JP5857969B2 - ヘッドメンテナンス装置及びインクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

本発明はヘッドメンテナンス装置及びインクジェット記録装置に関する。
従来、画像記録手段として、インクジェットヘッドからインクを吐出させて画像を形成するインクジェット方式の画像記録装置(以下、「インクジェット記録装置」と称する。)が広く用いられている。
このようなインクジェット記録装置においては、連続して記録作業を行った場合に、インクジェットヘッドの吐出口から吐出され霧状になったインクがインク吐出面や吐出口付近に付着したり堆積したりして、吐出口が目詰まりを起こすことがある。このような状態で記録作業を行った場合には、インクの吐出不良が生じ、画像記録に不具合が生じるおそれがある。
そのため、正常な画像記録を行うためには、適宜インクジェットヘッドのメンテナンスを行うことが必要となる。
メンテナンスの方法としては、インク吐出面をふき取り部材でふき取る方法があり、一般的には、ふき取り部材としてシリコンゴム等から成るブレードが用いられる。
一方、近年インクジェット記録の応用の広がりと共に、インク非吸収性記録媒体に記録可能なインクが開発されている。非吸収性記録媒体に記録された一般的なインクは定着性が悪いので、非吸収性記録媒体用のインクは、定着性を確保するために、樹脂を多く含み粘度が高いか、記録媒体上でUV(紫外線)等の外部エネルギーにより硬化されて高粘度となる性質を有するものが多い。
このようなインクがノズルプレートのノズルの周りに付着し溶媒が蒸発したり、付着したインクが硬化して更に高粘度になったりすると、ヘッドのメンテナンス時に、ブレードでふき取ることが困難になり、場合によっては高粘度になったインクをブレードでノズルに押し込んでしまう可能性があった。
特許文献1には、ノズル面に対するインクのRMV値が特定の範囲であり、多孔質のブレードでノズル面を拭うことにより、拭き残りが無く、ノズル面を傷つけることが無いインクジェット記録装置が記載されている。しかし、特許文献1記載の装置で用いられるインクは一般的な水系のインクであり、非吸収性記録媒体用のインクの適用は考慮されていない。非吸収性記録媒体用のインクがノズル面に付着して、ある程度定着が進むとインクが高粘度化して、上記方法では拭き取りきれず、無理に取ろうとしてブレードの押し付け圧を高くすると、ノズル面の撥水層に傷がついてしまう。
特許文献2には、ノズル面上で布を動かすことなく、押し付け部材により布をノズル面に押し付けることにより、ノズル面の撥水層を傷つけることなく、インクをふき取り、ノズルからインクを異物と共に吸い出すことにより、ノズル欠を解消することが記載されている。
しかし、長時間の印刷により、ノズル面に付着したインクがある程度硬化すると、布を押し付けるだけでは取りきれず、半固形物として残ってしまう。該半固形物がインク吐出孔付近にあるとインクのメニスカスの形が崩れて、出射の曲がりが生じるという問題があった。
特開2003−182097号公報 特開2006−205712号公報
本発明の課題は、未硬化のインクおよびノズル面上に付着して半硬化したインクを、ノズル面上に残さずふき取ることが出来、且つ、ノズル面の撥水層を傷つけないヘッドメンテナンス装置及びインクジェット記録装置を提供することである。
本発明の課題は、以下の手段により解決された。
1.インクジェットヘッドのインクを吐出する複数のノズルが設けられたノズル面をワイピングするワイピング手段を有するヘッドメンテナンス装置において、
前記インクが硬化性インクであり、
前記ワイピング手段が、インクジェットヘッドと当接する側から順に、布からなるワイピング部材、弾性体、支持体を有し、
前記ワイピング手段は、前記支持体上に設けられて、帯状の前記ワイピング部材の巻取りを行う巻取り部を有し、
前記ワイピング手段は、前記支持体を移動させて前記ワイピング部材を前記ノズル面に当接、離隔させ、
前記巻取り部は、少なくともワイピング時に前記ワイピング部材の撓みを生じさせないように巻取り動作を行い、
前記ワイピング手段は、前記布を前記ノズル面と平行に、前記ノズル面に対して相対的にRMV×0.2以上、RMV×0.9以下の移動速度で移動させて前記ノズル面をワイピングすることを特徴とするヘッドメンテナンス装置。
2.インクジェットヘッドのインクを吐出する複数のノズルが設けられたノズル面をワイピングするワイピング手段を有するヘッドメンテナンス装置において、
