JP2013076521A - 空気調和装置の室外機 - Google Patents

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忠 竿尾
Shinya Matsuoka
慎也 松岡
Mikio Kagawa
幹夫 賀川
Shigeki Kamiya
成毅 神谷
Yusuke Oka
祐輔 岡
Yusuke Nakagawa
裕介 中川
Tomohisa Takeuchi
知久 竹内
Shiro Koike
史朗 小池
Katsutoshi Sakurai
克敏 櫻井
Sayako Onchi
紗弥子 恩地
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Abstract

【課題】室外機本体の側面から吸い込んだ空気を上方へ吹き出す上吹き出しタイプの室外機において、装置のコンパクト化を図る。
【解決手段】室外機本体5と、この室外機本体5内に配置された熱交換器13と、室外機本体5の上部に設けられ、当該室外機本体5の側面から吸い込んだ空気を上方へ吹き出す送風機23と、室外機本体5の内部を熱交換器13が配置される熱交換室41と圧縮機11を含む機器類が配置される機械室39とに区画する区画壁40と、を備えている空気調和装置の室外機であって、区画壁40は、室外機本体5の下部から上部にわたって上下方向に延びるとともに、熱交換室41と機械室39とを水平方向に区画している。
【選択図】 図3

Description

本発明は、空気調和装置の室外機に関する。
下記特許文献1には、室外機本体(ケーシング)の上部に送風ファンが設けられ、この送風ファンの駆動によって室外機本体の側面から内部に取り入れた空気を上方へ吹き出すように構成された上吹き出しタイプの室外機が開示されている。この室外機は、室外機本体の上部に熱交換器を配置した熱交換室が設けられ、室外機本体の下部に圧縮機や電装品等を配置した機械室が設けられ、熱交換室と機械室とが区画壁によって上下に区画されている。
熱交換室には、室外機本体の4つの側面に対向して熱交換器が配置されている。また、区画壁は、熱交換室内の熱交換器において発生した結露水を受けるドレンパンとしても機能している。
特開2005−98625号公報
特許文献1の室外機は、熱交換室と機械室とが区画壁によって区画されているので、熱交換室内における空気の流れを制御しやすいという利点がある。
しかし、熱交換室と機械室とが上下方向に並べて配置されているので熱交換室の高さをそれほど高くすることができず、熱交換器における空気の流通面積を十分確保するためには、室外機の前後方向又は左右方向の幅を大きくしなければならない。そのため、室外機を設置するために広いスペースが必要となり、設置場所の制限が大きくなる。
また、特許文献1の室外機は、機械室が室外機本体の下部側に設けられるので、機械室内の機器に対するメンテナンス等を低い姿勢で行わなければならず、作業性が悪化するという欠点もある。
さらに、特許文献1の室外機は、熱交換室において発生した結露水等の水分がその下方の機械室に浸入する可能性を否めないため、機械室内の電装品を電装品箱で覆い、水分から保護する必要がある。そのため、部品点数が多くなると共に電装品箱の放熱性をも考慮する必要が生じる。
また、機械室は、その外周を囲う4面のパネルが必要であるため、これによっても部品点数が多くなり、コストの増大等を招く。
本発明は、上記の実情に鑑みてなされたものであり、室外機本体の側面から吸い込んだ空気を上方へ吹き出す上吹き出しタイプの室外機において、装置のコンパクト化を図ることを主たる目的とする。
(1)室外機本体と、この室外機本体内に配置された熱交換器と、前記室外機本体の上部に設けられ、当該室外機本体の側面から吸い込んだ空気を上方へ吹き出す送風機と、前記室外機本体の内部を前記熱交換器が配置される熱交換室と圧縮機を含む機器類が配置される機械室とに区画する区画壁と、を備えている空気調和装置の室外機であって、
前記区画壁は、前記室外機本体の下部から上部にわたって上下方向に延びるとともに、前記熱交換室と前記機械室とを水平方向に区画していることを特徴とする。
