JP7134355B2 - 空気調和機の室外機 - Google Patents

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Description

本発明は、騒音の低減を図った空気調和機の室外機に関する。
従来、空気調和機の室外機の筐体には、機械室が形成されている。そして、機械室には、圧縮機が収納されている。圧縮機が駆動して該圧縮機が振動した際、圧縮機に接続されている冷媒配管を介して圧縮機の振動が室外機全体に伝わり、騒音が発生する場合がある。このため、従来の空気調和機の室外機には、圧縮機に接続されている冷媒配管の振動の低減を図ったものが提案されている(特許文献1参照)。具体的には、特許文献1に記載の空気調和機の室外機は、圧縮機に接続されている冷媒配管の水平に延びる箇所に、ブチルゴム等で形成された制振部材が巻き付けられている。また、特許文献1に記載の空気調和機の室外機は、制振部材を挟み込み、圧縮機に接続されている冷媒配管の水平に延びる箇所からの制振部材の落下を防止する保持部材を備えている。
特開2016-99061号公報
室外機に収納されている圧縮機の周囲は、空間が乏しい。このため、圧縮機に接続されている冷媒配管の水平に延びる箇所に、制振部材を巻き付けることが困難な場合がある。このため、従来の空気調和機の室外機は、圧縮機の周囲の空間が乏しい場合、圧縮機に接続されている冷媒配管の振動を低減できない場合があるという課題があった。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、従来の制振部材を設けることができない場合であっても、圧縮機に接続されている冷媒配管の振動を低減することができる空気調和機の室外機を提供することを目的とする。
本発明における空気調和装置の室外機は、サクションマフラを有する圧縮機と、上下方向に延び、前記サクションマフラの上部に接続された冷媒配管と、上下方向に貫通する第1貫通孔が形成され、該第1貫通孔に前記冷媒配管が挿入されて前記サクションマフラの上部のみに固定された第1制振部材と、を備えている。
本発明に係る空気調和機の室外機の第1制振部材は、第1貫通孔に冷媒配管が挿入された状態で、圧縮機の密閉容器に固定されている。このため、本発明に係る空気調和機の室外機の第1制振部材は、従来の制振部材を設けることができない場合であっても、冷媒配管に設けることができる。したがって、本発明に係る空気調和機の室外機は、従来の制振部材を設けることができない場合であっても、圧縮機に接続されている冷媒配管の振動を低減することができる。
実施の形態に係る室外機が用いられた空気調和機の冷媒回路図である。 実施の形態1に係る室外機を前方右側から見た斜視図である。 実施の形態1に係る室外機を前方右側から見た斜視図であり、外郭部の天面部、前面部、左側側面部、右側側面部及び背面部を取り外した状態の室外機を示した図である。 実施の形態1に係る室外機の圧縮機周辺を側方から観察した図である。 実施の形態1に係る室外機の圧縮機周辺を上方から観察した図である。 実施の形態2に係る室外機の圧縮機周辺を側方から観察した図である。 実施の形態2に係る室外機の圧縮機周辺を上方から観察した図である。 実施の形態3に係る室外機の圧縮機周辺を上方から観察した図である。
以下の各実施の形態で、本発明に係る空気調和機の室外機の一例について、図面等を参照しながら説明する。なお、以下の各図面では、各構成部材の大きさの関係が本発明を実施した実物とは異なる場合がある。また、以下の各図面において、同一の符号を付した構成は、同一又はこれに相当する構成である。また、以下の実施の形態で記載されている各構成の形態は、あくまでも例示である。本発明に係る空気調和機の室外機は、以下の実施の形態で記載されている各構成に限定されるものではない。例えば、本発明に係る空気調和機の室外機は、後述の図1に示す冷媒回路を備えた空気調和機に用いられる室外機に限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態に係る室外機が用いられた空気調和機の冷媒回路図である。
実施の形態1に係る室外機2が用いられた空気調和機1は、冷凍サイクル回路10を備えている。冷凍サイクル回路10は、圧縮機40、四方切替弁11、室外熱交換器12、室内熱交換器13、膨張弁14、及び膨張弁15が冷媒配管で接続されて構成されている。なお、冷凍サイクル回路10を循環する冷媒の種類は、限定されない。R410A、R32、水及びCO等、冷凍サイクル回路10を循環する冷媒として種々の冷媒を用いることができる。
