JP2000038240A - 印刷装置の給紙機構 - Google Patents

印刷装置の給紙機構

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JP2000038240A
JP2000038240A JP10207378A JP20737898A JP2000038240A JP 2000038240 A JP2000038240 A JP 2000038240A JP 10207378 A JP10207378 A JP 10207378A JP 20737898 A JP20737898 A JP 20737898A JP 2000038240 A JP2000038240 A JP 2000038240A
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JP10207378A
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Takeshi Nakaoka
健 中岡
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Niigata Fuji Xerox Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Niigata Fuji Xerox Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙の有無検出と残量検出とを一つの機構で
兼用することによって、部品点数を削減し、コストを低
減できると共に、用紙残量の検出を確実にできる印刷装
置の給紙機構の提供を目的とする。 【解決手段】 カット紙2を積層して収納する給紙カセ
ット10と、給紙カセット10内に配置され、落とし穴
を14有し、カット紙2を載置すると共に、回転軸12
を中心にして回転しカット紙2を上方に付勢するリフト
プレート11と、カット紙2を給紙カセット10から取
り出すカット紙取り出し機構20と、上下方向に移動可
能で、先端部が、常時は積層したカット紙2の上面に当
接し、カット紙2がなくなると、リフトプレート11の
落とし穴14に落下するカット紙検出部材30と、カッ
ト紙検出部材30の位置を検出するセンサー31,32
とを備える構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷装置の給紙機
構に関し、特に、カット紙の用紙残量と用紙の有無を一
つの機構で検出することができる印刷装置の給紙機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、コピー機やファックス、レー
ザープリンタ、あるいは電子写真プリンタ等のカット紙
に印刷を行う印刷装置には、カット紙を積載して収納し
た給紙カセットからカット紙を印刷部へ搬送する給紙機
構が設けられている。このような給紙機構では、カット
紙の有無と残量を検出し、使用者に表示する機構が設け
られることが多い。
【0003】図5は、従来の印刷装置の用紙有無の検出
及び用紙残量の検出を行う給紙機構の一例を示す側面図
である。この給紙機構は、給紙カセット100の中にカ
ット紙120が積層して収納されている。このカット紙
120は、回転軸101を中心にして回転可能なリフト
プレート102の上に載置され、このリフトプレート1
02は、バネ103によって、上向きの力が加えられ、
常に回転軸101を中心にしてカット紙120の一端部
を上に持ち上げるようになっている。そして、持ち上が
られているカット紙120の一端部は、その上方に配置
されている給紙ローラ110に常に接している状態にな
っている。給紙ローラ110は、回転することによっ
て、給紙ローラ110に接している最上層のカット紙1
20を摩擦力で給紙カセット100から取り出して搬送
路に送る。
【0004】この給紙機構は、用紙有無アクチュエータ
130と用紙残量アクチュエータ140の2つの検出機
構を有している。用紙有無アクチュエータ130は、上
下に移動可能になっていて、アクチュエータ130の上
下位置をセンサー131が検出してコントローラ150
に検出信号を送出する機構になっている。このアクチュ
エータ130の下端面は積層カット紙120の上面と直
接接触している。したがって、アクチュエータ130の
位置をセンサー131が検出して用紙の有無を検出し、
コントローラ150で判断するようになっている。
【0005】また、用紙残量アクチュエータ140は、
上下に移動可能なアクチュエータ140が配置され、リ
フトプレート102の上面位置などのカット紙が存在し
ない部分と接触するようになっている。また、アクチュ
エータ140の上下位置を検出する2個のセンサー14
1、142が配置され、これらのセンサーの出力信号が
コントローラ150に送出され、アクチュエータ140
の上下位置を検出することによって、カット紙120の
残量を検出し、コントローラ150が判断するようにな
っている。
【0006】この場合、用紙残量検出機構140では、
リフトプレート102の上面などの位置を検出するた
め、用紙の残量によってリフトプレート102の移動量
が大きいリフトプレート102の回転軸101から離れ
た位置で検出を行っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示した従来の給紙機構によれば、用紙有無検出はカット