前記インクが硬化性インクであり、
前記ワイピング手段が、インクジェットヘッドと当接する側から順に、布からなるワイピング部材、弾性体、支持体を有し、
前記弾性体と前記ワイピング部材との接触面は、平面状であり、
前記ワイピング手段は、帯状の前記ワイピング部材の巻取りを行う巻取り部を有し、
前記巻取り部は、少なくともワイピング時に前記ワイピング部材の撓みを生じさせないように巻取り動作を行い、
前記ワイピング手段は、前記布を前記ノズル面と平行に、前記ノズル面に対して相対的にRMV×0.2以上、RMV×0.9以下の移動速度で移動させて前記ノズル面をワイピングすることを特徴とするヘッドメンテナンス装置。
.前記弾性体が発泡樹脂であることを特徴とする前記1又は2に記載のヘッドメンテナンス装置。
.前記発泡樹脂の硬さが10N以上かつ180N以下であることを特徴とする前記に記載のヘッドメンテナンス装置。
.前記布がポリエステル繊維を含有することを特徴とする前記1〜のいずれか1項に記載のヘッドメンテナンス装置。
.前記布がポリアミド繊維を含有することを特徴とする前記1〜のいずれか1項に記載のヘッドメンテナンス装置。
.前記ノズル面が撥水加工されていることを特徴とする前記1〜のいずれか1項に記載のヘッドメンテナンス装置
.前記巻取り部は、前記支持体上に設けられ、
前記ワイピング手段は、前記支持体を移動させて前記ワイピング部材を前記ノズル面に当接、離隔させる
ことを特徴とする請求項記載のヘッドメンテナンス装置。
.前記1〜のいずれか1項に記載のヘッドメンテナンス装置を備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
未硬化のインクおよびノズル面上に付着してある程度硬化したインクを、ノズル面上に残さずふき取ることが出来、且つ、ノズル面の撥水層を傷つけないヘッドメンテナンス装置及びインクジェット記録装置を提供することができる。
本発明に係るヘッドメンテナンス装置を備えるインクジェット記録装置の例を示す図である。 ワイピング手段の例を示す図である。 ワイピング手段の例を示す平面図である。 ワイピング手段の動作を表わす図である。 RMV測定装置を表わす図である。 RMV測定装置を表わす図である。 インクジェットヘッドの斜視図である。 インクジェットヘッドの断面図である。 ワイピング手段の移動機構を表わす正面図である。 ワイピング手段の移動機構を表わす底面図である。
以下、本発明に係るヘッドメンテナンス装置及びこれを備えるインクジェット記録装置について説明する。
実施形態として例示した図1に示すシリアル方式のインクジェット記録装置について説明する。図中、40は、ヘッドメンテナンス装置である。
前記インクは、非吸収性記録媒体に記録したときに定着性に優れることから、硬化性インクであることが好ましい。硬化性インクとしては、UV硬化性インク、電子線硬化性インク、熱硬化性インクが挙げられるが、中でもUV硬化性インクが好ましい。
本実施の形態で例示されるインクジェット記録装置10は、記録媒体にUVインクを吐出し印刷を行い、その後、UV照射手段20によってUVを照射してインクの硬化、定着を行うものであることが好ましい。
このインクジェット記録装置10の印刷を行う部分の主要構成は、図1に示すように、記録媒体(ここでは記録紙P)を印刷時に前方へ搬送させる搬送手段(図示省略)と、UVインクを記録媒体(ここでは記録紙P)に吐出するインクジェットヘッド(ヘッド)31を複数備えたキャリッジ32を有する印刷部30と、この印刷部30のインクジェットヘッド31のメンテナンスを行うヘッドメンテナンス装置40と、印刷時あるいはメンテナンス時などにキャリッジ32を記録媒体と平行な方向(矢印A)に沿って案内するガイドレール50と、前記キャリッジ32の待機所となるホームポジション60とを備えている。
搬送手段は、印刷時において、キャリッジ32の動作にタイミングを合わせて、記録紙PをプラテンR上で搬送し、印刷の終了に応じて、記録紙Pは、プラテンRから下方(矢印B)に向かって搬送される。
印刷部30には、前記したように、インクジェットヘッド31、キャリッジ32等が備えられている。
インクジェットヘッド31には、インクを吐出するインクノズルの吐出口が、記録紙Pに対向する面(ノズル面33)に複数設けられている。
