JP2015078777A - 配管組立体および冷凍装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】キャピラリーチューブと冷媒配管との接続部分における負荷を抑制しつつキャピラリーチューブを固定することが可能な配管組立体および冷凍装置を提供する。【解決手段】冷媒回路10の一部に用いられるバイパス回路50であって、キャピラリーチューブ60、バイパス第1配管53、バイパス第2配管54、結束バンド80を備えている。バイパス第1配管53は、キャピラリーチューブ60の一端に第1接続部分Xを介して接続され、バイパス第2配管54は、キャピラリーチューブ60の他端に第2接続部分Yを介して接続されている。結束バンド80は、バイパス第1配管53の第1接続部分近傍53aと、同じ方向に延びるバイパス第2配管54の第2接続部分近傍54a、および、キャピラリーチューブ60の円64の一部を1つにまとめている。【選択図】図3
Description
本発明は、配管組立体および冷凍装置に関する。
従来より、冷媒流れに対して一定の減圧効果を得るためにキャピラリーチューブが利用されている。
このようなキャピラリーチューブの固定構造としては、例えば、特許文献1に示すように、両端部分をそれぞれ冷媒配管の接続部分において固定しつつ、その途中の部分を他の冷媒配管部分に対して結束バンド(タイラップ)を介して固定する例が提案されている。
特開2010−96451号公報
しかし、上述のような特許文献1に示されたキャピラリーチューブの固定構造では、キャピラリーチューブの両端以外の部分を固定するための他の冷媒配管が必要になるだけでなく、当該他の冷媒配管に対して固定されているため、何らかの負荷が生じた場合にキャピラリーチューブと冷媒配管の接続部分に負荷が集中的に作用してしまうおそれがある。
また、キャピラリーチューブの両端におけるそれぞれの接続先である各冷媒配管は、互いに固定されていないため、相対的な移動が生じてしまうと、やはり、キャピラリーチューブと冷媒配管の接続部分に負荷が集中的に作用してしまうおそれがある。
本発明は上述した点に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、キャピラリーチューブと冷媒配管との接続部分における負荷を抑制しつつキャピラリーチューブを固定することが可能な配管組立体および冷凍装置を提供することにある。
第1観点に係る配管組立体は、冷媒回路の一部に用いられる配管組立体であって、キャピラリーチューブと、第1配管と、第2配管と、結束部材と、を備えている。第1配管は、キャピラリーチューブの一端に接続された第1直線部分を有し、キャピラリーチューブよりも太い。第2配管は、キャピラリーチューブの他端に接続されており第1直線部分と平行な第2直線部分を有し、キャピラリーチューブよりも太い。結束部材は、第1配管の第1直線部分、第2配管の第2直線部分、および、キャピラリーチューブの一端と他端を除いた少なくとも一部を1つにまとめている。
なお、ここで、結束部材によるまとめ方は、特に限定されず、例えば、第1配管の第1直線部分と第2配管の第2直線部分との間にキャピラリーチューブが位置することで第1配管の第1直線部分と第2配管の第2直線部分とが直接接触しない状態でまとめられていてもよいし、第1配管の第1直線部分が第2配管の第2直線部分およびキャピラリーチューブと接触しつつ第2配管の第2直線部分もキャピラリーチューブと接触するようにまとめられていてもよい。
この配管組立体では、第1配管の第1直線部分と第2配管の第2直線部分とは、結束部材によってまとめられ、相対的に移動しないように固定することができている。ここで、第1配管と第2配管は、キャピラリーチューブよりも太いため、第1配管と第2配管の固定状態は維持されやすい。そして、キャピラリーチューブの両端は、結束部材によって互いに固定されており強度を確保しやすい第1配管と第2配管に対して接続されているため、位置決めを強固することができている。しかも、キャピラリーチューブは、両端だけでなく、両端を除いた少なくとも一部についても、第1配管の第1直線部分および第2配管の第2直線部分において、結束部材によってまとめられている。これにより、キャピラリーチューブと第1配管と第2配管を、結束部材によってまとめられている部分において一体化させることができているため、キャピラリーチューブの両端の接続部分に負荷が掛かりにくいようにすることができている。
さらに、第1配管と第2配管の相対移動を抑制するための結束部材を、キャピラリーチューブの固定に流用することができている。
以上により、1つの結束部材によって、第1配管と第2配管の相対移動を抑制しつつ、キャピラリーチューブの第1配管および第2配管に対する位置決めを強固にして、キャピラリーチューブと第1配管および第2配管との接続部分に負荷が掛かりにくいようにすることができている。
第2観点に係る配管組立体は、第1観点に係る配管組立体であって、キャピラリーチューブは、一端と他端以外の部分の少なくとも1部に湾曲形状部分を有している。結束部材は、第1配管の第1直線部分、第2配管の第2直線部分、および、キャピラリーチューブの湾曲形状部分を1つにまとめている。
この配管組立体では、キャピラリーチューブが有している湾曲形状部分が結束部材によって、第1配管の第1直線部分および第2配管の第2直線部分とまとめられている。このため、結束部材によってまとめられている位置において、キャピラリーチューブが、第1配管の第1直線部分や第2配管の第2直線部分が延びている方向に移動することが抑制される。これにより、キャピラリーチューブの位置ずれが生じにくく、キャピラリーチューブの固定をより強固にすることが可能になる。
第3観点に係る配管組立体は、第1観点または第2観点に係る配管組立体であって、キャピラリーチューブ全体における長手方向は、第1配管の第1直線部分および第2配管の第2直線部分が延びている方向である。
この配管組立体では、キャピラリーチューブが第1配管や第2配管に沿うように配置されているため、配管組立体の設置スペースを狭小化させることが可能になっている。
