JP2017156038A - 防音カバー及びそれを備えた室外ユニット - Google Patents

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弘毅 安藤
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Abstract

【課題】室外ユニットの底フレーム上に設けられるレシーバ付きの圧縮機を覆う防音カバー及びそれを備えた室外ユニットにおいて、レシーバの下方の空間を確保することを可能にして、室外ユニット内の空間の有効利用を図る。【解決手段】防音カバー(50)は、圧縮機(7)を構成する圧縮機本体(8)の側面及び圧縮機本体(8)の横に並んで配置されるレシーバ(9)の側面をまとめて筒状に覆う側面防音カバー(52)と、レシーバ(9)の底面を覆う底面防音カバー(53)と、を有している。【選択図】図6

Description

本発明は、防音カバー及びそれを備えた室外ユニット、特に、室外ユニットの底フレーム上に設けられるレシーバ付きの圧縮機を覆う防音カバー及びそれを備えた室外ユニットに関する。
従来より、空気調和装置を構成する室外ユニットがある。このような室外ユニットは、底フレームを有するケーシングと、底フレーム上に設けられる圧縮機と、を有している。圧縮機は、運転音を低減するために、防音カバーによって覆われている。
ここで、底フレーム上に設けられる圧縮機としては、圧縮機本体及び圧縮機本体の横に並んで配置されるレシーバによって構成されるレシーバ付きの圧縮機が使用される場合がある。圧縮機本体は、略円筒形状のハウジング内に冷媒を圧縮するための圧縮機構及び圧縮機構を回転駆動するためのモータが収容された機器である。レシーバは、圧縮機本体に吸入される冷媒を一時的に溜めるために圧縮機本体に接続された略円筒形状の容器である。
このようなレシーバ付きの圧縮機を覆う防音カバーとしては、特許文献1(特開2014−118905号公報)に示すように、圧縮機本体の側面及びレシーバの側面をまとめて筒状に覆う側面防音カバーを有するものが使用される。
レシーバ付きの圧縮機が底フレーム上に配置され、かつ、防音カバーによって覆われていない状態においては、レシーバと底フレームとの上下方向間、すなわち、レシーバの下方に空間が形成される。
しかし、上記特許文献1の防音カバーによって圧縮機本体の側面及びレシーバの側面をまとめて筒状に覆うと、側面防音カバーがレシーバの下方の空間も覆うことになる。
このため、冷媒管等の他の部品をレシーバの下方の空間に配置することができなくなり、室外ユニット内の空間の有効利用が不十分なものになる。
本発明の課題は、室外ユニットの底フレーム上に設けられるレシーバ付きの圧縮機を覆う防音カバー及びそれを備えた室外ユニットにおいて、レシーバの下方の空間を確保することを可能にして、室外ユニット内の空間の有効利用を図ることにある。
第1の観点にかかる防音カバーは、室外ユニットの底フレーム上に設けられるレシーバ付きの圧縮機を覆う防音カバーであり、圧縮機を構成する圧縮機本体の側面及び圧縮機本体の横に並んで配置されるレシーバの側面をまとめて筒状に覆う側面防音カバーと、レシーバの底面を覆う底面防音カバーと、を有している。
ここでは、底面防音カバーによって、レシーバの底面の防音を行いつつ、レシーバの下方の空間を防音カバーによって覆わないようにすることができる。
これにより、ここでは、室外ユニットの底フレーム上に設けられるレシーバ付きの圧縮機を覆う防音カバーにおいて、レシーバの下方の空間を確保することを可能にして、室外ユニット内の空間の有効利用を図ることができる。
第2の観点にかかる防音カバーは、第1の観点にかかる防音カバーにおいて、側面防音カバーを構成する側面−底面防音カバーを有しており、側面−底面防音カバーは、底面防音カバーを含む部材である。
ここでは、底面防音カバーが側面防音カバーと一体の部材である側面−底面防音カバーによって構成されているため、底面防音カバーを側面防音カバーと別体にする場合に比べて、部品点数を減らすことができる。
第3の観点にかかる防音カバーは、第2の観点にかかる防音カバーにおいて、底面防音カバーは、側面−底面防音カバーによって圧縮機本体の側面及びレシーバの側面がまとめて筒状に覆われた状態において、側面−底面防音カバーの一部分が上向きに折り曲げられてなる。
