JP5856044B2 - テザークリップ - Google Patents
テザークリップ Download PDFInfo
- Publication number
- JP5856044B2 JP5856044B2 JP2012280049A JP2012280049A JP5856044B2 JP 5856044 B2 JP5856044 B2 JP 5856044B2 JP 2012280049 A JP2012280049 A JP 2012280049A JP 2012280049 A JP2012280049 A JP 2012280049A JP 5856044 B2 JP5856044 B2 JP 5856044B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- locking
- locking portion
- tether clip
- garnish
- locked
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Air Bags (AREA)
- Insertion Pins And Rivets (AREA)
Description
そして、インフレータからガスが供給されたエアバッグ袋体は膨張し、ピラーガーニッシュを押圧して当該ピラーガーニッシュを車体ピラーから解放し、車体ピラーとピラーガーニッシュの間に形成される間隙から車室内に展開するように構成される。
このとき、車体ピラーから解放されたピラーガーニッシュが車室に向かって飛散することを防止するように、ピラーガーニッシュが車体ピラーに係止される構成が好ましい。
例えば特許文献1には、エアバッグの膨張で車体ピラーから解放されたピラーガーニッシュの飛散を防止可能な取付機構が記載されている。
つまり、特許文献1に開示される取付機構は、1方向にのみピラーガーニッシュがスライド移動可能に構成される。したがって、エアバッグがピラーガーニッシュを押圧する方向と、ピラーガーニッシュがスライド移動可能な軸方向が異なる場合もある。この場合、ピラーガーニッシュはスライド移動可能な方向と異なる方向に押圧されるため好適にスライド移動できない。したがって、エアバッグの押圧によってピラーガーニッシュが破損する場合もある。
本発明によると、車体ピラーに係止される第2係止部と、ガーニッシュに係止される第1係止部と、を結合する結合部が脆弱に形成され、さらに、第1係止部と第2係止部が伸縮部材で繋がれたテザークリップとすることができる。したがって、車体ピラーに収納されたエアバッグ袋体が膨張展開してガーニッシュを押圧したときに、結合部で容易に破断するテザークリップとすることができる。さらに、結合部が破断したときに、第1係止部と第2係止部を伸縮部材で繋いだ状態のまま分離させることができる。
また、この発明によると、第1係止部および第2係止部よりも細い軸径で脆弱な結合部を形成することができる。
この発明によると、結合部を形成する円環部に貫通孔が形成されるテザークリップとすることができる。そして、この貫通孔によって円環部の強度が調節される。例えば、貫通孔の数が多いほど強度が低い円環部とすることができ、破断しやすい結合部とすることができる。
この発明によると、テザークリップの軸方向と異なる方向に作用する押圧力で容易に破断するテザークリップとすることができ、膨張展開するエアバッグ袋体で、車体ピラーからピラーガーニッシュを容易に解放できる。
また、第2係止部の挿入部は先割れ状に分割して連結部材を係止する係止溝が形成され、さらに、係止溝が狭まる方向への弾性変形を抑制する凸状構造物が形成されている。挿入部は車体ピラーの係合孔に挿入される部位であり、係止溝が狭まる方向への弾性変形が抑制されることによって、挿入部が車体ピラーの係合孔から抜けることが抑制される。
この発明によると、挿入部に形成されて、車体ピラーに開口する係合孔の周囲に係合する係合爪の弾性変形が凸状構造物で抑制されることが回避される。したがって、係止溝が狭まる方向への挿入部の弾性変形は凸状構造物で抑制され、挿入部が車体ピラーの係合孔に挿入されるときに係合爪が係合孔の周囲に係合する動作は規制されないテザークリップとすることができる。
この発明によると、連結部材は、凸状構造物と他方の壁面との間に形成されるクリアランスを通過することによって容易に係止溝に嵌め込まれる。したがって、製造工程において連結部材が容易に取り付けられるテザークリップとすることができる。
この発明によると、第1係止部および第2係止部よりも細い軸径で脆弱な結合部を形成することができる。
この発明によると、結合部を形成する円環部に貫通孔が形成されるテザークリップとすることができる。そして、この貫通孔によって円環部の強度が調節される。例えば、貫通孔の数が多いほど強度が低い円環部とすることができ、破断しやすい結合部とすることができる。