第4観点に係る配管組立体は、第1観点から第3観点のいずれかに係る配管組立体であって、キャピラリーチューブの一端と第1配管の端部とは、ロウ付けされている。キャピラリーチューブの他端と第2配管の端部とは、ロウ付けされている。結束部材は、第1配管のうちロウ付け部分から離れた位置、第2配管のうちロウ付け部分から離れた位置、および、キャピラリーチューブの一端と他端を除いた少なくとも一部を1つにまとめている。
この配管組立体では、結束部分は、第1配管と第2配管とキャピラリーチューブを、ロウ付け部分を避けた状態でまとめることができているため、ロウ付け部分に負荷が集中してしまうことを抑制することが可能になっている。
第5観点に係る配管組立体は、第1観点から第4観点のいずれかに係る配管組立体であって、第1配管に対するキャピラリーチューブの接続側と第2配管に対するキャピラリーチューブの接続側とは反対になっている。キャピラリーチューブは、一端から他端に至るまでに少なくとも1つの円を描くように設けられている。結束部材は、キャピラリーチューブの円の内側を通過するようにして、第1配管の第1直線部分、第2配管の第2直線部分、および、キャピラリーチューブの円の一部を1つにまとめている。
この配管組立体では、キャピラリーチューブ自身が描いている円の一部を結束部材がまとめている。このため、第1配管の第1直線部分や第2配管の第2直線部分が延びている向きが反対方向であっても、第1配管の第1直線部分や第2配管の第2直線部分が延びている方向におけるキャピラリーチューブの位置ズレを抑制することが可能になる。
第6観点に係る配管組立体は、第5観点に係る配管組立体であって、キャピラリーチューブは、少なくとも2つの真円ではない輪を描くように設けられている。キャピラリーチューブが描いている円は、輪の1つの長手方向の一方側部分と、輪の他の1つの長手方向の他端側部分によって構成されている。
この配管組立体では、少なくとも2つの輪を描くようにキャピラリーチューブを設けることで、キャピラリーチューブの長さが長い場合であっても収容しやすくなるとともに、キャピラリーチューブを固定するための円をこれらの輪の一部を流用して形成することが可能になる。
第7観点に係る配管組立体は、第5観点または第6観点に係る配管組立体であって、カバー部材をさらに備えている。カバー部材は、キャピラリーチューブの円のうち少なくとも結束部材によってまとめられている部分およびキャピラリーチューブ同士が近接する部分を保護する。また、カバー部材は、設置状態における鉛直方向下方側に開放形状を有しており、樹脂製である。
この配管組立体では、配管組立体を振動等の衝撃から保護することができるとともに、カバー部材の内部に水分が残りにくいようにすることが可能になる。
第8観点に係る冷凍装置は、第1観点から第7観点のいずれかに係る配管組立体と、圧縮機を備えている。圧縮機は、吐出側と吸入側の少なくともいずれか一方に配管組立体が接続されている。
この冷凍装置では、圧縮機が駆動することで生じる冷媒の圧力脈動によって配管組立体に振動が与えられる場合であっても、キャピラリーチューブと第1配管および第2配管との接続部分に負荷が生じにくくすることが可能になる。
第1観点に係る配管組立体では、1つの結束部材によって、第1配管と第2配管の相対移動を抑制しつつ、キャピラリーチューブの第1配管および第2配管に対する位置決めを強固にして、キャピラリーチューブと第1配管および第2配管との接続部分に負荷が掛かりにくいようにすることができている。
第2観点に係る配管組立体では、キャピラリーチューブの位置ずれが生じにくく、キャピラリーチューブの固定をより強固にすることが可能になる。
第3観点に係る配管組立体では、配管組立体の設置スペースを狭小化させることが可能になっている。
第4観点に係る配管組立体では、ロウ付け部分に負荷が集中してしまうことを抑制することが可能になっている。
第5観点に係る配管組立体では、第1配管の第1直線部分や第2配管の第2接続部分が延びている向きが反対方向であっても、第1配管の第1直線部分や第2配管の第2接続部分が延びている方向におけるキャピラリーチューブの位置ズレを抑制することが可能になる。
第6観点に係る配管組立体では、キャピラリーチューブの長さが長い場合であっても収容しやすくなるとともに、キャピラリーチューブを固定するための円をこれらの輪の一部を流用して形成することが可能になる。
第7観点に係る配管組立体では、配管組立体を振動等の衝撃から保護することができるとともに、カバー部材の内部に水分が残りにくいようにすることが可能になる。
第8観点に係る冷凍装置では、冷媒の圧力脈動が生じても、キャピラリーチューブと第1配管および第2配管との接続部分に負荷が生じにくくすることが可能になる。
(1)空気調和装置1の全体構成
図1は、本発明の一実施形態に係る空気調和装置1の構成の概要を示す回路図である。
図1は、本発明の一実施形態に係る空気調和装置1の構成の概要を示す回路図である。
空気調和装置1は、蒸気圧縮式の冷凍サイクル運転を行うことによって空調室内機90が設置されている建物内の冷暖房に使用される装置であり、熱源側ユニットとしての空調室外機20と、利用側ユニットとしての空調室内機90とがガス冷媒連絡配管2と液冷媒連絡配管3を介して接続されることで構成されている。
冷媒回路10は、空調室外機20と空調室内機90とガス冷媒連絡配管2と液冷媒連絡配管3とが接続され、バイパス回路50を有して構成されている。この冷媒回路10は、気液分離器22、圧縮機24、四路切換弁26、室外熱交換器28、室外膨張弁31、受液器33、室外膨張弁91、室外熱交換器93、バイパス回路50などが冷媒配管で接続されることで構成されている。この冷媒回路10内には冷媒が封入されており、冷媒が圧縮され、冷却され、減圧され、加熱・蒸発された後に、再び圧縮されるという冷凍サイクル運転が行われるようになっている。冷媒としては、例えば、R410A、R32、R407C、R22、R134a、二酸化炭素などから選択されたものが用いられる。
(2)空気調和装置1の詳細構成