ここでは、側面−底面防音カバーによって圧縮機本体の側面及びレシーバの側面をまとめて筒状に覆った後に、側面−底面防音カバーの一部を上向きに折り曲げることによって、底面防音カバーを得ることができるため、側面防音カバーを圧縮機に取り付ける作業を行う際に、底面防音カバーも容易に圧縮機に取り付けることができる。
第4の観点にかかる防音カバーは、第1〜第3の観点のいずれかにかかる防音カバーにおいて、底面防音カバーは、レシーバの底面を覆った状態で、側面防音カバーに支持されている。
ここでは、底面防音カバーを容易にレシーバの底面を覆う所定位置に容易に取り付けることができる。このとき、底面防音カバーの側面防音カバーへの支持構造として、面ファスナ等を採用すれば、底面防音カバーの取り付け性をさらに向上させることができる。
第5の観点にかかる防音カバーは、第1〜第4の観点のいずれかにかかる防音カバーにおいて、側面防音カバーには、レシーバの底面に沿うように横向きのスリットが形成されており、側面防音カバーのうちスリットの下方の部分は、圧縮機本体の側面のうちレシーバの直下に対応する部分を覆っている。
レシーバの下方の空間を確保するにあたり、側面防音カバーとして圧縮機本体の側面のうちレシーバの直下に対応する部分が切り欠かれた形状を採用することが考えられる。すなわち、側面防音カバーによって圧縮機本体の側面及びレシーバの側面をまとめて筒状に覆い、かつ、底面防音カバーによってレシーバの底面を覆った状態にするのである。しかし、このような形状を採用すると、圧縮機本体の側面のうちレシーバの直下に対応する部分が側面防音カバーによって覆われない状態になってしまい、防音性能を低下させる要因になる。
そこで、ここでは、上記のように、側面防音カバーにレシーバの底面に沿ってスリットを形成し、スリットの下方の部分によって圧縮機本体の側面のうちレシーバの直下に対応する部分を覆うようにしている。
これにより、ここでは、圧縮機本体の側面のうちレシーバの直下に対応する部分を含めた圧縮機本体の側面を側面防音カバーによって覆うことができ、防音性能の低下を防ぐことができる。このとき、底面防音カバーが側面防音カバーと一体の部材である側面−底面防音カバーによって構成されている場合には、圧縮機本体の側面、レシーバの側面、及び、レシーバの底面を側面−底面防音カバーという1つの部材で覆うことができ、これにより、部品点数を最小化することができる。
第6の観点にかかる室外ユニットは、底フレームを有するケーシングと、底フレーム上に設けられるレシーバ付きの圧縮機と、を有している。そして、ケーシング内には、圧縮機を構成する圧縮機本体及び圧縮機本体の横に並んで配置されるレシーバの下方に、冷媒管が配置されており、圧縮機は、第1〜第5の観点のいずれかの防音カバーによって覆われている。
第1〜第5の観点のいずれかの防音カバーによってレシーバ付きの圧縮機を覆うようにすれば、上記のように、レシーバの下方に冷媒管を配置することができる。
このように、第1〜第5の観点のいずれかの防音カバーを採用することによって、レシーバの下方の空間を、冷媒管を配置するための空間として利用することができる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、室外ユニットの底フレーム上に設けられるレシーバ付きの圧縮機を覆う防音カバー及びそれを備えた室外ユニットにおいて、レシーバの下方の空間を確保することを可能にして、室外ユニット内の空間の有効利用を図ることができる。
本発明の一実施形態にかかる防音カバーが採用された室外ユニットを有する空気調和装置の概略構成図である。 室外ユニットの外観斜視図である。 室外ユニットの平面図(天板と、圧縮機、室外熱交換器及び閉鎖弁以外の冷媒回路構成部品と、を取り除いて図示)である。 室外ユニットの前面図(左右前板と、圧縮機、室外熱交換器及び閉鎖弁以外の冷媒回路構成部品と、を取り除いて図示)である。 圧縮機及び防音カバーを示す立面図である。 図5の縦断面図である。 圧縮機及び防音カバーを図5のA方向から見た図である。 側面−底面防音カバーの展開図である。
