JP5857705B2 - 圧縮機の防音装置 - Google Patents
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Description
前記圧縮機は円筒形状の密閉容器を有しており、
前記被覆部材は板金製であり、前記密閉容器の外形に沿った円筒形状に形成されており、
前記被覆部材には、前記密閉容器の側面に設けられた電気配線用のターミナル部を外部に露出するための窓が形成され、
前記窓を開閉可能に閉鎖する蓋体をさらに備えていることを特徴とする。
圧縮機のターミナル部は、密閉容器の側面から突出している場合があり、このターミナル部を含む範囲で密閉容器を被覆部材によって覆うと、当該被覆部材の直径が大きくなり、室外機内の通風抵抗を高めてしまう。上記のように、内部空間を有する箱形状に蓋体を形成すると、ターミナル部を蓋体の内部空間に収めることができるので、窓からターミナル部を突出させるように被覆部材を形成することができ、被覆部材を可及的に小さい直径で形成し、より小型化が可能になるとともに、室外機内の通風抵抗や風切り音の発生等をより低減することが可能となる。
一般に、圧縮機の密閉容器には、冷媒を吸入又は吐出させるための冷媒配管が接続されているため、密閉容器を覆う被覆部材には冷媒配管を貫通させるための孔等を形成する必要がある。そのため、上記のように被覆部材にターミナル部を露出させるための窓が形成されている場合には、この窓を利用して被覆部材に冷媒配管を貫通(通過)させることで、新たな孔等を形成する必要がなくなり、被覆部材の加工を少なくすることができる。
この構成によれば、必要に応じて窓の一部又は全部を開放することができるので、例えば、窓における利用頻度が高い部分を第2の蓋部によって閉じることにより、蓋体全体を開く頻度を少なくし、第2の蓋部のみを小さい開閉スペース(揺動スペース)で開閉させることができる。
この構成によれば、第2の蓋部のみを開くことでターミナル部を露出させ、ターミナル部に対する電気配線の接続等の作業を容易に行うことができる。第1の蓋部は、例えば圧縮機に対して防音装置を装着するときや冷媒配管を接続するときなど、室外機の組立時に開ければよく、組立後は第2の蓋部のみを開け、ターミナル部に対する作業を行えばよい。冷媒配管は、第1の蓋部、又は第1の蓋部及び第2の蓋部の境界に設けられた挿通口に挿通されるので、第2の蓋部の開閉の邪魔になることもない。
このような構成によって、室外機内の狭い空間に設けられた圧縮機に対して被覆部材を装着したり、取り外したりする作業を容易に行うことができる。
空気調和装置1は、例えばビル用のマルチタイプの空気調和装置であり、1つ又は複数の室外機2に対して複数の室内機3が並列に接続され、これらの間で冷媒を流通させることができるように、冷媒回路10が形成されている。
本実施の形態における室外機2は、所謂、上吹き出しタイプの室外機であり、室外機本体(ケーシング)5と、この室外機本体5に内蔵された室外熱交換器13、圧縮機11、四路切換弁12、アキュムレータ20、オイルセパレータ21等の冷媒回路10(図1参照)を構成する機器と、室外機本体5の上部に設けられた送風ファン23等を備えている。なお、図1においては、室外機本体5に内蔵された機器のうち、室外熱交換器13及び圧縮機11のみを示し、他を省略している。
室外機本体5の上部には、送風ファン23と、この送風ファン23の外周部を囲うベルマウス30が設けられている。送風ファン23及びベルマウス30の周囲は上側面パネル25によって覆われ、外部に露出しないように構成されている。
本実施の形態の圧縮機11は、上下方向の軸心を有する円筒形状に形成された密閉容器41と、この密閉容器41の下端部に設けられた脚部42とを有している。密閉容器41の内部には、冷媒を圧縮するための圧縮機構と、この圧縮機構を駆動する駆動モータとが内蔵されている(いずれも図示省略)。脚部42は、平面視において密閉容器41から水平方向に突出し、ボルト43によって底フレーム26上に固定される。
蓋体60は、第1の蓋部61と第2の蓋部62とから構成されている。第1の蓋部61は、窓55の左端縁の近傍において上下方向の第1の支軸63を介して揺動可能に設けられている。第2の蓋部62は、第1の蓋部61の先端に対して上下方向の第2の支軸64を介して揺動可能に設けられている。そして、図7に示されるように、第1の蓋部61を閉鎖したまま第2の支軸64を支点に第2の蓋部62を前方へ揺動させることで、窓55の一部(右側)を開放することができ、さらに、図8に示されるように、第1の蓋部61を第1の支軸63を支点に左方向へ揺動させることで、窓55の全体を開放することができる。
