JP6365834B2 - 記録装置 - Google Patents
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Description
そして、該記録装置では、それぞれの給紙カセットに対して個別に給紙ローラーが設けられて個別に給紙が行われている。そして、複数段の給紙カセットには、用紙が空になっているか否かを判別するために、各給紙カセットにセンサーをそれぞれ設けて判別している。また、給紙カセットは、用紙幅を規制する一対のエッジガイドを備えている。
そして、該記録装置では、上段トレイに収容された用紙を給紙する際には、上段トレイを下段トレイの給紙位置上に重なるように給紙方向に移動させ、一方、下段トレイに収容された用紙を給紙する際には、上段トレイを前記給紙位置から退避方向に移動させて退避させる構成が採用されている。
また、給紙カセットは前記エッジガイドを備えているので、給紙カセット内の状態をセンシングするに際しての構成部材のレイアウトにおいてエッジガイドの可動領域による制約があり、給紙カセットが大型化する傾向が強くなる。
また、前記特許文献2に記載されているような構造の記録装置では、前述のように上段トレイが下段トレイに対して移動するため、各トレイに収容されている用紙が空になっているか否かの判別を行うことが容易でなく、該用紙の有無を判別する検知センサー等の設置を困難にしていた。
従って、光学センサーが第1反射部からの反射光を受けた場合は第1トレイに被記録媒体が無いと判定することが可能になる。一方、第1トレイに被記録媒体が有る状態では前記第1反射部は被記録媒体で覆われるので、光学センサーは第1反射部からの反射光を受けることができず被記録媒体からの反射光を受けることになる。これにより、第1トレイに被記録媒体が有ると判定することができる。
そして、前記第1反射部は、前記第1トレイの被記録媒体の載置面であって前記第1可動エッジガイドの可動領域に設けられているので、前記トレイに被記録媒体が有るか無いかの光学的センシングによる判定を前記可動エッジガイドの可動領域を利用して行うことができる。これにより、記録装置の大型化を抑制することができる。また、第1反射部を設ける配置の自由度を向上することができる。
従って、多段トレイ構造の記録装置において、光学センサーが第2反射部からの反射光を受けた場合は第2トレイに被記録媒体が無いと判定することが可能になる。一方、第2トレイに被記録媒体が有る状態では前記第2反射部は被記録媒体で覆われるので、光学センサーは第2反射部からの反射光を受けることができず被記録媒体からの反射光を受けることになる。これにより、第2トレイに被記録媒体が有ると判定することができる。
そして、前記第2反射部は、前記第2トレイの被記録媒体の載置面であって前記第2可動エッジガイドの可動領域に設けられているので、前記トレイに被記録媒体が有るか無いかの光学的センシングによる判定を前記可動エッジガイドの可動領域を利用して行うことができる。これにより、記録装置の大型化を抑制することができる。また、第2反射部を設ける配置の自由度を向上することができる。
そして、第2反射部は、前記第2トレイの被記録媒体の載置面であって前記第2可動エッジガイドと干渉しない位置に、即ち前記第2可動エッジガイドの可動領域外に設けられている。これにより、第2トレイに設ける第2可動エッジガイドの受部に後述する切欠き部を設ける必要がなくなる。
そして、第1反射部は、前記第1トレイの被記録媒体の載置面であって前記第1可動エッジガイドと干渉しない位置に、即ち前記第1可動エッジガイドの可動領域外に設けられている。これにより、第1トレイに設ける第1可動エッジガイドの受部に後述する切欠き部を設ける必要がなくなる。
この構造は、第2トレイに載置する被記録媒体の幅が第1トレイに載置する被記録媒体の幅より小さい構成の記録装置に適用すると特に効果的である。
共通の給送ローラーによる給送を行うために前記第2トレイが前記退避位置から給送位置に移動すると前記光学センサーに対して前記第1トレイは第2トレイによって遮蔽された状態になる。この状態において、光学センサーが第2反射部からの反射光を受けた場合は第2トレイに被記録媒体が無いと判定することが可能になる。一方、第2トレイに被記録媒体が有る状態では前記第2反射部は被記録媒体で覆われるので、光学センサーは第2反射部からの反射光を受けることができず被記録媒体からの反射光を受けることになる。これにより、第2トレイに被記録媒体が有ると判定することができる。
即ち、共通の給送ローラーによって被記録媒体を給送可能な多段トレイを備える記録装置において、前記各トレイに被記録媒体が有るか無いかの判定を共通の光学センサーを用いて容易に行うことができる。
更に、ユーザーによる被記録媒体のセット忘れ等があった場合でも、当該事実を検知して、これによって発生する記録装置の動作の不具合を未然に防止することが可能になる。
本態様によれば、構造簡単にして前記光学センサーの検出光が前記反射部に到達可能な構成を実現することができる。
本態様によれば、構造簡単にして前記光学センサーの検出光が前記反射部に到達可能な構成を実現することができる。
