JP5857991B2 - 情報表示装置、方法及びプログラム - Google Patents

情報表示装置、方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5857991B2
JP5857991B2 JP2013056942A JP2013056942A JP5857991B2 JP 5857991 B2 JP5857991 B2 JP 5857991B2 JP 2013056942 A JP2013056942 A JP 2013056942A JP 2013056942 A JP2013056942 A JP 2013056942A JP 5857991 B2 JP5857991 B2 JP 5857991B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acceleration
angular velocity
detected
sensor
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013056942A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014182612A (ja
Inventor
敬一 櫻井
敬一 櫻井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2013056942A priority Critical patent/JP5857991B2/ja
Priority to US14/191,107 priority patent/US9354708B2/en
Priority to CN201410098916.5A priority patent/CN104063074B/zh
Publication of JP2014182612A publication Critical patent/JP2014182612A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5857991B2 publication Critical patent/JP5857991B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/017Gesture based interaction, e.g. based on a set of recognized hand gestures
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/16Constructional details or arrangements
    • G06F1/1613Constructional details or arrangements for portable computers
    • G06F1/163Wearable computers, e.g. on a belt
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/011Arrangements for interaction with the human body, e.g. for user immersion in virtual reality
    • G06F3/014Hand-worn input/output arrangements, e.g. data gloves