図5に示されるように、蓋体60の上面部60dには、接続用冷媒配管47に接続された冷媒配管46を上下方向に貫通させるための挿通口71が形成されている。この挿通口71は、第1の蓋部61と第2の蓋部62との境界に設けられており、そのために第1の蓋部61と第2の蓋部62とには挿通口71を構成する半円弧状の凹部がそれぞれ形成されている。そして、図7に示されるように、第2の蓋部62を前方へ揺動させることによって挿通口71を開放することができ、さらに、図8に示されるように、第1の蓋部61を左方向へ揺動させることによって接続用冷媒配管47全体を露出させることができる。
また、ターミナル部48の下面から突出する電気配線49は、蓋体60の下面部60eに形成された切り欠き60e2を介して蓋体60の外部へ引き出されている。
また、被覆部材51は、圧縮機の密閉容器41の外形に沿った円筒形状に形成されているので、直方体形状に形成される場合に比べて小型化することができる。そのため、室外機2内に占める被覆部材51の配置スペースを可及的に小さくすることができ、室外機2内の機器の配置の自由度を高めることができる。さらに、被覆部材51は、室外機2内の空気の流れを乱すことが少なくなり、通風抵抗や風切り音の発生等を低減することができる。
例えば、上記実施の形態の室外機2は、1台の圧縮機11を備えていたが、2台以上の圧縮機11を備えていてもよい。この場合、複数の圧縮機11のそれぞれに対して本発明の防音装置50を装着すればよい。また、防音装置50における被覆部材51の内面や蓋体60の内面には、フェルト等の防音材を設けてもよい。
また、上記実施の形態において、蓋体60は、平面と角部とを有する方形状(角形状)の箱形状に形成されていたが、曲面により構成された箱形状に形成されていてもよい。
2 室外機
5 室外機本体
11 圧縮機
41 密閉容器
46 冷媒配管
48 ターミナル部
51 被覆部材
55 窓
60 蓋体
61 第1の蓋部
62 第2の蓋部
Claims (6)
- 室外機(2)の内部に配置された圧縮機(11)を覆う被覆部材(51)を備えている防音装置であって、
前記圧縮機(11)は円筒形状の密閉容器(41)を有しており、
前記被覆部材(51)は板金製であり、前記密閉容器(41)の外形に沿った円筒形状に形成されており、
前記被覆部材(51)には、前記密閉容器(41)の側面に設けられた電気配線用のターミナル部(48)を外部に露出するための窓(55)が形成され、
前記窓(55)を開閉可能に閉鎖する蓋体(60)をさらに備えていることを特徴とする圧縮機の防音装置。 - 前記蓋体(60)が、内部空間を有する箱形状に形成されている、請求項1に記載の圧縮機の防音装置。
- 前記窓(55)が、前記密閉容器(41)の側面に接続された冷媒配管(46、47)を通過させるために用いられる、請求項1又は2に記載の圧縮機の防音装置。
- 前記蓋体(60)が、前記被覆部材(51)に揺動可能に連結された第1の蓋部(61)と、この第1の蓋部(61)の先端部に揺動可能に連結された第2の蓋部(62)とを備えており、この第2の蓋部(62)のみを揺動させて前記窓(55)の一部を開放する態様と、前記第1の蓋部(61)及び前記第2の蓋部(62)を揺動させて前記窓(55)の全部を開放する態様との、2つの態様で前記窓(55)を開放可能である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の圧縮機の防音装置。
- 前記蓋体(60)が、前記被覆部材(51)に揺動可能に連結された第1の蓋部(61)と、この第1の蓋部(61)の先端部に揺動可能に連結されかつ前記ターミナル部(48)を覆う第2の蓋部(62)とを備えており、
前記第1の蓋部(61)、又は前記第1の蓋部(61)と前記第2の蓋部(62)との境界には、前記冷媒配管(46,47)を挿通させる挿通口(71)が形成されている、請求項3に記載の圧縮機の防音装置。 - 前記被覆部材(51)が水平方向に分割可能な複数の分割体(51A,51B)によって構成されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の圧縮機の防音装置。
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