JP5847149B2 - ウォッシャ装置付き車体構造 - Google Patents

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Description

本発明は、フロントガラスの前方にエンジンルームが設けられ、エンジンルームにウォッシャタンクが設けられたウォッシャ装置付き車体構造に関する。
車両用のウォッシャ装置として、ウォッシャタンクの上部から注水部が立ち上げられ、注水部の外側に上部からリブが立ち上げられ、立ち上げたリブが注水口よりも上方まで張り出されたものが開示されている。
これにより、例えば、ウォッシャ液を注水口から注水する際に、注水口から漏れたウォッシャ液がウォッシャタンクの周辺部品に被水することをリブで防止することが可能になる(例えば、特許文献1参照。)。
特開平7−205767公報
ところで、特許文献1の車両用ウォッシャ装置のように、ウォッシャタンクの上面に被水防止用のリブ(被水防止壁)を設けた場合、例えば、リブに物体が当たった際にリブが破損することが考えられる。このため、リブをある程度の厚み寸法に形成してリブの剛性を確保する必要がある。
しかし、リブ(被水防止壁)の厚み寸法を大きくするとウォッシャタンクの重量およびコストが増加してしまう。
本発明は、剛性を確保でき、さらに、重量およびコストを減らすことができるウォッシャ装置付き車体構造を提供することを課題とする。
請求項1は、車両用窓ガラスのウォッシャ液を蓄えるウォッシャタンクを備えたウォッシャ装置付き車体構造において、前記ウォッシャタンクは、該ウォッシャタンクの上面に設けられ、前記ウォッシャタンクの内部にウォッシャ液を注入可能な注水口と、前記注水口を塞ぐキャップと、前記上面に設けられ、前記注水口よりも上方まで延びる被水防止壁と、該被水防止壁に設けられ、前記注水口から取り外された前記キャップを係合するキャップ係合部と、を備えたことを特徴とする。
請求項2は、前記キャップ係合部は、前記キャップの下端に係合する下係合部と、該下係合部の上方に位置し、前記キャップの上端に係合する上係合部と、該上係合部を前記下係合部に接続する接続部と、を備えることを特徴とする。
請求項3は、前記キャップは、前記注水口に連結される連結部と、該連結部に連結され、前記注水口を覆う蓋部と、を備え、前記蓋部は、前記連結部を中心として回転可能に設けられ、前記接続部は、前記蓋部の回転軌跡上に設けられたことを特徴とする。
請求項4は、前記注水口の上端に前記蓋部を載せた状態において、前記注水口の上端および前記上係合部で前記蓋部が挟持可能に構成されたことを特徴とする。
請求項5は、前記下係合部の高さ位置を前記注水口の上端に一致させたことを特徴とする。
請求項6は、前記ウォッシャタンクに隣接して、エンジンルームを仕切るガーニッシュが設けられ、該ガーニッシュに、前記キャップに係合する他のキャップ係合部が設けられたことを特徴とする。
請求項7は、車両用窓ガラスのウォッシャ液を蓄えるウォッシャタンクを備えたウォッシャ装置付き車体構造において、前記ウォッシャタンクは、該ウォッシャタンクの上面に設けられ、前記ウォッシャタンクの内部にウォッシャ液を注入可能な注水口と、前記上面に設けられ、前記注水口よりも上方まで延びる被水防止壁と、該被水防止壁に設けられ、前記ウォッシャタンクの内部に蓄えられたウォッシャ液を前記車両用窓ガラスに送るウォッシャチューブが係合されるチューブ係合部と、を備えたことを特徴とする。
請求項8は、前記チューブ係合部は、前記被水防止壁の両側にそれぞれ設けられたことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、ウォッシャタンクの上面に被水防止壁を設けた。これにより、被水防止壁でウォッシャタンクの周辺部品への被水を防止できる。
また、被水防止壁にキャップ係合部を設けた。被水防止壁を利用してキャップ係合部を形成することにより、被水防止壁およびキャップ係合部をそれぞれ個別に設ける必要がなく構成の簡素化を図ることができ、かつ、ウォッシャタンクの重量およびコストを減らすことができる。
さらに、被水防止壁にキャップ係合部を設けることにより、被水防止壁をキャップ係合部で補強することが可能になり、被水防止壁の剛性を高める(確保する)ことができる。
加えて、注水口から外したキャップをキャップ係合部に係合するようにした。これにより、注水口へのウォッシャ液の注水時に、キャップが邪魔になることがなく、ウォッシャ液を注水口から容易に注水できる。
請求項2に係る発明では、キャップ係合部に下係合部と上係合部とを備えた。さらに、下係合部にキャップの下端を係合させ、上係合部にキャップの上端を係合させるようにした。これにより、下係合部および上係合部でキャップを支えることができる。
加えて、上係合部を接続部で下係合部に接続した。これにより、下係合部および上係合部で支えたキャップを接続部に接触させて、キャップが注水口に戻らないように接続部で保持できる。
請求項3に係る発明では、注水口に連結部を連結し、連結部に蓋部を連結した。さらに、蓋部を連結部を中心として回転可能に設けた。よって、注水口から外した蓋部を連結部を中心として回転させることにより、下係合部および上係合部で蓋部を支えることができる。
ここで、連結部を中心として蓋部を回転させることにより連結部が捩られた状態になる。このため、下係合部および上係合部で蓋部を支えた状態において、捩られた連結部の復元力により蓋部が下係合部および上係合部から離れて注水口側に戻ってしまうことが考えられる。そこで、蓋部の回転軌跡上(すなわち、蓋部が連結部の復元力により回転する軌跡上)に接続部を設けた。
