JP5845879B2 - 封口方法、及び、封口装置 - Google Patents

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Description

本発明は、封口方法、及び、封口装置に関し、特に、電池容器の封口孔を封止する技術に関する。
従来、リチウムイオン二次電池、ニッケル水素二次電池等の密閉型電池においては、充放電要素(正極、負極、セパレータ等)を電池容器内に収容し、電解液を注液した後にブラインドリベットを用いて封口孔を封止する構造が知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2を参照)。
特開2003−229118号公報 特開2011−76865号公報
前記従来技術においては、ブラインドリベットで封口孔を封止する際に、リベッタ装置の内部を負圧とし、リベッタ装置における外側との圧力差を用いて、リベッタ装置によりブラインドリベットを保持する場合がある。
しかし、ブラインドリベットの保持にリベッタ装置の負圧を用いた場合、リベッタ装置の内径と、ブラインドリベットの外径とのクリアランス分の位置ずれが発生することがある。このため、ブラインドリベットを封口孔に挿入する際にブラインドリベットと封口孔との位置合わせが困難となる場合があった。
また、封口孔が電池容器に形成された注液孔である場合、電池容器の内部を減圧して封口孔を封止しようとすると、電池容器周辺(リベッタ装置の外部)の減圧度がリベッタ装置の内部における減圧度よりも大きくなり、ブラインドリベットがリベッタ装置から離脱する場合があった。
本発明は、上記の状況を鑑み、ブラインドリベットと封口孔との位置合わせを容易にするとともに、電池容器の内部を減圧して封口孔を封止する場合でもブラインドリベットがリベッタ装置から離脱することを防止できる、封口方法、及び、封口装置を提供するものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、封口孔が開口する容器の周囲を固定する固定部、その一端部が前記固定部と当接するチャンバー、及び、前記チャンバーの外部から内部に挿通されてブラインドリベットのマンドレルに対して第一の引張力と該第一の引張力よりも大きな第二の引張力とを加えることが可能なリベッタ装置を備えた封口装置を用いて、前記容器の封口孔を、前記封口孔の径よりも大径に形成された鍔部と、前記封口孔の径よりも小径に形成されたスリーブと、該スリーブの内部に収容されて前記鍔部から延出するマンドレルと、を備えた前記ブラインドリベットで封止する封口方法であって、前記容器の周囲を前記固定部で固定するとともに前記チャンバーを前記固定部に当接させ、前記リベッタ装置により、前記第一の引張力にて、前記ブラインドリベットのマンドレルをチャックして保持する、保持工程と、前記リベッタ装置により保持した前記ブラインドリベットのスリーブを前記封口孔に挿入し、前記鍔部を前記封口孔の周囲に当接させる、挿入工程と、前記リベッタ装置により、前記第二の引張力にて、前記マンドレルを前記スリーブから引抜き、前記スリーブの先端部を膨径するように塑性変形させることにより前記封口孔を封止する、封止工程と、を備えるものである。
請求項2においては、前記容器の内部は負圧とされ、前記第一の引張力は前記容器の内部の負圧により発生する力よりも大きいものである。
請求項3においては、封口孔が開口する容器を、前記封口孔の径よりも大径に形成された鍔部と、前記封口孔の径よりも小径に形成されたスリーブと、該スリーブの内部に収容されて前記鍔部から延出するマンドレルと、を備えたブラインドリベットで封止するための封口装置であって、前記容器の周囲を固定する固定部、その一端部が前記固定部と当接するチャンバー、及び、前記チャンバーの外部から内部に挿通されて前記ブラインドリベットのマンドレルに対して第一の引張力と該第一の引張力よりも大きな第二の引張力とを加えることが可能なリベッタ装置を備え、前記容器の周囲を前記固定部で固定するとともに前記チャンバーを前記固定部に当接させ、前記リベッタ装置で前記マンドレルに第一の引張力を加えることにより前記ブラインドリベットのマンドレルをチャックして保持した状態で、前記スリーブを前記封口孔に挿入して前記鍔部を前記封口孔の周囲に当接させた後に、前記リベッタ装置で前記マンドレルに第二の引張力を加えることにより前記マンドレルを前記スリーブから引抜き、前記スリーブの先端部を膨径するように塑性変形させて前記封口孔を封止するものである。
