JP5851270B2 - プリンタ - Google Patents

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本発明は、ロール紙の外周を支持して収納する用紙収納部、及び、用紙収納部に収納されたロール紙の残量が設定量に達したことを検知する光反射型のペーパーニアエンドセンサー(PNEセンサー、以下、検出手段という)を有するプリンタに関する。
ロール紙から引きだした紙面に印刷するプリンタには、通常、ロール紙の残量が少なくなったことを検知する検出手段が設置されている。検出手段は、消費によって縮小するロール紙の外径が設定値に達したことを検知するのが一般的である。
ところで、ロール紙の巻芯の径は複数種類あり、また、検知するロール紙の残量を変更したい場合もあるため、検出手段の位置を調整可能として、検知時のロール紙径を変更できるようにするのが望ましい。
従来、ロール紙を単に用紙収納部内に置いてロール紙の外周を支持して収納するタイプ(以降ペーパードロップインタイプという)のプリンタにおいて、検出手段を用紙収納部に移動可能に取り付けると共に、複数位置で位置決めできるようにしたものが知られている。
例えば、特許文献1には、ロール紙の有無を検出する発光部と受光部が直線上に配置された光反射型の用紙検出手段と用紙検出手段を複数位置で位置決めするための爪部を有する用紙残量検出調整部材が、用紙収納部に設けられた軸を中心として回動可能に取り付けられ、用紙収納部に爪部と係合して用紙検出手段を複数位置で位置決めするためのノッチ部が形成されているロール紙残量検出手段が記載されている。
特開2001−2296号公報
ペーパードロップインタイプのプリンタでは、ロール紙の外径が小さくなると、ロール紙の中心は次第に用紙収納部の底に向かって降下していく。また、発光部と受光部が直線上に配置された光反射形の用紙検出手段は、どのような場合も発光部と受光部とを結ぶ線(以下、検出線qという)が検出しようとするロール紙残量検出状態時の外径円(PNE外径円という)の接線に沿って配置されるのが好ましい。
ところで、上記従来のロール紙残量検出手段は、ロール紙残量検出位置を調整するのに検出手段の回動軸が残量検出状態となったロール紙の上方にあるので(図8に例示)、ロール紙残量検出位置を調整すると、検出線の回動方向が第2のPNE外径円中心から見て外向き(後述)となり、検出線qと外径円の接線との傾きのずれ(以下、単に「ずれ」 という)が大きくなる。そして、上記のずれが大きくなると、検出手段の特性上、検出誤差が大きくなって正確なロール紙残量検出ができなくなる。
すなわち、図8の(イ)において、符号1,2は、2つのロール紙残量検出位置を示している。これを第1のPNE外径円1(残量大)と第2のPNE外径円2(残量小)とする。また、検出手段pの検出線qは図(ロ)に示すように発光部3と受光部4とを結ぶ線
である。図(イ)において、第1のPNE外径円1を検出している検出位置p1にある検出手段pは、この図において、第1のPNE外径円1の水平な半径方向の法線aに対する接線に相当する線bに沿って配置されており、検出線qと線bとが一致しているとする。この状態から、線bをその線上の一点Q1を中心に角度αだけ右方向に回動させて、線bが第2のPNE外径円2と交差するとその交点が変位した検出手段pの位置となる(検出位置p2とする)。
検出位置p2における検出手段pの検出線qの方向(姿勢)は、線bが角度αだけ右方向へ回動したことにより線cに沿った方向となっている。しかし、第1のPNE外径円1に対して第2のPNE外径円2が小さく、第1のPNE外径円1の中心O1に対して第2のPNE外径円2の中心O2が、この図では、斜め下方へ移動していることから、線と第2のPNE外径円2との点は、第2のPNE外径円2の中心よりも上方となるので、第2のPNE外径円2の線との交点に関する法線e(半径)は左方向にβだけ回転した位置となって傾斜しており、したがって、その接線dも左方向へ角度βだけ傾斜する。