この発明によると、柱状部の数や形状を変えることによって、結合部の強度が調節可能に構成されるテザークリップとすることができる。例えば、柱状部の数が少ないほど強度が低い結合部とすることができ、破断しやすい結合部とすることができる。
この発明によると、テザークリップの軸方向と異なる方向に作用する押圧力で容易に破断するテザークリップとすることができ、膨張展開するエアバッグ袋体で、車体ピラーからピラーガーニッシュを容易に解放できる。
以下、本発明を実施するための第1実施形態について、適宜図を参照して詳細に説明する。
図1は第1実施形態に係るテザークリップが備わるカーテンエアバッグ装置を示す図、図2は第1実施形態のテザークリップを構成する本体部と伸縮部材を示す斜視図、図3は図2のSec2−Sec2での断面図である。また、図4の(a)は本体部に伸縮部材が取り付けられたテザークリップを示す斜視図であり、(b)は伸縮部材で繋がれた状態で分離した内側係止部と外側係止部を示す図である。
図1の(b)に示すように、車体ピラー2は、車外の側に膨らんだアウタパネル2aの内側(車室側)にインナパネル2bが溶接等で張り合わせられた二重構造を呈し、インナパネル2bの側がガーニッシュ(ピラーガーニッシュ3)で覆われる。ピラーガーニッシュ3は車室側に膨らんだ形状でインナパネル2bとの間に空間を形成する。そして、ピラーガーニッシュ3とインナパネル2bの間に形成される空間にエアバッグ袋体1aとインフレータ1bが収納される。
なお、インナパネル2bおよびピラーガーニッシュ3がテザークリップ4で係止される構造の詳細は後記する。
テザークリップ4の軸方向を内側係止部40aから外側係止部40bに向かう方向とすると、フロントピラーにおいてテザークリップ4は軸方向を略左右方向として、インナパネル2bにピラーガーニッシュ3を係止する。
第1実施形態に係る本体部40は樹脂成形による1ピース構成であり、ピラーガーニッシュ3(図1の(b)参照)に係止される側の内側係止部40aと、インナパネル2b(図1の(b)参照)に係止される側の外側係止部40bと、が軸方向に直列に形成され、内側係止部40aと外側係止部40bは、図3に示すように構成される結合部40cで結合される。
なお、テザークリップ4は1ピース構成に限定されるものではなく、別体に形成される内側係止部40aと外側係止部40bが結合部40cで結合される構成であってもよい。
また、詳細は後記するが、フランジ部46はテザークリップ4がインナパネル2bに係止されるときに、車室側での係止位置を規制する規制部となる。
なお、挿入部45は直方体形状に限定されない。例えば、略円筒形状の挿入部45であってもよい。また、フランジ部46も円板状に限定されず、挿入部45の径方向に矩形状に広がるフランジ部46であってもよい。
また、挿入部45の軸方向端部は先細りに形成されていてもよい。
また、挿入部45は、係止溝48が狭まる方向に、フランジ部46側の端部を支点として弾性変形する。
また、挿入部45において係止溝48が形成される面と同じ方向を臨む内側係止部40aの側面には軸方向端部から結合部40まで、軸方向に延びるように溝状の案内溝42aが形成される。案内溝42aは、伸縮部材49を内側係止部40aから軸方向に沿って外側係止部40bの方向に係止溝48まで案内するために形成される溝であって、内側係止部40aの対面となる2つの側面に1つずつ形成される。また、案内溝42aは、伸縮部材49が嵌まり込むように構成されて、案内溝42aが伸縮部材49を係止可能に構成されることが好ましい。
なお、強度調節孔401が結合環40c1の周方向に90度間隔で形成される場合、図3に示す結合環40c1の右方にも強度調節孔401が形成されているが、比較のため、図3における右方の強度調節孔401は不図示とした。
そして、この構成によって、結合環40c1は、内側係止部40aと外側係止部40bにそれぞれ入力される異なった方向の力に対して脆弱に形成され、ひいては、結合部40cが脆弱に形成される。
図4の(a)に示すように、本体部40の端末部42において、伸縮部材49は形成される一方の案内溝42aから他方の案内溝42aに向かって掛け渡され、さらに、伸縮部材49は、2つの案内溝42aのそれぞれに嵌って外側係止部40bの側に案内される。そして、外側係止部40bの側に案内された伸縮部材49は、挿入部45の軸方向端部から係止溝48にはめ込まれて係止される。つまり、伸縮部材49は係止溝48によって外側係止部40bに係止され、案内溝42aによって内側係止部40aに係止されて本体部40の外周に環装される。