この構成によれば、室外機本体の上部から下部にわたる広い範囲で熱交換室を形成することができ、この熱交換室に配置される熱交換器の空気の流通面積を十分に確保することができる。したがって、熱交換器の空気の流通面積を確保するために室外機の前後方向又は左右方向の幅を拡大する必要がなく、室外機のコンパクト化を図ることができ、小さいスペースであっても室外機を設置することが可能となる。また、機械室についても室外機本体の上下方向にわたる広い範囲に形成することができるので、操作やメンテナンスの頻度の高い機器を機械室の上部側に配置することで、これらの作業性を高めることができる。また、室外機本体の内部は区画壁によって熱交換室と機械室とに区画されるので、機械室内の機器が熱交換室内の空気の流れを乱すことが無く、空気の流れを制御し易くすることができる。
(2)前記室外機本体は平面形状が四角形に形成されており、
前記熱交換器は、前記室外機本体の4つの側面に対向して配置されていることが好ましい。
このような構成によって、熱交換器における空気の流通面積をより増大させることができ、室外機のコンパクト化を図ることができる。
(3)前記区画壁は、前記熱交換器の一の側端部と他の側端部とに架設されていることが好ましい。
このような構成によって、熱交換室と機械室とを適切に区画することができるとともに、熱交換器を利用して区画壁を支持することができる。
(4)前記区画壁と前記熱交換器の側端部とはシールされた状態で連結されていることが好ましい。
このような構成によって、熱交換室を流れる空気が機械室に漏れてしまったり、外気が機械室から熱交換器を通過することなく熱交換室内に侵入してしまったりすることを防止し、熱交換効率を向上させることができる。また、熱交換室で発生した結露水等の水分が機械室内に浸入してしまうのを防止することができるので、機械室内には電装品箱に収容しない状態で電装品(電装品ユニット)を設けることができ、これによって部品点数減やコストダウンを図ることができると共に、電装品を電装品箱内に収容する場合に比べて電装品の放熱性を高めることができる。
(5)前記機械室は、前記室外機本体の平面視における1つの角部に設けられていることが好ましい。
このような構成によって、室外機本体の1つの角部に配置された2つの側面に対して機械室を覆うパネルを設ければよく、特許文献1記載の室外機のように機械室の全周を4枚のパネルによって覆う必要がない。したがって、室外機のコスト低減及び構造の簡素化等を図ることができる。また、室外機本体の外部に近い位置に機械室が配置されるため、機械室内の機器に対するメンテナンスや交換等の作業を容易に行うことができる。
(6)前記区画壁は、その上部側に、前記機械室の平面範囲を徐々に減少させ、これに相対して前記熱交換室の平面範囲を徐々に増大させる傾斜部を有していることが好ましい。
この構成によれば、送風機により近い室外機本体の上部側において熱交換室の平面範囲を増大させることによって、室外機本体から上方に吹き出される直前の空気の流通路を十分に確保し、通風抵抗を小さくすることができる。
(7)前記区画壁における前記熱交換室側の側面には、当該熱交換室の内部を流れる空気を整流するための整流促進構造が設けられていることが好ましい。
このような構成によって、熱交換室内の通風抵抗を小さくすることができる。
本発明によれば、室外機本体の側面から吸い込んだ空気を上方へ吹き出す上吹き出しタイプの室外機において、装置のコンパクト化を図ることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る室外機を有する空気調和装置の冷媒回路を示す模式図である。 室外機の外観を示す斜視図である。 室外機の内部の平面図である。 室外機の側面パネル及びベルマウスを取り外した状態を示す概略的な斜視図である。 室外機の区画壁を熱交換室側から見た斜視図である。 室外機の区画壁を示す平面図である。 送風機のモータの支持構造を示す概略的な断面図である。 本発明の第2の実施の形態における区画壁を熱交換室側から見た斜視図である。 本発明の第3の実施の形態における区画壁を熱交換室側から見た斜視図である。 本発明の第4の実施の形態における区画壁を熱交換室側から見た斜視図である。 本発明の第5の実施の形態における区画壁を熱交換室側から見た説明図である。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る室外機を有する空気調和装置の冷媒回路を示す模式図である。
