JP5855927B2 - 穀稈刈取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、穀稈刈取装置及び穀稈刈取ユニットに関し、特に、機体本体の前部にバリカン型の刈刃を備える刈取装置を設けた穀稈刈取装置に関する。
特許文献1に示す普通型コンバインは、圃場に植え付けられた作物の根本側を切断し、切断された作物の穀稈を回収する、刈取り前処理装置を備える。ここで、圃場に植え付けられる作物は、稲や麦等のように条列を為して植え付けられる作物と、菜種やひまわり等のように条列を為さずに植え付けられる作物と、があり、各作物に最適な形状や構造がある。
そこで、特許文献1に示す普通型コンバインでは、刈取り前処理装置の先端側をユニット化して分離交換可能としてある。具体的には、刈取り前処理装置の先端側を刈り取り対象作物に応じて交換して装着可能なユニット化してある。ユニットとしては、稲麦用ユニットと雑穀用ユニットとが例示されている。
稲麦用ユニットは、刈取り前処理装置の側壁の前端側部分と、稲麦用のデバイダと、を備えている。雑穀用ユニットは、刈取り前処理装置の側壁の前端側部分と、雑穀用のデバイダと、作物の根本側を切断するための主刈取り装置と、刈取り前処理装置の横側端部に上下方向に沿う起立姿勢で配置されて作物の切断を行う副刈取り装置と、を備えている。
特開2010−104332号公報
上述した特許文献1に開示されている普通型コンバインにおいて、主刈り取り装置や副刈り取り装置の刈刃は、プラットホームの背面に横架されているカウンタ軸の回転力にて、駆動されている。このカウンタ軸の回転力は、伝動軸を介して刈刃へと伝達される。ただし、雑穀用ユニットと稲麦用ユニットとでは、刈刃の位置が異なる。
そこで、上述した普通型コンバインにおいては、雑穀用ユニットが専用の伝動軸を含む構成としてある。このため、雑穀用ユニットと稲麦用ユニットとを交換する際は、稲麦用ユニット用の伝動軸を取り外して雑穀用ユニット用の伝動軸を取り付けたり、雑穀用ユニット用の伝動軸を取り外して稲麦用ユニット用の伝動軸を取り付けたりする作業が必要になる。
しかしながら、伝動軸とカウンタ軸との連結は特殊であり、取り替え作業には特殊な工具を必要とする。また、伝動軸の取り替え作業は煩雑であり、一般ユーザが、刈り取り対象作物に応じて簡単に刈取前処理装置の先端部分を交換することが難しかった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、作物の穀稈を刈り取る穀稈刈取装置において、作物の刈り取りを行う刈刃を含む先端部分の交換作業を容易化することを目的とする。
本発明の請求項1に係る技術は、機体本体の前部にバリカン型の刈刃を備える刈取装置を設けた穀稈刈取装置であって、前記機体本体に対して横架支承され、横向き軸心周りに回転する駆動軸と、前記駆動軸の終端に連動連接する回転変換機構と、前記機体本体の前後方向に配設され、前記回転変換機構の出力側に連動連接することにより前記刈取装置の刈刃を左右に往復駆動する伝動軸群と、を備え、前記伝動軸群は、前記回転変換機構に始端を接続される入力揺動軸と、当該入力揺動軸とは軸心を異にしており所定の動力伝達機構を介して前記入力揺動軸と連動して回動する出力揺動軸と、により構成され、前記出力揺動軸の一端が、直線変換機構を介して前記刈刃の一端と連動連接することにより前記刈取装置の刈刃を左右に往復駆動することを特徴とする。
この請求項1に係る技術によれば、前記駆動軸の回転力を前記刈取装置の刈刃に伝動する部材を、前記入力揺動軸と前記出力揺動軸の2つで構成してある。この2つの揺動軸は、軸心が異なっており、所定の動力伝達機構を介して連動して回動するようになっている。このように、揺動軸を2本構成とすることにより、前記駆動軸に連動連接される入力揺動軸を取り外す必要が無くなり、前記入力揺動軸と前記出力揺動軸とを連動させる所定の動力伝達機構を前記入力揺動軸又は前記出力用同軸のいずれかから取り外すことにより、前記刈取装置を前記穀稈刈取装置に取り付けたり取り外したりすることができるようになる。よって、穀稈刈取装置の先端部にある刈取装置を交換する際に、取り付けや取り外しに特殊な工具を必要とする回転変換機構を、取り外す必要が無くなり、交換作業が容易になる。
また、請求項1に係る技術によれば、揺動軸を2本構成としてその間を前記所定の動力伝達機構にて連動回転させているため、入力揺動軸の配置を固定しつつ、入力揺動軸と出力揺動軸の相対位置を適宜に変更することにより、刈取装置の刈刃の位置を自由に選択することができるようになる。これにより、刈刃の位置の選択自由度が向上する。