そして、伸縮部材49は、収縮した状態の長さが、係止溝48と案内溝42aに嵌り込んだ状態で内側係止部40aと外側係止部40bにまたがって本体部40の外周に環装される状態の長さに形成されていることが好ましい。
なお、係止溝48の幅は収縮状態の伸縮部材49が嵌まり込み、嵌まり込んだ伸縮部材49を係止可能な幅に形成されることが好ましい。具体的には、収縮状態の伸縮部材49の径より僅かに小さな幅であることが好ましい。
この構成によって、伸縮部材49は内側係止部40aと外側係止部40bのそれぞれに係止され、テザークリップ4の内側係止部40aと外側係止部40bが伸縮部材49によって繋がれた状態になる。
そして強度調節孔401が形成される場合、強度調節孔401はリブ40c2とリブ40c2の間に形成される構成とすればよい。
もちろんリブ40c2が形成されない構成であってもよい。または、変形例として、結合環40c1が形成されず、リブ40c2のみから構成される結合部40cであってもよい。
例えば、図5に示すように、ピラーガーニッシュ3の車体ピラー2側(インナパネル2b側)に、テザークリップ4を係止するための係止部3aが形成される構成とする。
係止部3aは、インナパネル2bと対向する係止面3a1と、係止面3a1をインナパネル2bの側に突出させた状態で支持する支持部3a2と、を有して形成される。また、係止面3a1には、ピラーガーニッシュ3の延伸方向に延びるスライド溝3a3が形成される。スライド溝3a3は係止面3a1を厚み方向に貫通するように形成され、かつ、ピラーガーニッシュ3の延伸方向の一端が開放されている。そして、スライド溝3a3はテザークリップ4の係合溝41が係合する大きさに形成される。
この構成によって、テザークリップ4の係合溝41が、開放されている一端からスライド溝3a3に係合し、テザークリップ4がピラーガーニッシュ3に係止される。
なお、挿入部45は径方向に広がるフランジ部46によって、係合孔2b1への挿入が規制される。つまり、テザークリップ4はフランジ部46によって、ピラーガーニッシュ3側(車室側)の係止位置が規制される。
また、図示はしないが、フランジ部46が内側係止部40a(図4の(a)参照)に形成される場合、挿入部45の一部が適宜径方向に突出して、挿入部45の係合孔2b1への挿入を規制する構成とすればよい。
また、図3、図4の(b)に示すように、結合部40cは、内側係止部40aおよび外側係止部40bよりも細い軸径の円環状を呈する肉薄の結合環40c1で形成される。この構成によって、軸方向と異なる方向に作用する力に対しても脆弱な結合部40cとすることができる。
そして、内側係止部40aと外側係止部40bに異なった方向の力を作用させることによって結合部40cを容易に破断させることができる。
しかしながら、内側係止部40aと外側係止部40bは伸縮部材49で繋がれた状態が維持される。したがって、インナパネル2bに係止された外側係止部40bとピラーガーニッシュ3に係止された内側係止部40aは伸縮部材49で繋がれた状態が維持される。
この構成によって、インナパネル2bとピラーガーニッシュ3が伸縮部材49で繋がれた状態が維持されることになり、インナパネル2bから解放されたピラーガーニッシュ3が車室内に向かって飛散することが防止される。
この場合、テザークリップ4の内側係止部40a(図1の(b)参照)には下向きの力(押圧力)が作用し、その反作用として外側係止部40b(図1の(a)参照)には上向きの力が作用する。つまり、内側係止部40aと外側係止部40bに異なる方向の力が作用し、テザークリップ4は結合部40cで破断する。
このように、車両の前後方向に延伸するルーフサイドにおいてもフロントピラーと同様にエアバッグ袋体1aの膨張展開でピラーガーニッシュ3を車体ピラー2から容易に解放させることができる。
図7は第2実施形態に係るテザークリップの構成を示す斜視図であり、図8は複数の柱状部からなる結合部を示す図である。第2実施形態のテザークリップ8は、第1実施形態のテザークリップ4(図2参照)と同様に、ピラーガーニッシュ3(図1の(b)参照)を車体ピラー2のインナパネル2b(図1の(b)参照)に係止する機能を有する。なお、図7に示すテザークリップ8において、図2に示す第1実施形態のテザークリップ4と同じ構成要素には同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
この構成によって、連結部材89は内側係止部80aと外側係止部80bのそれぞれに係止され、テザークリップ8の内側係止部80aと外側係止部80bが連結部材89によって繋がれた状態になる。