Description

本発明は、情報表示装置、方法及びプログラムに関する。
従来、手首に装着するタイプの情報表示装置では、装着者による視認等を判別するために、装着者が腕時計で時刻を見る動作、即ち、肘を曲げた状態で腕を持ち上げながら、時刻表示部がほぼ上空側に向くようになるジェスチャーの検出が重要になる。ジェスチャーの検出において、例えば、特許文献1では、加速度センサを用いて、装置の回転運動を検出する方法が提案されている。
しかしながら、特許文献1における方法では加速度センサだけでジェスチャーの検出が行われていたため、検出精度が十分ではなかった。これに対し、例えば、特許文献2では、加速度センサに加え角速度センサを用いて、装置の姿勢を検出する方法が提案されている。この方法によって、ジェスチャーの検出精度を高めることが可能である。
特開2011−242832号公報 特開2011−253493号公報
しかしながら、人間の動作には類似するものも多いため、加速度センサに加え角速度センサを用いて装置の姿勢を検出する方法によっても、ジェスチャーの検出精度としては十分ではなかった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、手首に装着される情報表示装置においてジェスチャーの検出精度をより高めることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様の情報表示装置は、
所定の情報が表示される表示部と、
前記表示部を有する筐体と、
前記筐体の互いに直交する3軸それぞれの方向に生じる加速度を検出する加速度センサと、
前記直交する3軸それぞれを中心とする角速度を検出する角速度センサと、
前記加速度センサが検出した加速度及び前記角速度センサが検出した角速度を取得する第1取得手段と、
前記筐体の静止状態において、前記加速度センサにより検出された重力による加速度を含み、当該静止状態における姿勢パラメータをメモリに記憶する第1記憶制御手段と、
前記角速度が検出される毎に取得した角速度の値に応じて前記メモリに記憶された姿勢パラメータを更新する更新手段と、
前記更新された姿勢パラメータに基づいて、前記検出された加速度から所定の座標系における加速度を算出する算出手段と、
この算出された加速度を累算する第1累算手段と、
この第1累算手段により累算された加速度を、前記メモリに記憶された前記重力による加速度と一致するように姿勢パラメータを補正する第1補正手段と、
前記第1補正手段により補正された前記姿勢パラメータに基づいて、前記表示部に前記所定の情報を表示するか否かを制御する表示制御手段と、
を備える。
上記目的達成するため、本発明の一態様の情報表示装置は、所定の情報が表示される表示部と、
前記表示部を有する筐体と、
前記筐体の加速度を検出する加速度センサと、
前記筐体の角速度を検出する角速度センサと、
前記加速度センサが検出した加速度及び前記角速度センサが検出した角速度を取得する第1取得手段と、
前記筐体の静止状態において、前記加速度センサにより検出された重力による加速度を含み、当該静止状態における姿勢パラメータをメモリに記憶する第1記憶制御手段と、
前記角速度が検出される毎に取得した角速度の値に応じて前記メモリに記憶された姿勢パラメータを更新する更新手段と、
前記更新された姿勢パラメータに基づいて、前記検出された加速度から所定の座標系における加速度を算出する算出手段と、
この算出された加速度を累算する第1累算手段と、
この第1累算手段により累算された加速度前記メモリに記憶された前記重力による加速度と一致するように姿勢パラメータを補正する第1補正手段と、
前記第1補正手段により補正された前記姿勢パラメータに基づいて、前記表示部に前記所定の情報を表示するか否かを制御する表示制御手段と、を備える。
本発明の情報表示装置の一実施形態の概要を示す図である。 本発明の情報表示装置の一実施形態の概要を示す図である。 本発明の情報表示装置の構成を示すブロック図である。 本発明の情報表示装置についての詳細を説明する図である。 本発明の情報表示装置の一実施形態に係るワールド座標系について説明する図である。 本発明の情報表示装置のCPUが実行する情報表示処理の流れを示すフローチャートである。 姿勢センサと姿勢の初期化処理の流れを示すフローチャートである。 姿勢推定処理の流れを示すフローチャートである。 移動量推定処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1及び図2は、本発明の一実施形態の情報表示装置1の概要を示す図である。
情報表示装置1は、本実施形態では、ユーザの手首に装着される腕時計である。矢印2に示すように、ユーザにより、肘を曲げた状態で腕を持ち上げながら情報表示装置1の液晶表示部13(後述)が略垂直方向に向くようなジェスチャーがなされると、情報表示装置1は、このジェスチャーを検出し、時刻の情報である時刻画像を液晶表示部13に表示する。ここで、垂直方向とは、図1の紙面に垂直かつ紙面を奥から手前に貫く方向である。
本実施形態の情報表示装置1は、装置に生じる角速度を検出しており、検出した角速度の時系列のデータと、腕時計の時刻を見る動作のジェスチャーパターンを表す角速度の時系列データとを比較して、その類似度を基にジェスチャーを検出する。
これにより、情報表示装置1におけるジェスチャーの検出精度をより高めることができる。
さらに、ユーザが矢印3の方向に情報表示装置1を移動させると、情報表示装置1がその移動を検出する。そして、ユーザによる情報表示装置1の移動に連動して、液晶表示部13の時刻画像「6:30:15」が、矢印3の方向とは反対方向にスライドして、「6:30」として表示される。一方、ユーザが矢印4の方向に情報表示装置1を移動させると、同様に、この移動が検出され、移動に連動して液晶表示部13の時刻画像「6:30:15」が矢印4の方向とは反対方向にスライドして、「30:15」として表示される。
即ち、図2に示すように、情報表示装置1が、矢印3又は矢印4の方向に移動すると、移動量と移動方向に応じて、液晶表示部13における表示対象である時刻画像「6:30:15」の一部が表示される。
ここで、情報処理装置1の移動方向は、矢印3又は矢印4の方向に限られず、360度どの方向であっても、移動に連動して表示をスライドさせることが可能である。
これにより、ユーザによる情報表示装置1の移動と連動して、実装されている表示画面よりも大きい画面を仮想的に形成して情報を表示することができる。
[情報表示装置1の構成]
図3は、情報表示装置1の構成を示すブロック図である。図3に示すように、情報表示装置1は、CPU(Central Processing Unit)11、姿勢センサ12、液晶表示部13、ROM(Read Only Memory)14、RAM(Random Access Memory)15、及び入力部16から構成される。
姿勢センサ12は、地磁気方向を計測する3軸の磁気センサ121、情報表示装置1に加わる加速度を測定するための3軸の加速度センサ122、及び情報表示装置の回転動作を計測する3軸の角速度センサ123から構成される。各センサは3つの軸x、y、zの軸方向の計測が可能になっている。
図4を参照して、本実施形態では、情報表示装置1の液晶表示部13における表示面が存在する平面上の軸をy軸とし、表示面が存在する平面上でy軸と直交する軸をx軸とし、x軸及びy軸と直交する軸をz軸としている。磁気センサ121は、地磁気ベクトルのx軸、y軸、z軸のそれぞれの成分の地磁気値を取得できる。また、加速度センサ122は、x軸、y軸、z軸のそれぞれの成分の加速度値を取得できる。また角速度センサ123は軸それぞれを中心とする角速度の成分の値(ωx、ωy、ωz)を取得できる。
