JP5853058B2 - 時間−デジタル変換機 - Google Patents

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Description

本発明は時間―デジタル変換機に関する。
時間−デジタル変換機(Time to Digital Converter、TDC)は時間情報をデジタルコードに変換する回路ブロックである。時間−デジタル変換機に開始信号と中止信号とが入力されれば、前記時間―デジタル変換機は開始信号と中止信号との間の時間差を測定してデジタルコードに出力する。
一般的な時間―デジタル変換機は多数のディレイセルから構成されたディレイラインを利用する。このような時間―デジタル変換機はディレイラインに開始信号を所定時間程度遅延させながら、中止信号と印加時間との前後を比較する。遅延された開始信号が中止信号より後に印加される場合、該当開始信号の遅延時間が開始信号と中止信号との間の時間差になり、時間―デジタル変換機は前記遅延時間に対応するデジタルコードを出力する。
従来の時間―デジタル変換機は出力するデジタルコードのビット数に比例してディレイラインを構成するディレイセルの数が増加する。その結果、変換しようとする2つの信号間の時間差が長くなるか、或いは高い解像度に時間差を変換しようとする場合、時間―デジタル変換機の出力ビット数が大きくなることにしたがって変換機に要求されるハードウェアが大きく増加されなければならなく、チップ面積及び消費電力量も急激に増加する問題が発生する。
韓国特許公開第10−2008−0094693号公報
発明が解決しようする課題
本発明の実施形態はより少ないハードウェアでより大きい出力ビット数を得るための時間―デジタル変換機を提供することを目的とする。
本発明の実施形態は出力ビット数の増加にしたがうチップ面積及び消費電力量の増加を最小化する時間―デジタル変換機を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態による時間−デジタル変換機は、第1ディレイラインを利用して開始信号と中止信号との間の時間差を第1時間単位に測定する第1測定部と、第2ディレイライン及び第3ディレイラインを利用して前記中止信号と前記第1ディレイラインによって遅延された開始信号との間の時間差を第2時間単位に測定し、前記第2ディレイラインに含まれた1つのディレイセルの出力信号は、前記第3ディレイラインに含まれた2以上のディレイセルの出力信号と比較される第2測定部と、前記第1測定部及び前記第2測定部の測定結果に基づいて前記開始信号と前記中止信号との間の最終時間差をデジタルコードに出力する出力部と、を包含することができる。
前記第1測定部は、前記開始信号を受信し、入力信号を前記第1時間単位程度遅延させるディレイセルの多数個が従属連結された第1ディレイラインと、前記第1ディレイラインのディレイセルによって遅延された開始信号の印加時間を前記中止信号の印加時間と比較してデジタル信号を出力する多数の時間比較器と、前記時間比較器が出力したデジタル信号にしたがって前記多数のディレイセルによって遅延された開始信号の中で1つを選択するマルチプレクサーと、を包含することができる。
前記時間比較器は、前記ディレイセルによって遅延された開始信号を前記中止信号より先に受信した場合、論理レベルが1であるデジタル信号を出力し、前記ディレイセルによって遅延された開始信号を前記中止信号より後に受信した場合、論理レベルが0であるデジタル信号を出力することができる。
前記時間比較器は、前記ディレイセルによって遅延された開始信号をデータに受信し、前記中止信号をクロックとして受信したDフリップフロップであり得る。
前記マルチプレクサーは、論理レベルが0であるデジタル信号を出力する時間比較器が受信した遅延された開始信号の中で最も先ず印加される信号を選択して前記第2測定部に提供することができる。
前記マルチプレクサーは、ディレイセルの出力信号と、該当ディレイセルの出力信号を受信した時間比較器の出力信号を反転させた信号と、該当時間比較器の前端に位置した以前時間比較器の出力信号とを受信してAND演算する多数のANDゲートを包含することができる。
前記第2測定部は、前記第1ディレイラインによって遅延された開始信号を受信し、入力信号を第2遅延時間程度遅延させるディレイセルの多数個が従属連結された第2ディレイラインと、前記中止信号を受信し、入力信号を第3遅延時間程度遅延させるディレイセルの多数個が従属連結された第3ディレイラインと、前記第2ディレイラインのディレイセルによって遅延された開始信号の印加時間を前記第3ディレイラインのディレイセルによって遅延された中止信号の印加時間と比較してデジタル信号を出力する多数の時間比較器と、を包含することができる。
前記第2時間単位は、前記第3遅延時間と前記第2遅延の時との間の時間差であり得る。
前記第1時間単位は、前記第2時間単位よりさらに大きくなり得る。
前記多数の時間比較器は、前記第2ディレイラインから出力された1つの遅延された開始信号を前記第3ディレイラインから出力された多数の遅延された中止信号と比較するように構成され得る。
前記時間比較器は、前記第3ディレイラインのディレイセルによって遅延された中止信号を前記第2ディレイラインのディレイセルによって遅延された開始信号より先に受信した場合、論理レベルが1であるデジタル信号を出力し、前記第3ディレイラインのディレイセルによって遅延された中止信号を前記第2ディレイラインのディレイセルによって遅延された開始信号より後に受信した場合、論理レベルが0であるデジタル信号を出力することができる。
前記時間比較器は、前記第3ディレイラインのディレイセルによって遅延された中止信号をデータに受信し、前記第2ディレイラインのディレイセルによって遅延された開始信号をクロックに受信したDフリップフロップであり得る。
前記ディレイセルは、前記開始信号を前記第1時間単位の一部程度遅延させる第1サブディレイセルと、前記第1サブディレイセルによって遅延された開始信号を前記第1時間単位の残る程度さらに遅延させる第2サブディレイセルと、を包含することができる。
前記マルチプレクサーは、第1サブディレイセルの出力信号と、該当第1サブディレイセルに入力される開始信号を受信する時間比較器の出力信号を反転させた信号と、該当時間比較器の前端に位置した以前時間比較器の出力信号を受信してAND演算する多数のANDゲートを包含することができる。
前記出力部は、前記第1測定部で測定された開始信号と中止信号との間の時間差で、前記第2測定部で測定された中止信号と第1ディレイラインによって遅延された開始信号との間の時間差を減算して前記最終時間差を計算する計算部を包含することができる。
本発明の一実施形態による時間―デジタル変換機は、
多数の第1ディレイセルが従属接続されて構成され、開始信号を受信して前記第1ディレイセルを通る時毎に前記開始信号を第1遅延時間程度遅延させて出力する第1ディレイラインと、前記第1ディレイセルの出力信号と中止信号とを受信して2つの信号の印加時間を比較する多数の第1時間比較器と、前記第1時間比較器の出力信号を利用して前記多数の第1ディレイセルの出力信号の中で前記中止信号より印加時間が遅くなりながら、前記中止信号との時間差が最も小さい信号を選択するマルチプレクサーと、多数の第2ディレイセルが従属接続されて構成され、前記マルチプレクサーが選択した信号を受信して前記第2ディレイセルを通る時毎に前記マルチプレクサーが選択した信号を第2遅延時間程度遅延させて出力する第2ディレイラインと、多数の第3ディレイセルが従属接続されて構成され、前記中止信号を受信して、前記第3ディレイセルを通る時毎に前記中止信号を第3遅延時間程度遅延させて、出力する第3ディレイラインと、前記第2ディレイセルの出力信号と前記第3ディレイセルの出力信号を受信して、2つの信号の印加時間を比較する多数の第2時間比較器と、を含み、前記第2ディレイセルと前記第3ディレイセルとは、2次元座標平面を構成する各軸に対応し、前記多数の第2時間比較器は、前記2次元座標平面上の2次元座標に対応することができる。