本態様によれば、第2トレイが給送位置に位置しているか否かを第2トレイ検知用センサーによって容易に把握することが可能になる。これにより、第1トレイに収容されている被記録媒体に対して記録を実行するのか、第2トレイに収容されている被記録媒体に対して記録を実行するのか、の判定が可能になり、第2トレイに収容されている被記録媒体に対して記録を実行する場合の被記録媒体が有るか無いかの判定を容易に実行できるようになる。
本態様によれば、光学センサーを使用してトレイの装着の有無を判定することが可能になる。即ち光学センサーが第3反射部からの反射光を受けた場合は第1トレイと第2トレイが共に給送位置に位置していないと判定することができる。
本態様によれば、支持部を利用して第3反射部を設置できるから、第3反射部の設置が容易になる。
本態様によれば、支持部に対して突部を設けたことで、支持部の剛性が向上するため、支持部の経時的変形が抑制される。また、当該剛性が向上した突部に第3反射部を位置させることで、前記光学センサーは第3反射部からの反射光を精度良く受け続けることができる。
本態様によれば、第2トレイを所定の方向に回動させることで、第1トレイを開放させることができる。即ち、第1トレイを第2トレイで覆われている状態から大きく露出させることができる。これにより第1トレイへの被記録媒体のセットがし易くなる。
以下の説明では、最初に実施形態1に係る記録装置を例にとって、本発明に係る記録装置の全体構成の概略を図1〜図3に基づいて説明し、次に多段トレイとその関連部材の具体的な構成とその作用を図4〜図9に基づいて説明する。
次に、図12〜図15に基づいて本発明の実施形態2に係る記録装置の構成を、多段トレイの構成とその作用について、前記実施形態1との差異を中心に説明する。
更に、図19に基づいて本発明の他の実施の形態に係る記録装置の構成を、前記実施形態1との差異を中心に説明する。
本発明の実施形態1係る記録装置1は、被記録媒体(以下、「用紙」ともいう)Pに記録を実行する記録ヘッド3と、用紙Pを収容する第1トレイ7と、第1トレイ7内の用紙Pを記録ヘッド3に向けて給送可能な給送ローラー11と、第1トレイ7に設けられ、用紙Pの幅を規制する規制部43aと、用紙Pの裏面を受ける受部43bを有し、用紙Pの幅方向Xに移動可能な少なくとも1つの第1可動エッジガイド43と、第1トレイ7の用紙Pを載置する載置面7aであって第1可動エッジガイド43の給送方向の幅内で、かつ、第1可動エッジガイド43が最少幅と成す位置で受部43bから給送方向に延在した領域に少なくとも一部が位置して設けられた第1反射部13と、第1反射部13の前記載置面7aに直交する方向Zの上方に設けられた光学センサー17と、を備えることによって基本的に構成されている。
そして、第1可動エッジガイド43の受部43bは、光学センサー17の検出光が第1反射部13に到達可能に構成されている。
図3に示すように、第2反射部15は、第2トレイ9が給送位置Fに位置した状態で載置面9aに直交する方向Zにおいて第1反射部13と重なる位置に設けられている。また、第2可動エッジガイド63の受部63bは、第1可動エッジガイド43の受部43bと同様、光学センサー17の検出光が第2反射部15に到達可能に構成されている。
また、これらの構成のうち、第1反射部13と、第2反射部15と、第1可動エッジガイド43と、第2可動エッジガイド63と、光学センサー17と、の位置関係が一つの特徴的構成になっている。
最初に、図1〜図3に基づいて本実施形態1に係る記録装置1Aの全体構成の概略について説明する。
図示の記録装置1Aは、上部にスキャナユニット19が配置された複合型のインクジェットプリンターである。記録装置本体21の前面の上部には、前縁に設けた回動支点を中心にして前方から上方に向けて回動可能な操作パネル23が取り付けられている。また、該操作パネル23には、各種の情報や設定内容等を表示する表示部25と、各種の操作を実行する、或いは設定内容を入力する等のための操作部27と、が配置されている。
また、記録装置本体21の内部は、上領域と下領域とがあり、このうち下領域には、装着される多段トレイ5を支持する支持部33と、下段に配置される第1トレイ7と、上段に配置される第2トレイ9と、これらの各トレイ7、9内の用紙Pを記録ヘッド3側に向けて給送するための給送ローラー11と、記録実行後に記録装置本体21の外に排出される用紙Pを受ける、一例として引出し式の排出用トレイ35と、用紙Pの有無等を検知するための光学センサー17を含む諸部材が配置されている。
記録装置1は、用紙Pの裏面を記録するために、表面を記録した用紙Pを回転が逆転駆動された排出ローラー41と搬送ローラー39で後退させ、反転記録用戻し経路68(図2)を介して中間ローラー37に案内される。用紙Pは、中間ローラー37で反転され、用紙Pの裏面に記録が実行される。これにより、両面記録が実行される。
光学センサー17は、記録装置本体21内の反転記録用戻し経路68の裏側に配置される。
多段トレイ5は、前述したように本実施形態では、下段に配置される第1トレイ7と、上段に配置される第2トレイ9の2つのトレイを備えることによって構成されている。このうち、第1トレイ7は、図4に示すように、前面、後面、左右の側面が壁によって囲まれた浅底の容器状の部材であり、用紙Pの載置面7aとなる底面には、用紙Pの幅を規制する一例としてセンター合わせタイプの左右一対の第1可動エッジガイド43L、43R、用紙Pの長さ方向の位置を規制する前端エッジガイド45と、用紙Pの重送を防止するための摩擦シート47と、射光される光を反射する第1反射部13と、が配置されている。
