JP7308434B2 - 室外機 - Google Patents
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Description
この種のキャピラリーチューブは、圧縮機の駆動に伴う圧縮機の振動に起因して、振動する。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、キャピラリーチューブの振動を抑制することを目的とする。
この発明によれば、キャピラリーチューブが一体配管に固定されるため、キャピラリーチューブの振動が抑制される。
この発明によれば、キャピラリーチューブが一体配管と、一体配管とは別個独立の別配管との双方に固定されるため、キャピラリーチューブを少なくとも二か所で固定することとなり、キャピラリーチューブの振動を抑制することができる。
また、別配管が一体配管と固定されるため、別配管の固有振動数を一体配管の固有振動数と近くすることができ、このような固有振動数の近い一体配管と別配管とにキャピラリーチューブを固定するので、キャピラリーチューブの振動を抑制することができる。
この発明によれば、一体配管と別配管とは、ともに基本配管から分岐した配管又はその分岐した配管から順次接続される配管である。そのため、圧縮機から基本配管を介し一体配管及び別配管に伝わる振動周波数は近くなる。これらにキャピラリーチューブを固定することにより、キャピラリーチューブを安定して維持することができる。
この発明によれば、キャピラリーチューブを複数のループ部に分け、このループ部の少なくとも一つを一体配管に固定する。
そのため、キャピラリーチューブを長くすることにより、キャピラリーチューブの束の長さが長くなった場合であっても、適宜にキャピラリーチューブの固定部分を選択でき、キャピラリーチューブの適切な部分を一体配管に固定できるので、キャピラリーチューブの振動を抑制することができる。
この発明によれば、キャピラリーチューブを複数のループ部に分け、このループ部の少なくとも一つを別配管に固定する。
そのため、キャピラリーチューブを長くすることにより、キャピラリーチューブの束の長さが長くなった場合であっても、適宜にキャピラリーチューブの固定部分を選択でき、キャピラリーチューブの適切な部分を別配管に固定できるので、キャピラリーチューブの振動を抑制することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る空気調和装置の室外機内部の斜視図である。図2は、第1キャピラリーチューブ10の斜視図である。図3は、第1キャピラリーチューブ10の側面図である。なお、図2の矢印A方向を基準として、矢印Aの上方向を上、下方向を下と定義する。また、図3の矢印B方向を奥行き方向と定義する。
図1に示す室外機内部には、空気調和装置の冷凍サイクルを構成する一要素である不図示の圧縮機、各種の冷媒配管が設けられている。
また、室外機は、液冷媒を減圧するための第1キャピラリーチューブ10を備える。
図2に示すように、室外機は、冷媒が流れる基本配管20を備える。基本配管20は、分岐部21において、第1キャピラリーチューブ(キャピラリーチューブ)10に接続される一体配管30と、この一体配管30とは別の第1別配管(別配管)40と、に分岐している。
第2キャピラリーチューブ11の長さは短く、第2キャピラリーチューブ11は、冷媒配管を円状に3周巻いた3ターンのループ型とされている。
第2キャピラリーチューブ11の上部分及び下部分は、束ね部材15により固定されており、第2キャピラリーチューブ11は、一つの束とされている。
第3別配管43は、水平方向に延びており、基本配管20に沿って延びている。
第1キャピラリーチューブ10の長さは長く、第1キャピラリーチューブ10は、冷媒配管を上下方向に延びる楕円状に4周巻いた4ターンのループ型であるループ部16(16A,16B)を2つ備える。各ループ部16の上部分及び下部分は、束ね部材15により固定されており、各ループ部16は、一つの束とされている。
なお、ループ部16を設ける数や、ループ部16の形状は、第1キャピラリーチューブ10の長さの変更により、適宜に変更が可能である。
なお、第2キャピラリーチューブ11に係る3ターンのループ型のように奥行き方向の長さが短い場合には、第2キャピラリーチューブ11の振動が問題となりにくい。そのため、第1キャピラリーチューブ10のように奥行き方向に長さが長くなる場合に、振動の抑制に関し、特に実益がある。
一体配管30の周囲の一部には、ゴム部材31が備えられる。
一体配管30であってゴム部材31が備えられる部分は、第1キャピラリーチューブ10のループ部16の一つであるループ部16Aに係る側部と、クランプ35により固定されている。
ループ部16が複数ある場合であっても、ループ部16の一つを一体配管30に固定することにより、第1キャピラリーチューブ10の振動が抑制される。
このように、ループ部16Aは、一体配管30に加え、第3別配管43に固定される。
なお、一体配管30と固定されているループ部16Aとは別のループ部16Bを、第3別配管43に固定してもよい。
第3別配管(分岐した配管から順次接続される配管)43が一体配管30と固定され、ループ部16Aが一体配管30及び第3別配管43と固定される。
第3別配管43と一体配管30とが固定されるため、圧縮機の駆動に伴うこれら配管の固有振動数は近いものとなり、固有振動数が近いものとなったこれら各配管に第1キャピラリーチューブ10が固定されるため、圧縮機の駆動に伴う圧縮機の振動に起因して、第1キャピラリーチューブ10が独自の固有振動数によって図3の矢印B方向である奥行き方向などに振動することを抑制できる。
これによれば、第1キャピラリーチューブ10が一体配管30に固定されるため、第1キャピラリーチューブ10の振動が抑制される。
これによれば、第1キャピラリーチューブ10が一体配管30と第3別配管43との双方に固定されるため、第1キャピラリーチューブ10を少なくとも二か所で固定することとなり、第1キャピラリーチューブ10の振動を抑制することができる。
また、第3別配管が一体配管30と固定されるため、第3別配管の固有振動数を一体配管30の固有振動数と近くすることができ、このような固有振動数の近い一体配管30と第3別配管43とに第1キャピラリーチューブ10を固定するので、第1キャピラリーチューブ10を安定して保持することができる。
また、一体配管30と第3別配管43とは、ともに基本配管20から分岐した配管又はその分岐した配管から順次接続される配管である。そのため、圧縮機から基本配管20を介し一体配管30及び第3別配管43に伝わる振動周波数は近くなる。これらに第1キャピラリーチューブ10を固定することにより、第1キャピラリーチューブ10を安定して保持することができる。