ここで、ユーザは、情報表示装置1を手首に装着した状態で、腕や手首などを移動させる動作を行うことで、情報表示装置1に対して回転運動や平行運動などを生じさせる。これらの運動による磁気センサ値、加速度センサ値、及び角速度センサ値を姿勢センサ12が検出して、CPU11に送信する。
図3に戻り、CPU11は、姿勢センサ12が検出した加速度値、角速度値、地磁気方向と強度を読み出し、これらの値に応じて、情報表示装置1の姿勢、及び、移動量の検出を行う。これにより、CPU11は、液晶表示部13に、時刻画像の表示を行うか否か、及び、時刻画像が表示される範囲(切り出し範囲)を決定する。
液晶表示部13には、CPU11によって切り出された、時刻画像の一部分が表示される。ROM14は、CPU11が実行する各種処理の処理プログラム、即ち、前述したように、姿勢センサ12によるセンサ値の取得、時刻画像の切り出し処理などの処理プログラムを格納する。RAM15は、姿勢センサ12の各センサ値、各種処理において取得され或いは生成された値を格納する。また、入力部16は、各種スイッチ(図示せず)を有し、ユーザからの各種指示入力を受け付ける。
[座標系の説明]
次に、本実施形態における情報表示装置1の姿勢、及びワールド座標系について図5を参照して説明する。ここでワールド座標とは、情報表示装置1の位置や向きに関係なく、水平面上で東方向をX軸、北方向をY軸、水平面に対して垂直上方向をZ軸と定義された座標系である。したがって、ワールド座標は、図4で記載した情報表示装置1の3軸であるx軸、y軸、z軸とは異なる。なお、図5では、液晶表示部13の表示面の法線方向であるz軸のみ図示した。
本実施形態では、情報表示装置1の3軸を、ローカル座標系と呼び小文字で表すのに対して、ワールド座標系では3軸を大文字で表す。ユーザが情報表示装置1を移動させると時間とともにローカル座標とワールド座標との関係が変わっていく。ワールド座標系から見て、情報表示装置1のローカル座標系の向きがどのようになっているかを情報表示装置1の姿勢と呼ぶ。
また、情報表示装置1が移動すると、ワールド座標系の原点からみたローカル座標系の原点も移動する。ワールド座標系から見たローカル座標系の原点を情報表示装置1の位置と呼ぶ。
[情報表示装置1の処理]
続いて、本実施形態の情報表示処理について説明する。初めに、図6を参照しながら情報表示装置1において実行される情報表示処理について概要説明をする。
図6は、情報表示装置1のCPU11が実行する情報表示処理の流れを示すフローチャートである。CPU11は、ROM14から情報表示処理に関するプログラムコードを読み出して実行する。情報表示処理のステップS3〜S21は、CPU11によって定期的なインターバル(20m秒ごと等)で実行される。
まず、CPU11は、姿勢センサ12が有する各種センサの初期化とRAM15のデータのクリアなどを含むイニシャライズ処理を実行する(ステップS1)。イニシャライズ処理が終了すると、CPU11は、姿勢センサ12が有する各種センサのもつデバイスのばらつきや温度によって変化するオフセットやゲイン調整などを実行する(ステップS2)。ステップS2の処理の詳細については、図7を参照して後述する。
次に、CPU11は、姿勢センサ12から加速度値、角速度値、及び地磁気の方向と強度を読み出して、RAM15に記憶する(ステップS3)。
CPU11は、RAM15に記憶された、加速度値、角速度値、及び地磁気の方向と強度に応じて情報表示装置1の姿勢の推定を実行し(ステップS4)、次に、情報表示装置1の平行移動の移動量推定を実行する(ステップS5)。姿勢推定の処理は、図8を参照して後述する。また、移動量推定の処理は、図9を参照して後述する。
次に、CPU11は、ViewモードがONに設定されているか否かの確認を行う(ステップS6)。Viewモードとは時刻画像の一部が表示されている状態であるか否かを表す状態情報でRAM15に格納されている。初期状態では、ViewモードはOFFにセットされている。したがって、初回の処理では、ステップS6において、CPU11は、NOと判断し、処理をステップS7に移す。なお、後述するステップS11において、ViewモードがONに設定されるまでは、ステップS6におけるCPU11の判断はNOとなる。
次に、CPU11は、ステップS3においてRAM15に記憶された角速度値を、角速度時系列データとして、RAM15の所定の領域(角速度時系列データ領域)に格納する(ステップS7)。したがって、このステップS7が実行される度に、角速度時系列データ領域には、ステップS7が実行された時点における角速度値が時系列に記憶されていく。
次に、CPU11は、ステップS7において記憶された角速度時系列データと、予めROM14に記憶されている、腕時計の時刻を見る動作のジェスチャーパターンを表す角速度の時系列データと、が類似するか否かの判定を行う(ステップS8)。当該ジェスチャーパターンは複数あり、夫々のパターンに対応して、角速度の時系列データが記憶されている。なお、この類似するか否かの判定は、正規化相関法などの手法を用いて類似度が算出されることにより実行され、算出された類似度に応じて類似又は非類似が判断される。類似しない場合には、CPU11は、再度、ステップS3から処理を実行する。
一方、類似する場合には、CPU11は、ステップS4において推定された姿勢パラメータ(後述)に基づいて、情報表示装置1の液晶表示部13の表示面の法線方向(z軸(図5参照))と、ワールド座標系の垂直上方向(Z軸(図5参照))とのなす角度θを求める(ステップS9)。
次に、CPU11は、この角度θの大きさが、予め決められた閾値αより小さいか否かの判定を行う(ステップS10)。ここで、閾値α以上であると判定された場合には、液晶表示部13の表示面の法線方向(z軸(図5参照))が、略垂直上方向を向いていないと判断される。即ち、腕時計の時刻を見るような動作がなされなかったと判断される。したがって、CPU11は、再度、ステップS3から処理を実行する。一方、閾値αより小さいと判定された場合には、液晶表示部13が水平面に対して略垂直上方向に向いていることになり、腕時計の時刻を見るような動作がなされたと判断され、CPU11は、処理をステップS11に移す。
次に、CPU11は、ViewモードをONに設定し(ステップS11)、カーソル位置を示す変数Cursorを、液晶表示部13の表示位置の左端を示す0に初期化し、(ステップS12)、表示時間を計測するカウンターを0に初期化する(ステップS13)。この表示時間を計測するカウンターは自動的に更新されるような回路構成となっている。
次に、CPU11は、液晶表示部13における表示対象である時刻画像の作成を行う(ステップS17)。表示例として、CPU11は、現在の時刻情報をCPU11が内部に備えるRTC(Real Time Clock)回路(図示せず)から読み出し、その値に応じて、図2に示す「6:30:15」というデジタル数字の時刻画像を生成する。
続いて、CPU11は、現在の、変数Cursorが示す位置を始点として、時刻画像「6:30:15」のうち、液晶表示部13に表示する範囲の領域を切り出して、液晶表示部13に、切り出された領域の表示データを転送する(ステップS18)。ステップS18の処理が終了すると、CPU11は、再度、ステップS3から処理を実行する。