以下、本発明にかかる防音カバー及びそれを備えた室外ユニットの実施形態及びその変形例について、図面に基づいて説明する。尚、本発明にかかる防音カバー及びそれを備えた室外ユニットの具体的な構成は、下記の実施形態及びその変形例に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
(1)空気調和装置の構成
図1は、本発明の一実施形態にかかる防音カバー50が採用された室外ユニット2を有する空気調和装置1の概略構成図である。
空気調和装置1は、蒸気圧縮式の冷凍サイクルを行うことによって、建物等の室内の冷房や暖房を行うことが可能な装置である。空気調和装置1は、主として、室外ユニット2と、室内ユニット3とが接続されることによって構成されている。ここで、室外ユニット2と室内ユニット3とは、液冷媒連絡管4及びガス冷媒連絡管5を介して接続されている。すなわち、空気調和装置1の蒸気圧縮式の冷媒回路6は、室外ユニット2と、室内ユニット3とが冷媒連絡管4、5を介して接続されることによって構成されている。また、この冷媒回路6には、R32等の冷媒が封入されている。
室外ユニット2は、室外に設置されており、冷媒回路6の一部を構成している。室外ユニット2は、主として、圧縮機7と、四路切換弁10と、室外熱交換器11と、膨張弁12と、液側閉鎖弁13と、ガス側閉鎖弁14と、室外ファン15と、を有している。
室内ユニット3は、室内に設置されており、冷媒回路6の一部を構成している。室内ユニット3は、主として、室内熱交換器19を有している。
冷媒連絡管4、5は、空気調和装置1を建物等の設置場所に設置する際に、現地にて施工される冷媒管である。液冷媒連絡管4の一端は、室外ユニット2の液側閉鎖弁13に接続され、液冷媒連絡管4の他端は、室内ユニット3の室内熱交換器19の液側端に接続されている。ガス冷媒連絡管5の一端は、室外ユニット2のガス側閉鎖弁14に接続され、ガス冷媒連絡管5の他端は、室内ユニット3の室内熱交換器19のガス側端に接続されている。
(2)室外ユニットの構成
<全体>
図2は、室外ユニット2の外観斜視図である。図3は、室外ユニット2の平面図(天板42と、圧縮機7、室外熱交換器11及び閉鎖弁13、14以外の冷媒回路構成部品と、を取り除いて図示)である。図4は、室外ユニット2の前面図(左右前板43、44と、圧縮機7、室外熱交換器11及び閉鎖弁13、14以外の冷媒回路構成部品と、を取り除いて図示)である。
室外ユニット2は、略直方体箱状のケーシング40の内部が鉛直に延びる仕切板48により送風機室S1と機械室S2とに分割されたトランク型の構造と呼ばれるものである。室外ユニット2は、主として、略直方体箱状のケーシング40と、室外ファン15と、圧縮機7や室外熱交換器11等の機器、液側閉鎖弁13やガス側閉鎖弁14等の弁及び冷媒管等を含み冷媒回路6の一部を構成する冷媒回路構成部品と、を有している。尚、以下の説明において、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」、「前面」、「背面」は、特にことわりのない限り、図2に示される室外ユニット2を前方から見た場合の方向を意味している。
<ケーシング>
ケーシング40は、主として、底フレーム41と、天板42と、左前板43と、右前板44と、右側板45と、を有している。
底フレーム41は、ケーシング40の底面部分を構成する横長の略長方形状の板状部材である。底フレーム41の下面には、現地設置面に固定される2つの固定脚46が設けられている。
天板42は、ケーシング40の天面部分を構成する横長の略長方形状の板状部材である。
左前板43は、主として、ケーシング40の左前面部分及び左側面部分を構成する板状部材であり、その下部が底フレーム41にネジ等により固定されている。左前板43には、室外ファン15によってケーシング40内に吸入される空気の吸入口43aが形成されている。また、左前板43には、室外ファン15によってケーシング40の背面側及び左側面側から内部に取り込まれた空気を外部に吹き出すための吹出口43bが設けられている。吹出口43bは、ここでは、上下2つ形成されており、それぞれにファングリル47が設けられている。
右前板44は、主として、ケーシング40の右前面部分及び右側面の前部を構成する板状部材であり、その下部が底フレーム41にネジ等により固定されている。また、右前板44は、その左端部が左前板43の右端部にネジ等により固定されている。