これにより、捩られた連結部の復元力により蓋部が下係合部および上係合部から離れることを接続部で防ぐことができ、蓋部を下係合部および上係合部で確実に支えることができる。
請求項4に係る発明では、注水口の上端に蓋部を載せた状態において、注水口の上端および上係合部で蓋部を挟持できる。これにより、注水口の上端を利用して蓋部を挟持できるので、構成の簡素化を図ることができ、かつ、ウォッシャタンクの重量およびコストを減らすことができる。
請求項5に係る発明では、キャップ係合部に備えた下係合部の高さ位置を注水口の上端に一致させた。これにより、下係合部および注水口の上端の2箇所でキャップの下端を支えることができるのでキャップをより確実に保持できる。
請求項6に係る発明では、ガーニッシュに他のキャップ係合部を設け、他のキャップ係合部をキャップに係合させるようにした。よって、キャップ係合部および他のキャップ係合部の2箇所にキャップを係合させることができる。
すなわち、キャップを被水防止壁およびガーニッシュの2箇所で支えることができるのでキャップをより確実に保持できる。
さらに、ガーニッシュを利用して他のキャップ係合部を形成することにより、被水防止壁に他のキャップ係合部を形成する必要がなく、被水防止壁の構成を簡素化できる。
請求項7に係る発明では、ウォッシャタンクの上面に被水防止壁を設けた。これにより、被水防止壁でウォッシャタンクの周辺部品への被水を防止できる。
また、被水防止壁にチューブ係合部を設け、チューブ係合部にウォッシャチューブを係合させるようにした。このように、被水防止壁を利用してチューブ係合部を形成することにより、被水防止壁およびチューブ係合部を個別に設ける必要がなく、構成の簡素化を図ることができ、かつ、ウォッシャタンクの重量およびコストを減らすことができる。
さらに、被水防止壁にチューブ係合部を設けることにより、被水防止壁をチューブ係合部で補強することが可能になり、被水防止壁の剛性を高める(確保する)ことができる。
請求項8に係る発明では、被水防止壁の両側にチューブ係合部を設けた。これにより、被水防止壁を両側のチューブ係合部で補強することが可能になり、被水防止壁の剛性をさらに高めることができる。
また、被水防止壁の両側にチューブ係合部を設けることにより、被水防止壁を挟むようにウォッシャチューブを平行に配策できる。これにより、両側のウォッシャチューブを被水防止壁で仕切り、両側のウォッシャチューブが絡むことを防止できる。
本発明に係る実施例1のウォッシャ装置付き車体構造を前上方から見た状態を示す斜視図である。 図1のウォッシャ装置を斜め前上方から見た状態を示す斜視図である。 図1のエンジンルームを示す斜視図である。 図2のウォッシャ装置を前上方から見た状態を示す斜視図である。 図4のウォッシャ装置を前方から見た状態を示す正面図である。 図4の6−6線断面図である。 図4のウォッシャ装置を上方から見た状態を示す平面図である。 図6の差込部を示す断面図である。 図6の後取付部を示す斜視図である。 図5の10−10線断面図である。 図6のウォッシャタンクから外したキャップを第1キャップ係合部に係合させた状態を示す断面図である。 本発明に係るウォッシャタンクを前方から見た状態を示す正面図である。 図12の13矢視図である。 図2の14部拡大図である。 本発明に係る実施例2のウォッシャ装置付き車体構造を斜め前上方から見た状態を示す斜視図である。 図15の16−16線断面図である。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前(Fr)」、「後(Rr)」、「左(L)」、「右(R)」は運転者から見た方向にしたがう。
実施例1に係るウォッシャ装置付き車体構造10について説明する。
図1に示すように、ウォッシャ装置付き車体構造10は、左右のフロントピラー12間に設けられたフロント窓ガラス(フロントガラス)13と、フロント窓ガラス13の車体前方に設けられたエンジンルーム15と、エンジンルーム15の内部16に設けられた左右のダンパハウジング18(左ダンパハウジング18のみを図示する)と、左ダンパハウジング18の上方に設けられたウォッシャ装置20とを備えている。
エンジンルーム15は、アッパダッシュボード22、左右の側壁24(左側壁24のみを図示する)およびフロントバルクヘッドで平面視略矩形状に形成されている。
以下、左側壁24を「側壁24」として説明する。
図2に示すように、エンジンルーム15の内部16に動力源(例えば、エンジンおよびトランスミッションが一体に構成されたユニット、モータ、燃料電池スタック)や、動力源の周辺部品としてバッテリ31、ECU(エンジンなどを電子制御するユニット)32などが収納されている。
さらに、バッテリ31、ECU32に隣接してウォッシャ装置20が収納されている。
図1に戻って、アッパダッシュボード22は、左右のフロントピラー12に架け渡されることによりエンジンルーム15の内部16および車室を仕切るクロスメンバー部材である。
アッパダッシュボード22が左右のフロントピラー12に架け渡されることによりアッパダッシュボード22の剛性が高められている。
図3に示すように、アッパダッシュボード22は、フロント窓ガラス13の車体前方で車幅方向に延びる後壁23を有する。後壁23は、上下方向に向けて略鉛直に配置されている。