ここで、一旦ViewモードがONに設定され、ステップS3からの処理が実行されると、CPU11は、ステップS6において、YESと判断し、ステップS14に処理を移す。
CPU11は、ステップS4において推定された姿勢パラメータに基づいて、情報表示装置1の液晶表示部13の表示面の法線方向(z軸(図5参照))と、ワールド座標系の垂直上方向(Z軸(図5参照))とのなす角度θを求める(ステップS14)。
次に、CPU11は、この角度θの大きさが、予め決められた閾値αより小さいか否かの判定を行う(ステップS15)。閾値αより小さいと判定された場合には、液晶表示部13が水平面に対して略垂直上方向に向き続けられていることになり、腕時計の時刻が継続して見られていると判断され、CPU11は、処理をステップS16に移す。
CPU11は、ステップS5において推定された情報表示装置1の移動量に定数Gを乗算した値と、変数Cursorとを加算して、変数Cursorを更新する(ステップS16)。この定数Gは、情報表示装置1の移動量に基づいて、液晶表示部13における時刻画像「6:30:15」をスライドして表示させる際の移動量を求めるための比である。
次に、CPU11は、上述したように、液晶表示部13における表示対象である時刻画像の作成を行う(ステップS17)。
続いて、CPU11は、現在の、変数Cursorが示す位置を始点として、時刻画像「6:30:15」のうち、液晶表示部13に表示する範囲の領域を切り出して、液晶表示部13に、切り出された領域の表示データを転送する(ステップS18)。ステップS18の処理が終了すると、CPU11は、再度、ステップS3から処理を実行する。
ところで、ステップS15において、角度θの大きさが、予め決められた閾値α以上であると判定された場合には、液晶表示部13の表示面の法線方向(z軸(図5参照))が、略垂直上方向を向いていないと判断される。即ち、ユーザが時計を見終わって、腕を下ろしたと判断されて、CPU11は、処理をステップS19に移す。
CPU11は、表示時間を計測するカウンターの値を参照して、液晶表示部13に表示された表示時間が30秒を超えたか否かを判定する(ステップS19)。30秒以下であると判定された場合、CPU11は、再度、ステップS3から処理を実行し、30秒を超えたと判定された場合、CPU11は、ViewモードをOFFに設定し(ステップS20)、液晶表示部13の表示をOFFし(ステップS21)、再度、ステップS3から処理を実行する。
[姿勢センサと姿勢の初期化]
図7を参照して、図6のステップS2の姿勢センサ12と姿勢の初期化処理の詳細説明を行う。
図7は、姿勢センサ12と姿勢の初期化処理の流れを示すフローチャートである。
まず、CPU11は、ユーザに情報表示装置1を様々な方向に向ける動作をさせるための所定の表示を行う(ステップS31)。所定の表示の例として、CPU11は、液晶表示部13に「様々な方向に動かして下さい」なるメッセージを表示する。
更に、CPU11は、磁気センサ121のオフセットとゲインの補正データを求める(ステップS32)。具体的には、CPU11は、ステップS36の処理に応じて、ユーザが様々な方向に情報表示装置1を向けたときの地磁気の値を磁気センサ121により計測し、計測した地磁気の値を用いて補正データを求める。オフセットとゲインの値の求め方の例として、CPU11は、磁気センサ121の各軸の最大値及び最小値からその中央値を算出し、算出した中央値を各軸のオフセット値とする。
また、CPU11は、各軸の中央から最大値までの値が同じになるようにゲイン補正値を算出し、算出したオフセット値とゲイン補正値をRAM15に記憶する。以降のステップにおいて、CPU11は、磁気センサ121の値を読み出したとき、読み出した値からオフセット値を引いて、更に補正ゲインを掛けることで、地磁気の値を補正して検出値とする。
次に、CPU11は、ユーザに情報表示装置1を静止してもらうように、所定の表示を行う(ステップS33)。所定の表示の例として、CPU11は、液晶表示部13に「表示面を上にして静止してください」なるメッセージを表示する。
次に、CPU11は、角速度センサ123の各軸のデータを読み出す。角速度センサ123は通常、デバイスのばらつきや温度変動により、角速度0であるときのオフセット値が変動する。CPU11は、角速度センサ123の値をオフセット値としてRAM15に記憶する(ステップS34)。以降のステップでは、CPU11は、角速度センサ123の値を読み出したとき、読み出した値からこのオフセット値を引くことで、情報表示装置1が静止しているときの角速度が0となるように調整する。
次に、CPU11は、加速度センサ122の各軸のデータを読み出して、前回の加速度と比較し重力方向の変化を検出したか否かを判断する(ステップS35)。具体的には、情報表示装置1の静止状態では、加速度センサ122の値は重力方向の各軸成分のみを示すことになるので、CPU11は、各軸成分の値に変化がない場合に、情報表示装置1が静止状態であることを検出できる。本実施形態では、CPU11は、1秒程度変化がない場合に、情報表示装置1が静止状態であることを検出する。CPU11は、情報表示装置1が静止状態であることを検出した場合には、角速度のオフセット値の登録を完了して、ステップS36に処理を移す。一方、CPU11は、情報表示装置1が動作したことを検出した場合、ステップS34に処理を移し、再度オフセット値の登録をやり直す。
続いて、CPU11は、姿勢の初期化を行う(ステップS36)。具体的には、CPU11は、加速度センサの値の反対方向をワールド座標系のZ軸方向とする。次に地磁気センサが検出している値から、Z軸方向の成分を除いた値が水平方向の北をしめすので、これをワールド座標系の北方向(Y軸方向)とする。X軸方向はZ軸、Y軸に直交するので自動的に決まる。このようにワールド座標系とローカル座標系の関係を初期化する。また、CPU11は、当該初期化時点における角速度、加速度及び地磁気の各軸成分をRAM15に記憶する。
なお、角速度センサ123及び磁気センサ121のセンサ値の補正処理の順番は、入れ替わってもよい。
[姿勢推定]
図8を参照して、図6のステップS4の姿勢推定処理の詳細説明を行う。
図8は、姿勢推定処理の流れを示すフローチャートである。
ワールド座標系から見たローカル座標系のx軸、y軸、z軸の基底ベクトルをe,e,eとして、各基底ベクトルを列に並べた行列TL→W=(e)を定義すると、ローカル座標系の点p=(xyz)と、この点pに対応するワールド座標系の点P=(XYZ)との間には、次の関係式(1)、(2)が成り立つ(演算記号Tは転置行列を意味する)。
P=TL→Wp (1) p=TL→W P (2)
このように、TL→Wは2つの座標系の関係を示すものであるので、このように、2つの座標系同士の関係などを用いて現在の情報表示装置1の姿勢状態を表すことができる。なお、姿勢の表現方法としては、ピッチ、ヨー、ロールなどの角度を用いてもよい。
ところで、今回時刻tで読み取った角速度センサ123の値からローカル座標系の各軸成分を持つ3次の角速度ベクトルを取得できる。この3次の角速度ベクトルの各軸成分の値に角速度センサ123のサンプリング時間であるδTを掛け算することで、回転角ベクトルθt=(θxtθytθztを求められる。
この回転角ベクトルによって情報表示装置1の姿勢を求めることができる。具体的には、時刻tにおける姿勢TL→Wtは、x軸を中心としたθxtの回転、y軸を中心としたθytの回転、及びz軸を中心としたθztの回転の合成行列Rall(θ)と、前回の姿勢TL→Wt−1とを用いて、TL→Wt=Rall(θ)・TL→Wt−1と推定できる。このように、CPU11は、今回の角速度センサ123の値に基づいて、前回の姿勢を更新させて、今回の姿勢を推定する(ステップS51)。