請求項2に係る技術は、請求項1に記載の穀稈刈取装置において、前記出力揺動軸と前記刈取装置は、一体的に取り扱い可能なユニットであり、前記ユニットは、前記機体本体に前記入力揺動軸を残しつつ前記機体本体から取り外し可能であることを特徴とする。
この請求項2に係る技術によれば、前記出力揺動軸と前記刈取装置を一体的に取り扱い可能なユニットとしてあるため、各ユニットの前記出力用同軸を、各ユニットの備える前記刈取装置の刈刃の位置に最適化することができる。従って、前記ユニットを取り替えるだけで、最適な位置に刈刃が配置され、この刈刃の駆動に最適な位置に配置された入力揺動軸も穀稈刈取装置に取り付けることができる。むろん、前記所定の動力伝達機構も含めて前記ユニットとしてもよい。これにより、穀稈刈取装置の先端部にある刈取装置の交換作業が容易になる。
請求項3に係る技術は、請求項1または請求項2に記載の穀稈刈取装置において、前記回転変換機構は、前記駆動軸の横向き軸心周りの回転を、前記入力揺動軸の前後向き軸心周りの往復回動に変換し、前記所定の動力伝達機構は、前記入力揺動軸の前後向き軸心周りの往復回動を前記出力揺動軸に伝達することにより、前記出力揺動軸を前後向き軸心周りに往復回動させるリンク機構であることを特徴とする。
この請求項3に係る技術によれば、刈取装置の交換時に、特に取り替えが煩雑な、前記駆動軸の横向き軸心周りの回転を前記入力揺動軸の前後向き軸心周りの往復回動に変換する前記回転変換機構を、取り付けたり取り外したりする必要が無く、その一方で、刈取装置の交換時には、取り替えが容易な、前記入力揺動軸の前後向き軸心周りの往復回動を前記出力揺動軸を前後向き軸心周りに往復回動させるリンク機構を、取り付けたり取り外したりすれば済む。これにより、穀稈刈取装置の先端部にある刈取装置の交換作業が容易になる。
また、上述した穀稈刈取装置は、以下の態様をとることもできる。
すなわち、前記穀稈刈取装置の態様の1つは、前記回転変換機構が、前記駆動軸の横向き軸心周りの回転を、前記第1の伝動軸の前後向き軸心周りの往復回動に変換し、前記所定の動力伝達機構が、前記第1の伝動軸の前後向き軸心周りの往復回動を、前記第2の伝動軸に伝達することにより、前記第2の伝動軸を前後向き軸心周りの往復回動させるギア機構とすることができる。
また、前記穀稈刈取装置の態様の1つは、バリカン型の刈刃を備える穀稈刈取ユニットを、機体本体の前部に取り付け可能な穀稈刈取装置であって、前記機体本体に対して横架支承され、横向き軸心周りに回転する駆動軸と、前記駆動軸の終端に連動連接する回転変換機構と、前記機体本体の前後方向に配設され、前記回転変換機構の出力側に始端を連動連接される入力揺動軸と、を備え、前記入力揺動軸は、所定の動力伝達機構を介して前記刈取装置ユニットが備える揺動軸であって前記入力揺動軸とは軸心を異にする出力揺動軸と連動して回動することにより、前記出力揺動軸の一端と直線変換機構を介して前記刈刃の一端と連動連接した前記刈取装置の刈刃を左右に往復駆動する構成とすることもできる。
なお、上述した穀稈刈取装置は、他の機器に組み込まれた状態で実施されたり他の方法とともに実施されたりする等の各種の態様を含む。
本技術によれば、作物の刈り取りを行う刈刃を含む先端部分の交換作業を容易化することが可能な穀稈刈取装置を提供することができる。
コンバインの全体構成を示す左側面図である。 コンバインの全体構成を示す右側面図である。 コンバインの全体構成を示す平面図である。 稲麦ユニットを取り付けたコンバインの動力伝達図である。 刈取部の左側面図である。 刈取部の正面図である。 刈取部の平面図である。 刈取部の右側面図である。 刈取部の背面図である。 回転変換機構の具体的な一例を示す図である。 刈取装置内における動力伝達を説明する図である。 稲麦ユニットを刈取部から取り外して示した斜視図である。 雑穀ユニットを刈取部から取り外して示した斜視図であり、 雑穀ユニットを刈取部に取り付けて示した右側面図である。 雑穀ユニットを取り付けたコンバインの動力伝達図である。 第2伝動ロッドの取り付け位置と傾きを説明する図である。 雑穀ユニットを刈取部に取り付けて示した左側面図である。 雑穀ユニットにおける縦刈取装置に対する動力伝達を説明する図である。 変形例に係る雑穀ユニットを取り付けたコンバインの動力伝達を説明する斜視図である。 変形例に係る雑穀ユニットを取り付けたコンバインの動力伝達図である。
以下、下記の順序に従って本技術の実施形態を説明する。
(1)穀稈刈取装置の構成:
(2)穀稈刈取ユニットの構成:
(3)第2実施例:
(4)まとめ:
(1)穀稈刈取装置の構成:
<稲麦ユニット装着時の基本構成>
