JP2014037895A - 空気調和装置の室外機 - Google Patents

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Abstract

【課題】運転中の圧縮機構の回転や圧縮機の振動に起因する冷媒管の変形、破損又は破壊等を抑制すること。
【解決手段】室外機(11)は、圧縮機(21)の上部において、上方から視て少なくとも圧縮機(21)の一部と重なるように配置された四路切換弁(22)と、圧縮機(21)の側方から上方に向かって直線状に延びる直線部(27a)と、直線部(27a)の上端から圧縮機(21)の重心側に折り曲げられて形成されるクランク部(27b)とを有する吸入管(27)とを備えている。
【選択図】図5

Description

本発明は、空気調和装置の室外機に関し、特に、冷媒管の振動防止対策に係るものである。
従来より、ケーシングの内部空間が仕切板によって送風機室と機械室とに区画される空気調和装置の室外機が知られている(特許文献1参照)。図7および図8に示すように、この種の空気調和装置の室外機(a)では、ケーシング(b)内が仕切板(c)によって送風機室(d)と機械室(e)とに区画されている。送風機室(d)には、室外熱交換器(f)および室外ファン(g)などが配置されている。また、機械室(e)には、圧縮機(h)、アキュームレータ(i)、レシーバ(j)、冷媒配管(k)、四路切換弁(l)および電装品箱などが配置されている。空気調和装置が運転を開始すると、圧縮機(h)が圧縮運転を開始する。
特開2009−144995号公報
しかしながら、上記室外機(a)では、圧縮機(h)の運転に伴う振動に起因し、該圧縮機(h)に接続される冷媒管(k)の一部に応力が集中することで該冷媒管(k)の変形、破損又は破壊等が生じるという問題があった。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、運転中の圧縮機の振動に起因する冷媒管の変形、破損又は破壊等を抑制することを目的とする。
本願発明者らは、鋭意研究の結果、圧縮機と冷媒管を介して接続される重量部材が、圧縮機の重心位置から離れて配置されると、圧縮機構の回転に起因する上記重量部材の回転モーメントが増加し、この結果として重量部材に接続される冷媒管への応力負荷が増加するという現象を見出した。
第1の発明は、ケーシング(40)内に冷媒回路(20)に接続される圧縮機(21)と、該圧縮機(21)と吸入管(27)を介して接続されて上記冷媒回路(20)を流れる冷媒循環の可逆を切り換える切換部(22)とが配置された空気調和装置の室外機であって、上記切換部(22)は、上記圧縮機(21)の上部において、上方から視て少なくとも圧縮機(21)の一部と重なるように配置され、上記吸入管(27)は、上記圧縮機(21)の側方から上方に向かって直線状に延びる直線部(27a)と、該直線部(27a)の上端から上記圧縮機(21)の重心側に折り曲げられて形成されるクランク部(27b)とを備えている。
上記第1の発明では、圧縮機(21)の吸入管(27)に直線部(27a)とクランク部(27b)を設け、切換部(22)を上方から視て少なくとも圧縮機(21)の一部と重なるように配置している。こうすることで、切換部(22)の重心位置と圧縮機(21)の重心位置とが近づくため、切換部(22)の回転モーメントが抑えられる。
ここで、通常、圧縮機が運転を開始すると、圧縮機構の回転によって圧縮機には回転方向(圧縮機の周方向)成分の力が働く。このため、圧縮機の重心位置と四路切換弁の重心位置とが離れると、重量物である四路切換弁の回転モーメントが大きくなり、四路切換弁の振れ幅が大きくなる。四路切換弁が大きく振れることで、四路切換弁に接続される冷媒管に加わる応力負荷が大きくなり、この結果、冷媒管が変形・破損・破壊等してしまう。