また、キャリッジ32には、前記インクジェットヘッド31が、各色(ここではイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に応じて複数設けられている。
前記キャリッジ32は、ガイドレール50に沿って矢印Aの方向に移動可能に構成されており、後述するヘッドメンテナンス装置40から記録紙PとプラテンR上で対向する印刷領域を経てホームポジション60までの間を移動可能となっている。
ヘッドメンテナンス装置40は、ワイピング手段42を備えている。
ヘッドメンテナンス装置40は、インクジェットヘッド31のノズル面33を密閉し、吐出口を覆った状態で、吐出口からインクを吸引する吸引キャップ41と、該吸引キャップ41によるインクの吸引が行われた後に、ノズル面33を摺擦しノズル面に残るインクを拭き取るためのワイピング手段42を、上面(インクジェットヘッド31の吐出口と対向する面)に、一体的に備えていることが好ましい。
吸引キャップ41は、複数(本実施の形態では2個)並んで設けられており、メンテナンス時において、一度に複数個のインクジェットヘッド31の吸引を行うことを可能としている。この吸引キャップ41の下方には、吸引キャップ41とノズル面33により形成された空間内部を吸引する吸引ポンプ(吸引手段)44、大気連通弁(図示省略)がチューブ45を介して、連結されていることが好ましい。そして、この吸引ポンプ44は、制御部(不図示)によって吸引を制御されている。つまり吸引ポンプ44は、吸引キャップ41により覆われた状態の吐出口を、吸引キャップ41を介して吸引する。そして、吸引ポンプ44によって吐出口から吸引されたインクは、廃インクタンク46に排出される。
なお、本実施の形態では、吸引手段として吸引ポンプ44を例示しているが、インクノズルの吐出口からインクを吸引するものであれば、如何なるものでもよく、例えば、ピストンやシリンダなどが挙げられる。また、吸引ではなく、インクジェットヘッドを駆動することによりインクを吐き捨てても良い。
ホームポジション60には、ノズル面33を保護するキャップ61aが、インクジェットヘッド31と同数設けられてキャップ機構61を構成しており、キャリッジ32の待機中においては、インクジェットヘッド31のノズル面33を覆って密閉していることが好ましい。
本実施の形態においては、印刷部30のキャリッジ32に、UV照射手段20が設けられていることが好ましい。このUV照射手段20は、キャリッジ32における、印刷時の進行方向の後側に設けられるものであるが、特に、本実施の形態は、両方向印刷を行うように構成されたプリンタであるため、キャリッジ32の進行方向(矢印A)の両端部にUV照射手段20がそれぞれ設けられている。
このUV照射手段20は、印刷部30のインクジェットヘッド31から記録紙Pに吐出されたUVインクにUVを照射して硬化、定着させるものであり、前記インクノズルの吐出口のノズル面33と同様、記録紙Pに対向する面に設けられている。なお、UV照射手段20としては、UVランプ等のUVが記録紙Pに照射できる構成の種々のものが使用できる。
また、ここでは、前記UV照射手段20に、UV照射手段20の光源を外部から隔離するシャッター機構21を有している。このシャッター機構21は、キャリッジ32が記録媒体の範囲に入ったら(さらに詳しく言えば、2つのUV照射手段20のうち、キャリッジ進行方向に対して後側のUV照射手段のUV照射範囲が記録媒体の範囲に入ったら)、キャリッジ進行方向に対して後側のUV照射手段20のシャッター機構21のシャッターを開けてUV照射を開始するように構成されている。
また、キャリッジ32が記録媒体以外の範囲(ヘッドメンテナンス装置40又はホームポジション60のキャップ機構61の範囲)に入ったら(さらに詳しく言えば、2つのUV照射手段20のうち、キャリッジ進行方向に対して後側のUV照射手段のUV照射範囲が記録媒体以外の範囲に入ったら)、前記キャリッジ進行方向に対して後側のUV照射手段20のシャッター機構21のシャッターを閉めてUV照射を停止するように構成されている。
インクジェットヘッドのノズルプレートを布で擦るワイピングによりメンテナンスする場合、インクジェットヘッドをガイドレール50に沿って、ヘッドメンテナンス装置40のワイピング手段42と対向する位置に移動する。インクジェットヘッドを静止した後、ワイピング手段42がインクジェットヘッドの方向に移動し、布72をノズル面33に押し当てる。インクジェットヘッドを静止させた状態で、布と弾性体の相対位置を変えず、ワイピング手段をノズル面と平行に移動させて、ワイピング部材をノズル面と平行に相対的に移動させてノズル面を摺擦することにより、ノズル面に付着したインクをワイピングする。