ところが、このようにして求めた姿勢は誤差が累積していく。また、姿勢が一度間違ってしまうと、その後の姿勢推定の精度が著しく悪化する。例えば、情報表示装置1のy軸が前方水平から右水平に向かって回転したことを想定する。最初に水平でなく垂直方向の回転に誤差が入ると情報表示装置1のy軸先端の軌跡は斜めに上がりながら回転することになる。その後、この姿勢に関してまた、新しい回転が加わっていくので加速的に本来の姿勢からずれる。したがって、重力推定を行うことで、姿勢推定の補正を行い、姿勢の精度を高める。
加速度センサ122で検出される加速度ベクトルはローカル座標系での各軸の成分から構成される。この加速度ベクトルをステップS51で求めた姿勢情報を用いて、ワールド座標系ベクトルで表す。
外力が加わらなければ、加速度センサ122は重力のみを検出することになるので、加速度センサ122が検出したローカル座標系での加速度ベクトルをワールド座標系に変換すると、常に同じ方向を示すことになる。しかし、情報表示装置1の動作中は遠心力などの外力が加わるので常に同じ方向を向くとは限らない。また、ユーザが、表示を見るために情報表示装置1を静止させたり、腕を下ろして情報表示装置1を静止させたりしたときなど、いたるときに速度は0になる。即ち、加速度ベクトルから重力成分を除いた外力の積分はいたるときに0になる。よってワールド座標系の加速度ベクトルを積分したベクトルは概ね重力方向を示すことになる。この性質を用いてワールド座標系の重力方向を推定する。
具体的には、CPU11は、今回時刻tで読み取った加速度センサ122が取得した各軸成分の加速度値を=(Axtytztとし、これはローカル座標系であるので、式(3)に基づいて、ワールド座標系に変換算出する(ステップS52)。
=TL→Wt (3)
次に、CPU11は、ワールド座標系に変換された加速度ベクトルの値について各成分について、現時刻から所定時間前までの平均値を算出して、平均加速度ベクトルを求める。所定時間はユーザの動作による情報表示装置1の動作状態などで実験的に決定される。CPU11は、この平均加速度ベクトルを重力方向ベクトルgtと推定する(ステップS53)。
具体的には、下記の式(式(4))を定義し、再帰加算によって累算を行う。Kはダンピング係数で、ユーザの動作による情報表示装置1の動作状態などで実験的に決定される。
Gw=k・Gwt−1 (4)
このGwからワールド座標系の重力方向ベクトルgtgt=Gw/|Gw|と推定する。
次に、CPU11は、この重力方向ベクトルgtがZ軸の負の方向ベクトル(0 0 −1)になるように、姿勢パラメータTL→Wtを修正する(ステップS54)。具体的には、CPU11は、重力方向ベクトルgtと負の方向ベクトル(0 0 −1)との2つのベクトルに直行する軸を中心に、これら2つのベクトルのなす角度分を回転する操作を行うことで、姿勢パラメータTL→Wtを修正する。これにより、重力方向の補正が行われるので、姿勢推定の精度が向上する。
前述した姿勢補正は重力方向のみであるので、Z軸を中心としたヨー角の誤差累積が残る。本実施形態では、地磁気を用いた方法を提案する。
CPU11は、今回時刻tで読み取った磁気センサ121から求めた地磁気ベクトルの値を=(Mxtytztとし、これはローカル座標系であるので、式(5)に基づいて、ワールド座標系に変換する(ステップS56)。
=TL→Wt (5)
次に、CPU11は、例えばIIR(Infinite Impulse Response)フィルタを実行し平滑化を行う。この平滑して得られた方向を現在の地磁気方向mtと推定する(ステップS57)。
具体的には、下記のIIRフィルタ演算(式(6))を実行し平滑化を行う。kはフィルタ係数でスイング状態などで実験的に決定される。
Mw=(1−k)・Mwt−1+k (6)
このMwからワールド座標系の現在の地磁気方向ベクトルmt
mt=Mw/|Mw|と推定する。
続いて、CPU11は、初期状態でのワールド座標系における地磁気の方向m0=(0,1,0)をRAM15に記録し、現在の地磁気方向mtと、初期状態でのワールド座標系における地磁気の方向m0の方向とが、ワールド座標系のXY平面で同じ方向を向くような回転行列を求め、この回転行列を用いて姿勢パラメータTL→Wtの補正を行う(ステップS58)。これにより、地磁気方向の補正が行われるので、姿勢推定の精度が向上する。
この回転行列は、具体的には、各ベクトルのZ成分を0にしたベクトルを考え、その2つのベクトル方向から、重力補正と同様、中心に2つのベクトルのなす角度の長さのベクトルであって、これら2つのベクトルに直交するベクトルを考え、この各成分の値の回転の合成行列変換で表現できる。
[位置推定]
図9を参照して、図6のステップS5の移動量推定処理の詳細説明を行う。
図9は、移動量推定処理の流れを示すフローチャートである。
情報表示装置1の移動量推定する際に、図8のステップS53において、ワールド座標の重力方向gtを推定した。CPU11は、ワールド座標系の加速度ベクトルからその重力方向gtの成分を除いたベクトルを求め、このベクトルを外力による加速度と定義する(ステップS61)。更に、CPU11は、外力による加速度を積分して移動速度を求め、更にこの移動速度を積分して水平面の移動量を求める(ステップS62)。
以上、本実施形態の情報表示装置1の構成及び処理について説明した。
本実施形態においては、CPU11は、加速度センサ122が検出した加速度及び角速度センサ123が検出した角速度を一定タイミング毎に取得するとともに、情報表示装置1の初期の静止状態において、加速度センサ122により検出された重力による加速度を含み、当該初期の静止状態における姿勢パラメータをRAM15に記憶する。そしてCPU11は、一定タイミング毎に角速度センサ123が検出した角速度に応じて、この姿勢パラメータの更新を行い、この更新された姿勢パラメータに基づいて、検出された加速度からワールド座標系での加速度を算出する。更に、CPU11は、この算出された加速度を所定区間毎に累算し、累算された加速度を、RAM15に記憶された初期の重力による加速度と一致するように姿勢パラメータを補正し、補正された姿勢パラメータに基づいて、液晶表示部13に時刻画像を表示するか否かを制御する。
よって、情報表示装置を動作させた場合において、重力方向を補正することで、情報表示装置の姿勢推定の精度を向上させることにより、腕時計で時刻を見るジェスチャーの検出精度をより高めることができる。
また、本実施形態においては、CPU11は、取得された角速度を時系列にRAM15に記憶し、記憶された角速度の時系列パターンと、予め定められた複数の、角速度の時系列パターンとの類似度を算出する。更に、CPU11は、算出された類似度に基づいて、液晶表示部に時刻画像を表示するか否かを制御する。
よって、実際に腕時計で時刻を見るジェスチャーを角速度の時系列パターンとして、予め複数定めておくことによって、実際に腕時計で時刻を見るジェスチャーに類似する動きが情報表示装置に対してなされた場合にのみ、時刻画像が表示されるようにできる。したがって、無駄な電力消費を省くことができる。
また、本実施形態においては、CPU11は、加速度センサ122が取得した加速度に基づいて、情報表示装置1の移動距離を算出し、算出された移動距離に応じて、時刻画像のうち、液晶表示部13に表示される画像の範囲を決定する。