また、図4に示すように、用紙Pの左端のエッジに当接する左側の第1可動エッジガイド43Lの受部43bには、給送方向Y寄りの位置に一例として矩形凹陥状をした切欠き部44が形成されている。
そして、受部43bに対して該切欠き部44を形成することによって、第1可動エッジガイド43L、43Rの幅を最少幅にするように、当該第1可動エッジガイド43Lを内側の可動領域いっぱいまで移動させて当該第1可動エッジガイド43Lの受部43bが、第1反射部13と重なる位置に到達した場合でも、該受部43bによって遮蔽されることなく、光学センサー17から照射された検出光は、切欠き部44に臨むように位置している第1反射部13に到達して第1トレイ7内の用紙Pの有無を検知することが可能になっている。
また、第1トレイ7の給送方向Yの下流にある後面は用紙Pの給送を案内する案内斜面53になっており、案内斜面53の一例として中央には、最上位の用紙Pを下位の用紙Pと分離する分離斜面55が設けられている。この他、第1トレイ7の前面には、第1トレイ7を記録装置本体21に対して着脱する際に使用する手掛かり部57が設けられている。
また、前記凹部61の給送方向Yの下流端は開放されていて、該開放された下流端には、積載された用紙Pの雪崩を防止するために、傾斜状態でストッパー69が設けられている。ストッパー69は、図6に示すように、第2トレイ9が給送位置Fに移動した状態では分離斜面55より奥方に入り込み、第2トレイ9に収容された用紙Pの先端が分離斜面55と当接可能な状態となる。
また、図4に示すように、用紙Pの左端のエッジに当接する左側の第2可動エッジガイド63Lの受部63bには、給送方向Y寄りの位置に一例としてL字状に切り欠かれた切欠き部64が形成される。
そして、受部63bに対して該切欠き部64を形成することによって、第2可動エッジガイド63L、63Rの幅を最少幅にするように、当該第2可動エッジガイド63Lを内側の可動領域いっぱいまで移動させて当該第2可動エッジガイド63Lの受部63bが、第2反射部15と重なる位置に到達した場合でも、該受部63bによって遮蔽されることなく、光学センサー17から照射された検出光は、切欠き部64に臨むように位置している第2反射部15に到達して第2トレイ9内の用紙Pの有無を検知することが可能になっている。
光学センサー17は、第1トレイ7と第2トレイ9に収容される用紙Pの有無と、第1トレイ7と第2トレイ9の装着の有無とを検知するセンサーである。本実施形態では、発光素子から照射された光が目標物に当たり、反射して戻ってきた光の反射率を検知して目標物の違いを識別する反射式の光学センサーが一例として使用されている。
また、用紙Pの有無が明確に検知できるよう、これらの反射率は用紙Pの反射率との差が大きくなるように設定することが好ましい。尚、この点については、図10に基づいて更に詳しく後述する。
また、図示は省略するが、レイアウト等の関係で揺動部材77によって光学センサー17からの光路が遮られる虞がある場合には、揺動部材77の一部に切欠き部や穴部あるいは細径部を形成したり、揺動部材77を折り曲げたり湾曲させることで前記光路を確保するようにすることも可能である。
また、支持部33には、図9に示すように、第3反射部75の形成部位と対応する位置の厚みを厚くした下方に突出する単数または複数の突部79が設けられている。そして、該突部79によって支持部33の剛性が増大してトレイ支持部71、73の経時的な変形が低減され、第3反射部75の検知精度が維持されるように構成されている。尚、支持部33は一例として樹脂によって成形されており、突部79の高さは記録装置本体21の設置面81に接触するように設定されている。尚、突部79は設置面81に非接触に構成してもよい。
尚、ここで使用した直交する方向Zや重なる領域が示す範囲は、光学センサー17から照射される光の光路上に第1反射部13と第2反射部15と第3反射部75の少なくとも一部がかかって、これらを識別することができる一定の幅を持った角度範囲と位置ずれ量を許容した範囲を意味している。
また、本実施形態では、前述したように第2トレイ9が用紙Pの幅を規制する幅方向Xに移動可能な2つの第2可動エッジガイド63L、63Rを備えており、第2反射部15は、左端側の第2可動エッジガイド63Lの可動領域に少なくともその一部がかかる位置で、前記切欠き部64の存在によって光学センサー17からの光路が遮られない位置に配置されている。これは、第2可動エッジガイド63Lの給送方向の幅全長にわたり受部63bが存在した場合に、第2反射部15は、左側の第2可動エッジガイド63Lの受部63bの可動領域の一部にかかる位置をいう。すなわち、第2反射部15の少なくとも一部は、第2可動エッジガイド63Lの可動領域の給送方向の幅内に存在し、かつ、第2可動エッジガイド63L、63Rが最少幅に移動した時、左側の第2可動エッジガイド63Lの受部63bから給送方向に延在した領域に存在する位置にある。