(2−1)空調室内機90
空調室内機90は、室内の壁面に壁掛け等により、又は、ビル等の室内の天井に埋め込みや吊り下げ等により設置される。空調室内機90は、室内膨張弁91と、室内熱交換器93と、室内ファン94と、を有している。室内熱交換器93は、例えば伝熱管と多数のフィンとにより構成されたクロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器であり、冷房運転時には冷媒の蒸発器として機能して室内空気を冷却し、暖房運転時には冷媒の凝縮器として機能して室内空気を加熱する熱交換器である。室内膨張弁91と室内熱交換器93とは、室内冷媒配管92を介して接続されている。この室内膨張弁91の室内冷媒配管92側とは反対側には、液冷媒連絡配管3が接続されている。室内ファン94は、室内熱交換器93に供給する空気の風量を可変することが可能なファンであり、ファン風量を調節するための室内ファンモータ94mが設けられている。
(2−1)空調室内機90
空調室内機90は、室内の壁面に壁掛け等により、又は、ビル等の室内の天井に埋め込みや吊り下げ等により設置される。空調室内機90は、室内膨張弁91と、室内熱交換器93と、室内ファン94と、を有している。室内熱交換器93は、例えば伝熱管と多数のフィンとにより構成されたクロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器であり、冷房運転時には冷媒の蒸発器として機能して室内空気を冷却し、暖房運転時には冷媒の凝縮器として機能して室内空気を加熱する熱交換器である。室内膨張弁91と室内熱交換器93とは、室内冷媒配管92を介して接続されている。この室内膨張弁91の室内冷媒配管92側とは反対側には、液冷媒連絡配管3が接続されている。室内ファン94は、室内熱交換器93に供給する空気の風量を可変することが可能なファンであり、ファン風量を調節するための室内ファンモータ94mが設けられている。
(2−2)空調室外機20
空調室外機20は、ビル等の室外に設置されており、ガス冷媒連絡配管2と液冷媒連絡配管3を介して空調室内機90に接続される。
空調室外機20は、ビル等の室外に設置されており、ガス冷媒連絡配管2と液冷媒連絡配管3を介して空調室内機90に接続される。
空調室外機20は、図示しない略直方体状のユニットケーシングを有している。空調室外機20は、このユニットケーシングの内部空間を鉛直方向に延びる仕切板(図示せず)で二つに分割することによって送風機室と機械室とを形成した構造(いわゆる、トランク型構造)を有するものである。
空調室外機20は、ユニットケーシングの送風機室内に配置された室外熱交換器28および室外ファン29を有しており、ユニットケーシングの機械室内に配置された気液分離器22、圧縮機24、四路切換弁26、室外膨張弁31、受液器33、バイパス回路50等を有している。
気液分離器22は、冷媒を気相と液相とに分ける気液分離機能を備えている。気液分離器22に流入する冷媒は、液相と気相とに分かれ、上部空間に集まる気相の冷媒が圧縮機24へと供給されることになる。四路切換弁26が有する4つの接続ポートのうちの1つである第1ポートから延び出した室外低圧ガス冷媒配管21の端部が容器内部まで延びるようにして設けられている。また、気液分離器22の内部のうち上方部分からは、吸入冷媒配管23が延び出しており、圧縮機24の吸入側に接続されている。
圧縮機24は、例えば圧縮機用モータによって駆動される密閉式圧縮機であり、インバータ制御によって運転容量を変化させることができるよう構成されている。圧縮機24から吐出した冷媒は、吐出冷媒配管25を介して四路切換弁26の4つの接続ポートのうちの1つである第3ポートに接続されている。なお、ガス冷媒連絡配管2の空調室外機20側の端部は、四路切換弁26の4つの接続ポートのうちの1つである第2ポートに接続されている。四路切換弁26の4つの接続ポートのうちの1つである第4ポートからは、室外ガス冷媒配管27が延び出しており、室外熱交換器28の一端に接続されている。
四路切換弁26は、冷媒の流れの方向を切り換えるための機構である。冷房運転時には、四路切換弁26は、圧縮機24の吐出側の吐出冷媒配管25と室外熱交換器28の一端(ガス側端部)から延びる室外ガス冷媒配管27とを接続するとともに、気液分離器22を介してガス冷媒連絡配管2と圧縮機24の吸入側の吸入冷媒配管23とを接続する(図1の四路切換弁26の実線を参照)。また、暖房運転時には、四路切換弁26は、圧縮機24の吐出側の吐出冷媒配管25とガス冷媒連絡配管2とを接続するとともに、気液分離器22を介して圧縮機24の吸入側の吸入冷媒配管23と室外熱交換器28の一端(ガス側端部)から延びる室外ガス冷媒配管27とを接続する(図1の四路切換弁26の破線を参照)。
室外熱交換器28は、一端(ガス側端部)が、室外ガス冷媒配管27を介して四路切換弁26と接続されている。また、室外熱交換器28の他端(液側端部)は、第1室外液冷媒配管30を介して室外膨張弁31と接続されている。
室外膨張弁31は、第1室外液冷媒配管30側とは反対側において、第2室外液冷媒配管32を介して、受液器33が接続されている。室外膨張弁31は、冷媒回路において冷媒を減圧するための機構であり、開度調整が可能な電動弁であり、冷媒圧力や冷媒流量の調節を行う。
受液器33は、内部空間に冷媒を蓄えることができ、冷媒回路10における余剰冷媒を吸収する機能を有している。第2室外液冷媒配管32の室外膨張弁31側とは反対側の端部は、この受液器33の内部空間の下方まで伸びている。また、受液器33の内部空間の下方からは、液冷媒連絡配管3が延び出している。液冷媒連絡配管3は、室内膨張弁91と接続されている。また、受液器33の内部空間の上方からは、バイパス回路50のバイパス冷媒配管51が延び出している。
