JP2014143948A - コンバイン - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の伝動構成は、搬送エレベータの駆動軸からの駆動力をテーブルの右側へ伝達するための軸がテーブルと操縦部の間に配置されていて、機体前後長が長くなる。
【解決手段】走行装置2の上側に脱穀装置3を設け、該脱穀装置3の前方に搬送エレベーター14で支持された刈取装置4を設け、該刈取装置4を、左右の側板6と底板9と後板10により構成したテーブル11に、分草体29とリール12と刈刃13とオーガ8を設けた構成とし、前記搬送エレベーター14側から前記オーガ8および前記刈刃13へ伝動する第1伝動部Dを前記テーブル11の左側に配置し、前記リール12を駆動する第2伝動部Eをテーブル11の右側に配置し、前記第1伝動部Dからの駆動力を第2伝動部Eへ伝達する回転軸77を前記テーブル11の後板10の上部に配置したコンバイン。
【選択図】図4
【解決手段】走行装置2の上側に脱穀装置3を設け、該脱穀装置3の前方に搬送エレベーター14で支持された刈取装置4を設け、該刈取装置4を、左右の側板6と底板9と後板10により構成したテーブル11に、分草体29とリール12と刈刃13とオーガ8を設けた構成とし、前記搬送エレベーター14側から前記オーガ8および前記刈刃13へ伝動する第1伝動部Dを前記テーブル11の左側に配置し、前記リール12を駆動する第2伝動部Eをテーブル11の右側に配置し、前記第1伝動部Dからの駆動力を第2伝動部Eへ伝達する回転軸77を前記テーブル11の後板10の上部に配置したコンバイン。
【選択図】図4
Description
本発明は、コンバインに係るものである。
従来、リールと刈刃とオーガに搬送エレベータの駆動軸からの駆動力を伝達する構成は、公知である(特許文献1)。
前記公知例では、搬送エレベータの駆動軸からの駆動力をテーブルの右側へ伝達するための軸がテーブルと操縦部の間に配置されており、この軸と操縦部の干渉避けるために機体前後長が長くなるという課題がある。
本願は、リールの伝動構成を工夫し、刈取装置の前後長さの小型化を図ったものである。
本願は、リールの伝動構成を工夫し、刈取装置の前後長さの小型化を図ったものである。
請求項1記載の発明は、走行装置2の上側に脱穀装置3を設け、該脱穀装置3の前方に、操縦部7の左側方に位置する搬送エレベーター14で支持された刈取装置4を設け、該刈取装置4を、左右の側板6と底板9と後板10により構成したテーブル11に、分草体29とリール12と刈刃13とオーガ8を設けた構成とし、前記搬送エレベーター14側から前記オーガ8および前記刈刃13へ伝動する第1伝動部Dを前記テーブル11の左側に配置し、前記リール12を駆動する第2伝動部Eをテーブル11の右側に配置し、前記第1伝動部Dからの駆動力を第2伝動部Eへ伝達する回転軸77を前記テーブル11の後板10の上部に配置したコンバインとしたものであり、エンジンの駆動力が伝達される搬送エレベーター14側から第1伝動部Dを介してオーガ8および刈刃13へ伝動される。第1伝動部Dはテーブル11の左側に配置され、第1伝動部Dからの駆動力をテーブル11の後板10の上部に配置した回転軸77により第2伝動部Eへ伝達してリール12を駆動する。
請求項2記載の発明は、前記リール12を取付アーム51に回転自在に支持し、前記回転軸77を取付アーム51の上下回動軸心となる支持軸筒76に内装したコンバインとしたものであり、回転軸77は、リール12の支持用の取付アーム51の上下回動軸心となる支持軸筒76内に内装された状態で回転して、リール12へ回転を伝達する。
請求項3記載の発明は、前記回転軸77を、前記オーガ8のオーガ回転軸8Aから駆動する構成としたコンバインとしたものであり、第1伝動部Dで駆動されるオーガ8のオーガ回転軸8Aから、回転軸77に伝達し、回転軸77からリール12に伝達してリール12を駆動する。
請求項4記載の発明は、前記テーブル11の左側に刈取穀稈を未刈り穀稈を切断分草する分草用切断装置35を設け、前記第1伝動部Dにはエンジンからの一定方向回転を往復回動運動に変換させる変換機構27を備え、該変換機構27によって駆動される前後方向の伝動軸26の先端部から前記刈刃13と分草用切断装置35へ駆動力を伝達する構成としたコンバインとしたものであり、エンジンの回転により搬送エレベーター14を駆動し、搬送エレベーター14の回転を第1伝動部Dに入力し、第1伝動部Dに備えた変換機構27により回転運動が往復正逆回転運動に変換されて伝動軸26が往復正逆回転し、この伝動軸26によって刈刃13と分草用切断装置35が駆動される。
請求項2記載の発明は、前記リール12を取付アーム51に回転自在に支持し、前記回転軸77を取付アーム51の上下回動軸心となる支持軸筒76に内装したコンバインとしたものであり、回転軸77は、リール12の支持用の取付アーム51の上下回動軸心となる支持軸筒76内に内装された状態で回転して、リール12へ回転を伝達する。
請求項3記載の発明は、前記回転軸77を、前記オーガ8のオーガ回転軸8Aから駆動する構成としたコンバインとしたものであり、第1伝動部Dで駆動されるオーガ8のオーガ回転軸8Aから、回転軸77に伝達し、回転軸77からリール12に伝達してリール12を駆動する。
請求項4記載の発明は、前記テーブル11の左側に刈取穀稈を未刈り穀稈を切断分草する分草用切断装置35を設け、前記第1伝動部Dにはエンジンからの一定方向回転を往復回動運動に変換させる変換機構27を備え、該変換機構27によって駆動される前後方向の伝動軸26の先端部から前記刈刃13と分草用切断装置35へ駆動力を伝達する構成としたコンバインとしたものであり、エンジンの回転により搬送エレベーター14を駆動し、搬送エレベーター14の回転を第1伝動部Dに入力し、第1伝動部Dに備えた変換機構27により回転運動が往復正逆回転運動に変換されて伝動軸26が往復正逆回転し、この伝動軸26によって刈刃13と分草用切断装置35が駆動される。
請求項1記載の発明では、刈取装置4の前後長を短くでき、コンバインをコンパクトに構成して機動性を高めることができる。
請求項2記載の発明では、上記請求項1記載の発明の効果に加え、回転軸77への穀稈等の絡み付きを防止でき、リール12への回転伝達効率の低下を少なくすることができる。
請求項3記載の発明では、上記請求項記載の発明の効果に加え、オーガ8から回転軸77へ伝動する過程で回転を減速させることで第2伝動部Eにおける減速比を小さくしてコンパクトに構成することができ、第2伝動部Eへの穀稈のからみ付きを少なくすることができる。
請求項4記載の発明では、上記請求項記載の発明の効果に加え、テーブル11の左側に刈刃13と分草用切断装置35の伝動構成を設けているので、テーブル11の右側をコンパクトにでき、畦際の穀稈の刈取を容易にできる。
請求項2記載の発明では、上記請求項1記載の発明の効果に加え、回転軸77への穀稈等の絡み付きを防止でき、リール12への回転伝達効率の低下を少なくすることができる。
請求項3記載の発明では、上記請求項記載の発明の効果に加え、オーガ8から回転軸77へ伝動する過程で回転を減速させることで第2伝動部Eにおける減速比を小さくしてコンパクトに構成することができ、第2伝動部Eへの穀稈のからみ付きを少なくすることができる。
請求項4記載の発明では、上記請求項記載の発明の効果に加え、テーブル11の左側に刈刃13と分草用切断装置35の伝動構成を設けているので、テーブル11の右側をコンパクトにでき、畦際の穀稈の刈取を容易にできる。
本発明の一実施例を図面により説明すると、1は機体フレーム、2は機体フレーム1の下部に設けた走行装置、3は機体フレーム1上に設けた脱穀装置、4は刈取装置、5はグレンタンク、7は脱穀装置3の前方の一側に設けた操縦部である。
刈取装置4は、左右側板6と、後述するオーガ8の下方に位置する底板9と、左右の側板6と底板9とを連結するように設けた後板10により構成したテーブル11に、リール12と、刈刃13と前記オーガ8を設けて構成し、テーブル11には搬送エレベーター14の先端を取付け、搬送エレベーター14の基部は脱穀装置3の脱穀室に接続する。
