JP5851864B2 - 索状体の衝撃吸収構造及び防護柵 - Google Patents
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Description
第1発明に係る索状体の衝撃吸収構造は支持体間に架設された索状体に落下物が衝突する際の衝撃力を吸収するための衝撃吸収構造であって、スリットが形成された衝撃吸収部材を備え、前記スリットは、前記索状体が挿通された挿通部と、前記衝撃力が作用したときに前記索状体が前記挿通部から移動可能となる方向に延びた幅狭部とを有し、前記幅狭部は、前記索状体の直径より小さいスリット幅に形成されていることを特徴とする。
第2発明に係る索状体の衝撃吸収構造は、第1発明において、前記衝撃吸収部材は、前記支持体の正面又は背面に取り付けられ、前記幅狭部は、前記支持体の前後方向に延びて形成されていることを特徴とする。
第3発明に係る索状体の衝撃吸収構造は、第1発明又は第2発明において、前記スリットは、前記衝撃力が作用したときに前記索状体が前記挿通部から移動可能となる方向の前側において設けられたスリット底面を更に有することを特徴とする。
第4発明に係る索状体の衝撃吸収構造は、第1発明〜第3発明の何れかにおいて、前記索状体を軸方向にスライド可能な状態で位置保持する位置保持部材を、前記衝撃吸収部材の側方に備え、前記位置保持部材は、前記衝撃力が作用したときに前記索状体が前記挿通部から移動可能となる方向の前側において当該索状体を位置保持していることを特徴とする。
第5発明に係る索状体の衝撃吸収構造は、支持体間に架設された索状体に落下物が衝突する際の衝撃力を吸収するための衝撃吸収構造であって、前記索状体の一部を輪状にしてなるループ部が巻き付けられた衝撃吸収部材と、前記衝撃吸収部材に、前記ループ部を構成する前記索状体に沿って形成されたスリットとを備え、前記スリットは、前記索状体の直径より小さいスリット幅に形成され、前記衝撃力が伝達された際に前記ループの内側と当接する幅狭部を有することを特徴とする。
第6発明に係る索状体の衝撃吸収構造は、第5発明において、前記スリットは、前記ループ部の両端部が挿通された挿通部を有し、この挿通部と連通して前記幅狭部が前記ループ部の縮まる側に形成されていることを特徴とする。
第7発明に係る索状体の衝撃吸収構造は、第5発明又は第6発明において、前記衝撃吸収部材は、筒状体から構成されており、前記スリットは、前記衝撃吸収部材の周方向の全部に亘る範囲に形成されていることを特徴とする。
第8発明に係る索状体の衝撃吸収構造は、第5発明〜第7発明の何れかにおいて、前記衝撃吸収部材は、前記支持体に取り付けられていることを特徴とする。
第9発明に係る索状体の衝撃吸収構造は、第1発明〜第8発明の何れかにおいて、前記幅狭部は、前記索状体の直径より小さいスリット幅であって、前記衝撃力が作用したときに前記索状体が破断することなく当該幅狭部をスリット長手方向の所定長さに亘って移動可能となるスリット幅に形成されていることを特徴とする。
第10発明に係る索状体の衝撃吸収構造は、第1発明〜第9発明の何れかにおいて、前記スリットを間に挟んだ前記衝撃吸収部材の上部と下部とに亘って取り付けられたスリット幅保持部材を更に備えることを特徴とする。
第11発明に係る防護柵は、横方向に間隔を空けて立設された複数の支柱から構成された支持体と、複数の支持体間に架設された索状体とを備え、前記索状体は、第1発明〜第10発明の何れかの索状体の衝撃吸収構造が用いられていることを特徴とする。
第3発明によれば、衝撃力により索状体がスリット内をスリット長手方向に移動した後において、索状体がそのスリットから抜け出るのを防止しつつ、索状体から支持体に衝撃力を伝達可能となる。
第4発明によれば、衝撃力により索状体がスリット内をスリット長手方向に移動した後において、支持体間での索状体の架設長さを長くすることが可能となる。