右側板45は、主として、ケーシング40の右側面の後部及び右背面部分を構成する板状部材であり、その下部が底フレーム41にネジ等により固定されている。そして、左前板43の後端部と右側板45の背面側端部と左右方向間には、室外ファン15によってケーシング40内に吸入される空気の吸入口43cが形成されている。
また、ケーシング40内には、仕切板48が設けられている。仕切板48は、底フレーム41上に配置される鉛直に延びる板状部材であり、ケーシング40の内部を左右2つの空間に仕切るように配置されている。仕切板48は、ケーシング40を上方から見た際に、左前板43の右端部から背面側に向かって延びており、ケーシング40の左側面から背面に沿うように配置された略L字形状の室外熱交換器11の右端面まで達している。左前板43の右端部は、仕切板48の前端部にネジ等により固定されている。
このように、ケーシング40は、その内部が仕切板48により送風機室S1と機械室S2とに分割されている。より具体的には、送風機室S1は、底フレーム41と、天板42と、左前板43と、仕切板48とによって囲まれた空間であり、主として、室外ファン15や室外熱交換器11が配置されている。機械室S2は、底フレーム41と、天板42と、右前板44と、右側板45と、仕切板48とによって囲まれた空間であり、主として、室外熱交換器11以外の冷媒回路構成部品が配置されている。そして、ケーシング40では、右前板44を取り外すことによって、機械室S2の内部が見えるようになっており、室外ユニット2の機械室S2内に収容された冷媒回路構成部品のメンテナンスや閉鎖弁13、14への冷媒連絡管4、5の配管接続等の作業を行えるようになっている。
<室外ファン>
室外ファン15は、プロペラファンであり、送風機室S1内の室外熱交換器11の前側に配置されている。ここでは、室外ファン15は、吹出口43bに対向するように、送風機室S1内に上下2つ配置されている。
<冷媒回路構成部品>
圧縮機7は、機械室S2内において、底フレーム41上に設けられている。ここでは、圧縮機7は、圧縮機本体8及び圧縮機本体8の横に並んで配置されるレシーバ9によって構成されるレシーバ付きの圧縮機である。
圧縮機本体8は、略円筒形状のハウジング内に冷媒を圧縮するための圧縮機構及び圧縮機構を回転駆動するためのモータが収容された密閉式圧縮機である。圧縮機本体8の頂部には、電気接続用のターミナル81及び配管接続用の吐出ノズル82が設けられている。圧縮機本体8は、ケーシング40を上方から見た際に、機械室S2の仕切板48寄りに配置されており、その底部が複数(ここでは、3つ)の支持部材83(図5〜図7参照)を介して底フレーム41上に設けられている。
レシーバ9は、圧縮機本体8に吸入される冷媒を一時的に溜めるために圧縮機本体8に接続された略円筒形状の容器である。ここでいう「レシーバ」とは、いわゆる、「低圧レシーバ」であり、また、「アキュムレータ」とも呼ばれる機器である。レシーバ9の頂部には、配管接続用の吸入ノズル91が設けられており、レシーバ9の底部には、圧縮機本体8の側部に接続される本体連結管92が設けられている。レシーバ9は、機械室S2の右側面寄りに配置されており、取付部材71を介して圧縮機本体8に支持されている。ここで、レシーバ9の上下方向サイズは圧縮機本体8よりも小さく、そして、圧縮機本体8が底フレーム41上に設けられているのに対して、レシーバ9の底面は底フレーム41よりも上方に位置している。このため、レシーバ9と底フレーム41との上下方向間、すなわち、レシーバ9の下方には空間が形成されている。また、圧縮機7は、圧縮機7の運転音が外部に漏れることを防止するための防音カバー50によって覆われている。ここで、防音カバー50は、圧縮機本体8及びレシーバ9の両方をまとめて覆っている。そして、ここでは、圧縮機7が防音カバー50によって覆われた状態においても、レシーバ9の下方の空間が確保されており、冷媒管等の他の部品をレシーバ9の下方の空間に配置できるようになっている。尚、防音カバー50の構成については、次の項目(3)にて詳述する。
室外熱交換器11は、送風機室S1内に配置されており、室外ファン15によってケーシング40内に取り込まれた空気との間で熱交換を行う。室外熱交換器11は、ケーシング40を上方から見た際に、略L字形状を有し、ケーシング40の左側面から背面に沿うように配置されている。