また、例えば、図8に示すように、結合環40c1に替えて、空洞部44の周囲に円環状に配置される複数の柱状部40c3からなる結合部40cであってもよい。つまり、結合部40cが、内側係止部80aと外側係止部80bを結合する複数の柱状部40c3で形成される構成であってもよい。このような構成であれば、柱状部40c3の数や形状(太さ等)を変えることによって、結合部40cの強度を適宜変えることができる。
なお、図8には4つの柱状部40c3が図示されているが、柱状部40c3の数は限定されない。5つ以上の柱状部40c3が形成される結合部40cであってもよい。
第2実施形態のテザークリップ8の係止溝48に形成される変形抑制リブ81は、例えば、図9の(a)に示すように係止溝48の壁面48a1に沿って尾根状に形成されている凸状構造物とすればよいが、図9の(b)に示すように断続的に形成されるドット状の凸状構造物であってもよい。
このような変形抑制リブ81が係止溝48に形成されることによって、係止溝48を狭める方向への挿入部45の弾性変形が抑制される。
このような形状の変形抑制リブ81であれば、例えば、テザークリップ8の製造工程において、作業者が係止溝48に連結部材89を容易に嵌め込むことができる。
この構成によって、テザークリップ8は、連結部材89が、変形抑制リブ81と壁面48a1の間に形成されるクリアランスを通過して係止溝48に嵌り込んで係止される。例えば、テザークリップ8の製造工程において、作業者はクリアランスを通過させて連結部材89を係止溝48に嵌め込むことができ、容易に連結部材89が取り付けられる。
なお、他方の壁面48a1との間にクリアランスが形成されないように構成される変形抑制リブ81であってもよい。
したがって、係止溝48に変形抑制リブ81が形成されることによって、取り付けやすく抜けにくいテザークリップ8とすることができる。
例えば、第1実施形態において、内側係止部40a(図1の(b)参照)がピラーガーニッシュ3(図1の(b)参照)にスナップフィットで係止される構成のテザークリップ4(図2参照)であってもよい。
また、第2実施形態のテザークリップ8に形成される変形抑制リブ81(図9の(a)参照)は、一方の壁面48a1(図9の(a)参照)に形成される構成としたが、両方の壁面48a1に変形抑制リブ81が形成される構成であってもよい。
1a エアバッグ袋体
1b インフレータ
2 車体ピラー
3 ピラーガーニッシュ(ガーニッシュ)
4,8 テザークリップ
40a,80a 内側係止部(第1係止部)
40b,80b 外側係止部(第2係止部)
40c 結合部
40c1 結合環(円環部)
40c3 柱状部
42 案内溝
47 スナップ爪(係合爪)
48 係止溝
48a1 壁面
49 伸縮部材
81 変形抑制リブ(凸状構造物)
89 連結部材
401 強度調節孔(貫通孔)
Claims (11)
- エアバッグ袋体が収納される車体ピラーを車室側から覆うガーニッシュを前記車体ピラーに係止するテザークリップであって、
前記ガーニッシュに係止される第1係止部と、前記車体ピラーに係止される第2係止部と、前記第1係止部と前記第2係止部を結合する結合部と、前記第1係止部と前記第2係止部のそれぞれに係止されて外周に環装される環状の伸縮部材と、
を有し、
前記伸縮部材を係止する係止溝が前記第2係止部に形成され、
前記伸縮部材を前記係止溝まで案内する案内溝が前記第1係止部に形成され、
前記結合部は、膨張展開する前記エアバッグ袋体が前記ガーニッシュを押圧するときの押圧力に対して脆弱に形成され、
前記第1係止部と前記第2係止部が結合しているとき、前記伸縮部材が収縮した状態で、前記係止溝と前記案内溝に係止されて外周に環装されていることを特徴とするテザークリップ。 - エアバッグ袋体が収納される車体ピラーを車室側から覆うガーニッシュを前記車体ピラーに係止するテザークリップであって、
前記ガーニッシュに係止される第1係止部と、前記車体ピラーに係止される第2係止部と、前記第1係止部と前記第2係止部を結合する結合部と、前記第1係止部と前記第2係止部のそれぞれに係止されて外周に環装される環状の伸縮部材と、を有し、
前記結合部は、前記第1係止部および前記第2係止部よりも細い軸径の円環部からなり、膨張展開する前記エアバッグ袋体が前記ガーニッシュを押圧するときの押圧力に対して脆弱に形成されていることを特徴とするテザークリップ。 - 前記円環部は中心側が空洞状に形成され、前記円環部を径方向に貫通する貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のテザークリップ。
- 前記車体ピラーから、前記第1係止部から前記第2係止部に向かう軸方向に前記ガーニッシュを係止し、
前記軸方向と異なる方向に作用する前記押圧力に対して前記結合部が脆弱に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のテザークリップ。 - エアバッグ袋体が収納される車体ピラーを車室側から覆うガーニッシュを前記車体ピラーに係止するテザークリップであって、