前記刈刃13は、テーブル11側の刈刃フレーム(図示省略)に固定状態に設けた下刃(図示省略)と左右に往復摺動する上刃(図示省略)により構成する。上刃の後面側には係合溝(図示省略)を設け、係合溝にはアーム24(図7)の下端に設けたロッド25の先端のローラ(図示省略)を係合させる。
アーム24には前後方向の伝動軸26の先端を着脱自在に取付ける。伝動軸26の基部は変換機構27に取付ける。変換機構27はエンジンから伝達される一定方向回転を正逆往復回動運動に変換させる(図10)。
刈取装置4は、左右側板6と、後述するオーガ8の下方に位置する底板9と、左右の側板6と底板9とを連結するように設けた後板10により構成したテーブル11に、リール12と、刈刃13と前記オーガ8を設けて構成し、テーブル11には搬送エレベーター14の先端を取付け、搬送エレベーター14の基部は脱穀装置3の脱穀室に接続する。
前記刈刃13は、テーブル11側の刈刃フレーム(図示省略)に固定状態に設けた下刃(図示省略)と左右に往復摺動する上刃(図示省略)により構成する。上刃の後面側には係合溝(図示省略)を設け、係合溝にはアーム24(図7)の下端に設けたロッド25の先端のローラ(図示省略)を係合させる。
アーム24には前後方向の伝動軸26の先端を着脱自在に取付ける。伝動軸26の基部は変換機構27に取付ける。変換機構27はエンジンから伝達される一定方向回転を正逆往復回動運動に変換させる(図10)。
そのため、エンジンからの回転が変換機構27で正逆回動に変換され、変換機構27は伝動軸26を正逆回転させ、伝動軸26はアーム24の先端を左右往復移動させ、これにより上刃を左右に往復摺動させる。
本願の刈取装置4は、稲麦刈と菜種刈とを兼用する構成であり、前記テーブル11は前記オーガ8を有する後テーブル部28と分草体29を有する前テーブル部30とに分割可能に構成すると共に、該前テーブル部30を第1ユニット31と第2ユニット32の夫々に交換自在に構成する。
したがって、本願では、第1ユニット31を稲麦刈用とし、第2ユニット32を菜種刈として交換する構成としている。
前記前テーブル部30を第1ユニット(稲麦刈用ユニット)31とした場合、第1ユニット31には前記刈刃13を設けず、後テーブル部28の底板9の前端に前記刈刃13を設ける。一方、前記前テーブル部30を、第2ユニット(菜種刈用ユニット)32とした場合では刈刃13を第2ユニット32の底板9(延長底板9A)の前端に取付けて、第2ユニット32の延長底板9Aの前後長さ分、稲麦刈の場合よりも前方に刈刃13を位置させる。
本願の刈取装置4は、稲麦刈と菜種刈とを兼用する構成であり、前記テーブル11は前記オーガ8を有する後テーブル部28と分草体29を有する前テーブル部30とに分割可能に構成すると共に、該前テーブル部30を第1ユニット31と第2ユニット32の夫々に交換自在に構成する。
したがって、本願では、第1ユニット31を稲麦刈用とし、第2ユニット32を菜種刈として交換する構成としている。
前記前テーブル部30を第1ユニット(稲麦刈用ユニット)31とした場合、第1ユニット31には前記刈刃13を設けず、後テーブル部28の底板9の前端に前記刈刃13を設ける。一方、前記前テーブル部30を、第2ユニット(菜種刈用ユニット)32とした場合では刈刃13を第2ユニット32の底板9(延長底板9A)の前端に取付けて、第2ユニット32の延長底板9Aの前後長さ分、稲麦刈の場合よりも前方に刈刃13を位置させる。
そのため、稲麦の刈取作業ではリール12で引き起こして掻き込んだ(梳いた)状態の穀稈で刈刃13により切断することで、切断姿勢を良好にして切断性能を向上させられ、一方、菜種では、穀稈の直径が太く株状になっているので、前方に配置した刈刃13が切断した菜種穀稈をリール12によりオーガ8に誘導でき、刈取作業を円滑にする。
前記刈取装置4のリール12の左側には、刈取穀稈に絡む未刈り穀稈を分草するために、刈取穀稈と未刈り穀稈とを切断分草する分草用切断装置35を設ける。分草用切断装置35は、切断用フレーム36に切断刃37を取付けて構成する。
前記伝動軸26の先端に別途アーム38を設け、アーム38と前記切断刃37の駆動部39との間にロッド40を設ける。
分草用切断装置35の切断用フレーム36には、支持フレーム41の先端を取付け、支持フレーム41の基部は後テーブル部28の側板6の外面に着脱自在に取付ける。なお、支持フレーム41は、図7では、切断用フレーム36と前後に重なっているので、理解を容易にするため、同一部材に異なる符号を付している。
この支持フレーム41と側板6の間に前記伝動軸26を配置する。
そのため、刈取装置4の左右幅を小さくする。
また、刈刃13に回転伝動する伝動軸26から伝動を受けるので、構成を簡素にできる。
前記刈取装置4のリール12の左側には、刈取穀稈に絡む未刈り穀稈を分草するために、刈取穀稈と未刈り穀稈とを切断分草する分草用切断装置35を設ける。分草用切断装置35は、切断用フレーム36に切断刃37を取付けて構成する。
前記伝動軸26の先端に別途アーム38を設け、アーム38と前記切断刃37の駆動部39との間にロッド40を設ける。
分草用切断装置35の切断用フレーム36には、支持フレーム41の先端を取付け、支持フレーム41の基部は後テーブル部28の側板6の外面に着脱自在に取付ける。なお、支持フレーム41は、図7では、切断用フレーム36と前後に重なっているので、理解を容易にするため、同一部材に異なる符号を付している。
この支持フレーム41と側板6の間に前記伝動軸26を配置する。
そのため、刈取装置4の左右幅を小さくする。
また、刈刃13に回転伝動する伝動軸26から伝動を受けるので、構成を簡素にできる。
前記第1ユニット31と第2ユニット32との交換に伴って、長短の伝動軸26を用意し、この伝動軸26を交換する。
伝動軸26の基部のヨーク部43は前後方向に分割組立自在に構成し(図11)、ヨーク部43の部分を分割して伝動軸26を変換機構27に対して着脱して交換する。
そのため、伝動軸26の交換作業を容易にする。
即ち、伝動軸26を分割することにより、第2ユニット32から分草用切断装置35を外さなくても、分草用切断装置35が付いたまま第2ユニット32をテーブル11の後テーブル部28から外せばよく、第1ユニット31と第2ユニット32との交換作業を容易にする。
図12は、伝動軸26の他の実施例であり、伝動軸26を前記ヨーク部43とシャフト部44とに分割組立自在に構成し、シャフト部44をヨーク部43に対して着脱して伝動軸26を交換する。
図13は、伝動軸26の他の実施例であり、伝動軸26はヨーク部43とシャフト部44を有し、該シャフト部44は前後方向の所定部分で分割し、前後に分割したシャフト部44を接合部材(ジョイント部材)45により接続する。
したがって、所定のシャフト部44の部分を交換することにより伝動軸26の長さを刈刃13に位置に合わせて切り替える。
伝動軸26の基部のヨーク部43は前後方向に分割組立自在に構成し(図11)、ヨーク部43の部分を分割して伝動軸26を変換機構27に対して着脱して交換する。
そのため、伝動軸26の交換作業を容易にする。
即ち、伝動軸26を分割することにより、第2ユニット32から分草用切断装置35を外さなくても、分草用切断装置35が付いたまま第2ユニット32をテーブル11の後テーブル部28から外せばよく、第1ユニット31と第2ユニット32との交換作業を容易にする。
図12は、伝動軸26の他の実施例であり、伝動軸26を前記ヨーク部43とシャフト部44とに分割組立自在に構成し、シャフト部44をヨーク部43に対して着脱して伝動軸26を交換する。
図13は、伝動軸26の他の実施例であり、伝動軸26はヨーク部43とシャフト部44を有し、該シャフト部44は前後方向の所定部分で分割し、前後に分割したシャフト部44を接合部材(ジョイント部材)45により接続する。
したがって、所定のシャフト部44の部分を交換することにより伝動軸26の長さを刈刃13に位置に合わせて切り替える。
そのため、第1ユニット31と第2ユニット32との組み換えに必要な部品を減らせることができ、コストダウンできる。
