JP5852466B2 - 製袋機 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばショッピングバッグ等に使用できる把手付き紙袋等の把手付き袋を製造する製袋機に関する。
把手付き紙袋等の把手付き袋を製造するには、まず、袋用紙(袋用シート)に把手ひもを取り付けた把手付き袋用紙を作製し、次いで、この把手付き袋用紙を袋状に形成する。
図8(a)に示すように、把手付き袋用紙は、例えば袋用紙1にループ状の把手ひも2が取り付けられた構造である。
図8(b)に示すように、この把手付き袋用紙は、台紙3(台シート)に把手ひも2が取り付けられた把手体4を袋用紙1上に設置し、台紙3を包み込むように口折り部5を折り返して本体部6に糊付けして作製することができる。口折り部5には、把手ひも2を通すための切り込み7が形成されている。
把手体4は、ループ状の把手ひも2の一端部および他端部が台紙3の長さ方向の互いに異なる位置に取り付けられたものである。
近年では、ファッション性などを考慮して幅の小さい紙袋の需要がある。幅が小さい紙袋には幅寸法が小さい袋用紙1が用いられるため、通常の長さの台紙3を使用した把手体4は、台紙3の長さ寸法が大き過ぎて袋製造に支障をきたすおそれがある。このため、通常長さの台紙3の一部を切除した短い台紙3が使用される。
図9は、製袋機の一例の一部である把手体供給部を示すもので、この把手体供給部は、把手ひも2が取り付けられた長尺の台紙原紙3Dを搬送する搬送部111と、回転刃112およびトリミング刃113を有する切断ローラ114とを備えている。搬送部111には、切断ローラ114の下流側に、切除片3Eを排出する排出路115が形成されている(例えば、特許文献1を参照。)。
台紙原紙3Eを、その長さ方向に沿って搬送部111上で搬送しつつ、切断ローラ114を回転させて回転刃112およびトリミング刃113で切断することによって、所定の長さ寸法の台紙3を有する把手体4を得る。回転刃112とトリミング刃113によって切り取られた部分は切除片3Eとして排出路115を通して排出される。
特開平11−198254号公報
しかしながら、前記製袋機は、既存の製袋機に対して大きな設計変更が必要となるという問題があった。また、台紙3の長さを調整するには、切断ローラ114を、トリミング刃113の位置が異なる他の切断ローラ114に交換することが必要となるため、交換作業に要する多大な手間を考えれば、幅寸法が異なる複数種類の袋の製造に対応するのは難しかった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであって、既存装置に対し大幅な設計変更が必要なく、かつ複数種類の袋の製造に容易に対応可能な製袋機を提供することを目的とする。
本発明は、把手付き袋を製造する製袋機であって、袋用シートを供給する給シート部と、ループ状の把手ひもの両端部が台シートに取り付けられた把手体を供給する把手体供給部と、前記把手体を前記袋用シートに取り付ける把手体取付部と、を備え、前記把手体供給部は、前記把手体を搬送する搬送部と、前記搬送部に搬送される台シートの長さ方向の端部を切除する切断刃を有する切断部と、前記切断部で生じた切除片を吸引により除去する吸引部と、を有し、前記搬送部は、前記把手体を前記台シートの長さ方向に交差する方向に搬送可能であり、前記切断部は、前記把手体の搬送によって、前記搬送方向に沿って前記台シートを切断可能であり、前記吸引部は、前記搬送部の搬送面側に設けられている製袋機を提供する。
本発明の製袋機は、前記切断部が、前記台シートを切断する切断刃と、前記切断刃による押し当て方向の前記台シートの移動を規制する受け部と、を有し、前記受け部が、前記切断刃の先端が挿入可能な受け凹部が形成され、前記受け凹部が、前記切断刃から離間して形成されていることが好ましい。
本発明の製袋機は、前記切断刃が、前記搬送部による搬送方向に応じた方向に回転する回転刃であり、前記受け部が、前記搬送部による搬送方向に応じた方向に回転可能であり、前記切断刃および前記受け部が、互いに独立に回転速度を設定できることが好ましい。
前記切断部は、前記搬送部の両側部にそれぞれ設けられていることが好ましい。
本発明の製袋機は、前記把手体の台シートを、前記切断部による切断時に前記搬送部の搬送面に押し当てる押圧ローラをさらに備えていることが好ましい。