因みに、第2トレイ検知用センサー83を設けることで第2トレイ9が給送位置Fに位置しているか退避位置Rに位置しているかを容易に把握でき、前述した光学センサー17と組み合わせることで後述する図11に示すような制御が可能になっている。
(A)第1給送時(図2及び図5参照)
第1トレイ7に収容された用紙Pを給送する場合には、図2及び図5に示すように、第2トレイ9を手前に引いて退避位置Rに位置させた状態にし、第1トレイ7内に収容された最上位の用紙Pに給送ローラー11を当接させて、給送ローラー11を給送方向Yに回転駆動することによって用紙Pを給送する。
そして、このようにして第1トレイ7から給送された用紙Pは、中間ローラー37で反転された後、搬送ローラー39によって記録ヘッド3の存する記録実行領域に送られて所望の記録が実行される。
第2トレイ9に収容された用紙Pを給送する場合には、図3及び図6に示すように、第2トレイ9を奥部側に押し込んで給送位置Fに位置させた状態にし、第2トレイ9内に収容された最上位の用紙Pに給送ローラー11を当接させて、給送ローラー11を給送方向Yに回転駆動することによって用紙Pを給送する。
また、用紙Pの給送に先立って、用紙Pのセットと第2可動エッジガイド63L、63Rによる幅調整等を行っておく。そして、後述するように光学センサー17と第3反射部75を使用した多段トレイ5の装着の有無の判定と、第2トレイ検知用センサー83を使用した第2トレイ9の位置の判定と、光学センサー17と第2反射部15あるいは光学センサー17と第2トレイ9内に収容されている用紙Pとを使用した用紙Pの有無の判定と、を実行する。
そして、このようにして第2トレイ9から給送された用紙Pは、前記(A)第1給送時と同様、中間ローラー37で反転された後、搬送ローラー39によって記録ヘッド3の存する記録実行領域に送られて所望の記録が実行される。
表面に記録が実行されて排出ローラー39によって記録実行領域の下流に排出された用紙Pの裏面に更に記録を実行する場合には、排出ローラー41と搬送ローラー39の回転方向を逆転させることで用紙Pを後退させ、記録実行領域を通過させて反転記録用戻し経路68(図2)を介して中間ローラー37の上流位置に再び至らせる。
以下、表面に記録を実行した場合と同様、中間ローラー37によって用紙Pの表面と裏面が反転され、裏面が上になった状態で搬送ローラー39から搬送力を受けて当該用紙Pは記録実行領域に送られ、記録ヘッド3から吐出されるインクによって用紙Pの裏面に対して所望の記録が実行される。
第1トレイ7内に用紙Pをセットする場合には、図7に示すように、第2トレイ9を給送位置Fに移動させた状態でスライド突起51を支点として上方に回動させて拡開状態にし、第1トレイ7の上面を大きく露出させて開放状態にする。
次に、記録を実行したい用紙Pを第1トレイ7内に収容し、左右の第1可動エッジガイド43L、43Rを使用して用紙Pの幅を規制し、前端エッジガイド65を使用して用紙Pの給送方向Yの位置調整を行う。そして、このようにして用紙Pがセットされた状態では当該用紙Pによって、第1トレイ7の載置面7aに形成されている第1反射部13は覆われた状態になっている。
尚、このようにして用紙Pがセットされた状態では当該用紙Pによって、第2トレイ9の載置面9aに形成されている第2反射部15は覆われた状態になっている。
前述したように本実施形態では、第1反射部13、第2反射部15、第3反射部75の反射率は、互いに異らせ、更に用紙Pの反射率との間に差を設けることで、光学センサー17が受光した反射光がどの反射部からの反射光であるかを判別する際の閾値の設定を容易にし、各状態の判別を可能にしている。
各状態を判別するための閾値は、一例として図10に示すように設定されている。即ち、多段トレイ5の挿抜時に使用する第3反射部75で反射光の電流値が最も小さく、第1トレイ7内に収容された用紙Pの有無を検出する第1反射部13、第2トレイ9内に収容された用紙Pの有無を検出する第2反射部15の順で反射光の電流値が徐々に大きくなるように設定されている。
また、第1反射部13からの反射光であるか、第2反射部15からの反射光であるか、或いは第3反射部75からの反射光であるかを光学センサー17が判別し易いように、これらの各反射部13、15、75と光学センサー17間の距離を考慮して各反射部13、15、75の各反射率を設定することが望ましい。即ち、一例として、光学センサー17が受光する反射光の強度の差が各反射部13、15、75の違いによって明確に判別できる態様で各反射率の設定をすることが望ましい。反射率自体は同じであっても前記距離の違いによって各反射部13、15、75を互いに判別可能になる場合もある。
言い換えると、第1反射部13、第2反射部15、第3反射部75からの反射光の強度と、用紙Pからの反射光の強度との差を大きく設定するようにすれば、用紙Pの種類の違いによる影響を受けずに各状態の判定が行い易くなる。
次に、前記構成の記録装置1Aを使用することによって実行される、多段トレイ5の装着の有無の検知、第2トレイ9の位置の検知、各トレイ7、9の用紙Pの有無の検知に基づく記録装置1Aの制御の一例を図11に示すフローチャートに従って説明する。
まず、ステップS1で記録装置1Aの電源をONにすると、光学センサー17から第3反射部75に向けて照射される光の反射光によってステップS2で多段トレイ5の装着の有無が判断される。ステップS2で多段トレイ5が装着されていないと判断されると、ステップS3に移行し、記録装置1Aの操作パネル23の表示部25に、多段トレイ5が装着されていない旨が表示される。