空気調和装置1は、例えばビル用のマルチタイプの空気調和装置であり、1つ又は複数の室外機2に対して複数の室内機3が並列に接続され、冷媒が流通できるように、冷媒回路10が形成されている。
室外機2には、圧縮機11、四路切換弁12、室外熱交換器13、室外膨張弁14、及び送風機23等が設けられている。また、室内機3には、室内膨張弁15および室内熱交換器16等が設けられている。四路切換弁12と室内熱交換器16とはガス側冷媒連絡配管17aにより接続され、室外膨張弁14と室内膨張弁15とは液側冷媒連絡配管17bにより接続されている。室外機2の内部冷媒回路の端末部には、ガス側閉鎖弁18と液側閉鎖弁19とが設けられている。ガス側閉鎖弁18は四路切換弁12側に配置されており、液側閉鎖弁19は室外膨張弁14側に配置されている。ガス側閉鎖弁18にはガス側冷媒連絡配管17aが接続され、液側閉鎖弁19には液側冷媒連絡配管17bが接続される。
上記構成の空気調和装置1において、冷房運転を行う場合には、四路切換弁12が図1において実線で示す状態に保持される。圧縮機11から吐出された高温高圧のガス状冷媒は、四路切換弁12を介して室外熱交換器13に流入し、送風機23の作動により室外空気と熱交換して凝縮・液化する。液化した冷媒は、全開状態の室外膨張弁14を通過し、液側冷媒連絡配管17bを通って各室内機3に流入する。室内機3において、冷媒は、室内膨張弁15で所定の低圧に減圧され、さらに室内熱交換器16で室内空気と熱交換して蒸発する。そして、冷媒の蒸発によって冷却された室内空気は、図示しない室内ファンによって室内に吹き出され、当該室内を冷房する。また、室内熱交換器16で蒸発して気化した冷媒は、ガス側冷媒連絡配管17aを通って室外機2に戻り、圧縮機11に吸い込まれる。
他方、暖房運転を行う場合には、四路切換弁12が図1において破線で示す状態に保持される。圧縮機11から吐出された高温高圧のガス状冷媒は、四路切換弁12を介して各室内機3の室内熱交換器16に流入し、室内空気と熱交換して凝縮・液化する。冷媒の凝縮によって加熱された室内空気は、室内ファンによって室内に吹き出され、当該室内を暖房する。室内熱交換器16において液化した冷媒は、全開状態の室内膨張弁15から液側冷媒連絡配管17bを通って室外機2に戻る。室外機2に戻った冷媒は、室外膨張弁14で所定の低圧に減圧され、さらに室外熱交換器13で室外空気と熱交換して蒸発する。そして、室外熱交換器13で蒸発して気化した冷媒は、四路切換弁12を介して圧縮機11に吸い込まれる。
図2は、室外機2の外観を示す斜視図、図3は、室外機2の内部の平面図、図4は、室外機2の側面パネル29及びベルマウス30を取り外した状態を示す斜視図である。本実施の形態の室外機2は、室外機本体(ケーシング)5と、この室外機本体5に内蔵された室外熱交換器13、圧縮機11、四路切換弁12等の冷媒回路10(図1参照)を構成する機器と、室外機本体5の上部に設けられた送風機23等を備えている。
室外機本体5は、略直方体形状に形成されており、底フレーム26、支柱27、横梁28、側面パネル29等を有している。底フレーム26は、図3に示されるように平面視で四角形状に形成されている。また、本実施の形態の底フレーム26の対向する2辺には、地面に接地する脚部26a(図2参照)が設けられている。支柱27は、断面形状が略L字状で上下方向に長い長尺部材からなり、底フレーム26の4隅に取り付けられている。また、図4に示されるように、前部側の2本の支柱27の上端部と、後部側の2本の支柱27の上端部は、それぞれ横梁28により連結されている。この支柱27の上端部及び横梁28には、送風機23を取り囲むベルマウス30(図2参照)が取り付けられている。ベルマウス30は、平面視で底フレーム26と略同一の四角形状に形成されている。また、前後の横梁28には支持台31が架設されており、この支持台31に送風機23が取り付けられている。
図7は、送風機23のモータ23aの支持構造を概略的に示す説明図である。送風機23のモータ23aには左右両側に突出する腕部23bが設けられており、この腕部23bが支持台31に固定されている。支持台31は、前後方向に細長く形成された左右一対の支持部材37からなっている。各支持部材37は、第1辺部37aと第2辺部37bと有する断面略L字形状のアングル材から構成されている。そして、モータ23aの腕部23bは、左右支持部材37の第1辺部37aの上に載置されるとともに、第2辺部37bによって左右の外側から位置決めされ、第1辺部37aに対してボルト等によって固定されている。このような構成によって、支持台31に対するモータ23aの左右方向の位置決めを迅速且つ簡単に行うことができ、室外機2に対する送風機23の組み付け作業性を向上させることができる。