前記第1時間比較器は、前記第1ディレイセルの出力信号をデータに受信し、前記中止信号をクロックに受信し、前記第1ディレイセルの出力信号を前記中止信号より先に受信すれば、論理レベルが1であるデジタル信号を出力し、前記第1ディレイセルの出力信号を前記中止信号より後に受信すれば、論理レベルが0であるデジタル信号を出力するDフリップフロップであり得る。
前記マルチプレクサーは、第1ディレイセルの出力信号と、該当第1ディレイセルの出力信号を受信した第1時間比較器の出力信号を反転させた信号と、該当第1時間比較器の前端に位置した以前第1時間比較器の出力信号を受信してAND演算する多数のANDゲートを包含することができる。
前記第2時間比較器は、前記第3ディレイセルの出力信号をデータに受信し、前記第2ディレイセルの出力信号をクロックに受信し、前記第3ディレイセルの出力信号を前記第2ディレイセルの出力信号より先に受信すれば、論理レベルが1であるデジタル信号を出力し、前記第3ディレイセルの出力信号を前記第2ディレイセルの出力信号より後に受信すれば、論理レベルが0であるデジタル信号を出力するDフリップフロップであり得る。
前記第1ディレイセルは、前記開始信号を前記第1遅延時間の半分程度遅延させる第1サブディレイセルと、前記第1サブディレイセルによって遅延された開始信号を前記第1遅延の時間の半分程度さらに遅延させる第2サブディレイセルと、を包含することができる。
前記マルチプレクサーは、第1サブディレイセルの出力信号と、該当第1サブディレイセルに入力される開始信号を受信する第1時間比較器の出力信号を反転させた信号と、該当第1時間比較器の前端に位置した以前第1時間比較器の出力信号を受信して、AND演算する多数のANDゲートを包含することができる。
前記時間―デジタル変換機は、前記第1時間比較器及び前記第2時間比較器の出力信号に基づいて前記開始信号と前記中止信号との間の時間差をデジタルコードに出力する出力部をさらに包含することができる。
前記出力部は、サーモメータコード(Thermometer code)をバイナリコード(binary code)に変換するエンコーダーを包含することができる。
本発明の他の実施形態による時間―デジタル変換機は、開始信号と中止信号との間のクロック数を測定するクロック数測定部と、前記中止信号を遅延させて遅延信号を出力するインターフェイス部と、前記中止信号と前記遅延信号との間の時間差を測定してデジタルコードに変換する変換部と、前記クロック数と前記時間差に基づいて前記開始信号と前記中止信号との間の時間差をデジタルコードに出力する出力ロジック部と、を含み、前記変換部は、第1ディレイラインを利用して前記中止信号と前記遅延信号との間の時間差を第1時間単位に測定する第1測定部と、第2ディレイライン及び第3ディレイラインを利用して前記遅延信号と前記第1ディレイラインによって遅延された中止信号との間の時間差を第2時間単位に測定し、前記第2ディレイラインに含まれた1つのディレイセルは、前記第3ディレイラインに含まれた2以上のディレイセルとマッチングされる第2測定部と、前記第1測定部及び前記第2測定部の測定結果に基づいて前記中止信号と前記遅延信号との間の最終時間差をデジタルコードに出力する出力部と、を包含することができる。
前記クロック数測定部は、前記開始信号と、前記中止信号を反転させた信号をAND演算してイネーブル信号を生成するANDゲートと、前記イネーブル信号とクロック信号を受信して、前記イネーブル信号が印加される間に入力されたクロックの数をカウンティングするカウンターと、を包含することができる。
前記インターフェイス部は、前記インターフェイス部は、前記中止信号をデータに受信し、クロック信号をクロックに受信する第1Dフリップフロップと、前記第1Dフリップフロップの出力信号をデータに受信し、前記クロック信号をクロックに受信して、前記遅延信号を出力する第2Dフリップフロップと、を包含することができる。
前記出力ロジック部は、前記クロック数に該当するビットに、前記インターフェイス部に含まれたDフリップフロップの数に該当するビットを加え、前記中止信号と前記遅延信号との間の時間差に該当するビットを減算することができる。
本発明の実施形態によれば、より少ないハードウェアでより大きい出力ビット数を得られる。
本発明の実施形態によれば、出力ビット数の増加にしたがうチップ面積及び消費電力量の増加を最小化することができる。
本発明の一実施形態による時間―デジタル変換機の例示的なブロック図である。 本発明の一実施形態による時間―デジタル変換機の例示的な回路図である。 本発明の一実施形態によるマルチプレクサーを示す例示的な回路図である。 本発明の一実施形態による時間―デジタル変換機の概念を説明するための例示的な図面である。 本発明の一実施形態による第2測定部の構成を説明するための例示的な図面である。 本発明の他の実施形態によるマルチプレクサーを示す例示的な回路図である。 本発明の一実施形態による第1測定部が遂行する動作を説明するための例示的なタイミング図である。 本発明の一実施形態にしたがって第3ディレイラインによって遅延される中止信号及び第2ディレイラインによって遅延される開始信号を例示的に示すタイミング図である。 本発明の一実施形態にしたがって第3ディレイラインによって遅延される中止信号及び第2ディレイラインによって遅延される開始信号を例示的に示すタイミング図である。 本発明の一実施形態による第2測定部が遂行する動作を説明するための例示的なタイミング図である。 本発明の他の実施形態による時間―デジタル変換機の例示的なブロック図である。 本発明の他の実施形態による時間―デジタル変換機の例示的な回路図である。 本発明の他の実施形態による時間―デジタル変換機の動作を説明するための例示的なタイミング図である。
本発明の他の長所及び特徴、そしてそれらを達成する方法は添付される図面と共に詳細に後述される実施形態を参照すれば、明確になる。しかし、本発明は以下で開示される実施形態に限定されることではなく、互に異なる多様な形態に具現でき、単なる本実施形態は本発明の開示が完全になるようにし、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されることであり、本発明は請求項の範疇によって定義されるだけである。
もし、定義されなかったとしも、ここで使用されるすべての用語(技術或いは科学用語を包含)はこの発明が属する従来技術で普遍的な技術によって一般的に収容されることと同一の意味を有する。一般的な辞書によって定義された用語は関連された技術及び/或いは本出願の本文に意味することと同一な意味を有することと解釈され得り、そしてここで明確に定義された表現ではなくても概念化されるか、或いは過度に形式的に解釈されないべきである。
本明細書で使用された用語は実施形態を説明するためのことであり、本発明を制限しようとすることではない。本明細書で単数形は文句で特別に言及しない限り複数形も含む。明細書で使用される‘含む’及び/又はこの動詞の多様な活用形、例えば‘包含’‘包含する’、‘含み’、‘包含し’等は言及された造成、成分、構成要素、段階、動作及び/又は素子は1つ以上の他の造成、成分、構成要素、段階、動作及び/又は素子の存在又は追加を排除しない。本明細書で‘及び/又は’という用語は羅列された構成各々又はこれらの多様な組合を示す。