紙120の中央付近、用紙残量検出はカット紙120の
存在しない部分の位置を検出するようになっているの
で、用紙有無検出機構130と用紙残量検出機構140
が別個の機構となっている。そのため、アクチュエー
タ、センサーの数が多くなり、部品点数の増加でコスト
増を招いていた。
【0008】また、用紙残量検出は、カット紙120の
存在しない部分、すなわち、リフトプレート102の端
の方の位置を検出していたので、リフトプレート102
の端の方にそりなどが発生した場合、そりのない場合と
比較して用紙残量アクチュエータ140の位置が大きく
異なるため、用紙残量が正確に検出できないという問題
があった。
【0009】一方、部品点数の削減を目的として、光を
用いた検出機構により用紙の有無と残量をまとめて検出
する方法(特開平7−172623号公報)も提案され
ているが、カット紙で反射した光を検出するセンサーが
高価であり、コストの低減としてはそれほど有効ではな
い。
【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、用紙の有無検出と残量検出とを一つの機構で兼用
することによって、部品点数を削減し、コストを低減で
きると共に、用紙残量の検出を確実にできる印刷装置の
給紙機構の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の印刷装置の給紙機構は、カット紙を
積層して収納する給紙カセットと、前記給紙カセット内
に配置され、落とし穴を有し、前記カット紙を載置する
と共に、回転軸を中心にして回転し前記カット紙を上方
に付勢するリフトプレートと、前記カット紙を前記給紙
カセットから取り出すカット紙取り出し機構と、上下方
向に移動可能で、先端部が、常時は積層した前記カット
紙の上面に当接し、前記カット紙がなくなると、前記リ
フトプレートの前記落とし穴に落下するカット紙検出部
材と、前記カット紙検出部材の位置を検出するセンサー
とを備える構成としてある。
【0012】このような構成の発明によれば、給紙カセ
ットの中に積層されているカット紙の最上面の位置が、
常にこのカット紙最上面と接しているカット紙検出部材
の位置をセンサーで検出することにより、カット紙の残
量を検出することができる。また、カット紙がなくなっ
たときは、カット紙検出部材は、リフトプレートの落と
し穴の中に落下するため、その位置をセンサーで検出す
ることにより、カット紙がなくなったことを検出するこ
とができる。
【0013】従って、本給紙機構によれば、一つのカッ
ト紙検出部材の位置を検出することで、用紙の残量と有
無を検出することができる。また、カット紙検出部材
は、直接カット紙の表面を検出するので、間接的にリフ
トプレートの位置を検出する場合と比較して、確実に用
紙残量を検出することができる。
【0014】請求項2記載の印刷装置の給紙機構は、請
求項1記載の印刷装置の給紙機構において、前記カット
紙検出部材の前記先端部が、前記リフトプレートの回転
軸近傍のカット紙の上面に接触している構成としてあ
る。
【0015】このような構成の発明によれば、リフトプ
レートの回転軸の反対側の端部は、カット紙の層の厚み
が薄くなるにつれて持ち上げられ、回転軸と離れている
側のカット紙の最上面は常にカット紙取り出し機構と接
して、変化しないため、なるべくカット紙の残量に応じ
て最上面の高さが変化する回転軸に近いカット紙の上面
に接するようにすることにより、カット紙の残量を正確
に検出することができる。
【0016】請求項3記載の印刷装置の給紙機構は、請
求項1又は2記載の印刷装置の給紙機構において、前記
センサーが、上下に離間した2個の第1センサーと第2
センサーとで構成される構成としてある。
【0017】このような構成の発明によれば、例えば、
前記カット紙が十分な厚さで積層されているときは、前
記第1センサーのみが前記カット紙検出部材を感知し、
前記カット紙が少ない厚さで積層されているときは、前
記第1センサーと前記第2センサーの両方が前記カット
紙検出部材を感知し、前記カット紙が残り少ない厚さで
積層されているときは、前記第2センサーのみが前記カ
ット紙検出部材を感知し、前記カット紙がなくなり、前
記カット紙検出部材の先端が前記落とし穴に落下してい
るときは、前記第1センサーも前記第2センサーも前記
カット紙検出部材を感知しないように構成することによ
り、単純で少ないセンサーで確実にカット紙検出部材の
位置を検出することができる。
【0018】請求項4記載の印刷装置の給紙機構は、請
求項3記載の印刷装置の給紙機構において、前記カット
紙が十分な厚さで積層されているときは、前記第1セン
サーのみが検知信号を出力し、前記カット紙が十分な厚
さより少ない厚さで積層されているときは、前記第1セ
ンサーと前記第2センサーの両方が検知信号を出力し、
前記カット紙が残り少ない厚さで積層されているとき
は、前記第2センサーのみが検知信号を出力し、前記カ
ット紙がなくなり、前記カット紙検出部材の先端が前記
落とし穴に落下しているときは、前記第1センサーも前
記第2センサーも検知信号を出力しないように構成とし
てある。
【0019】このような構成の発明によれば、単純で少
ないセンサーで確実にカット紙検出部材の位置を検出す
ることができる。
【0020】請求項5記載の印刷装置の給紙機構は、請
求項3又は4記載の印刷装置の給紙機構において、前記
センサーを、光検知センサーで構成してある。
【0021】このような構成の発明によれば、単に光を