バイパス回路50は、詳細は後述するが、受液器33と気液分離器22の上流側の室外低圧ガス冷媒配管21とを接続するように設けられており、バイパス冷媒配管51、バイパス開閉弁52、バイパス第1配管53、バイパス第2配管54、キャピラリーチューブ60を有している。バイパス冷媒配管51は、受液器33の内部空間の上方から延び出しており、バイパス開閉弁52と接続されている。バイパス開閉弁52は、バイパス第1配管53を介してキャピラリーチューブ60の一端と接続されている。キャピラリーチューブ60の他端には、バイパス第2配管54が接続されている。バイパス第2配管54は、合流点Pにおいて、室外低圧ガス冷媒配管21と接続されている。バイパス回路50には、バイパス開閉弁52が開けられることで、受液器33の内部空間の上方の冷媒をキャピラリーチューブ60を介して室外低圧ガス冷媒配管21に送ることができるようになっている。
室外ファン29は、送風機室に室外熱交換器28に対向して配置され、室外熱交換器28を流れる冷媒との間で熱交換をさせるための室外空気を、室外熱交換器28に対して供給する。室外ファン29は、室外熱交換器28に供給する空気の風量を可変することが可能なファンであり、ファン風量を調節するための室外ファンモータ29mが設けられている。
(3)空気調和装置1の動作
(3−1)冷房運転
冷房運転時は、四路切換弁26が図1の実線で示される状態、すなわち、圧縮機24の吐出側が室外ガス冷媒配管27を介して室外熱交換器28のガス側に接続され、かつ、圧縮機24の吸入側が気液分離器22、ガス冷媒連絡配管2を介して室内熱交換器93のガス側に対して接続された状態となっている。室外膨張弁31は、通過する冷媒の圧力を高圧から中間圧力まで減圧させる。室内膨張弁91は、通過する冷媒の圧力を中間圧力から低圧まで減圧させる。
(3−1)冷房運転
冷房運転時は、四路切換弁26が図1の実線で示される状態、すなわち、圧縮機24の吐出側が室外ガス冷媒配管27を介して室外熱交換器28のガス側に接続され、かつ、圧縮機24の吸入側が気液分離器22、ガス冷媒連絡配管2を介して室内熱交換器93のガス側に対して接続された状態となっている。室外膨張弁31は、通過する冷媒の圧力を高圧から中間圧力まで減圧させる。室内膨張弁91は、通過する冷媒の圧力を中間圧力から低圧まで減圧させる。
この冷媒回路10の接続状態で、圧縮機24、室外ファン29および室内ファン94を運転すると、図2のモリエル線図に示すように、冷凍サイクルが行われる(なお、図1の冷媒回路10における記号A、B、C、D、E、F、G、Hは、ぞれぞれ、図2のモリエル線図における同記号に対応している。)。
すなわち、低圧のガス冷媒は、圧縮機24で圧縮されることで高圧のガス冷媒となる。この高圧のガス冷媒は、四路切換弁26を経由して室外熱交換器28に送られる。その後、高圧のガス冷媒は、室外熱交換器28において、室外ファン29によって供給される室外空気と熱交換を行って凝縮して高圧の液冷媒となる。そして、過冷却状態になった高圧の液冷媒は、室外熱交換器28から室外膨張弁31に送られる。室外膨張弁31によって中間圧力まで減圧され、気液二相状態となった冷媒は、受液器33に流入する。受液器33における液冷媒は、液冷媒連絡配管3を介して室内膨張弁91まで供給され、室内膨張弁91において中間圧力から圧縮機24の吸入圧力近くまで減圧されて低圧の気液二相状態となる。その後、冷媒は、室内熱交換器93に送られ、室内熱交換器93において室内空気と熱交換を行って蒸発して低圧のガス冷媒となる。
この低圧のガス冷媒は、ガス冷媒連絡配管2を経由して空調室外機20に送られ、再び、圧縮機24に吸入される。このように冷房運転では、空気調和装置1は、室外熱交換器28を圧縮機24において圧縮される冷媒の凝縮器として、かつ、室内熱交換器93を室外熱交換器28において凝縮された冷媒の蒸発器として機能させる。
なお、受液器33の内部空間のうち上方のガス状態の冷媒を多く含んだ冷媒は、バイパス開閉弁52が開けられている状態では、バイパス回路50を介して、気液分離器22の上流側の室外低圧ガス冷媒配管21の途中まで導かれる。ここで、受液器33から流出した冷媒は、バイパス冷媒配管51、バイパス開閉弁52、バイパス第1配管53、キャピラリーチューブ60、バイパス第2配管54をこの順に通過する。ここで、キャピラリーチューブ60を通過する際に、冷媒は、中間圧力から低圧まで減圧される。
(3−2)暖房運転
暖房運転時は、四路切換弁26が図1の破線で示される状態、すなわち、圧縮機24の吐出側がガス冷媒連絡配管2を介して室内熱交換器93のガス側に接続され、かつ、圧縮機24の吸入側が室外ガス冷媒配管27を介して室外熱交換器28のガス側に接続された状態となっている。室内膨張弁91は、通過する冷媒の圧力を高圧から中間圧力まで減圧させる。室外膨張弁31は、通過する冷媒の圧力を中間圧力から低圧まで減圧させる。
暖房運転時は、四路切換弁26が図1の破線で示される状態、すなわち、圧縮機24の吐出側がガス冷媒連絡配管2を介して室内熱交換器93のガス側に接続され、かつ、圧縮機24の吸入側が室外ガス冷媒配管27を介して室外熱交換器28のガス側に接続された状態となっている。室内膨張弁91は、通過する冷媒の圧力を高圧から中間圧力まで減圧させる。室外膨張弁31は、通過する冷媒の圧力を中間圧力から低圧まで減圧させる。
この冷媒回路10の接続状態で、圧縮機24、室外ファン29および室内ファン94を運転すると、低圧のガス冷媒は、圧縮機24に吸入されて圧縮されて高圧のガス冷媒となり、四路切換弁26、および、ガス冷媒連絡配管2を経由して、空調室内機90に送られる。なお、暖房運転時のモリエル線図は、省略する。
空調室内機90に送られた高圧のガス冷媒は、室内熱交換器93において、室内空気と熱交換を行って凝縮して高圧の液冷媒となった後、室内膨張弁91を通過する際に、室内膨張弁91の弁開度に応じて減圧され、高圧から中間圧力となる。この室内膨張弁91を通過して減圧された冷媒は、気液二相状態となって、液冷媒連絡配管3を通過して受液器33に流入する。受液器33における液冷媒は、第2室外液冷媒配管32を介して室外膨張弁31まで供給され、室外膨張弁31において中間圧力から圧縮機24の吸入圧力近くまで減圧されて低圧の気液二相状態となる。その後、冷媒は、室外熱交換器28に流入する。室外熱交換器28に流入した低圧の気液二相状態の冷媒は、室外ファン29によって供給される室外空気と熱交換を行って蒸発して低圧のガス冷媒となり、四路切換弁26を経由して、再び、圧縮機24に吸入される。このように暖房運転では、空気調和装置1は、室内熱交換器93を圧縮機24において圧縮される冷媒の凝縮器として、かつ、室外熱交換器28を室内熱交換器93において凝縮された冷媒の蒸発器として機能させる。