本発明の実施形態は互に異なる時間単位に2つの信号の時間差を変換する2つの測定部を含んで時間―デジタル変換機を構成することができる。そして、前記2つの測定部の中で1つの測定部は1つのディレイラインを利用して1次元の時間―デジタル変換部を構成でき、他の1つの測定部は2つのディレイラインを利用して2次元の時間―デジタル変換部を構成することができる。
以下、本明細書に添付された図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態による時間―デジタル変換機の例示的なブロック図である。
図1に示したように、前記時間―デジタル変換機100は第1測定部110及び第2測定部120を包含することができる。前記第1測定部110は開始信号と中止信号との間の時間差を第1時間単位に測定することができる。前記第2測定部120は中止信号と遅延された開始信号との間の時間差を第2時間単位に測定することができる。
本発明の一実施形態によれば、前記時間―デジタル変換機100は出力部130をさらに包含することができる。前記出力部130は前記第1測定部110及び前記第2測定部120の測定結果に基づいて開始信号と中止信号との間の最終時間差をデジタルコードに出力することができる。
図2は本発明の一実施形態による時間―デジタル変換機100の例示的な回路図である。
図2に示したように、前記時間―デジタル変換機100は第1測定部110及び第2測定部120を包含することができる。前記第1測定部110は第1ディレイライン111を利用して、開始信号INと中止信号INとの間の時間差を第1時間単位に測定することができる。前記第2測定部120は第2ディレイライン121及び第3ディレイライン122を利用して、中止信号INと前記第1ディレイライン111によって遅延された開始信号との間の時間差を第2時間単位に測定することができる。
本発明の一実施形態によれば、前記第1測定部110は開始信号INを第1時間単位T程度遅延させるディレイセル111、111、111、・・・、111を多数個を含む第1ディレイライン111、前記第1ディレイラインのディレイセル111、111、111、・・・、111によって遅延された開始信号の印加時間を中止信号INの印加時間と比較してデジタル信号を出力する多数の時間比較器112、112、・・・、112、及び前記時間比較器が出力したデジタル信号にしたがって前記多数のディレイセル111、111、111、・・・、111によって遅延された開始信号の中で1つを選択するマルチプレクサー113を包含することができる。
図2に示したように、前記第1ディレイライン111は開始信号INを第1遅延時間T程度遅延させる多数のディレイセル(以下、第1ディレイセル)111、111、111、・・・、111が従属接続されて構成され得る。その結果、前記第1ディレイライン111に入力された開始信号INは第1ディレイセルを通る時毎に印加時間が第1遅延時間T程度遅延され得る。
例えば、第1番目の第1ディレイセル111を通った開始信号は入力された開始信号より印加時間がT程度遅くなり、第2番目の第1ディレイセル111を通った開始信号は入力された開始信号より印加時間が2T程度遅くなり得る。
前記時間比較器(以下、第1時間比較器112、112、・・・、112は第1ディレイセル111、111、111、・・・、111によって遅延された開始信号の印加時間を中止信号INの印加時間と比較してデジタル信号を出力することができる。
本発明の一実施形態によれば、前記第1時間比較器112、112、・・・、112は第1ディレイセル111、111、111、・・・、111によって遅延された開始信号を中止信号より先に受信した場合、論理レベルが1であるデジタル信号を出力し、第1ディレイセル111、111、111、・・・、111によって遅延された開始信号を中止信号より後に受信した場合、論理レベルが0であるデジタル信号を出力することができる。
例えば、図2に示したように、前記第1時間比較器112、112、・・・、112は第1ディレイセルによって遅延された開始信号をデータDとして受信し、中止信号をクロックCLKとして受信したDフリップフロップであり得る。
図2に図示された第1時間比較器112、112、・・・、112は遅延された開始信号が中止信号より先に印加される場合、論理レベルが1であるデジタル信号を出力し、遅延された開始信号が中止信号より後に印加される場合、論理レベルが0であるデジタル信号を出力するように構成されたが、実施形態にしたがって前記第1時間比較器は遅延された開始信号が中止信号より先に印加されれば、論理レベルが0であるデジタル信号を出力し、遅延された開始信号が中止信号より後に印加されれば、論理レベルが1であるデジタル信号を出力するように構成されることもあり得る。
一実施形態によれば、各々の第1時間比較器は各々の第1遅延セルに対応することができる。
例えば、図2に示したように、第1番目の第1時間比較器112は第1番目の第1遅延セル111の出力信号を受信して中止信号と比較し、第2番目の第1時間比較器112は第2番目の第1遅延セル111の出力信号を受信して中止信号と比較し、l番目の第1時間比較器112はl番目の第1遅延セル111の出力信号を受信して中止信号と比較することができる。
前記マルチプレクサー113は第1時間比較器112、112、・・・、112が出力したデジタル信号にしたがって多数の第1ディレイセル111、111、111、・・・、111によって遅延された開始信号の中で1つを選択することができる。
本発明の一実施形態によれば、前記マルチプレクサー113は論理レベルが0であるデジタル信号を出力する時間比較器が受信した遅延された開始信号の中で最も先ず印加される信号を選択することができる。
例えば、図2に図示された実施形態で、第2番目の第1遅延セル111によって遅延された開始信号から前記中止信号より後に印加される場合、第1番目の第1時間比較器112は論理レベルが1であるデジタル信号を出力し、第2番目の乃至第l番目の第1時間比較器112乃至112は論理レベルが0であるデジタル信号を出力することができる。この場合、前記マルチプレクサー113は第2番目の乃至l番目の第1時間比較器112乃至112が受信される信号の中で最も先に印加される信号、即ち第2番目の第1遅延セル111が出力する信号を選択して第2測定部120に提供することができる。
図3は本発明の一実施形態によるマルチプレクサー113を示す例示的な回路図である。
図3に示したように、前記マルチプレクサー113は第1ディレイセルの出力信号と、該当ディレイセルの出力信号を受信した第1時間比較器の出力信号を反転させた信号と、該当第1時間比較器の前端に位置した以前に第1時間比較器の出力信号を受信してAND演算する多数のANDゲート113、113、113、・・・、113を包含することができる。
前記ANDゲート113は対応する第1時間比較器の出力信号Qが0であり、前記対応する第1時間比較器の前端に位置した以前第1時間比較器の出力信号Qn−1が1である場合に、対応する第1遅延セルの出力信号を出力することができる。
このような構成に、前記マルチプレクサー113は第1時間比較器112、112、・・・、112の出力信号を利用して多数の第1ディレイセル111、111、111、・・・、111の出力信号の中で中止信号INより印加時間が遅くなりながら、前記中止信号との時間差が最も小さい信号を選択することができる。
図3に図示された実施形態は前記マルチプレクサー113が多数のAND素子を含んで構成されるが、実施形態にしたがって第1ディレイセルの出力信号の中で中止信号より印加時間が遅くなりながら、前記中止信号との時間差が最も小さい信号を出力することができる他の回路構成から構成されることもあり得る。