これによれば、第1キャピラリーチューブ10を長くすることにより、第1キャピラリーチューブ10の奥行き方向の長さが長くなった場合であっても、適宜に第1キャピラリーチューブ10の固定部分を選択でき、第1キャピラリーチューブ10の適切な部分を一体配管30に固定できるので、第1キャピラリーチューブ10の振動を抑制することができる。
これによれば、第1キャピラリーチューブ10を長くすることにより、第1キャピラリーチューブ10の奥行き方向の長さが長くなった場合であっても、適宜に第1キャピラリーチューブ10の固定部分を選択でき、第1キャピラリーチューブ10の適切な部分を第3別配管(別配管)43に固定できるので、第1キャピラリーチューブ10の振動を抑制することができる。
なお、第1キャピラリーチューブ(キャピラリーチューブ)10の上方と、一体配管30の左右方向に延伸する箇所と、をクランプ35で締結してもよい。
第2実施形態に係るキャピラリーチューブ110も、第1実施形態に係る第1キャピラリーチューブ10と同様に、キャピラリーチューブ110を一体配管130及び別配管140の二点に固定するものである。
なお、第2実施形態において、第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、その説明を省略している。
基本配管20は、分岐部121において、キャピラリーチューブ110に接続される一体配管130と、この一体配管130とは別の別配管140と、に分岐している。
キャピラリーチューブ110の長さは短く、キャピラリーチューブ110は、冷媒配管を水平方向に延びる楕円状に3周巻いた3ターンのループ型とされている。
また、一体配管130とキャピラリーチューブ110の側部とは、一体配管130の周囲に設けられるゴム部材31を介して、クランプ35により、固定される。
また、別配管140とキャピラリーチューブ110の下部とは、別配管140の周囲に設けられるゴム部材31を介して、クランプ35により、固定される。
なお、キャピラリーチューブ110の他端側に接続される冷媒配管117と別配管140とは、別配管140の周囲に設けられるゴム部材31を介して、クランプ35により、固定される。
第3実施形態は、第2実施形態に係る一体配管130を、キャピラリーチューブ110の上方にまで延ばした一体配管230を用いた実施形態である。その他の部分は、第2実施形態と同様である。第3実施形態において、第2実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、その説明を省略している。
基本配管20は、分岐部121において、キャピラリーチューブ110に接続される一体配管230と、この一体配管230とは別の別配管140と、に分岐している。
一体配管230は、キャピラリーチューブ110の上方にまで延びている。一体配管230は、キャピラリーチューブ110の上方部分において、周囲にゴム部材31を備える。このゴム部材31を介して、一体配管230とキャピラリーチューブ110の上部は、クランプ35により固定されている。
このように、第3実施形態では、さらに一体配管230とキャピラリーチューブ110との固定箇所を増やしている。
16(16A,16B) ループ部
21,121 分岐部
20 基本配管
30,130,230 一体配管
31 ゴム部材
35 クランプ
36 クロスクランプ
40 第1別配管(別配管)
41 第2別配管(分岐した配管から順次接続される配管)
43 第3別配管(分岐した配管から順次接続される配管)
110 キャピラリーチューブ
140 別配管
Claims (4)
- 冷凍サイクル要素である圧縮機、冷媒配管を備える室外機であって、
基本配管から分岐する、それぞれループ型に形成された第1キャピラリーチューブ及び第2キャピラリーチューブと、
前記第1キャピラリーチューブと一体の一体配管と、
前記一体配管と異なる、前記第2キャピラリーチューブにつながる別配管と、を備え、
前記第1キャピラリーチューブ及び前記第2キャピラリーチューブの径は、前記一体配管の径及び前記別配管の径より小さく形成され、
前記第1キャピラリーチューブ及び前記第2キャピラリーチューブは、同形状の円状に複数周巻いて奥行方向に延びるループ部を備え、
前記第1キャピラリーチューブの奥行き方向の長さは、前記第2キャピラリーチューブの奥行き方向の長さよりも長く形成され、
前記第1キャピラリーチューブの前記ループ部は、前記一体配管及び前記別配管に固定されていることを特徴とする室外機。 - 前記一体配管は、前記基本配管の分岐先の配管又は前記分岐先の配管に順次接続される配管の一つであり、
前記別配管も、前記基本配管の分岐先の配管又は前記分岐先の配管に順次接続される配管の一つである
ことを特徴とする請求項1に記載の室外機。 - 複数の前記ループ部を備え、
前記ループ部の少なくとも一つが、前記一体配管に固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の室外機。 - 複数の前記ループ部を備え、
前記ループ部の少なくとも一つが、前記別配管に固定されていることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の室外機。
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---|---|---|---|---|
JP2004354026A (ja) | 2003-05-30 | 2004-12-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 空気調和機 |
JP2010096451A (ja) | 2008-10-17 | 2010-04-30 | Toshiba Carrier Corp | 空気調和機 |
JP2015078777A (ja) | 2013-10-15 | 2015-04-23 | ダイキン工業株式会社 | 配管組立体および冷凍装置 |
US20200248912A1 (en) | 2019-01-31 | 2020-08-06 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Outdoor unit of airconditioner |
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US20200248912A1 (en) | 2019-01-31 | 2020-08-06 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Outdoor unit of airconditioner |
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