まず、コンバイン1の基本的な構成を、後述する稲麦ユニットU1を取り付けた状態を例に取って説明する。なお、コンバイン1は、本実施形態において、穀稈刈取装置を構成する。図1は、コンバイン1の全体構成を示す左側面図であり、図2は、コンバイン1の全体構成を示す右側面図であり、図3は、コンバイン1の全体構成を示す平面図であ、図4は、稲麦ユニットU1を取り付けたコンバイン1の動力伝達図である。
図1〜3に示すように、コンバイン1は、走行部2,2と、機体3と、刈取部4と、脱穀部5と、選別部6と、排藁処理部7、運転部8と、穀粒貯留部9と、原動機部10と、を備えている。原動機部10はエンジンを備えており、当該エンジンが発生した駆動力は、動力伝達機構を介して各部に伝達される。動力伝達機構については後述する。なお、本実施形態においては、機体3が機体本体に相当する。
コンバイン1は、左右一対のクローラ式の走行部2,2を備え、走行部2,2の直上方に機体3を配置し、機体3の前方に刈取部4を取り付けてある。機体3の左部分には、脱穀部5と選別部6と排藁処理部7を前後方向に順次に並べて配置してある。機体3の右部分には、運転部8と原動機部10と穀粒貯留部9とを前後方向に順次に並べて配置してある。
刈取部4が刈り取った穀稈は、脱穀部5と選別部6とを順次を通過して脱穀と選別とが行われ、収穫部位である穀粒等と、非収穫部位である藁等と、に分離される。収穫部位である穀粒等は、穀粒貯留部9に送り込まれて、いったん貯留された後、穀粒貯留部9に連通連接した袋詰め用搬出体12にて袋詰めされる。非収穫部位である藁等は、排藁処理部7へ送り込まれて、所定の形状に成形され、もしくは、そのまま、コンバイン1の外部に排出される。
図5は、刈取部4の左側面図であり、図6は、刈取部4の正面図であり、図7は、刈取部4の平面図であり、図8は、刈取部4の右側面図であり、図9は、刈取部4の背面図である。なお、図8においては、刈取部4の右側に取り付けられている右側板を取り外して内部を露出して示してある。
図5〜図9に示すように、刈取部4は、フィーダハウス20と、プラットフォーム21と、刈取装置22と、左右一対のデバイダ23,23と、掻込リール24と、を備えている。
フィーダハウス20は、図1〜3に示すように運転部8の左側下方に配置してあり、その後端部を機体3の前部に枢設してある。フィーダハウス20は、この枢軸を支軸として回動自在になっている。
フィーダハウス20の下部と機体3の前部との間には、図1に示すように、昇降油圧シリンダ26が架設されている。昇降油圧シリンダ26が伸縮すると、フィーダハウス20の昇降位置が、自在に調整される。なお、昇降油圧シリンダ26の伸縮は、運転部8の操作パネルに対して所定の操作を行うことにより制御することができる。
フィーダハウス20は、前後方向に伸延する四角形筒型のケーシング状であり、その前端部に、刈り取った穀稈を搬入する開口部が形成されている。フィーダハウス20は、その内部に、開口部から搬入される穀稈を前方から後方に搬送する搬送コンベアが配設されている。
搬送コンベアは、例えば、図4や図7等に示すように、刈取主軸61と、フィーダハウス20の内部に配設された従動ドラムと、の間に搬送ベルトを巻回して形成することができる。搬送ベルトは、刈取主軸61の回転に応じて、刈取主軸61と従動ドラムとの周囲を周回し、フィーダハウス20の前端側(プラットフォーム21の側)から搬入されて搬送ベルトに載置された穀稈等を、フィーダハウス20の後端側(脱穀部)へ搬送する。
プラットフォーム21は、前方が開口するケーシング状に形成してあり、左右幅が機体3の左右幅と略同一幅になっている。また、プラットフォーム21は、その後端側の左側部に、フィーダハウス20の前端部開口部(搬入口部)を連通連結してある。この搬入口部から、刈取部4が刈り取った穀稈がフィーダハウス20へ搬入される。
プラットフォーム21の内部には、左右方向に回動の軸芯を向けたオーガ支軸32を介して、掻込オーガ25を横架してある。掻込オーガ25は、後述する刈取装置22により刈り取られた穀稈をプラットフォーム21内に掻き込むとともに、フィーダハウス20の前端部開口部(搬入口部)内に横送り搬入する。
刈取装置22は、左右方向に複数の刈刃を並列配置したバリカン型に形成してあり、プラットフォーム21の前端下部に、その前端全幅にわたって配設している。コンバイン1が前進走行して植立穀稈が刈取装置22に当接すると、刈取装置22は、その株元部を切断して穀稈を刈り取る。
左右一対のデバイダ23,23は、それぞれプラットフォーム21の左右側壁から前方へ突設してあり、機体が前進走行する際に、プラットフォーム21内の刈取側とプラットフォーム21外の非刈取側とに植立穀稈を分草する。
掻込リール24は、左右一対のデバイダ23,23間の上方に、回転自在に配置してある。このように配置された掻込リール24は、回転しながら、両デバイダ23,23によりプラットフォーム21内の刈取側に分草された植立穀稈を、プラットフォーム21側に掻き込む。