前記切断刃は、前記搬送部に搬送される前記台シートの長さ方向の位置を調整可能であることが好ましい。
前記吸引部は、前記切除片を吸引する吸引口を有し、前記吸引口が、前記搬送方向の内径がこれに直交する方向の内径よりも大きいことが好ましい。
本発明によれば、搬送路の搬送面側に設けた吸引部によって切除片を除去できるため、搬送路の下面側の構造に手を加える必要がないことから、既存装置に対し大幅な設計変更を行うことなく確実な切除片除去が可能となる。よって、製造コストの面で有利である。
また、搬送路の下面側に切除片の除去のための構造を設ける場合に比べて構造を簡略化できるため、装置が大型化する問題が生じず、省スペース化の点で好ましい。
切断部は、把手体の搬送方向に沿って台紙の端部を切断するため、切断刃の位置調整によって容易に切断位置を調整できる。
簡単な作業で台紙の切断位置を調整できるため、複数の長さの台紙を有する把手体の製造のための設定の切り替えが容易である。従って、複数種類の袋の製造に容易に対応可能である。
本発明の一実施形態である製袋機の把手体供給部の概略構成を示す平面図である。 把手体供給部の概略構成を示す側面図である。 把手体供給部の一部を示す側面図である。 把手体供給部の切断部の概略構成を示す正面図である。 把手体供給部の切断部の構造を示す正面図である。 把手体供給部の構造を示す正面図である。 本発明の一実施形態である製袋機の概略構成を示す側面図である。 従来の製袋機の一例の把手体供給部の動作を示す説明図である。 従来の製袋機で作製された把手付き袋用紙の例を示す斜視図である。
図7は、本発明の一実施形態である製袋機10の概略構成を示す図である。
この製袋機10は、袋用紙1(袋用シート)を供給する給紙部51(給シート部)と、把手体4を供給する把手体供給部52(把手体製造装置)と、把手体4を袋用紙1に取り付ける把手体取付部53と、袋用紙1に折り目をつける折り目形成部54と、前記折り目に沿って袋用紙1を折りたたんで紙筒を形成する紙筒形成部55と、紙袋の角底部を形成して紙袋を得る袋底形成部56とを備えている。
この製袋機10で把手付き紙袋等の把手付き袋を製造するには、まず、給紙部51から供給された袋用紙1と、把手体供給部52から供給された把手体4とを用いて、把手体取付部53で把手付き袋用紙を作製し(図8(a)参照)、次いで、この把手付き袋用紙を折り目形成部54と紙筒形成部55で袋状に形成する。
図8(a)に示すように、把手付き袋用紙は、袋用紙1(袋用シート)にループ状の把手ひも2が取り付けられた構造である。
図8(b)に示すように、この把手付き袋用紙は、把手体取付部53において、把手体4を袋用紙1上に設置し、図示せぬ折り返し機構によって、台紙3を包み込むように口折り部5を折り返して本体部6に糊付けして作製することができる。口折り部5には、把手ひも2を通すための切り込み7が形成されている。
把手体4は、ループ状(U字状)の把手ひも2の一端部および他端部が台紙3の長さ方向の互いに異なる位置に取り付けられたものである。台紙3は、例えば長方形とすることができる。
なお、本発明では、紙に限らず、合成樹脂などにより袋用シートおよび台シートを形成することもできる。
図1〜図4に示すように、把手体供給部52は、把手ひも2が取り付けられた台紙3を搬送する搬送部11と、台紙3の長さ方向の端部を切除する切断部12と、切断部12により切除された端部3Bを吸引により除去する吸引部13と、把手体4を搬送路14に押し当てる押圧ローラ18とを有する。
図2に示すように、搬送部11は、把手体4を搬送路14(14A、14B)の搬送面15(15a、15b)上で、搬送路14の延在方向に搬送できる。
図示例の搬送部11は、第1搬送路14Aと、第1搬送路14Aの搬送面15a上の把手体4を矢印方向に移動させる第1コンベアベルト16Aと、第2搬送路14Bと、第2搬送路14Bの搬送面15b上の把手体4を矢印方向に移動させる第2コンベアベルト16Bと、を備えている。
搬送面15a、15bはそれぞれ第1搬送路14Aおよび第2搬送路14Bの上面であって、把手体4が載置される面である。
第1コンベアベルト16Aは、ローラ17a、17b間に架け渡された無端巻装体であるコンベアベルト本体16a1と、コンベアベルト本体16a1に長さ方向に間隔をおいて設けられた複数の係止体16a2とを有する。係止体16a2は、第1搬送路14A上の把手体4を押して移動させることができる。