よって、限られた表示領域において、当該表示領域を超える範囲の時刻画像を部分的に表示することができると共に、当該表示領域に表示されていない部分の画像を、情報表示装置1を移動させることによって、表示することができる。したがって、腕時計のように、表示領域が狭い場合であっても、時刻の文字情報を大きく表示させることが可能になる。これにより、例えば、ジョギングを行いながらラップの計測時間が見易くなる等、良好なユーザーインターフェースを実現できる。
また、本実施形態においては、CPU11は、情報表示装置1の初期の静止状態において、磁気センサ121によって、情報表示装置1の互いに直交する3軸それぞれの方向に生じる地磁気成分を検出し、前述の姿勢パラメータに基づいてワールド座標系の地磁気成分に変換してRAM15に記憶する。そして、磁気センサ121が検出する各軸の地磁気成分を一定タイミング毎に取得し、取得した一定タイミング毎の各軸の地磁気成分を姿勢パラメータに基づいて、ワールド座標系の地磁気成分に変換する。さらこの変換された各地磁気成分を所定区間毎に累算し、この累算された各地磁気成分を、RAM15に記憶された各地磁気成分に一致させるように補正する。
よって、情報表示装置1を動作させた場合において、重力方向に加えて地磁気方向を補正することで、情報表示装置1の姿勢推定の精度を向上させることにより、腕時計で時刻を見るジェスチャーの検出精度をより高めることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、実施形態は例示に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。本発明はその他の様々な実施形態を取ることが可能であり、更に、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、省略や置換など種々の変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、本明細書などに記載された発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
所定の情報が表示される表示部と、
前記表示部を有する筐体と、
前記筐体の互いに直交する3軸それぞれの方向に生じる加速度を検出する加速度センサと、
前記直交する3軸それぞれを中心とする角速度を検出する角速度センサと、
前記加速度センサが検出した加速度及び前記角速度センサが検出した角速度を取得する第1取得手段と、
前記筐体の静止状態において、前記加速度センサにより検出された重力による加速度を含み、当該静止状態における姿勢パラメータをメモリに記憶する第1記憶制御手段と、
前記角速度が検出される毎に取得した角速度の値に応じて前記メモリに記憶された姿勢パラメータを更新する更新手段と、
前記更新された姿勢パラメータに基づいて、前記検出された加速度から所定の座標系における加速度を算出する算出手段と、
この算出された加速度を累算する第1累算手段と、
この第1累算手段により累算された加速度を、前記メモリに記憶された前記重力による加速度と一致するように姿勢パラメータを補正する第1補正手段と、
前記第1補正手段により補正された前記姿勢パラメータに基づいて、前記表示部に前記所定の情報を表示するか否かを制御する表示制御手段と、を備える情報表示装置。
[付記2]
前記第1取得手段により取得された角速度を時系列に記憶する角速度記憶制御手段と、
前記角速度記憶制御手段により記憶された角速度の時系列パターンと、予め定められた角速度の時系列パターンとの類似度を算出する類似度算出手段と、
前記表示制御手段は、前記類似度算出手段により算出された前記類似度に基づいて、前記表示部に前記所定の情報を表示するか否かを制御する、付記1に記載の情報表示装置。
[付記3]
前記加速度センサが取得した加速度に基づいて、前記筐体の移動距離を算出する移動距離算出手段と、
前記所定の情報のうち、前記表示部に表示される情報の範囲を決定する表示範囲決定手段と、を更に備え、
前記表示範囲決定手段は、前記算出された移動距離に応じて、前記表示される情報の範囲を決定する、付記1又は2に記載の情報表示装置。
[付記4]
前記筐体の互いに直交する3軸それぞれの方向に生じる磁気を検出する磁気センサと、
前記筐体の静止状態において前記磁気センサにより検出された地磁気による磁気、及び当該静止状態における姿勢パラメータをメモリに記憶する第2記憶制御手段と、
前記磁気センサが検出した磁気を取得する第2取得手段と、
前記第2取得手段が取得した前記磁気の各軸成分を累算する第2累算手段と、
この第2累算手段により累算された磁気を、前記メモリに記憶された磁気と一致するように姿勢パラメータを補正する第2補正手段と、を更に備え、
前記表示制御手段は、前記第1補正手段及び前記第2補正手段により補正された前記姿勢パラメータに基づいて、前記表示部に前記所定の情報を表示するか否かを制御する、
付記1から3のいずれかに記載の情報表示装置。
[付記5]
所定の情報が表示される表示部と、前記表示部を有する筐体と、前記筐体の互いに直交する3軸それぞれの方向に生じる加速度を検出する加速度センサと、前記直交する3軸それぞれを中心とする角速度を検出する角速度センサと、を有する情報表示装置が実行する方法であって、
前記加速度センサが検出した加速度及び前記角速度センサが検出した角速度を取得し、
前記筐体の静止状態において、前記加速度センサにより検出された重力による加速度を含み、当該静止状態における姿勢パラメータをメモリに記憶し、
前記角速度が検出される毎に取得した角速度の値に応じて前記メモリに記憶された姿勢パラメータを更新し、
前記更新された姿勢パラメータに基づいて、前記検出された加速度から所定の座標系における加速度を算出し、
この算出された加速度を累算し、
この累算された加速度を、前記メモリに記憶された前記重力による加速度と一致するように姿勢パラメータを補正し、
この補正された姿勢パラメータに基づいて、前記表示部に前記所定の情報を表示するか否かを制御する、方法。
[付記6]
所定の情報が表示される表示部と、前記表示部を有する筐体と、前記筐体の互いに直交する3軸それぞれの方向に生じる加速度を検出する加速度センサと、前記直交する3軸それぞれを中心とする角速度を検出する角速度センサと、を有する情報表示装置として用いられるコンピュータに、
前記加速度センサが検出した加速度及び前記角速度センサが検出した角速度を取得する取得ステップと、
前記筐体の静止状態において、前記加速度センサにより検出された重力による加速度を含み、当該静止状態における姿勢パラメータをメモリに記憶する記憶制御ステップと、
前記角速度が検出される毎に取得した角速度の値に応じて前記メモリに記憶された姿勢パラメータを更新する更新ステップと、
前記更新された姿勢パラメータに基づいて、前記検出された加速度から所定の座標系における加速度を算出する算出ステップと、
この算出された加速度を累算する累算ステップと、
この累算ステップにより累算された加速度を、前記メモリに記憶された前記重力による加速度と一致するように姿勢パラメータを補正する補正ステップと、
この補正された姿勢パラメータに基づいて、前記表示部に前記所定の情報を表示するか否かを制御する表示制御ステップと、
を実行させるプログラム。
1・・・情報表示装置、2・・・矢印、3・・・矢印、4・・・矢印、11・・・CPU、12・・・姿勢センサ、13・・・液晶表示部、14・・・ROM、15・・・RAM、16・・・入力部、121・・・磁気センサ、122・・・加速度センサ、123・・・角速度センサ

