JP2004117121A - 建設機械の燃料残量検出装置 - Google Patents

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坂井 紀幸
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Abstract

【課題】大型の建設機械から小型の建設機械に至るまで、様々な形状の燃料タンクであっても正確に燃料残量を検出できるようにする。
【解決手段】燃料タンク11内の比較的上部に可変抵抗器12と、該可変抵抗器12に回動可能に装着されたアーム13と、アーム13の先端に取り付けられたフロート14とからなる第1の燃料検出部15を設け、フロート14の上限位置にて燃料残量の最大位置を検出可能なように第1の燃料検出部15を設置する。また、機械の稼動情報から得られる燃料消費量を積算し、積算した燃料消費量に基づいて燃料残量を検出する第2の燃料検出部22を設け、この第2の燃料検出部22を前記フロート14の下限位置以下の燃料残量を検出可能なように設置する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は建設機械の燃料残量検出装置に関するものであり、特に、縦長形状の燃料タンクにも使用可能な建設機械の燃料残量検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4は、従来の一般的な建設機械の燃料残量検出装置を示し、燃料タンク1内には、可変抵抗器2と、可変抵抗器2に回動可能に装着されたアーム3と、アーム3の先端に取り付けられたフロート4とからなる燃料センサ5が設けられている。燃料タンク1内に充填されている燃料の増減によりフロート4が上下動し、その浮力によりアーム3がある決められた角度範囲θで回動する(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−103995号公報(第4頁、図2及び図3)
燃料残量が小のときは前記フロート4が低位置にあり、燃料残量が大のときは前記フロート4が高位置に移動するので、アーム3の回動角度の変化が可変抵抗器2の抵抗値Rの変化となり、コントローラ6はこの燃料センサ5の抵抗値Rを検出して燃料タンク1内の燃料残量を演算し、この演算結果を表示装置7に表示する。
【0004】
図5に示すように、燃料タンク1内の燃料残量が最大の状態(FULL)では、前記フロート4が最高位置にあってアーム3の回動角度がθとなり、そのときの可変抵抗器2の抵抗値Rが最小のRであるものとする。そして、燃料タンク1内の燃料残量が減少するのに伴い、前記フロート4が最高位置から徐々に下降してアーム3の回動角度が小さくなると、可変抵抗器2の抵抗値RがR,R,R…と一定の割合で増加していき、燃料残量が最小の状態(EMPTY)では、前記フロート4が最低位置となってアームの回動角度が0となり、そのときの可変抵抗器2の抵抗値Rが最大のRとなるように設定する。
【0005】
従って、コントローラ6は可変抵抗器2の抵抗値Rを検出して燃料残量を判別し、表示装置7に現在の燃料残量を表示するための信号を送信する。図6に示すように、表示装置7はLED等の発光素子8a,8b,8c…を縦方向に複数個並べてあり、コントローラ6からの信号に応じて所定位置の発光素子を発光させて、オペレータに燃料残量を告知する。
【0006】
例えば、可変抵抗器2の抵抗値Rが最大のR以上であるときは最下段の発光素子8aが点灯し、可変抵抗器2の抵抗値RがRよりも低下してR以上であるときは最下段よりも一つ上段の発光素子8bが点灯する。また、可変抵抗器2の抵抗値RがRよりも低下してR以上であるときは最下段よりも二つ上段の発光素子8cが点灯する。
【0007】
以下同様に、可変抵抗器2の抵抗値Rの低下に伴って、最下段の発光素子8aから順次最上段の発光素子8fまでの何れかの発光素子が点灯するように構成してある。或いは、該当する発光素子を含めてその下段にある全ての発光素子が点灯するように構成される場合もある。このように、発光素子8a乃至8hの点灯位置によって、オペレータに燃料残量を告知している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来の此種建設機械の燃料残量検出装置は、燃料センサ5の抵抗値Rを読み取ってコントローラ6が燃料残量を演算している。従って、図7に示すような大型の燃料タンク1aでは、前述した一般的な大きさの燃料タンク1に使用される燃料センサ5では、フロート4の位置が燃料残量の最大位置及び最小位置に達しない。このため、可変抵抗器2のアーム3を長いアーム3aに交換し、その先端にフロート4を装着した別部品からなる燃料センサ5aを使用する必要があった。