ワイピングは、インクジェットヘッドを吸引キャップの位置で吸引した後行っても良いし、インクジェットヘッドを駆動してインクを吐き捨ててから行っても良い。
ワイピング手段42について、図2A、図2Bを用いて説明する。
ワイピング手段42は、支持体70にロール芯71aと71bが取り付けられ、ロール芯71aと71bには、ワイピング部材である布72が巻かれていて、布72はロール芯71aから繰り出されてロール芯71bに巻き取られる構成に成っている。ロール芯71aと71bの間に渡されている布72と支持体70の間に弾性体73が設けられていて、弾性体73は支持体70に固定され、布72と弾性体73とは摺動可能となっている。弾性体73は布を支持体70より遠い方に凸になるように押し上げている。
ロール芯71aと71bを回転させるために、ロール芯71aと71bに結合しているプーリー76a、76bにベルト74a、74bが掛けられており、ベルトは図示されていない部分で動力装置に結合している。
支持体70には柱状部材75が結合されていて、柱状部材75はヘッドメンテナンス装置40またはインクジェット記録装置に設置されている移動装置(図7A、図7B参照)と結合しており、ワイピング手段42を支え、上下にワイピング手段42を移動させ、位置を制御する力を伝達する。
図7A、図7Bにワイピング手段を上下に移動させる機構を示す。柱状部材75はガイド板80を貫通しており、柱状部材75とガイド板80は摺動可能となっている。ガイド板80はヘッドメンテナンス装置40またはインクジェット記録装置に固定されている。柱状部材には直線状に並んだ歯79が設けられており、モーター81と結合している歯車82とかみ合っている。
モーター81の回転により柱状部材およびワイピング手段が上下に動くことが出来る。モーター81の回転数を制御することによりワイピング部材がインクジェットヘッドに当接してからワイピング手段を押し込むまでの距離を制御することができる。弾性体は適度に圧縮され、ワイピング部材を均一で適度な圧力でノズル面に押し付ける。
前記ワイピング手段をノズル面に対してノズル面と平行に相対的に移動させるには、ワイピング手段を動かす方法とインクジェットヘッドを動かす方法があるが、インクジェットヘッドを動かす方法が、機構が簡単であり好ましい。
布72は同じ部分で複数回のワイピングが出来るが、複数回の使用でワイピング性が低下したら、動力装置を駆動してベルトを動かし、ロール芯71aと71bを回転して布72の未使用領域を引き出し、初期のワイピング性能に回復できる。
(布)
前記布は、不織布であっても、織布であってもよい。該布を構成する繊維はポリエステル、アクリル、ポリアミド等のうちいずれか一つあるいはこれらを組み合わせた材料により構成されることがノズル面に傷をつけにくい点から好ましく、特にポリエステルが好ましく、ポリエステルとポリアミドを組み合わせた材料が最も好ましい。ポリアミド繊維としては、例えば、ナイロン繊維を用いることができる。
また、該繊維は0.5デニール以下の繊度を有する極細繊維から形成されることが好ましい。
(弾性体)
前記弾性体としては、発泡樹脂、シリコンゴム、EPDM、フッ素ゴムなどが挙げられるが、ノズル面に傷を付けにくいことから、発泡樹脂が好ましく、発泡樹脂の中でも発泡ポリウレタンが好ましい。
前記発泡樹脂の硬さは10N以上かつ180N以下であることが好ましく、30N以上かつ180N以下であることが更に好ましい。硬さが10N以上であれば、布がノズル面に押し付けられる圧力が十分に高く、未硬化や半硬化のインクの拭き残りが無い。また、硬さが180N以下であれば、布が均一な圧力でノズル面に密着し、未硬化や半硬化のインクの拭き残りが無い。
前記発泡樹脂の硬さは、クッション用フォームラバーの規格である以下の方法により求める。
1.フォームを平らに置き、直径200mmの円形加圧板を乗せ、
2.フォーム元厚の75%の距離まで押し込んだ後、元に戻して、
3.再び元の厚さの25%の距離まで押し込み、20秒間静止させた時の荷重値をN(ニュートン)で表わす。
(支持体)
前記支持体は、ロール芯71aと71bを回転させるための動力源を内蔵することが出来る。支持体には軸受け77a、77bが設けられており、ロール芯の軸78a、78bを回転可能に支えている。