請求項4においては、前記容器の内部は負圧とされ、前記第一の引張力は前記容器の内部の負圧により発生する力よりも大きいものである。
本発明によれば、ブラインドリベットと封口孔との位置合わせを容易にするとともに、電池容器の内部を減圧して封口孔を封止する場合でもブラインドリベットがリベッタ装置から離脱することを防止することができる。
一実施形態に係る封口装置の概略構成を示す正面断面図。 封口方法の工程を示すフロー図。 同じく封口装置の挿入工程途中の状態を示す正面断面図。 同じく封口装置の挿入工程後の状態を示す正面断面図。 (a)から(d)はそれぞれ各工程における封口孔周辺を示す断面図。 リベッタ装置の引張力とブラインドリベットの変形量との関係を示した図。
次に、発明の実施の形態を説明する。
なお、本発明の技術的範囲は以下の実施例に限定されるものではなく、本明細書及び図面に記載した事項から明らかになる本発明が真に意図する技術的思想の範囲全体に、広く及ぶものである。
[封口装置10]
図1等を参照して、本発明に係る封口装置の一実施形態である封口装置10の概略構成について説明する。本実施形態の封口装置10は、密閉型電池の容器70を閉塞する蓋部71に開口された封口孔71aを封止するものである。ただし、封口装置10で封止する封口孔は電池容器に開口されている必要はなく、他の容器に開口された封口孔を封止するために用いることも可能である。
本実施形態に係る容器70は密閉型電池の外装として用いられるものであるため、その内部には、正極、負極及びセパレータを積層又は巻回してなる電極体に電解液を含浸させた図示しない発電要素が収容されている。そして、本実施形態において封口孔71aは、密閉型電池の外装である容器70に電解液を充填する際の注液孔として用いられる。
封口装置10は、容器70を載置する基部11、容器70の周囲を固定する固定部12、下面が開口した箱体であってその下端部が固定部12の上面と当接することによりその内部を気密状態にする減圧チャンバー15、ブラインドリベット31で封口孔71aを封止するリベッタ装置21、リベッタ装置21に加える油圧力を変化させる油圧ポンプP1、減圧チャンバー15に配置される減圧弁14、及び、減圧チャンバー15の内部を減圧する減圧ポンプP2などを主な構成として備えている。
基部11は容器70を立てた状態(上側に封口孔71aが配置された状態)で載置可能な板状部材である。基部11の上面には、容器70の外周形状と略同一の内周形状を有する筒状部材である固定部12が配置されている。固定部12の上方には、図示せぬ駆動装置により固定部12に対して図1中の矢印Aに示す如く近接(及び離間)可能に構成され、その下端部が固定部12の上端面に当接可能な形状に形成された減圧チャンバー15が配設されている。容器70の周囲が固定部12に固定された状態で減圧チャンバー15が固定部12に当接すると、図3及び図4に示す如く、減圧チャンバー15の内部に収容される容器70の周囲が気密状態となるのである。
封口装置10において、減圧チャンバー15が固定部12に当接して容器70の周囲を気密状態とした時(図3及び図4に示した状態)に基部11、固定部12、減圧チャンバー15、リベッタ装置21、及び、減圧弁14が互いに当接する部分には、それぞれシール部材16・17・18・19が配設され、気密状態における減圧チャンバー15の内部のシール性を確保している。
減圧チャンバー15が固定部12に当接してその内部が気密状態となったときに減圧ポンプP2を駆動させることによって、図3及び図4中の破線矢印pに示す如く減圧弁14を介して減圧チャンバー15の内部が減圧される。これにより、封口孔71aで連通されている容器70の内部も減圧されるのである(図5(b)中の矢印pを参照)。
リベッタ装置21は油圧ポンプP1に接続されており、油圧ポンプP1を駆動させることにより、後述するようにブラインドリベット31で封口孔71aを封止する。リベッタ装置21は減圧チャンバー15の上方から減圧チャンバー15の内部に挿通されており、図示しない駆動装置によって上下方向に(減圧チャンバー15の内側に向かって)摺動可能に構成されている(図3中の矢印Bを参照)。