掻込リール24は、例えば、アーム支軸40と、左右一対の支持アーム41,41と、リール昇降シリンダ42と、によって、左右一対のデバイダ23,23間の上方に支持される。アーム支軸40は、プラットフォーム21の後端上部に左右方向に軸線を向けて横架してある。
アーム支軸40の左右側端部には、左右一対の支持アーム41,41の基端部(後端部)を枢支してある。支持アーム41,41は、前後方向に伸延しており、各支持アーム41の中途部とプラットフォーム21の側壁との間には、リール昇降シリンダ42が介設してある。リール昇降シリンダ42を伸縮させると、両支持アーム41,41は、アーム支軸40を支軸として回動する。
両支持アーム41,41の先端部(前端部)間には、左右方向に伸延するリール支軸43を、その軸芯廻りに回転自在に軸架してある。リール支軸43は、前後方向に位置調節自在である。リール支軸43の左右側端部には、対向する左右一対の回転支持体44,44の中心部を、それぞれ取り付けてある。
両回転支持体44,44は、金属製の板状体を正五角形状に形成してあり、各角部(頂部)に、タインバー枢支体45が設けてある。回転支持体44,44において対向する各角部のタインバー枢支体45の間には、左右方向に伸延するパイプ(円管)状のタインバー46をそれぞれ横架してある。各タインバー46は、その軸線廻りに回転自在になっており、各タインバー46には、左右方向に一定の間隔を開けて複数のタイン47を垂下状に取り付けてある。
このようにして、リール支軸43を左側面視(例えば、図5)における反時計廻りに回転させると、リール支軸43に取り付けた左右一対の回転支持体44,44も反時計廻りに回転して、両回転支持体44,44間にタインバー46を介して取り付けたタイン47は回転支持体44の外周廻りに移動する。
このとき、タイン姿勢保持機構51は、回転移動するタイン47の内、少なくとも植立穀稈に作用するタイン47を所定の垂下姿勢に保持し、かかる垂下姿勢に保持されたタイン47が植立穀稈を掻き込むように作用するようにしている。
以上のように構成した刈取部4は、左右一対のデバイダ23,23により分草した植立穀稈を分草して、その分草した刈取側の植立穀稈を掻込リール24により掻き込むとともに、その掻き込まれた植立穀稈の株元部を刈取装置22により刈り取って、プラットフォーム21内に掻き込む。プラットフォーム21内に掻き込まれた穀稈を掻込オーガ25によりフィーダハウス20の前端部開口部(搬入口部)に横送り搬入させ、さらに、全穀稈をフィーダハウス20内の搬送コンベア27により後方の機体3に配設した脱穀部5に搬入(投入)する。
ここで、刈取装置22への動力伝達機構について説明する。刈取主軸61から刈取装置22へ動力を伝達する動力伝達機構は、図8に示すように、プラットフォーム21の右側壁に沿って配設されている。なお、本実施形態において、刈取主軸61は、刈取装置22の駆動軸に相当する。
刈取装置22への動力伝達機構は、図8や図4に示すように、本実施形態では、回転変換機構100と、第1伝動ロッド110と、揺動アーム120と、リンク機構130と、で構成されている。第1伝動ロッド110は、その先端部を、第1支持材140や第1枢支材150にて支持されている。
回転変換機構100は、刈取主軸61の回転に応じた動力を、刈取主軸61とは軸心が異なる軸部材へと伝達する機構である。回転変換機構100を介して動力を伝達することにより、機体3の左右方向に配向して配設されている刈取主軸61の動力を、機体3の前後方向に配向して配設されている第1伝動ロッド110へ、伝達することができる。
<回転変換機構の具体例>
図10は、回転変換機構の具体的な一例を示す図である。同図は、刈取主軸61に沿った上下左右断面で部分的に切断して背面側から見て示してある。同図において、回転変換機構100は、刈取主軸61に連結した傾斜ヘッド101に傾斜軸心102周りに回動可能に傾斜ボス103を遊転自在に外嵌装着し、この傾斜ボス103の外周対角位置に備えられた一対の支点ピン104にヨーク105を介して第1伝動ロッド110を連結して構成されている。
ここで、刈取主軸61が横向き軸心周りに回転すると、傾斜ボス103の傾斜軸心102が正逆に首振り作動される。このとき、傾斜ボス103に支点ピン104およびヨーク105を介して連動連結された第1伝動ロッド110が、所定角度で往復回動する。これにより、刈取主軸61の横向き軸心周りの回転が、第1伝動ロッド110の前後向き軸心周りの往復回動に変換される。
<第1伝動ロッド>