圧縮機40は、冷媒を圧縮するものである。圧縮機40は、冷媒を圧縮する圧縮機構部を有する本体部41を備えている。また、本体部41は、密閉容器である容器42を備えている。圧縮機構部は、容器42に収納されている。また、圧縮機40は、密閉容器であるサクションマフラ43を備えている。サクションマフラ43は、該サクションマフラ43に流入した冷媒を、ガス状冷媒と液状冷媒とに分離するものである。サクションマフラ43の冷媒の流出口は、本体部41の冷媒の流入口に接続されている。そして、サクションマフラ43から本体部41へ、ガス状冷媒が供給される。このガス状冷媒は、本体部41の圧縮機構部で圧縮された後、該本体部41から吐出される。すなわち、サクションマフラ43の冷媒の流入口が、圧縮機40の冷媒の吸入口となっている。また、本体部41の冷媒の流出口が、換言すると容器42の冷媒の流出口が、圧縮機40の冷媒の吐出口となっている。
なお、以下では、圧縮機40の冷媒の吸入口に接続されている冷媒配管を、吸入配管18とする。本実施の形態1では、吸入配管18は、サクションマフラ43の上方では上下方向に延びており、サクションマフラ43の上部に接続されている。また、以下では、圧縮機40の冷媒の吐出口に接続されている冷媒配管を、吐出配管19とする。本実施の形態1では、吐出配管19は、本体部41の容器42の上方では上下方向に延びており、容器42の上部に接続されている。
四方切替弁11は、圧縮機40の冷媒の吸入口、圧縮機40の冷媒の吐出口、室外熱交換器12及び室内熱交換器13に接続されている。四方切替弁11は、圧縮機40の冷媒の吐出口の接続先を、室外熱交換器12又は室内熱交換器13に切り替えるものである。換言すると、四方切替弁11は、圧縮機40の冷媒の吸入口の接続先を、室外熱交換器12又は室内熱交換器13に切り替えるものである。
室外熱交換器12は、暖房運転時には蒸発器として機能し、冷房運転時には凝縮器として機能する。なお、本実施の形態1では、室外熱交換器12の近傍に、ファン21が設けられている。ファン21は、室外熱交換器12に、室外熱交換器12を流れる冷媒の熱交換対象である室外空気を供給する。このファン21は、モータ22によって駆動される。室内熱交換器13は、暖房運転時には凝縮器として機能し、冷房運転時には蒸発器として機能する。膨張弁14は、室外熱交換器12と室内熱交換器13とを接続する冷媒配管に設けられており、室外熱交換器12を流れる冷媒の流量を調節する。膨張弁15は、室外熱交換器12と室内熱交換器13とを接続する冷媒配管において膨張弁14よりも室内熱交換器13側となる位置に設けられており、室内熱交換器13を流れる冷媒の流量を調節する。
また、空気調和機1は、各種センサ及び制御装置38を備えている。具体的には、圧力センサ31は、圧縮機40から吐出された冷媒の圧力を検出する。圧力センサ32は、圧縮機40に吸入される冷媒の圧力を検出する。温度センサ33は、室外熱交換器12に供給される室外空気の温度を検出する。温度センサ34は、室外熱交換器12を流れる冷媒の温度を検出する。温度センサ35は、膨張弁15と室内熱交換器13との間を流れる冷媒の温度を検出する。温度センサ36は、室内熱交換器13を流れる冷媒の温度を検出する。温度センサ37は、室内熱交換器13に供給される室内空気の温度を検出する。制御装置38は、これらのセンサの検出値に基づいて、圧縮機40の圧縮機構部の駆動周波数、ファン21の回転数、膨張弁14の開度、及び膨張弁15の開度等を制御する。
空気調和機1を構成する上述の各構成は、室外機2又は室内機3に収納されている。具体的には、室外機2には、四方切替弁11、室外熱交換器12、膨張弁14、ファン21、モータ22、圧力センサ31、圧力センサ32、温度センサ33、温度センサ34、制御装置38、及び圧縮機40が収納されている。室内機3には、室内熱交換器13、膨張弁15、温度センサ35、温度センサ36、及び温度センサ37が収納されている。また、本実施の形態1に係る空気調和機1では、室外機2に設けられた冷凍サイクル回路10の構成と室内機3に設けられた冷凍サイクル回路10の構成とを接続する冷媒配管に、開閉弁16及び開閉弁17が設けられている。開閉弁16及び開閉弁17は、室外機2に収納されている。なお、本実施の形態1に係る空気調和機1は、2つの室内機3を備えている。これらの室内機3は、並列に、室外機2に接続されている。