【0009】
また、小型の建設機械では搭載スペースの関係から、図8に示すように燃料タンク1bの形状が縦長になる傾向にある。その際、燃料タンク1bの内壁に干渉しないように短いアーム3bを取り付けた燃料センサ5bを使用するため、燃料残量が最小の状態から最大の状態までの一部の範囲にしか、燃料残量を正確に検出することができない。
【0010】
そこで、大型の建設機械から小型の建設機械に至るまで、様々な形状の燃料タンクであっても正確に燃料残量を検出できるようにするために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、角度検出器と、この角度検出器に回動可能に装着されたアームと、該アームの先端に取り付けられたフロートとからなる第1の燃料検出部を燃料タンクに備えた建設機械の燃料残量検出装置に於いて、機械の稼動情報から得られる燃料消費量を積算し、積算した燃料消費量に基づいて燃料残量を検出する第2の燃料検出部を設け、前記フロートの上限位置にて燃料残量の最大位置を検出可能なように前記第1の燃料検出部を設置し、前記フロートの下限位置以下の燃料残量を検出可能なように前記第2の燃料検出部を設置した建設機械の燃料残量検出装置、
及び、上記第1の燃料検出部の角度検出器の検出値に基づき、フロートの上限位置から下限位置に至るまでの燃料残量を演算して表示装置に表示するコントローラを備えた建設機械の燃料残量検出装置、
及び、上記第2の燃料検出部はエンジン回転数センサと、燃料供給量センサと、各センサの検出信号から燃料戻し量を推定して燃料消費量を演算する演算部と、演算された燃料消費量を積算して記憶する記憶部とからなり、該第2の燃料検出部が積算した燃料消費量が所定値を超えたときにそのときの燃料残量を表示装置に表示させるコントローラとを備えた建設機械の燃料残量検出装置、
及び、上記記憶部は不揮発性メモリからなり、上記積算した燃料消費量を不揮発性メモリに記憶してキーオフ時にデータを保存し、キーオン時に不揮発性メモリから前記積算した燃料消費量を読み出して更に積算を再開するように構成された建設機械の燃料残量検出装置、
及び、上記第2の燃料検出部は、上記第1の燃料検出部のフロートが下限位置近傍以下に下降したときに燃料消費量の積算を開始し、上記フロートが下限位置近傍以上に上昇したときに燃料消費量の積算をリセットするように構成された建設機械の燃料残量検出装置、
及び、上記第1の燃料検出部のフロートが上限位置から下限位置の近傍に至るまでは第1の燃料検出部が検出した燃料残量を表示装置に表示し、上記フロートが下限位置近傍以下に下降した後は、上記第2の燃料検出部が検出した燃料残量を表示装置に表示させるコントローラを備えた建設機械の燃料残量検出装置を提供するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図1乃至図3に従って詳述する。図1は建設機械の燃料残量検出装置を示し、燃料タンク11内の比較的上部に角度検出器である可変抵抗器12と、該可変抵抗器12に回動可能に装着されたアーム13と、アーム13の先端に取り付けられたフロート14とからなる第1の燃料検出部15が設けられており、燃料タンク11内に充填されている燃料の増減によりフロート14が上下動し、その浮力によりアーム13がある決められた角度範囲θで回動する。
【0013】
該第1の燃料検出部15は、従来の此種フロート式燃料センサと略同様の構成並びに作用効果を有し、燃料残量が小のときは前記フロート14が低位置にあり、燃料残量が大のときは前記フロート14が高位置に移動するので、アーム13の回動角度の変化が可変抵抗器12の抵抗値Rの変化となり、コントローラ16はこの第1の燃料検出部15の抵抗値Rを検出して燃料タンク11内の燃料残量の増減を演算する。
【0014】
一方、エンジン17の近傍には、エンジン回転数を検出するエンジン回転数センサ18と、燃料供給量センサ19が設けられ、コントローラ16には、前記各センサの検出信号から燃料戻し量を推定して燃料消費量を演算する燃料消費量演算部20と、この燃料消費量演算部20にて演算された燃料消費量を積算し積算燃料消費量Tとして記憶する記憶部21が設けられ、前記各センサ18,19と燃料消費量演算部20と記憶部21とから第2の燃料検出部22が構成されている。本実施の形態では前記記憶部21は不揮発性メモリにて形成されている。このため、記憶データの書き替えが可能であるとともに、電源オフ時でも記憶データを保持できる。尚、符号23はキースイッチであり、24は燃料残量を表示する表示装置である。