検出するだけのセンサーでよいので、安価に構成でき、
コストを低減することができる。
【0022】請求項6記載の印刷装置の給紙機構は、請
求項3〜5いずれかに記載の印刷装置の給紙機構におい
て、前記カット紙検出部材が、前記センサーに入射する
光を遮蔽する遮蔽板を備えた構成としてある。
【0023】このような構成の発明によれば、単に光を
遮断するだけの遮蔽板を設ければよいので、安価に構成
でき、コストを低減することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照しつつ説明する。図1〜図4は、本発明の
印刷装置の給紙機構の一実施形態におけるカット紙の検
出機構の構造と動作を示す概念図である。
【0025】はじめに、図1を参照しながら本発明の印
刷装置の給紙機構について説明する。図1は、給紙機構
にカット紙が用紙満載時の量で収納されている状態を示
している。
【0026】この給紙機構1は、図示しない印刷装置に
カット紙2を供給する給紙カセット10の中に、カット
紙2が満載状態で積層して収納されている。このカット
紙2は、リフトプレート11の上に載置されている。リ
フトプレート11は、回転軸12を中心にして上方に回
転可能になっており、リフトプレート11と給紙カセッ
ト10の底面との間に介在するバネ13によって、上向
きの力が加えられ、回転軸12を中心にしてカット紙2
の回転軸12と離れている側の端部が上方に常に付勢さ
れるようになっている。
【0027】リフトプレート11の底面部には、後述す
るアクチュエータの接触部が落ち込む落とし穴14が穿
設されている。この落とし穴14は、リフトプレート1
1の幅方向の側部あるいは中央部の一部に形成してあれ
ばよい。この場合、アクチュエータ30も落とし穴14
と対応する位置に、落とし穴14の寸法と対応した寸法
の接触部30dを有する構成となる。また、リフトプレ
ート12の回転端部の上方には、カット紙取り出し機構
としての給紙ローラ20が、その周面が給紙カセット1
0の枠よりやや上になるように配置されている。
【0028】その結果、カット紙2のリフトプレート1
1の昇降端部側は、給紙ローラ20の周面にバネ13の
付勢力で常に接している状態になっている。給紙ローラ
20は、回転することによって、給紙ローラ20に接し
ている最上層のカット紙2を摩擦力で給紙カセット10
から取り出して搬送路に送る作用を有する。
【0029】本発明の印刷装置の給紙機構1では、用紙
残量検出機構と用紙有無検出機構とを兼用した用紙検出
機構を有することを特徴としている。この用紙検出機構
3は、カット紙検出部材としてのアクチュエータ30、
上下2個のセンサー31、32及びコントローラ33と
から構成されている。
【0030】アクチュエータ30は、取り付け部30a
を備え、この取り付け部30aで図示しない印刷装置に
回転軸30bを中心に回転可能に取り付けられている。
また、取り付け部30aからセンサーに対して延伸する
遮蔽板30cが取り付け部30aと一体に設けられてい
る。更に、取り付け部30aの下方に位置し、カット紙
に柔らかく接触するために下面が円弧状になっている接
触部30dが取り付け部30aと一体に設けられてい
る。この接触部30dは錘としても機能し、アクチュエ
ータ30は、自重で回転軸30bを中心に降下し、接触
部30dの下面は常にカット紙2最上面に接触するよう
になっている。
【0031】また、アクチュエータ30がカット紙2の
最上面と接触している位置は、カット紙2のリフトプレ
ート11の回転軸12に近い端部の近傍である。この理
由は、リフトプレート11の回転軸12の反対側の昇降
端部は、カット紙2の層の厚みが薄くなるにつれて持ち
上げられ、回転軸12と離れている側のカット紙2の最
上面の位置は、常に給紙ローラ20の周面と接して変化
しないため、なるべくカット紙の残量に応じて最上面の
高さが変化する回転軸12に近いカット紙2の上面に接
するようにするためで、これにより、カット紙2の残量
を正確に検出することができる。
【0032】センサーは、上側の上センサ31、下側の
下センサ32の2つのセンサーで構成される。これらの
センサーは、例えば、フォトダイオードなどの光センサ
ーとすることができる。図示しないが、センサーと対向
する位置に光放射体が設置され、センサーは、この光放
射体からでる光を受光できるようになっている。
【0033】また、アクチュエータ30の遮蔽板30c
が、これらの上センサ31と下センサ32に到達する光
放射体からの光を、アクチュエータ30の回転に伴っ
て、遮断したりしなかったりするようになっている。上
センサ31と下センサ32からの信号は、コントローラ
ー33に出力され、コントローラ33によって、センサ
ー31,32の出力からアクチュエータ30の位置、す
なわち、カット紙2の残量を検出できるようになってお
り、図示しない表示装置で、カット紙2の残量を表示で
きるようになっている。
【0034】図1に示すように、カット紙2を満載にし
て給紙カセット10に収納した場合、上側の上センサ3
1に到達する光を遮蔽板30cが遮蔽し、一方、下セン
サ32は、遮蔽板30cの下端縁より下に位置し、光を
受光できる状態になっている。従って、コントローラ3
3は、下センサ32のみが光信号を出力することを受け
て、用紙が満載であると判断してその旨を表示させる。
【0035】次に、図2に示すように、印刷を開始して
カット紙2が少し減ってくると、アクチュエータ30が