ステップS4で第2トレイ9が給送位置Fに位置していると判断されるとステップS5に移行し、光学センサー17から第2反射部15に向けて照射される光の反射光によって、第2トレイ9内の用紙Pの有無が判断される。
一方、ステップS5で第2トレイ9内に用紙Pが無いと判断されると、ステップS7に移行して、記録装置1Aの操作パネル23の表示部25に、第2トレイ9内に用紙Pが無い旨と、用紙Pをセットして第2トレイ9を再度セットし直す旨が表示される。そして、用紙Pをセットし、第2トレイ9を再度セットした後、再びステップS5で第2トレイ9内の用紙Pの有無が判断される。
ステップS8で第1トレイ7内に用紙Pが有ると判断されると、ステップS9に移行して、記録装置1Aの操作パネル23の表示部25に、第1トレイ7が正しくセットされていて記録の実行が可能な旨が表示される。
そして、用紙Pをセットし、第1トレイ7を再度セットした後、再びステップS8で第1トレイ7内の用紙Pの有無が判断される。
また、続いて同条件での記録を実行する場合には、ステップS1〜ステップS4を省略して、ステップS5〜S7あるいはステップS8〜S10の処理が実行され、同条件での記録を実行しない場合には、当該処理を終了する。
また、第1トレイ7と第2トレイ9に用紙Pが有るか無いかの判定と、これらトレイ7、9の装着の有無の判定を共通の光学センサー17を使用して行うことで部品の有効利用を図って部品点数を削減することが可能になる。
そして、光学センサー17と第2トレイ検知用センサー83によって得られた検知情報に基づいて前記各状態が判別され、判別された状態をユーザーに知らせることによって、記録実行に際してのユーザーに与える操作の負担を軽減させることが可能になる。
また、一方の第1可動エッジガイド43Lに切欠き部44を形成し、一方の第2可動エッジガイド63Lに切欠き部64を形成したことにより、より幅の狭い用紙Pに対応できるようになり、コンパクトな部材の配置が可能になって装置の小型化にも寄与し得るようになる。
実施形態2に係る記録装置1Bは、基本的構成が前述した実施形態1に係る記録装置1Aと同様の構成を有しており、一部の構成において差異を有している。従って、ここでは実施形態1と同様の構成については説明を省略し、実施形態1と相違する構成とその作用に絞って説明する。
即ち、本実施形態2では、第1トレイ7の一例として側面部に対して軸部85を支点として回動する排出用スタッカ87が設けられている。この排出用スタッカ87は実施形態1において設けられていたスライド式の搬出用トレイ35と同様、記録実行領域を経て排出される用紙Pを受け取るための部材である。
また、排出用スタッカ87の天板部89の下方空間は、第2トレイ9を退避位置Rに移動させた場合の第2トレイ9の収容空間になっており、前記天板部89の高さは、退避位置Rに第2トレイ9を移動させた場合、当該第2トレイ9と衝突しない高さに設定されている。
これに伴って、本実施形態では第1反射部13を検知する第1光学センサー17Aと第2反射部15を検知する第2光学センサー17Bの2つの光学センサー17が使用されている。
そして、このような構成の記録装置1Bを使用して第1トレイ7に用紙Pをセットする場合には、第2トレイ9が給送位置Fに位置している図12の状態では、図14に示すように軸部85を支点として排出用スタッカ87を上方に向けて回動させると共に、ヒンジ99を支点として第2トレイ9を同じく上方に回動させて第1トレイ7の上面を大きく露出させ、開放状態にして用紙Pをセットする。
従って、この場合には、排出用スタッカ87を回動する一つの操作のみで第1トレイ7の上面を開放状態にして用紙Pをセットすることができるようになる。
そして、このようにして構成される本実施形態2に係る記録装置1Bによれば、光学センサー17を2つ必要とするので、その分、部品点数と設置スペースを必要とするが、前述した実施形態1に係る記録装置1Aと同様の作用、効果を享受することが可能である。
実施形態3に係る記録装置1Cは、基本的構成が前述した実施形態1に係る記録装置1Aと同様の構成を有しており、一部の構成において差異を有している。従って、ここでは実施形態1と同様の構成については説明を省略し、実施形態1と相違する構成に絞って説明する。
即ち、本実施形態3では、第1トレイ7と第2トレイ9が実施形態1のようにスライド溝49とスライド突起51によって係合し、両者が分離できない構造になっているのに代えて、第2トレイ9を単に第1トレイ7上に載置しただけの分離可能な構造が採用されている。
また、第2トレイ9のトレイ本体59の一側端寄りの上面にはラック103が設けられていて、図示しないモーターによって回転駆動される図示しないピニオンギアと噛合して、第2トレイ9の給送位置Fと退避位置Rとの間の移動を自動化できるように構成されている。
第1トレイ7の用紙載置面7aおよび第2トレイ9の用紙載置面9aの下流端は、開放されている。第1トレイ7の用紙載置面7aの下流端にストッパー70が、第2トレイ9の用紙載置面9aの下流端にストッパー69が設けられ、積載された用紙Pの雪崩を防止する。
