JP2013101789A - 密閉型電池の製造方法、密閉型電池、及び、密閉型電池の封止部材 - Google Patents

密閉型電池の製造方法、密閉型電池、及び、密閉型電池の封止部材 Download PDF

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Abstract

【課題】製造工程を簡易にすることができる、密閉型電池及びその製造方法を提供する。
【解決手段】封止部材は、注液孔32bの径よりも大径に形成されたフランジ62と、注液孔32bの径よりも小径に形成されたスリーブ64と、を備え、スリーブ64の先端部に、注液孔32bの径よりも大径に形成された弾性体である仮封止部71が配設されたブラインドリベット61であり、仮封止部71で注液孔32bを仮封止する、仮封止工程と、スリーブ64を注液孔32bに挿入して仮封止部71を電池容器の内部に圧入し、電池容器の内部と外部とを連通させる、連通工程と、スリーブ64のうち、電池容器の内部に位置する部分である膨径部63が膨径するように塑性変形させることにより、フランジ62が注液孔32bを封止する封止工程と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、密閉型電池の製造方法、密閉型電池、及び、密閉型電池の封止部材に関し、特に、電池容器の注液孔を封止する技術に関する。
従来、リチウムイオン二次電池、ニッケル水素二次電池等の密閉型電池においては、充放電要素(正極、負極、セパレータ等)を電池容器内に収容し、電解液を注液した後に注液孔を封止する構造が知られている。
前記のような密閉型電池を製造する工程では、まず、注液孔を介して電池容器内に電解液を注液した後に、仮封止フィルム(第一封止フィルム)を注液孔の周囲に溶着して注液孔を仮封止する。そして、その状態で初期充電を行って電池を活性化した後、仮封止フィルムに孔を開けて電池容器の内外を連通するガス抜き通路を形成し、活性化処理において発生した電池容器内の余剰ガスを外部に排出する。さらに、内部の電解液が漏れないように電池を密閉するため、電池容器の注液孔を封止フィルム(第二封止フィルム)で封止するのである(例えば、特許文献1を参照)。
特開2009−181906号公報
しかし、前記特許文献1に記載の技術は、仮封止フィルムに孔を開ける工程と、仮封止フィルムに開いた孔を封止フィルムで封止する工程とが別工程であり、それぞれを連続して行うことが難しいため、密閉型電池の製造工程が複雑となっていた。つまり、それぞれの工程に別の部材(例えば、仮封止フィルムに孔を開けるための穿孔具と、仮封止フィルムを封止するための封止フィルムなど)が必要であるために製造工程が増える要因となっていたのである。
本発明は、上記の状況を鑑み、製造工程を簡易にすることができる、密閉型電池の製造方法、密閉型電池、及び、密閉型電池の封止部材を提供する。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、電解液を注液するための注液孔が開口する電池容器と、前記注液孔を封止する封止部材と、を備える密閉型電池の製造方法であって、前記封止部材は、前記注液孔の径よりも大径に形成されたフランジと、前記注液孔の径よりも小径に形成されたスリーブと、を備え、該スリーブの先端部に、前記注液孔の径よりも大径に形成された弾性体である仮封止部が配設されたブラインドリベットであり、前記仮封止部で前記注液孔を仮封止する、仮封止工程と、前記スリーブを前記注液孔に挿入して前記仮封止部を電池容器の内部に圧入し、電池容器の内部と外部とを連通させる、連通工程と、前記スリーブのうち、前記電池容器の内部に位置する部分が膨径するように塑性変形させることにより、前記フランジが前記注液孔を封止する封止工程と、を備えるものである。
請求項2においては、請求項1に記載の密閉型電池の製造方法により製造したものである。