室外熱交換器13は、クロスフィンコイル式であり、アルミニウム製の多数のフィンを伝熱管が水平に貫通し、伝熱管を流れる冷媒と室外熱交換器13を流通する空気との間で熱交換を行うように構成されている。室外熱交換器13は、図3に示されるように、室外機本体5の1つの角部5Aを除いた範囲で4つの側面に対向(対応)し、かつ4つの側面に沿って略四角形状に屈曲されている。具体的に、室外熱交換器13は、室外機本体5の前側の側面(前面)に沿う前熱交換部32と、左側の側面に沿う左熱交換部33と、後側の側面(後面)に沿う後熱交換部34と、右側の側面に沿う右熱交換部35とを有している。そして、前熱交換部32と左熱交換部33との間、左熱交換部33と後熱交換部34との間、及び後熱交換部34と右熱交換部35との間が略90度に屈曲されている。なお、室外熱交換器13の各熱交換部32〜35は、室外機本体5の側面に対して必ずしも平行に対向していなくてもよく、傾斜した状態で対向していてもよい。また、本明細書において、室外機本体5の側面とは、外部に向いた実体的な側面、例えば、後述する側面パネル29や室外熱交換器13の外側面を覆う格子状の枠やパネルによって規定されるものであってもよいし、このような側面パネル29等を備えていない場合には、底フレーム26の4辺をそのまま上方に延長した仮想の面によって規定されてもよい。
前熱交換部32の右側端部(室外熱交換器13における一の側端部)32aと、右熱交換部35の前側端部(同他の側端部)35aとの間には、開口部36が設けられている。本実施の形態では、開口部36が、右前側に配置された支柱27によって2つに分けられており、以下の説明においては、室外機2の前面に配置された開口部36を前開口部36Aといい、右側面に配置された開口部36を右開口部36Bという。
また、室外機本体5は、室外熱交換器13の一の側端部32aと支柱27との間、及びこの支柱27と室外熱交換器13の他の側端部35aとの間に、それぞれ側面パネル29を着脱可能に備えており、この側面パネル29によって前開口部36A及び右開口部36Bがそれぞれ閉鎖されている。なお、図示はしていないが、室外機本体5の側面における室外熱交換器13が配置された部分には、空気の流通が可能な格子状の枠やパネルが取り付けられていてもよい。
室外熱交換器13が配置されていない室外機本体5の1つの角部5Aには、圧縮機11や四路切換弁12、閉鎖弁18,19、電装品ユニット38等の機器を配置するための機器配置領域Rが設定されている。機器配置領域Rは、室外熱交換器13における前熱交換部32の右側端部32aから後方に延びる仮想区画線α1と、右熱交換部35の前側端部35aから左方向へ延びる仮想区画線α2と、角部5Aに配置された室外機本体5の2側面(2枚の側面パネル29)とによって囲まれた平面視四角形の範囲に設定されている。そして、この機器配置領域Rには、区画壁40によって熱交換室41と水平方向に区画された機械室39が設けられている。
機械室39内において、圧縮機11は底フレーム26上にボルト等によって固定されている。また、閉鎖弁18,19は、右前側の支柱27に取り付けられた支持部材45によって支持されている。電装品ユニット38は、室外機2全体の制御基板や圧縮機11の制御基板(インバータ基板)等を含んでいる。なお、図4には、機械室39内の機器のうち、圧縮機11,支持部材45、及び電装品ユニット38のみを示し、他を省略している。
区画壁40は、室外熱交換器13の一の側端部32aと他の側端部35aとの間に架設され、室外機本体5の上下方向の高さにわたって設けられている。具体的には、区画壁40は、室外熱交換器13における前熱交換部32の右側端部32aから後方へ延びる側壁部40aと、室外熱交換器13における右熱交換部35の前側端部35aから左方向へ延びる後壁部40bとを有している。また、後壁部40bは、側壁部40aとの接続部においてやや前方へ傾斜した部分(傾斜壁部)40cを有している。また、区画壁40の上端部には上壁部40d(図5参照)が設けられており、この上壁部40dによって室外機本体5の上部から機械室39内への雨等の浸入が防止されている。