なお、受液器33の内部空間のうち上方のガス状態の冷媒を多く含んだ冷媒は、バイパス開閉弁52が開けられている状態では、バイパス回路50を介して、気液分離器22の上流側の室外低圧ガス冷媒配管21の途中まで導かれる。ここで、受液器33から流出した冷媒は、バイパス冷媒配管51、バイパス開閉弁52、バイパス第1配管53、キャピラリーチューブ60、バイパス第2配管54をこの順に通過する。ここで、キャピラリーチューブ60を通過する際に、冷媒は、中間圧力から低圧まで減圧される。
(4)バイパス回路50の詳細構成
図3に、カバー部材70が取り付けられた状態でのバイパス回路50の正面図を示す。また、図4に、バイパス回路50のカバー部材70が省略されている側面図(図3の右側から見た側面図)を示す。
図3に、カバー部材70が取り付けられた状態でのバイパス回路50の正面図を示す。また、図4に、バイパス回路50のカバー部材70が省略されている側面図(図3の右側から見た側面図)を示す。
バイパス回路50は、バイパス開閉弁52が開いた状態では、受液器33の内部空間の上方から延び出しているバイパス冷媒配管51およびバイパス開閉弁52を通過した後、バイパス第1配管53を下方から上方に向けて通過するように流れる。
バイパス第1配管53の上端部分は、第1先端部分53cを介して、さらに上方に延びるキャピラリーチューブ60の一端とロウ付けによって接続されている。バイパス第1配管53の上端部分には、先端側から順に第1先端部分53cと第1絞り部分53bが設けられている。第1絞り部分53bの第1先端部分53c側とは反対側には、直線状に延びた第1直線部分53aが接続されている。第1先端部分53cは、内径がキャピラリーチューブ60の外径と同等になっており、外径が第1直線部分53aよりも細くなるように構成された筒状部分である。第1絞り部分53bは、第1直線部分53aから第1先端部分53c側(上方)に向かうにつれて径が小さくなるように構成されている。なお、特に限定されないが、キャピラリーチューブ60の外径は、第1直線部分53aの外径の1/10以上であることが好ましく、2/3以下であることが好ましい。
バイパス第2配管54の下端部分は、第2先端部分54cを介して、さらに下方に延びるキャピラリーチューブ60の他端とロウ付けによって接続されている。バイパス第2配管54の下端部分には、先端側から順に第2先端部分54cと第2絞り部分54bが設けられている。第2絞り部分54bの第2先端部分54c側とは反対側には、直線状に延びた第2直線部分54aが接続されている。第2先端部分54cは、内径がキャピラリーチューブ60の外径と同等になっており、外径が第2直線部分54aよりも細くなるように構成された筒状部分である。第2絞り部分54bは、第2直線部分54aから第2先端部分54c側(上方)に向かうにつれて径が小さくなるように構成されている。なお、特に限定されないが、キャピラリーチューブ60の外径は、第2直線部分54aの外径の1/10以上であることが好ましく、2/3以下であることが好ましい。第2直線部分54aの第2絞り部分54b側とは反対側には折れ曲がり部分を介して室外低圧ガス冷媒配管21との合流点Pまで延びた他の部分が続いている。
ここで、バイパス第1配管53のうちの第1直線部分53aが延びている方向と、バイパス第2配管54のうちの第2直線部分54aが延びている方向とは、互いに平行となっており、特に、本実施形態では鉛直方向において平行になっている。
また、バイパス第1配管53のうちの第1直線部分53aと、バイパス第2配管54のうちの第2直線部分54aとは、鉛直方向視において位置がずれるようにして配置されており、本実施形態では、キャピラリーチューブ60の一部が、バイパス第1配管53の第1直線部分53aとバイパス第2配管54の第2直線部分54aとの間に挟まれることで、バイパス第1配管53の第1直線部分53aとバイパス第2配管54の第2直線部分54aとは直接接触しないように配置されている。
キャピラリーチューブ60は、バイパス第1配管53側から順に、上方折返し部分67、上方直線部分66、円部分64(下方半円部分65、および、上方半円部分63)、下方直線部分62、下方折返し部分61が連なるようにして構成されている。なお、これらは、バイパス第1配管53側からバイパス第2配管54側に向かうにつれて、図3における手前側に(図4における左側に)位置するように設けられている。
キャピラリーチューブ60は、バイパス第1配管53の上端部分から、上方に向かうにつれてバイパス第2配管54の第2直線部分54aとの距離がわずかに縮まるように、さらに上方に向けて延びている。上方折返し部分67では、なだらかに半円を描くようにして下方に向けて折り返されている(ここでもわずかに図3における手前側、図4における左側に近づいている。以下、略す。)。上方折返し部分67において下方に向けて折り返された後は、上方直線部分66が下方に向けて延びている。上方直線部分66の下端は、円部分64の接線となるように延びて、円部分64と接続されている。円部分64は、下側の半円である下方半円部分65と、上側の半円である上方半円部分63とから構成されている。上方直線部分66の下端では、下方半円部分65がなだらかに接続されている。下方半円部分65の上方直線部分66との接続側とは反対側の端部では、円部分64の中心に対する円弧を描くように、上方半円部分63がなだらかに接続されている。この下方半円部分65と上方半円部分63との境界近傍は、バイパス第1配管53の第1直線部分53aとバイパス第2配管54の第2直線部分54aとの間に挟持されている。上方半円部分63の下方半円部分65側とは反対側の端部からは、円部分64の接線方向であって下方に向けて下方直線部分62が延びている。下方直線部分62の下端部分には、下方折返し部分61が接続されている。下方折返し部分61は、なだらかに半円を描くようにして上方に向けて折り返されている。下方折返し部分61の下方直線部分62側とは反対側の端部は、上方に向けて延びてバイパス第2配管54の第2先端部分54cに接続されている。