回転軸30bを中心にして回転して少し下がる。これに
より、上センサ31と下センサ32の両方が遮蔽板30
cによって光を遮蔽され、両方から光信号が出力されな
い。コントローラ33は、これを受けて用紙残量が少し
減少したと判断しその旨を表示させる。
【0036】次に、図3に示すように、更に印刷が進ん
で用紙が減ってくると、アクチュエータ30が回転軸3
0bを中心にして回転して更に下がる。これにより、上
側の上センサ31が遮蔽板30cの上端縁より上に位置
して光を受光できる状態になり、下センサ32はまだ遮
蔽板30cで遮蔽されている。従って、上センサ31の
みが光信号を出力することから、コントローラ33は用
紙残量が少ないと判断し、その旨を表示させる。
【0037】次に、図4に示すように、更に印刷が進ん
でカット紙2がなくなると、アクチュエータ30が回転
軸30bを中心にして回転して更に下がり、アクチュエ
ータ30の接触部30dの下端縁はリフトプレート11
の落とし穴14に落ち込む。これにより、遮蔽板30c
の上端縁が下センサ32よりも下になり、上センサ31
と下センサ32の両方が、光を受光し、光信号をコント
ローラ33に出力する。コントローラ33は、これを受
けて用紙がないと判断し、注意の表示を表示画面に出力
させる。
【0038】このように、本実施形態の印刷装置の給紙
機構によれば、用紙有無の検出と用紙残量の検出を一つ
の検出機構で検出することができ、部品点数を削減で
き、コスト低減が可能となった。しかも、センサーとコ
ントローラもごく簡単であり、複雑な処理や機構を用い
ていないので、この点でもコストを低減することができ
る。また、直接カット紙の最上面を検出する機構である
ため、リフトプレートの端の方で間接的に検出を行う方
法と比較して、部品の変形などの影響を受けずに、確実
に用紙の残量を検出することができる。
【0039】本発明の印刷装置の給紙機構は、例えば、
プリンター、コピー機、ファックス機等のカット紙を用
いる印刷装置に適用することができるが、とりわけ、機
構上、カット紙の上面を直接検出するため、カット紙が
比較的厚い電子写真プリンタに特に好ましく適用するこ
とができる。
【0040】以上説明した実施形態では、センサーとし
て、光センサーを用いているが、センサーの種類はこれ
に限られるものではなく、例えば、金属を検出するセン
サーなど種々のセンサーが使用できる。なお、金属検出
センサーを用いる場合は、遮蔽板は金属を用い、センサ
ーに遮蔽板が近いかどうかを検出することになるため、
前述した上センサと下センサの検出の有無は逆になる。
【0041】また、センサーとして、アクチュエータの
位置を例えば、アクチュエータの回転量を回転軸に取り
付けた回転変位センサで直接検出するようにしてもよ
い。更に、アクチュエータも回転式でなく、上下に移動
するようにしても良く、また、その形状なども任意であ
る。
【0042】
【発明の効果】本発明の印刷装置の給紙機構によれば、
用紙有無の検出と用紙残量の検出を一つの機構でできる
ため、機構を簡素化してコストを低減することができ
る。また、用紙残量をカット紙の上面の位置の直接検出
により行うため、検出誤差が少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷装置の給紙機構の一実施形態にお
ける用紙満載時の給紙機構の状態を説明する側面図であ
る。
【図2】本発明の印刷装置の給紙機構の一実施形態にお
ける用紙が少し減少したときの給紙機構の状態を説明す
る側面図である。
【図3】本発明の印刷装置の給紙機構の一実施形態にお
ける用紙が残り少なくなったときの給紙機構の状態を説
明する側面図である。
【図4】本発明の印刷装置の給紙機構の一実施形態にお
ける用紙がなくなったときの給紙機構の状態を説明する
側面図である。
【図5】従来の印刷装置の給紙機構を説明する側面図で
ある。
【符号の説明】
1 印刷装置の給紙機構 2 カット紙 10 給紙カセット 11 リフトプレート 12 回転軸 13 バネ 14 落とし穴 3 用紙検出機構 30 アクチュエータ 30a 取り付け部 30b 回転軸 30c 遮蔽部 30d 接触部 31 上センサ 32 下センサ 33 コントローラ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年5月7日(1999.5.7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 印刷装置の給紙機構
【特許請求の範囲】
【請求項】 請求項1記載の印刷装置の給紙機構にお
いて、 前記センサーが、上下に離間した2個の第1センサーと
第2センサーとで構成されることを特徴とする印刷装置
の給紙機構。
【請求項】 請求項2記載の印刷装置の給紙機構にお
いて、 前記カット紙が十分な厚さで積層されているときは、前
記第1センサーのみが検知信号を出力し、 前記カット紙が十分な厚さより少ない厚さで積層されて
いるときは、前記第1センサーと前記第2センサーの両
方が検知信号を出力し、 前記カット紙が残り少ない厚さで積層されているとき
は、前記第2センサーのみが検知信号を出力し、 前記カット紙がなくなり、前記カット紙検出部材の先端
が前記落とし穴に落下しているときは、前記第1センサ
ーも前記第2センサーも検知信号を出力しないように構
成されていることを特徴とする印刷装置の給紙機構。
【請求項】 請求項2又は3記載の印刷装置の給紙機
構において、 前記センサーが、光検知センサーであることを特徴とす