図2は、実施の形態1に係る室外機を前方右側から見た斜視図である。図3は、実施の形態1に係る室外機を前方右側から見た斜視図であり、外郭部の天面部、前面部、左側側面部、右側側面部及び背面部を取り外した状態の室外機を示した図である。
室外機2は、例えば略直方体の外郭部50を備えている。また、外郭部50には、室外機2を移動させる際に作業者が把持する複数の取手59が設けられている。外郭部50の構成の仕方は特に限定されないが、本実施の形態1では、天面パネル51、ベース52、正面パネル53、サービスパネル54、右側面パネル55、左側面パネル56、カバーパネル57及びカバーパネル58で、外郭部50を構成している。
天面パネル51は、外郭部50の天面部を構成している。ベース52は、外郭部50の底面部を構成している。正面パネル53は、外郭部50の前面部の左側部分を構成している。サービスパネル54は、外郭部50の前面部の右側の上部部分と、外郭部50の右側側面部の前側の上部部分とを構成している。右側面パネル55は、外郭部50の右側側面部の後ろ側の上部部分と、外郭部50の背面部の右側の上部部分とを構成している。左側面パネル56は、外郭部50の左側側面部を構成している。カバーパネル57は、外郭部50の前面部の右側の下部部分と、外郭部50の右側側面部の前側の下部部分とを構成している。カバーパネル58は、外郭部50の右側側面部の後ろ側の下部部分と、外郭部50の背面部の右側の下部部分とを構成している。
外郭部50の内部は、仕切板60によって、送風機室61と機械室62とに区画されている。送風機室61には、室外熱交換器12が収納されている。また、図3には図示していないが、送風機室61には、ファン21及びモータ22も収納されている。また、機械室62には、圧縮機40が収納されている。
従来、空気調和機の運転が開始され、圧縮機が駆動されると、圧縮機が振動する。そして、この圧縮機の振動によって騒音が発生する場合がある。このため、従来の空気調和機には、圧縮機の周囲を囲う防音材を備えたものも存在する。本実施の形態1に係る空気調和機1も、圧縮機40の周囲を囲う防音材70を備えている。防音材70は、従来より存在する防音材と同様の構成である。例えば、防音材70は、以下のように構成されている。
図4は、実施の形態1に係る室外機の圧縮機周辺を側方から観察した図である。この図4では、防音材70を断面で示している。
圧縮機40の側方及び上方は、防音材70で囲われている。防音材70は、外郭部を構成する、ゴムで形成されたゴム部71を備えている。すなわち、ゴム部71は、外郭部の形状を維持できる剛性を有し、遮音性を有する。また、防音材70は、ゴム部71の内周面に、換言するとゴム部71の圧縮機40と対向する側の面に、不織布72が設けられている。不織布72は、吸音効果を有する。
ここで、従来、圧縮機が振動すると、圧縮機に接続されている冷媒配管も振動する。このため、圧縮機に接続されている冷媒配管を介して圧縮機の振動が室外機全体に伝わり、騒音が発生する場合がある。したがって、従来の空気調和機の室外機では、圧縮機に接続されている冷媒配管の水平に延びる箇所に特許文献1に記載の制振部材を巻き付けることにより、圧縮機に接続されている冷媒配管の振動の低減を図っていた。しかしながら、室外機に収納されている圧縮機の周囲は、空間が乏しい。このため、圧縮機に接続されている冷媒配管の水平に延びる箇所に、制振部材を巻き付けることが困難な場合がある。このため、従来の空気調和機の室外機は、圧縮機の周囲の空間が乏しい場合、圧縮機に接続されている冷媒配管の振動を低減できない場合があった。
そこで、本実施の形態1に係る室外機2は、第1制振部材80を備えている。
図5は、実施の形態1に係る室外機の圧縮機周辺を上方から観察した図である。以下、図4及び図5を用いて、第1制振部材80を説明する。
第1制振部材80は、ブチルゴム等のような従来の制振部材で用いられているゴムで形成されている。第1制振部材80には、上下方向に貫通する第1貫通孔81が形成されている。第1貫通孔81には、該第1貫通孔81の内周面に吸入配管18の外周面が触れるように、吸入配管18が挿入されている。そして、第1制振部材80は、密閉容器であるサクションマフラ43の上部に固定されている。第1制振部材80とサクションマフラ43との固定方法は、特に限定されない。例えば、第1制振部材80は、両面テープ、糊又は接着剤等により、サクションマフラ43の上部に固定されている。