【0015】
ここで、前記第1の燃料検出部15はフロート14の上限位置にて燃料残量の最大位置Fを検出可能なように設置されている。即ち、図2に示すように、燃料タンク11内の燃料残量が最大の状態(FULL)では、前記フロート14が最高位置にあってアーム13の回動角度がθとなり、そのときの可変抵抗器12の抵抗値Rが最小のRであるものとする。そして、燃料タンク11内の燃料残量が減少するのに伴い、前記フロート14が最高位置から徐々に下降してアーム13の回動角度が小さくなると、可変抵抗器12の抵抗値RがR,Rと一定の割合で増加していき、前記フロート14が下限位置となってアームの回動角度が0となったとき、可変抵抗器12の抵抗値Rが最大のRとなるように設定する。
【0016】
図3は表示装置24の一例を示し、該表示装置24はLED等の発光素子L1,L2,L3…を縦方向に複数個並べてあり、コントローラ16からの信号に応じて所定位置の発光素子を発光させ、オペレータに燃料残量を告知する。
【0017】
前述した第1の燃料検出部15が検出した可変抵抗器12の抵抗値Rが最小のR未満であるときは(R<R)、コントローラ16は最上段の発光素子L8を点灯させるように表示装置24に信号を出力し、燃料残量が最大の状態(FULL)であることをオペレータに告知する。また、前記可変抵抗器12の抵抗値Rが最小のR以上R未満であるときは(R≦R<R)、コントローラ16は最上段よりも一つ下段の発光素子L7を点灯させるように、表示装置24に信号を出力する。
【0018】
以下同様に、可変抵抗器12の抵抗値RがR以上R未満であるときは(R≦R<R)、前記発光素子L7よりも一つ下段の発光素子L6を点灯させるように信号を出力し、可変抵抗器12の抵抗値RがR以上R未満であるときは(R≦R<R)、前記発光素子L6よりも一つ下段の発光素子L5を点灯させるように信号を出力する。そして、可変抵抗器12の抵抗値Rが最大のR以上であるときは(R≦R)、コントローラ16は発光素子L4を点灯させるように信号を出力する。
【0019】
このように、燃料タンク11内の燃料残量が満タンから略半分程度までの領域では、燃料残量の増減に応じて、前記第1の燃料検出部15のフロート14がその上限位置から下限位置までの範囲を自由に移動できるので、可変抵抗器12の抵抗値RがRからRまで連続的に変化する。従って、前記第1の燃料検出部15が検出した抵抗値Rに基づき、コントローラ16は表示装置24の発光素子L8乃至L5の何れかを点灯させるように制御されている。
【0020】
一方、燃料タンク11内の燃料残量が前述の略半分程度以下の領域では、前記第1の燃料検出部15のフロート14が下限位置よりも下方には動かないので、可変抵抗器14の抵抗値RがR以上で変化しなくなる。従って、前記第1の燃料検出部15が検出した抵抗値RがR以上であるときは、コントローラ16は第2の燃料検出部22を作動させる。
【0021】
即ち、前記第1の燃料検出部15が検出した抵抗値がR以上となったときは、図1に示したコントローラ16に設けられている燃料消費量演算部20が、前記エンジン回転数センサ18と燃料供給量センサ19の検出信号に基づき、燃料戻し量を推定して燃料消費量の演算を開始する。そして、演算された燃料消費量を積算し積算燃料消費量Tとして前記記憶部21に記憶する。積算燃料消費量Tは数段階の領域に区分される。例えば本実施の形態では、積算燃料消費量Tが最小値T以下の領域と、積算燃料消費量TがTからTまでの領域と、積算燃料消費量TがTからTまでの領域と、積算燃料消費量Tが最大値T以上の領域との四段階に区分する。
【0022】
このように、前記第1の燃料検出部15が検出した抵抗値RがR以上となったときは、第2の燃料検出部22により燃料消費量が積算され、コントローラ16は積算燃料消費量Tが前述したどの領域に存在するかを監視して、燃料残量を判別して表示装置24へ信号を出力し、所定位置の発光素子を発光させてオペレータに燃料残量を告知する。前記第2の燃料検出部22の積算燃料消費量Tが最小値T以下であるときは(0≦T<T)、発光素子L4を点灯させるように表示装置24に信号を出力する。即ち、前記第1の燃料検出部15が検出した抵抗値がR以上(R≦R)、且つ、前記第2の燃料検出部22の積算燃料消費量Tが最小値T以下(0≦T<T)の双方の条件が成立したときのみ発光素子L4を点灯させる。