図3に示されるように、室外熱交換器13の一の側端部32aと支柱27との間に形成された前開口部36Aは、所定の幅Wを有している。具体的に、この前開口部36Aの幅Wは、機械室39内に配置された機器、特に圧縮機11の幅よりも大きく形成されている。したがって、前開口部36Aを閉鎖している側面パネル29を取り外すことによって、機械室39に対して前開口部36Aから圧縮機11を出し入れすることが可能である。そのため、圧縮機11の交換やメンテナンスを容易に行うことができる。さらに、機械室39は、室外機本体5の1つの角部5Aに設けられているので、室外機本体5の外部から機械室39内の機器への距離が近くなり、機械室39内の機器に対するメンテナンスを容易に行うことができる。
図3及び図4に示されるように、閉鎖弁18,19を支持する支持部材45は、略長方形の板材から形成されており、その水平方向の一側部が支柱27に対して片持ち状に取り付けられている。そのため支持部材45の下方には空間が形成され、この空間を利用して機械室39内の機器に対するメンテナンス等の作業を行うことが可能となる。また、図3に示されるように、支持部材45は、前開口部36Aが形成された室外機本体5の前面に対して斜め(約45°)に傾斜して配置されている。そのため、支持部材45を前面側から見たときの左右方向の幅を可及的に小さくすることができ、支持部材45が前開口部36Aを介して行われるメンテナンス等の作業の邪魔になるのを防止することができる。
前開口部36Aの幅Wは、室外機2の制御基盤等を含む電装品ユニット38の幅に適合する幅に形成されており、この前開口部36Aに合わせて電装品ユニット38が取り付けられている。具体的には、前開口部36Aの両側縁に位置する室外熱交換器13の一の側端部32aと支柱27とに電装品ユニット38の幅方向両端部が取付ブラケット46を介して取り付けられている。したがって、室外熱交換器13の側端部32aと支柱27とを利用して電装品ユニット38を好適に機械室39に取り付けることができる。
機械室39は、室外機本体5の上下方向にわたる広い範囲で設けられている。したがって、例えば電装品ユニット38のように操作やメンテナンスの頻度の高い機器を機械室39の比較的高い位置に配置することによって、操作性やメンテナンス性を向上させることができる。
なお、上記においては前開口部36Aの幅Wが圧縮機11を出し入れ可能な寸法に形成され、電装品ユニット38が前開口部36Aに合わせて取り付けられているが、右開口部36Bの幅が圧縮機11を出し入れ可能な寸法に形成され、電装品ユニット38が右開口部36Bに合わせて取り付けられていてもよい。また、機械室39内の機器の操作やメンテナンスは、右開口部36Bを介して行うこともできる。
室外熱交換器13の一の側端部32aには、U字状に湾曲する伝熱管13aが突出している。そして、室外熱交換器13の側端部32aには、この伝熱管13aを覆うカバー部材47が設けられている。カバー部材47は、伝熱管13aを前後及び側方から取り囲むように断面コの字形状に形成されている。また、カバー部材47は、室外熱交換器13の上下方向の高さ全体にわたって設けられており、その下端部が底フレーム26に固定され、上端部が前部側の横梁28に固定されている。そして、カバー部材47は、室外熱交換器13から突出する伝熱管13aを覆うことで、この伝熱管13aにおいて発生した結露水等の水分が機械室39内の部品に付着するのを防止している。
特に、本実施の形態においては、電装品ユニット38の幅方向一側部がカバー部材47の外面に取り付けられており、これによって伝熱管13aにおいて発生した結露水等の水分が電装品ユニット38に付着するのを好適に防止することができる。また、カバー部材47は、室外機本体5の上下方向にわたって設けられることによって室外機本体5の支柱としても機能しており、4本の支柱27とともに室外機本体5の構造部材を構成し、室外機本体5の強度を高めている。
本実施の形態の室外機2は、図2に示されるように、送風機23を作動させることによって室外機本体5の側面パネル29を除く4つの側面から空気を吸い込み、室外熱交換器13を通過させた後に当該空気を室外機本体5の上面から上方へ吹き出すように構成されている。区画壁40(図3)によって区画された熱交換室41は、室外機本体5の上下方向の高さ全体にわたって形成されているため、室外熱交換器13における空気の流通面積を広く確保することができ、熱交換効率を高めることが可能となっている。したがって、室外熱交換器13における空気の流通面積を確保するために、室外機本体5の前後方向又は左右方向の幅を大きくしなくてもよく、室外機2のコンパクト化が可能となる。