第1コンベアベルト16Aは、第1搬送路14Aの下面側(搬送面15aとは反対面側)から把手体4を搬送できる。
第2コンベアベルト16Bは、ローラ17c、17d間に架け渡された無端巻装体であるコンベアベルト本体16b1と、コンベアベルト本体16b1に長さ方向に間隔をおいて設けられた複数の係止体16b2とを有する。係止体16b2は、第2搬送路14B上の把手体4を押して移動させることができる。
第2コンベアベルト16Bは、第2搬送路14Bの上面側(搬送面15b側)に設けられている。
図4に示すように、第2搬送路14Bは、中央搬送路14B1と、その両側に設けられた側部搬送路14B2、14B2とを有する。側部搬送路14B2、14B2には、切断刃21の切断刃本体23が通過可能なスリット状の通過口19、19が形成されている。
図6に示すように、第2搬送路14Bの搬送面15bには、切断前の台紙3(3A)の位置決めのためのガイド37と、切断後の台紙3(3C)の位置決めのためのガイド38とが形成されている。
ガイド37は、切断部12より上流側の位置に搬送方向に沿って形成された一対のレールであって、これらレールの間に導入された台紙3(3A)の幅方向移動を規制できる。
ガイド38は、切断部12より下流側の位置に搬送方向に沿って形成された一対のレールであって、これらレールの間に導入された台紙3(3C)の幅方向移動を規制できる。
ガイド38は、第2搬送路14Bに対して着脱可能とすることができ、後述のように、台紙3の切断が必要ない場合には、第2搬送路14Bから取り外すことができる。
図1に示すように、搬送部11による把手体4の搬送方向(矢印で示す方向)は、台紙3の長さ方向に交差する方向である。図示例の搬送方向は、台紙3の長さ方向に対し直交する方向である。なお、把手体4の搬送方向は、台紙3の長さ方向に対して0度を越え、90度未満の角度で傾斜する方向であってもよい。
図1および図4に示すように、切断部12は、搬送部11の両側部にそれぞれ設けられている。
切断部12は、台紙3を切断する切断刃21と、切断刃21による押し当て方向の台紙3の移動を規制する受け部22と、切断刃21を移動させる移動機構25とを有する。
切断刃21は、軸回り方向に回転する円形の回転刃であることが好ましい。図示例の切断刃21は、円板形の切断刃本体23と、その外側面23aに形成された円筒形の厚肉部24とを有する。切断刃21は、例えばステンレス鋼等の金属で形成できる。
切断刃本体23の外周縁には、全周にわたって刃部23bが形成されている。
切断刃21は、軸方向を、第2搬送路14Bの延在方向に垂直かつ搬送面15bに沿う方向(図2および図3における紙面に垂直な方向)に向けて設置することができる。これによって、切断刃21を、搬送部11による把手体4の搬送方向に応じた方向に回転させることができる。
切断刃21は、図2および図3に示す側面視において、台紙3に押し当てられる位置における回転方向の接線方向成分がほぼ前記搬送方向に一致している。具体的には、図3において、切断刃21は右回り方向に回転しつつ最上部で台紙3に押し当てられるため、この位置における回転方向の接線方向成分は図3の右方であり、把手体4の搬送方向に一致する。
また、切断刃21は、図1に示す平面視において前記搬送方向に沿って延在している。
なお、切断刃21の回転の有無および回転方向は特に限定されず、本発明は切断刃21が回転しない場合、および前述の方向とは逆の方向に回転する場合も含む。
切断刃21は、第2搬送路14Bの下面側に設けられ、側部搬送路14B2の通過口19を通して第2搬送路14B上の台紙3を下面側から切断できる。
図4に示すように、切断刃21、21は、それぞれモータM1、M1によって軸回り方向に回転駆動させることができる。
モータM1は、単独で回転速度設定が可能であることが好ましい。モータM1としては、サーボモータ、ステッピングモータなどが使用できる。
図3および図4に示すように、移動機構25は、切断刃21を支持する支持体26と、支持体26に連結体27を介して連結された移動子28と、移動子28を移動させるエアシリンダ29とを備えている。
支持体26は、切断刃21の回転中心からずれた位置に軸心を有する円筒体であり、エアシリンダ29によって移動子28がシリンダ本体29aに対し接近および離間する方向に移動すると、自身の軸回りに回動する。