再び図2を参照すれば、前記第2測定部120は第2ディレイライン121及び第3ディレイライン122を利用して、中止信号INと第1ディレイライン111によって遅延された開始信号との間の時間差を第2時間単位に測定することができる。
本発明の一実施形態によれば、前記第2測定部120は第1ディレイライン111によって遅延された開始信号を第2遅延時間T程度遅延させるディレイセル121、121、121、・・・、121を多数個を含む第2ディレイライン121、中止信号INを第3遅延時間T程度遅延させるディレイセル122、122、・・・、122を多数個を含む第3ディレイライン122、及び前記第2ディレイライン121のディレイセル121、121、121、・・・、121によって遅延された開始信号の印加時間を前記第3ディレイライン122のディレイセル122、122、・・・、122によって遅延された中止信号の印加時間と比較してデジタル信号を出力する多数の時間比較器123、・・・、123mnを包含することができる。
図2に示したように、前記第2ディレイライン121は第2遅延時間Tを有する多数のディレイセル(以下、第2ディレイセル)121、121、121、・・・、121が従属接続されて構成され得る。その結果、前記第2ディレイライン121に入力された信号は第2ディレイセルを通る時毎に印加時間が第2遅延時間T程度遅延され得る。
また、前記第3ディレイライン122は第3遅延時間Tを有する多数のディレイセル(以下、第3ディレイセル)122、122、・・・、122が従属接続されて構成され得る。その結果、前記第3ディレイライン122に入力された中止信号INは第3ディレイセルを通る時毎に印加時間が第3遅延時間T程度遅延され得る。
図2に示したように、本発明の一実施形態によれば、1つの第2ディレイセルは2以上の第3ディレイセルとマッチングされることができる。言い換えれば、1つの第2ディレイセルが出力した信号は多数の第3ディレイセルが出力した信号と印加時間とが比較され得る。
例えば、第1番目の第2ディレイセル121が出力した信号は第1番目の第3ディレイセル122が出力した信号のみでなく、第2番目乃至第n番目の第3ディレイセル122乃至122が出力した信号と比較されることもあり得る。
このような信号の多重比較は、第2測定部120の時間比較器(以下、第2時間比較器)123、・・・、123mnが第2ディレイライン121と第3ディレイライン122とによって構成される2次元座標平面上の座標に対応するように包含されることによって具現され得る。
図2を参照して説明すれば、前記第2ディレイライン121及び前記第3ディレイライン122は各々の第2測定部120の2次元座標平面を構成するx軸及びy軸に対応することができる。この場合、前記第2ディレイラインに含まれる第2ディレイセル121乃至121はx軸座標に対応することができ、前記第3ディレイラインに含まれる第3ディレイセル122乃至122はy軸座標に対応することができる。
そして、前記第2時間比較器123乃至123mnは第2測定部120の2次元座標平面上のx、y座標点に対応することができる。例えば、第1番目の第2時間比較器123は2次元座標平面上の座標1、1に対応することができ、第2番目の第2時間比較器123は座標2、1に対応することができる。
本発明の一実施形態によれば、前記第2時間比較器123乃至123mnは第3ディレイセル122乃至122によって遅延された中止信号を第2ディレイセル121乃至121によって遅延された開始信号より先に受信した場合、論理レベルが1であるデジタル信号を出力し、第3ディレイセル122乃至122によって遅延された中止信号を第2ディレイセル121乃至121によって遅延された開始信号より後に受信した場合、論理レベルが0であるデジタル信号を出力することができる。
例えば、図2に示したように、前記第2時間比較器123乃至123mnは第3ディレイセル122乃至122によって遅延された中止信号をデータDとして受信し、第2ディレイセル121乃至121によって遅延された開始信号をクロックCLKとして受信したDフリップフロップであり得る。
図2に図示された第2時間比較器123乃至123mnは遅延された中止信号が遅延された開始信号より先に印加される場合、論理レベルが1であるデジタル信号を出力し、遅延された中止信号が遅延された開始信号より後に印加される場合、論理レベルが0であるデジタル信号を出力するように構成されたが、実施形態にしたがって前記第2時間比較器は遅延された中止信号が遅延された開始信号より先に印加されれば、論理レベルが0であるデジタル信号を出力し、遅延された中止信号が遅延された開始信号より後に印加されれば、論理レベルが1であるデジタル信号を出力するように構成されることもあり得る。
前述したように、本発明の一実施形態による時間―デジタル変換機100が、第1ディレイライン111を含む第1測定部110と、第2ディレイライン121及び第3ディレイライン122を利用して2次元に構成された第2測定部120とを包含するように構成されることによって、所定の出力ビット数を得るために要求されるハードウェア、例えばディレイセルの数が大きく減少され得る。
図4は本発明の一実施形態による時間―デジタル変換機100の概念を説明するための例示的な図面である。
本発明の一実施形態による時間―デジタル変換機100は第1乃至第3ディレイライン111、121、122を利用して3次元の時間−デジタル変換空間を構成することができる。
図4を参照して説明すれば、第1ディレイライン111は時間―デジタル変換空間のz軸に対応することができ、第2ディレイライン121はx軸に対応することができ、第3ディレイライン122はy軸に対応することができる。また、各軸の座標は各々のディレイラインに含まれたディレイセルに対応することができる。
本発明の一実施形態による時間―デジタル変換機100は、開始信号INと中止信号INが入力されれば、先ず第1測定部110で第1ディレイライン111にしたがって開始信号を第1遅延時間T程度遅延させながら、開始信号と中止信号との間の時間差を第1時間単位Tに測定することができる。
その結果、図4で開始信号INと中止信号INとの間の時間差に対応するz軸座標が決定され得る。例えば、第2番目の第1遅延セル111によって遅延された開始信号から中止信号より後に印加される場合、z軸座標は第2番目の第1遅延セル111に対応するz=2に決定され得る。
このようにz軸座標が決定されれば、z軸と垂直になる平面が決定され、前記時間―デジタル変換機100は第2測定部120を通じて前記面上で開始信号INと中止信号INとの間の時間差に対応する2次元座標x、yを決定することができる。
図5は本発明の一実施形態による第2測定部120の構成を説明するための例示的な図面である。
前述したように、前記第2測定部120は時間―デジタル変換空間で2次元平面に対応することができる。図5に図示された平面はz=1に対応する平面として、前記平面上の座標は第3ディレイライン122によって遅延された中止信号と第2ディレイライン121によって遅延された開始信号とを比較する第2時間比較器123乃至123mnに対応することができる。
一実施形態によれば、y軸座標に対応する第3ディレイセル122乃至122は第3遅延時間T程度中止信号INを遅延させ、x軸座標に対応する第2ディレイセル121乃至121は第2遅延時間T程度開始信号を遅延させることができ、前記第3遅延時間Tは前記第2遅延時間Tよりさらに大きくなり得る(即ち、T>T)、言い換えれば、第2測定部120で中止信号INは第1ディレイライン111によって遅延された開始信号よりさらに長く遅延され得る。