第1伝動ロッド110は、図8に示すように、軸を機体3の前後方向に配向させて配設してある。第1伝動ロッド110の基端は、上述したように、回転変換機構100を介して刈取主軸61に接続されている。
<第1伝動ロッドの先端の固定>
第1伝動ロッド110の先端は、第1支持材140に形成された貫通孔に遊転自在に挿通され、第1支持材140の前側面に固定された第1枢支材150に枢支されている。第1枢支材150に枢支された第1伝動ロッド110は、その先端を、第1枢支材150より前方に、所定長だけ突出する長さに形成されている。この突出部分に、後述する穀稈刈取ユニットの刈取装置22へ動力を伝達する部材が取り付けられる。
<第1伝動ロッドの傾き>
第1伝動ロッド110は、刈取主軸61の位置と、刈取装置22の刈刃の位置と、に応じて決定される所定角だけ前傾して配置されている。具体的には、第1伝動ロッド110は、刈取主軸61から刈取装置22の刈刃までの距離と高低差に応じた角度で前傾されている。このように、前傾した第1伝動ロッド110を用いて動力を伝達することにより、刈取主軸61の動力を、刈取装置22の近辺まで伝達することができる。
<刈刃までの動力伝達>
図11は、刈取装置22内における動力伝達を説明する図である。同図は、刈取装置22の右端を前方から見て示してある。第1伝動ロッド110によって刈取装置22の近辺まで伝達された動力は、揺動アーム120と、リンク機構130とを用いて、刈取装置22に伝達される。
揺動アーム120は、その基端を、第1支持材140の前方に突出する第1伝動ロッド110の先端部に固定してある。揺動アーム120は、第1伝動ロッド110の先端部に、ボルト等の汎用的な固定具によって固定されている。従って、揺動アーム120は、汎用的な工具にて、取り付けや取り外しが可能である。
揺動アーム120の先端部には、リンク機構130の一端が枢支連結されている。これにより、揺動アーム120は第1伝動ロッド110の揺動に連動して揺動し、第1伝動ロッド110の揺動を、リンク機構130に伝達する。
リンク機構130の他端は、刈取装置22に枢支連結されている。これにより、揺動アーム120と刈取装置22が連動連結され、揺動アーム120の往復回動に応じて、刈取装置22の刈刃が一定のストロークで左右に往復駆動される。
以上説明した伝達機構により、刈取主軸61の軸心周りの回転に応じた動力が、刈取装置22の刈刃へと伝達される。
ところで、以上の説明においては、刈取部4の先端に刈取装置22やデバイダ23,23が取り付けられた状態を例に取って説明を行ったが、本実施形態に係るコンバイン1では、刈取部4の先端部が取り外し可能なユニットになっている。従って、刈取部4の先端部には、刈り取り対象となる作物の穀稈に応じて、刈り取りに最適なユニットを選択して取り付けることができる。以下では、このようなユニットを「穀稈刈取ユニット」と呼ぶことにする。
穀稈刈取ユニットは、例えば、稲・麦等の刈り取りに好適なユニット(以下、「稲麦ユニットU1」と呼ぶ。)や、菜種やひまわり等の刈り取りに好適なユニット(以下、「雑穀ユニットU2」と呼ぶ。)等のように、刈り取り対象に合わせて最適化されている。なお、以下では、穀稈刈取ユニットを取り外した刈取部4を、基部Bと呼ぶことにする。以下、各穀稈刈取ユニットについて説明する。
(2)穀稈刈取ユニットの構成:
<稲麦ユニット>
図12は、稲麦ユニットU1を刈取部4から取り外して示した斜視図である。同図に示すように、刈取部4の基部Bは、刈取装置22へ動力を伝達する動力伝達機構のうち、刈取主軸61の動力を穀稈刈取ユニット(稲麦ユニットU1又は雑穀ユニットU2)へ伝達するための部材を含む構成に成っている。
刈取部4の基部Bは、動力伝達機構のうち、回転変換機構100と第1伝動ロッド110とを含んで構成されている。基部Bに第1伝動ロッド110を含めることにより、穀稈刈取ユニットの取り替え時に、第1伝動ロッド110を取り外す必要が無くなる。これにより、穀稈刈取ユニットの取り替え時に、特殊な工具を用いた煩雑な作業を行う必要が無くなる。
また、刈取部4の基部Bは、第1伝動ロッド110の先端を支える第1支持材140や第1枢支材150も含んで構成されている。このように、基部Bに第1伝動ロッド110の先端部を支える第1支持材140や第1枢支材150を含めることにより、穀稈刈取ユニットの取り替え時に、第1伝動ロッド110の先端に支えが無い状態となることを防止している。これにより、ユニット取り替え時に、作業性が向上し、回転変換機構100や刈取主軸61の連接部位に負担がかからないようになっている。なお、本実施形態において、第1伝動ロッド110は入力揺動軸に相当する。