ケーシング40内には、冷媒連絡管4、5が接続される液側閉鎖弁13及びガス側閉鎖弁14が配置されている。より具体的には、液側閉鎖弁13及びガス側閉鎖弁14は、ケーシング40を上方から見た際に、機械室S2の右側面寄りに配置されており、機械室S2の前部の右前板44に略対向している。ここでは、液側閉鎖弁13及びガス側閉鎖弁14に接続された冷媒連絡管4、5は、底フレーム41付近まで下方に延びた後に、レシーバ9の下方の空間を通じてケーシング40の前面側から背面側に向かって延び、その後、室外ユニット2の外部に導出されている。
(3)防音カバーの構成
次に、防音カバー50の構成について、図3〜図8を用いて説明する。ここで、図5は、圧縮機7及び防音カバー50を示す立面図である。図6は、図5の縦断面図である。図7は、圧縮機7及び防音カバー50を図5のA方向から見た図である。図8は、側面−底面防音カバー60の展開図である。
防音カバー50は、上記のように、室外ユニット2の底フレーム41上に設けられるレシーバ付きの圧縮機7を覆う防音カバーであり、主として、天面防音カバー51と、側面防音カバー52と、底面防音カバー53と、を有している。
天面防音カバー51は、圧縮機7を構成する圧縮機本体8の天面及び圧縮機本体8の横に並んで配置されるレシーバ9の天面をまとめて蓋状に覆う部材である。天面防音カバー51は、上方から見た際に略楕円形状を有している。天面防音カバー51には、ターミナル81に対応する位置に天面切り欠き部51aが形成されている。これにより、天面防音カバー51で圧縮機7の天面が覆われた状態において、ターミナル81が、天面切り欠き部51aを通じて、天面防音カバー51の上方に突出した状態で配置されるようになっている。また、天面防音カバー51には、吸入ノズル91及び吐出ノズル82に対応する位置に挿通孔51b、51cが形成されており、また、これらの挿通孔51b、51cから天面防音カバー51の外周縁に向かってスリット51d、51eが形成されている。これにより、天面防音カバー51で圧縮機7の天面が覆われた状態において、吸入ノズル91及び吐出ノズル82が、挿通孔51b、51c及びスリット51d、51eを通じて、天面防音カバー51の上方に突出した状態で配置されるようになっている。ここで、天面防音カバー51は、防音効果が得られるものであればどのような部材でもよいが、例えば、吸音材の内側にガラスクロス等が積層された多層構造の部材を使用することができる。また、天面防音カバー51は、蓋状の部材に限定されるものではなく、笠状の部材等の他の形状であってもよい。
側面防音カバー52は、圧縮機7を構成する圧縮機本体8の側面及び圧縮機本体8の横に並んで配置されるレシーバ9の側面をまとめて筒状に覆う部材である。側面防音カバー52は、圧縮機7を覆わない展開した状態において略矩形形状であり、圧縮機本体8の側面及びレシーバ9の側面の周囲に巻き付けて、両端部同士を接続することで形成されている。側面防音カバー52は、圧縮機本体8の側面及びレシーバ9の側面の周囲に巻き付けられた状態では、概ね天面防音カバー51の外周縁に沿う略楕円形状の筒状になっている。ここで、側面防音カバー52の両端部同士の接続は、どのような接続構造でもよいが、例えば、面ファスナ(ここでは、面ファスナ52a、52c及び面ファスナ52b、52d)を使用することができる。尚、ここでは、側面防音カバー52は、側面防音カバー52及び底面防音カバー53の両方を含む側面−底面防音カバー60によって構成されている。また、側面防音カバー52を含む側面−底面防音カバー60は、防音効果が得られるものであればどのような部材でもよいが、例えば、吸音材の内側にガラスクロス等が積層された多層構造の部材を使用することができる。