一実施形態によれば、前記第1測定部110は開始信号INと中止信号INとの間の時間差を第1時間単位に測定し、前記第2測定部120は中止信号INと第1ディレイライン111によって遅延された開始信号との間の時間差を第2時間単位に測定することができる。
ここで、前記第1時間単位は第1ディレイセル111乃至111の遅延時間である第1遅延時間Tに該当し、前記第2時間単位は第3遅延時間Tと第2遅延時間Tとの時間差T−Tに該当することができる。
また、前記第1時間単位は前記第2時間単位よりさらに大きくなり得る。言い換えれば、第1測定部110は第2測定部120よりさらに大きい時間単位に2つの信号の間の時間差を測定することができる。
図4及び図5に示したように、第1遅延時間Tがa△であり、第3遅延時間Tがn△であり、第2遅延時間Tが(n−1)△に設定される場合、第1測定部110はa△の時間単位に開始信号と中止信号との間の時間差を測定し、第2測定部120はn△−(n−1)△=△の時間単位に中止信号と遅延された開始信号との間の時間差を測定することができる。
例えば、図5に示したように、座標1、1に対応する第1番目の第2時間比較器123はn△程度遅延された中止信号と(n−1)△程度遅延された開始信号との印加時間を比較し、座標2、2に対応する第2時間比較器123m+2は2n△程度遅延された中止信号と2(n−1)△程度遅延された開始信号との印加時間を比較することができる。このような方式に第2測定部120は△の時間単位に2つの信号間の時間差を測定することができる。
また、第2測定部120に含まれた第2ディレイライン121と第3ディレイライン122とが2次元座標平面を形成するように構成されることによって、言い換えれば、第2ディレイライン121に含まれた1つの第2ディレイセルが第3ディレイライン122に含まれた2以上の第3ディレイセルとマッチングされるように構成されることによって、本発明の実施形態はより少ないディレイセルとしてより多い出力ビット数を具現することができる。
例えば、10ビットの時間―デジタル変換機を具現する場合、2つのディレイラインに構成されたバーニヤ(vernier)時間―デジタル変換機は総2048個のディレイセルが必要である。しかし、本発明の実施形態による時間―デジタル変換機100は70乃至80個のディレイセルのみを使用しても10ビットのデジタルコードを出力することができる。その結果、時間―デジタル変換機を具現したチップの面積と消費電力量とが従来に比べて大きく減少するようになる。
さらに、本発明の実施形態によれば、所定の出力ビット数を得るために要求されるディレイラインの長さが短くなるので、ディレイラインで現われることができる予期しなかった遅延でよって時間―デジタル変換機の線形性が低下される点を改善することができる。線形
図6は本発明の他の実施形態によるマルチプレクサー113を示す例示的な回路図である。
図6に示したように、本発明の他の実施形態によれば、第1ディレイセル111乃至111は第1サブディレイセル1111a乃至111laと第2サブディレイセル1111b乃至111lbを包含することができる。
前記第1サブディレイセル1111a乃至111laは開始信号INを第1時間単位Tの一部程度遅延させることができる。前記第2サブディレイセル1111b乃至111lbは前記第1サブディレイセルによって遅延された開始信号を第1時間単位の残る程度さらに遅延させることができる。
一実施形態によれば、図6に示したように、前記第1サブディレイセル1111a乃至111laと前記第2サブディレイセル1111b乃至111lbとは第1時間単位の半分(T/2)程度信号を遅延させることができる。
また、図6に示したように、前記マルチプレクサー113は第1サブディレイセルの出力信号と、該当第1サブディレイセルに入力される開始信号を受信する第1時間比較器の出力信号Qnを反転させた信号と、該当第1時間比較器の前端に位置した以前に第1時間比較器の出力信号Qn−1を受信してAND演算をする多数のANDゲート1131乃至113lとを包含することができる。
このような第1及び第2サブディレイとマルチプレクサーとの構成は第2測定部120の測定範囲を拡張させることによって、ディレイラインやマルチプレクサーで発生できる予期しなかった遅延によって時間―デジタル変換機100の線形性が低下される問題を解決することができる。
再び図1を参照すれば、前記出力部130は第1測定部110と第2測定部120との測定結果に基づいて開始信号INと中止信号INとの間の最終時間差をデジタルコードに出力することができる。
本発明の一実施形態によれば、前記出力部130は前記第1測定部110で測定された開始信号INと中止信号INとの間の時間差で、前記第2測定部120で測定された中止信号INと第1ディレイライン111によって遅延された開始信号との間の時間差を減算して前記最終時間差を計算する計算部を包含することができる。
以下では本発明の一実施形態による時間―デジタル変換機100の動作を説明することによって、開始信号と中止信号との間の最終時間差を計算する過程を説明する。
図7は本発明の一実施形態による時間―デジタル変換機100の第1測定部110が遂行する動作を説明するための例示的なタイミング図である。
図7に図示された実施形態で、第1ディレイセル111乃至111は信号を60ps程度遅延させて出力し、開始信号と中止信号との間の時間差△tは145psであると仮定する。
第1測定部110に開始信号INと中止信号INとが入力されれば、第1ディレイライン111は前記開始信号INを第1遅延時間T、即ち60ps程度遅延させて出力することができる。
図7を参照して説明すれば、第1ディレイライン111に含まれた第1番目の第1ディレイセル111は開始信号INを60ps程度遅延させた、遅延された開始信号1を出力し、第2番目の第1ディレイセル111は前記遅延された開始信号1を60ps程度遅延させた、遅延された開始信号2を出力し、第3番目の第1ディレイセル111は前記遅延された開始信号2を60ps程度遅延させた、遅延された開始信号3を出力することができる。
この実施形態で、中止信号INは開始信号INより145ps程度遅く印加されるので、第1測定部110に含まれた第1番目の第1時間比較器112と第2番目の第1時間比較器112とは論理レベルが1であるデジタル信号を出力し、第3番目の第1時間比較器1123乃至第l番目の第1時間比較器112は論理レベルが0であるデジタル信号を出力することができる。
その結果、第1測定部110は開始信号INと中止信号INとの間の時間差を測定した結果に△t1=180psを提供することができる。
また、マルチプレクサー113は第1ディレイセル111乃至111の出力信号の中で中止信号INより印加時間が遅くなりながら、前記中止信号との時間差が最も小さい信号、即ち遅延された開始信号3を選択して第2測定部120に提供することができる。
図8は本発明の一実施形態にしたがって第3ディレイライン122によって遅延される中止信号を例示的に示すタイミング図であり、図9は本発明の一実施形態にしたがって第2ディレイライン121によって遅延される開始信号を例示的に示すタイミング図であり、図10は本発明の一実施形態による第2測定部120が遂行する動作を説明するための例示的なタイミング図である。
図8乃至図10に示された実施形態で、第3ディレイセル122乃至122は信号を60ps程度遅延させて出力し、第2ディレイセル121乃至121は信号を50ps程度遅延させて出力することと仮定する。