すると、検出位置p2における検出線qは線bから右方向へ角度αだけ回転した位置に傾斜しており、一方、第2のPNE外径円2の接線dは左方向に角度βだけ傾斜するので、検出位置p2における検出線qが第2のPNE外径円2の法線eに関する接線から傾きとしてずれる量は、実際上、角度で(α+β)である。つまり、検出位置p1が検出位置p2の位置となることで、その検出線qは、角度として回動中心Q1を中心とした回動量(角度α)に検出手段p自身の姿勢変化量(角度β)が加わった状態(外向き)となり、検出位置p1に対する検出位置p2の姿勢の傾きに関するずれ量が大きくなる。このため、第2のPNE外径円2に対する検出能力は不安定になる。
このように検出線qの移動方向が前記のように外向きであると検出位置p2における検出手段pの検出線はその位置における本来の接線から大きく乖離してしまう。このため、第1のPNE外径円1と第2のPNE外径円2との差をあまり大きくとることができない。この差が大きいと、検出位置p2における検出手段pの発光部と受光部とが、ロール紙の外周接線の傾きから大きくずれて配置され、第2のPNE外径円2を反射光として正確にとらえることができず、この結果、PNE外径円の検出に誤差が生じやすくなって検出精度を確保し難い。
なお、前記の場合、検出手段pからその回動中心までの距離を長くすれば、検出線qが接線からずれてしまう程度を緩和することができるが、プリンタサイズの制約がある上、回動中心とその上方に設けた爪部及びつまみ部との距離が短くなって、爪部及びつまみ部の移動範囲が小さくなり、検出手段pの細かな調節がしにくくなってしまう。
本発明が解決しようとする課題は、回動中心と検出手段pとの距離を大きくすることなく、検出手段pの調整範囲を比較的大きくとることができて、PNE外径円の検出に誤差が少なく、また、検出手段pを細かく位置調整することが可能で、操作性が良いプリンタを提供することにある。
本発明は、ロール紙を置いてその外周を支持して収納する用紙収納部を有し、ロール紙の残量が設定量に達したことを検知する発光部と受光部が直線上に配置された光反射型の検出手段(PNEセンサー)を用紙収納部に設けたペーパードロップインタイプのプリンタに関し、検出手段を取り付けた検出手段位置調整レバーの回動中心を、用紙収納部の側壁面において、ロール紙が消費し尽くされたときのロール紙巻き芯の中心よりも下方に設定し、この検出手段を複数位置のいずれかに択一的に位置決めする位置調整操作部を、前記検出手段の上方において前記検出手段位置調整レバーに取り付け、前記検出手段の発光
部と受光部とを結ぶ検出線が、いずれも、ロール紙の残量検出状態である複数のPNE外径円の接線に近似した線に沿った配置とする。
そして、前記検出手段の位置決めは、前記位置調整操作部に爪を設けこれを、前記用紙収納部において前記爪の軌道上に、前記爪と係合可能な複数のノッチを形成し、前記爪とノッチのいずれかを係合することで行う構成とする。
すなわち、この発明では、図9において、検出手段pを検出手段位置調整レバーの中間とし、検出手段位置調整レバーの基部を用紙収納部の底部近傍(残量検出設定量のうちの最小径のロール紙外径円の中心よりも下方)に回動可能に取付けて回動中心Q2としている。検出手段位置調整レバー5の先端は、係合用の爪を有する位置調整操作部となっている。
そして、前記と同様に、符号1,2は、2つのロール紙残量検出状態を示し、第1のPNE外径円1(残量大)と第2のPNE外径円2(残量小)である。検出手段pの検出線qは図示していないが、前記と同様に、発光部3と受光部4とを結ぶ線である。第1のPNE外径円1を検出している検出位置p1において、検出手段pは、この図において、第1のPNE外径円1の水平な半径方向の法線aに対する接線に相当する線bに沿って配置されており、検出手段の検出線qと線bとが一致している。この状態から、線bをその線上の一点Q2を中心に角度αだけ左方向に回動させて、線bが第2のPNE外径円2と交差するとその交点が変位した検出手段pの位置となる(検出位置p2とする)。
検出位置p2における検出線qの方向(姿勢)は、線bが角度αだけ左方向へ回動したことにより線cに沿った方向となっている。しかし、第1のPNE外径円1に対して第2のPNE外径円2が小さく、この図において、第1のPNE外径円1の中心O1に対して第2のPNE外径円2の中心O2が斜め下方へ移動していることから、線bと第2のPNE外径円2との接点は、第2のPNE外径円2の中心よりも上方となるので、第2のPNE外径円2の線bとの交点に関する法線e(半径)は左方向にβだけ回転した位置となって傾斜しており、したがって、その接線dも左方向へ角度βだけ傾斜する。