底面防音カバー53は、レシーバ9の底面を覆う部材である。底面防音カバー53は、側面−底面防音カバー60によって圧縮機本体8の側面及びレシーバ9の側面がまとめて筒状に覆われた状態において、側面−底面防音カバー60の一部分が上向きに折り曲げられてなる。ここで、底面防音カバー53は、圧縮機7を覆わない展開した状態において、側面−底面防音カバー60の下端の略台形状の部分であり、折曲線61に沿って折り曲げられることによってレシーバ9の底面を覆うようになっている。そして、底面防音カバー53は、レシーバ9の底面を覆った状態で、側面防音カバー52に接続されるようになっている。すなわち、底面防音カバー53は、レシーバ9の底面を覆った状態で、側面防音カバー52に支持されている。ここで、底面防音カバー53の側面防音カバー52への接続・支持は、どのような接続・支持構造でもよいが、例えば、面ファスナ(ここでは、面ファスナ53a、53b)を使用することができる。
また、側面防音カバー52には、レシーバ9の底面に沿うように横向きのスリット62が形成されており、側面防音カバー52のうちスリット62の下方の部分52eは、圧縮機本体8の側面のうちレシーバ9の直下に対応する部分を覆っている。ここでは、側面−底面防音カバー60には、圧縮機7を覆わない展開した状態において、底面防音カバー53の折曲線61の延長線上の位置に横方向に延びるスリット62が形成されている。そして、この部分52eは、圧縮機本体8の側面のうちレシーバ9の直下に対応する部分を覆った状態で、例えば、面ファスナ(ここでは、面ファスナ52f、52g)によって、側面防音カバー52に接続されている。
(4)防音カバー及びそれを備えた室外ユニットの特徴
本実施形態の防音カバー50及びそれを備えた室外ユニット2には、以下のような特徴がある。
<A>
ここでは、上記のように、防音カバー50が、圧縮機7を構成する圧縮機本体8の側面及び圧縮機本体8の横に並んで配置されるレシーバ9の側面をまとめて筒状に覆う側面防音カバー52と、レシーバ9の底面を覆う底面防音カバー53と、を有している。
このため、ここでは、底面防音カバー53によって、レシーバ9の底面の防音を行いつつ、レシーバ9の下方の空間を防音カバー50によって覆わないようにすることができる。
これにより、ここでは、室外ユニット2の底フレーム41上に設けられるレシーバ付きの圧縮機7を覆う防音カバーにおいて、レシーバ9の下方の空間を確保することを可能にして、室外ユニット2内の空間の有効利用を図ることができる。
特に、ここでは、レシーバ9の下方の空間を、冷媒連絡管4、5を配置するための空間として利用しており、室内ユニット2内の空間の有効利用が十分に図られている。
<B>
ここでは、上記のように、底面防音カバー53が側面防音カバー52と一体の部材である側面−底面防音カバー60によって構成されている。
このため、ここでは、底面防音カバー53を側面防音カバー52と別体にする場合に比べて、部品点数を減らすことができる。
<C>
ここでは、上記のように、底面防音カバー53が、側面−底面防音カバー60によって圧縮機本体8の側面及びレシーバ9の側面がまとめて筒状に覆われた状態において、側面−底面防音カバー60の一部分が上向きに折り曲げられてなる。
このため、ここでは、側面−底面防音カバー60によって圧縮機本体8の側面及びレシーバ9の側面をまとめて筒状に覆った後に、側面−底面防音カバー60の一部を上向きに折り曲げることによって、底面防音カバー53を得ることができる。
これにより、ここでは、側面防音カバー52を圧縮機7に取り付ける作業を行う際に、底面防音カバー53も容易に圧縮機7に取り付けることができる。
<D>
ここでは、上記のように、底面防音カバー53が、レシーバ9の底面を覆った状態で、側面防音カバー52に支持されている。
このため、ここでは、底面防音カバー53を容易にレシーバ9の底面を覆う所定位置に容易に取り付けることができる。このとき、底面防音カバー53の側面防音カバー52への支持構造として、面ファスナ53a、53b等を採用すれば、底面防音カバー53の取り付け性をさらに向上させることができる。
<E>
ここで、レシーバ9の下方の空間を確保するにあたり、側面防音カバーとして圧縮機本体8の側面のうちレシーバ9の直下に対応する部分(ここでは、部分52eに対応)が切り欠かれた形状を採用することが考えられる。すなわち、側面防音カバーによって圧縮機本体8の側面及びレシーバ9の側面をまとめて筒状に覆い、かつ、底面防音カバーによってレシーバ9の底面を覆った状態にするのである。しかし、このような形状を採用すると、圧縮機本体8の側面のうちレシーバ9の直下に対応する部分が側面防音カバーによって覆われない状態になってしまい、防音性能を低下させる要因になる。