ところが、本発明では、切換部(22)の重心位置と圧縮機(21)の重心位置とを近づけることで、切換部(22)の回転モーメントを小さくした。こうすることで、圧縮機(21)が運転を開始しても、圧縮機構の回転や圧縮機(21)の振動に起因する切換部(22)の振れ幅が小さくなり、その結果、切換部(22)と接続される冷媒管に加わる応力負荷が小さくなる。これにより、圧縮機(21)に接続される冷媒管が変形・破損・破壊等するのを確実に防止することができる。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記ケーシング(40)内には、上記吸入管(27)の直線部(27a)に接続されて該吸入管(27)を流れる冷媒を気液分離するアキュームレータ(26)が上記圧縮機(21)の側方に配置され、上記切換部(22)は、上方から視て上記圧縮機(21)の重心位置からアキュームレータ(26)の重心位置側に偏倚して配置されている。
上記第2の発明では、圧縮機(21)の吸入管(27)にアキュームレータ(26)が接続されており、圧縮機(21)とアキュームレータ(26)とは、両者が一体となって回転し、振動する。切換部(22)をアキュームレータ(26)側に偏倚させることで、切換部(22)の重心を圧縮機(21)およびアキュームレータ(26)の重心位置に近づけることができる。こうすることで、圧縮機(21)が運転開始しても、圧縮機構の回転や圧縮機(21)の振動に起因する切換部(22)の振れ幅が小さくなり、その結果、切換部(22)と接続される冷媒管に加わる応力負荷が小さくなる。これにより、圧縮機(21)に接続される冷媒管が変形・破損・破壊等するのを確実に防止することができる。
第3の発明は、上記第1又は第2の発明において、上記冷媒回路(20)には、室外熱交換器(23)と膨張弁(24)と室内熱交換器(25)とが接続され、上記切換部(22)は、上記圧縮機(21)の吐出側に接続される第1ポート(P1)と該圧縮機(21)の吸入側に接続される第2ポート(P2)と上記室外熱交換器(23)の一端と接続される第3ポート(P3)と上記室内熱交換器(25)の一端と接続される第4ポート(P4)とが形成されたハウジング(51)と、上記ハウジング(51)内に配置されると共に、第1〜第4ポート(P1〜P4)の連通状態を切り換える弁体(52)とを備えている。
上記第3の発明では、弁体(52)がハウジング(51)内を移動することで、第1ポート(P1)と第3ポート(P3)とが連通して第2ポート(P2)と第4ポート(P4)が連通する第1状態と、第1ポート(P1)と第4ポート(P4)とが連通して第2ポート(P2)と第3ポート(P3)とが連通する第2状態とに切り換わる。
上記第1の発明によれば、吸入管(27)に直線部(27a)とクランク部(27b)を設け、上記圧縮機(21)と切換部(22)とが上方から視て重なるように配置したため、圧縮機(21)と切換部(22)の互いの重心位置を近づけることができる。このため、重量部材である切換部(22)の回転モーメントを抑えることができる。これにより、圧縮機(21)が運転を開始しても、圧縮機構の回転や圧縮機(21)の振動に起因する切換部(22)の振れ幅が小さくなり、切換部(22)と接続される冷媒管に加わる応力負荷を抑えることができる。この結果、圧縮機構の回転や圧縮機(21)の振動に起因する冷媒管の変形、破損又は破壊等を抑制することができる。
上記第2の発明によれば、切換部(22)をアキュームレータ(26)側に偏倚させたため、切換部(22)と圧縮機(21)およびアキュームレータ(26)との重心位置を近づけることができる。このため、重量部材である切換部(22)の回転モーメントを抑えることができる。これにより、圧縮機(21)が運転を開始しても、圧縮機構の回転や圧縮機(21)の振動に起因する切換部(22)の振れ幅が小さくなり、切換部(22)と接続される冷媒管に加わる応力負荷を抑えることができる。この結果、圧縮機構の回転や圧縮機(21)の振動に起因する冷媒管の変形、破損又は破壊等を抑制することができる。