側壁24は、後壁23の左端部23aに交差するように設けられ、後壁23から車体前方に向けて延出されている。側壁24は、左フロントピラー12から車体前方に延出されるアッパメンバ25(図2参照)の一部を構成する部材であり、剛性が高められている。
後壁23および側壁24が略直交するように交差する部位でコーナ部26(図7も参照)が形成されている。後壁23および側壁24が交差する部位にコーナ部26を有することにより、後壁23および側壁24の剛性が高められている。
エンジンルーム15の後部内側に、後壁23に沿って樹脂製のガーニッシュ27(図1、図2参照)が設けられている。
左ダンパハウジング18は、コーナ部26の下方に隣接して配置され、側壁24に接合されている。左ダンパハウジング18の上部18aにフロントダンパが取り付けられることにより、フロントダンパが左ダンパハウジング18に支持される。左ダンパハウジング18が側壁24に接合されることにより側壁24の剛性が高められている。
図2、図4に示すように、ウォッシャ装置20は、エンジンルーム15の内部16に設けられたウォッシャタンク41と、ウォッシャタンク41に設けられた取付手段42と、ウォッシャタンク41に設けられたウォッシャポンプ43と、フロント窓ガラス13にウォッシャ液44(図6参照)を送る前ウォッシャチューブ(ウォッシャチューブ)45と、リヤ窓ガラスにウォッシャ液44を送る後ウォッシャチューブ(ウォッシャチューブ)46とを備えている。
図5、図6に示すように、ウォッシャタンク41は、略矩形体状に形成され、ウォッシャタンク41を上下に分割するタンク上部51およびタンク下部52を備えている。タンク上部51およびタンク下部52が溶着部53でウォッシャタンク41が一体に形成される。ウォッシャタンク41の内部48にウォッシャ液44が蓄えられる。
図4、図7に示すように、タンク上部51が後壁23および側壁24に取り付けられ、タンク下部52が取付ブラケット88を介して側壁24に取り付けられている。
タンク上部51は、後壁23に沿って延びるタンク後壁54と、側壁24に沿って延びるタンク外側壁(タンク側壁)55と、タンク外側壁55に対して車幅方向内側に設けられたタンク内側壁56と、タンク後壁54に対して車体前方側に設けられたタンク前壁57と、各壁54〜57の上端に設けられたタンク頂部(ウォッシャタンク41の上面)58とを備えている。
さらに、タンク上部51は、タンク上部51の略中央に設けられた注水部61(図6も参照)と、注水部61を塞ぐキャップ63と、タンク上部51に設けられた被水防止壁64と、被水防止壁64に設けられた第1キャップ係合部(キャップ係合部)65と、被水防止壁64に設けられた前後のチューブ係合部(チューブ係合部)66,67とを備えている。
タンク後壁54、タンク外側壁55、タンク内側壁56およびタンク前壁57が平面視略矩形状に形成されている。タンク後壁54およびタンク側壁55が略直交するように交差する部位で上タンクコーナ部68が形成されている。
タンク下部52は、タンク上部51と同様に平面視略矩形状に形成され、上タンクコーナ部68の下側に下タンクコーナ部を有する。下タンクコーナ部は、断面形状が上タンクコーナ部68と同様に形成されている。
上タンクコーナ部68および下タンクコーナ部でタンクコーナ部49が形成されている。すなわち、タンクコーナ部49は、コーナ部26と同様に、断面略直交するように形成されている。
後壁23に沿ってタンク後壁54が配置され、側壁24に沿ってタンク外側壁55が配置されることにより、タンクコーナ部49がコーナ部26に一致された状態に配置される。この状態において、ウォッシャタンク41が取付手段42で車体側に取り付けられている。
すなわち、タンク後壁54が取付手段42で後壁23に取り付けられ、かつ、タンク側壁55が取付手段42で側壁24に取り付けられている。さらに、タンク下部52の前角部(ウォッシャタンクの前部)72が取付手段42で取付ブラケット88の上部88aに取り付けられている。
取付手段42は、側壁24に差し込まれる差込部75と、後壁23に取り付けられる後取付部(取付部)78と、取付ブラケット88の上部88aに取り付けられる前取付部79とを備えている。
図8に示すように、差込部75は、タンク側壁55のうち上タンクコーナ部68に隣接する部位55a(図7も参照)から側壁24に向けて膨出されたボス76と、ボス76の先端76aから側壁24に向けて(すなわち、車幅方向外側側に向けて)突出されたピン77とを備えている。
側壁24には取付孔81が形成され、取付孔81にグロメット82が取り付けられている。グロメット82はエンジンルーム15の内部16からエンジンルーム15の外部に貫通する差込孔83が形成されている。
タンクコーナ部49がコーナ部26に一致させて配置された状態において、グロメット82の差込孔83にピン77がエンジンルーム15の内部16から差し込まれる。グロメット82の差込孔83にピン77が差し込まれることにより、ピン77が側壁24に取り付けられる。
よって、タンク側壁55に取付部を設け、取付部をボルト、ナットなどの締結部材で締結する必要がない。ピン77は取付部に比べて小さな部材であり、取付部に代えてピン77を用いることによりウォッシャタンク41の大型化を防ぐことができる。
さらに、取付部を用いることなくピン77を用いることにより、ピン77を配置する空間を小さく抑えることができる。これにより、空間のロスを小さく抑えることができ、エンジンルーム15の内部(空間)を効率よく使用することができる。