Claims (7)

  1. 所定の情報が表示される表示部と、
    前記表示部を有する筐体と、
    前記筐体の加速度を検出する加速度センサと、
    前記筐体の角速度を検出する角速度センサと、
    前記加速度センサが検出した加速度及び前記角速度センサが検出した角速度を取得する第1取得手段と、
    前記筐体の静止状態において、前記加速度センサにより検出された重力による加速度を含み、当該静止状態における姿勢パラメータをメモリに記憶する第1記憶制御手段と、
    前記角速度が検出される毎に取得した角速度の値に応じて前記メモリに記憶された姿勢パラメータを更新する更新手段と、
    前記更新された姿勢パラメータに基づいて、前記検出された加速度から所定の座標系における加速度を算出する算出手段と、
    この算出された加速度を累算する第1累算手段と、
    この第1累算手段により累算された加速度前記メモリに記憶された前記重力による加速度と一致するように姿勢パラメータを補正する第1補正手段と、
    前記第1補正手段により補正された前記姿勢パラメータに基づいて、前記表示部に前記所定の情報を表示するか否かを制御する表示制御手段と、を備える情報表示装置。
  2. 前記所定の座標系とは、水平面上で東方向を1つの軸として互いに直交する3つの軸からなるワールド座標系であることを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
  3. 前記第1取得手段により取得された角速度を時系列に記憶する角速度記憶制御手段と、
    前記角速度記憶制御手段により記憶された角速度の時系列パターンと、予め定められた角速度の時系列パターンとの類似度を算出する類似度算出手段と、
    前記表示制御手段は、前記類似度算出手段により算出された前記類似度に基づいて、前記表示部に前記所定の情報を表示するか否かを制御する、請求項1又は2に記載の情報表示装置。
  4. 前記加速度センサが取得した加速度に基づいて、前記筐体の移動距離を算出する移動距離算出手段と、
    前記所定の情報のうち、前記表示部に表示される情報の範囲を決定する表示範囲決定手段と、を更に備え、
    前記表示範囲決定手段は、前記算出された移動距離に応じて、前記表示される情報の範囲を決定する、請求項1から3のいずれかに記載の情報表示装置。
  5. 前記筐体の磁気を検出する磁気センサと、
    前記筐体の静止状態において前記磁気センサにより検出された地磁気による磁気、及び当該静止状態における姿勢パラメータをメモリに記憶する第2記憶制御手段と、
    前記磁気センサが検出した磁気を取得する第2取得手段と、
    前記第2取得手段が取得した前記磁気の成分を累算する第2累算手段と、
    この第2累算手段により累算された磁気を、前記メモリに記憶された磁気と一致するように姿勢パラメータを補正する第2補正手段と、を更に備え、
    前記表示制御手段は、前記第1補正手段及び前記第2補正手段により補正された前記姿勢パラメータに基づいて、前記表示部に前記所定の情報を表示するか否かを制御する、
    請求項1からのいずれかに記載の情報表示装置。
  6. 所定の情報が表示される表示部と、前記表示部を有する筐体と、前記筐体の加速度を検出する加速度センサと、前記筐体の角速度を検出する角速度センサと、を有する情報表示装置が実行する
    方法であって、
    前記加速度センサが検出した加速度及び前記角速度センサが検出した角速度を取得し、
    前記筐体の静止状態において、前記加速度センサにより検出された重力による加速度を含み、当該静止状態における姿勢パラメータをメモリに記憶し、
    前記角速度が検出される毎に取得した角速度の値に応じて前記メモリに記憶された姿勢パラメータを更新し、
    前記更新された姿勢パラメータに基づいて、前記検出された加速度から所定の座標系における加速度を算出し、
    この算出された加速度を累算し、
    この累算された加速度前記メモリに記憶された前記重力による加速度と一致するように姿勢パラメータを補正し、
    この補正された姿勢パラメータに基づいて、前記表示部に前記所定の情報を表示するか否かを制御する、方法。
  7. 所定の情報が表示される表示部と、前記表示部を有する筐体と、前記筐体の加速度を検出する加速度センサと、前記筐体の角速度を検出する角速度センサと、を有する情報表示装置として用いられるコンピュータに、
    前記加速度センサが検出した加速度及び前記角速度センサが検出した角速度を取得する取得ステップと、
    前記筐体の静止状態において、前記加速度センサにより検出された重力による加速度を含み、当該静止状態における姿勢パラメータをメモリに記憶する記憶制御ステップと、
    前記角速度が検出される毎に取得した角速度の値に応じて前記メモリに記憶された姿勢パラメータを更新する更新ステップと、
    前記更新された姿勢パラメータに基づいて、前記検出された加速度から所定の座標系における加速度を算出する算出ステップと、
    この算出された加速度を累算する累算ステップと、
    この累算ステップにより累算された加速度前記メモリに記憶された前記重力による加速度と一致するように姿勢パラメータを補正する補正ステップと、
    この補正された姿勢パラメータに基づいて、前記表示部に前記所定の情報を表示するか否かを制御する表示制御ステップと、
    を実行させるプログラム。
JP2013056942A 2013-03-19 2013-03-19 情報表示装置、方法及びプログラム Active JP5857991B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013056942A JP5857991B2 (ja) 2013-03-19 2013-03-19 情報表示装置、方法及びプログラム
US14/191,107 US9354708B2 (en) 2013-03-19 2014-02-26 Information display device, information display method, and storage medium
CN201410098916.5A CN104063074B (zh) 2013-03-19 2014-03-17 信息显示装置以及方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013056942A JP5857991B2 (ja) 2013-03-19 2013-03-19 情報表示装置、方法及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014182612A JP2014182612A (ja) 2014-09-29
JP5857991B2 true JP5857991B2 (ja) 2016-02-10