【0023】
以下同様に、第2の燃料検出部22の積算燃料消費量TがT以上T未満であるときは(T≦T<T)、前記発光素子L4よりも一つ下段の発光素子L3を点灯させるように信号を出力し、積算燃料消費量TがT以上T未満であるときは(T≦T<T)、前記発光素子L3よりも一つ下段の発光素子L2を点灯させるように信号を出力する。そして、積算燃料消費量Tが最大値T以上であるときは(T≦T)、コントローラ16は最下段の発光素子L1を点灯させるように信号を出力し、燃料残量が最小の状態(EMPTY)であることをオペレータに告知する。このとき、例えば発光素子L1を点滅させる等の表示変化により燃料残量警報を発して、オペレータに燃料補給時期であることを告知するようにしてもよい。然るときは、燃料切れ等の不測の事態を回避できる。
【0024】
尚、前記第1の燃料検出部15が検出した抵抗値RがR以上(R≦R)であっても、第2の燃料検出部22の積算燃料消費量TがT以上であるときは(T≦T)、前記発光素子L4は点灯せず、発光素子L3乃至L1の何れかを点灯させる。
【0025】
また、第2の燃料検出部22の積算燃料消費量Tは前記記憶部21に記憶され、積算燃料消費量Tが更新される毎に常に最新の積算燃料消費量Tが記憶部21に記憶される。従って、前記キースイッチ23をキーオフ時にコントローラ16に電源が供給されなくなっても、その時点での最新の積算燃料消費量Tが記憶部21に保存される。そして、キーオン時に、前記第1の燃料検出部15が検出した抵抗値RがR以上である場合は、コントローラ16が記憶部21に保存された前回までの積算燃料消費量Tを読み出して、前記第2の燃料検出部22により更に燃料消費量の積算を継続して再開するように制御する。
【0026】
このように、前記第1の燃料検出部15のフロート14が上限位置から下限位置の近傍に至るまでは、第1の燃料検出部15が検出した燃料残量をコントローラ16からの信号により表示装置24に表示し、上記フロート14が下限位置の近傍まで下降した後は、前記第2の燃料検出部22が検出した燃料残量をコントローラ16からの信号により表示装置24に表示する。そして、上記フロート14が下限位置の近傍から上昇したときに、第2の燃料検出部22は燃料消費量の積算を停止して積算燃料消費量Tをリセットする。
【0027】
尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0028】
【発明の効果】
本発明は上記一実施の形態に詳述したように、請求項1記載の発明は、燃料の増減によりフロートが上下動したときのアームの回動角度を検出する第1の燃料残量検出部と、機械の稼動情報から得られる燃料消費量を積算して燃料残量を検出する第2の燃料検出部を設けてある。そして、フロートの上限位置にて燃料残量の最大位置を検出可能に第1の燃料検出部を設置し、該フロートの下限位置以下の燃料残量を検出可能に第2の燃料検出部を設置したので、双方の燃料検出部を使い分けることによって燃料残量の検出領域が拡大し、大型の建設機械から小型の建設機械に至るまで、様々な形状の燃料タンクであっても正確に燃料残量を検出できる。
【0029】
請求項2記載の発明は、第1の燃料検出部の角度検出器の検出値に基づき、フロートの上限位置から下限位置に至るまでの燃料残量を演算して表示装置に表示するコントローラを備えたことにより、請求項1記載の発明の効果に加えて、第1の燃料検出部の構成を簡素化してコストダウンに寄与できる。
【0030】
請求項3記載の発明は、第2の燃料検出部はエンジン回転数センサと、燃料供給量センサと、各センサの検出信号から燃料戻し量を推定して燃料消費量を演算する演算部と、演算された燃料消費量を積算して記憶する記憶部とからなり、該第2の燃料検出部が積算した燃料消費量が所定値を超えたときにそのときの燃料残量を表示装置に表示させるコントローラとを備えたことにより、請求項1記載の発明の効果に加えて、第2の燃料検出部の構成を簡素化してコストダウンに寄与できるとともに、燃料残量を正確に検出することができる。
【0031】
請求項4記載の発明は、上記記憶部は不揮発性メモリからなり、積算した燃料消費量を不揮発性メモリに記憶してキーオフ時にデータを保存し、キーオン時に不揮発性メモリから前記積算した燃料消費量を読み出して更に積算を再開するように構成したので、請求項1または3記載の発明の効果に加えて、キーオフ時にコントローラに電源が供給されなくなっても、その時点での最新の燃料残量データが保存され、キーオン時には保存された前回までの燃料残量データを読み出して、更に継続して燃料残量を正確に検出することができる。