また、側壁24の取付孔81にグロメット82を設け、グロメット82にピン77を差し込むようにした。グロメット82は弾性を備えている。これにより、グロメット82にピン77を容易に差し込むことができ、ピン77の差込作業性(挿入作業性)を高めることができる。
さらに、取付孔81およびピン77間にグロメット82を介在させることにより、ピン77やボス76を車体(具体的には、側壁24)から離すことができる。これにより、ピン77やボス76が車体に接触して摩耗することを防止できる。
加えて、グロメット82でピン77を支えることにより、車両走行時の振動などをグロメット82で吸収することができる。
図9、図10に示すように、後取付部78は、タンク後壁54のうち内端部54aから後壁23に沿って車幅方向内側に向けて突出されている。すなわち、後取付部78は、ピン77(図8参照)に対して反対側に向けて延出されている。
後取付部78は、ボルト85、ナット86(締結部材)で後壁23に取り付けられる。
ここで、後壁23および側壁24は略直交するように交差された状態に設けられている(図7参照)。よって、後取付部78を後壁23にボルト85、ナット86で取り付けることにより、ボルト85をピン77(図8参照)の軸方向に対して交差させることができる。
これにより、ピン77が軸方向に変位することをボルト85で抑制でき、ピン77が軸方向に変位して破損を防止できる。
さらに、図7に示すように、後壁23に取り付ける後取付部78を、側壁24に取り付けるピン77に対して反対側に向けて延出するようにした。よって、タンク上部51のうち後壁23側の両側部(すなわち、タンク外側壁55およびタンク内側壁56)を、車体(すなわち、エンジンルーム15を形成する壁23,24)に取り付けることができる。
これにより、ウォッシャタンク41を車体に安定させた状態に取り付けることが可能になり、ウォッシャタンク41の取付剛性を高めることができる。
加えて、タンク上部51を後壁23および側壁24に取り付けるようにした。これにより、車体に捩じり入力(例えば、エンジンルーム15が撓むような入力)が生じた場合に、タンク上部51およびタンク下部52の溶着部53(図6参照)に荷重が入力することを防止でき、ウォッシャタンク41の耐久性を確保できる。
図3、図4に戻って、前取付部79は、タンク下部52の前角部72から車体前方に向けて突出されている。また、側壁24のうちグロメット82の車体前方の部位24aに取付ブラケット88が上向きに立ち上げられている。側壁24に左ダンパハウジング18が接合されることにより、左ダンパハウジング18で取付ブラケット88の剛性を高めることができる。
取付ブラケット88の上部88aに前取付部79が上方から載せられ、載せられた前取付部79がクリップ91(締結部材)で締結されることにより前取付部79が上部88aに取り付けられる。
ウォッシャタンク41の前取付部79を取付ブラケット88の上部88aに上方から載置することによりウォッシャタンク41を上部88aで仮保持できる。これにより、ウォッシャタンク41を手間をかけないで組み付けることができ、組付作業の容易化を図ることができる。
ここで、取付ブラケット88は、エンジンフードを支えるフードステイブラケット89を利用して形成されている。このように、フードステイブラケット89を利用して取付ブラケット88を形成することにより、前取付部79を締結するために剛性の高いブラケットを個別に備える必要がない。よって、部品点数を削減でき、構造の簡素化を図ることができる。
このように、差込部75のピン77(図8参照)が側壁24に取り付けられ、また、後取付部78が後壁23に取り付けられ、さらに、前取付部79がダンパハウジング18の上部18a(取付ブラケット88の上部88a)に取り付けられる。これにより、ウォッシャタンク41が車体側に取り付けられる。
この状態において、タンクコーナ部49がコーナ部26に一致された状態で配置されている。
図7に示すように、後壁23に沿ってタンク後壁54が配置され、側壁24に沿ってタンク外側壁55が配置されることにより、タンクコーナ部49がコーナ部26に一致された状態に配置される。タンクコーナ部49は、エンジンルーム15の内部16側にコーナ部26に隣接させた状態で対峙するように配置される。タンクコーナ部49をコーナ部26に近づけることにより、ウォッシャタンク41をコーナ部26に寄せて配置できる。よって、ウォッシャタンク41をエンジンルーム15の内部16に収納させた状態において内部16の空間を広く確保できる。
換言すれば、コーナ部26にタンクコーナ部49を一致させて配置することにより、エンジンルーム15のコーナ部26の形状に合わせてウォッシャタンク41を配置できる。よって、エンジンルーム15の内部16の空間を大きく確保して内部16の空間を最大限に効率よく利用できる。
内部16の空間を最大限に効率よく利用できるので、フロント窓ガラス13(図1参照)用のワイパ装置を配置する空間を好適に確保できる。これにより、ウォッシャタンク41の形状に影響されることなくワイパ装置の形状を決めることが可能になり、ワイパ装置の汎用化を図ることができる。
また、後壁23および側壁24を交差させることにより後壁23および側壁24の剛性が高められている。これにより、交差する後壁23および側壁24の両壁にウォッシャタンク41(タンク後壁54、タンク外側壁55)を取り付けることにより、ウォッシャタンク41の取付剛性を高めることができる。すなわち、ウォッシャタンク41を車体に強固に取り付けることができる。
