて、歯科矯正治療を行うためには、まず、この歯科矯正用具1を歯科矯正患者の歯列弓に適合させるために、歯列模型での適合を行う。これは、歯科矯正患者の上顎および下顎の歯列模型に、歯科矯正用具1の上顎臼歯咬合面に接する咬面部上面2および下顎臼歯咬合面に接する咬面部下面3をあてがって行う。これにより、配列不正の歯や変形した歯槽堤が接触するため、上手く噛み込ませることができない。そこで、歯科矯正用具1が歯列模型に接触する箇所を大きめに削合して、それぞれの歯列模型が、歯科矯正用具1の上顎臼歯咬合面に接する咬面部上面2、および下顎臼歯咬合面に接する咬面部下面3に、余裕をもって噛み込むようにする。
次いで、歯科矯正患者の口腔内において、歯科矯正用具1との適合を行う。これは、歯列模型での適合を終えた歯科矯正用具1を、歯科矯正患者の口腔内に挿入し、上顎歯列に押し付けても痛くないように歯科矯正用具1の咬面部上面2側を削合して調整を行う。そして、下顎歯列でも、上顎歯列と同様に下顎歯列に押し付けても痛くないように、今度は歯科矯正用具1の咬面部下面3側を削合して調整を行う。
そして、口腔内での適合を終えた歯科矯正用具1を上顎歯列に押し付け、その状態で下顎前歯の切縁を上顎前歯の切縁に近づける方向(切端咬合の方向)に誘導しながら噛み込ませる。その際、噛み込む途中において、下顎歯列が歯科矯正用具1に当たり、痛んだりガタついたりする場合には、歯科矯正用具1の当たる箇所を削合する。そして、痛くなく、ガタつきもなく、構成咬合位に近似した下顎位で噛み込むことを確認する。
さらに、ガタつきもなく噛み込めることを確認した歯科矯正用具1の、上顎臼歯咬合面に接する咬面部上面2、および下顎臼歯咬合面に接する咬面部下面3とに、即時重合レジンを積層して口腔内に挿入し、上下顎大臼歯の咬合面の圧痕を付ける。このようにして調製が終わると、図10(a)に示すように、歯科矯正患者が望ましい下顎位で噛み締めることができる歯科矯正用具1になる。
こうして、歯科矯正患者に適合した歯科矯正用具1を用いて、歯科矯正治療を行うためには、図10(a)に示すように、歯科矯正用具1を歯科矯正患者の口腔内へ挿入して、ゆっくりと噛み締めさせる。噛み締めることにより、位置不正の下顎歯列が、咬面部上面2に形成された上顎誘導板5および咬面部下面3に形成された下顎誘導板4により、正常咬合者の下顎歯列に近い位置へ誘導される。これを、毎日50回繰り返し行うことにより、上下顎骨に付着する顎筋が機能刺激を受け、正常咬合者の顎筋と上下顎骨へと改造されるので、その結果、歯科矯正患者の咬合異常は、ゆっくりと正常咬合に矯正される。
また、前歯が出っ歯や捻転している症例の場合には、図10(b)に示すように、上顎誘導板5に形成された貫通孔7に、矯正用線材を調整して製作した前歯唇側誘導線を挿入して固定し、歯科矯正を行うと同時に、前歯の歯列矯正を行う。
上述の実施形態による歯科矯正用具1によれば、歯科矯正患者の口腔内に挿入し、咬面部を臼歯によって噛み締めることにより、上顎臼歯咬合面に接する咬面部上面2と下顎臼歯咬合面に接する咬面部下面3との三次元的な相対位置が、正常な上下顎歯列の三次元的な相対位置に対応しているため、従来のアクチベータのように、歯科矯正患者の構成咬合位を採得し、その位置で上下顎歯列模型を咬合器に取り付けて製作する必要がなく、いわゆるレディーメードのアクチベータを提供することにより、歯科矯正治療に習熟していない一般の歯科医でも、簡便に歯科矯正を行うことができる。
また、咬面部下面3には、下顎前歯fの舌側歯肉面に対応する位置に下顎誘導板4が設けられているため、歯科矯正用具1を口腔内に挿入して、歯科矯正用具1を噛もうとしたときに、下顎歯列は下顎誘導板4に誘導されて、ずれのない正しい位置で歯科矯正用具1を噛むことができる。これにより、噛み締め訓練を繰り返し行うことによって、顎筋、上下顎骨、上下顎歯列がその状態に適応し、その結果上顎歯列に対する下顎歯列のずれが改善するとともに、歯科矯正患者の負担を大幅に軽減することができる。
そして、咬面部上面2には、左右両側の上顎犬歯tの遠心唇側面と上顎第一小臼歯kの近心唇側面とに対応する位置に、上顎誘導板5が設けられているため、歯科矯正用具1を口腔内に挿入して上顎歯列に嵌めることにより、上顎誘導板5に誘導されて、歯科矯正用具1全体が上顎歯列に対してずれのない正しい位置に嵌めることができるとともに、上顎誘導板5が上顎犬歯tの遠心唇側面に対応して設けられているため、発育途上の子供の歯の生え替わりに際して、八重歯になること防止することができる。
さらに、上顎誘導板5には、前歯唇側誘導線6を挿入して固定する為の貫通孔7が設けられているため、貫通孔7に前歯唇側誘導線6を挿入することにより、顎のずれを矯正しながら、上顎前歯の歯列不正を矯正することができる。これにより、上顎前歯が出っ歯や捻転している場合に、その歯列不正を矯正することが可能になる。
なお、上記実施の形態において、上顎誘導板5を用いた場合についてのみ説明したが、これに限定されるものでなく、例えば、上顎犬歯tが八重歯や捻転していた場合には、上顎誘導板5を用いなくとも対応可能である。
上下顎歯列の相対位置に異常のある機能性の咬合異常、および下顎安静位でも上下顎歯列の相対位置の異常は軽減されない骨格性の咬合異常とに対して、利用することができる。
1 歯科矯正用具
2 咬面部上面
3 咬面部下面
4 下顎誘導板
5 上顎誘導板
6 前歯唇側誘導線
7 貫通孔
8 下顎前歯保持板
9 前歯床翼部
10 臼歯床翼部
f 下顎前歯
t 上顎犬歯
k 上顎第一小臼歯
2 咬面部上面
3 咬面部下面
4 下顎誘導板
5 上顎誘導板
6 前歯唇側誘導線
7 貫通孔
8 下顎前歯保持板
9 前歯床翼部
10 臼歯床翼部
f 下顎前歯
t 上顎犬歯
k 上顎第一小臼歯
Claims (3)
- 歯科矯正患者の口腔内に挿入し、咬面部を臼歯によって噛み締めることにより、下顎歯列を正常な位置に誘導して歯科矯正を行うための歯科矯正用具であって、
上顎臼歯咬合面に接する咬面部上面と下顎臼歯咬合面に接する咬面部下面との三次元的な相対位置が正常な上下顎歯列の三次元的な相対位置に対応しており、
上記咬面部下面には、下顎前歯の舌側歯肉面に対応する位置に下顎誘導板が設けられていることを特徴とする歯科矯正用具。 - 上記咬面部上面には、左右両側の上顎犬歯の遠心唇側面と上顎第一小臼歯の近心唇側面との対応する位置に上顎誘導板が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の歯科矯正用具。
- 上記上顎誘導板には、前歯唇側誘導線を挿入して固定する為の貫通孔が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の歯科矯正用具。
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2009
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