また、熱交換室41が区画壁40によって区画されているので、機械室39内の機器によって空気の流れが乱されることがなく、空気の流れの制御を容易に行うことができるとともに、風切り音等の騒音を低減することができる。また、区画壁40の両端部は、室外熱交換器13の側端部32a,35aに密着された状態(シールされた状態)で連結されている。具体的に、区画壁40の一端部はカバー部材47に密着した状態で連結され、他端部は、室外熱交換器13の他の側端部35aにおける管板35a1に密着した状態で連結されている。
そのため、室外熱交換器13の側面から熱交換室41の内部に流入した空気が機械室39側へ漏れてしまうことはほとんどなく、しかも外気が室外熱交換器13を通過せずに、機械室39側から熱交換室41に入り込んでしまうこともほとんどない。したがって、室外熱交換器13における熱交換効率を高めることができる。また、熱交換室41で発生した結露水等の水分が機械室39内に浸入し難くなるので、機械室39内には電装品箱に収容しない状態で電装品ユニット38を配置することが可能となる。そのため、部品点数減やコストダウンを図ることができると共に、電装品箱に収容する場合に比べて電装品ユニット38の放熱性を高めることができる。
図5は、室外機2の区画壁40を熱交換室41側から見た斜視図、図6は、室外機2の区画壁40を示す平面図である。
本実施の形態の室外機本体5は、熱交換室41の平面範囲の上部側ほど広く、これに相対して機械室39の平面範囲が室外機本体5の上部側ほど狭くなるように、区画壁40が形成されている。具体的に、区画壁40の上部には、熱交換室41側から機械室39側へ凹む凹部42が形成されている。この凹部42は、区画壁40における側壁部40aから折曲する第1傾斜面42aと、後壁部40bから折曲する第2傾斜面42bと、第1傾斜面42a及び第2傾斜面42bの間に設けられ、傾斜壁部40cの上部から折曲する第3傾斜面42cとからなる3つの傾斜面(傾斜部)によって構成されている。これらの傾斜面42a〜42cの上端縁は、上壁部40dに連なっており、上壁部40dは平面視で略L字形状に形成されている。
このように区画壁40の上部に凹部42が形成されることによって、室外機本体5の上部側における熱交換室41の平面範囲が拡大されており、送風機23によって室外機本体5から上方へ吹き出される直前の空気の流通路を十分に確保し、通風抵抗を小さくしてスムーズに空気を吹き出すことを可能にしている。また、図6に示されるように、凹部42は、送風機23の羽根の移動軌跡Kの下方に重複する範囲で形成されており、これによって、送風機23の全体を空気の流通のために適切に機能させることができる。なお、凹部42を構成する3つの傾斜面42a〜42cは、滑らかに連続する円弧面等の曲面により構成することができ、このように構成することによって通風抵抗をより低減することができる。また、凹部42の各傾斜面42a〜42cと上壁部40dとの境界部についても滑らかな曲面で形成することができる。
本実施の形態の室外機本体5は、機械室39が室外機本体5の角部5Aに設けられているので、機械室39を覆うために2枚の側面パネル29を備えればよい。そのため、従来技術(特許文献1)のように機械室の全周を覆う4枚の側面パネルを必要とせず、部品点数を少なくし、製造コストを低減することができる。
図8〜図10は、本発明の第2〜第4の実施の形態における区画壁を熱交換室側から見た斜視図である。
図8に示される第2の実施の形態における区画壁40は、後壁部40bの上部側に形成された傾斜面42dによって凹部42が形成されており、図9に示される第3の実施の形態における区画壁40は、側壁部40aの上部に形成された傾斜面42eによって凹部42が形成されている。さらに、図10に示される第4の実施の形態における区画壁40は、側壁部40a及び後壁部40bの双方に形成された傾斜面42e,42dによって凹部42が形成されている。これらのいずれの構成によっても、室外機本体5の上部側において熱交換室41の平面領域を拡大し、熱交換室41の通風抵抗を小さくすることができる。