このため、切断刃21は、支持体26の回動により支持体26の周方向に移動可能であり、この移動によって第2搬送路14Bに対し接近および離間する。
切断刃21は、この移動によって、台紙3を切断可能な位置と、第2搬送路14Bから離れて台紙3を切断できない位置とを切り替え可能である。
受け部22は、切断刃本体23より厚い円板形とされ、その外周面には、受け凹部30が形成されている。受け部22は、例えばステンレス鋼等の金属で形成してもよいし、プラスチック、セラミックス等で形成してもよい。
図4および図5に示すように、受け凹部30は、受け部22の周方向に沿って全周にわたって形成された溝状とするのが好ましく、その幅および深さは、切断刃21の先端部23c(刃部23bの先端を含む部分)が挿入可能となるように設定される。
図示例の受け凹部30は、断面矩形であり、その幅は切断刃本体23の厚さより大きく、その深さは、台紙3を切断可能な位置にある切断刃21の切断刃本体23が受け凹部30の内面に接触しない程度に設定されている。
受け凹部30を、台紙3を切断可能な位置にある切断刃21の切断刃本体23が接触しないように、すなわち切断刃21から離間して形成することによって、切断刃21の摩耗による劣化を防止できる。切断刃21の劣化を防止できるため、切断刃21を長期間使用できることから製造コストの点で有利になる。また、台紙3の切断箇所の形状を良好にでき、製品の品質向上を図ることができる。
受け部22は、軸方向を、第2搬送路14Bの延在方向に垂直かつ搬送面15bに沿う方向(図2および図3における紙面に垂直な方向)に向けて配置することができる。これによって、受け部22を、搬送部11による把手体4の搬送方向に応じた方向に回転させることができる。
受け部22は、図2および図3に示す側面視において、台紙3に押し当てられる位置における回転方向の接線方向成分がほぼ前記搬送方向に一致している。具体的には、図3において、受け部22は左回り方向に回転しつつ最下部で台紙3に当接するため、この位置における回転方向の接線方向成分は図3の右方であり、把手体4の搬送方向に一致する。
また、受け部22は、図1に示す平面視において前記搬送方向に沿って延在している。
なお、受け部22の回転の有無および回転方向は特に限定されず、本発明は受け部22が回転しない場合、および前述の方向とは逆の方向に回転する場合も含む。
受け部22は、第2搬送路14Bの上面側に設けられ、搬送面15b上の台紙3が切断刃21に押されて上方移動するのを規制することができる。これによって、台紙3の確実な切断が可能となる。
図4に示すように、受け部22、22は、モータM2によって軸回り方向に回転駆動させることができる。
モータM2は、単独で回転速度設定が可能であることが好ましい。モータM2としては、サーボモータ、ステッピングモータなどが使用できる。
切断刃21を駆動するモータM1と、受け部22を駆動するモータM2として、単独で回転速度設定できるものを使用すれば、切断刃21と受け部22は互いに独立に回転速度を設定できる。
切断刃21の回転速度は、受け部22の回転速度と同じでもよいが、受け部22の回転速度よりも高くしてもよい。切断刃21の回転速度は、受け部22の回転速度の3倍以上とすると、台紙3を確実かつ綺麗に切断できる。
図4に示すように、切断部12は、切断刃21を搬送部11(中央搬送路14B1)に接近および離間する方向(図4の左右方向)に移動可能とすることができる。図示例では、切断刃21は、軸部20に対する軸方向位置を調整することによって、中央搬送路14B1に接近および離間する方向に移動可能である。
中央搬送路14B1に接近および離間する方向とは、搬送される把手体4の台紙3の長さ方向に沿う方向であるため、切断刃21、21の位置調整によって、台紙3の長さ寸法を調整できる。
側部搬送路14B2は、切断刃21の左右方向位置に合わせて左右方向の位置を調整できる。これによって、切断刃21の位置に合わせて通過口19の位置を調整できるため、台紙3の切断が可能となる。
なお、切断部12は、搬送路14の一方の側部にのみ設けてもよいが、図示例のように搬送路14の両側部にそれぞれ切断部12を設けると、台紙3の長さ調整に容易に対応できるため好ましい。具体的には、台紙3の搬送路14上の幅方向位置を変更せずに台紙3(3C)の長さを変更できます。
図2、図3、および図6に示すように、吸引部13は、図示せぬ吸引ポンプに接続された吸引管31と、その先端に設けられた吸引ヘッド部32とを備えている。