この場合、稲麦刈の位置にある刈刃13に対応する長さの伝動軸26のシャフト部44の先端に、接合部材45を介して菜種刈用の位置にある刈刃13に対応する長さの別途用意したシャフト部44Aを継ぎ足す構成でもよい(図14)。
前記支持フレーム41はリール12の上下用シリンダ47の支持部48を通して固定する(図6)。
そのため、刈取装置4の左右幅を小さくし、前テーブル部30は剛体なので、支持フレーム41の支持剛性も向上させられる。
また、分草用切断装置35は、切断刃37を上方に至るに従い外側に位置するように傾斜させてもよい(図15)。
切断刃37を、外側傾斜させると、切断刃37の下部をリール12に接近させられ、分草作用を向上させられる。
前記切断刃37は、固定刃を挟んで設けられる一対の移動刃37により構成する(図16)。
そのため、一対の移動刃37が固定刃に対して互い違いに上下方向に摺動するので、切断性能を向上させられ、その結果、分草性能を向上させられる。
この場合、稲麦刈の位置にある刈刃13に対応する長さの伝動軸26のシャフト部44の先端に、接合部材45を介して菜種刈用の位置にある刈刃13に対応する長さの別途用意したシャフト部44Aを継ぎ足す構成でもよい(図14)。
前記支持フレーム41はリール12の上下用シリンダ47の支持部48を通して固定する(図6)。
そのため、刈取装置4の左右幅を小さくし、前テーブル部30は剛体なので、支持フレーム41の支持剛性も向上させられる。
また、分草用切断装置35は、切断刃37を上方に至るに従い外側に位置するように傾斜させてもよい(図15)。
切断刃37を、外側傾斜させると、切断刃37の下部をリール12に接近させられ、分草作用を向上させられる。
前記切断刃37は、固定刃を挟んで設けられる一対の移動刃37により構成する(図16)。
そのため、一対の移動刃37が固定刃に対して互い違いに上下方向に摺動するので、切断性能を向上させられ、その結果、分草性能を向上させられる。
前記アーム38は、左右方向に所定長さを有して形成し、アーム38の左右中間部を伝動軸26に取付ける(図16)。
即ち、上下の切断刃37は一つのアーム38により駆動する構成とする。
アーム38の左右両端にロッド40を夫々設け、ロッド40は上下の切断刃37の各駆動部39に接続する。
そのため、上下に一対の切断刃37の上下移動を同期させられ、振動を軽減させられる。
分草用切断装置35とリール12のリール取付アーム51またはリールフレーム51Aとの間には内側ガイド52を設ける(図7,図15)。
そのため、分草用切断装置35により分草した作物をリール12に寄せ、リール12による掻込性能を向上させられる。
内側ガイド52は、平面視後方に至るに従い内側に位置するように傾斜させる。
前記切断用フレーム36と切断刃37の外側には仕切板53を設ける(図6)。
そのため、分草用切断装置35で分草した未刈り状態の作物が刈取穀稈に再度絡むのを防止する。
前記内側ガイド52と仕切板53は一つの部品により構成する。
そのため、構成を簡素にする。
即ち、上下の切断刃37は一つのアーム38により駆動する構成とする。
アーム38の左右両端にロッド40を夫々設け、ロッド40は上下の切断刃37の各駆動部39に接続する。
そのため、上下に一対の切断刃37の上下移動を同期させられ、振動を軽減させられる。
分草用切断装置35とリール12のリール取付アーム51またはリールフレーム51Aとの間には内側ガイド52を設ける(図7,図15)。
そのため、分草用切断装置35により分草した作物をリール12に寄せ、リール12による掻込性能を向上させられる。
内側ガイド52は、平面視後方に至るに従い内側に位置するように傾斜させる。
前記切断用フレーム36と切断刃37の外側には仕切板53を設ける(図6)。
そのため、分草用切断装置35で分草した未刈り状態の作物が刈取穀稈に再度絡むのを防止する。
前記内側ガイド52と仕切板53は一つの部品により構成する。
そのため、構成を簡素にする。
前記内側ガイド52は、前記リール取付アーム51より下側になる部分をリール取付アーム51より内側に突出させる(図7,図15)。
そのため、内側ガイド52による内側への誘導案内性能を向上させられる。
また、リール取付アーム51より下側部分をリール取付アーム51より内側に突出させて内側ガイド52とし、リール取付アーム51より上側部分をリール取付アーム51より外側に位置させて仕切板53とする。
即ち、リール12は上下に昇降するので、リール取付アーム51と干渉しない最下降位置のリール取付アーム51より下方の内側ガイド52はリール取付アーム51より内側に突出させるのである
図17は、分草用切断装置35の他の実施形態を示し、エンジンの動力が入力される入力プーリ55に回転軸から偏心した位置にクランクロッドを設け、このクランクロッドにより切断刃37を駆動する構成とし、切断刃37の駆動部39と、前記入力プーリー55と、該入力プーリー55に掛け回したベルトの側方にカバー57を設けている。
そのため、分草用切断装置35とリール12の駆動部分の側方を一体のカバー57により覆うことができ、未刈り稈が絡むのを防止する。
そのため、内側ガイド52による内側への誘導案内性能を向上させられる。
また、リール取付アーム51より下側部分をリール取付アーム51より内側に突出させて内側ガイド52とし、リール取付アーム51より上側部分をリール取付アーム51より外側に位置させて仕切板53とする。
即ち、リール12は上下に昇降するので、リール取付アーム51と干渉しない最下降位置のリール取付アーム51より下方の内側ガイド52はリール取付アーム51より内側に突出させるのである
図17は、分草用切断装置35の他の実施形態を示し、エンジンの動力が入力される入力プーリ55に回転軸から偏心した位置にクランクロッドを設け、このクランクロッドにより切断刃37を駆動する構成とし、切断刃37の駆動部39と、前記入力プーリー55と、該入力プーリー55に掛け回したベルトの側方にカバー57を設けている。
そのため、分草用切断装置35とリール12の駆動部分の側方を一体のカバー57により覆うことができ、未刈り稈が絡むのを防止する。
前記テーブル11の側板6の先端に設けた分草体29には軸棒形状のガイド体60を設け、ガイド体60は後方に至るに従い上側で且つ外側に位置するように傾斜させ、前記カバー57の前側部分にはガイド体60と相対的に平面視において略同一傾斜の傾斜面部61を設ける(図17、理解を容易にするため、傾斜面部61に斜線付しているが、これにより構成は限定されない)。
そのため、分草体29により分草された未刈り稈は、ガイド体60とカバー57の傾斜面部61により外側に案内され、分草用切断装置35とリール12の駆動部分に未刈り稈が絡むのを防止する。
なお、分草用切断装置35は図21に示すように、所謂フィンガ式刈刃としてもよく、固定側の複数のフィンガと移動刃を備え、フィンガに形成されたスリットに移動刃が入り込んで穀稈を切断する構成としてもよい。
前記したように、テーブル11は、後テーブル部28に対して着脱自在の前テーブル部30を、刈刃13の取付位置の変更した第1ユニット31と第2ユニット32とに構成し、第1ユニット31と第2ユニット32の何れかを後テーブル部28に取付ける。
そのため、分草体29により分草された未刈り稈は、ガイド体60とカバー57の傾斜面部61により外側に案内され、分草用切断装置35とリール12の駆動部分に未刈り稈が絡むのを防止する。
なお、分草用切断装置35は図21に示すように、所謂フィンガ式刈刃としてもよく、固定側の複数のフィンガと移動刃を備え、フィンガに形成されたスリットに移動刃が入り込んで穀稈を切断する構成としてもよい。
前記したように、テーブル11は、後テーブル部28に対して着脱自在の前テーブル部30を、刈刃13の取付位置の変更した第1ユニット31と第2ユニット32とに構成し、第1ユニット31と第2ユニット32の何れかを後テーブル部28に取付ける。
前テーブル部30の側板6の後側上部には、後テーブル部28の側板6の上面に上方から嵌合する断面下向き「コ」の字形状の係合部65を設ける。係合部65は前テーブル部30の側板6と後テーブル部28の側板6との当接面より後方に突出させて、後テーブル部28の側板6の上面の後側係合部65Aに上方から嵌合させ、ボルト66により固定する。