さらに、ウォッシャタンク41の取付剛性を高めることにより車両の振動によるウォッシャタンク41の振動を抑制できる。
図4、図5に示すように、タンク下部52の前部(ウォッシャタンクの前部)71のうち前取付部79の車幅方向内側の支持部位71aにウォッシャポンプ43が配置されている。
ウォッシャポンプ43は、タンク下部52の支持部位71aに一対の係止アーム94で挟持され、ウォッシャポンプ43の下部43aが吸込部でタンク下部52に連結されている。これにより、ウォッシャポンプ43がタンク下部52の支持部位71aに支持されている。
このウォッシャポンプ43は、ウォッシャタンク41の内部48に蓄えられたウォッシャ液44(図6参照)をフロント窓ガラス13やリヤ窓ガラスなどの車両用窓ガラスに送るポンプである。
ここで、前取付部79の車幅方向内側に空間(いわゆる、デットスペース)95が形成される。このデットスペースを利用してウォッシャポンプ43を配置することができるので、ウォッシャポンプ43を配置する空間95を容易に確保できる。
さらに、タンク下部52の支持部位71aにウォッシャポンプ43を配置することにより、ウォッシャタンク41から突出する部位をウォッシャタンク41の車体前方側にまとめることができる。
これにより、ウォッシャタンク41の車幅方向の幅寸法Wを小さく抑えることができ、ウォッシャタンク41の車幅方向内側に周辺部品(バッテリ31、ECU32(図2参照)など)を収納する空間を確保できる。
以下、ウォッシャタンク41のタンク上部51について詳しく説明する。
図11、図12に示すように、タンク上部51のタンク頂部58の略中央に注水部61が設けられている(図7も参照)。注水部61は、タンク頂部58から上方に突出され、ウォッシャタンク41の内部48に連通するように開口された注水口62が設けられている。この注水口62からウォッシャタンク41の内部48にウォッシャ液44が注入される。
注水部61にはキャップ63が着脱自在に取り付けられる。
キャップ63は、注水部61(注水口62)に嵌合される環状のリング106と、リング106から突出された連結部107と、連結部107に連結された蓋部108とを備えている。
蓋部106が注水部61から外されることにより注水口62が開かれる。一方、蓋部106が注水部61に取り付けられることにより注水口62が塞がれる(覆われる)(図6参照)。
タンク頂部58のうち、注水部61に対して車幅方向内側で、かつ、タンク内側壁56の上端56aから被水防止壁64が立設されている(上向きに張り出されている)。
被水防止壁64は、タンク内側壁56に沿って車体前後方向に延出され、タンク内側壁56に対して略面一に形成されている。
図13に示すように、被水防止壁64は、前端64aがタンク前壁57の内端部57aまで延ばされ、後端64bがタンク後壁54の内端部54aの近傍まで延ばされている。さらに、図11、図12に示すように、被水防止壁64は、注水部61(注水口62)の上端62aまで上方まで延びている(張り出されている)。
また、被水防止壁64を注水部61(注水口62)の上端62aよりも上方まで延ばす(張り出す)ことも可能である。
これにより、例えば、注水口62にウォッシャ液44(図6参照)を注水する際に、被水防止壁64でウォッシャタンク41の車幅方向内側に設けられた周辺部品(バッテリ31、ECU32(図2参照)など)へのウォッシャ液44による被水を防止できる。
図10、図11に示すように、被水防止壁64の前後方向中央64cのうち上端64dに第1キャップ係合部65が設けられている。第1キャップ係合部65は、注水部61(注水口62)から取り外されたキャップ63を係合する部位である。
この第1キャップ係合部65は、被水防止壁64(前後方向中央64c)の上端64dから略J字状に突出された係合片97を有する。よって、第1キャップ係合部65は、係合片97の下端で形成された上係合部98と、被水防止壁64の上端のうち上係合部98に対向する部位に形成された下係合部99と、下係合部99に上係合部98を接合する接続部96(係合片97の立上部)とを備えている。接続部96は係合片97の立上部で形成されている。
上係合部98は、蓋部108の上方に位置し、蓋部108の上端(キャップの上端)108aに係合するように形成されている。
下係合部99は、蓋部108の下方に位置し、蓋部108の下端(キャップの下端)108bに係合するように形成されている。さらに、下係合部99は、注水部61の上端61aに一致するように高さ位置Hになるように形成されている。
図14に示すように、下係合部99に蓋部108の下端108bを係合させ、上係合部98に蓋部108の上端108aを係合させるようにした。これにより、下係合部99および上係合部98で蓋部108を支えることができる。
加えて、上係合部98を接続部96で下係合部99に接続した。これにより、下係合部99および上係合部98で支えた蓋部108を接続部96に接触させて、蓋部108が注水口62に戻らないように接続部96で保持できる。
ここで、蓋部108は、連結部107を中心として捩ることにより回転可能に設けられている。また、接続部96は、蓋部107の回転軌跡109上に設けられている。
よって、注水部61(注水口62)から外した蓋部108を連結部107を中心として捩ることにより回転させ、下係合部99および上係合部98で蓋部108を支えることができる(図2参照)。