前記支持体は、弾性体73を担持し、ノズル面に接近して弾性体73と布72に下からノズル面に向けて圧力を加える働きをする。
軸受け77a、77bと弾性体73は同一の支持体70上にある事が好ましい。メンテナンス時に各ロール芯71a、71bと弾性体73の間隔が変わらず、常に布72が撓まない状態に維持するように制御することが容易だからである。
図3の1〜5はインクジェットヘッド31のノズル面をワイピング手段42が拭う動作を示している。以下に1〜5の動作について説明する。
1.インクジェットヘッド31がガイドレール50に沿って、ワイピング手段42と対向する位置に移動する。
2.ワイピング手段42が上昇し、インクジェットヘッドのノズル面33に近づく。
3.ワイピング手段42の布72がインクジェットヘッドのノズル面33と接する。
4.更に、ワイピング手段42が上昇し、弾性体73が圧縮され、ノズル面33に布72が弾性体の反発力で押し当てられる。
5.ノズル面33に布72が押し当てられたまま、ワイピング手段42がノズル面と平行に相対的に移動する。このときロール芯71aと71bは動かず、布72と弾性体73の相対位置は変わらず、ワイピング部材である布がノズル面と相対的に摺動する。
以上、1〜5の動作により、ノズル面に付着し半硬化したインクでも、ノズル面を傷つけずに除去することができる。
ここで、ワイピング部材である布72とノズル面との相対的な移動速度はRMVの0.2倍以上、RMVの0.9倍以下である。布はノズル内のインクを吸いだし、吸い出されたインクがノズル面に残りやすく、該移動速度がRMVの0.9倍を超えると、ノズルを通過した布が移動した軌跡上にインク滴が残ってしまう。一方、ワイピング部材である布72とノズル面との相対的な移動速度がRMVの0.2倍未満では、モーター等駆動系の低速時の制御ムラやギアの噛み合いによる機械的なガタつきがおこってしまうため、ノズル面上で半固形化したインクがふき取れず残ってしまう。
(RMV)
ここで、RMV(後退メニスカス速度)の測定方法について図4A、図4Bを用いて説明する。
撥水性シート90の撥水層91上に後退メニスカス速度を測ろうとするインク92を25μl垂らし、アーム94に取り付けられた下面が親水性のラバー部材93(6mmφ)と撥水層の面の間にインク92を保持し、間隔1mmにこれを保持させ、ラバー部材93の中心が半径20mmで円を描くように、ラバー部材93を回転軸95の周りに周速(Vmm/sec)で回転させる。周速を変化させ、インクがラバー部材93に追随してゆく最大の速度を測定する。追随する速度とは、ラバーの軌跡にインク残りが目視で観察されない最大の速度である。
ここで、ヘッドメンテナンス装置によってメンテナンスを行うインクジェットヘッド31について図5、6を用いて説明する。
インクジェットヘッド31は、ほぼ直方体形状に形成されており、インクを吐出する複数のノズル13が形成されたノズルプレート12を備えている。なお、インク吐出面33は、インクが付着し難いように、FEP(フツ化エチレンプロピレン樹脂)等のフッ素樹脂を含有する撥水層12aを設けることにより、撥水処理が施されていることが好ましい。なお、インクジェットヘッド31の種類、吐出するインクの色や種類等は特に限定されない。
インクジェットヘッド31は、カバープレート14と基板16の間に、電気・機械変換手段であるPZT等の圧電材料からなる複数の隔壁17(一部のみが示されている)で隔てられたインクチャネル18(一部のみが示されている)が多数並設されたせん断モード(シェアモード)タイプのインクジェットヘッドであることが好ましい。
インクはインクタンク(不図示)より、インクチューブ11と通って、インク供給口15よりインクジェットヘッド31内に導入される。
(インク)
本発明は、ノズル面上で半硬化したインクに対し、特に効果があることから、前記インクは非吸収性記録媒体に適用できるインクであることがこのましい。特に硬化性インクが好ましく、中でもUV硬化性インクである場合が特に本発明の効果が顕著である。
以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、下記に記す「部」は断りの無い限り質量部を意味する。
《インクジェットヘッドの作製》
作製したインクジェットヘッドの斜視図および断面図を図5、図6に示す。