ここで、下方半円部分65の半分(上方半円部分63との接続側の半分)と、上方直線部分66の下端では、下方半円部分65脂製のカバー部材70によって外側から覆われている。これにより、キャピラリーチューブ60とバイパス第1配管53の第1直線部分53aとが振動等によって擦れること、キャピラリーチューブ60とバイパス第2配管54の第2直線部分54aとが振動等によって擦れること、キャピラリーチューブ60の部分同士(上方直線部分66と下方半円部分65の接続部分近傍と、上方直線部分66と下方半円部分65の接続部分近傍)が振動等によって擦れること、をそれぞれ防止することができている。さらに、このカバー部材70は、下方半円部分65の下端部分において下方半円部分65が延びている方向に開放された第1開口71を有しており、下方直線部分62の下端部分において下方に開放された第2開口72を有している。このため、カバー部材70の内部に水分が溜まることが防止されている。
また、キャピラリーチューブ60の円部分64の一部(下方半円部分65と上方半円部分63との境界近傍部分)と、バイパス第1配管53の第1直線部分53aのうち第1絞り部分53bの近傍部分と、バイパス第2配管54の第2直線部分54aのうち第2絞り部分54bの近傍部分と、が結束バンド80によってまとめられている。結束バンド80は、ナイロン等の樹脂によって構成されている。この結束バンド80は、結束対象位置におけるキャピラリーチューブ60、第1直線部分53a、第2直線部分54aの冷媒が流れる方向に対して垂直な面において、周囲から巻き付くようにして束ねている。
(5)特徴
(5−1)
本実施形態では、バイパス第1配管53の第1直線部分53aとバイパス第2配管54の第2直線部分54aとは、結束バンド80によってまとめられ、相対的に移動しないように固定することができている。ここで、バイパス第1配管53とバイパス第2配管54は、キャピラリーチューブ60よりも太いため、バイパス第1配管53とバイパス第2配管54の固定状態を維持しやすい。そして、キャピラリーチューブ60の両端は、互いに固定されているバイパス第1配管53とバイパス第2配管54に対して接続されているため、位置決めを強固することができている。しかも、キャピラリーチューブ60は、両端がそれぞれバイパス第1配管53とバイパス第2配管54に接続固定されているだけでなく、途中の円部分64の一部についても、第1直線部分53aと第2直線部分54aとともに結束バンド80によってまとめられている。これにより、キャピラリーチューブ60とバイパス第1配管53とバイパス第2配管54を、結束バンド80によってまとめられている部分において一体化させることで、キャピラリーチューブ60の両端の接続部分に負荷が掛かりにくいようにすることができている。
(5−1)
本実施形態では、バイパス第1配管53の第1直線部分53aとバイパス第2配管54の第2直線部分54aとは、結束バンド80によってまとめられ、相対的に移動しないように固定することができている。ここで、バイパス第1配管53とバイパス第2配管54は、キャピラリーチューブ60よりも太いため、バイパス第1配管53とバイパス第2配管54の固定状態を維持しやすい。そして、キャピラリーチューブ60の両端は、互いに固定されているバイパス第1配管53とバイパス第2配管54に対して接続されているため、位置決めを強固することができている。しかも、キャピラリーチューブ60は、両端がそれぞれバイパス第1配管53とバイパス第2配管54に接続固定されているだけでなく、途中の円部分64の一部についても、第1直線部分53aと第2直線部分54aとともに結束バンド80によってまとめられている。これにより、キャピラリーチューブ60とバイパス第1配管53とバイパス第2配管54を、結束バンド80によってまとめられている部分において一体化させることで、キャピラリーチューブ60の両端の接続部分に負荷が掛かりにくいようにすることができている。
また、バイパス第1配管53とバイパス第2配管54の相対移動を抑制するための結束バンド80を、キャピラリーチューブ60を固定するために流用できている。
以上により、1つの結束バンド80によって、バイパス第1配管53とバイパス第2配管54の相対移動を抑制しつつ、キャピラリーチューブ60のバイパス第1配管53およびバイパス第2配管54に対する位置決めを強固にしてキャピラリーチューブ60とバイパス第1配管53およびバイパス第2配管54との接続部分に負荷が掛かりにくいようにすることができている。特に、バイパス第1配管53とバイパス第2配管54とキャピラリーチューブ60は、ロウ付け部分を避けた状態でまとめられているため、比較的強度の弱いロウ付け部分に負荷が集中してしまうことを抑制できている。
また、キャピラリーチューブ60を、バイパス第1配管53、バイパス第2配管54以外の他の配管等に対して固定する必要が無くなっており、バイパス第1配管53とバイパス第2配管54とキャピラリーチューブ60をユニット化させて、空気調和装置1の空調室外機20の製造を容易にすることができている。
(5−2)
本実施形態では、キャピラリーチューブ60の円部分64が結束バンド80によってまとめられているため、バイパス第1配管53の第1直線部分53aやバイパス第2配管54の第2直線部分54aが延びている方向にキャピラリーチューブ60が移動することを規制することができている。これにより、キャピラリーチューブ60の位置ずれが生じにくくすることができている。
