JP5849222B2 - 電動工具 - Google Patents

電動工具 Download PDF

Info

Publication number
JP5849222B2
JP5849222B2 JP2011205001A JP2011205001A JP5849222B2 JP 5849222 B2 JP5849222 B2 JP 5849222B2 JP 2011205001 A JP2011205001 A JP 2011205001A JP 2011205001 A JP2011205001 A JP 2011205001A JP 5849222 B2 JP5849222 B2 JP 5849222B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
power transmission
load torque
torque
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011205001A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013066947A (ja
Inventor
将利 渥美
将利 渥美
山田 穣
穣 山田
賢一郎 稲垣
賢一郎 稲垣
直 有村
直 有村
博之 海藏
博之 海藏
宏司 松本
宏司 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2011205001A priority Critical patent/JP5849222B2/ja
Publication of JP2013066947A publication Critical patent/JP2013066947A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5849222B2 publication Critical patent/JP5849222B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は減速比の切り替えを行う変速装置を備えた電動工具に関するものである。
減速比を切り替えることができる減速機構部を備えた電動工具において、負荷トルクの大小に応じて減速機構部の減速比を自動的に切り替えるものが特許文献1などに示されている。
このような自動変速機能を備えるとともに上記負荷トルクの検出をモータ電流値から行っている電動工具では、締め付けトルクが所定値に達すれば動力伝達を遮断してしまうクラッチも設ける場合、次のような問題が生じる。
すなわち、負荷トルクが増大してモータ電流値が大きくなったことから変速を行ってそれまでの高速低トルク回転状態から低速高トルク回転状態に切り替えた後、負荷トルクが所定値に達することで上記クラッチが作動して動力伝達を遮断すると、モータからクラッチに至るまでの部分は空回りすることになり、モータの負荷が小さくなってモータ電流値も低くなるために、減速機構部は低速高トルク回転状態から高速低トルク状態に自動変速することになる。このような変速動作は作業の上では不要である上に、かえって作業性を悪化させることになる。
特開2009−56590号公報
本発明はこのような点に鑑みなされたもので、不要な自動変速動作が生じなくて作業性が良好に保たれる電動工具を提供することを課題とする。
本発明は、減速比が切り替え自在となっている減速機構部と、負荷トルクを動力源としてのモータの電流値から検出して負荷トルクの大小に応じて上記減速機構部の減速比を切り替える制御部と、負荷トルクが所定値に達した際に減速機構部から後の動力伝達を遮断するクラッチとを備えている電動工具であって、上記クラッチ動作を不能として動力伝達を常時確保する状態と、上記の動力伝達遮断が可能な状態とに切り替える手段を備えるとともに、上記クラッチによる動力伝達遮断が可能なときの動力伝達を遮断する負荷トルクの所定値よりも、減速比の切り換えを行う負荷トルクの値が大に設定されていることに特徴を有している。
クラッチが動力伝達を遮断する際には変速動作が行われず、クラッチ動作が不能とされて動力伝達が常時確保されている時のみ、変速動作がなされるようにしたものである。
上記クラッチが動力伝達を遮断する負荷トルクの所定値が可変であるものにおいては、最大所定値よりも、減速比の切り換えを行う負荷トルクの値を大としておく。
また、クラッチ動作を不能として動力伝達が常時確保された時には、減速比の切り換えを行う負荷トルクの値を可変としておくことが好ましい。
本発明においては、クラッチが動力伝達を遮断する際には変速動作が行われず、クラッチ動作が不能とされて動力伝達が常時確保されている時のみ、変速動作がなされることから、変速動作がクラッチの動作の影響を受けることがなく、不要な自動変速動作が生じないために、この電動工具を使用する作業の作業性を良好を保つことができる。
本発明の実施の形態の一例の動作説明図である。 同上の他の動作説明図である。 同上のブロック図である。 同上の部分断面図である。 同上のハウジングを片側だけ外した状態の側面図である。 同上クラッチ設定検出部を示す部分側面図である。 クラッチが動作する負荷トルクの範囲が変速する負荷トルクと重なる時の動作説明図である。
本発明を実施の形態の一例に基づいて詳述すると、図4及び図5は本発明に係る電動工具の機構の一例を示すもので、ハウジング100の後端部内に動力源としてのモータ1が配設されており、このモータ1の出力は減速機構部2とクラッチ3とを介して出力軸4に伝達される。