実施形態1および2に相当する第1トレイ7の最上位の用紙Pを下位の用紙Pと分離する分離斜面55は、記録装置本体21に設けられている。
また、本実施形態では、前記実施形態1と違って、第1可動エッジガイド43L、43Rの受部43bには切欠き部44は形成されていない。また、第1反射部13の配置が前記実施形態1と相違しており、本実施形態では第1トレイ7の用紙Pの載置面7aであって、第1可動エッジガイド43L、43Rと干渉しない位置、一例として摩擦シート47の側傍まで、即ちストッパー70の近傍となる奥部側に移動した位置に変更されている。即ち、第1トレイ7にも第2トレイ9に設けた2つのストッパー69、69と同様の機能を有するストッパー70が第1トレイ7の奥部側の端部に一ヶ所設けられている。これにより、第1反射部13は、第1可動エッジガイド43L、43Rの可動領域の給送方向の幅の外に存在するので、第1可動エッジガイド43L、43Rを最少幅に移動しても、第1可動エッジガイド43L、43Rに重なることがない。
これに伴って、図18に示すように、本実施形態でも前記実施形態2と同様、第1反射部13を検知する第1光学センサー17Aと第2反射部15を検知する第2光学センサー17Bの2つの光学センサー17が使用されている。
このようにして構成される本実施形態3に係る記録装置1Cによれば、前記実施形態2と同様、光学センサー17を2つ使用するため部品点数等が増えるが、前述した実施形態1に係る記録装置1Aと同様の作用、効果を享受することが可能である。
具体的には、第1トレイ7の第1可動エッジガイド43L、43Rを最も内側に移動させた時に使用する用紙Pの幅寸法が第2トレイ9の第2エッジガイド63L、63Rを最も内側に移動させた時に使用する用紙Pの幅寸法よりも大きい場合で、前記第1反射部13と第2反射部15の配置条件を満たす場合に共通の光学センサー17の使用が可能になる。
尚、本実施形態の支持部33は単一部材で構成されている。即ち、実施形態1では支持部33は前側トレイ支持部71と後側トレイ支持部73の二つの部分に分けて構成され、第1トレイ7の底面が一部露出していたが、本実施形態では前記単一部材で構成されているので、第1トレイ7の底面は露出しない。
本発明に係る記録装置1は、以上述べたような構成を有することを基本とするものであるが、本願発明の要旨を逸脱しない範囲内の部分的構成の変更や省略等を行うことも勿論可能である。
例えば、図19に示す記録装置1Dのように、表面に記録が実行された用紙Pを送りローラー105が配置された反転経路107に至らせる際、記録実行時に通る通常経路とは別の戻し経路109を通るように構成することも可能である。
尚、本実施形態の支持部33は単一部材で構成されている。即ち、実施形態1では支持部33は前側トレイ支持部71と後側トレイ支持部73の二つの部分に分けて構成され、第1トレイ7の底面が一部露出していたが、本実施形態では前記単一部材で構成されているので、第1トレイ7の底面は露出しない。
因みにこのような態様を採用した場合でも、光学センサー17から照射された検出光は前記受部43b、63bによって遮蔽されることなく、第1反射部13ないし第2反射部15に対して到達し、用紙Pの有無の検知が可能になる。尚、光透過性を持たせる態様としては、受部43b、63bの少なくとも一部を無色透明等、光透過性に優れる光透過性材料によって形成する態様等が採用可能である。
また、図2、図3等では、光学センサー17は、記録装置本体21の下領域の天板部から下方に突出した状態で図示されているが、該天板部から突出しない状態で光学センサー17を設けることが好ましい。また、図2、図3中では省略されているが、光学センサー17は、図示しないメイン基板のCPU等の回路に電気的に接続されている。
また、前述した実施形態1で採用した第3反射部75と第2トレイ検知用センサー83のいずれか一方または双方は省略することが可能である。
更に、第1トレイ7のみを備える記録装置1に対して本発明を適用することも可能である。
本発明の第1の態様によれば、第1トレイ7に収容される被記録媒体Pの有無を光学センサー17から照射された検出光が目標物に当たって戻ってくる反射光から知ることができる。
従って、光学センサー17が第1反射部13からの反射光を受けた場合は第1トレイ7に被記録媒体Pが無いと判定することが可能になる。一方、第1トレイ7に被記録媒体Pが有る状態では第1反射部13は被記録媒体Pで覆われるので、光学センサー17は第1反射部13からの反射光を受けることができず被記録媒体Pからの反射光を受けることになる。これにより、第1トレイ7に被記録媒体Pが有ると判定することができる。
そして、第1反射部13は、第1トレイ7の被記録媒体Pの載置面7aであって第1可動エッジガイド43の給送方向の幅内で、かつ、第1可動エッジガイド43が最少幅と成す位置で受部43bから給送方向に延在した領域に設けられているので、前記トレイ7に被記録媒体Pが有るか無いかの光学的センシングによる判定を可動エッジガイド43の可動領域を利用して行うことができる。これにより、記録装置1の大型化を抑制することができる。また、第1反射部13を設ける配置の自由度を向上することができる。