一方、稲麦ユニットU1は、動力伝達機構のうち、揺動アーム120とリンク機構130と刈取装置22とを含んで構成されている。上述したように、揺動アーム120は、基部Bに含まれる第1伝動ロッド110に対し、ボルト等の汎用的な固定具にて固定されているため、穀稈刈取ユニットの取り替えを汎用的な工具で行うことができる。これにより、穀稈刈取ユニットの取り替え作業性が向上する。なお、稲麦ユニットU1の刈取装置22は、取り付け位置が後述する雑穀ユニットU2における刈取装置270と相違する場合は、基部Bの側に含めても構わない。
また、稲麦ユニットU1は、デバイダ23,23も含んで構成されている。このように、デバイダ23,23を稲麦ユニットU1に含めることにより、デバイダ23,23のサイズや形状を、各穀稈刈取ユニットの刈取対象の作物に最適化することができる。
<雑穀ユニット>
次に、雑穀ユニットU2について説明する。図13は、雑穀ユニットU2を刈取部4から取り外して示した斜視図であり、図14は、雑穀ユニットU2を刈取部4に取り付けて示した右側面図であり、図15は、雑穀ユニットを取り付けたコンバインの動力伝達図である。なお、図14は、刈取部4の右側面を覆蓋する右側板を取り外して、動力伝達機構を露出して示してある。また、図13に示す刈取部4の基部Bは、図12に示す刈取部4の基部Bと同様の構成である。
図13〜15に示すように、雑穀ユニットU2は、リンク機構200、第2枢支材210、第2伝動ロッド220、第2支持材230、第3枢支材240、揺動アーム250、リンク機構260、刈取装置270、デバイダ280,280、縦刈取装置290、を備えている。同図に示すように、これら部材は所定の部材で互いに接続してあり、一体的に取り扱えるようになっている。なお、第2伝動ロッド220は、本実施形態において出力揺動軸を構成する。
雑穀ユニットU2は、図13,14に示すように、上述した稲麦ユニットU1の刈取装置22に比べて、刈取装置270がやや前方に配設されている。従って、揺動アーム250を第1伝動ロッド110に直接に接続して動力伝達することができない、そこで、リンク機構200や第2伝動ロッド220を用いて、第1伝動ロッド110の動力を揺動アーム250へ伝達するようにしてある。
リンク機構200は、第1伝動ロッド110の側面に形成された突起と、第2伝動ロッド220の側面に形成された突起と、に対し、ボルト等の汎用的な固定具によって枢支されている。これにより、第2枢支材210は、汎用的な工具にて、取り付けや取り外しが可能になっている。なお、第1伝動ロッド110と第2伝動ロッド220の径を相違させたり、リンク機構200の関節長の調整等により、機械的倍率を変化させたりすることもできる。
<伝動ロッドの軸心>
図16は、第2伝動ロッド220の取り付け位置と傾きを説明する図である。同図に示すように、第2枢支材210は、上述した第1支持材140の前側面に、ボルト等の汎用的な固定具によって固定されている。これにより、第2枢支材210は、汎用的な工具にて、取り付けや取り外しが可能になっている。
ここで、第2枢支材210は、第1枢支材150とは異なる位置で第1支持材140に固定されている。また、第2伝動ロッド220は、第2枢支材210にて、第1支持材140の前側面に、上述した第1伝動ロッド110と軸が平行になるように、軸回転自在に枢支されている。
このため、図16に示すように、第2伝動ロッド220は、第1伝動ロッド110と同じ傾きθで前傾している。このように、第2伝動ロッド220が第1伝動ロッド110と同じ傾きを持つため、第2伝動ロッド220の基端を枢支する第2枢支材210の固定位置は、刈取装置22と刈取装置270の相対的な位置関係に応じて決定される。
すなわち、刈取装置270が刈取装置22に対して相対的に遠ざかるほど、第2枢支材210の固定位置は第1枢支材150の固定位置に比べて上方にずれていき、刈取装置270が刈取装置22に対して相対的に近づくほど、第2枢支材210の固定位置は第1枢支材150の固定位置に比べて下方にずれていく。
また、刈取装置270と刈取装置22の左右方向の相対的なずれが大きくなるほど、第2枢支材210の固定位置は第1枢支材150の固定位置から左右方向に離間していく。このように、雑穀ユニットにおける刈刃へ動力を伝達する伝動ロッドを、第1伝動ロッド110と第2伝動ロッド220の2本構成としたことにより、刈取装置22や刈取装置270における刈刃の位置の自由度が向上する。
また、第1伝動ロッド110と第2伝動ロッド220の間をリンク機構200で接続したため、想定外の負荷変動が発生したときにリンク機構200が安全装置として機能する。上述したように、リンク機構200は、第1伝動ロッド110や第2伝動ロッド220に対してボルト等の汎用的な固定具にて固定されているため、仮に、リンク機構200が破損しても交換が容易である。