請求項3においては、電解液を注液するための注液孔が開口する電池容器と、前記注液孔を封止する封止部材と、を備える密閉型電池であって、前記封止部材は、前記注液孔の径よりも大径に形成されたフランジと、前記注液孔の径よりも小径に形成されたスリーブと、を備え、該スリーブの先端部に、前記注液孔の径よりも大径に形成された弾性体である仮封止部が配設されたブラインドリベットであり、前記スリーブが前記注液孔に挿入されて前記仮封止部が電池容器の内部に配置された状態で、前記スリーブのうち、前記電池容器の内部に位置する部分が膨径するように塑性変形されることにより、前記フランジで前記注液孔が封止されたものである。
請求項4においては、電解液を注液するための注液孔が開口する電池容器を備える密閉型電池の前記注液孔を封止する、密閉型電池の封止部材であって、前記注液孔の径よりも大径に形成されたフランジと、前記注液孔の径よりも小径に形成されたスリーブと、を備え、該スリーブの先端部に、前記注液孔の径よりも大径に形成された弾性体である仮封止部が配設されたブラインドリベットで構成され、前記仮封止部で前記注液孔を仮封止し、前記スリーブが前記注液孔に挿入されて前記仮封止部が電池容器の内部に圧入されることにより、電池容器の内部と外部とを連通し、前記スリーブのうち、前記電池容器の内部に位置する部分が膨径するように塑性変形されることにより、前記フランジが前記注液孔を封止するものである。
本発明によれば、密閉型電池の製造において、その製造工程を簡易にすることができる。
一実施形態に係る密閉型電池の概略構成を示す正面断面図。 同じく注液孔の近傍の構成を示した断面図。 同じく密閉型電池の製造方法に係る流れ図。 同じく注液孔の近傍における仮封止前の状態を示した断面図。 同じく注液孔の近傍における仮封止している状態を示した断面図。 同じく注液孔の近傍において仮封止部を圧入している状態を示した断面図。 同じく注液孔の近傍において注液孔を連通した状態を示した断面図。 同じく注液孔の近傍における封止前の状態を示した断面図。
次に、発明の実施の形態を説明する。
なお、本発明の技術的範囲は以下の実施例に限定されるものではなく、本明細書及び図面に記載した事項から明らかになる本発明が真に意図する技術的思想の範囲全体に、広く及ぶものである。
[電池10]
図1を参照して、本発明に係る電池の一実施形態である電池10の概略構成について説明する。本実施形態の電池10は、密閉型のリチウムイオン二次電池である。なお、本発明が適用される対象はリチウムイオン二次電池に限定されるものではなく、ニッケル水素二次電池等の他の密閉型電池についても適用可能である。
電池10は、発電要素20と、発電要素20を内部に収納する電池容器である外装30と、外装30から外方に向けて突出する外部端子40・40と、それぞれの外部端子40と外装30との間に介装される絶縁部材50・51と、を具備する。
発電要素20は、正極、負極及びセパレータを積層又は巻回してなる電極体に電解液を含浸させたものである。電池10の充放電時に発電要素20内で化学反応が起こる(厳密には、正極と負極との間で電解液を介したイオンの移動が起こる)ことによって電流の流れが発生する。
電池容器である外装30は、収納部31と蓋部32を有する角柱型缶である。収納部31は、一面が開口した有底角筒状の部材であり、内部に発電要素20を収納する。蓋部32は、収納部31の開口面に応じた形状を有する平板状の部材であり、収納部31の開口面を塞いだ状態で収納部31と接合される。蓋部32において、後述するように外部端子40・40が挿通される箇所の間には、電解液を注液するための注液孔32bが開口している。
なお、本実施形態の電池10は、外装30が有底の角筒状に形成された角型電池に構成しているが、これに限るものではなく、例えば、外装30が有底の円筒状に形成された円筒型電池に適用することも可能である。
外部端子40・40は、その一部が蓋部32の外側面から電池10の外方に突出した状態で配置される。外部端子40・40は、集電端子45・45を介して発電要素20の正極又は負極に電気的に接続される。外部端子40・40及び集電端子45・45は、発電要素20に蓄えられる電力を外部に取り出す、若しくは、外部からの電力を発電要素20に取り入れる通電経路として機能する。
集電端子45・45は、発電要素20の正極板、負極板と接続されている。集電端子45・45の材料としては、例えば正極側にアルミニウム、負極側に銅を採用することができる。