同図において、31はインクジェットヘッド、11はインクチューブ、12はノズルプレート、13はノズル、14はカバープレート、15はインク供給口、16は基板、17は隔壁である。そして、インクチャネル18が隔壁17、カバープレート14及び基板16によって形成されている。ノズルプレート12の表面には撥水層12aが設けられている。
インクジェットヘッド31は、カバープレート14と基板16の間に、電気・機械変換手段であるPZT等の圧電材料からなる複数の隔壁17(一部のみが示されている)で隔てられたインクチャネル18(一部のみが示されている)が多数並設されたせん断モード(シェアモード)タイプのインクジェットヘッドである。
図5では簡略化し、ノズル数を減らしているが、ここで用いたインクジェットヘッドは、ノズル数が512ノズルである。ノズル解像度は360dpiである。
インクジェットヘッド31は、基板16、隔壁17、インクチャネル18およびカバープレート14からなるヘッドチップに、下記のノズルプレートを接着して作製した。
《ノズルプレートの作製》
(撥水処理)
FEPの水性分散液(ダイキン工業(株)製のND−1)と水溶性ポリアミドイミド樹脂(日立化成工業(株)製のHPC−1000)と紫外線吸収剤(多木化学(株)製のニードラールP−10)を水中に添加し、塗布液を調整した。なお、FEPの固形分含有量は10質量%、水溶性ポリアミドイミド樹脂の固形分含有量は6質量%とし、FEPに対する紫外線吸収剤濃度を3.8質量%とした。
調整した塗布液を、ワイヤーバーを用いて、膜厚が50μm程度になるように厚さ75μmのポリイミドシート(宇部興産(株)製ユーピレックス)の片面に塗布した。
塗布乾燥後、350℃で4時間熱処理して、撥水層を形成し、撥水性シートを得た。
RMVの測定には、前記撥水性シートを用いた。
前記撥水性シートを、レーザーにより穿孔し、ノズルを形成し、レーザーにより同じサイズに断裁しノズルプレートを作製した。
《インク1の調整》
(顔料分散体D−1の調製)
下記の各化合物をステンレスビーカーに入れ、65℃のホットプレート上で加熱しながら1時間加熱撹拌して溶解した。
PB822(味の素ファインテクノ社製、高分子分散剤、酸価18.5mg/gKOH、アミン価15.9mg/gKOH) 8部
OXT221(東亜合成社製、オキセタン化合物) 72部
次いで、上記溶液を室温まで冷却した後、これに以下の顔料を加えて、直径1mmのジルコニアビーズ200gと共にガラス瓶に入れ密栓し、ペイントシェーカーにて4時間分散処理した後、ジルコニアビーズを除去して、顔料分散体D−1を調製した。
(顔料)
Cyanine Blue 4044(山陽色素社製、Pigment Blue 15:4、アミン価8.0mg/gKOH、酸価0.0mg/gKOH) 20部
(インクの調製)
下記のように、上記調製した顔料分散体D−1と各添加剤を順次混合して、インク1を調製した。
顔料分散体D−1 12.00部
OXT−221(ジ〔1−エチル(3−オキセタニル)〕メチルエーテル;東亞合成社製) 65.75部
SP−152(トリフェニルスルホニウム塩;アデカ社製) 0.20部
メガファックスF475(パーフルオロアルキル基含有アクリルオリゴマー;大日本インキ化学工業社製) 0.05部
《インク2の調整》
(顔料分散体D−2の調製)
下記の各化合物をステンレスビーカーに入れ、50℃のホットプレート上で加熱しながら3時間加熱撹拌して溶解した。
PB822(味の素ファインテクノ社製、高分子分散剤、酸価18.5mg/gKOH、アミン価15.9mg/gKOH) 8部
テトラエチレングリコールジアクリレート 72部
次いで、上記溶液を室温まで冷却した後、これに以下の顔料を加えて、直径1mmのジルコニアビーズ200gと共にガラス瓶に入れ密栓し、ペイントシェーカーにて4時間分散処理した後、ジルコニアビーズを除去して、顔料分散体D−2を調製した。
Cyanine Blue 4044(山陽色素社製、Pigment Blue 15:4、アミン価8.0mg/gKOH、酸価0.0mg/gKOH) 20部
(インクの調整)
下記のように、上記調製した各顔料分散体D−2と各添加剤を順次混合して、インク2を調製した。
顔料分散体D−2 14.00部
テトラエチレングリコールジアクリレート 31.00部
ε−カプロラクタム変性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 30.00部
フェノキシエチルメタクリレート 20.00部
I−907:イルガキュア907(日本チバガイギー社製) 5.00部