る印刷装置の給紙機構。
【請求項】 請求項2〜4いずれかに記載の印刷装置
の給紙機構において、 前記カット紙検出部材が、前記センサーに入射する光を
遮蔽する遮蔽板を備えていることを特徴とする印刷装置
の給紙機構。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷装置の給紙機
構に関し、特に、カット紙の用紙残量と用紙の有無を一
つの機構で検出することができる印刷装置の給紙機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、コピー機やファックス、レー
ザープリンタ、あるいは電子写真プリンタ等のカット紙
に印刷を行う印刷装置には、カット紙を積載して収納し
た給紙カセットからカット紙を印刷部へ搬送する給紙機
構が設けられている。このような給紙機構では、カット
紙の有無と残量を検出し、使用者に表示する機構が設け
られることが多い。
【0003】図5は、従来の印刷装置の用紙有無の検出
及び用紙残量の検出を行う給紙機構の一例を示す側面図
である。この給紙機構は、給紙カセット100の中にカ
ット紙120が積層して収納されている。このカット紙
120は、回転軸101を中心にして回転可能なリフト
プレート102の上に載置され、このリフトプレート1
02は、バネ103によって、上向きの力が加えられ、
常に回転軸101を中心にしてカット紙120の一端部
を上に持ち上げるようになっている。そして、持ち上が
られているカット紙120の一端部は、その上方に配置
されている給紙ローラ110に常に接している状態にな
っている。給紙ローラ110は、回転することによっ
て、給紙ローラ110に接している最上層のカット紙1
20を摩擦力で給紙カセット100から取り出して搬送
路に送る。
【0004】この給紙機構は、用紙有無アクチュエータ
130と用紙残量アクチュエータ140の2つの検出機
構を有している。用紙有無アクチュエータ130は、上
下に移動可能になっていて、アクチュエータ130の上
下位置をセンサー131が検出してコントローラ150
に検出信号を送出する機構になっている。このアクチュ
エータ130の下端面は積層カット紙120の上面と直
接接触している。したがって、アクチュエータ130の
位置をセンサー131が検出して用紙の有無を検出し、
コントローラ150で判断するようになっている。
【0005】また、用紙残量アクチュエータ140は、
上下に移動可能なアクチュエータ140が配置され、リ
フトプレート102の上面位置などのカット紙が存在し
ない部分と接触するようになっている。また、アクチュ
エータ140の上下位置を検出する2個のセンサー14
1、142が配置され、これらのセンサーの出力信号が
コントローラ150に送出され、アクチュエータ140
の上下位置を検出することによって、カット紙120の
残量を検出し、コントローラ150が判断するようにな
っている。
【0006】この場合、用紙残量検出機構140では、
リフトプレート102の上面などの位置を検出するた
め、用紙の残量によってリフトプレート102の移動量
が大きいリフトプレート102の回転軸101から離れ
た位置で検出を行っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示した従来の給紙機構によれば、用紙有無検出はカット
紙120の中央付近、用紙残量検出はカット紙120の
存在しない部分の位置を検出するようになっているの
で、用紙有無検出機構130と用紙残量検出機構140
が別個の機構となっている。そのため、アクチュエー
タ、センサーの数が多くなり、部品点数の増加でコスト
増を招いていた。
【0008】また、用紙残量検出は、カット紙120の
存在しない部分、すなわち、リフトプレート102の端
の方の位置を検出していたので、リフトプレート102
の端の方にそりなどが発生した場合、そりのない場合と
比較して用紙残量アクチュエータ140の位置が大きく
異なるため、用紙残量が正確に検出できないという問題
があった。
【0009】一方、部品点数の削減を目的として、光を
用いた検出機構により用紙の有無と残量をまとめて検出
する方法(特開平7−172623号公報)も提案され
ているが、カット紙で反射した光を検出するセンサーが
高価であり、コストの低減としてはそれほど有効ではな
い。
【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、用紙の有無検出と残量検出とを一つの機構で兼用
することによって、部品点数を削減し、コストを低減で
きると共に、用紙残量の検出を確実にできる印刷装置の
給紙機構の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の印刷装置の給紙機構は、カット紙を
積層して収納する給紙カセットと、前記給紙カセット内
に配置され、カット紙を載置すると共に、回転軸を中心
にして回転し前記カット紙を上方に付勢するリフトプレ
ートと、このリフトプレートの前記回転軸側に形成され
た落とし穴と、前記リフトプレートの前記回転軸と離れ
ている側の端部上方に位置し、前記カット紙を前記給紙
カセットから取り出すカット紙取り出し機構と、上下方
向に移動可能であって、接触部が、積層した前記カット
紙の前記回転軸側上面に常時当接し、前記カット紙がな
くなると、前記リフトプレートの前記落とし穴に落下す
るカット紙検出部材と、前記カット紙検出部材の位置を