なお、本実施形態においては、第2枢支材210は、第1枢支材150の直上位置にて第1支持材140の前側面に固定されているが、むろん、必要に応じて、他の方向にずれた位置で第1支持材140に固定されても良い。
<雑穀ユニットの動力伝達>
第2伝動ロッド220の先端部は、第2支持材230に形成された貫通孔に遊転自在に挿通され、第2支持材230の前側面に固定された第3枢支材240に枢支されている。第3枢支材240に枢支された第2伝動ロッド220は、その先端を、第3枢支材240より前方に、所定長だけ突出する長さに形成されている。
この第2伝動ロッド220の突出部分には、揺動アーム250の基端を固定してある。また、揺動アーム250の先端部には、リンク機構260の一端が連結されている。これにより、揺動アーム250は、第2伝動ロッド220の揺動に連動して揺動し、第2伝動ロッド220の揺動を、リンク機構260に伝達する。
リンク機構260の他端は、刈取装置270に連結されている。これにより、揺動アーム250と刈取装置270が連動連結され、揺動アーム250の往復回動に応じて、刈取装置270の刈刃が一定のストロークで左右に往復駆動される。すなわち、刈取装置270に、第2伝動ロッド220の往復回動が伝達されることになる。
また、雑穀ユニットU2の備えるデバイダ280,280は、稲麦ユニットU1のデバイダ23,23と同様に、それぞれプラットフォーム21の左右側壁から突設しているが、突設長さや形状が、稲麦ユニットU1と相違している。具体的には、図13,14に示すように、デバイダ280,280は、デバイダ23,23に比べてやや前方へ長く形成されている。これにより、菜種やひまわりの刈り取りに適した分草が可能となる。
図17は、雑穀ユニットU2を刈取部4に取り付けて示した左側面図であり、図18は、雑穀ユニットU2における縦刈取装置290に対する動力伝達を説明する斜視図である。なお、図18は、縦刈刃装置290の周囲を、左後方斜め上から見て示してある。図17に示すように、縦刈取装置290は、刈取部4の左側方端部に、プラットフォーム21の左側面前端に沿う起立姿勢で配設されている。
縦刈取装置290は、上下方向に複数の刈刃を並列配置したバリカン型に形成してあり、これら刈刃は、刈取装置270に連動して往復駆動するようになっている。本実施形態では、縦刈取装置290は、第1伝動ロッド110や第2伝動ロッド220を介して刈取装置270の刈刃に伝達された動力を、刈取装置270の刈刃を介して伝達される。
具体的には、縦刈取装置290は、リンク機構291と、伝動ロッド292と、リンク機構293と、刈取装置294と、を備えている。伝動ロッド292は、軸心を前後方向に配向して配設されている。リンク機構291の一端は、左右に往復駆動される刈取装置270の刈刃に枢支連結され、リンク機構291の他端は、伝動ロッド292の側面に形成された突起に枢支連結されている。これにより、刈取装置270の直線運動が、伝動ロッド292の回動に変換される。
リンク機構293の一端は、伝動ロッド292の側面に形成された突起に枢支連結され、リンク機構293の他端は、縦向きに往復駆動可能な刈取装置294の刈刃に枢支連結されている。これにより、伝動ロッド292の回動は、刈取装置294の直線運動に変換される。すなわち、縦刈取装置290の動力伝達機構により、刈取装置270の直線運動は、刈取装置294の直線運動に変換されることになる。
以上説明した実施形態によれば、コンバイン1は、機体3に対して横架支承され、横向き軸心周りに回転する刈取主軸61と、刈取主軸61の終端に連動連接する回転変換機構100と、機体3の前後方向に配設され、回転変換機構100の出力側に連動連接することにより刈取装置270の刈刃を左右に往復駆動する伝動軸群と、を備え、前記伝動軸群は、回転変換機構100に始端を接続される第1伝動ロッド110と、第1伝動ロッド110とは軸心を異にしており所定の動力伝達機構を介して第1伝動ロッド110と連動して回動する第2伝動ロッド220と、により構成され、第2伝動ロッド220の一端が、直線変換機構を介して前記刈刃の一端と連動連接することにより刈取装置270の刈刃を左右に往復駆動する。よって、コンバイン1において、作物の刈り取りを行う先端部の交換作業が容易化する。
(3)第2実施例
上述した実施形態では、第1伝動ロッド110と第2伝動ロッド220との間をリンク機構にて接続して動力を伝達していたが、第1伝動ロッド110と第2伝動ロッド220と間は、ギア機構等の他の動力伝達機構にて接続することもできる。