第2測定部120に中止信号INと遅延された開始信号3が入力されれば、第3ディレイライン122は前記中止信号INを第3遅延時間T、即ち60ps程度遅延させて出力することができる。
図8を参照して説明すれば、第3ディレイライン122に含まれた第1番目の第3ディレイセル122は中止信号INを60ps程度遅延させた、遅延された中止信号1を出力し、第2番目の第3ディレイセル122は前記遅延された中止信号1を60ps程度遅延させた、遅延された中止信号2を出力し、第3番目の第3ディレイセル122は前記遅延された中止信号2を60ps程度遅延させた、遅延された中止信号3を出力し、第4番目の第3ディレイセル122は前記遅延された中止信号3を60ps程度遅延させた、遅延された中止信号4を出力することができる。
また、図9を参照して説明すれば、第2ディレイライン121に含まれた第1番目の第2ディレイセル121は遅延された開始信号3を50ps程度遅延させた、遅延された開始信号3−1を出力し、第2番目の第2ディレイセル121は前記遅延された開始信号3−1を50ps程度遅延させた、遅延された開始信号3−2を出力し、第3番目の第2ディレイセル121は前記遅延された開始信号3−2を50ps程度遅延させた、遅延された開始信号3−3を出力し、第4番目の第2ディレイセル121は前記遅延された開始信号3−3を50ps程度遅延させた、遅延された開始信号3−4を出力することができる。
この実施形態で、遅延された開始信号3は中止信号INより35ps程度遅く印加されるので、図10に示したように中止信号INが240ps程度遅延され、前記遅延された開始信号3が200ps程度遅延されて、中止信号と開始信号との間の印加時間の逆転が発生することができる。
したがって、第2測定部120に含まれた第1番目の第2時間比較器123、第m+2番目の第2時間比較器123m+2、及び第2m+3番目の第2時間比較器1232m+3は論理レベルが1であるデジタル信号を出力し、第3m+4番目の第2時間比較器1233m+4は論理レベルが0であるデジタル信号を出力することができる。
その結果、第2測定部120は中止信号INと遅延された開始信号3との間の時間差を測定した結果に△t2=40psを提供することができる。
前記出力部130は前記第1測定部110の測定結果△t1と前記第2測定部120の測定結果△t2とに基づいて開始信号INと中止信号INとの間の最終時間差を計算することができる。
例えば、前記出力部130に含まれた計算部は第1測定部110で測定された時間差△t1で、第2測定部120で測定された時間差△t2を減算して前記最終時間差(即ち、△t2−△t1を計算することができる。図7乃至図10に図示された実施形態によれば、前記最終時間差は180−40=140psに計算され得る。
前記出力部130は前記計算された最終時間差をデジタルコードに出力することができる。
一実施形態によれば、前記出力部130は第1及び第2時間比較器が出力したデジタル信号に構成されたサーモメータルコード(Thermometer code)をバイナリコード(binary code)に変換するサーモメータ−バイナリエンコーダーを包含することができる。
図11は本発明の他の実施形態による時間―デジタル変換機の例示的なブロック図である。
図11に示したように、本発明の他の実施形態による時間―デジタル変換機1000は変換部100、クロック数測定部200、インターフェイス部300、及び出力ロジック部400を包含することができる。
前記クロック数測定部200は開始信号と中止信号間とのクロック数を測定することができる。前記インターフェイス部300は前記中止信号を遅延させて遅延信号を出力することができる。前記変換部100は前記中止信号と前記遅延信号との間の時間差を測定してデジタルコードに変換することができる。前記出力ロジック部400は前記クロック数と前記時間差とに基づいて前記開始信号と前記中止信号との間の時間差をデジタルコードに出力することができる。
図12は本発明の他の実施形態による時間―デジタル変換機1000の例示的な回路図である。
図12に示したように、一実施形態によれば、前記クロック数測定部200はANDゲート210及びカウンター220を包含することができる。
前記ANDゲート210は開始信号と、中止信号を反転させた信号をAND演算してイネーブル信号を生成することができる。前記カウンター220は前記イネーブル信号とクロック信号とを受信して前記イネーブル信号が印加される間に入力されたクロックの数をカウンティングすることができる。
このように、前記クロック数測定部200はANDゲート210とカウンター220とを利用して開始信号と中止信号との間にあるクロックの数を測定することができるが、前記クロック数測定部の構成はこれに制限されなく、開始信号と中止信号との間のクロック数を測定する他の構成を有することもあり得る。
再び図12を参照すれば、前記インターフェイス部300は中止信号をデータDとして受信し、クロック信号をクロックCLKとして受信する第1Dフリップフロップ310、及び前記第1Dフリップフロップ310の出力信号をデータDとして受信し、前記クロック信号をクロックCLKとして受信して、遅延信号を出力する第2Dフリップフロップ320を包含することができる。
図12に図示されたインターフェイス部300は2つのDフリップフロップを利用して中止信号を遅延させたが、Dフリップフロップの個数はこれに制限されなく、1つ又は3つ以上であり得り、実施形態にしたがって前記インターフェイス部300は中止信号を遅延させる他の構成を有することもあり得る。
前記変換部100は中止信号と前記遅延信号との間の時間差を測定してデジタルコードに変換することができる。
一実施形態によれば、前記変換部100は図1乃至図10を参照して説明した本発明の一実施形態による時間―デジタル変換機と同じ構成を有することができるが、これに制限されない。
前記変換部100が本発明の一実施形態による時間―デジタル変換機と同じ構成を有する場合、前記変換部100は第1測定部110、第2測定部120及び出力部130を包含することができる。しかし、開始信号と中止信号との間の時間差を測定する本発明の一実施形態による時間―デジタル変換機と異なりに、前記変換部100は中止信号と前記中止信号とを遅延させた遅延信号との間の時間差を測定する。
この場合、前記変換部100に含まれた第1測定部110は第1ディレイラインを利用して中止信号と遅延信号との間の時間差を第1時間単位に測定し、第2測定部120は第2ディレイライン及び第3ディレイラインを利用して遅延信号と前記第1ディレイラインによって遅延された中止信号との間の時間差を第2時間単位に測定し、出力部130は第1測定部110及び第2測定部120の測定結果に基づいて中止信号と遅延信号との間の最終時間差をデジタルコードに出力することができる。
再び図12を参照すれば、前記出力ロジック部400はクロック数測定部200が測定したクロック数に前記インターフェイス部300に含まれたDフリップフロップの個数(例えば、図12では2)を加え、変換部100が測定した中止信号と遅延信号との間の時間差に該当するデジタルコードを減算して、開始信号と中止信号との間の時間差に該当するデジタルコードを出力することができる。
図13は本発明の他の実施形態による時間―デジタル変換機1000の動作を説明するための例示的なタイミング図である。図13に図示された実施形態でクロック信号の周期はTであり、開始信号と中止信号との間の時間差は8.35Tであると仮定する。
図13を参照して説明すれば、前記ANDゲート210は開始信号と中止信号とを反転させた信号をAND演算してイネーブル信号を生成することができる。したがって、前記イネーブル信号は開始信号の上昇エッジで上昇し、中止信号の上昇エッジで下降する。