リベッタ装置21は具体的には図5(a)から(d)に示す如く、筒状のリベッタ本体22と、リベッタ本体22の内部で軸心方向(図5中における上下方向)に摺動可能に構成された筒状の内側シリンダ23と、内側シリンダ23の内周側先端に設けられたジョー24と、ジョー24を支持するジョーケース25と、を備える。内側シリンダ23は油圧ポンプP1の駆動によって、図1、図3及び図4中の破線矢印a・bに示す油圧による引張力が加えられて、リベッタ本体22の内部を摺動するように構成されている。内側シリンダ23の先端部は図5(a)から(d)に示す如く先端に向かって縮径するテーパ形状に形成されているため、内側シリンダ23が上方に向かって摺動するとジョー24には内側に向かって押圧されることになる。
ブラインドリベット31は、図5(a)から(d)に示す如く、封口孔71aの径よりも大径に形成された封止部である鍔部34と、封口孔71aの径よりも小径に形成されて封口孔71aに挿通可能な筒状のスリーブ33と、スリーブ33内に収容されて鍔部34から延び出るマンドレル32と、で構成される。マンドレル32は、その一端部が鍔部34から一定長さだけ延出されるとともに、マンドレル32の他端部には一端部より大径の頭部32aが形成されている。
そして、後述するようにリベッタ装置21によって、マンドレル32のうち鍔部34から延び出た部分を鍔部34から引抜くことによってマンドレル32の頭部32aがスリーブ33を図5(d)に示す膨径部33aの如く膨径するように塑性変形させる。さらに、一定の大きさの膨径部33aを形成した後、鍔部34の側のマンドレル32が破断して排出される。このようにブラインドリベット31がかしめられることで、鍔部34と膨径部33aとの間に蓋部71を挟持することによって封口孔71aを封止するのである。なお、本実施形態においては封口孔71aの周囲に図示しないガスケットを配置して、鍔部34と膨径部33aとの間に挟持することで、封口孔71aにおけるシール性を確保する構成としている。
[封口方法]
次に、図2等を参照して、封口装置10で行う封口方法について説明する。
まず図2中のステップS01においては、ブラインドリベット31をリベッタ装置21にセットする。具体的には図5(a)中の矢印αに示す如く、リベッタ本体22の先端からブラインドリベット31のマンドレル32を挿入する。
本実施形態においては、リベッタ装置21の内部でジョーケース25の内側は、図示しない減圧装置によって減圧されることにより負圧となっている。このため、マンドレル32の一部がリベッタ本体22に挿入されると、その内部の負圧により図5(a)中の破線矢印βの如くブラインドリベット31が引き込まれ、鍔部34がリベッタ本体22の先端に当接する構成としている。なお、リベッタ装置21の内部を負圧とせずに、鍔部34がリベッタ本体22の先端に当接するまで、作業者が手作業でマンドレル32を挿入する構成とすることも可能である。
次に、図2中のステップS02においては、リベッタ装置21によってマンドレル32を保持する(保持工程)。ここで、リベッタ装置21は、ブラインドリベット31のマンドレル32に対して、第一の引張力と、第一の引張力よりも大きな第二の引張力と、を加えることができる。具体的には前記の如く、油圧ポンプP1がリベッタ装置21に加える油圧力を調整することによって、内側シリンダ23が摺動する力を変更できるのである。
つまり、内側シリンダ23に対して図5(b)中の矢印xに示す如く上方に摺動する力が加わると、ジョー24を内側に向かって押圧する力が発生し、ジョー24がマンドレル32をチャックするとともに、マンドレル32に上方への引張力が加わるため、ブラインドリベット31がリベッタ装置21により保持されることとなる。
即ち、リベッタ装置21は油圧ポンプP1によって、図1及び図3中の破線矢印aに示す如くマンドレル32をチャックして保持する程度の油圧力が加えられており、このときにリベッタ装置21がマンドレル32に対して加える力を第一の引張力とする。換言すれば、リベッタ装置21でマンドレル32をチャックして第一の引張力を加えることにより、リベッタ装置21によりブラインドリベット31のマンドレル32を保持するのである。
ここで、第一の引張力は、リベッタ装置21がスリーブ33を大きく塑性変形させる力よりも小さく、マンドレル32を引抜くことはない。図6に示す如く、ブラインドリベット31におけるスリーブ33の変形量は、マンドレル32を引張る力の大きさと正の相関性をもつ。つまり、第一の引張力は、スリーブ33に加える変形を図6に示すチャック領域における変形に留める程度の大きさに調節されているのである。