図3に示すように、吸引ヘッド部32は、吸引管31が接続される接続筒部33と、接続筒部33から先端方向に向けて徐々に内径が大きくなる筒状のヘッド部本体34とを有する。
図3および図6に示すように、ヘッド部本体34の先端側(図3では下端側)の開口は、切除片3Bを吸引する吸引口35である。
吸引口35の搬送方向の内径は、これに直交する方向の内径よりも大きいことが好ましい。図6では、吸引口35の平面視形状は、長径を前記搬送方向に向けた長円形である。
吸引口35をこの形状とすることによって、搬送方向の広い範囲で切除片3Bを吸引でき、切除片3Bを確実に除去できる。
吸引部13は、第2搬送路14Bの搬送面15b側(上面側)に、搬送面15bから上方に離間して設けられている。吸引効果を考慮すれば、吸引管31は搬送面15bにできるだけ近い位置に設けることが望ましい。
吸引ヘッド部32は、吸引口35を第2搬送路14Bの搬送面15bに対面させて設置すると、吸引効果を高めることができる。吸引口35の幅方向位置は、切除片3Bの位置に合わせて定められる。
吸引部13は、位置(例えば幅方向位置)を変更可能に構成してもよい。後述のように、台紙3の切断が必要ない場合には、吸引部13は、搬送面15bから離れた位置に移動させることができる。
吸引部13は製袋機10に対し着脱可能としてもよく、この場合、台紙3の切断が必要ないときには吸引部13を取り外すことができる。
台紙3の切断が必要ない場合に、吸引部13を移動または取り外すことによって、吸引部13が操作の障害にならないようにすることができる。
図4および図6に示すように、押圧ローラ18は、円筒形に形成され、搬送路14の搬送面15側、詳しくは中央搬送路14B1の搬送面15側(上面側)に設けられている。押圧ローラ18の外周面には、把手体4の把手ひも2に相当する位置に、把手ひも2の一部を収容可能な溝状の凹部18aが形成されている。凹部18aは、押圧ローラ18の全周にわたって周方向に形成されている。凹部18aが形成されているため、把手ひも2が押しつぶされることはない。
押圧ローラ18は、軸方向を、第2搬送路14Bの延在方向に垂直かつ搬送面15bに沿う方向に向けて設置することができる。
図6に示すように、押圧ローラ18の搬送方向の位置(軸の位置)は、切断部12の搬送方向の位置(軸の位置)とほぼ同じとされている。これによって、押圧ローラ18は、切断刃21による切断時に台紙3を搬送面15bに押し当てることができ、台紙3の位置ずれを防止し、確実な切断が可能となる。
次に、製袋機10により把手付き袋を製造する方法の一例を説明する。
図1〜図4に示すように、通常の長さの台紙3(3A)を用いた把手体4を、搬送路14(14A、14B)の搬送面15(15a、15b)上で搬送する。
把手体4は、図6に示すガイド37によって搬送路14(14A、14B)の幅方向の位置が規定される。
把手体4が切断部12に達すると、台紙3(3A)の一端部付近および他端部付近は、切断部12の切断刃21と受け部22との間に導入され、切断刃21によって搬送方向(図1の矢印方向)に沿って切断される。
この際、台紙3は受け部22によって上方移動が規制されるため、台紙3の確実な切断が可能となる。
切断刃21により切断される際には、台紙3は押圧ローラ18によって搬送面15bに押し当てられた状態となるため、台紙3の位置ずれを防止し、確実な切断が可能となる。
切断された一端部および他端部は、切除片3Bとして 台紙3(3C)から分離する。
端部が切除されて短くなった台紙3(3C)を有する把手体4は、ガイド38によって搬送路14Bの幅方向の位置が規定されつつ、さらに搬送される。
切除片3Bは、吸引部13の吸引口35から吸引ヘッド部32に吸引され、吸引管31を通して系外に排出される。吸引口35は長径を搬送方向に向けた長円形であるため、搬送方向の広い範囲で切除片3Bを吸引でき、切除片3Bを確実に除去できる。
把手体4は、接着剤供給ローラ39によって所定位置に接着剤が塗布された袋用紙1にローラ40上で貼り付けされる。
製袋機10では、搬送路14の搬送面15側に設けた吸引部13によって切除片3Bを除去できるため、搬送路14の下面側の構造に手を加える必要がないことから、既存装置に対し大幅な設計変更を行うことなく確実な切除片3B除去が可能となる。よって、製造コストの面で有利である。