すると、検出位置p2における検出線qは、線bから左方向へ角度αだけ回転した位置に傾斜している一方、第2のPNE外径円2の接線dも左方向に角度βだけ傾斜するので、検出位置p2における検出線qが第2のPNE外径円2の法線eに関する接線から傾きとしてずれる量は、実際上、角度で(α−β)である。つまり、検出手段pの検出線qは検出位置p2となることで、角度として回動中心Q2を中心とした回動量(角度α)から検出手段p自身の姿勢変化量(角度β)を減じた状態(内向き)となり、検出位置p1に対する検出位置p2の姿勢の傾きに関するずれ量が小さい。このため、第2のPNE外径円2に対する検出手段pの検出精度が損なわれることが少ない。
このように、ロール紙残量検出位置を調整するのに、検出手段の回動中心Q2が残量検出設定量のうちの最小径のロール紙外径円(残量検出状態が最小であるロール紙の外径円)の中心より下方にあると、検出線qの検出位置p1から検出位置p2への移動方向が第2のPNE外径円の中心O2から見て内向きとなり、検出線qと外径円の接線との傾きに関するずれが小さくなる。このため、検出位置p2の検出線qはその位置における本来の接線から傾きとして大きくずれてしまうことがなく、第1のPNE外径円1と第2のPNE外径円2との差を大きくとっても検出線qが接線から傾きとしてずれてしまう程度が低い。したがって、第1のPNE外径円1であっても、第2のPNE外径円であっても検出手段は発光部からの反射光を正確にとらえて、検出精度が低下するのを防止できる。
本発明によれば、検出手段が移動するときの回動径を大きくしなくても、検出手段は、消費によって縮小するロール紙の中心の動きに沿う方向に移動する。このため、設定した複数のロール紙残量検出位置において、検出手段pの検出線qがPNE外径円に関して接線方向から傾きとして大きくずれないので、ロール紙残量検出位置の調整幅を比較的大きく設定することができ、かつ、検出精度の低下を抑えることができる。
なお、図9は、解決手段の概念をわかりやすくするための例示であって、検出手段pの検出位置をp1、p2の2箇所として説明しているが、PNE外径円の大きさに応じて、その他、複数の箇所へ同様に設定した検出位置p3・・・についても同様の説明が可能である。
また、位置調整操作部は、回動中心Q2に関して検出手段よりも離れた位置にあるので、その移動量が検出手段よりも大きく、位置調整操作を行いやすい。
さらに、一般的なプリンタは、ベースフレームの上方に用紙収納部が設けられているが、検出手段位置調整レバーの回動中心を比較的頑丈な用紙収納部の底部近傍に設けるので、検出手段の位置調整操作が安定する。
本発明の実施例を示すプリンタの斜視図。 本発明の実施例を示すプリンタの断面図。 本発明の実施例を示すプリンタのロール紙収納時における断面図。 本発明の実施例に係る検出手段位置調整レバーの側面図。 本発明の実施例を示すプリンタの検出径を大きく設定した時の断面図。 本発明の実施例を示すプリンタの検出径を小さく設定した時の断面図。 本発明の実施例において、検出手段の位置を説明するための図。 (イ)、(ロ)は、従来例における検出手段の配置例を説明するための図。 (イ)、(ロ)は、本発明における検出手段の配置例を説明するための図。 本発明において検出手段を配置する領域を説明するための図。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1〜図3に示すように、本発明のプリンタは、ロール紙aを置いてその外周を支持して収納する用紙収納部6を有するペーパードロップインタイプのプリンタであり、ベースフレーム7の上部に上面が開口した用紙収納部6を形成し、用紙収納部6の上方を開閉可能なカバー8で覆う。
用紙収納部6に収納されたロール紙9の先端部は、引き出されて印字部10で印刷が施された後、カッター部11で切断されて正面の排出口12から排出される。