本実施形態に係る空気調和装置を示す配管系統図である。 本実施形態に係る室外機の外観を示す斜視図である。 本実施形態に係る室外機の内部構造を示す概略の斜視図である。 本実施形態に係る室外機の内部構造の一部を拡大して示す斜視図である。 本実施形態に係る室外機の内部を上方から視た図である。 本実施形態に係る四路切換弁の構造を示す概略の模式図である。 従来例に係る室外機の内部構造を示す概略の斜視図である。 従来例に係る室外機の内部を上方から視た図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1に示すように、本実施形態は、本発明に係る室外機(11)を備えた空気調和装置(10)に関するものである。この空気調和装置(10)では、室外機(11)が、例えば、屋外などに設置される。なお、以下では、まず本実施形態に係る空気調和装置(10)の全体構成について説明し、次に、室外機(11)の構成について説明する。
〈空気調和装置の全体構成〉
図1に示すように、上記空気調和装置(10)は、室外機(11)と室内機(12)とで構成され、冷媒回路(20)を備えている。冷媒回路(20)は、圧縮機(21)、四路切換弁(22)、室外熱交換器(23)、電動膨張弁(24)、レシーバ(30)、室内熱交換器(25)およびアキュームレータ(26)とが順に接続されて構成されている。室外機(11)の内部には、圧縮機(21)、室外熱交換器(23)、電動膨張弁(24)、レシーバ(30)、四路切換弁(22)、アキュームレータ(26)および室外ファン(15)が設けられている。上記室内機(12)の内部には、室内熱交換器(25)および室内ファン(16)が設けられている。室外機(11)と室内機(12)とは、液側配管(13)とガス側配管(14)によって互いに接続されている。
上記室外機(11)において、圧縮機(21)は、その吐出側が吐出管(28)によって四路切換弁(22)の第1ポート(P1)に接続され、その吸入側が吸入管(27)によって四路切換弁(22)の第2ポート(P2)に接続されている。上記吸入管(27)には、圧縮機(21)に吸入される低圧のガス冷媒が流れる。また、吸入管(27)には、途中にアキュームレータ(26)が設けられ、アキュームレータ(26)では、吸入管(27)を流れる冷媒がガス冷媒と液冷媒とに分離されている。
上記室外熱交換器(23)は、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器として構成されている。この室外熱交換器(23)の一端には、アルミ製のヘッダ管(23a)が接続されている。このヘッダ管(23a)は、連絡配管(29)を介して四路切換弁(22)の第3ポート(P3)に接続されている。一方、上記室外熱交換器(23)の他端は、液側配管(13)を介して開度可変に構成された電動膨張弁(24)に接続されている。液側配管(13)には、電動膨張弁(24)と室内熱交換器(25)との間にレシーバ(30)が設けられている。尚、電動膨張弁(24)は、本発明に係る膨張弁を構成している。
上記室外ファン(15)は、室外熱交換器(23)の近傍に設けられている。この室外熱交換器(23)では、室外ファン(15)によって流れる室外空気と該室外熱交換器(23)内を流通する冷媒との間で熱交換が行われる。
上記室内熱交換器(25)は、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器として構成されている。この室内熱交換器(25)の一端は、ガス側配管(14)を介して四路切換弁(22)の第4ポート(P4)に接続されている。一方、上記室内熱交換器(25)の他端は、液側配管(13)を介してレシーバ(30)に接続されている。
上記四路切換弁(22)は、第1ポート(P1)と第3ポート(P3)とが互いに連通し且つ第2ポート(P2)と第4ポート(P4)とが互いに連通する第1状態(図1に実線で示す状態)と、第1ポート(P1)と第4ポート(P4)とが互いに連通し且つ第2ポート(P2)と第3ポート(P3)とが互いに連通する第2状態(図1に破線で示す状態)とが切り換え可能になっている。