このように、連結部107を中心として蓋部108を回転させることにより連結部107が捩られた状態になる。このため、下係合部99および上係合部98で蓋部108を支えた状態において、捩られた連結部107の復元力により蓋部108が下係合部99および上係合部98から離れて注水口62側に戻ってしまうことが考えられる。
そこで、蓋部108の回転軌跡109上(すなわち、蓋部108が連結部107の復元力により回転する軌跡上)に接続部96を設けた。
これにより、捩られた連結部107の復元力により蓋部108が下係合部99および上係合部98から離れることを接続部96で防ぐことができ、蓋部108を下係合部99および上係合部98で確実に支えることができる。
図10、図11に戻って、注水部61の上端(注水口62の上端)61aに蓋部108を載せた状態において、注水部61の上端61aおよび上係合部98で蓋部108が挟持可能に構成されている。
これにより、注水部61の上端61aを利用して蓋部108を挟持できるので、構成の簡素化を図ることができ、かつ、ウォッシャタンク41の重量およびコストを減らすことができる。
さらに、下係合部99は、注水部61の上端61aに一致するように高さ位置Hになるように形成されている。
これにより、下係合部99および注水部61の上端61aの2箇所で蓋部108の下端63bを支えることができるので蓋部108をより確実に保持できる。
また、被水防止壁64を利用して第1キャップ係合部65を形成した。よって、被水防止壁64および第1キャップ係合部65をそれぞれ個別に設ける必要がない。これにより、構成の簡素化を図ることができ、かつ、ウォッシャタンク41の重量およびコストを減らすことができる。
さらに、被水防止壁64に第1キャップ係合部65を設けることにより、被水防止壁64を第1キャップ係合部65で補強できる。これにより、被水防止壁64の剛性を第1キャップ係合部65で高める(確保する)ことができる。
加えて、注水部61(注水口62)から外した蓋部108を第1キャップ係合部65に係合するようにした。これにより、注水口62にウォッシャ液44(図6参照)を注水する際に、蓋部108が邪魔になることがなく、ウォッシャ液44を注水口62から容易に注水できる。
ここで、図5、図14に示すように、ウォッシャタンク41の車体後方に隣接してガーニッシュ27が設けられている。ガーニッシュ27に第2キャップ係合部(他のキャップ係合部)101が設けられている。
第2キャップ係合部101は、キャップ63上端63aに係合する部位である。
ガーニッシュ27を利用して第2キャップ係合部101を形成することにより、被水防止壁64に第2キャップ係合部101を形成する必要がなく、被水防止壁64の構成を簡素化できる。
第2キャップ係合部101は、ガーニッシュ27を成形する際に、溶融樹脂をキャビティに注入する注入口で成形される突出部である。なお、溶融樹脂の注入口を利用しないで、ガーニッシュ27を成形する際に、第2キャップ係合部101を一体に成形することも可能である。
また、第1キャップ係合部65(上係合部98(図11も参照))および第2キャップ係合部101(上係合部98)で、蓋部108の上端108aの2箇所を係合(保持)することができる。
すなわち、蓋部108の上端108aを被水防止壁64およびガーニッシュ27の2箇所で支えることができるので蓋部108の上端108aをより確実に保持できる。
図12、図13に戻って、被水防止壁64の両側に前後のチューブ係合部66,67が設けられている。
前チューブ係合部66は、被水防止壁64の車幅方向外側面64eのうち第1キャップ係合部65の車体前方側に設けられている。この前チューブ係合部66は、上方が開口され、上方から前ウォッシャチューブ45が係合(嵌合)される。
後チューブ係合部67は、被水防止壁64の車幅方向内側面64fのうち第1キャップ係合部65の車体前方側に設けられている。この後チューブ係合部67は、前チューブ係合部66と同様に、上方が開口され、上方から後ウォッシャチューブ46が係合(嵌合)される。
このように、被水防止壁64を利用して前後のチューブ係合部66,67を形成することにより、被水防止壁64および前後のチューブ係合部66,67を個別に設ける必要がない。これにより、被水防止壁64の構成の簡素化を図ることができ、かつ、ウォッシャタンク41の重量およびコストを減らすことができる。
さらに、被水防止壁64に前後のチューブ係合部66,67を設けることにより、被水防止壁64を前後のチューブ係合部66,67で補強できる。これにより、被水防止壁64の剛性を前後のチューブ係合部66,67で高める(確保する)ことができる。
また、被水防止壁64の両側に前後のチューブ係合部66,67を設けることにより、被水防止壁64を挟むように前後のウォッシャチューブ45,46を平行に配策できる。これにより、前後のウォッシャチューブ45,46を被水防止壁64で仕切り、前後のウォッシャチューブ45,46が絡むことを防止できる。
図4に示すように、前後のウォッシャチューブ45,46は、ガーニッシュ27に形成された前後の嵌合部103,104に嵌合されている。
前後のウォッシャチューブ45,46の色彩が異なるように色分けされ、前後の嵌合部103,104にマーキングが施されている。よって、前後のウォッシャチューブ45,46の色彩および前後の嵌合部103,104のマーキングを確認することにより、前後のウォッシャチューブ45,46を誤って組み付けることを防止し、さらに、メンテナンス性を高めることができる。