前記カウンター220はイネーブル信号とクロック信号とを受信し、前記イネーブル信号が印加される間に入力されたクロックの数をカウンティングすることができる。図13に図示された実施形態で、前記カウンター220はクロック信号の上昇エッジ毎に出力値を1ずつ増加させて8に該当するビットを出力する。
前記第1Dフリップフロップ310は中止信号をデータDとして受信し、クロック信号をクロックCLKとして受信して、クロックが印加されれば、データに入力された信号をQで出力する。図13を参照すれば、第1Dフリップフロップ310は第8番目のクロックが印加された後、中止信号をデータDとして受信して、第9番目のクロックが印加される時、信号を出力する。
前記第2Dフリップフロップ320は第1Dフリップフロップ310の出力信号をデータDとして受信し、クロック信号をクロックCLKとして受信して、遅延信号を出力する。図13を参照すれば、第2Dフリップフロップ320は第9番目のクロックが印加される時、第1Dフリップフロップ310の出力信号をデータDとして受信して、第10番目のクロックが印加される時、遅延信号を出力する。
前記変換部100は中止信号と遅延信号との間の時間差に該当するデジタルコードを出力する。図13を参照すれば、前記変換部100は中止信号と遅延信号との間の時間差として1.65Tに該当するデジタルコードを出力する。
前記出力ロジック部400はカウンター220が出力したクロック数に該当するビットに、インターフェイス部300に含まれたDフリップフロップの数に該当するビットを加え、その後、変換部100が出力した中止信号と遅延信号との間の時間差に該当するデジタルコードを減算する。例えば、図13を参照すれば、前記出力ロジック部400は開始信号と中止信号との間のクロック数に該当する8にDフリップフロップ310、320の個数である2を加えて10を計算し、中止信号と遅延信号との間の時間差に該当する1.65を減算して8.35を出力することができる。
このように、本発明の他の実施形態による時間―デジタル変換機1000は変換機の以外にカウンターをさらに利用することによって、変換機のみを利用する場合、より少ないハードウェアでさらに広い時間範囲を測定することができる。
以上、互に異なる時間単位に2つの信号の時間差を測定する2つの測定部を含む時間―デジタル変換機が説明された。前記時間―デジタル変換機は2つの測定部に使用された3つのディレイラインに3次元の時間−デジタル変換空間を構成して、時間―デジタル変換機を具現するために要求されるディレイセルの数を大きく減らし得る。また、時間―デジタル変換機のチップ面積と消費電力量とが減少することができ、時間―デジタル変換機で発生されることができる予期しなかった遅延でよって線形性が低下されることを改善することができる。
100、1000・・・時間―デジタル変換機
110・・・第1測定部
120・・・第2測定部
130・・・出力部
200・・・クロック数測定部
300・・・インターフェイス部
400・・・出力ロジック部

Claims (26)

  1. 第1ディレイラインを利用して開始信号と中止信号との間の時間差を第1時間単位に測定する第1測定部と、
    第2ディレイライン及び第3ディレイラインを利用して前記中止信号と前記第1ディレイラインによって遅延された開始信号との間の時間差を第2時間単位に測定し、前記第2ディレイラインに含まれた1つのディレイセルの出力信号は、前記第3ディレイラインに含まれた2以上のディレイセルの出力信号と比較される第2測定部と、
    前記第1測定部及び前記第2測定部の測定結果に基づいて前記開始信号と前記中止信号との間の最終時間差をデジタルコードに出力する出力部と、
    前記第1測定部は、
    前記開始信号を受信し、入力信号を前記第1時間単位程度遅延させるディレイセルの多数個が従属連結された第1ディレイラインと、
    前記第1ディレイラインのディレイセルによって遅延された開始信号の印加時間を前記中止信号の印加時間と比較してデジタル信号を出力する多数の第1時間比較器と、
    前記第1時間比較器が出力したデジタル信号にしたがって前記多数のディレイセルによって遅延された開始信号の中で1つを選択するマルチプレクサーとを含む時間―デジタル変換機。
  2. 前記第1時間比較器は、
    前記ディレイセルによって遅延された開始信号を前記中止信号より先に受信した場合、論理レベルが1であるデジタル信号を出力し、
    前記ディレイセルによって遅延された開始信号を前記中止信号より後に受信した場合、論理レベルが0であるデジタル信号を出力する請求項に記載の時間―デジタル変換機。
  3. 前記第1時間比較器は、
    前記ディレイセルによって遅延された開始信号をデータに受信し、前記中止信号をクロックとして受信したDフリップフロップである請求項に記載の時間―デジタル変換機。
  4. 前記マルチプレクサーは、
    論理レベルが0であるデジタル信号を出力する第1時間比較器が受信した遅延された開始信号の中で最も先ず印加される信号を選択して前記第2測定部に提供する請求項に記載の時間―デジタル変換機。
  5. 前記マルチプレクサーは、
    ディレイセルの出力信号と、該当ディレイセルの出力信号を受信した第1時間比較器の出力信号を反転させた信号と、該当第1時間比較器の前端に位置した以前第1時間比較器の出力信号とを受信してAND演算する多数のANDゲートを含む請求項に記載の時間―デジタル変換機。
  6. 前記第2測定部は、
    前記第1ディレイラインによって遅延された開始信号を受信し、入力信号を第2遅延時間程度遅延させるディレイセルの多数個が従属連結された第2ディレイラインと、
    前記中止信号を受信し、入力信号を第3遅延時間程度遅延させるディレイセルの多数個が従属連結された第3ディレイラインと、
    前記第2ディレイラインのディレイセルによって遅延された開始信号の印加時間を前記第3ディレイラインのディレイセルによって遅延された中止信号の印加時間と比較してデジタル信号を出力する多数の第2時間比較器と、を含む請求項1に記載の時間―デジタル変換機。
  7. 前記第2時間単位は、前記第3遅延時間と前記第2遅延の時との間の時間差である請求項に記載の時間―デジタル変換機。
  8. 前記第1時間単位は、前記第2時間単位よりさらに大きい請求項1に記載の時間―デジタル変換機。
  9. 前記多数の第2時間比較器は、
    前記第2ディレイラインから出力された1つの遅延された開始信号を前記第3ディレイラインから出力された多数の遅延された中止信号と比較するように構成された請求項に記載の時間―デジタル変換機。
  10. 前記第2時間比較器は、
    前記第3ディレイラインのディレイセルによって遅延された中止信号を前記第2ディレイラインのディレイセルによって遅延された開始信号より先に受信した場合、論理レベルが1であるデジタル信号を出力し、
    前記第3ディレイラインのディレイセルによって遅延された中止信号を前記第2ディレイラインのディレイセルによって遅延された開始信号より後に受信した場合、論理レベルが0であるデジタル信号を出力する請求項に記載の時間―デジタル変換機。
  11. 前記第2時間比較器は、
    前記第3ディレイラインのディレイセルによって遅延された中止信号をデータに受信し、前記第2ディレイラインのディレイセルによって遅延された開始信号をクロックに受信したDフリップフロップである請求項10に記載の時間―デジタル変換機。
  12. 前記ディレイセルは、
    前記開始信号を前記第1時間単位の一部程度遅延させる第1サブディレイセルと、