《RMVの測定》
上記(RMV)に示した測定方法に基づき、前記撥水性シートと前記インク1、2の組み合わせで、RMVを測定した。
測定結果を表1に示す。
《ワイピング手段》
図2A、図2Bの構造を有し、以下の布と弾性体を表1のように組み合わせて実施例1〜10及び比較例2〜4のワイピング手段を作製した。尚、支持体70はアルミニウムの板材を組み合わせて作製した。
(布)
W−1: Berkshire製MicroPolx4000HP ポリエステル/ナイロンニット
W−2: KBセーレン(株)製 サビーナMX ポリエステル/ナイロン
W−3: KBセーレン(株)製 サビーナDC ポリエステル
(弾性体)
E−1: 株式会社ブリジストン製 GP(ウレタンフォーム;硬さ:30N)
E−2: 株式会社ブリジストン製 TH(ウレタンフォーム;硬さ:100N)
E−3: 株式会社ブリジストン製 JT(ウレタンフォーム;硬さ:180N)
E−4: シリコンゴム
E−5: 株式会社ブリジストン製 MU(ウレタンフォーム;硬さ:2.9N)
E−6: 株式会社ブリジストン製 STXC(ウレタンフォーム;硬さ:200N)
《評価方法》
上記実施例1〜10及び比較例2〜4のワイピング手段を図1のヘッドメンテナンス装置に組み付けた。インクジェットヘッドに表1の実施例1〜10及び比較例1〜4のインクを充填した。実施例1〜10および比較例2〜4は、ワイピング手段をノズル面に向かって移動させ、ワイピング部材をノズル面に押し付けたまま、表1の移動速度でインクジェットヘッド31をガイドレール50に沿って動かすことにより、ノズル面とワイピング部材とを相対的に移動し、下記の評価を行った。
ただし、比較例2は、前記ワイピング手段の布を外し、弾性体の位置にE−2を取り付けて、E−2がノズルプレートに接触するワイピング部材として用いた。上記の他は実施例2と同様に評価を行った。
比較例1は、前記ワイピング手段を用いず、特開2006−205712号公報の第1の実施形態のヘッドメンテナンス装置を用いた。すなわち、ワイピングはブレードによるワイピングに続いて、表面に露出している布と、押し付け部材とを有するインクふき取り装置を押し付け、布は動かさずに布の背後から押し付け部材を動かすことによるふき取りを行った。布はW−2を用いた。上記の他は実施例1と同様に評価を行った。
(ノズル面の傷)
毎回インクを吐出しながら、ワイピング手段をノズル面に200g/cmの圧力で押し付け、1000回ノズル面と平行に表1の移動速度(RMV×移動速度係数)でインクジェットヘッドを移動させることにより、ノズル面とワイピング部材とを相対的に移動させてこすった(移動5cm幅)。顕微鏡にてノズル面を観察し、以下の基準で判定した。
○: 撥水処理へのダメージは観察されない
△: 撥水処理の劣化が見られる
×: 撥水処理に剥がれ、傷が見られる
(液滴残)
吸引キャップ41でインクを吸引した後、ワイピングを行い、ノズル面を観察し、ノズル面から未硬化の液滴が除去されたかどうかを下記の基準で評価した。
◎: ワイピング動作2回後、ノズル面にインク液滴が観察されない
○: ワイピング動作3回後、ノズル面にインク液滴が観察されない(ワイピング動作2回後では観察される)
△: ワイピング動作4回後、ノズル面にインク液滴が観察されない(ワイピング動作3回後では観察される)
×: ワイピング動作4回後、ノズル面にインク液滴が観察される
(半固形残)
UV照射手段21によりUVを照射しながら連続1時間印字を行い、その後ワイピング動作実施。ワイピング動作後のノズル面を観察し、インク液滴および印字中のUV照射により半硬化した半固形のインク滴の拭き残りを評価した。
◎: ワイピング動作3回後、ノズル面にインク液滴および半固形インクが観察されない
○: ワイピング動作5回後、ノズル面にインク液滴および半固形インクが観察されない(ワイピング動作3回目では半硬化インクが観察される)
△: ワイピング動作6回後、ノズル面にインク液滴および半固形インクが観察されない(ワイピング動作5回目では半硬化インクが観察される)
×: ワイピング動作6回後、ノズル面に半硬化インクが観察される
上記評価結果を表1に示す。
ただし、表1でワイピング手段の移動速度係数は、相対的な移動速度÷RMVを表わす。
Figure 0005857969