図19は、ギア機構で第1伝動ロッド110と第2伝動ロッド220との間を接続した図である。同図は、第1支持板140を前方から見て示してある。同図において、ギア400は、第1伝動ロッド110に対し、歯面が第1伝動ロッド110と同軸となるように固定されている。ギア410は、第2伝動ロッド220に対し、歯面が第2伝動ロッド220と同軸となるように固定されている。ギア400とギア410は歯合しており、第1伝動ロッド110の回動が、ギア400とギア410を介して、第2伝動ロッド220の回動に伝達される。
このように、第1伝動ロッド110と第2伝動ロッド220との間をギア機構で接続した場合も、汎用的な固定具にて第2枢支材210を第1支持材140に固定してあるため、雑穀ユニットU2の取り付け取り外しは容易に行うことができる。
(4)変形例:
以上説明した実施例では、稲・麦等用のユニットと、菜種やひまわり用のユニットと、を刈取部に連結可能に形成し、これらユニットを取り替えて刈取部に連結する場合を例に取り説明を行ったが、むろん、交換可能なユニットの種類や数はこれらに限るものではない。例えば、他の作物の刈り取りに適したユニットを刈取部に対して連結可能に形成し、稲・麦等用のユニットや菜種・ひまわり等用のユニットと、取り替え可能に構成しても良い。また、3つ以上のユニットを取り替え可能に構成してもよい。
また、本発明は上述した実施形態や変形例に限られず、上述した実施形態および変形例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、公知技術並びに上述した実施形態および変形例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、等も含まれる。また,本発明の技術的範囲は上述した実施形態に限定されず,特許請求の範囲に記載された事項とその均等物まで及ぶものである。
1…コンバイン、2…走行部、3…機体、4…刈取部、5…脱穀部、6…選別部、7…排藁処理部、8…運転部、9…穀粒貯留部、10…原動機部、12…袋詰め用搬出体、20…フィーダハウス、21…プラットフォーム、22…刈取装置、23…デバイダ、24…掻込リール、25…掻込オーガ、26…昇降油圧シリンダ、27…搬送コンベア、32…オーガ支軸、40…アーム支軸、41…支持アーム、42…リール昇降シリンダ、43…リール支軸、44…回転支持体、45…タインバー枢支体、46…タインバー、47…タイン、51…タイン姿勢保持機構、61…刈取主軸、B…基部、U1…稲麦ユニット、U2…雑穀ユニット、100…回転変換機構、101…傾斜ヘッド、102…傾斜軸心、103…傾斜ボス、104…支点ピン、105…ヨーク、110…第1伝動ロッド、120…揺動アーム、130…リンク機構、140…第1支持材、150…第1枢支材、200…リンク機構、210…第2枢支材、220…第2伝動ロッド、230…第2支持材、240…第3枢支材、250…揺動アーム、260…リンク機構、270…刈取装置、280…デバイダ、290…縦刈取装置 291…リンク機構、292…伝動ロッド、293…リンク機構、294…刈取装置、400…ギア、410…ギア

Claims (3)

  1. 機体本体の前部にバリカン型の刈刃を備える刈取装置を設けた穀稈刈取装置であって、
    前記機体本体に対して横架支承され、横向き軸心周りに回転する駆動軸と、
    前記駆動軸の終端に連動連接する回転変換機構と、
    前記機体本体の前後方向に配設され、前記回転変換機構の出力側に連動連接することにより前記刈取装置の刈刃を左右に往復駆動する伝動軸群と、を備え、
    前記伝動軸群は、前記回転変換機構に始端を接続される入力揺動軸と、当該入力揺動軸とは軸心を異にしており所定の動力伝達機構を介して前記入力揺動軸と連動して回動する出力揺動軸と、により構成され、
    前記出力揺動軸の一端が、直線変換機構を介して前記刈刃の一端と連動連接することにより前記刈取装置の刈刃を左右に往復駆動することを特徴とする穀稈刈取装置。
  2. 前記出力揺動軸と前記刈取装置は、一体的に取り扱い可能なユニットであり、
    前記ユニットは、前記機体本体に前記入力揺動軸を残しつつ前記機体本体から取り外し可能であることを特徴とする請求項1に記載の穀稈刈取装置。
  3. 前記回転変換機構は、前記駆動軸の横向き軸心周りの回転を、前記入力揺動軸の前後向き軸心周りの往復回動に変換し、
    前記所定の動力伝達機構は、前記入力揺動軸の前後向き軸心周りの往復回動を前記出力揺動軸に伝達することにより、前記出力揺動軸を前後向き軸心周りに往復回動させるリンク機構であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の穀稈刈取装置。
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