上記減速機構部2は、3段の遊星機構を軸方向に直列に並べたもので、その2段目の遊星機構におけるインターナルギア12は軸方向に可動となっており、図中左方に移動させた時には一段目の遊星機構のキャリア11外周面に設けられた歯と噛み合い、右方に移動させた時にはギアケース9内周面に設けられた歯と噛み合う。つまり、インターナルギア12を左方に動かした時には、2段目の遊星機構が減速輪列として機能せずに1段目の遊星機構が3段目の遊星機構に直結された状態となって、高速低トルクの回転が出力軸4に伝達され、インターナルギア12を右方に動かした時には、2段目の遊星機構が減速輪列として機能することになって、低速高トルク回転が出力軸4に伝達される。
上記減速比の切り替えは、回転型のアクチュエータ6と、このアクチュエータ6の回転がギア47を介して伝達されることで回転する変速リング8とによってなされる。ここにおける変速リング8は、その軸周りの回転に加えて軸方向移動も可能となっているとともに上記インターナルギア12に連結されており、さらにギアケース9から突出するピン45と係合するカム溝41を備えている。上記アクチュエータ6の回転で変速リング8が回転する時、ピン45とカム溝41とのガイドによって軸方向にも移動するものであり、この軸方向移動に伴ってインターナルギア12も軸方向移動を行うことで上記変速が行われる。
減速機構部2と出力軸3との間に配されたクラッチ3は、負荷トルクが所定値に達した時、減速機構部2の最終段のインターナルギアの回転の機械的規制を解除してインターナルギアの空転を許すことによって動力伝達を遮断するもので、この機構については公知であるためにここでは説明を省略する。
図3に上記電動工具のブロック図を示す。図中60は、第1駆動部65を介してモータ1をするモータ制御部61と、第2駆動部66を介してアクチュエータ6の回転を制御するアクチュエータ制御部62とを備えた制御部であり、70は電源部である。モータ1の回転及びアクチュエータ6の回転は、夫々駆動状態検知部68及び情報検知部67によって制御部60にフィードバックされる。
上記減速機構部2の減速比が小に設定されている時のモータ電流値とトルクとの関係は、図1に示すYHとなり、減速比が大に設定されている時の電流値とトルクとの関係はYとなる。そして上記制御部60は、図4に示すトリガースイッチ7を操作することでモータ1を回転させる時、減速機構部2における減速比を小の状態にセットした状態でモータ1を起動させる。そして負荷トルクが大きくなって電流値が図中BH(トルクがB’)に達すれば、制御部60はアクチュエータ6を作動させて減速機構部2の減速比を大とする。また、減速比が大の状態で作業をしている間に負荷トルクがC’まで下がれば、制御部60は減速機構部2の減速比を小の状態に切り替える。
ここにおいて、クラッチ3が動力伝達を遮断することになるトルク値D’が図7に示すように、減速比を大に切り替えることになるトルク値B’よりも大である場合、負荷トルクの増大に伴って減速比が小から大に切り替わった後、さらに負荷トルクが増大することでクラッチ3が作動する。そしてクラッチ3が作動すれば、モータ1にかかる負荷は急激に小さくなるために、モータ電流値でトルクを検出している場合、クラッチ3が作動した時点で制御部60は減速比を小に切り替えることになる。
これに対して、図1に示すように、クラッチ3が動力伝達を遮断することになるトルク値D’を図1に示すように、減速比を大に切り替えることになるトルク値B’及び減速比を小に切り替えることになるトルク値C’よりも小としておけば、負荷トルクの増加によって、まずクラッチ3が作動して動力伝達を遮断するために、変速動作がなされることはない。
ところで、クラッチ3が動力伝達を遮断することになる負荷トルク値(締め付けトルク値)は、作業内容に応じて変更することができるようにしておくのが通常であり、図4及び図5に示すものにおいても、トルク調整ハンドル31を回転させてクラッチばね30の圧縮量を変更することで締め付けトルク値を変更することができるようにしている。
クラッチ3の変更することができるトルク値の最小値をTmin,最大値をTmaxとすれば、図2に示すように、最大トルク値Tmaxよりも減速比を切り替えることになるトルク値C’,Bを大きくしておくことによって、クラッチ3の動作時の不要な変速動作を抑制することができる。
なお、トルク調整ハンドル31を回転させてクラッチばね30を最大限に圧縮した時には、上記クラッチ動作が不能となって動力伝達が常時確保されるために、この時には負荷トルクの増大(に伴う電流値の増加)により、減速比の切り替えが行われる。
ここにおいて、減速比の切り替え(変速)がなされるトルクの値は、動力伝達が常時確保される時には、変更することができるようにしておくことが好ましい。例えば図6に示すように、トルク調整ハンドル31の回転位置から、動力伝達が常時確保される状態になっているかどうかを検出する検知手段5を設けておき、動力伝達が常時確保される状態になっている状態にあることがこの検知手段5から制御部60に入力される時には、制御部60は別途変速ポイント設定手段で設定される変速ポイントで変速を行うようにしておくのである。そして、締め付けトルクが所定値に達することでクラッチ3による動力遮断がなされる状態にある時には、制御部60は上記変速ポイント設定手段での設定値にかかわらず、変速ポイントを最大にして、クラッチ3の動作が先に行われるようにする。
なお、クラッチ3を有効としている時には、変速がなされないように締め付けトルクの最大値よりも変速ポイントを大にするということは、変速させないということと同意であることから、本願発明は、クラッチ3が有効となっている時には、制御部60が変速に関して無視するものを含む。
上記実施例における変速に関する機構やクラッチの構成などはあくまで一例であり、実施例に限定されるものではない。クラッチについても電流値を基に別途アクチュエータを作動させて動力を遮断するものであってもよい。
1 モータ
2 減速機構部
3 クラッチ
4 出力軸
8 変速リング
60 制御部
B’ 変速ポイント
C’ 変速ポイント
D’ 動力伝達遮断トルク