Family

ID=51550821

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013056942A Active JP5857991B2 (ja) 2013-03-19 2013-03-19 情報表示装置、方法及びプログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9354708B2 (ja)
JP (1) JP5857991B2 (ja)
CN (1) CN104063074B (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3029307B1 (fr) * 2014-11-27 2018-01-05 Oberthur Technologies Dispositif electronique, systeme comprenant un tel dispositif, procede de commande d'un tel dispositif et procede de gestion d'affichage par un systeme comprenant un tel dispositif
CN105549377B (zh) * 2015-06-30 2019-03-08 宇龙计算机通信科技(深圳)有限公司 一种智能手表的查看方法及智能手表
US9804679B2 (en) * 2015-07-03 2017-10-31 Google Inc. Touchless user interface navigation using gestures
US20170074641A1 (en) * 2015-09-14 2017-03-16 Michael Dean Tschirhart Translating natural motion to a command
JP6144743B2 (ja) * 2015-09-30 2017-06-07 京セラ株式会社 ウェアラブル装置
WO2017199356A1 (ja) * 2016-05-18 2017-11-23 日立マクセル株式会社 ジェスチャ認識装置、ジェスチャ認識パターン情報のキャリブレーション方法、及びそれを用いた通信端末
JP2018077606A (ja) 2016-11-08 2018-05-17 セイコーエプソン株式会社 携帯型電子装置、表示方法、表示システム、プログラム、および記憶媒体

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07175583A (ja) * 1993-12-16 1995-07-14 Canon Inc 指示入力装置
JPH0814911A (ja) * 1994-07-04 1996-01-19 Sharp Corp 動作認識装置
JP3748483B2 (ja) * 1997-09-12 2006-02-22 株式会社リコー 姿勢入力装置、姿勢入力機能を備えるペン型入力装置及びそのペン型入力装置を有するペン型入力システム
US6573883B1 (en) * 1998-06-24 2003-06-03 Hewlett Packard Development Company, L.P. Method and apparatus for controlling a computing device with gestures
JP2000065576A (ja) * 1998-08-21 2000-03-03 Olympus Optical Co Ltd 映像表示装置
US20050276164A1 (en) * 2004-06-12 2005-12-15 Scott Amron Watch adapted to rotate a displayed image so as to appear in a substantially constant upright orientation
US7307921B1 (en) * 2004-08-30 2007-12-11 Karterman Don S Wristwatch with movable movement case
US7210235B2 (en) * 2005-07-01 2007-05-01 Yamaha Corporation Apparatus and method for detecting azimuth and inclination angle, program for detecting the same, and portable terminal device for detecting the same
JP5589549B2 (ja) 2010-05-14 2014-09-17 ソニー株式会社 情報処理装置及び情報処理装置の操作方法
JP2011248811A (ja) * 2010-05-31 2011-12-08 Panasonic Corp 携帯端末、画像制御方法及びプログラム
JP5625506B2 (ja) 2010-06-04 2014-11-19 ソニー株式会社 操作端末装置、電子機器、および電子機器システム
JP5841352B2 (ja) * 2011-05-24 2016-01-13 任天堂株式会社 ゲームプログラム、ゲーム装置、ゲームシステム、およびゲーム処理方法
KR20140060818A (ko) * 2012-11-12 2014-05-21 삼성전자주식회사 원격 제어 장치, 디스플레이 장치 및 그 제어 방법

Also Published As

Publication number Publication date
CN104063074A (zh) 2014-09-24
JP2014182612A (ja) 2014-09-29
CN104063074B (zh) 2017-04-12
US20140285423A1 (en) 2014-09-25
US9354708B2 (en) 2016-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5857991B2 (ja) 情報表示装置、方法及びプログラム
US9250799B2 (en) Control method for information input device, information input device, program therefor, and information storage medium therefor
WO2017047150A1 (ja) 仮想空間提供方法及びプログラム
TWI442263B (zh) 輸入裝置及方法及程式
KR100855471B1 (ko) 입력 장치 및 상기 입력 장치의 이동 정보를 제공하는 방법
US10139902B2 (en) Method and apparatus for changing a field of view without synchronization with movement of a head-mounted display
JP2011149709A (ja) 歩幅推測方法、移動軌跡算出方法及び歩幅推測装置
JP2011075559A (ja) 動き検出装置および方法
JP6015743B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP6476925B2 (ja) 情報処理装置、位置更新方法及びプログラム
JP5413345B2 (ja) 移動軌跡算出方法及び移動軌跡算出装置
US11960635B2 (en) Virtual object display device and virtual object display method
CN109147058A (zh) 用于视觉惯导信息融合的初始化方法和装置以及存储介质
WO2020075825A1 (ja) 動き推定装置、電子機器、制御プログラム及び動き推定方法
JP2017059196A (ja) 仮想現実空間映像表示方法、及び、プログラム
JP2013181900A (ja) 姿勢算出方法、位置算出方法及び姿勢算出装置
JP2010091462A (ja) 相対加速度検出装置、相対加速度の検出方法およびプログラム
JP6248447B2 (ja) 携帯機器、その制御方法およびその制御プログラム
WO2013132885A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
CA2983574C (en) Initializing an inertial sensor using soft constraints and penalty functions
JP5621899B2 (ja) 電子機器
JP6922208B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP5176537B2 (ja) モーションセンシング装置,モーションセンシング方法およびモーションセンシング回路
JP6208602B2 (ja) 制御装置及びプログラム
KR101637241B1 (ko) 포인팅 디바이스 및 포인터 제어 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150428

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150624

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151130

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5857991

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150