この空気調和装置(10)では、四路切換弁(22)が第1状態の場合、冷房運転が行われ、四路切換弁(22)が第2状態の場合、暖房運転が行われる。暖房運転では、図1に示す冷媒回路(20)において、室外熱交換器(23)が蒸発器として機能し且つ室内熱交換器(25)が凝縮器として機能する蒸気圧縮式冷凍サイクルが行われる。一方、冷房運転では、図1に示す冷媒回路(20)において、室外熱交換器(23)が凝縮器として機能し且つ室内熱交換器(25)が蒸発器として機能する蒸気圧縮式冷凍サイクルが行われる。
〈室外機の構成〉
以下で、上記室外機(11)の具体的な構成を図2および図3に基づいて説明する。尚、ここでの説明で用いる「上」「下」「左」「右」「前」「後」は、特にことわらない限り、上記室外機(11)を正面側から見た場合の方向を意味している。
室外機(11)は、ユニットケーシング(40)を備えている。このユニットケーシング(40)は、略直方体状に形成された鋼板製の箱体であって、本発明に係るケーシングを構成している。ユニットケーシング(40)は、底板(41)と、天板(43)と、左前板(42)と、右前板(45)と、右側板(46)と、左側板(図示なし)と、後側板(49)と、仕切板(44)とを備えている。
上記底板(41)は、平面視で略長方形状に形成された板部材である。底板(41)は、ユニットケーシング(40)の下面を構成している。底板(41)の周縁部は、全周に亘って上部に向かって折り曲げられている。底板(41)の下面には、室外機(11)の据付面に固定される2つの固定脚(48,48)が設けられている。
上記天板(43)は、平面視で略長方形状の鋼板に形成されている。天板(43)は、各側板および前板の上端に取り付けられ、ユニットケーシング(40)上部の外周縁に取り付けられている。
上記左前板(42)は、縦長の略長方形状に鋼板に形成され、ユニットケーシング(40)の左前面部分を覆うように底板(41)から立設されている。左前板(42)には、室外ファン(15)によってユニットケーシング(40)内に取り込まれた空気を外部に吹き出すための吹出口(図示なし)が設けられ、該吹出口の周縁部にはファングリル(47)が取り付けられている。
上記左側板は、縦長の略長方形状の鋼板に形成され、ユニットケーシング(40)の左側面を覆うように底板(41)から立設されている。左側板には、送風機室(S2)側に左側吸入口が開口している。
上記右側板(46)は、縦長の略長方形状の鋼板に形成され、ユニットケーシング(40)の右側面部分を覆うように底板(41)から立設されている。
上記右前板(45)は、縦長の略長方形状の鋼板に形成されて底板(41)から立設されている。右前板(45)は、ユニットケーシング(40)の右前部分を構成している。
上記後側板(49)は、略長方形状の鋼板に形成され、ユニットケーシング(40)の背面側を覆うように底板(41)から立設されている。
上記仕切板(44)は、右前板(45)から後方(背面方向)に向かって平面視で略円弧状に延びて立設されている。図3において、ユニットケーシング(40)の内部空間は、この仕切板(44)によって、左側の送風機室(S2)と右側の機械室(S1)とに仕切られている。仕切板(44)のユニットケーシング(40)の前面側の端部は、左前板(42)の右端部、および右前板(45)の左端部と接続されている。また、仕切板(44)のユニットケーシング(40)の背面側の端部は、後側板(49)の左端部と接続されている。
上記送風機室(S2)には、室外熱交換器(23)と、室外ファン(15)と、室外ファン(15)を回転駆動させるファンモータ(図示なし)と、モータ台(50)とが収容されている。具体的に、送風機室(S2)内では、室外ファン(15)の側方および後方には上記室外熱交換器(23)が配設されている。すなわち、この室外熱交換器(23)は、上記室外ファン(15)を囲むように平面視で略L字状に形成されている。上記モータ台(50)は、室外熱交換器(23)の内側において室外熱交換器(23)に沿って上方に延びて形成されている。モータ台(50)には、ファンモータおよび室外ファン(15)が担持されている。