Claims (3)

  1. 減速比が切り替え自在となっている減速機構部と、負荷トルクを動力源としてのモータの電流値から検出して負荷トルクの大小に応じて上記減速機構部の減速比を切り替える制御部と、負荷トルクが所定値に達した際に減速機構部から後の動力伝達を遮断するクラッチとを備えている電動工具であって、
    上記クラッチ動作を不能として動力伝達を常時確保する状態と、上記の動力伝達遮断が可能な状態とに切り替える手段を備えるとともに、上記クラッチによる動力伝達遮断が可能なときの動力伝達を遮断する負荷トルクの所定値よりも、減速比の切り換えを行う負荷トルクの値が大に設定されていることを特徴とする電動工具。
  2. 上記クラッチが動力伝達を遮断する負荷トルクの所定値が可変であるとともに、上記所定値の最大値よりも、減速比の切り換えを行う負荷トルクの値が大であることを特徴とする請求項1記載の電動工具。
  3. クラッチ動作を不能として動力伝達が常時確保された時には、減速比の切り換えを行う負荷トルクの値を可変としていることを特徴とする請求項1または2記載の電動工具。
JP2011205001A 2011-09-20 2011-09-20 電動工具 Active JP5849222B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011205001A JP5849222B2 (ja) 2011-09-20 2011-09-20 電動工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011205001A JP5849222B2 (ja) 2011-09-20 2011-09-20 電動工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013066947A JP2013066947A (ja) 2013-04-18
JP5849222B2 true JP5849222B2 (ja) 2016-01-27

Family

ID=48473299

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011205001A Active JP5849222B2 (ja) 2011-09-20 2011-09-20 電動工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5849222B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111823193A (zh) * 2019-04-19 2020-10-27 苏州宝时得电动工具有限公司 电动工具及其控制方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3228423A1 (de) * 2016-04-06 2017-10-11 HILTI Aktiengesellschaft Anwendungsoptimiertes abschaltverhalten einer elektronischen rutschkupplung

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03221381A (ja) * 1990-01-26 1991-09-30 Matsushita Electric Works Ltd 回転工具のトルク調整装置
JP3391951B2 (ja) * 1995-08-28 2003-03-31 松下電工株式会社 変速装置付き電動工具
JP3678041B2 (ja) * 1999-02-19 2005-08-03 日立工機株式会社 電動工具
JP2011047465A (ja) * 2009-08-26 2011-03-10 Panasonic Electric Works Power Tools Co Ltd 回転電動工具の自動変速装置
JP5463923B2 (ja) * 2010-01-13 2014-04-09 日立工機株式会社 電動工具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111823193A (zh) * 2019-04-19 2020-10-27 苏州宝时得电动工具有限公司 电动工具及其控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013066947A (ja) 2013-04-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5357840B2 (ja) 電動工具
JP5514139B2 (ja) 電動工具
JP2012030347A (ja) 電動工具
WO2010134431A1 (ja) 電動工具
JP2006213149A5 (ja)
WO2013014814A1 (ja) 変速装置およびこれを備える電気自動車
JP2010254179A (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP2013107170A (ja) 変速装置
JP2006015878A5 (ja)
JP5849222B2 (ja) 電動工具
JP5963136B2 (ja) 電動工具
JP5810312B2 (ja) 電動工具
JP2009096400A (ja) 動力伝達装置
JP5662829B2 (ja) 電動工具
JP5834688B2 (ja) 車両の駆動装置
JP2018154208A (ja) ハイブリッド車両の駆動装置
JP2001304406A (ja) 変速機のシフトアシスト装置
JP5938628B2 (ja) 電動工具
JP5842122B2 (ja) 電動工具
JP5842121B2 (ja) 電動工具
JP5314716B2 (ja) 電動工具
JP2014059003A (ja) 変速装置及び車両
JP3610920B2 (ja) 自動変速装置
JP2016007670A (ja) 電動工具
JP5975328B2 (ja) 変速装置、及び変速装置を備えた動力工具

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20130513

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140611

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20141008

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150224

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150227

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150427

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150616

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150710

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5849222

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151