それぞれの外部端子40は、その外周面部に固定部材35が嵌装されることにより、絶縁部材50・51を間に介して蓋部32に対して絶縁状態で固定される。絶縁部材50・51の材料としては、高温クリープ特性に優れる材料、つまり、電池10の冷熱サイクルに対する長期の耐クリープ性を有する材料が好ましく、例えばPFA(パーフルオロアルコシキエチレン)等が挙げられる。
外部端子40・40には、電池10の外方側に突出する部位にはねじ転造によりねじ加工が施され、ボルト部が形成される。電池10の実使用時には、このボルト部を用いて外部端子40・40にバスバー、外部装置の接続端子等が締結固定される。締結固定する際、外部端子40・40には締結トルクがかかるとともに、ねじ締結によって軸方向へ外力が付与されるため、外部端子40・40の材料としては、鉄等の高強度材料を採用することが好ましい。
[注液孔32b]
次に、図2を参照して、本実施形態に係る電池10の注液孔32b近傍の構成について説明する。注液孔32bは、上記の如く蓋部32において外部端子40・40の間に位置するように開口して形成されている。注液孔32bは、所定の内径を有する貫通孔であり、蓋部32の厚さ方向に蓋部32を貫通する。注液孔32bは、予め発電要素20が収容された外装30の内部に電解液を注液するために用いられる。注液孔32bには、図1及び図2に示すように、封止部材であるブラインドリベット61、及び、ガスケット37が取り付けられる。
上面部32aは蓋部32の上面で注液孔32bの周囲に形成された平坦な面であり、図2に示す如く、上面部32aに当接するように、円環状のガスケット37が配置される。
ブラインドリベット61は、図2に示すように、注液孔32bの径よりも大径に形成された封止部である鍔状のフランジ62と、注液孔32bの径よりも小径に形成されて注液孔32bに挿通された筒状のスリーブ64と、当該スリーブ64から延出されるとともにスリーブ64より大径の膨径頭部63aと、から形成される。そして、ブラインドリベット61は、フランジ62と蓋部32との間に環状のガスケット37を挟持した状態で、蓋部32にかしめられている。即ちブラインドリベット61は、注液孔32bの外周部とブラインドリベット61との間に環状のガスケット37を圧縮した状態で、注液孔32bを封止している。
なお、ブラインドリベット61は、図4から図8に示すように、注液孔32bを封止する前は、鍔状のフランジ62と、注液孔32bに挿通可能な筒状のスリーブ64と、スリーブ64の中途部であってスリーブ64と略同径の膨径部63と、スリーブ64内に収容されてフランジ62から延び出るマンドレル67とから成る。マンドレル67は、その一端部がフランジ62から一定長さだけ延出されるとともに、マンドレル67の他端部には一端部より大径の頭部67aが形成されている。頭部67aは膨径部63の近傍に配設されている。
そして、締結工具等によって、フランジから延び出たマンドレル67部分をフランジ62から引抜くことによってマンドレル67の頭部67aが膨径部63を膨径頭部63aの如く膨径するように塑性変形させる。さらに、一定の大きさの膨径頭部63aを形成した後、フランジ62の側のマンドレル67が破断して排出される。そうして、ブラインドリベット61は、フランジ62と膨径頭部63aとの間に上面部32a及びガスケット37を挟持することによって双方を相互に連結して、注液孔32bを封止する。
一方、ブラインドリベット61はスリーブ64の先端部に、注液孔32bの径よりも大径に形成された弾性体である仮封止部71を備えている。具体的には、仮封止部71は図2に示す如く、その下部である小径部71a(図2における下側であり、電池容器である外装30の内部側)が注液孔32bの径よりも小径に縮径し、その上部である大径部71b(図2における上側)の径が注液孔32bの径よりも大径に拡径した、円錐台状に形成されている。即ち、本実施形態における仮封止部71は、小径部71aと大径部71bとの間に形成される側面部71cで、図5に示す如く注液孔32bの上端(周縁部)に当接して注液孔32bを塞ぐことが可能に形成されているのである。