上記機械室(S1)には、圧縮機(21)と、吐出管(28)と、吸入管(27)と、四路切換弁(22)と、四路切換弁(22)を駆動させる四路切換弁コイル(31)と、電動膨張弁(24)と、該電動膨張弁(24)を駆動させる電動膨張弁コイル(33)と、レシーバ(30)と、アキュームレータ(26)と、連絡配管(29)と、ヘッダ管(23a)と、ガス側配管(14)の一部と、電装品箱(図示なし)とが収容されている。図3に示すように、機械室(S1)の内部では、圧縮機(21)は仕切板(44)の側方において底板(41)上に配置され、また、アキュームレータ(26)は、圧縮機(21)の近傍に配置されている。アキュームレータ(26)と圧縮機(21)は、吸入管(27)によって接続され、一体部材となって配置されている。
上記四路切換弁コイル(31)は、その重量が約0.1kgに構成され、レシーバ(30)は、その重量が約1.8kgに構成され、電動膨張弁コイル(33)は、その重量が約0.1kgに構成され、電動膨張弁(24)は、その重量が約0.15kgに構成されている。
上記圧縮機(21)は、上下両端が閉塞された略円筒状のケーシング(40)と、ケーシング(40)の内部に設けられる圧縮機構とを備えている。この圧縮機構は、ロータリ型やスクロール型などの回転式圧縮機構であればよい。圧縮機(21)では、ケーシング(40)の上部に吐出管(28)が接続される一方、ケーシング(40)の側方に吸入管(27)が接続されている。すなわち、圧縮機(21)は、吸入管(27)から被圧縮冷媒である低圧冷媒を吸入し、圧縮機構で被圧縮冷媒を圧縮した後、圧縮した冷媒(高圧冷媒)を吐出管(28)から吐出するよう構成されている。尚、圧縮機(21)の重量は、約16.2kgに構成されている。また、圧縮機(21)の重心は、平面視で略中心位置に形成される。
上記吐出管(28)は、内部を冷媒が流通可能な管に形成され、圧縮機(21)から吐出される高圧冷媒(圧縮冷媒)が流通するものである。吐出管(28)は、一端が圧縮機(21)の上部に接続され、そこから上方に延びて、他端が四路切換弁(22)の上部の第1ポート(P1)に接続されている。また、吐出管(28)には、途中にマフラ(32)が設けられている。このマフラ(32)は、その重量が約0.4kgに構成されている。
上記吸入管(27)は、内部を冷媒が流通可能な管に形成され、圧縮機(21)に吸入される低圧冷媒(被圧縮冷媒)が流通するものである。吸入管(27)は、直線部(27a)とクランク部(27b)とを有して構成されている。吸入管(27)は、圧縮機(21)のケーシング(40)の側面から径方向外方に延び、そこから折れ曲がって、上方に延びる直線部(27a)が形成され、直線部(27a)の上端から圧縮機(21)の重心方向に向かって延びるクランク部(27b)が形成されている。
上記四路切換弁(22)は、第1〜第4ポート(P1〜P4)の接続状態を切り換えるものであって、本発明に係る切換部を構成している。四路切換弁(22)は、図6に示すように、ハウジング(51)と弁体(52)とを備えている。四路切換弁(22)は、その重量が約0.68kgに構成されている。
上記ハウジング(51)は、横長の略直方体の箱体に形成され、内部が空洞になっている。ハウジング(51)は、上面に圧縮機(21)の吐出管(28)の一端と接続される第1ポート(P1)が接続され、下面に、第2〜第4ポート(P2〜P4)が接続されている。第2ポート(P2)は、吸入管(27)の一端と接続され、第3ポート(P3)は、連絡配管(29)の一端と接続され、第4ポート(P4)は、ガス側配管(14)の一端と接続されている。