図2及び図3に示すように、用紙収納部6は、左右の平行な側壁13と、後方に向かって次第に下降するよう傾斜した傾斜壁14と、上方に向かって緩やかに湾曲しながら上昇する底壁15によって囲まれた空間であり、傾斜壁14及び底壁15がロール紙9の外周面を下から支持している。
従って、ロール紙9の中心は、消費されて径が縮小するに従って、傾斜壁14と底壁15との接続箇所である底隅部16に向かって下降していく。
用紙収納部6の側壁13の一方には、ロール紙9の残量が設定量に達したことを検知す
る検出手段p(PNEセンサー)が設置される。検出手段pは、ロール紙9の側端面に向かって光を照射する発光部3と、ロール紙9の側端面で反射した反射光を受光する受光部4とを有する光反射型のセンサーである。発光部3及び受光部4は上下方向に並べて配置してあり、その中心を結ぶ線が検出線qである。検出位置では検出線qがPNE外径円の接線に沿う配置とすることを基本としている。
図3に示すように、ロール紙9の残量が多くて径が大きい時は、発光部3と受光部4が共にロール紙9の側端面に対面しており、用紙の存在が検出されている。一方、ロール紙9の外周がPNE外径円1に達して、受光部4が反射光を受光しない時は、ロール紙9の残量が設定量に達したと判断して、警告灯17(図1参照)を点灯する、残量が少ないことを文字で表示する等の適宜手段によって警告を発する。
なお、検出手段pは、ロール紙9の巻き芯18の空洞によって誤作動してしまうので、巻き芯18が通過する領域(図10における傾斜線S1,S2の間)を避けて配置する。
図2及び図4に示すように、検出手段pは、用紙収納部6の一方の側壁13面に設けられた回動中心Q2を中心として回動する検出手段位置調整レバー5の中間部に取り付けられる。回動中心Q2は、ロール紙9が消費し尽くされた時の巻き芯18の中心よりも下方に設定されている。すなわち、残量検出設定量のうちの最小径のロール紙外径円の中心よりも下方に設定されている。そして、図9において、第1のPNE外径円1を検出する位置p1にある検出手段pを、PNE外径円2を検出する検出位置p2に移動したとき、残量検出位置が調整されたことになる。このとき、検出位置p2は検出手段pが回動中心Q2を中心に回動したときにできる円弧とPNE外径円2との交点である。この交点を第2の残量検出位置として設定すればよい。PNE外径円2の直径は必要に応じて任意に定めればよい。ただし、PNE外径円2は、前記のように、残量検出設定量のうちの最小径のロール紙外径円である。
ただし、検出手段pが光反射型のフォトセンサーなどである場合、巻き芯18の空洞部を検出して誤動作してしまうので、巻き芯18の空洞部が底隅部16に向かって移動する軌跡領域(図10において、ハッチングを施した領域、巻き芯18の空洞移動領域という)を避けて配置する。
すなわち、検出位置p1、p2は、巻き芯18の空洞移動領域よりも底壁側であって、その回動中心Q2を底壁15(底壁15に近い側壁13面を含む)に配置し、回動中心Q2を中心とした円と第1のPNE外径円1と第2のPNE外径円2との交点箇所に設定される。したがって、検出手段pは上方に凸に湾曲した円弧上を回動し、底隅部16の方向に移動する。
なお、ロール紙の中心が移動する方向は図のように底隅部16に向かう傾斜した方向ではなく、上方から下方へ垂直な場合もある。このときは、巻き芯18が通過する領域も垂直になる。
用紙収納部6の側壁13の一方には、回動中心Q2を中心として回動する検出手段pをガイドし、その移動範囲を規制する扇状のガイド孔19が形成される。
また、検出手段位置調整レバー5の検出手段pよりも上方に、検出手段pを複数位置(本実施例では3か所)のいずれかに択一的に位置決めする位置調整操作部20が取り付けられている。
位置調整操作部20の上縁には爪22を突出し、位置調整操作部20の内面(用紙収納
部6内に露出した面)には複数の滑り止めリブ23が形成されている。また、用紙収納部6の側壁13には、回動中心Q2を中心として回動する位置調整操作部20をガイドし、移動範囲を規制する扇状の操作ガイド部24が形成される。
用紙収納部6における爪22の軌道上(操作ガイド部24の上縁)には、爪22と係合可能な複数(本実施例では3個)のノッチ25を間隔をあけて形成してあり、爪22とノッチ25いずれかを係合することにより、検出手段pが位置決めされる。