本実施形態では、キャピラリーチューブ60の円部分64が結束バンド80によってまとめられているため、バイパス第1配管53の第1直線部分53aやバイパス第2配管54の第2直線部分54aが延びている方向にキャピラリーチューブ60が移動することを規制することができている。これにより、キャピラリーチューブ60の位置ずれが生じにくくすることができている。
特に、本実施形態では、キャピラリーチューブ60は、圧力脈動の影響で振動が生じやすい圧縮機24の吸入側に配置されているため、キャピラリーチューブ60の位置ずれ抑制効果を顕著にすることができている。
(5−3)
本実施形態では、キャピラリーチューブ60は、第1直線部分53aや第2直線部分54aの長手方向に沿うように設けられている。このため、減圧効果を十分に得るためにキャピラリーチューブ60の全長が長く構成されている場合であっても、第1直線部分53aや第2直線部分54aの長手方向に沿わせた配置を採用することで、設置スペースを狭小化させることが可能になっている。
本実施形態では、キャピラリーチューブ60は、第1直線部分53aや第2直線部分54aの長手方向に沿うように設けられている。このため、減圧効果を十分に得るためにキャピラリーチューブ60の全長が長く構成されている場合であっても、第1直線部分53aや第2直線部分54aの長手方向に沿わせた配置を採用することで、設置スペースを狭小化させることが可能になっている。
特に、本実施形態では、キャピラリーチューブ60を、上方折返し部分67と上方直線部分66と下方半円部分65によって構成される上下方向に長い上方の輪、および、上方半円部分63と下方直線部分62と下方折返し部分61によって構成される上下方向に長い下方の輪を設けることで、キャピラリーチューブ60をコンパクト化させることができている。しかも、上方の輪の一部である下方半円部分65と、下方の輪の一部である上方半円部分63を流用することで、キャピラリーチューブ60を結束バンド80を介して第1直線部分53aと第2直線部分54aに固定するための円部分64を形成することが可能になっている。
(6)他の実施形態
上記実施形態では、本発明の実施形態の一例を説明したが、上記実施形態はなんら本願発明を限定する趣旨ではなく、上記実施形態には限られない。本願発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更した態様についても当然に含まれる。
上記実施形態では、本発明の実施形態の一例を説明したが、上記実施形態はなんら本願発明を限定する趣旨ではなく、上記実施形態には限られない。本願発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更した態様についても当然に含まれる。
(6−1)他の実施形態A
上記実施形態では、キャピラリーチューブ60の一部が、バイパス第1配管53の第1直線部分53aとバイパス第2配管54の第2直線部分54aとの間に挟まれることで、バイパス第1配管53の第1直線部分53aとバイパス第2配管54の第2直線部分54aとは直接接触しないように配置されて結束バンド80によってまとめられた場合を例に挙げて説明した。
上記実施形態では、キャピラリーチューブ60の一部が、バイパス第1配管53の第1直線部分53aとバイパス第2配管54の第2直線部分54aとの間に挟まれることで、バイパス第1配管53の第1直線部分53aとバイパス第2配管54の第2直線部分54aとは直接接触しないように配置されて結束バンド80によってまとめられた場合を例に挙げて説明した。
しかし、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、バイパス第1配管53の第1直線部分53aが、バイパス第2配管54の第2直線部分54aおよびキャピラリーチューブ60の一部の両方に接触しつつ、バイパス第2配管54の第2直線部分54aもキャピラリーチューブ60の一部に接触するようにして結束バンド80によってまとめられていてもよい。
(6−2)他の実施形態B
上記実施形態では、キャピラリーチューブ60の円部分64が1つの円によって構成されている場合を例に挙げて説明した。
上記実施形態では、キャピラリーチューブ60の円部分64が1つの円によって構成されている場合を例に挙げて説明した。
しかし、本発明は、これに限られるものではなく、例えば、キャピラリーチューブ60の円部分64がコイル状に複数の円を形成するようにして構成されていてもよい。
1 空気調和装置(冷凍装置)
10 冷媒回路
20 空調室外機
22 気液分離器
24 圧縮機
26 四路切換弁
28 室外熱交換器
29 室外ファン
31 室外膨張弁
33 受液器
50 バイパス回路(配管組立体)
51 バイパス冷媒配管
52 バイパス開閉弁
53 バイパス第1配管(第1配管)
53a 第1直線部分
53b 第1絞り部分
53c 第1先端部分
54 バイパス第2配管(第2配管)
54a 第2直線部分
54b 第2絞り部分
54c 第2先端部分
60 キャピラリーチューブ
70 カバー部材
71 円部分開口(開放形状)
72 直線部分開口(開放形状)
80 結束バンド(結束部材)
90 空調室内機
91 室内膨張弁
93 室内熱交換器
94 室内ファン
10 冷媒回路
20 空調室外機
22 気液分離器
24 圧縮機
26 四路切換弁
28 室外熱交換器
29 室外ファン
31 室外膨張弁
33 受液器
50 バイパス回路(配管組立体)
51 バイパス冷媒配管
52 バイパス開閉弁
53 バイパス第1配管(第1配管)
53a 第1直線部分
53b 第1絞り部分
53c 第1先端部分
54 バイパス第2配管(第2配管)
54a 第2直線部分
54b 第2絞り部分
54c 第2先端部分
60 キャピラリーチューブ
70 カバー部材
71 円部分開口(開放形状)
72 直線部分開口(開放形状)
80 結束バンド(結束部材)
90 空調室内機
91 室内膨張弁
93 室内熱交換器
94 室内ファン
Claims (8)
- 冷媒回路(10)の一部に用いられる配管組立体(50)であって、
キャピラリーチューブ(60)と、
前記キャピラリーチューブの一端に接続された第1直線部分(53a)を有し、前記キャピラリーチューブよりも太い第1配管(53)と、