また、搬送路14の下面側に切除片3Bの除去のための構造を設ける場合に比べて構造を簡略化できるため、装置が大型化する問題が生じず、省スペース化の点で好ましい。
切断部12は、把手体4の搬送方向に沿って台紙3の端部を切断するため、切断刃21の位置調整によって容易に切断位置を調整できる。
製袋機10では、図9に示す従来の製袋機におけるローラ114の交換等の大掛かりな作業を行わずに、簡単な作業で台紙3の切断位置を調整できるため、複数の長さの台紙3を有する把手体4の製造のための設定の切り替えが容易である。従って、複数種類の袋の製造に容易に対応可能である。
台紙3(3A)(図1等を参照)を切断せずにそのまま使用する場合には、台紙3の切断の必要がないため、ガイド38は第2搬送路14Bから取り外しておく。また、切除片3Bが生じないため、吸引部13は取り外すか、または搬送面15bから離れた位置に移動させることが好ましい。
台紙3の切断の必要がないため、切断刃21は、移動機構25によって第2搬送路14Bから離れた位置に移動させることができる。また、切断刃21および受け部22を回転駆動させる必要はない。
1・・・袋用紙(袋用シート)、2・・・把手ひも、3、3A、3C・・・台紙(台シート)、3B・・・切除片、4・・・把手体、10・・・製袋機、11・・・搬送部、12・・・切断部、13・・・吸引部、14・・・搬送路、14A・・・第1搬送路、14B・・・第2搬送路、15、15a、15b・・・搬送面、18・・・押圧ローラ、21・・・切断刃、22・・・受け部、25・・・移動機構、30・・・受け凹部、35・・・吸引口、51・・・給紙部(給シート部)、52・・・把手体供給部。

Claims (7)

  1. 把手付き袋を製造する製袋機であって、
    袋用シートを供給する給シート部と、
    ループ状の把手ひもの両端部が台シートに取り付けられた把手体を供給する把手体供給部と、
    前記把手体を前記袋用シートに取り付ける把手体取付部と、を備え、
    前記把手体供給部は、前記把手体を搬送する搬送部と、前記搬送部に搬送される台シートの長さ方向の端部を切除する切断刃を有する切断部と、前記切断部で生じた切除片を吸引により除去する吸引部と、を有し、
    前記搬送部は、前記把手体を前記台シートの長さ方向に交差する方向に搬送可能であり、
    前記切断部は、前記把手体の搬送によって、前記搬送方向に沿って前記台シートを切断可能であり、
    前記吸引部は、前記搬送部の搬送面側に設けられていることを特徴とする製袋機。
  2. 前記切断部は、前記台シートを切断する切断刃と、前記切断刃による押し当て方向の前記台シートの移動を規制する受け部と、を有し、
    前記受け部は、前記切断刃の先端が挿入可能な受け凹部が形成され、
    前記受け凹部は、前記切断刃から離間して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の製袋機。
  3. 前記切断刃は、前記搬送部による搬送方向に応じた方向に回転する回転刃であり、
    前記受け部は、前記搬送部による搬送方向に応じた方向に回転可能であり、
    前記切断刃および前記受け部は、互いに独立に回転速度を設定できることを特徴とする請求項2に記載の製袋機。
  4. 前記切断部は、前記搬送部の両側部にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の製袋機。
  5. 前記把手体の台シートを、前記切断部による切断時に前記搬送部の搬送面に押し当てる押圧ローラをさらに備えていることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1項に記載の製袋機。
  6. 前記切断刃は、前記搬送部に搬送される前記台シートの長さ方向の位置を調整可能であることを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか1項に記載の製袋機。
  7. 前記吸引部は、前記切除片を吸引する吸引口を有し、
    前記吸引口は、前記搬送方向の内径がこれに直交する方向の内径よりも大きいことを特徴とする請求項1〜6のうちいずれか1項に記載の製袋機。
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