このように構成された第1制振部材80は、従来の制振部材を吸入配管18に設けることができない場合であっても、吸入配管18に設けることができる。すなわち、このように構成された第1制振部材80は、従来の制振部材を吸入配管18に設けることができない場合であっても、吸入配管18の振動を低減することができ、圧縮機40の振動が室外機2全体に伝わることによって発生する騒音を低減することができる。
また、従来の制振部材は、制振部材の落下を防止する保持部材が必要であった。一方、本実施の形態1に係る第1制振部材80は、従来の制振部材が必要としていた保持部材が不要となる。このため、第1制振部材80を用いることにより、従来よりも安価に騒音を低減することもできる。
また、本実施の形態1に係る第1制振部材80は、サクションマフラ43の上部に固定されているので、サクションマフラ43の振動を抑制することもできる。このため、本実施の形態1に係る第1制振部材80は、従来の制振部材と比べ、圧縮機40の振動をより抑制できる。すなわち、本実施の形態1に係る第1制振部材80は、従来の制振部材と比べ、圧縮機40の振動が室外機2全体に伝わることによって発生する騒音をより低減することができる。
また、従来、圧縮機に冷媒配管を接続することによって圧縮機の重心が移動し、圧縮機の振動が大きくなる場合がある。また、圧縮機の重心が移動すると、圧縮機が振動した際の圧縮機の可動域が変わる。そして、圧縮機の可動域が変わることによって、圧縮機に接続された冷媒配管が圧縮機を囲う防音材に接触し、騒音が発生する場合がある。これに対し、本実施の形態1に係る第1制振部材80をサクションマフラ43に固定することにより、圧縮機40の重心を移動させることができる。このため、吸入配管18及び吐出配管19を圧縮機40に接続した後の該圧縮機40の重心を、吸入配管18及び吐出配管19が接続される前の圧縮機40の重心位置の近くに、移動させることができる。このため、本実施の形態1に係る第1制振部材80を用いることにより、圧縮機40の重心移動によって発生する騒音を抑制することもできる。
また、本実施の形態1に係る第1制振部材80には、該第1制振部材80の外周面と第1貫通孔81の内周面との間を切断する切り込み82が形成されている。第1制振部材80に切り込み82を形成することにより、横方向から第1貫通孔81に吸入配管18を入れることができ、第1制振部材80の取り付けが容易となる。
なお、第1制振部材80は、圧縮機40の本体部41に設けられていてもよい。具体的には、第1貫通孔81に、該第1貫通孔81の内周面に吐出配管19の外周面が触れるように、吐出配管19を挿入すればよい。そして、密閉容器である本体部41の容器42の上部に、第1制振部材80を固定すればよい。これにより、従来の制振部材を吐出配管19に設けることができない場合であっても、吐出配管19の振動を低減することができ、圧縮機40の振動が室外機2全体に伝わることによって発生する騒音を低減することができる。
また、第1制振部材80を本体部41の容器42の上部に設けることにより、従来よりも安価に騒音を低減することもできる。また、第1制振部材80を本体部41の容器42の上部に設けることにより、圧縮機40の本体部41の振動を抑制することができるので、従来の制振部材と比べ、圧縮機40の振動が室外機2全体に伝わることによって発生する騒音をより低減することができる。また、第1制振部材80を本体部41の容器42の上部に設けることにより、圧縮機40の重心移動によって発生する騒音を抑制する効果を得ることもできる。
以上、本実施の形態1に係る空気調和機1の室外機2は、圧縮機40と、冷媒配管と、第1制振部材80とを備えている。圧縮機40は、密閉容器を備えている。冷媒配管は、上下方向に延び、圧縮機40の密閉容器の上部に接続されている。第1制振部材80は、上下方向に貫通する第1貫通孔81が形成されている。そして、第1制振部材80は、第1貫通孔81に密閉容器の上部に接続されている冷媒配管が挿入されて、圧縮機40の密閉容器の上部に固定されている。
本実施の形態1に係る室外機2は、第1制振部材80を備えているので、上述のように、従来の制振部材を設けることができない場合であっても、圧縮機40に接続されている冷媒配管の振動を低減することができる。
実施の形態2.