なお、本実施形態に係るリベッタ装置21は油圧ポンプP1によってマンドレル32をチャックして保持する構成としているが、その駆動方法は油圧に限定されるものではない。つまり、ブラインドリベット31のマンドレル32に対して、第一の引張力と、第一の引張力よりも大きな第二の引張力と、を加えることができる構成であれば、電動モータやエアーを用いて駆動するリベッタ装置を用いることも可能である。
次に、図2中のステップS03においては、前記の如く減圧チャンバー15を移動させて固定部12に当接させた後に減圧ポンプP2を駆動させて、減圧チャンバー15の内部及び容器70の内部を減圧する。これにより、容器70の内部に発生するガスを抜く工程を不要としている。この際、本実施形態においては、リベッタ装置21における第一の引張力によりブラインドリベット31のマンドレル32をチャックして保持する構成であり、第一の引張力は容器70の内部の負圧により発生する力よりも大きくなるように設定されている。
このため、容器70の周辺の減圧度が大きくなっても、ブラインドリベット31がリベッタ装置21から離脱することがない。つまり、リベッタ装置21の内部における負圧を利用してブラインドリベット31の保持する構成ではなく、リベッタ装置21におけるジョー24でマンドレル32をチャックして保持する構成としているため、減圧チャンバー15の内部の減圧度が大きくなっても、ブラインドリベット31のリベッタ装置21からの離脱を防止することができるのである。
次に、図2中のステップS04においては、図3中の矢印Bに示す如くリベッタ装置21を減圧チャンバー15の内側に向かって摺動させ、スリーブ33を封口孔71aに挿入する(挿入工程)。そして、図4及び図5(c)に示す如く、ブラインドリベット31の鍔部34を封口孔71aの周囲に当接させるのである。
この際、本実施形態においては、リベッタ装置21における第一の引張力によりブラインドリベット31のマンドレル32をチャックして保持する構成としているため、リベッタ装置21においてブラインドリベット31の位置決め精度を高くすることができる。このため、ブラインドリベット31を封口孔71aに挿入する際にブラインドリベット31と封口孔71aとの位置合わせを容易にすることができるのである。
上記の如く、本実施形態に係る封口装置10によれば、ブラインドリベット31と封口孔71aとの位置合わせを容易にするとともに、容器70の内部を減圧して封口孔71aを封止する場合でもブラインドリベット31がリベッタ装置21から離脱することを防止できるのである。
次に、図2中のステップS05においては、リベッタ装置21でマンドレル32に第二の引張力を加えることによりマンドレル32をスリーブ33から引抜く。そして、前記の如くスリーブ33の先端部を図5(d)に示す膨径部33aのように膨径させ、塑性変形させるのである。
詳細には、リベッタ装置21は油圧ポンプP1によって、図4中の破線矢印bに示す如くマンドレル32をスリーブ33から引抜く程度の油圧力が加えられる。そして、内側シリンダ23に対して図5(c)中の矢印yに示す如く上方に摺動する力が加わり、このときにリベッタ装置21がマンドレル32に対して加える力を第二の引張力とする。換言すれば、リベッタ装置21でマンドレル32に第二の引張力を加えることにより、スリーブ33を膨径部33aの如く膨径するように塑性変形させるのである。
ここで、第二の引張力は、リベッタ装置21がスリーブ33を大きく塑性変形させる力よりも十分に大きい。つまり、第二の引張力は、スリーブ33に加える変形を図6に示すかしめ領域における変形に至る程度の大きさに調節されているのである。
次に、図2中のステップS06においては、図5(d)に示す如く一定の大きさの膨径部33aを形成した後、マンドレル32のうち、鍔部34から延出した部分が破断する。そして、図5(d)に示す如く、鍔部34を備えたブラインドリベット31における封止部である鍔部34と、膨径部33aとの間に蓋部71を挟持することによって封口孔71aを封止するのである(封止工程)。こうして、容器70を密閉状態として密閉型の電池が完成する。