図11は、本発明の第5の実施の形態における区画壁を熱交換室側から見た説明図である。
本実施の形態の区画壁40には、熱交換室41内を流れる空気を整流するための整流促進構造50が設けられている。この整流促進構造50は、区画壁40の側壁部及び/又は後壁部における熱交換室41側の表面に形成された溝や凸条(以下、「溝等」という)51からなり、溝等51に略沿った空気の流れを生成することが可能となっている。具体的に、図11(a)に示される整流促進構造50は、上下方向に沿って形成された溝等51からなり、図11(b)に示される整流促進構造50は、上下方向に対して斜めに(螺旋状に)傾斜した溝等51からなり、図11(c)に示される整流促進構造50は、略逆向きのU字形状の溝等51からなっている。なお、整流促進構造50は、多数の突起を空気の整流方向に列設することによって構成することもできる。
本発明は、上記各実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内において、適宜変更することが可能である。
例えば、本発明は、室外機本体5の3つの側面に沿ってコの字状に配置された室外熱交換器13を備えている室外機2に対しても適用することが可能である。
また、上記実施の形態の室外機2は、1台の圧縮機11を備えていたが、2台以上の圧縮機11を備えていてもよい。この場合においても、前開口部36Aの開口幅Wは、1台の圧縮機11を出し入れ可能な幅とし、複数台の圧縮機11を前開口部36Aから1台ずつ順番に出し入れできるように構成することができる。
室外機本体5の機械室39内には、室外熱交換器13を除き冷媒回路10を構成する全ての室外機2側の機器が配置されていてもよいが、少なくとも水との接触が問題となる機器、例えば、電力が供給される圧縮機11、電装品ユニット38、電動弁(四路切換弁12や膨張弁14)等の機器のみが配置され、その他の機器は熱交換室41内に配置されていてもよい。
1 空気調和装置
2 室外機
5 室外機本体
11 圧縮機
13 室外熱交換器
23 送風機
32a 熱交換器の一の側端部
35a 熱交換器の他の側端部
39 機械室
40 区画壁
41 熱交換室
42 凹部
42a〜42c 傾斜部
50 整流促進構造

Claims (7)

  1. 室外機本体(5)と、この室外機本体(5)内に配置された熱交換器(13)と、前記室外機本体(5)の上部に設けられ、当該室外機本体(5)の側面から吸い込んだ空気を上方へ吹き出す送風機(23)と、前記室外機本体(5)の内部を前記熱交換器(13)が配置される熱交換室(41)と圧縮機(11)を含む機器類が配置される機械室(39)とに区画する区画壁(40)と、を備えている空気調和装置の室外機であって、
    前記区画壁(40)は、前記室外機本体(5)の下部から上部にわたって上下方向に延びるとともに、前記熱交換室(41)と前記機械室(39)とを水平方向に区画していることを特徴とする空気調和装置の室外機。
  2. 前記室外機本体(5)は平面形状が四角形に形成されており、
    前記熱交換器(13)が、前記室外機本体(5)の4つの側面に対向して配置されている請求項1に記載の空気調和装置の室外機。
  3. 前記区画壁(40)は、前記熱交換器(13)の一の側端部(32a)と他の側端部(35a)とに架設されている請求項2に記載の空気調和装置の室外機。
  4. 前記区画壁(40)と、前記熱交換器(13)の側端部(32a,35a)とがシールされた状態で連結されている、請求項3に記載の空気調和装置の室外機。
  5. 前記機械室(39)が、前記室外機本体(5)の平面視における1つの角部(5A)に設けられている請求項1〜4のいずれかに記載の空気調和装置の室外機。
  6. 前記区画壁(40)は、その上部側に、前記機械室(39)の平面範囲を徐々に減少させ、これに相対して前記熱交換室(41)の平面範囲を徐々に増大させる傾斜部(42a〜42c)を有している、請求項1〜5のいずれかに記載の空気調和装置の室外機。
  7. 前記区画壁(40)における前記熱交換室(41)側の側面には、内部を流れる空気を整流するための整流促進構造(50)が設けられている、請求項1〜6のいずれかに記載の空気調和装置の室外機。
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