検出するセンサーとを備える構成としてある。
【0012】このような構成の発明によれば、給紙カセ
ットの中に積層されているカット紙の最上面の位置が、
常にこのカット紙最上面と接しているカット紙検出部材
の位置をセンサーで検出することにより、カット紙の残
量を検出することができる。また、カット紙がなくなっ
たときは、カット紙検出部材は、リフトプレートの落と
し穴の中に落下するため、その位置をセンサーで検出す
ることにより、カット紙がなくなったことを検出するこ
とができる。しかも、リフトプレートの回転軸の反対側
の端部は、カット紙の層の厚みが薄くなるにつれて持ち
上げられ、回転軸と離れている側のカット紙の最上面は
常にカット紙取り出し機構と接して、変化しないため、
なるべくカット紙の残量に応じて最上面の高さが大きく
変化する回転軸に近いカット紙の上面に、カット紙検出
部材が接するようにすることにより、カット紙の残量を
正確に検出することができる。
0013】請求項2記載の印刷装置の給紙機構は、請
求項1記載の印刷装置の給紙機構において、前記センサ
ーが、上下に離間した2個の第1センサーと第2センサ
ーとで構成される構成としてある。
0014】このような構成の発明によれば、例えば、
前記カット紙が十分な厚さで積層されているときは、前
記第1センサーのみが前記カット紙検出部材を感知し、
前記カット紙が少ない厚さで積層されているときは、前
記第1センサーと前記第2センサーの両方が前記カット
紙検出部材を感知し、前記カット紙が残り少ない厚さで
積層されているときは、前記第2センサーのみが前記カ
ット紙検出部材を感知し、前記カット紙がなくなり、前
記カット紙検出部材の先端が前記落とし穴に落下してい
るときは、前記第1センサーも前記第2センサーも前記
カット紙検出部材を感知しないように構成することによ
り、単純で少ないセンサーで確実にカット紙検出部材の
位置を検出することができる。
0015】請求項3記載の印刷装置の給紙機構は、請
求項2記載の印刷装置の給紙機構において、前記カット
紙が十分な厚さで積層されているときは、前記第1セン
サーのみが検知信号を出力し、前記カット紙が十分な厚
さより少ない厚さで積層されているときは、前記第1セ
ンサーと前記第2センサーの両方が検知信号を出力し、
前記カット紙が残り少ない厚さで積層されているとき
は、前記第2センサーのみが検知信号を出力し、前記カ
ット紙がなくなり、前記カット紙検出部材の先端が前記
落とし穴に落下しているときは、前記第1センサーも前
記第2センサーも検知信号を出力しないように構成とし
てある。
0016】このような構成の発明によれば、単純で少
ないセンサーで確実にカット紙検出部材の位置を検出す
ることができる。
0017】請求項4記載の印刷装置の給紙機構は、請
求項2又は3記載の印刷装置の給紙機構において、前記
センサーを、光検知センサーで構成してある。
0018】このような構成の発明によれば、単に光を
検出するだけのセンサーでよいので、安価に構成でき、
コストを低減することができる。
0019】請求項5記載の印刷装置の給紙機構は、請
求項2〜4いずれかに記載の印刷装置の給紙機構におい
て、前記カット紙検出部材が、前記センサーに入射する
光を遮蔽する遮蔽板を備えた構成としてある。
0020】このような構成の発明によれば、単に光を
遮断するだけの遮蔽板を設ければよいので、安価に構成
でき、コストを低減することができる。
0021
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照しつつ説明する。図1〜図4は、本発明の
印刷装置の給紙機構の一実施形態におけるカット紙の検
出機構の構造と動作を示す概念図である。
0022】はじめに、図1を参照しながら本発明の印
刷装置の給紙機構について説明する。図1は、給紙機構
にカット紙が用紙満載時の量で収納されている状態を示
している。
0023】この給紙機構1は、図示しない印刷装置に
カット紙2を供給する給紙カセット10の中に、カット
紙2が満載状態で積層して収納されている。このカット
紙2は、リフトプレート11の上に載置されている。リ
フトプレート11は、回転軸12を中心にして上方に回
転可能になっており、リフトプレート11と給紙カセッ
ト10の底面との間に介在するバネ13によって、上向
きの力が加えられ、回転軸12を中心にしてカット紙2
の回転軸12と離れている側の端部が上方に常に付勢さ
れるようになっている。
0024】リフトプレート11の底面部には、後述す
るアクチュエータの接触部が落ち込む落とし穴14が穿
設されている。この落とし穴14は、リフトプレート1
1の幅方向の側部あるいは中央部の一部に形成してあれ
ばよい。この場合、アクチュエータ30も落とし穴14
と対応する位置に、落とし穴14の寸法と対応した寸法
の接触部30dを有する構成となる。また、リフトプレ
ート12の回転端部の上方には、カット紙取り出し機構
としての給紙ローラ20が、その周面が給紙カセット1
0の枠よりやや上になるように配置されている。
0025】その結果、カット紙2のリフトプレート1
1の昇降端部側は、給紙ローラ20の周面にバネ13の
付勢力で常に接している状態になっている。給紙ローラ
20は、回転することによって、給紙ローラ20に接し
ている最上層のカット紙2を摩擦力で給紙カセット10
から取り出して搬送路に送る作用を有する。
0026】本発明の印刷装置の給紙機構1では、用紙
残量検出機構と用紙有無検出機構とを兼用した用紙検出
