JP5857910B2 - 負極活物質および非水系金属イオン電池 - Google Patents
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Description
まず、本発明の負極活物質について説明する。本発明の負極活物質は非水系金属イオン電池用の負極活物質であって、NaSn2(PO4)3の結晶相を含有することを特徴とする。
次に、本発明の非水系金属イオン電池について説明する。本発明の非水系金属イオン電池は、正極活物質を含有する正極活物質層と、負極活物質を含有する負極活物質層と、上記正極活物質層および上記負極活物質層の間に形成される非水電解質層とを備える非水系金属イオン電池であって、上記負極活物質が、上述した負極活物質であることを特徴とするものである。
以下、本発明の非水系金属イオン電池について、構成ごとに説明する。
本発明における負極活物質層は、少なくとも負極活物質を含有する層である。また負極活物質層は、負極活物質の他に、導電化材、結着材および固体電解質材料の少なくとも一つを含有していても良い。
本発明における正極活物質層は、少なくとも正極活物質を含有する層である。また正極活物質層は、正極活物質以外に必要に応じて、導電化材、結着材および固体電解質材料の少なくとも一つをさらに含有していても良い。
本発明における非水電解質層は、正極活物質層および負極活物質層の間に形成される層である。非水電解質層に含まれる非水電解質を介して、正極活物質および負極活物質の間の金属イオン伝導を行う。上記非水電解質としては、水を含まない電解質であれば特に限定されるものではない。非水電解質層の形態としては特に限定されるものではなく、例えば、液体電解質層(非水電解液)、ゲル電解質層、固体電解質層等を用いることができる。
本発明の非水系金属イオン電池は、上述した負極活物質層、正極活物質層および非水電解質層を少なくとも有するものである。さらに通常は、正極活物質層の集電を行う正極集電体、および負極活物質層の集電を行う負極集電体を有する。集電体の材料としては、電子伝導性を有するものであれば特に限定されるものではなく、例えば、SUS、アルミニウム、銅、ニッケル、チタン、鉄、カーボン等を挙げることができる。また集電体の形状としては、例えば、箔状、メッシュ状、多孔質形状等をあげることができる。
本発明の非水系金属イオン電池の種類としては、例えば、ナトリウムイオン電池、リチウムイオン電池、マグネシウムイオン電池およびカルシウムイオン電池等を挙げることができ、中でも、ナトリウムイオン電池およびリチウムイオン電池であることが好ましく、特に、ナトリウムイオン電池であることが好ましい。高容量な電池とすることができるからである。
出発原料として、炭酸ナトリウム(Na2CO3)、酸化スズ(SnO)、五酸化二リン(P2O5)を用意した。次に、Na2CO3、SnOおよびP2O5をmol比で1:4:3となるように秤量し、エタノール中でボールミルにより混合して原料組成物を得た。続いて、エタノールを乾燥除去した後、ペレット状に成形しマッフル炉にて700℃、5時間の条件で焼成した。これにより、本発明の負極活物質を得た。
得られた負極活物質の粉末と、導電化材(アセチレンブラックおよびVGCF)と、結着材(PVdF)とを、負極活物質:導電化材:結着材=70:25:5の重量比で混錬することにより、ペーストを得た。次に、得られたペーストを、銅箔上にドクターブレード法にて塗工し、乾燥し、プレスすることにより、厚さ20μmの試験電極を得た。
(X線回折測定)
合成例で得られた負極活物質を用いて、CuKα線によるX線回折(XRD)測定を行った。その結果を図2に示す。図2に示されるように、上記負極活物質では、2θ=14.4°、19.8°、20.9°、24.0°、28.9°、31.8°、35.9°、36.5°、45.8°、47.3°、49.2°、52.2°、57.2、62.8°°付近にNaSn2(PO4)3の結晶相を示す特徴的なピークが確認された。また、2θ=20.9°±0.5°のピークの回折強度をIAとし、2θ=22.5°±0.5°のピーク(不純物相)の回折強度をIBとした場合に、IB/IAの値が0.11となることが確認された。これより、合成例で得られた負極活物質はNaSn2(PO4)3の結晶相を主相として有していることが確認できた。
(評価用Naイオン電池の作製)
CR2032型コインセルを用い、作用極として上述した試験電極を用い、対極としてNa金属を用い、セパレータとしてポリプロピレン/ポリエチレン/ポリプロピレン(PP/PE/PP)の多孔質セパレータ(厚さ25μm)を用いた。また電解液として、エチレンカーボネート(EC)と、ジメチルカーボネート(DMC)とを、EC:DMC=1:1の体積比で混合した溶媒に、支持塩であるNaPF6を濃度1mol/Lで溶解させたものを用いた。これらを用いて評価用Naイオン電池を得た。
(電池評価)
実施例1で得られた評価用Naイオン電池について、電池評価環境温度25℃、電流レートC/10、0.01V〜3.0Vの電圧範囲において充放電を行い、充放電特性を評価した。上記評価用Naイオン電池の充放電容量の結果を図3に示し、また2サイクル目におけるNaイオンの挿入脱離容量およびその充放電効率を表1に示す。
(評価用Liイオン電池の作製)
CR2032型コインセルを用い、作用極として上述した試験電極を用い、対極としてLi金属を用い、セパレータとしてポリプロピレン/ポリエチレン/ポリプロピレン(PP/PE/PP)の多孔質セパレータ(厚さ25μm)を用いた。また電解液として、エチレンカーボネート(EC)と、ジメチルカーボネート(DMC)と、エチルメチルカーボネート(EMC)とを、EC:DMC:EMC=3:4:3の体積比で混合した溶媒に、支持塩であるLiPF6を濃度1mol/Lで溶解させたものを用いた。これらを用いて評価用Liイオン電池を得た。
(電池特性)
実施例2で得られた評価用Liイオン電池について、電池評価環境温度25℃、電流レートC/10、0.01V〜3.0Vの電圧範囲において充放電を行い、充放電特性を評価した。上記評価用Liイオン電池の充放電容量の結果を図4に示し、また2サイクル目におけるLiイオンの挿入脱離容量およびその充放電効率を表1に示す。
2 … 負極活物質層
3 … 非水電解質層
4 … 正極集電体
5 … 負極集電体
10 … 非水系金属イオン電池
Claims (5)
- 非水系金属イオン電池用の負極活物質であって、
NaSn2(PO4)3の結晶相を含有することを特徴とする負極活物質。 - 前記負極活物質が、NaSn2(PO4)3の結晶相を主相として含有することを特徴とする請求項1に記載の負極活物質。
- 正極活物質を含有する正極活物質層と、負極活物質を含有する負極活物質層と、前記正極活物質層および前記負極活物質層の間に形成される非水電解質層とを備える非水系金属イオン電池であって、
前記負極活物質が、請求項1または請求項2の負極活物質であることを特徴とする非水系金属イオン電池。 - 非水系ナトリウムイオン電池であることを特徴とする請求項3に記載の非水系金属イオン電池。
- 非水系リチウムイオン電池であることを特徴とする請求項3に記載の非水系金属イオン電池。
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