そのため、前テーブル部30の係合部65を後テーブル部28の後側係合部65Aの上面にボルト66により固定するので、取付強度を向上させ、組立を容易にする。
前記前テーブル部30の側板6と後テーブル部28の側板6との当接面には、側板6と交差方向に屈曲させた当接平坦面67を設け、前テーブル部30の当接平坦面67と後テーブル部28の当接平坦面67を前後に当接させて、両者をボルト68により固定する。
そのため、前テーブル部30の側板6の後側上部を、係合部65により後テーブル部28の上面に固定し、前テーブル部30の側板6の後縁の当接平坦面67を後テーブル部28の前縁の当接平坦面67に当接させるので、係合部65と当接平坦面67の二カ所により前テーブル部30の重量を支持でき、支持強度を向上させられる。
そのため、前テーブル部30の係合部65を後テーブル部28の後側係合部65Aの上面にボルト66により固定するので、取付強度を向上させ、組立を容易にする。
前記前テーブル部30の側板6と後テーブル部28の側板6との当接面には、側板6と交差方向に屈曲させた当接平坦面67を設け、前テーブル部30の当接平坦面67と後テーブル部28の当接平坦面67を前後に当接させて、両者をボルト68により固定する。
そのため、前テーブル部30の側板6の後側上部を、係合部65により後テーブル部28の上面に固定し、前テーブル部30の側板6の後縁の当接平坦面67を後テーブル部28の前縁の当接平坦面67に当接させるので、係合部65と当接平坦面67の二カ所により前テーブル部30の重量を支持でき、支持強度を向上させられる。
なお、理解を容易にするため、ボルト66およびボルト68は、ボルトが明確に図示されていなが、固定用に螺合させるであろう部分にも符号を付している。
前テーブル部30の左右の側板6の後側下部には、後方に突出して下部取付孔69を有する下部取付部70を夫々設ける。
また、前記前テーブル部30は、第1ユニット31とする場合、第1ユニット31には刈刃13を設けず、後テーブル部28の底板9の前端に前記刈刃13を設け、一方、前記前テーブル部30を第2ユニット32とする場合、刈刃13を第2ユニット32の延長底板9Aの前端に取付けて、第2ユニット32の延長底板9Aの前後長さ分、稲麦刈の場合よりも前方に刈刃13を位置させる。
そのため、稲麦の刈取作業ではリール12で引き起こして掻き込んだ(梳いた)状態の穀稈で刈刃13により切断することで、切断姿勢を良好にして切断性能を向上させられ、一方、菜種では、穀稈姿勢がそもそも株状になっているので、前方に配置した刈刃13が切断した菜種穀稈をリール12によりオーガ8に誘導でき、刈取作業を円滑にする。
前テーブル部30の左右の側板6の後側下部には、後方に突出して下部取付孔69を有する下部取付部70を夫々設ける。
また、前記前テーブル部30は、第1ユニット31とする場合、第1ユニット31には刈刃13を設けず、後テーブル部28の底板9の前端に前記刈刃13を設け、一方、前記前テーブル部30を第2ユニット32とする場合、刈刃13を第2ユニット32の延長底板9Aの前端に取付けて、第2ユニット32の延長底板9Aの前後長さ分、稲麦刈の場合よりも前方に刈刃13を位置させる。
そのため、稲麦の刈取作業ではリール12で引き起こして掻き込んだ(梳いた)状態の穀稈で刈刃13により切断することで、切断姿勢を良好にして切断性能を向上させられ、一方、菜種では、穀稈姿勢がそもそも株状になっているので、前方に配置した刈刃13が切断した菜種穀稈をリール12によりオーガ8に誘導でき、刈取作業を円滑にする。
また、後テーブル部28の底板9の前端は下部取付面71に形成し、第1ユニット31の場合、下部取付面71に刈刃13の刈刃フレーム(図示省略)を取付け、第2ユニット32の場合、前テーブル部30の底板9Aの後端面および側板6の下部を後テーブル部28の底板9の下部取付面71にボルト68で固定する。
また、前テーブル部30の後側上部を、係合部65により後テーブル部28の後側係合部65Aの上面に固定してから、前テーブル部30の当接平坦面67を後テーブル部28の当接平坦面67に当接させてボルト68により固定すればよいので、取付作業が容易になり、一人での前テーブル部30と後テーブル部28の交換作業を行える。
なお、図示は省略するが、前テーブル部30の側板6の係合部65の取付孔に対応する部分の後テーブル部28の後側係合部65Aには、前記取付孔に係合する係合ピンを設けてもよい。
このようにすると、前テーブル部30と後テーブル部28の位置決めを容易にし、一層、組立作業を容易にする。
また、前テーブル部30の後側上部を、係合部65により後テーブル部28の後側係合部65Aの上面に固定してから、前テーブル部30の当接平坦面67を後テーブル部28の当接平坦面67に当接させてボルト68により固定すればよいので、取付作業が容易になり、一人での前テーブル部30と後テーブル部28の交換作業を行える。
なお、図示は省略するが、前テーブル部30の側板6の係合部65の取付孔に対応する部分の後テーブル部28の後側係合部65Aには、前記取付孔に係合する係合ピンを設けてもよい。
このようにすると、前テーブル部30と後テーブル部28の位置決めを容易にし、一層、組立作業を容易にする。
また、第2ユニット32を後テーブル部28に装着した場合には、刈取装置4のリール12の左側の分草用切断装置35の切断用フレーム36の下部は、前テーブル部30の側板6側に取付け、切断用フレーム36の上部に先端を取付けた支持フレーム41の下部は後テーブル部28の側板6側に着脱自在に取付ける。
そのため、支持フレーム41の基部を後テーブル部28の側板6側から外すと、前テーブル部30は分草用切断装置35ごと後テーブル部28から取り外すことができ、着脱を容易にする。
第1ユニット31と第2ユニット32の刈刃13の下方には刈刃ガード72を設ける。刈刃13は、テーブル11の側板6の開口部72Aより未刈り穀稈側の外側まで摺動する構成としてテーブル11内の穀稈の刈り残しを防止し、この側板6の外側に移動する刈刃13がテーブル11の側板6の外側にある未刈り穀稈の切断するのを刈刃ガード72により防止する。
刈刃ガード72は第1ユニット31と第2ユニット32の側板6に取付ける。刈刃ガード72は断面が上向き「コ」の字形状に形成して、刈刃13を下方から包囲している。
そのため、支持フレーム41の基部を後テーブル部28の側板6側から外すと、前テーブル部30は分草用切断装置35ごと後テーブル部28から取り外すことができ、着脱を容易にする。
第1ユニット31と第2ユニット32の刈刃13の下方には刈刃ガード72を設ける。刈刃13は、テーブル11の側板6の開口部72Aより未刈り穀稈側の外側まで摺動する構成としてテーブル11内の穀稈の刈り残しを防止し、この側板6の外側に移動する刈刃13がテーブル11の側板6の外側にある未刈り穀稈の切断するのを刈刃ガード72により防止する。
刈刃ガード72は第1ユニット31と第2ユニット32の側板6に取付ける。刈刃ガード72は断面が上向き「コ」の字形状に形成して、刈刃13を下方から包囲している。
走行装置2のクローラ73の前方の前記第2ユニット32の延長底板9Aの部位には、下方に突出するガイド体74を設ける。
菜種刈りでは、切断して圃場に残った切断株が硬く、クローラ73が切断株を踏むと損傷するおそれがあるので、クローラ73の前方の第2ユニット32の延長底板9Aに、下方に突出するガイド体74を設ける。
そのため、ガイド体74が圃場に残った切断株を押しつぶすので、クローラ73の損傷を防止する。
前記リール12は、左右一対の取付アーム51の先端に取付け、取付アーム51の基部は支持軸筒76に固定する。この支持軸筒76はテーブル11の後板10の上部に設けた回動支持部材76Aにより回転自在に取付ける(図10)。
したがって、支持軸筒76が回動支持部材76Aに対して回転することにより、取付アーム51は支持軸筒76の軸心中心に上下回動し、リール12を上下させる。
支持軸筒76は軸筒により構成し、支持軸筒76内には回転軸77を二重軸状態に挿通し、回転軸77の右側に出力プーリー78を設け、リール12はテーブル11の走行方向の右側(既刈地側)から回転伝動を受ける構成とする(図10)。