ロール紙9の検出径を最も大きく(例えば、28mm)設定する場合は、図5に示すように、爪22を紙面右側のノッチ25に係合し、検出手段pを底隅部16から遠い位置に位置決めする。
この時、検出手段pは、残量が設定量に達して外径が28mmとなったときロール紙9の外周位置(第1のPNE外径円の位置)に設置されると共に、検出線qがこの設置位置におけるロール紙9の外周接線bに沿って、または、これにできるだけ近似した線に沿って並ぶよう配置される(図7)。
従って、用紙を消費してロール紙9の外径が28mmになると、発光部3から照射された光がロール紙9の端面で反射されなくなり、検出手段pはロール紙9の残量が第1の設定量に達したことを検知する。
一方、ロール紙9の検出径を最も小さく(例えば、25mm)設定する場合は、図6に示すように、爪22を紙面左側のノッチ25に係合し、検出手段pを底隅部16と近い位置の設定箇所に位置決めする。
すると、発光部3と受光部4は、残量が設定量に達して外径が25mmとなったロール紙9の外周位置(第2のPNE外径円の位置)に設置されるが、このとき、検出手段pの検出線qは前記のように、内向きに回動変位するので、発光部3と受光部4を結ぶ検出線q検出位置p2での接線に対するずれは少なく、第2のPNE外径円の接線に近似して配置される(図)。
そして、ロール紙9の外径が25mmに達した時、検出手段pは確実にロール紙9の残量が第2の設定量に達したことを検知する。
なお、上記実施例では、検出手段pを3か所の位置のいずれかに位置決めするようになっているが、より多数の位置に択一的に位置決めして、検知しようとするロール紙9の径を細かく選択できるようにすることも可能である。
また、検出手段pを位置決めする手段は爪22とノッチ25に限定されない。例えば、検出手段位置調整レバー5に設けた係合リブを用紙収納部6の側壁13の一方に形成した複数の溝のいずれかにクリック係合してもよい。
さらに、上記説明では、第1の残量検出状態を検出する位置p1における検出手段pの姿勢(検出線q)を、第1の残量検出状態にあるロール紙の外径円1の垂直な接線bと一致させ、この接線bと底壁15との交点に検出手段pの回動中心Q2を設けてあるが、垂直な接線bと検出線qとが必ずしも一致している必要はなく、回動中心Q2が垂直な接線b上にある必要もない。
1 第1のPNE外径円
2 第2のPNE外径円
3 発光部
4 受光部
5 検出手段位置調整レバー
6 用紙収納部
7 ベースフレーム
8 カバー
9 ロール紙
10 印字部
11 カッター部
12 排出口
13 左右の側壁
14 傾斜壁
15 底壁
16 底隅部
17 警告灯
18 巻き芯
19 ガイド孔
20 位置調整操作部
22 爪
23 リブ
24 操作ガイド部
25 ノッチ
Q1,Q2 回動中心
p1,p2 検出位置
p 検出手段
q 検出線

Claims (3)

  1. ロール紙の外周を支持して収納する用紙収納部を有し、前記用紙収納部に前記ロール紙の残量が設定量に達したことを検知する発光部と受光部が直線上に配置された光反射型の検出手段を設けたプリンタにおいて、
    前記用紙収納部の側壁面に設けられた回動中心を中心として回動可能に設けられた検出手段位置調整レバーを備え、
    前記検出手段位置調整レバーは、中間部に前記検出手段を設けるとともに、上方に前記検出手段を複数の検出位置のいずれかに択一的に位置決めする位置調整操作部を設け、
    前記回動中心は前記設定量のうちの最小径のロール紙外径円の中心よりも下方に設定されていることを特徴としたプリンタ。
  2. 前記複数の検出位置は、前記回動中心を中心とした前記検出手段の移動軌跡が描く円と第1の残量検出状態にあるロール紙の外径円との交点と、前記移動軌跡が描く円と第2の残量検出状態にあるロール紙の外径円との交点に、あるいはこれらの交点の間に設定されていることを特徴とした請求項1に記載のプリンタ。
  3. 前記第1の残量検出状態にあるロール紙の外径円は検出可能な最大のロール紙の外径円であり、前記第2の残量検出状態にあるロール紙の外径円は検出可能な最小のロール紙の外径円であることを特徴とした請求項2に記載のプリンタ。
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