機構を有することを特徴としている。この用紙検出機構
3は、カット紙検出部材としてのアクチュエータ30、
上下2個のセンサー31、32及びコントローラ33と
から構成されている。
0027】アクチュエータ30は、取り付け部30a
を備え、この取り付け部30aで図示しない印刷装置に
回転軸30bを中心に回転可能に取り付けられている。
また、取り付け部30aからセンサーに対して延伸する
遮蔽板30cが取り付け部30aと一体に設けられてい
る。更に、取り付け部30aの下方に位置し、カット紙
に柔らかく接触するために下面が円弧状になっている接
触部30dが取り付け部30aと一体に設けられてい
る。この接触部30dは錘としても機能し、アクチュエ
ータ30は、自重で回転軸30bを中心に降下し、接触
部30dの下面は常にカット紙2最上面に接触するよう
になっている。
0028】また、アクチュエータ30がカット紙2の
最上面と接触している位置は、カット紙2のリフトプレ
ート11の回転軸12に近い端部の近傍である。この理
由は、リフトプレート11の回転軸12の反対側の昇降
端部は、カット紙2の層の厚みが薄くなるにつれて持ち
上げられ、回転軸12と離れている側のカット紙2の最
上面の位置は、常に給紙ローラ20の周面と接して変化
しないため、なるべくカット紙の残量に応じて最上面の
高さが変化する回転軸12に近いカット紙2の上面に接
するようにするためで、これにより、カット紙2の残量
を正確に検出することができる。
0029】センサーは、上側の上センサ31、下側の
下センサ32の2つのセンサーで構成される。これらの
センサーは、例えば、フォトダイオードなどの光センサ
ーとすることができる。図示しないが、センサーと対向
する位置に光放射体が設置され、センサーは、この光放
射体からでる光を受光できるようになっている。
0030】また、アクチュエータ30の遮蔽板30c
が、これらの上センサ31と下センサ32に到達する光
放射体からの光を、アクチュエータ30の回転に伴っ
て、遮断したりしなかったりするようになっている。上
センサ31と下センサ32からの信号は、コントローラ
ー33に出力され、コントローラ33によって、センサ
ー31,32の出力からアクチュエータ30の位置、す
なわち、カット紙2の残量を検出できるようになってお
り、図示しない表示装置で、カット紙2の残量を表示で
きるようになっている。
0031】図1に示すように、カット紙2を満載にし
て給紙カセット10に収納した場合、上側の上センサ3
1に到達する光を遮蔽板30cが遮蔽し、一方、下セン
サ32は、遮蔽板30cの下端縁より下に位置し、光を
受光できる状態になっている。従って、コントローラ3
3は、下センサ32のみが光信号を出力することを受け
て、用紙が満載であると判断してその旨を表示させる。
0032】次に、図2に示すように、印刷を開始して
カット紙2が少し減ってくると、アクチュエータ30が
回転軸30bを中心にして回転して少し下がる。これに
より、上センサ31と下センサ32の両方が遮蔽板30
cによって光を遮蔽され、両方から光信号が出力されな
い。コントローラ33は、これを受けて用紙残量が少し
減少したと判断しその旨を表示させる。
0033】次に、図3に示すように、更に印刷が進ん
で用紙が減ってくると、アクチュエータ30が回転軸3
0bを中心にして回転して更に下がる。これにより、上
側の上センサ31が遮蔽板30cの上端縁より上に位置
して光を受光できる状態になり、下センサ32はまだ遮
蔽板30cで遮蔽されている。従って、上センサ31の
みが光信号を出力することから、コントローラ33は用
紙残量が少ないと判断し、その旨を表示させる。
0034】次に、図4に示すように、更に印刷が進ん
でカット紙2がなくなると、アクチュエータ30が回転
軸30bを中心にして回転して更に下がり、アクチュエ
ータ30の接触部30dの下端縁はリフトプレート11
の落とし穴14に落ち込む。これにより、遮蔽板30c
の上端縁が下センサ32よりも下になり、上センサ31
と下センサ32の両方が、光を受光し、光信号をコント
ローラ33に出力する。コントローラ33は、これを受
けて用紙がないと判断し、注意の表示を表示画面に出力
させる。
0035】このように、本実施形態の印刷装置の給紙
機構によれば、用紙有無の検出と用紙残量の検出を一つ
の検出機構で検出することができ、部品点数を削減で
き、コスト低減が可能となった。しかも、センサーとコ
ントローラもごく簡単であり、複雑な処理や機構を用い
ていないので、この点でもコストを低減することができ
る。また、直接カット紙の最上面を検出する機構である
ため、リフトプレートの端の方で間接的に検出を行う方
法と比較して、部品の変形などの影響を受けずに、確実
に用紙の残量を検出することができる。
0036】本発明の印刷装置の給紙機構は、例えば、
プリンター、コピー機、ファックス機等のカット紙を用
いる印刷装置に適用することができるが、とりわけ、機
構上、カット紙の上面を直接検出するため、カット紙が
比較的厚い電子写真プリンタに特に好ましく適用するこ
とができる。
0037】以上説明した実施形態では、センサーとし
て、光センサーを用いているが、センサーの種類はこれ
に限られるものではなく、例えば、金属を検出するセン
サーなど種々のセンサーが使用できる。なお、金属検出
センサーを用いる場合は、遮蔽板は金属を用い、センサ
ーに遮蔽板が近いかどうかを検出することになるため、
前述した上センサと下センサの検出の有無は逆になる。
0038】また、センサーとして、アクチュエータの