【0032】
請求項5記載の発明は、第2の燃料検出部は第1の燃料検出部のフロートが下限位置の近傍まで下降したときに燃料消費量の積算を開始し、フロートが下限位置の近傍から上昇したときに燃料消費量の積算をリセットするように構成されているので、請求項1,2,3または4記載の発明の効果に加えて、第1の燃料検出部の検出領域と第2の燃料検出部の検出領域とを明確に区分することができる。
【0033】
請求項6記載の発明は、第1の燃料検出部のフロートが上限位置から下限位置の近傍に至るまでは第1の燃料検出部が検出した燃料残量を表示装置に表示し、上記フロートが下限位置の近傍まで下降した後は、上記第2の燃料検出部が検出した燃料残量を表示装置に表示させるコントローラを備えたことにより、請求項1,2,3,4または5記載の発明と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示し、建設機械の燃料残量検出装置の解説図。
【図2】本発明の一実施の形態を示し、第1の燃料検出部のアーム角度と可変抵抗器の抵抗値との関係を示すグラフ。
【図3】本発明の一実施の形態を示し、表示装置の発光素子の作動を説明する解説図。
【図4】従来の一般的な建設機械の燃料残量検出装置を示す解説図。
【図5】図4に示した燃料センサのアーム角度と可変抵抗器の抵抗値との関係を示すグラフ。
【図6】図4に示した表示装置の発光素子の作動を説明する解説図。
【図7】従来の大型の燃料タンクに於ける残量検出装置を示す解説図。
【図8】従来の縦長の燃料タンクに於ける残量検出装置を示す解説図。
【符号の説明】
11    燃料タンク
12    可変抵抗器(角度検出器)
13    アーム
14    フロート
15    第1の燃料検出部
16    コントローラ
17    エンジン
18    エンジン回転数センサ
19    燃料供給量センサ
20    燃料消費量演算部
21    記憶部(不揮発性メモリ)
22    第2の燃料検出部
23    キースイッチ
24    表示装置

Claims (6)

  1. 角度検出器と、この角度検出器に回動可能に装着されたアームと、該アームの先端に取り付けられたフロートとからなる第1の燃料検出部を燃料タンクに備えた建設機械の燃料残量検出装置に於いて、機械の稼動情報から得られる燃料消費量を積算し、積算した燃料消費量に基づいて燃料残量を検出する第2の燃料検出部を設け、前記フロートの上限位置にて燃料残量の最大位置を検出可能なように前記第1の燃料検出部を設置し、前記フロートの下限位置以下の燃料残量を検出可能なように前記第2の燃料検出部を設置したことを特徴とする建設機械の燃料残量検出装置。
  2. 上記第1の燃料検出部の角度検出器の検出値に基づき、フロートの上限位置から下限位置に至るまでの燃料残量を演算して表示装置に表示するコントローラを備えた請求項1記載の建設機械の燃料残量検出装置。
  3. 上記第2の燃料検出部はエンジン回転数センサと、燃料供給量センサと、各センサの検出信号から燃料戻し量を推定して燃料消費量を演算する演算部と、演算された燃料消費量を積算して記憶する記憶部とからなり、該第2の燃料検出部が積算した燃料消費量が所定値を超えたときにそのときの燃料残量を表示装置に表示させるコントローラとを備えた請求項1記載の建設機械の燃料残量検出装置。
  4. 上記記憶部は不揮発性メモリからなり、上記積算した燃料消費量を不揮発性メモリに記憶してキーオフ時にデータを保存し、キーオン時に不揮発性メモリから前記積算した燃料消費量を読み出して更に積算を再開するように構成された請求項1または3記載の建設機械の燃料残量検出装置。
  5. 上記第2の燃料検出部は、上記第1の燃料検出部のフロートが下限位置近傍以下に下降したときに燃料消費量の積算を開始し、上記フロートが下限位置近傍以上に上昇したときに燃料消費量の積算をリセットするように構成された請求項1,2,3または4記載の建設機械の燃料残量検出装置。
  6. 上記第1の燃料検出部のフロートが上限位置から下限位置の近傍に至るまでは第1の燃料検出部が検出した燃料残量を表示装置に表示し、上記フロートが下限位置近傍以下に下降した後は、上記第2の燃料検出部が検出した燃料残量を表示装置に表示させるコントローラを備えた請求項1,2,3,4または5記載の建設機械の燃料残量検出装置。
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