ここで、図10、図13に示すように、被水防止壁64、前後のチューブ係合部66,67および第1キャップ係合部65は、ウォッシャタンク41に設けられ、被水防止壁64、前後のチューブ係合部66,67および第1キャップ係合部65が一体に成形されている。
つぎに、実施例2に係るウォッシャ装置120を図15、図16に基づいて説明する。
なお、実施例2のウォッシャ装置120において実施例1のウォッシャ装置20と同一・類似部材については同じ符号を付して説明を省略する。
実施例2に係るウォッシャ装置120について説明する。
図15、図16に示すように、ウォッシャ装置120は、実施例1の被水防止壁64および前後のチューブ係合部66,67を内被水防止壁(被水防止壁)121および前後のチューブ係合部126,127に代えたものである。
さらに、ウォッシャ装置120は、外被水防止壁124を備えている。
内被水防止壁121は、実施例1の被水防止壁64と同様に、タンク内側壁56に沿って車体前後方向に延出されている。この内被水防止壁121は、断面略逆U字状に形成されることにより内部に凹部122が設けられている。
凹部122は、下端122aがウォッシャタンク41の内部48に連通するように下向きに開口されている。さらに、凹部122は、上端122bがタンク頂部58よりも上方まで延出されている。好ましくは、凹部122は、上端122aが注水部61の上端(注水口62の上端)61aよりも上方まで延出されている。
よって、内被水防止壁121は、上端121aが注水部61の上端61aよりも上方まで延出されている。これにより、内被水防止壁121でウォッシャタンク41の周辺部品(バッテリ31、ECU32など)への被水を防止できる。
前後のチューブ係合部126,127は、内被水防止壁121の車幅方向内側壁121bに設けられている。すなわち、前チューブ係合部126が車幅方向内側壁121bの上部に設けられ、後チューブ係合部127が車幅方向内側壁121bの下部に設けられている。
前チューブ係合部126に前ウォッシャチューブ45が係合(嵌合)され、後チューブ係合部127に後ウォッシャチューブ46が係合(嵌合)される。
外被水防止壁124は、タンク外側壁55に沿って車体前後方向に延出されている。この外被水防止壁124は、内被水防止壁121と同様に、断面略逆U字状に形成されることにより内部に凹部125が設けられている。
外被水防止壁124は、内被水防止壁121と同様に形成された部位であり、以下、内被水防止壁121について説明して外被水防止壁124の説明を省略する。
内被水防止壁121の内部に凹部122を設け、凹部122を下向きに開口させることによりウォッシャタンク41の内部48に連通させた。さらに、凹部122の上端122aをタンク頂部58よりも上方まで延ばし、好ましくは、凹部122の上端122aを注水部61の上端61aよりも上方まで延ばした。
これにより、ウォッシャ液44が凍結したり膨張した場合に、ウォッシャ液44を一時的に凹部122に貯める(逃がす)ことができ、ウォッシャタンク41の損傷を抑制できる。
特に、凹部122の上端122aを注水部61の上端61aよりも上方まで延ばすことにより、注水部61の上端(注水口62の上端)61aぎりぎり(上端いっぱい)までウォッシャ液44を注入した場合に、凹部122の空間を確保した状態に保つことができる。
これにより、注水部61の上端61aぎりぎりまで注入されたウォッシャ液44が凍結して体積が増したり、膨張した場合に、ウォッシャ液44を一時的に凹部122に貯める(逃がす)ことができ、ウォッシャタンク41の損傷を抑制できる。
また、凹部122を内被水防止壁121を利用して内部に設けることにより、内被水防止壁121および凹部122を個別に設ける必要がない。これにより、内被水防止壁121の構成の簡素化を図ることができ、かつ、ウォッシャタンク41の重量およびコストを減らすことができる。
さらに、内被水防止壁121に凹部122を設けることにより、内被水防止壁121を車幅方向内側壁121bおよび車幅方向外側壁121cで2重構造に形成できる。
これにより、内被水防止壁121の剛性、すなわちウォッシャタンク41の剛性を高める(確保する)ことができる。
なお、本発明に係るウォッシャ装置付き車体構造は、前述した実施例に限定されるものではなく適宜変更、改良などが可能である。
例えば、前記実施例1および実施例2では、タンク上部51を後壁23および側壁24に取り付ける例について説明したが、これに限らないで、タンク下部52を後壁23および側壁24に取り付けることも可能である。
また、前記実施例1および実施例2では、タンク側壁55にピン77を設け、タンク後壁54に後取付部78を設けた例について説明したが、これに限らないで、タンク後壁54にピン77を設け、タンク側壁55に後取付部78を設けることも可能である。
さらに、前記実施例1および実施例2では、後取付部78を締結する締結部材としてボルト85、ナット86を例示したが、これに限らないで、リベットやクリップを締結部材とすることも可能である。
また、前記実施例1および実施例2では、前取付部79を締結する締結部材としてクリップ91を例示したが、これに限らないで、ボルトやリベットを締結部材とすることも可能である。
さらに、前記実施例1および実施例2では、タンク下部52の前部のうち前取付部79の車幅方向内側にウォッシャポンプ43を配置した例について説明したが、これに限らないで、前取付部79の車幅方向外側にウォッシャポンプ43を配置することも可能である。