79はプーリー、80はベルトである。
菜種刈りでは、切断して圃場に残った切断株が硬く、クローラ73が切断株を踏むと損傷するおそれがあるので、クローラ73の前方の第2ユニット32の延長底板9Aに、下方に突出するガイド体74を設ける。
そのため、ガイド体74が圃場に残った切断株を押しつぶすので、クローラ73の損傷を防止する。
前記リール12は、左右一対の取付アーム51の先端に取付け、取付アーム51の基部は支持軸筒76に固定する。この支持軸筒76はテーブル11の後板10の上部に設けた回動支持部材76Aにより回転自在に取付ける(図10)。
したがって、支持軸筒76が回動支持部材76Aに対して回転することにより、取付アーム51は支持軸筒76の軸心中心に上下回動し、リール12を上下させる。
支持軸筒76は軸筒により構成し、支持軸筒76内には回転軸77を二重軸状態に挿通し、回転軸77の右側に出力プーリー78を設け、リール12はテーブル11の走行方向の右側(既刈地側)から回転伝動を受ける構成とする(図10)。
79はプーリー、80はベルトである。
リール12の回動支点である回転軸77の左側に設けた入力歯車81とオーガ8のオーガ回転軸8Aの歯車83にチェン82を掛け回し、入力歯車81にはオーガ8のオーガ回転軸8Aの歯車83から回転の入力を受ける。
84は搬送エレベータ14の従動軸、85は搬送エレベータ14の駆動軸、86は前記刈刃13に出力する変換機構27の入力軸であり、オーガ8と刈刃13の駆動機構は刈取装置4の左側に配置し、リール12の駆動だけ刈取装置4の右側に配置する。
87は搬送エレベータ14の駆動軸85に設けた歯車、88は歯車、89はチェン、90は前記入力軸86に設けた歯車であり、歯車87と歯車88と歯車90にチェン89を掛け回している。
即ち、図10に示したように、搬送エレベーター14側から前記オーガ8および前記刈刃13へ伝動する第1伝動部Dを前記テーブル11の左側に配置し、前記リール12を駆動する第2伝動部Eテーブル11の右側に配置し、第1第1伝動部Dからの駆動力を第2伝動部Eへ伝達する回転軸77をテーブル11の後板10の上部に配置する。
84は搬送エレベータ14の従動軸、85は搬送エレベータ14の駆動軸、86は前記刈刃13に出力する変換機構27の入力軸であり、オーガ8と刈刃13の駆動機構は刈取装置4の左側に配置し、リール12の駆動だけ刈取装置4の右側に配置する。
87は搬送エレベータ14の駆動軸85に設けた歯車、88は歯車、89はチェン、90は前記入力軸86に設けた歯車であり、歯車87と歯車88と歯車90にチェン89を掛け回している。
即ち、図10に示したように、搬送エレベーター14側から前記オーガ8および前記刈刃13へ伝動する第1伝動部Dを前記テーブル11の左側に配置し、前記リール12を駆動する第2伝動部Eテーブル11の右側に配置し、第1第1伝動部Dからの駆動力を第2伝動部Eへ伝達する回転軸77をテーブル11の後板10の上部に配置する。
したがって、変換機構27と入力軸86と伝動軸26とアーム24とアーム38と、チェン89と軸90Aと歯車90Bと歯車90Cとチェン90Cと歯車83とチェン82と入力歯車81とが第1伝動部Dとなる。
そのため、リール12の回動支点である回転軸77の左側に入力歯車81を配置でき、入力歯車81に回転伝達するチェン82の張力にリール12の上下の影響を与えない構成としている。
また、プーリー78とプーリー79とベルト80が第2伝動部Eとなり、リール12への伝動構成をコンパクトにして、第2伝動部Eへの穀稈のからみ付きを少なくする。
また、リール12への駆動を伝動する第2伝動部Eを刈取装置4の右側に配置しているので、回り刈り時のリール12の駆動部分の既刈地側への張り出し量を少なくでき、回り刈り時の障害発生を抑制する。
そのため、リール12の回動支点である回転軸77の左側に入力歯車81を配置でき、入力歯車81に回転伝達するチェン82の張力にリール12の上下の影響を与えない構成としている。
また、プーリー78とプーリー79とベルト80が第2伝動部Eとなり、リール12への伝動構成をコンパクトにして、第2伝動部Eへの穀稈のからみ付きを少なくする。
また、リール12への駆動を伝動する第2伝動部Eを刈取装置4の右側に配置しているので、回り刈り時のリール12の駆動部分の既刈地側への張り出し量を少なくでき、回り刈り時の障害発生を抑制する。
即ち、オーガ8と刈刃13の駆動機構に比し、高位置にあるリール12の伝動機構を右側に配置することで、未刈り穀稈への影響を抑制する。
また、リール12に至る伝動経路中のテーブル11の後板10の上部に回転軸77を配置しているので、入力歯車81の取付および作動スペースを、後板10の下部に比し大きくとれ、その分、入力歯車81の径を大きくすることができ、一層、回転軸77の入力歯車81とオーガ8の歯車83との減速比を最適にできる。
オーガ8のオーガフィンガー8Bの回動軌跡が最も接近する部分より下方のテーブル11の後板10には、断面がチャンネル形状の巻き付き防止体93を設ける。巻き付き防止体93は、搬送エレベーター14の先端を接続した、後板10の穀稈投入口94の左右両側に設けると共に、左右の巻き付き防止体93の端部は穀稈投入口94と正面視において重なる突出部95を設ける。
そのため、左右の巻き付き防止体93の突出部95が穀稈投入口94に左右側から張り出すので、張り出した突出部95が穀稈投入口94付近でオーガ8への穀稈の巻き付きを抑制し、搬送を円滑にする。
8Cはオーガ8のスパイラル翼である。
また、リール12に至る伝動経路中のテーブル11の後板10の上部に回転軸77を配置しているので、入力歯車81の取付および作動スペースを、後板10の下部に比し大きくとれ、その分、入力歯車81の径を大きくすることができ、一層、回転軸77の入力歯車81とオーガ8の歯車83との減速比を最適にできる。
オーガ8のオーガフィンガー8Bの回動軌跡が最も接近する部分より下方のテーブル11の後板10には、断面がチャンネル形状の巻き付き防止体93を設ける。巻き付き防止体93は、搬送エレベーター14の先端を接続した、後板10の穀稈投入口94の左右両側に設けると共に、左右の巻き付き防止体93の端部は穀稈投入口94と正面視において重なる突出部95を設ける。
そのため、左右の巻き付き防止体93の突出部95が穀稈投入口94に左右側から張り出すので、張り出した突出部95が穀稈投入口94付近でオーガ8への穀稈の巻き付きを抑制し、搬送を円滑にする。
8Cはオーガ8のスパイラル翼である。
(実施形態の作用)
エンジンを始動し、走行装置2により機体を走行させると、刈取装置4のリール12が回転し、未刈稈を掻き込み、掻込んだ穀稈を刈刃13で刈取り、刈取った穀稈および穀粒を回転するオーガ8により集め、搬送エレベーター14により脱穀装置3へ供給されて脱穀される。
本願の刈取装置4は、稲麦刈と菜種刈とを兼用する構成であり、前記テーブル11は前記オーガ8を有する後テーブル部28と分草体29を有する前テーブル部30とに分割可能に構成すると共に、該前テーブル部30を第1ユニット31と第2ユニット32の夫々に交換自在に構成しているので、稲麦刈のときは前テーブル部30を刈用ユニット第1ユニット31とし、菜種刈のときは前テーブル部30を第2ユニット32に交換する。
そのため、稲麦の刈取作業ではリール12で引き起こして掻き込んだ(梳いた)状態の穀稈で刈刃13により切断することで、切断姿勢を良好にして切断性能を向上させられ、一方、菜種では、穀稈姿勢がそもそも株状になっているので、第2ユニット32の底板9の前方に配置した刈刃13が切断した菜種穀稈をリール12によりオーガ8に誘導でき、刈取作業を円滑にする。
エンジンを始動し、走行装置2により機体を走行させると、刈取装置4のリール12が回転し、未刈稈を掻き込み、掻込んだ穀稈を刈刃13で刈取り、刈取った穀稈および穀粒を回転するオーガ8により集め、搬送エレベーター14により脱穀装置3へ供給されて脱穀される。
本願の刈取装置4は、稲麦刈と菜種刈とを兼用する構成であり、前記テーブル11は前記オーガ8を有する後テーブル部28と分草体29を有する前テーブル部30とに分割可能に構成すると共に、該前テーブル部30を第1ユニット31と第2ユニット32の夫々に交換自在に構成しているので、稲麦刈のときは前テーブル部30を刈用ユニット第1ユニット31とし、菜種刈のときは前テーブル部30を第2ユニット32に交換する。