図4および図5に示すように、圧縮機(21)とアキュームレータ(26)とは、吸入管(27)を介して一体となって配置されている。このため、圧縮機(21)およびアキュームレータ(26)の一体部材の重心は、図5に示すように、平面視で圧縮機(21)の重心位置からアキュームレータ(26)側に偏倚した位置になる。また、四路切換弁(22)の重心は、図5に示すように、平面視でハウジング(51)の略中央位置になる。そして、四路切換弁(22)は、上方から視て圧縮機(21)の一部と重なるように配置されている。つまり、四路切換弁(22)の重心位置は、圧縮機(21)およびアキュームレータ(26)の一体部材の重心位置と近づけられている。こうすることで、四路切換弁(22)の回転モーメントが抑えられる。
ここで、通常、圧縮機が運転を開始すると、圧縮機構の回転によって圧縮機には回転方向成分の力が働く。このため、圧縮機の重心位置と四路切換弁の重心位置とが離れると、重量物である四路切換弁の回転モーメントが大きくなり、四路切換弁の振れ幅が大きくなる。四路切換弁が大きく振れることで、四路切換弁に接続される冷媒管に加わる応力負荷が大きくなり、この結果、冷媒管が変形・破損・破壊等してしまう。
ところが、本実施形態では、四路切換弁(22)の重心位置と圧縮機(21)の重心位置とを近づけることで、四路切換弁(22)の回転モーメントを小さくした。こうすることで、圧縮機(21)が運転を開始しても、圧縮機構の回転や圧縮機(21)の振動に起因する四路切換弁(22)の振れ幅が小さくなり、その結果、四路切換弁(22)に接続される吐出管(28)、吸入管(27)、連絡配管(29)およびガス側配管(14)に加わる応力負荷が小さくなる。これにより、吐出管(28)、吸入管(27)、連絡配管(29)およびガス側配管(14)が変形・破損・破壊等するのを確実に防止することができる。
また、四路切換弁(22)を圧縮機(21)からアキュームレータ(26)側に偏倚させて配置した。こうすることで、四路切換弁(22)の重心を圧縮機(21)およびアキュームレータ(26)からなる一体部材の重心位置に近づけることができる。こうすることで、圧縮機(21)が運転を開始しても、圧縮機構の回転や圧縮機(21)の振動に起因する四路切換弁(22)の振れ幅が小さくなり、その結果、四路切換弁(22)吐出管(28)、吸入管(27)、連絡配管(29)およびガス側配管(14)に加わる応力負荷が小さくなる。これにより、吐出管(28)、吸入管(27)、連絡配管(29)およびガス側配管(14)が変形・破損・破壊等するのを確実に防止することができる。
−運転動作−
次に、上記空気調和装置(10)の運転動作について説明する。
先ず、冷房運転時は、四路切換弁(22)が、第1状態に切り換わり、圧縮機(21)を駆動すると、該圧縮機(21)から吐出された冷媒は、室外熱交換器(23)で凝縮した後、電動膨張弁(24)で減圧され、その後、室内熱交換器(25)で蒸発する。室内熱交換器(25)を流出した冷媒は、アキュームレータ(26)において気体と液体に分離された後、圧縮機(21)に戻る。
また、暖房運転時は、四路切換弁(22)が、第2状態に切り換わり、圧縮機(21)を駆動すると、該圧縮機(21)から吐出された冷媒は、室内熱交換器(25)で凝縮した後、電動膨張弁(24)で減圧され、その後、室外熱交換器(23)で蒸発する。室外熱交換器(23)を流出した冷媒は、アキュームレータ(26)において気体と液体に分離された後、圧縮機(21)に戻る。
−実施形態の効果−
上記実施形態によれば、吸入管(27)に直線部(27a)とクランク部(27b)を設け、圧縮機(21)と四路切換弁(22)とが上方から視て重なるように配置したため、圧縮機(21)と四路切換弁(22)の互いの重心位置を近づけることができる。このため、比較的、重量の大きい部材である四路切換弁(22)の回転モーメントを抑えることができる。これにより、圧縮機(21)が運転を開始しても、圧縮機構の回転や圧縮機(21)の振動に起因する四路切換弁(22)の振れ幅が小さくなり、四路切換弁(22)と接続される吐出管(28)、吸入管(27)、連絡配管(29)およびガス側配管(14)に加わる応力負荷を低減することができる。この結果、運転中の圧縮機構の回転や圧縮機(21)の振動に起因する吐出管(28)、吸入管(27)、連絡配管(29)およびガス側配管(14)の変形、破損又は破壊等を抑制することができる。