また、前記実施例1では、被水防止壁64の両側に前後のチューブ係合部66,67を設ける例について説明したが、これに限らないで、被水防止壁64の片側に前チューブ係合部66のみを設けることも可能である。
被水防止壁64の片側に前チューブ係合部66のみを設けた場合でも、構成の簡素化を図ることができ、かつ、ウォッシャタンク41の重量およびコストを減らすことができる。
さらに、被水防止壁64を前チューブ係合部66で補強することが可能になり、被水防止壁64の剛性を高める(確保する)ことができる。
さらに、前記実施例2では、ウォッシャタンク41に内被水防止壁121および外被水防止壁124を形成した例について説明したが、これに限らないで、ウォッシャタンク41に内被水防止壁121のみを設けることも可能である。
また、前記実施例で示したウォッシャ装置付き車体構造、フロント窓ガラス、エンジンルーム、エンジンルームの内部、ウォッシャ装置、ガーニッシュ、ウォッシャタンク、前後のウォッシャチューブ、ウォッシャタンクの内部、タンク頂部、注水部、注水部の上端、注水口、キャップ、被水防止壁、第1キャップ係合部、前後のチューブ係合部、接続部、上係合部、下係合部、第2キャップ係合部、連結部、蓋部、蓋部の上端、蓋部の下端、内被水防止壁および凹部などの形状や構成は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
本発明のウォッシャ装置付き車体構造は、フロントガラスの前方にエンジンルームが設けられ、エンジンルームにウォッシャタンクが設けられた自動車への適用に好適である。
10…ウォッシャ装置付き車体構造、13…フロント窓ガラス(フロントガラス、車両用窓ガラス)、15…エンジンルーム、16…エンジンルームの内部、20,120…ウォッシャ装置、27…ガーニッシュ、41…ウォッシャタンク、44…ウォッシャ液、45,46…前後のウォッシャチューブ(ウォッシャチューブ)、48…ウォッシャタンクの内部、58…タンク頂部(ウォッシャタンクの上面)、61…注水部、61a…注水部の上端(注水口の上端)、62…注水口、63…キャップ、64…被水防止壁、65…第1キャップ係合部(キャップ係合部)、66,67…前後のチューブ係合部(チューブ係合部)、96…接続部、98…上係合部、99…下係合部、101…第2キャップ係合部(他のキャップ係合部)、107…連結部、108…蓋部、108a…蓋部の上端(キャップの上端)、108b…蓋部の下端(キャップの下端)、109…回転軌跡、121…内被水防止壁(被水防止壁)、122…凹部、H…下係合部の高さ位置。

Claims (8)

  1. 車両用窓ガラスのウォッシャ液を蓄えるウォッシャタンクを備えたウォッシャ装置付き車体構造であって
    前記ウォッシャタンクは、
    該ウォッシャタンクの上面に設けられ、前記ウォッシャタンクの内部にウォッシャ液を注入可能な注水口と、
    前記注水口を塞ぐキャップと、
    前記上面に設けられ、前記注水口よりも上方まで延びる被水防止壁と、
    該被水防止壁に設けられ、前記注水口から取り外された前記キャップを係合するキャップ係合部と、
    を備えたことを特徴とするウォッシャ装置付き車体構造。
  2. 前記キャップ係合部は、
    前記キャップの下端に係合する下係合部と、
    該下係合部の上方に位置し、前記キャップの上端に係合する上係合部と、
    該上係合部を前記下係合部に接続する接続部と、
    を備えることを特徴とする請求項1記載のウォッシャ装置付き車体構造。
  3. 前記キャップは、
    前記注水口に連結される連結部と、
    該連結部に連結され、前記注水口を覆う蓋部と、を備え、
    前記蓋部は、前記連結部を中心として回転可能に設けられ、
    前記接続部は、前記蓋部の回転軌跡上に設けられたことを特徴とする請求項2記載のウォッシャ装置付き車体構造。
  4. 前記注水口の上端に前記蓋部を載せた状態において、前記注水口の上端および前記上係合部で前記蓋部が挟持可能に構成されたことを特徴とする請求項2または請求項3記載のウォッシャ装置付き車体構造。
  5. 前記下係合部の高さ位置を前記注水口の上端に一致させたことを特徴とする請求項4記載のウォッシャ装置付き車体構造。
  6. 前記ウォッシャタンクに隣接して、エンジンルームを仕切るガーニッシュが設けられ、
    該ガーニッシュに、前記キャップに係合する他のキャップ係合部が設けられたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載のウォッシャ装置付き車体構造。
  7. 車両用窓ガラスのウォッシャ液を蓄えるウォッシャタンクを備えたウォッシャ装置付き車体構造であって
    前記ウォッシャタンクは、
    該ウォッシャタンクの上面に設けられ、前記ウォッシャタンクの内部にウォッシャ液を注入可能な注水口と、
    前記上面に設けられ、前記注水口よりも上方まで延びる被水防止壁と、
    該被水防止壁に設けられ、前記ウォッシャタンクの内部に蓄えられたウォッシャ液を前記車両用窓ガラスに送るウォッシャチューブが係合されるチューブ係合部と、
    を備えたことを特徴とするウォッシャ装置付き車体構造。
  8. 前記チューブ係合部は、前記被水防止壁の両側にそれぞれ設けられたことを特徴とする請求項7記載のウォッシャ装置付き車体構造。
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