第5発明によれば、幅狭部のスリット側面の一部が索状体との摩擦により磨耗したとしても、磨耗していない幅狭部のスリット側面を索状体がスリット長手方向に徐々に摺動することになるので、衝撃力に対して継続して安定した衝撃吸収性能を発揮させることが可能となる。また、所望の衝撃吸収性能を得るうえで、ボルトやカシメ等による細かい締め付け力の調整が不要となり、所望の衝撃吸収性能を容易に得ることが可能となる。衝撃力により索状体がスリット内をスリット長手方向に移動した後において、支持体間での索状体の架設長さを長くすることが可能となる。索状体の何れの部位においても衝撃吸収部材を取り付けることが可能となるので、索状体の長さによる制限を受けることなく用いることが可能となる。
第10発明によれば、索状体が移動するときに、索状体が幅狭部のスリット幅を押し広げようとする押し広げ力に抵抗することにより、幅狭部のスリット幅を保持することが可能となる。
3 :衝撃吸収構造
11 :支柱
13 :索状体
14 :ループ部
15 :網体
16 :カシメ金具
31 :支持体
32 :固定板
33 :衝撃吸収部材
35 :スリット
36 :挿通部
37 :幅狭部
40 :索状体固定部
41 :位置保持部材
61 :補剛部材
65 :固定部材
67 :スリット幅保持部材
71 :挿通溝
73 :拘束部材
Claims (11)
- 支持体間に架設された索状体に落下物が衝突する際の衝撃力を吸収するための衝撃吸収構造であって、
スリットが形成された衝撃吸収部材を備え、
前記スリットは、前記索状体が挿通された挿通部と、前記衝撃力が作用したときに前記索状体が前記挿通部から移動可能となる方向に延びた幅狭部とを有し、
前記幅狭部は、前記索状体の直径より小さいスリット幅に形成されていること
を特徴とする索状体の衝撃吸収構造。
- 前記衝撃吸収部材は、前記支持体の正面又は背面に取り付けられ、
前記幅狭部は、前記支持体の前後方向に延びて形成されていること
を特徴とする請求項1記載の索状体の衝撃吸収構造。 - 前記スリットは、前記衝撃力が作用したときに前記索状体が前記挿通部から移動可能となる方向の前側において設けられたスリット底面を更に有すること
を特徴とする請求項1又は2記載の索状体の衝撃吸収構造。 - 前記索状体を軸方向にスライド可能な状態で位置保持する位置保持部材を、前記衝撃吸収部材の側方に備え、
前記位置保持部材は、前記衝撃力が作用したときに前記索状体が前記挿通部から移動可能となる方向の前側において当該索状体を位置保持していること
を特徴とする請求項1〜3の何れか1項記載の索状体の衝撃吸収構造。 - 支持体間に架設された索状体に落下物が衝突する際の衝撃力を吸収するための衝撃吸収構造であって、
前記索状体の一部を輪状にしてなるループ部が巻き付けられた衝撃吸収部材と、
前記衝撃吸収部材に、前記ループ部を構成する前記索状体に沿って形成されたスリットとを備え、
前記スリットは、前記索状体の直径より小さいスリット幅に形成され、前記衝撃力が伝達された際に前記ループ部の内側と当接する幅狭部を有すること
を特徴とする索状体の衝撃吸収構造。
- 前記スリットは、前記ループ部の両端部が挿通された挿通部を有し、この挿通部と連通して前記幅狭部が前記ループ部の縮まる側に形成されていること
を特徴とする請求項5記載の索状体の衝撃吸収構造。
- 前記衝撃吸収部材は、筒状体から構成されており、
前記スリットは、前記衝撃吸収部材の周方向の全部に亘る範囲に形成されていること
を特徴とする請求項5又は6記載の索状体の衝撃吸収構造。 - 前記衝撃吸収部材は、前記支持体に取り付けられていること
を特徴とする請求項5〜7の何れか1項記載の索状体の衝撃吸収構造。 - 前記幅狭部は、前記索状体の直径より小さいスリット幅であって、前記衝撃力が作用したときに前記索状体が破断することなく当該幅狭部をスリット長手方向の所定長さに亘って移動可能となるスリット幅に形成されていること
を特徴とする請求項1〜8の何れか1項記載の索状体の衝撃吸収構造。 - 前記スリットを間に挟んだ前記衝撃吸収部材の上部と下部とに亘って取り付けられたスリット幅保持部材を更に備えること
を特徴とする請求項1〜9の何れか1項記載の索状体の衝撃吸収構造。 - 横方向に間隔を空けて立設された複数の支柱から構成された支持体と、
複数の支持体間に架設された索状体とを備え、
前記索状体は、請求項1〜10の何れか1項記載の索状体の衝撃吸収構造が用いられていること
を特徴とする防護柵。
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