第1制振部材80の重量のみでは冷媒配管の振動を十分に低減できない場合、以下のような第2制振部材90を追加してもよい。なお、本実施の形態2において、特に記述しない項目については実施の形態1と同様とし、実施の形態1と同一の機能及び構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図6は、実施の形態2に係る室外機の圧縮機周辺を側方から観察した図である。また、図7は、実施の形態2に係る室外機の圧縮機周辺を上方から観察した図である。なお、図6では、防音材70、第1制振部材80及び第2制振部材90を断面で示している。
本実施の形態2に係る室外機2は、実施の形態1で示した構成に加えて、少なくとも1つの第2制振部材90を備えている。第2制振部材90は、ブチルゴム等のような従来の制振部材で用いられているゴムで形成されている。第2制振部材90には、上下方向に貫通する第2貫通孔91が形成されている。第2貫通孔91には、該第2貫通孔91の内周面に吸入配管18の外周面が触れるように、吸入配管18が挿入されている。そして、第2制振部材90は、第1制振部材80の上方に配置されている。第2制振部材90は、例えば、第1制振部材80に固定されている。第2制振部材90の固定は、例えば、両面テープ、糊又は接着剤等が用いられる。
なお、図6及び図7では1つの第2制振部材90のみを備えた室外機2を示しているが、室外機2は、第2制振部材90を複数備えていてもよい。この場合、上下方向に並べて固定された複数の第2制振部材90を第1制振部材80の上方に配置すればよい。
室外機2が第1制振部材80に加えて第2制振部材90も備えることにより、吸入配管18のみが吸入配管18に取り付けられている場合と比べ、吸入配管18に取り付けられた制振部材の重量を大きくすることができる。このため、第1制振部材80の重量のみでは吸入配管18の振動を十分に低減できない場合、室外機2が第1制振部材80に加えて第2制振部材90も備えることにより、吸入配管18の振動を低減することができる。
なお、図7に示すように、第2制振部材90には、該第2制振部材90の外周面と第2貫通孔91の内周面との間を切断する切り込み92が形成されていることが好ましい。第2制振部材90に切り込み92を形成することにより、横方向から第2貫通孔91に吸入配管18を入れることができ、第2制振部材90の取り付けが容易となる。
また、図6及び図7に示すように、第1制振部材80と上下方向に隣り合う第2制振部材90には、凹部93が形成されていることが好ましい。詳しくは、第1制振部材80と上下方向に隣り合う第2制振部材90を上方から見た際、第2制振部材90の方が第1制振部材80よりも大きくなっている。そして、第1制振部材80と上下方向に隣り合う第2制振部材90には、下方に配置された第1制振部材80が収納された凹部93が形成されている。
第2制振部材90に凹部93を形成することにより、第2制振部材90を、第1制振部材80及びサクションマフラ43の双方に固定可能となる。このため、例えば、第2制振部材90が第1制振部材80と接着しにくい材料で形成されている場合、第2制振部材90とサクションマフラ43とを固定することで、第2制振部材90をしっかりと固定することができる。また例えば、第2制振部材90がサクションマフラ43と接着しにくい材料で形成されている場合、第2制振部材90と第1制振部材80とを固定することで、第2制振部材90をしっかりと固定することができる。したがって、第2制振部材90に凹部93を形成することにより、第2制振部材90の材料選定の幅が広がり、室外機2の設計の自由度が向上する。
なお、吐出配管19に第1制振部材80が取り付けられている場合、当該第1制振部材80の上方に第2制振部材90を配置しても勿論よい。
実施の形態3.