そこで、ここでは、上記のように、側面防音カバー52にレシーバ9の底面に沿ってスリット62を形成し、スリット62の下方の部分52eによって圧縮機本体8の側面のうちレシーバ9の直下に対応する部分を覆うようにしている。
これにより、ここでは、圧縮機本体8の側面のうちレシーバ9の直下に対応する部分を含めた圧縮機本体8の側面を側面防音カバー52によって覆うことができ、防音性能の低下を防ぐことができる。このとき、底面防音カバー53が側面防音カバー52と一体の部材である側面−底面防音カバー60によって構成されている場合には、圧縮機本体8の側面、レシーバ9の側面、及び、レシーバ9の底面を側面−底面防音カバー60という1つの部材で覆うことができ、これにより、部品点数を最小化することができる。
(5)変形例
<A>
上記実施形態においては、防音カバー50を採用することによって得られたレシーバ9の下方の空間を、冷媒連絡管4、5を配置するために利用しているが、これに限定されるものではく、室外ユニット2に配置される他の冷媒管を配置するための空間として利用してもよい。
<B>
上記実施形態では、トランク型構造の室外ユニット2に本発明を適用した例を説明したが、これに限定されるものではない。
例えば、室外ファンがケーシングの天面側に配置された上吹き型構造等の他の形式の室外ユニットにおいても、圧縮機としてレシーバ付きの圧縮機が底フレーム上に設けられる構造であれば、本発明を適用することが可能である。
本発明は、室外ユニットの底フレーム上に設けられるレシーバ付きの圧縮機を覆う防音カバー及びそれを備えた室外ユニットに対して、広く適用可能である。
2 室外ユニット
7 レシーバ付きの圧縮機
8 圧縮機本体
9 レシーバ
40 ケーシング
41 底フレーム
50 防音カバー
52 側面防音カバー
52e スリットの下方の部分
53 底面防音カバー
60 側面−底面防音カバー
62 スリット
特開2014−118905号公報

Claims (6)

  1. 室外ユニットの底フレーム(41)上に設けられるレシーバ付きの圧縮機(7)を覆う防音カバーにおいて、
    前記圧縮機を構成する圧縮機本体(8)の側面及び前記圧縮機本体の横に並んで配置される前記レシーバ(9)の側面をまとめて筒状に覆う側面防音カバー(52)と、
    前記レシーバの底面を覆う底面防音カバー(53)と、
    を備えた、
    防音カバー(50)。
  2. 前記側面防音カバーを構成する側面−底面防音カバー(60)を有しており、
    前記側面−底面防音カバーは、前記底面防音カバーを含む部材である、
    請求項1に記載の防音カバー。
  3. 前記底面防音カバーは、前記側面−底面防音カバーによって前記圧縮機本体の側面及び前記レシーバの側面がまとめて筒状に覆われた状態において、前記側面−底面防音カバーの一部分が上向きに折り曲げられてなる、
    請求項2に記載の防音カバー。
  4. 前記底面防音カバーは、前記レシーバの底面を覆った状態で、前記側面防音カバーに支持されている、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の防音カバー。
  5. 前記側面防音カバーには、前記レシーバの底面に沿うように横向きのスリット(62)が形成されており、
    前記側面防音カバーのうち前記スリットの下方の部分(52e)は、前記圧縮機本体の側面のうち前記レシーバの直下に対応する部分を覆っている、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の防音カバー。
  6. 底フレームを有するケーシング(40)と、
    前記底フレーム上に設けられるレシーバ付きの圧縮機と、
    を備えており、
    前記ケーシング内には、前記圧縮機を構成する圧縮機本体及び前記圧縮機本体の横に並んで配置される前記レシーバの下方に、冷媒管が配置されており、
    前記圧縮機は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の防音カバーによって覆われている、
    室外ユニット(2)。
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