従って、多段トレイ構造の記録装置において、光学センサー17が第2反射部15からの反射光を受けた場合は第2トレイ9に被記録媒体Pが無いと判定することが可能になる。一方、第2トレイ9に被記録媒体Pが有る状態では第2反射部15は被記録媒体Pで覆われるので、光学センサー17は第2反射部15からの反射光を受けることができず被記録媒体Pからの反射光を受けることになる。これにより、第2トレイ9に被記録媒体Pが有ると判定することができる。
そして、第2反射部15は、第2トレイ9の被記録媒体Pの載置面9aであって第2可動エッジガイド63の給送方向の幅内で、かつ、第2可動エッジガイド63が最少幅と成す位置で受部63bから給送方向に延在した領域に設けられているので、前記トレイ9に被記録媒体Pが有るか無いかの光学的センシングによる判定を可動エッジガイド63の可動領域を利用して行うことができる。これにより、記録装置1の大型化を抑制することができる。また、第2反射部15を設ける配置の自由度を向上することができる。
そして、第2反射部15は、第2トレイ9の被記録媒体Pの載置面9aであって第2可動エッジガイド63と干渉しない位置に、即ち第2可動エッジガイド63の可動領域外に設けられている。これにより、第2トレイ9に設ける第2可動エッジガイド63の受部63bに切欠き部を設ける必要がなくなる。
そして、第1反射部13は、第1トレイ7の被記録媒体Pの載置面7aであって第1可動エッジガイド43と干渉しない位置に、即ち第1可動エッジガイド43の可動領域外に設けられている。これにより、第1トレイ7に設ける第1可動エッジガイド43の受部43bに切欠き部を設ける必要がなくなる。
この構造は、第2トレイ9に載置する被記録媒体Pの幅が第1トレイ7に載置する被記録媒体Pの幅より小さい構成の記録装置に適用すると特に効果的である。
共通の給送ローラー11による給送を行うために第2トレイ9が退避位置Rから給送位置Fに移動すると光学センサー17に対して第1トレイ7は第2トレイ9によって遮蔽された状態になる。この状態において、光学センサー17が第2反射部15からの反射光を受けた場合は第2トレイ9に被記録媒体Pが無いと判定することが可能になる。一方、第2トレイ9に被記録媒体Pが有る状態では第2反射部15は被記録媒体Pで覆われるので、光学センサー17は第2反射部15からの反射光を受けることができず被記録媒体Pからの反射光を受けることになる。これにより、第2トレイ9に被記録媒体Pが有ると判定することができる。
即ち、共通の給送ローラー11によって被記録媒体Pを給送可能な多段トレイ7、9を備える記録装置1において、前記各トレイ7、9に被記録媒体Pが有るか無いかの判定を共通の光学センサー17を用いて容易に行うことができる。
そして、第1反射部13は、第1トレイ7の被記録媒体Pの載置面7aであって第1可動エッジガイド43の可動領域に設けられている。更に第2反射部15は、第2トレイ9の被記録媒体Pの載置面9aであって第2可動エッジガイド63の可動領域に設けられている。これにより、前記各トレイ7、9に被記録媒体Pが有るか無いかの光学的センシングによる判定を各可動エッジガイド43、63の可動領域を利用して行うことができる。従って、記録装置1の大型化を抑制することができる。また、第1反射部13と第2反射部15を設ける配置の自由度を向上することができる。
更に、ユーザーによる被記録媒体Pのセット忘れ等があった場合でも、当該事実を検知して、これによって発生する記録装置1の動作の不具合を未然に防止することが可能になる。
9 第2トレイ、9a 載置面、11 給送ローラー、13 第1反射部、
15 第2反射部、17 光学センサー、 19 スキャナユニット、
21 記録装置本体、23 操作パネル、25 表示部、
27 操作部、29 開口部、31 接続部、33 支持部、35 排出用トレイ、
37 中間ローラー、39 搬送ローラー、41 排出ローラー、
43 第1可動エッジガイド、43a 規制部、43b 受部、44 切欠き部、
45 前端エッジガイド、47 摩擦シート、49 スライド溝、
51 スライド突起、53 案内斜面、55 分離斜面、57 手掛かり部、
59 トレイ本体、61 凹部、63 第2可動エッジガイド、63a 規制部、
63b 受部、64 切欠き部、65 前端エッジガイド、67 摩擦シート、
68 反転記録用戻し経路、69 ストッパー、70 ストッパー、
71 前側トレイ支持部、73 後側トレイ支持部、75 第3反射部、
77 揺動部材、79 突部、 81 設置面、
83 第2トレイ検知用センサー、85 軸部、87 排出用スタッカ、
88 前板部、89 天板部、91 側板部、93 リブ、
95 切欠き部、97 操作用突部、99 ヒンジ、101 第2トレイ係止片、
103 ラック、105 送りローラー、107 反転経路、109 戻し経路、
111 フラップ、113 誘い用ローラー、
P 用紙(被記録媒体)、F 給送位置、R 退避位置、
Z 直交する方向、Y 給送方向、X 幅方向、E 排出方向
Claims (11)
- 被記録媒体に記録を実行する記録ヘッドと、
被記録媒体を収容する第1トレイと、
前記第1トレイ内の被記録媒体を前記記録ヘッドに向けて給送可能な給送ローラーと、
前記第1トレイに設けられ、前記被記録媒体の幅を規制する規制部と、前記被記録媒体の裏面を受ける受部を有し、前記被記録媒体の幅方向に移動可能な少なくとも1つの第1可動エッジガイドと、