前記キャピラリーチューブの他端に接続されており前記第1直線部分(53a)と平行な第2直線部分(54a)を有し、前記キャピラリーチューブよりも太い第2配管(54)と、
前記第1配管の前記第1直線部分(53a)、前記第2配管の前記第2直線部分(54a)、および、前記キャピラリーチューブ(60)の一端と他端を除いた少なくとも一部(64)を1つにまとめる結束部材(80)と、
を備えた配管組立体(50)。 - 前記キャピラリーチューブは、一端と他端以外の部分の少なくとも1部に湾曲形状部分(64)を有しており、
前記結束部材は、前記第1配管の前記第1直線部分、前記第2配管の前記第2直線部分、および、前記キャピラリーチューブの前記湾曲形状部分を1つにまとめている、
請求項1に記載の配管組立体。 - 前記キャピラリーチューブ全体における長手方向は、前記第1配管の前記第1直線部分および前記第2配管の前記第2直線部分が延びている方向である、
請求項1または2に記載の配管組立体。 - 前記キャピラリーチューブの一端と前記第1配管の端部とは、ロウ付けされており、
前記キャピラリーチューブの他端と前記第2配管の端部とは、ロウ付けされており、
前記結束部材(80)は、前記第1配管のうち前記ロウ付け部分から離れた位置、前記第2配管のうち前記ロウ付け部分から離れた位置、および、前記キャピラリーチューブの一端と他端を除いた少なくとも一部(64)を1つにまとめている、
請求項1から3のいずれか1項に記載の配管組立体。 - 前記第1配管に対する前記キャピラリーチューブの接続側と前記第2配管に対する前記キャピラリーチューブの接続側とは反対になっており、
前記キャピラリーチューブは、一端から他端に至るまでに少なくとも1つの円(64)を描くように設けられており、
前記結束部材は、前記キャピラリーチューブの前記円の内側を通過するようにして、前記第1配管の前記第1直線部分、前記第2配管の前記第2直線部分、および、前記キャピラリーチューブの前記円(64)の一部を1つにまとめている、
請求項1から4のいずれか1項に記載の配管組立体。 - 前記キャピラリーチューブは、少なくとも2つの真円ではない輪を描くように設けられており、
前記キャピラリーチューブが描いている前記円は、前記輪の1つの長手方向の一方側部分と、前記輪の他の1つの長手方向の他端側部分によって構成されている、
請求項5に記載の配管組立体。 - 前記キャピラリーチューブの前記円(64)のうち少なくとも前記結束部材によってまとめられている部分および前記キャピラリーチューブ同士が近接する部分を保護し、設置状態における鉛直方向下方側に開放形状(71、72)を有しており、樹脂製であるカバー部材(70)をさらに備えた、
請求項5または6に記載の配管組立体。 - 請求項1から7のいずれか1項に記載の配管組立体(50)と、
前記配管組立体が吐出側と吸入側の少なくともいずれか一方に接続されている圧縮機(24)と、
を備えた冷凍装置(1)。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013214545A JP2015078777A (ja) | 2013-10-15 | 2013-10-15 | 配管組立体および冷凍装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2015078777A true JP2015078777A (ja) | 2015-04-23 |
Family
ID=53010335
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013214545A Pending JP2015078777A (ja) | 2013-10-15 | 2013-10-15 | 配管組立体および冷凍装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2015078777A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104949432A (zh) * | 2015-06-15 | 2015-09-30 | 合肥华凌股份有限公司 | 用于冰箱的蒸发器和具有其的冰箱 |
JP2020020521A (ja) * | 2018-07-31 | 2020-02-06 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 室外機 |
US11027489B2 (en) | 2015-10-29 | 2021-06-08 | Stratasys Ltd. | Consumption of material in additive manufacture |
-
2013
- 2013-10-15 JP JP2013214545A patent/JP2015078777A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104949432A (zh) * | 2015-06-15 | 2015-09-30 | 合肥华凌股份有限公司 | 用于冰箱的蒸发器和具有其的冰箱 |
US11027489B2 (en) | 2015-10-29 | 2021-06-08 | Stratasys Ltd. | Consumption of material in additive manufacture |
JP2020020521A (ja) * | 2018-07-31 | 2020-02-06 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 室外機 |
JP7308434B2 (ja) | 2018-07-31 | 2023-07-14 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 室外機 |
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