実施の形態1及び実施の形態2では、第1制振部材80を上方から観察した際、第1貫通孔81の中心が第1制振部材80の重心位置となっていた。このような場合、第1制振部材80を圧縮機40に取り付けることにより、平面視において本体部41及びサクションマフラ43の並び方向となる方向に、圧縮機40の重心を移動させることができる。平面視において本体部41及びサクションマフラ43の並び方向とは異なる方向に圧縮機40の重心を移動させる場合、本実施の形態3のように第1制振部材80を構成してもよい。なお、本実施の形態3において、特に記述しない項目については実施の形態1又は実施の形態2と同様とし、実施の形態1又は実施の形態2と同一の機能及び構成については同一の符号を用いて述べることとする。また、以下では、第1制振部材80を吸入配管18に取り付ける例を説明する。
図8は、実施の形態3に係る室外機の圧縮機周辺を上方から観察した図である。
実施の形態3では、第1制振部材80を上方から観察した際、第1貫通孔81の中心が第1制振部材80の重心と異なる位置に配置されている。このように第1制振部材80を構成することにより、平面視において第1貫通孔81の中心と第1制振部材80の重心とが並ぶ方向に、圧縮機40の重心を移動させることができる。図8の場合、平面視において本体部41及びサクションマフラ43の並び方向と垂直な方向に、圧縮機40の重心を移動させることができる。
吸入配管18及び吐出配管19を圧縮機40に接続した際に、平面視において本体部41及びサクションマフラ43の並び方向と異なる方向に圧縮機40の重心が移動する場合、本実施の形態3に示す第1制振部材80を用いることにより、圧縮機40の重心移動によって発生する騒音を抑制することができる。
なお、室外機2が第2制振部材90を備えている場合、第2制振部材90を上方から観察した際、第2貫通孔91の中心が第2制振部材90の重心と異なる位置に配置されていてもよい。吸入配管18及び吐出配管19を圧縮機40に接続した際に、平面視において本体部41及びサクションマフラ43の並び方向と異なる方向に圧縮機40の重心が移動する場合、このように構成された第2制振部材90を用いることにより、圧縮機40の重心移動によって発生する騒音を抑制することができる。
ここで、第1制振部材80を上方から観察した際に第1貫通孔81の中心が第1制振部材80の重心と異なる位置に配置されている場合、吸入配管18に対する第1制振部材80の取り付け角度が限定される。このため、第1制振部材80に切り込み82を形成する場合、作業者が第1制振部材80を押し出しながら第1貫通孔81に吸入配管18を入れることができる位置に、切り込み82を形成することが好ましい。これにより、作業者は、吸入配管18の向こう側に手を回さずに、第1制振部材80を取り付けることができる。したがって、第1制振部材80の取り付けが容易となる。
1 空気調和機、2 室外機、3 室内機、10 冷凍サイクル回路、11 四方切替弁、12 室外熱交換器、13 室内熱交換器、14 膨張弁、15 膨張弁、16 開閉弁、17 開閉弁、18 吸入配管、19 吐出配管、21 ファン、22 モータ、31 圧力センサ、32 圧力センサ、33 温度センサ、34 温度センサ、35 温度センサ、36 温度センサ、37 温度センサ、38 制御装置、40 圧縮機、41 本体部、42 容器、43 サクションマフラ、50 外郭部、51 天面パネル、52 ベース、53 正面パネル、54 サービスパネル、55 右側面パネル、56 左側面パネル、57 カバーパネル、58 カバーパネル、59 取手、60 仕切板、61 送風機室、62 機械室、70 防音材、71 ゴム部、72 不織布、80 第1制振部材、81 第1貫通孔、82 切り込み、90 第2制振部材、91 第2貫通孔、92 切り込み、93 凹部。

Claims (7)

  1. サクションマフラを有する圧縮機と、
    上下方向に延び、前記サクションマフラの上部に接続された冷媒配管と、
    上下方向に貫通する第1貫通孔が形成され、該第1貫通孔に前記冷媒配管が挿入されて前記サクションマフラの上部のみに固定された第1制振部材と、
    を備えている
    空気調和機の室外機。
  2. 前記第1制振部材には、外周面と前記第1貫通孔の内周面との間を切断する切り込みが形成されている請求項に記載の空気調和機の室外機。
  3. 前記第1制振部材を上方から観察した際、前記第1貫通孔の中心が前記第1制振部材の重心と異なる位置に配置されている請求項1又は2に記載の空気調和機の室外機。
  4. 上下方向に貫通する第2貫通孔が形成され、該第2貫通孔に前記冷媒配管が挿入されて前記第1制振部材の上方に配置された少なくとも1つの第2制振部材を備えている請求項1~のいずれか一項に記載の空気調和機の室外機。
  5. 前記第1制振部材と上下方向に隣り合う前記第2制振部材を見た際、
    前記第2制振部材には、下方に配置された前記第1制振部材が収納された凹部が形成されている請求項に記載の空気調和機の室外機。
  6. 前記第2制振部材には、外周面と前記第2貫通孔の内周面との間を切断する切り込みが形成されている請求項又はに記載の空気調和機の室外機。
  7. 前記第2制振部材を上方から観察した際、前記第2貫通孔の中心が前記第2制振部材の重心と異なる位置に配置されている請求項のいずれか一項に記載の空気調和機の室外機。
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