表1よりワイピング部材として布を弾性体で押し付けながら、RMV×0.2以上、RMV×0.9以下の相対的な移動速度でノズル面に摺動させることにより、ノズル面を傷付けず、未硬化の液滴および半硬化した半固形のインク滴の拭き残りが無くワイピングできることが分かる。また、弾性体を10N以上、180N以下の硬さの発泡樹脂にすることで、未硬化の液滴および半硬化した半固形のインク滴の拭き残りが改善されることが分かる。また、ポリエステル繊維とポリアミド繊維を有する布を用いることにより、ノズル面に傷をつけにくいことが分かる。
産業上の利用の可能性
本発明はヘッドメンテナンス装置及びインクジェット記録装置に利用することができる。
10 インクジェット記録装置
20 UV照射手段
21 シャッター機構
30 印刷部
31 インクジェットヘッド
32 キャリッジ
33 ノズル面
40 ヘッドメンテナンス装置
41 吸引キャップ
42 ワイピング手段
44 吸引ポンプ
46 廃インクタンク
50 ガイドレール
60 ホームポジション
61 キャップ機構
70 支持体
71a、71b ロール芯
72 ワイピング部材(布)
73 弾性体
74a、74b ベルト
76a、76b プーリー
75 柱状部材

Claims (9)

  1. インクジェットヘッドのインクを吐出する複数のノズルが設けられたノズル面をワイピングするワイピング手段を有するヘッドメンテナンス装置において、
    前記インクが硬化性インクであり、
    前記ワイピング手段が、インクジェットヘッドと当接する側から順に、布からなるワイピング部材、弾性体、支持体を有し、
    前記ワイピング手段は、前記支持体上に設けられて、帯状の前記ワイピング部材の巻取りを行う巻取り部を有し、
    前記ワイピング手段は、前記支持体を移動させて前記ワイピング部材を前記ノズル面に当接、離隔させ、
    前記巻取り部は、少なくともワイピング時に前記ワイピング部材の撓みを生じさせないように巻取り動作を行い、
    前記ワイピング手段は、前記布を前記ノズル面と平行に、前記ノズル面に対して相対的にRMV×0.2以上、RMV×0.9以下の移動速度で移動させて前記ノズル面をワイピングすることを特徴とするヘッドメンテナンス装置。
  2. インクジェットヘッドのインクを吐出する複数のノズルが設けられたノズル面をワイピングするワイピング手段を有するヘッドメンテナンス装置において、
    前記インクが硬化性インクであり、
    前記ワイピング手段が、インクジェットヘッドと当接する側から順に、布からなるワイピング部材、弾性体、支持体を有し、
    前記弾性体と前記ワイピング部材との接触面は、平面状であり、
    前記ワイピング手段は、帯状の前記ワイピング部材の巻取りを行う巻取り部を有し、
    前記巻取り部は、少なくともワイピング時に前記ワイピング部材の撓みを生じさせないように巻取り動作を行い、
    前記ワイピング手段は、前記布を前記ノズル面と平行に、前記ノズル面に対して相対的にRMV×0.2以上、RMV×0.9以下の移動速度で移動させて前記ノズル面をワイピングすることを特徴とするヘッドメンテナンス装置。
  3. 前記弾性体が発泡樹脂であることを特徴とする請求項1又は2記載のヘッドメンテナンス装置。
  4. 前記発泡樹脂の硬さが10N以上かつ180N以下であることを特徴とする請求項に記載のヘッドメンテナンス装置。
  5. 前記布がポリエステル繊維を含有することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のヘッドメンテナンス装置。
  6. 前記布がポリアミド繊維を含有することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のヘッドメンテナンス装置。
  7. 前記ノズル面が撥水加工されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のヘッドメンテナンス装置。
  8. 前記巻取り部は、前記支持体上に設けられ、
    前記ワイピング手段は、前記支持体を移動させて前記ワイピング部材を前記ノズル面に当接、離隔させる
    ことを特徴とする請求項記載のヘッドメンテナンス装置。
  9. 請求項1〜のいずれか1項に記載のヘッドメンテナンス装置を備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
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