前記ガーニッシュに係止される第1係止部と、前記車体ピラーに係止される第2係止部と、前記第1係止部と前記第2係止部を結合する結合部と、前記第1係止部と前記第2係止部のそれぞれに係止されて外周に環装される環状の連結部材と、を有し、
前記結合部は、膨張展開する前記エアバッグ袋体が前記ガーニッシュを押圧するときの押圧力に対して脆弱に形成され、
前記第2係止部は、前記車体ピラーに開口する係合孔に挿入される挿入部を有し、
前記挿入部は軸方向端部の側から先割れ状に分割して前記連結部材が係止される係止溝が形成され、
前記係止溝に、当該係止溝が狭まる方向への前記挿入部の弾性変形を抑制する凸状構造物が形成されていることを特徴とするテザークリップ。 - 前記挿入部には、前記係止溝が狭まる方向への当該挿入部の弾性変形の支点と異なる支点で前記係止溝に進入するように弾性変形して前記係合孔の周囲に係合する係合爪が形成され、
前記凸状構造物は、前記係合爪の弾性変形を抑制しない位置に形成されていることを特徴とする請求項5に記載のテザークリップ。 - 前記凸状構造物は前記係止溝を形成する壁面の一方に凸状に形成され、前記挿入部が弾性変形していない状態で、前記凸状構造物と他方の壁面との間にクリアランスが形成されていることを特徴とする請求項5または請求項6に記載のテザークリップ。
- 前記結合部は、前記第1係止部および前記第2係止部よりも細い軸径の円環部を含んで形成されていることを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれか1項に記載のテザークリップ。
- 前記円環部は中心側が空洞状に形成され、前記円環部を径方向に貫通する貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項8に記載のテザークリップ。
- (旧請求項11)
前記結合部は、前記第1係止部と前記第2係止部を結合する複数の柱状部からなることを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれか1項に記載のテザークリップ。 - 前記車体ピラーから、前記第1係止部から前記第2係止部に向かう軸方向に前記ガーニッシュを係止し、
前記軸方向と異なる方向に作用する前記押圧力に対して前記結合部が脆弱に形成されていることを特徴とする請求項5乃至請求項10のいずれか1項に記載のテザークリップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012280049A JP5856044B2 (ja) | 2012-12-21 | 2012-12-21 | テザークリップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012280049A JP5856044B2 (ja) | 2012-12-21 | 2012-12-21 | テザークリップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014121998A JP2014121998A (ja) | 2014-07-03 |
JP5856044B2 true JP5856044B2 (ja) | 2016-02-09 |
Family
ID=51402884
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012280049A Active JP5856044B2 (ja) | 2012-12-21 | 2012-12-21 | テザークリップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5856044B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11878637B2 (en) | 2021-03-30 | 2024-01-23 | Honda Motor Co., Ltd. | Attachment structure for a vehicle roof lining |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106184105B (zh) | 2015-05-27 | 2020-06-16 | 特迈驰公司 | 系带紧固设备和方法 |
JP6650906B2 (ja) * | 2017-05-17 | 2020-02-19 | 株式会社ニフコ | クリップ |