前記第1トレイの被記録媒体の載置面であって前記第1可動エッジガイドの可動領域の前記給送方向の幅内で、かつ、前記第1可動エッジガイドが最少幅と成す位置で前記受部から前記給送方向に延在した領域に少なくとも一部が位置して設けられた第1反射部と、
前記第1反射部の前記載置面に直交する方向の上方に設けられた光学センサーと、を備え、
前記第1可動エッジガイドの受部は、前記光学センサーの検出光が前記第1反射部に到達可能に構成されているとともに、少なくとも前記検出光に対応する部位は光透過性であり、該光透過性によって前記光学センサーの検出光が前記反射部に到達可能に構成されていることを特徴とする記録装置。 - 被記録媒体に記録を実行する記録ヘッドと、
被記録媒体を収容する第1トレイと、
前記第1トレイの上方に位置し、給送位置と退避位置に移動可能な、被記録媒体を収容する第2トレイと、
前記第1トレイ内の被記録媒体と前記第2トレイ内の被記録媒体を、前記記録ヘッドに向けて給送可能な給送ローラーと、
前記第2トレイに設けられ、前記被記録媒体の幅を規制する規制部と、前記被記録媒体の裏面を受ける受部を有し、前記被記録媒体の幅方向に移動可能な少なくとも1つの第2可動エッジガイドと、
前記第2トレイの被記録媒体の載置面であって前記第2可動エッジガイドの可動領域の前記給送方向の幅内で、かつ、前記第2可動エッジガイドが最少幅と成す位置で前記受部から前記給送方向に延在した領域に少なくとも一部が位置して設けられた第2反射部と、
前記第2反射部の前記載置面に直交する方向の上方に設けられた光学センサーと、を備え、
前記第2可動エッジガイドの受部は、前記光学センサーの検出光が前記第2反射部に到達可能に構成されているとともに、少なくとも前記検出光に対応する部位は光透過性であり、該光透過性によって前記光学センサーの検出光が前記反射部に到達可能に構成されていることを特徴とする記録装置。 - 請求項1に記載された記録装置において、
前記第1トレイの上方に位置し、給送位置と退避位置に移動可能な、被記録媒体を収容する第2トレイと、
前記第2トレイに設けられ、前記被記録媒体の幅を規制する規制部と、前記被記録媒体裏面を受ける受部を有し、前記被記録媒体の幅方向に移動可能な少なくとも1つの第2可動エッジガイドと、
前記第2トレイの被記録媒体の載置面であって前記第2可動エッジガイドと干渉しない位置に設けられた第2反射部と、
前記第2反射部の前記載置面に直交する方向の上方に設けられた光学センサーと、を備えていることを特徴とする記録装置。 - 請求項2に記載された記録装置において、
前記第1トレイに設けられ、前記被記録媒体の幅を規制する規制部と、前記被記録媒体の裏面を受ける受部を有し、前記被記録媒体の幅方向に移動可能な少なくとも1つの第1可動エッジガイドと、
前記第1トレイの被記録媒体の載置面であって前記第1可動エッジガイドと干渉しない位置に設けられた第1反射部と、
前記第1反射部の前記載置面に直交する方向の上方に設けられた光学センサーと、を備えていることを特徴とする記録装置。 - 請求項1に記載された記録装置において、
前記第1トレイの上方に位置し、給送位置と退避位置に移動可能な、被記録媒体を収容する第2トレイと、
前記第2トレイに設けられ、前記被記録媒体の幅を規制する規制部と、前記被記録媒体の裏面を受ける受部を有し、前記被記録媒体の幅方向に移動可能な少なくとも1つの第2可動エッジガイドと、
前記第2トレイの被記録媒体の載置面であって前記第2可動エッジガイドの可動領域に少なくとも一部が位置して設けられた第2反射部と、を備え、
前記給送ローラーは、前記第2トレイ内の被記録媒体を、前記記録ヘッドに向けて給送可能であり、
前記第2反射部は、前記第2トレイが前記給送位置に位置した状態で前記載置面に直交する方向において前記第1反射部と重なる位置に設けられ、
前記第2可動エッジガイドの受部は、前記光学センサーの検出光が前記第2反射部に到達可能に構成されていることを特徴とする記録装置。 - 請求項1から5のいずれか一項に記載された記録装置において、
前記受部は、切欠き部を備え、該切欠き部によって前記光学センサーの検出光が前記反射部に到達可能に構成されていることを特徴とする記録装置。 - 請求項2から5のいずれか一項に記載された記録装置において、
前記第2トレイの給送位置を検知する第2トレイ検知用センサーを備えることを特徴とする記録装置。 - 請求項1から7のいずれか一項に記載された記録装置において、
前記第1トレイの下方であって前記光学センサーの検出光を受ける位置に第3反射部を備えることを特徴とする記録装置。 - 請求項8に記載された記録装置において、
前記第3反射部は、前記第1トレイを下方から支持する支持部に設けられていることを特徴とする記録装置。 - 請求項9に記載された記録装置において、
前記支持部は、前記第3反射部の位置に対応する部位に突部が設けられていることを特徴とする記録装置。 - 請求項2から5のいずれか一項に記載された記録装置において、
前記第2トレイは前記移動方向における一端側を支点に他端側が前記第1トレイを開放する方向に回動可能であることを特徴とする記録装置。
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