また、四路切換弁(22)をアキュームレータ(26)側に偏倚させたため、四路切換弁(22)と圧縮機(21)およびアキュームレータ(26)の一体部材との重心位置を近づけることができる。このため、比較的、重量の大きい部材である四路切換弁(22)の回転モーメントを抑えることができる。これにより、圧縮機(21)が運転を開始しても、圧縮機構の回転や圧縮機(21)の振動に起因する四路切換弁(22)の振れ幅が小さくなり、四路切換弁(22)と接続される吐出管(28)、吸入管(27)、連絡配管(29)およびガス側配管(14)に加わる応力負荷を抑えることができる。この結果、運転中の圧縮機構の回転や圧縮機(21)の振動に起因する吐出管(28)、吸入管(27)、連絡配管(29)およびガス側配管(14)の変形、破損又は破壊等を抑制することができる。
尚、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、本発明は、空気調和装置の室外機について有用である。
20 冷媒回路
21 圧縮機
22 四路切換弁
23 室外熱交換器
24 電動膨張弁
25 室内熱交換器
26 アキュームレータ
27 吸入管
27a 直線部
27b クランク部
51 ハウジング
52 弁体

Claims (3)

  1. ケーシング(40)内に冷媒回路(20)に接続される圧縮機(21)と、該圧縮機(21)と吸入管(27)を介して接続されて上記冷媒回路(20)を流れる冷媒循環の可逆を切り換える切換部(22)とが配置された空気調和装置の室外機であって、
    上記切換部(22)は、上記圧縮機(21)の上部において、上方から視て少なくとも圧縮機(21)の一部と重なるように配置され、
    上記吸入管(27)は、上記圧縮機(21)の側方から上方に向かって直線状に延びる直線部(27a)と、該直線部(27a)の上端から上記圧縮機(21)の重心側に折り曲げられて形成されるクランク部(27b)とを備えている
    ことを特徴とする空気調和装置の室外機。
  2. 請求項1において、
    上記ケーシング(40)内には、上記吸入管(27)の直線部(27a)に接続されて該吸入管(27)を流れる冷媒を気液分離するアキュームレータ(26)が上記圧縮機(21)の側方に配置され、
    上記切換部(22)は、上方から視て上記圧縮機(21)の重心位置からアキュームレータ(26)の重心位置側に偏倚して配置されている
    ことを特徴とする空気調和装置の室外機。
  3. 請求項1又は2において、
    上記冷媒回路(20)には、室外熱交換器(23)と膨張弁(24)と室内熱交換器(25)とが接続され、
    上記切換部(22)は、上記圧縮機(21)の吐出側に接続される第1ポート(P1)と該圧縮機(21)の吸入側に接続される第2ポート(P2)と上記室外熱交換器(23)の一端と接続される第3ポート(P3)と上記室内熱交換器(25)の一端と接続される第4ポート(P4)とが形成されたハウジング(51)と、
    上記ハウジング(51)内に配置されると共に、第1〜第4ポート(P1〜P4)の連通状態を切り換える弁体(52)とを備えている
    ことを特徴とする空気調和装置の室外機。
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JP2016169911A (ja) * 2015-03-13 2016-09-23 パナソニックIpマネジメント株式会社 冷凍機ユニット

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