CN114028032A (zh) * | 2021-12-21 | 2022-02-11 | 启晨(上海)医疗器械有限公司 | 可调式心尖垫片 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001277985A (ja) * | 2000-03-31 | 2001-10-10 | Piolax Inc | エアバッグ用のクリップ装置 |
KR100508439B1 (ko) * | 2002-10-16 | 2005-08-17 | 기아자동차주식회사 | 차량의 커튼에어백용 전방 필라트림구조 |
-
2012
- 2012-12-21 JP JP2012280049A patent/JP5856044B2/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11878637B2 (en) | 2021-03-30 | 2024-01-23 | Honda Motor Co., Ltd. | Attachment structure for a vehicle roof lining |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014121998A (ja) | 2014-07-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5775563B2 (ja) | テザークリップ | |
JP4619914B2 (ja) | 車両内装部材 | |
JP5856044B2 (ja) | テザークリップ | |
JP5518707B2 (ja) | 車両用カーテンエアバッグ装置 | |
JP5414052B2 (ja) | エアバッグ用クリップ | |
JP5133132B2 (ja) | エアバッグカバー及びエアバッグ装置 | |
KR20120079484A (ko) | 클립 | |
JP5829336B2 (ja) | エアバッグ展開補助部材及びカーテンエアバッグ装置 | |
WO2013118590A1 (ja) | エアバッグ装置及びホーンスイッチ装置 | |
JP2007309420A (ja) | 自動車の内装部材と車体パネルとの連結構造 | |
JPWO2007004354A1 (ja) | 助手席用エアバッグ装置 | |
JP2005162201A (ja) | 車両のフロントピラートリム結合構造 | |
JP5158815B2 (ja) | 車両内装部材 | |
JP6650906B2 (ja) | クリップ | |
JP6035960B2 (ja) | ピラーガーニッシュ | |
JP6417028B2 (ja) | カーテンエアバッグ用ストラップの保持部材、カーテンエアバッグ装置、並びに車両用カーテンエアバッグの設置構造 | |
JP4666328B2 (ja) | カーテンエアバッグ内蔵ピラーガーニッシュの取付構造 | |
JP2009067221A (ja) | 車両用アシストグリップ | |
JP2005132276A (ja) | カーテンエアバッグ装置 | |
JP5267903B2 (ja) | 車両のピラートリム取付構造 | |
JP6272702B2 (ja) | 車両用パッド部材の取付構造 | |
JP5321484B2 (ja) | 車両用カーテンエアバッグ装置 | |
JP4134883B2 (ja) | カーテンエアバッグ装置 | |
KR20170124856A (ko) | 커튼 에어백의 유지 부재 및 커튼 에어백 장치 | |
JP2023089593A (ja) | フロントピラーガーニッシュ構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20141128 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150910 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150915 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20151104 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20151201 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20151210 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5856044 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |