JP5850407B2 - 半導体装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Description
このように、上記関係(D1>D2及びD1>T0>D2)を満たすように各層(各絶縁膜層と薄膜素子)を形成することで、第2絶縁膜の表面を平滑に形成することができる。そして、この第2絶縁膜上に薄膜素子を形成することで、下地(第2絶縁膜)の表面粗さ(凹み)の影響を抑えることができる。
また、第2絶縁膜形成工程において、第2絶縁膜をCVD法により形成するようにしている。このように、第2絶縁膜を孔埋め性が良好なCVD法を用いて形成することで、凹部の開口幅を、より効果的に小さくすることができ、第2絶縁膜の表面をより平滑化することができる。
このように、第1絶縁膜形成工程が下層側形成工程と上層側形成工程とを有していることで、第1絶縁膜を所望の形状に形成しやすくなり、上記関係(D1>T0>D2)を満たした半導体装置を容易に製造しやすくなる。
このように、下層側の層間絶縁膜に対して絶縁膜を塗布することで、微細な凹凸部分(すなわち、配線間上に発生した凹部よりも小さい凹凸)を滑らかにすることができる。そして、この塗布した絶縁膜をエッチバックし、さらに下層側の層間絶縁膜を覆うように上層側の層間絶縁膜を形成することで、第1絶縁膜を所望の形状により形成しやすくなり、上記関係(D1>T0>D2)を満たした半導体装置をより容易に製造しやすくなる。
以下、本発明の第1実施形態について、詳細に説明する。
本実施形態の半導体装置1は、図1に示すように、半導体基板2上に、複数の配線(第1配線4と第2配線5)と、第1絶縁膜10及び第2絶縁膜20が順に積層されており、さらに第2絶縁膜20上に薄膜素子8が形成されてなる。そして、第1絶縁膜10及び第2絶縁膜20と、薄膜素子8は、所定の関係を満たすように構成されている(詳細は後述)。
本発明の半導体装置1の製造方法では、まず、半導体基板2の一方面2a側に、スパッタリング法により、成膜温度300〜460℃でアルミ膜を形成する。そして、フォトリソグラフィとドライエッチングによりこのアルミ膜にパターンニングを施し、厚さ4000〜8000Å程度の第1配線4及び第2配線5を形成する(図5(A))。これら第1配線4と第2配線5の配線間隔は、0.6μm程度となるように形成されている。なお、半導体基板2上に、第1配線4及び第2配線5を形成する工程は、「配線形成工程」の一例に相当する。
このように、半導体基板2の一方面2a側に形成された第1配線4及び第2配線5と薄膜素子8との間に設けられる絶縁膜層を、複数の層(第1絶縁膜10と第2絶縁膜20)から構成し、上記関係を満たすように各層(各絶縁膜層と薄膜素子8)を構成することで、第2絶縁膜20の表面を平滑化でき(表面粗さを小さくでき)、第2絶縁膜20上に形成される薄膜素子8への影響を抑えることができる。したがって、配線上に形成された絶縁膜上に薄膜素子8を精度良く形成することが可能となる。
このように、上記関係(D1>D2及びD1>T0>D2)を満たすように各層(各絶縁膜層と薄膜素子8)を形成することで、第2絶縁膜20の表面を平滑に形成することができる。そして、この第2絶縁膜20上に薄膜素子8を形成することで、下地(第2絶縁膜20)の表面粗さ(凹み)の影響を抑えることができる。
このように、第1絶縁膜形成工程が下層側形成工程と上層側形成工程とを有していることで、第1絶縁膜10を所望の形状に形成しやすくなり、上記関係(D1>T0>D2)を満たした半導体装置1を容易に製造しやすくなる。
このように、下層側層間絶縁膜12に対してSOG膜16を塗布することで、微細な凹凸部分(すなわち、配線間上に発生した凹部よりも小さい凹凸)を滑らかにすることができる。そして、この塗布したSOG膜16をエッチバックし、さらに下層側層間絶縁膜12を覆うように上層側層間絶縁膜14を形成することで、第1絶縁膜10を所望の形状により形成しやすくなり、上記関係(D1>T0>D2)を満たした半導体装置1をより容易に製造しやすくなる。
次に、本発明の第1実施形態における第1変形例について、図7を参照して説明する。第1変形例では、上述の第1実施形態における半導体装置1の製造方法において、CMPによりTEOS膜を研磨する工程が省略されている点が上記第1実施形態と主に異なる。したがって、第1実施形態の構成と実質的に同一の構成部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
次に、本発明の第1実施形態における第2変形例について、図8を参照して説明する。第2変形例では、上述の第1実施形態における半導体装置1の製造方法において、SOG膜16を下層側層間絶縁膜12上に形成しエッチバックする工程がさらに省略されている点が主に異なる。したがって、第1実施形態の構成と実質的に同一の構成部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
2…半導体基板
2a…一方面
4、4a…第1配線(配線)
5、5a…第2配線(配線)
8…薄膜素子(薄膜抵抗体)
10…第1絶縁膜
12…下層側層間絶縁膜
14…上層側層間絶縁膜
16…SOG膜
18…第1凹部
20…第2絶縁膜
22…第2凹部
D1…第1凹部の深さ
D2…第2凹部の深さ
T0…薄膜素子の厚さ
W…第1凹部の開口幅
Claims (3)
- 半導体基板(2)上に複数の配線(4、5)を形成する配線形成工程と、
前記複数の配線(4、5)を覆うように1又は複数の絶縁膜層からなる第1絶縁膜(10)を形成する第1絶縁膜形成工程と、
前記第1絶縁膜形成工程によって形成された前記第1絶縁膜(10)上にCVD法によりTEOS膜から構成される第2絶縁膜(20)を形成する第2絶縁膜形成工程と、
前記第2絶縁膜形成工程によって形成された前記第2絶縁膜(20)上において前記複数の配線(4、5)を跨ぐように薄膜素子(8)を形成する薄膜素子形成工程と、
を含み、
前記第2絶縁膜形成工程では、前記第1絶縁膜(10)上に前記第2絶縁膜(20)を形成する際に、前記第1絶縁膜(10)において前記複数の配線(4、5)の配線間上に発生する第1凹部(18)の深さをD1、幅をWとし、前記第2絶縁膜(20)において前記第1凹部(18)上に対応して形成される第2凹部(22)の深さをD2とした場合に、D1/W>2、かつD1>D2の関係を満たすように前記第2絶縁膜(20)を形成し、
前記薄膜素子形成工程では、前記薄膜素子(8)の厚さをT0とした場合に、D1>T0>D2の関係を満たすように前記薄膜素子(8)を形成することを特徴とする半導体装置(1、101、201)の製造方法。 - 前記第1絶縁膜形成工程は、
前記配線形成工程にて形成された前記複数の配線(4、5)を覆うように下層側の層間絶縁膜(12)を形成する下層側形成工程と、
前記下層側形成工程にて形成された前記下層側の層間絶縁膜(12)を覆う構成で上層側の層間絶縁膜(14)を形成する上層側形成工程と、を含み、
前記上層側形成工程では、前記複数の配線(4、5)の配線間上に深さD1の前記第1凹部(18)が生じる構成で前記上層側の層間絶縁膜(14)を形成し、
前記第2絶縁膜形成工程及び前記薄膜素子形成工程では、D1/W>2、D1>T0>D2の関係を満たすように前記第2絶縁膜(20)及び前記薄膜素子(8)をそれぞれ形成することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置(1、101、201)の製造方法。 - 前記第1絶縁膜形成工程は、
前記下層側形成工程で形成された前記下層側の層間絶縁膜(12)に対して絶縁膜(16)を塗布する絶縁膜塗布工程と、
前記絶縁膜塗布工程にて絶縁膜(16)が塗布された前記下層側の層間絶縁膜(12)に対してエッチバックを行うエッチバック工程と、を含み、
前記上層側形成工程は、前記エッチバック工程にてエッチバックされた前記下層側の層間絶縁膜(12)を覆う構成で前記上層側の層間絶縁膜(14)を形成することを特徴とする請求項2に記載の半導体装置(1、101、201)の製造方法。
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