そのため、稲麦の刈取作業ではリール12で引き起こして掻き込んだ(梳いた)状態の穀稈で刈刃13により切断することで、切断姿勢を良好にして切断性能を向上させられ、一方、菜種では、穀稈姿勢がそもそも株状になっているので、第2ユニット32の底板9の前方に配置した刈刃13が切断した菜種穀稈をリール12によりオーガ8に誘導でき、刈取作業を円滑にする。
第2ユニット32を装着したリール12の左側には、刈取穀稈と未刈り穀稈を切断分草する分草用切断装置35を設けているので、機体を前進させると、分草用切断装置35がテーブル11の側板6の上方にある未刈り穀稈を切断し、刈取穀稈と未刈り穀稈とを分草する。
分草用切断装置35は、切断用フレーム36に切断刃37を取付け、切断刃37の駆動部39にロッド40を取付け、ロッド40にアーム38を取付け、アーム38に伝動軸26の先端を取付け、伝動軸26の基部はエンジンからの一定方向回転を往復回動運動に変換させる変換機構27に接続しているので、変換機構27がエンジンからの一定方向回転を往復回動運動に変換させた回転を、伝動軸26を介して分草用切断装置35に伝達し、切断刃37を駆動する。
分草用切断装置35の切断用フレーム36には、支持フレーム41の先端を取付け、支持フレーム41の基部は後テーブル部28の側板6の外面に着脱自在に取付け、この支持フレーム41と側板6の間に伝動軸26を配置しているので、刈取装置4の左右幅を小さくする。
分草用切断装置35は、切断用フレーム36に切断刃37を取付け、切断刃37の駆動部39にロッド40を取付け、ロッド40にアーム38を取付け、アーム38に伝動軸26の先端を取付け、伝動軸26の基部はエンジンからの一定方向回転を往復回動運動に変換させる変換機構27に接続しているので、変換機構27がエンジンからの一定方向回転を往復回動運動に変換させた回転を、伝動軸26を介して分草用切断装置35に伝達し、切断刃37を駆動する。
分草用切断装置35の切断用フレーム36には、支持フレーム41の先端を取付け、支持フレーム41の基部は後テーブル部28の側板6の外面に着脱自在に取付け、この支持フレーム41と側板6の間に伝動軸26を配置しているので、刈取装置4の左右幅を小さくする。
また、刈刃13に回転伝動する伝動軸26から伝動を受けるので、構成を簡素にできる。
第1ユニット31と第2ユニット32との交換に伴って、長短の伝動軸26を用意し、この伝動軸26を交換する構成なので、伝動軸26の交換作業を容易にし、その結果、第1ユニット31と第2ユニット32との交換作業を容易にする。
即ち、伝動軸26を分割することにより、第2ユニット32から分草用切断装置35を外さなくても、分草用切断装置35が付いたまま第2ユニット32をテーブル11の後テーブル部28から外せばよく、第1ユニット31と第2ユニット32との交換作業を容易にする。
この場合、伝動軸26の基部のヨーク部43は前後方向に分割組立自在に構成しているので、ヨーク部43の部分で分割して伝動軸26を変換機構27に対して着脱して交換する。
そのため、伝動軸26の交換作業を容易にする。
第1ユニット31と第2ユニット32との交換に伴って、長短の伝動軸26を用意し、この伝動軸26を交換する構成なので、伝動軸26の交換作業を容易にし、その結果、第1ユニット31と第2ユニット32との交換作業を容易にする。
即ち、伝動軸26を分割することにより、第2ユニット32から分草用切断装置35を外さなくても、分草用切断装置35が付いたまま第2ユニット32をテーブル11の後テーブル部28から外せばよく、第1ユニット31と第2ユニット32との交換作業を容易にする。
この場合、伝動軸26の基部のヨーク部43は前後方向に分割組立自在に構成しているので、ヨーク部43の部分で分割して伝動軸26を変換機構27に対して着脱して交換する。
そのため、伝動軸26の交換作業を容易にする。
図12の伝動軸26の他の実施例では、伝動軸26をヨーク部43とシャフト部44とに分割組立自在に構成しているので、シャフト部44をヨーク部43に対して着脱して伝動軸26を交換する。
図13の伝動軸26の他の実施例では、伝動軸26はヨーク部43とシャフト部44を有し、該シャフト部44は前後方向の所定部分で分割し、前後に分割したシャフト部44を接合部材(ジョイント部材)45により接続しているので、所定のシャフト部44の部分を交換することにより伝動軸26の長さを刈刃13に位置に合わせて切り替える。
この場合、第1ユニット31を装着した場合、刈刃13はテーブル11の後テーブル部28の底板9の前側に位置するので、この短い伝動軸26のシャフト部44の先端に、接合部材45を介して菜種刈用の位置にある刈刃13に対応する長さの別途用意したシャフト部44Aを継ぎ足す構成にすることができる。
図13の伝動軸26の他の実施例では、伝動軸26はヨーク部43とシャフト部44を有し、該シャフト部44は前後方向の所定部分で分割し、前後に分割したシャフト部44を接合部材(ジョイント部材)45により接続しているので、所定のシャフト部44の部分を交換することにより伝動軸26の長さを刈刃13に位置に合わせて切り替える。
この場合、第1ユニット31を装着した場合、刈刃13はテーブル11の後テーブル部28の底板9の前側に位置するので、この短い伝動軸26のシャフト部44の先端に、接合部材45を介して菜種刈用の位置にある刈刃13に対応する長さの別途用意したシャフト部44Aを継ぎ足す構成にすることができる。
支持フレーム41はリール12の上下用シリンダ47の支持部48を通して固定しているので、刈取装置4の左右幅を小さくし、支持部48は剛体なので、支持フレーム41の支持剛性も向上させられる。
また、分草用切断装置35は、切断刃37を上方に至るに従い外側に位置するように傾斜させているので、切断刃37の下部をリール12に接近させられ、分草作用を向上させられる。
切断刃37は、上下方向に一対の移動刃37を設けて構成しているので、一対の移動刃37が互いに上下方向に摺動するので、切断性能を向上させられ、その結果、分草性能を向上させられる。
アーム38は、左右方向に所定長さを有して形成し、アーム38の左右中間部を伝動軸26に取付けているので、上下の切断刃37は一つのアーム38により駆動する構成となり、そのため、上下の一対の切断刃37の上下移動を容易に同期させられ、振動を軽減させられる。
また、分草用切断装置35は、切断刃37を上方に至るに従い外側に位置するように傾斜させているので、切断刃37の下部をリール12に接近させられ、分草作用を向上させられる。
切断刃37は、上下方向に一対の移動刃37を設けて構成しているので、一対の移動刃37が互いに上下方向に摺動するので、切断性能を向上させられ、その結果、分草性能を向上させられる。
アーム38は、左右方向に所定長さを有して形成し、アーム38の左右中間部を伝動軸26に取付けているので、上下の切断刃37は一つのアーム38により駆動する構成となり、そのため、上下の一対の切断刃37の上下移動を容易に同期させられ、振動を軽減させられる。
分草用切断装置35とリール12のリール取付アーム51との間には内側ガイド52を設けているので、分草用切断装置35により分草した作物をリール12に寄せ、リール12による掻込性能を向上させられる。
切断用フレーム36と切断刃37の外側には仕切板53を設けているので、分草用切断装置35で分草した未刈り状態の作物が刈取穀稈に再度絡むのを防止する。
内側ガイド52と仕切板53は一つの部品により構成しているので、構成を簡素にする。
内側ガイド52は、リール取付アーム51より下側になる部分をリール取付アーム51より内側に突出させているので、内側ガイド52による内側への誘導案内性能を向上させられる。
切断用フレーム36と切断刃37の外側には仕切板53を設けているので、分草用切断装置35で分草した未刈り状態の作物が刈取穀稈に再度絡むのを防止する。
内側ガイド52と仕切板53は一つの部品により構成しているので、構成を簡素にする。