    前記第1サブディレイセルによって遅延された開始信号を前記第1時間単位の残る程度さらに遅延させる第2サブディレイセルと、を含む請求項に記載の時間―デジタル変換機。
  13. 前記マルチプレクサーは、
    第1サブディレイセルの出力信号と、該当第1サブディレイセルに入力される開始信号を受信する第1時間比較器の出力信号を反転させた信号と、該当第1時間比較器の前端に位置した以前第1時間比較器の出力信号を受信してAND演算する多数のANDゲートを含む請求項12に記載の時間―デジタル変換機。
  14. 前記出力部は、
    前記第1測定部で測定された開始信号と中止信号との間の時間差で、前記第2測定部で測定された中止信号と第1ディレイラインによって遅延された開始信号との間の時間差を減算して前記最終時間差を計算する計算部を含む請求項1に記載の時間―デジタル変換機。
  15. 多数の第1ディレイセルが従属接続されて構成され、開始信号を受信して前記第1ディレイセルを通る時毎に前記開始信号を第1遅延時間程度遅延させて出力する第1ディレイラインと、
    前記第1ディレイセルの出力信号と中止信号とを受信して2つの信号の印加時間を比較する多数の第1時間比較器と、
    前記第1時間比較器の出力信号を利用して前記多数の第1ディレイセルの出力信号の中で前記中止信号より印加時間が遅くなりながら、前記中止信号との時間差が最も小さい信号を選択するマルチプレクサーと、
    多数の第2ディレイセルが従属接続されて構成され、前記マルチプレクサーが選択した信号を受信して前記第2ディレイセルを通る時毎に前記マルチプレクサーが選択した信号を第2遅延時間程度遅延させて出力する第2ディレイラインと、
    多数の第3ディレイセルが従属接続されて構成され、前記中止信号を受信して、前記第3ディレイセルを通る時毎に前記中止信号を第3遅延時間程度遅延させて、出力する第3ディレイラインと、
    前記第2ディレイセルの出力信号と前記第3ディレイセルの出力信号を受信して、2つの信号の印加時間を比較する多数の第2時間比較器と、を含み、
    前記第2ディレイラインに含まれた1つの第2ディレイセルの出力信号は、前記第3ディレイラインに含まれた2以上の第3ディレイセルの出力信号と比較される時間―デジタル変換機。
  16. 前記第1時間比較器は、
    前記第1ディレイセルの出力信号をデータに受信し、前記中止信号をクロックに受信し、
    前記第1ディレイセルの出力信号を前記中止信号より先に受信すれば、論理レベルが1であるデジタル信号を出力し、
    前記第1ディレイセルの出力信号を前記中止信号より後に受信すれば、論理レベルが0であるデジタル信号を出力するDフリップフロップである請求項15に記載の時間―デジタル変換機。
  17. 前記マルチプレクサーは、
    第1ディレイセルの出力信号と、該当第1ディレイセルの出力信号を受信した第1時間比較器の出力信号を反転させた信号と、該当第1時間比較器の前端に位置した以前第1時間比較器の出力信号を受信してAND演算する多数のANDゲートを含む請求項15に記載の時間―デジタル変換機。
  18. 前記第2時間比較器は、
    前記第3ディレイセルの出力信号をデータに受信し、前記第2ディレイセルの出力信号をクロックに受信し、
    前記第3ディレイセルの出力信号を前記第2ディレイセルの出力信号より先に受信すれば、論理レベルが1であるデジタル信号を出力し、
    前記第3ディレイセルの出力信号を前記第2ディレイセルの出力信号より後に受信すれば、論理レベルが0であるデジタル信号を出力するDフリップフロップである請求項15に記載の時間―デジタル変換機。
  19. 前記第1ディレイセルは、
    前記開始信号を前記第1遅延時間の半分程度遅延させる第1サブディレイセルと、
    前記第1サブディレイセルによって遅延された開始信号を前記第1遅延の時間の半分程度さらに遅延させる第2サブディレイセルと、を含む請求項15に記載の時間―デジタル変換機。
  20. 前記マルチプレクサーは、
    第1サブディレイセルの出力信号と、該当第1サブディレイセルに入力される開始信号を受信する第1時間比較器の出力信号を反転させた信号と、該当第1時間比較器の前端に位置した以前第1時間比較器の出力信号を受信して、AND演算する多数のANDゲートを含む請求項19に記載の時間―デジタル変換機。
  21. 前記第1時間比較器及び前記第2時間比較器の出力信号に基づいて前記開始信号と前記中止信号との間の時間差をデジタルコードに出力する出力部をさらに含む請求項15に記載の時間―デジタル変換機。
  22. 前記出力部は、サーモメータコード(Thermometer code)をバイナリコード(binary code)に変換するエンコーダーを含む請求項21に記載の時間―デジタル変換機。
  23. 開始信号と中止信号との間のクロック数を測定するクロック数測定部と、
    前記中止信号を遅延させて遅延信号を出力するインターフェイス部と、
    前記中止信号と前記遅延信号との間の時間差を測定してデジタルコードに変換する変換部と、
    前記クロック数と前記時間差に基づいて前記開始信号と前記中止信号との間の時間差をデジタルコードに出力する出力ロジック部と、を含み、
    前記変換部は、
    第1ディレイラインを利用して前記中止信号と前記遅延信号との間の時間差を第1時間単位に測定する第1測定部と、
    第2ディレイライン及び第3ディレイラインを利用して前記遅延信号と前記第1ディレイラインによって遅延された中止信号との間の時間差を第2時間単位に測定し、前記第2ディレイラインに含まれた1つのディレイセルは、前記第3ディレイラインに含まれた2以上のディレイセルとマッチングされる第2測定部と、
    前記第1測定部及び前記第2測定部の測定結果に基づいて前記中止信号と前記遅延信号との間の最終時間差をデジタルコードに出力する出力部とを含み、
    前記第1測定部は、
    前記開始信号を受信し、入力信号を前記第1時間単位程度遅延させるディレイセルの多数個が従属連結された第1ディレイラインと、
    前記第1ディレイラインのディレイセルによって遅延された開始信号の印加時間を前記中止信号の印加時間と比較してデジタル信号を出力する多数の第1時間比較器と、
    前記第1時間比較器が出力したデジタル信号にしたがって前記多数のディレイセルによって遅延された開始信号の中で1つを選択するマルチプレクサーとを含む時間―デジタル変換機。
  24. 前記クロック数測定部は、
    前記開始信号と、前記中止信号を反転させた信号をAND演算してイネーブル信号を生成するANDゲートと、
    前記イネーブル信号とクロック信号を受信して、前記イネーブル信号が印加される間に入力されたクロックの数をカウンティングするカウンターと、を含む請求項23に記載の時間―デジタル変換機。
  25. 前記インターフェイス部は、
    前記中止信号をデータに受信し、クロック信号をクロックに受信する第1Dフリップフロップと、
    前記第1Dフリップフロップの出力信号をデータに受信し、前記クロック信号をクロックに受信して、前記遅延信号を出力する第2Dフリップフロップと、を含む請求項23に記載の時間―デジタル変換機。
  26. 前記出力ロジック部は、
    前記クロック数に該当するビットに、前記インターフェイス部に含まれたDフリップフロップの数に該当するビットを加え、前記中止信号と前記遅延信号との間の時間差に該当するビットを減算する請求項23に記載の時間―デジタル変換機。
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