位置を例えば、アクチュエータの回転量を回転軸に取り
付けた回転変位センサで直接検出するようにしてもよ
い。更に、アクチュエータも回転式でなく、上下に移動
するようにしても良く、また、その形状なども任意であ
る。
0039
【発明の効果】本発明の印刷装置の給紙機構によれば、
用紙有無の検出と用紙残量の検出を一つの機構でできる
ため、機構を簡素化してコストを低減することができ
る。また、用紙残量をカット紙の上面の位置の直接検出
により行うため、検出誤差が少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷装置の給紙機構の一実施形態にお
ける用紙満載時の給紙機構の状態を説明する側面図であ
る。
【図2】本発明の印刷装置の給紙機構の一実施形態にお
ける用紙が少し減少したときの給紙機構の状態を説明す
る側面図である。
【図3】本発明の印刷装置の給紙機構の一実施形態にお
ける用紙が残り少なくなったときの給紙機構の状態を説
明する側面図である。
【図4】本発明の印刷装置の給紙機構の一実施形態にお
ける用紙がなくなったときの給紙機構の状態を説明する
側面図である。
【図5】従来の印刷装置の給紙機構を説明する側面図で
ある。
【符号の説明】 1 印刷装置の給紙機構 2 カット紙 10 給紙カセット 11 リフトプレート 12 回転軸 13 バネ 14 落とし穴 3 用紙検出機構 30 アクチュエータ 30a 取り付け部 30b 回転軸 30c 遮蔽部 30d 接触部 31 上センサ 32 下センサ 33 コントローラ ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月24日(1999.9.2
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の印刷装置の給紙機構は、カット紙を
積層して収納する給紙カセットと、前記給紙カセット内
に配置され、カット紙を載置すると共に、回転軸を中心
にして回転し前記カット紙を上方に付勢するリフトプレ
ートと、このリフトプレートの前記回転軸の近傍に形成
された落とし穴と、前記リフトプレートの前記回転軸と
離れている側の端部上方に位置し、前記カット紙を前記
給紙カセットから取り出すカット紙取り出し機構と、上
下方向に移動可能であって、接触部が、積層した前記カ
ット紙の前記回転軸近傍の上面に常時当接し、前記カッ
ト紙がなくなると、前記リフトプレートの前記落とし穴
に落下するカット紙検出部材と、前記カット紙検出部材
の位置を検出するセンサーとを備える構成としてある。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給紙カセットと、 前記給紙カセット内に配置され、落とし穴を有し、カッ
    ト紙を載置すると共に、回転軸を中心にして回転し前記
    カット紙を上方に付勢するリフトプレートと、 前記カット紙を前記給紙カセットから取り出すカット紙
    取り出し機構と、 上下方向に移動可能で、先端部が、常時は積層した前記
    カット紙の上面に当接し、前記カット紙がなくなると、
    前記リフトプレートの前記落とし穴に落下するカット紙
    検出部材と、 前記カット紙検出部材の位置を検出するセンサーとを備
    えることを特徴とする印刷装置の給紙機構。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の印刷装置の給紙機構にお
    いて、 前記カット紙検出部材の前記先端部が、前記リフトプレ
    ートの回転軸近傍のカット紙の上面に接触していること
    を特徴とする印刷装置の給紙機構。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の印刷装置の給紙機
    構において、 前記センサーが、上下に離間した2個の第1センサーと
    第2センサーとで構成されることを特徴とする印刷装置
    の給紙機構。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の印刷装置の給紙機構にお
    いて、 前記カット紙が十分な厚さで積層されているときは、前
    記第1センサーのみが検知信号を出力し、 前記カット紙が十分な厚さより少ない厚さで積層されて
    いるときは、前記第1センサーと前記第2センサーの両
    方が検知信号を出力し、 前記カット紙が残り少ない厚さで積層されているとき
    は、前記第2センサーのみが検知信号を出力し、 前記カット紙がなくなり、前記カット紙検出部材の先端
    が前記落とし穴に落下しているときは、前記第1センサ
    ーも前記第2センサーも検知信号を出力しないように構
    成されていることを特徴とする印刷装置の給紙機構。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4記載の印刷装置の給紙機
    構において、 前記センサーが、光検知センサーであることを特徴とす
    る印刷装置の給紙機構。
  6. 【請求項6】 請求項3〜5いずれかに記載の印刷装置
    の給紙機構において、 前記カット紙検出部材が、前記センサーに入射する光を
    遮蔽する遮蔽板を備えていることを特徴とする印刷装置
    の給紙機構。
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