内側ガイド52は、リール取付アーム51より下側になる部分をリール取付アーム51より内側に突出させているので、内側ガイド52による内側への誘導案内性能を向上させられる。
しかして、テーブル11は、後テーブル部28に対して着脱自在の前テーブル部30を、刈刃13の取付位置の変更した第1ユニット31と第2ユニット32とに構成し、第1ユニット31と第2ユニット32の何れかを後テーブル部28に取付け、前テーブル部30の側板6の後側上部には、後テーブル部28の側板6の後側係合部65Aの上面に上方から嵌合する断面下向き「コ」の字形状の係合部65を設けているので、前テーブル部30の係合部65を後テーブル部28の側板6の後側係合部65Aの上面に上方から嵌合させ、縦のボルト66により固定する。
そのため、前テーブル部30の係合部65を後テーブル部28の側板6の後側係合部65Aの上面にボルト66により固定するので、取付強度を向上させ、組立を容易にする。
また、前テーブル部30の係合部65が後テーブル部28の側板6の後側係合部65Aの上面に嵌合するので、係合部65の後端面は刈取穀稈の移動方向の下手側になり、係合部65の後端面に刈取穀稈が引っ掛かるのを防止でき、刈取作業を円滑に行うことができる。
そのため、前テーブル部30の係合部65を後テーブル部28の側板6の後側係合部65Aの上面にボルト66により固定するので、取付強度を向上させ、組立を容易にする。
また、前テーブル部30の係合部65が後テーブル部28の側板6の後側係合部65Aの上面に嵌合するので、係合部65の後端面は刈取穀稈の移動方向の下手側になり、係合部65の後端面に刈取穀稈が引っ掛かるのを防止でき、刈取作業を円滑に行うことができる。
また、前テーブル部30の係合部65を後テーブル部28の側板6の後側係合部65Aの上面に上方から嵌合させ、縦のボルト66により固定するので、重量物である前テーブル部30を横からボルトにより固定する方法に比し、簡単に作業できる。
また、前テーブル部30の係合部65を後テーブル部28の側板6の後側係合部65Aの上面に上方から嵌合させると、前テーブル部30は係合部65と後側係合部65Aにより支持されるので、片側の係合部65をボルト66により後側係合部65Aに固定し、次に、残りの係合部65を上方から後テーブル部28の側板6の後側係合部65Aに嵌合させて固定することができるので、一人でも取付作業を行える。
この点、前テーブル部30の側板と後テーブル部28の側板とを横方向からボルトによる固定する従来の組み立構成では、前テーブル部30を支持する作業者とボルト締め作業者の二人の作業者が必要となり、組立作業が容易でないが、本願ではユニットの交換作業を容易に行える。
また、前テーブル部30の係合部65を後テーブル部28の側板6の後側係合部65Aの上面に上方から嵌合させると、前テーブル部30は係合部65と後側係合部65Aにより支持されるので、片側の係合部65をボルト66により後側係合部65Aに固定し、次に、残りの係合部65を上方から後テーブル部28の側板6の後側係合部65Aに嵌合させて固定することができるので、一人でも取付作業を行える。
この点、前テーブル部30の側板と後テーブル部28の側板とを横方向からボルトによる固定する従来の組み立構成では、前テーブル部30を支持する作業者とボルト締め作業者の二人の作業者が必要となり、組立作業が容易でないが、本願ではユニットの交換作業を容易に行える。
前テーブル部30の側板6と後テーブル部28の側板6との当接面には、側板6に対して交差方向に設けた当接平坦面67を設け、前テーブル部30の当接平坦面67と後テーブル部28の当接平坦面67を前後に当接させて、両者を前後方向のボルト68により固定するので、前テーブル部30の後側上部を、係合部65により後テーブル部28の後側係合部65Aの上面に固定し、前テーブル部30の側板6の後縁の当接平坦面67を後テーブル部28の前縁の当接平坦面67に当接させることになり、係合部65および後側係合部65Aと当接平坦面67の二カ所により前テーブル部30の重量を支持でき、支持強度を向上させられる。
また、前テーブル部30の後側上部を、係合部65により後テーブル部28の後側係合部65Aの上面に固定してから、前テーブル部30の当接平坦面67を後テーブル部28の当接平坦面67に当接させてボルト68により固定すればよいので、取付作業が容易になり、一人での前テーブル部30と後テーブル部28の交換作業を行える。
また、前テーブル部30の後側上部を、係合部65により後テーブル部28の後側係合部65Aの上面に固定してから、前テーブル部30の当接平坦面67を後テーブル部28の当接平坦面67に当接させてボルト68により固定すればよいので、取付作業が容易になり、一人での前テーブル部30と後テーブル部28の交換作業を行える。
また、第2ユニット32を後テーブル部28に装着した場合には、刈取装置4のリール12の左側の分草用切断装置35の切断用フレーム36の下部は、前テーブル部30の側板6側に取付け、切断用フレーム36の上部に先端を取付けた支持フレーム41は後テーブル部28の側板6側に着脱自在に取付けているので、支持フレーム41の基部を後テーブル部28の側板6側から外すと、前テーブル部30は分草用切断装置35ごと後テーブル部28から取り外すことができ、着脱を容易にする。
また、前テーブル部30の左右の側板6の後側下部には、後方に突出して下部取付孔69を有する下部取付部70を夫々設けているので、下部取付部70を後テーブル部28の側板6の前端にボルト68により固定する。
そのため、係合部65と当接平坦面67に加えて下部取付部70により、上中下の三カ所の取付面により強固に支持固定される。
また、前テーブル部30の左右の側板6の後側下部には、後方に突出して下部取付孔69を有する下部取付部70を夫々設けているので、下部取付部70を後テーブル部28の側板6の前端にボルト68により固定する。
そのため、係合部65と当接平坦面67に加えて下部取付部70により、上中下の三カ所の取付面により強固に支持固定される。
また、後テーブル部28の底板9の前端は下部取付面71に形成しているので、第1ユニット31の場合、下部取付面71に刈刃13の刈刃フレーム(図示省略)を取付け、第2ユニット32の場合、前テーブル部30の底板9の後端面をボルト68で固定でき、第1ユニット31と第2ユニット32の両者において後テーブル部28の底板9の下部取付面71を活用でき、夫々合理的な構成となる。
第1ユニット31と第2ユニット32の刈刃13の下方には刈刃ガード72を設けているので、刈刃13を、テーブル11の側板6より未刈り穀稈側の外側まで摺動する構成としてテーブル11内の穀稈の刈り残しを防止しても、この側板6の外側に移動する刈刃13がテーブル11の側板6の外側にある未刈り穀稈の切断するのを刈刃ガード72により防止する。
走行装置2のクローラ73の前方の前記第2ユニット32の底板9の部位には、下方に突出するガイド体74を設けているので、ガイド体74が圃場に残った切断株を押しつぶすので、クローラ73の損傷を防止する。
第1ユニット31と第2ユニット32の刈刃13の下方には刈刃ガード72を設けているので、刈刃13を、テーブル11の側板6より未刈り穀稈側の外側まで摺動する構成としてテーブル11内の穀稈の刈り残しを防止しても、この側板6の外側に移動する刈刃13がテーブル11の側板6の外側にある未刈り穀稈の切断するのを刈刃ガード72により防止する。
走行装置2のクローラ73の前方の前記第2ユニット32の底板9の部位には、下方に突出するガイド体74を設けているので、ガイド体74が圃場に残った切断株を押しつぶすので、クローラ73の損傷を防止する。
しかして、刈取装置4のリール12は、左右一対の取付アーム51の先端に取付け、取付アーム51の基部はテーブル11に支持軸筒76により上下回動自在に取付け、支持軸筒76は軸筒により構成し、支持軸筒76には回転軸77を二重軸状態に挿通し、回転軸77の右側に出力プーリー78を設け、リール12はテーブル11の走行方向の右側(既刈地側)から回転伝動を受ける構成としているので、リール12の回動支点に歯車81を配置でき、チェン82の張力にリール12の上下の影響を受けない。