上記の如く、本実施形態に係る封口方法は、リベッタ装置21の第一の引張力により、ブラインドリベット31のマンドレル32をチャックして保持する、保持工程と、スリーブ33を封口孔71aに挿入し、鍔部34を封口孔71aの周囲に当接させる、挿入工程と、リベッタ装置21の第一の引張力よりも大きな第二の引張力により、マンドレル32をスリーブ33から引抜き、スリーブ33の先端部を膨径するように塑性変形させることにより封口孔71aを封止する、封止工程と、を備える。
このように、本実施形態によれば保持工程でリベッタ装置21における第一の引張力によりブラインドリベット31のマンドレル32をチャックして保持する構成としているため、リベッタ装置21においてブラインドリベット31の位置決め精度を高くすることができる。このため、ブラインドリベット31を封口孔71aに挿入する際にブラインドリベット31と封口孔71aとの位置合わせを容易にすることができる。
また、本実施形態に係る封口方法によれば、容器70の内部は負圧とされ、第一の引張力は容器70の内部の負圧により発生する力よりも大きくなるように設定されている。このため、減圧チャンバー15の内部の減圧度が大きくなっても、ブラインドリベット31のリベッタ装置21からの離脱を防止することができるのである。加えて、本実施形態に係る封口方法によれば、既存のリベッタ装置21を使用しており、新たな構成を追加することがないため、コスト増を抑制することができる。
10 封口装置
21 リベッタ装置
31 ブラインドリベット
32 マンドレル
33 スリーブ
71 蓋部
71a 封口孔

Claims (4)

  1. 封口孔が開口する容器の周囲を固定する固定部、その一端部が前記固定部と当接するチャンバー、及び、前記チャンバーの外部から内部に挿通されてブラインドリベットのマンドレルに対して第一の引張力と該第一の引張力よりも大きな第二の引張力とを加えることが可能なリベッタ装置を備えた封口装置を用いて、前記容器の封口孔を、前記封口孔の径よりも大径に形成された鍔部と、前記封口孔の径よりも小径に形成されたスリーブと、該スリーブの内部に収容されて前記鍔部から延出するマンドレルと、を備えた前記ブラインドリベットで封止する封口方法であって、
    前記容器の周囲を前記固定部で固定するとともに前記チャンバーを前記固定部に当接させ、前記リベッタ装置により、前記第一の引張力にて、前記ブラインドリベットのマンドレルをチャックして保持する、保持工程と、
    前記リベッタ装置により保持した前記ブラインドリベットのスリーブを前記封口孔に挿入し、前記鍔部を前記封口孔の周囲に当接させる、挿入工程と、
    前記リベッタ装置により、前記第二の引張力にて、前記マンドレルを前記スリーブから引抜き、前記スリーブの先端部を膨径するように塑性変形させることにより前記封口孔を封止する、封止工程と、を備えることを特徴とする、封口方法。
  2. 前記容器の内部は負圧とされ、前記第一の引張力は前記容器の内部の負圧により発生する力よりも大きいことを特徴とする、請求項1に記載の封口方法。
  3. 封口孔が開口する容器を、前記封口孔の径よりも大径に形成された鍔部と、前記封口孔の径よりも小径に形成されたスリーブと、該スリーブの内部に収容されて前記鍔部から延出するマンドレルと、を備えたブラインドリベットで封止するための封口装置であって、
    前記容器の周囲を固定する固定部、その一端部が前記固定部と当接するチャンバー、及び、前記チャンバーの外部から内部に挿通されて前記ブラインドリベットのマンドレルに対して第一の引張力と該第一の引張力よりも大きな第二の引張力とを加えることが可能なリベッタ装置を備え、
    前記容器の周囲を前記固定部で固定するとともに前記チャンバーを前記固定部に当接させ、前記リベッタ装置で前記マンドレルに第一の引張力を加えることにより前記ブラインドリベットのマンドレルをチャックして保持した状態で、前記スリーブを前記封口孔に挿入して前記鍔部を前記封口孔の周囲に当接させた後に、前記リベッタ装置で前記マンドレルに第二の引張力を加えることにより前記マンドレルを前記スリーブから引抜き、前記スリーブの先端部を膨径するように塑性変形させて前記封口孔を封止する、ことを特徴とする、封口装置。
  4. 前記容器の内部は負圧とされ、前記第一の引張力は前記容器の内部の負圧により発生する力よりも大きいことを特徴とする、請求項3に記載の封口装置。
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