また、搬送エレベーター14からオーガ8および刈刃13へ伝動する第1伝動部Dを、テーブル11の左側に配置し、第1伝動部Dからリール12へ駆動を伝達する回転軸77をテーブル11の後板10の上部に配置しているので、刈取装置4の前後長を短くでき、コンバインをコンパクトに構成して機動性を高めることができる。
回転軸77の左側には入力歯車81を設けて、入力歯車81とオーガ8のオーガ回転軸8Aの歯車83との間にチェン82を掛け回しているので、オーガ8と刈刃13の駆動機構は刈取装置4の左側に配置され、リール12はオーガ8からの回転の入力を左側から受けるが、入力された駆動回転はテーブル11の右側でリール12に伝達される。
また、搬送エレベーター14からオーガ8および刈刃13へ伝動する第1伝動部Dを、テーブル11の左側に配置し、第1伝動部Dからリール12へ駆動を伝達する回転軸77をテーブル11の後板10の上部に配置しているので、刈取装置4の前後長を短くでき、コンバインをコンパクトに構成して機動性を高めることができる。
回転軸77の左側には入力歯車81を設けて、入力歯車81とオーガ8のオーガ回転軸8Aの歯車83との間にチェン82を掛け回しているので、オーガ8と刈刃13の駆動機構は刈取装置4の左側に配置され、リール12はオーガ8からの回転の入力を左側から受けるが、入力された駆動回転はテーブル11の右側でリール12に伝達される。
そのため、リール12の駆動を刈取装置4の右側に配置しているので、回り刈り時のリール12の駆動部分の既刈地側への張り出し量を少なくでき、回り刈り時の障害発生を抑制する。
即ち、オーガ8と刈刃13の駆動機構に比し、高位置にあるリール12の伝動機構を右側に配置することで、未刈り穀稈への影響を抑制する。
また、回転軸77の入力歯車81とオーガ8のオーガ回転軸8Aの歯車83との間にチェン82を掛け回しているので、減速比を最適にしてリール12を駆動させられる。
即ち、リール12に回転入力する回転軸77の入力歯車81を大径にすることにより、オーガ8の歯車83との減速比を最適にできる。
即ち、オーガ8と刈刃13の駆動機構に比し、高位置にあるリール12の伝動機構を右側に配置することで、未刈り穀稈への影響を抑制する。
また、回転軸77の入力歯車81とオーガ8のオーガ回転軸8Aの歯車83との間にチェン82を掛け回しているので、減速比を最適にしてリール12を駆動させられる。
即ち、リール12に回転入力する回転軸77の入力歯車81を大径にすることにより、オーガ8の歯車83との減速比を最適にできる。
また、リール12に至る伝動経路中のテーブル11の後板10の上部に回転軸77を配置しているので、入力歯車81の取付および作動スペースを、後板10の下部に比し大きくとれ、その分、入力歯車81の径を大きくすることができ、一層、回転軸77の入力歯車81とオーガ8の歯車83との減速比を最適にできる。
なお、前記した各実施例は、理解を容易にするために、個別または混在させて図示および説明しているが、これらの実施例は夫々種々組合せ可能であり、これらの表現によって、構成・作用等が限定されるものではなく、また、相乗効果を奏する場合も勿論存在する。
なお、前記した各実施例は、理解を容易にするために、個別または混在させて図示および説明しているが、これらの実施例は夫々種々組合せ可能であり、これらの表現によって、構成・作用等が限定されるものではなく、また、相乗効果を奏する場合も勿論存在する。
1…機体フレーム、2…走行装置、3…脱穀装置、4…刈取装置、5…グレンタンク、6…側板、7…操縦部、8…オーガ、8A…オーガ回転軸8A、9…底板、10…後板、11…テーブル、12…リール、13…刈刃、14…搬送エレベーター、24…アーム、25…ロッド、26…伝動軸、27…変換機構、28…後テーブル部、29…分草体、30…前テーブル部、31…第1ユニット、32…第2ユニット、35…分草用切断装置、36…切断用フレーム、37…切断刃(移動刃)、38…アーム、39…駆動部、40…ロッド、41…支持フレーム、41A…ステー、43…ヨーク部、44…シャフト部、45…接合部材、47…上下用シリンダ、48…支持部、51…リール取付アーム、51A…リールフレーム、52…内側ガイド、53…仕切板、55…入力プーリー、56…ベルト、57…カバー、60…ガイド体、61…傾斜面部、65…係合部、65A…後側係合部、66…ボルト、67…当接平坦面、68…ボルト、72…刈刃ガード、73…クローラ、74…ガイド体、76…支持軸筒、77…回転軸、78…出力プーリー、81…歯車、82…チェン、83…歯車、84…従動軸、85…駆動軸、86…入力軸、87、88…歯車、89…チェン、90…歯車、D…第1伝動部、E…第2伝動部。
Claims (4)
- 走行装置(2)の上側に脱穀装置(3)を設け、該脱穀装置(3)の前方に、操縦部(7)の左側方に位置する搬送エレベーター(14)で支持された刈取装置(4)を設け、該刈取装置(4)を、左右の側板(6)と底板(9)と後板(10)により構成したテーブル(11)に、分草体(29)とリール(12)と刈刃(13)とオーガ(8)を設けた構成とし、前記搬送エレベーター(14)側から前記オーガ(8)および前記刈刃(13)へ伝動する第1伝動部(D)を前記テーブル(11)の左側に配置し、前記リール(12)を駆動する第2伝動部(E)をテーブル(11)の右側に配置し、前記第1伝動部(D)からの駆動力を第2伝動部(E)へ伝達する回転軸(77)を前記テーブル(11)の後板(10)の上部に配置したコンバイン。
- 請求項1記載の発明において、前記リール(12)を取付アーム(51)に回転自在に支持し、前記回転軸(77)を取付アーム(51)の上下回動軸心となる支持軸筒(76)に内装したコンバイン。
- 請求項1または請求項2記載の発明において、前記回転軸(77)を、前記オーガ(8)のオーガ回転軸(8A)から駆動する構成としたコンバイン。
- 請求項1または請求項2または請求項3記載の発明において、前記テーブル(11)の左側に刈取穀稈を未刈り穀稈を切断分草する分草用切断装置(35)を設け、前記第1伝動部(D)にはエンジンからの一定方向回転を往復回動運動に変換させる変換機構(27)を備え、該変換機構(27)によって駆動される前後方向の伝動軸(26)の先端部から前記刈刃(13)と分草用切断装置(35)へ駆動力を伝達する構成としたコンバイン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013014199A JP2014143948A (ja) | 2013-01-29 | 2013-01-29 | コンバイン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013014199A JP2014143948A (ja) | 2013-01-29 | 2013-01-29 | コンバイン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2014143948A true JP2014143948A (ja) | 2014-08-14 |
Family
ID=51424748
Family Applications (1)
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JP2013014199A Pending JP2014143948A (ja) | 2013-01-29 | 2013-01-29 | コンバイン |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2014143948A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108353614A (zh) * | 2018-04-28 | 2018-08-03 | 山东省农业可持续发展研究所 | 一种高秆作物刈割搂草设备 |
-
2013
- 2013-01-29 JP JP2013014199A patent/JP2014143948A/ja active Pending
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