ガスケット37は、円環板状の樹脂部材であり、注液孔32bをシールするシール部材である。ガスケット37は、その中央にスリーブ64を挿通する挿通孔を有する。ガスケット37は上面部32aにおいて、フランジ62の下面と蓋部32の上面部32aとの間で狭持される。ガスケット37における挿通孔は仮封止部71の大径部よりも小径に形成されるため、ブラインドリベット61で注液孔32bを封止する前は、図4に示すようにガスケット37が仮封止部71に載置された状態となる。
[電池10の製造方法]
次に、電池10の製造方法について図3から図8を用いて説明する。なお、以下に記載する電池10の製造方法における各工程は、収納部31内に発電要素20を収容し、収納部31の開口部を蓋部32で閉塞し、収納部31と蓋部32とを接合した後において行われる工程である。
まず、図3中に示すステップS01においては、注液孔32bを介して外装30の内部に電解液を注液する。具体的には、蓋部32に開口形成された注液孔32bを介して電解液を外装30の内部に充填し、電極体である発電要素20に電解液を浸透させるのである。
所定量の電解液が外装30内に注液された後、図3中に示すステップS02においては、図4中の矢印Aに示す如く、ブラインドリベット61を下方に移動させて蓋部32に近接させる。そして、図5に示す如く、仮封止部71の側面部71cを注液孔32bの上端に当接させて注液孔32bを塞ぐことにより、仮封止部71で注液孔32bを仮封止する(仮封止工程)。
その後、図3中に示すステップS03においては、初期の充電及び放電のサイクルを反復することにより、電池10の活性化処理を行う。この際、活性化処理によって電池容器である外装30の内部に余剰ガスが発生する。しかし、注液孔32bは前記の如く仮封止部71で仮封止されているため、余剰ガスが外装30の外部に流出することはない。
その後、図3中に示すステップS04においては、図5中の矢印Bに示す如く、ブラインドリベット61をさらに下方に移動させる。そして、スリーブ64を注液孔32bに挿入して仮封止部71を電池容器である外装30の内部に圧入する。この際、弾性体である仮封止部71は、注液孔32bを通過する時には図6に示す如く弾性変形して縮径する。前記の如く、本実施形態における仮封止部71は大径部71bよりも小径部71aが縮径した円錐台状であるため、注液孔32bの内部を弾性変形しながら通過させやすいように形成されているのである。
その後、図3中に示すステップS05においては、図6中の矢印Cに示す如く、ブラインドリベット61をさらに下方に移動させ、仮封止部71及び膨径部63を外装30の内部に挿入する。仮封止部71は、注液孔32bを通過して外装30の内部に入った後には図7に示す如く元の形状に復元する。このとき、注液孔32bの内周面とスリーブ64の外周面との間には隙間があるため、電池容器である外装30及び蓋部32の内部と外部とが連通される(連通工程)。これにより、活性化処理において発生した外装30内の余剰ガスが外部に排出される。
その後、図7中の矢印Dに示す如く、ブラインドリベット61をさらに下方に移動させ、図8に示す如くフランジ62の下面をガスケット37の上面に当接させる。
さらに、図3中に示すステップS06においては、図8中の矢印Eに示す如く、フランジ62から延び出たマンドレル67部分をフランジ62から引抜くことによって、頭部67aが外装30内部に挿入された膨径部63を図2に示す膨径頭部63aの如く塑性変形させる。さらに、一定の大きさの膨径頭部63aを形成した後、マンドレル67のうち、フランジ62から延出した部分が破断する。
これにより、図3中に示すステップS07においては、図2に示す如く、フランジ62を備えたブラインドリベット61における封止部であるフランジ62と、膨径頭部63aとの間に上面部32a及びガスケット37を挟持することによって双方を相互に連結して、注液孔32bを封止するのである(封止工程)。こうして、外装30を密閉状態として密閉型の電池10が完成する。
上記の如く、本実施形態に係る密閉型電池の製造方法において、封止部材は、注液孔32bの径よりも大径に形成されたフランジ62と、注液孔32bの径よりも小径に形成されたスリーブ64と、を備え、スリーブ64の先端部に、注液孔32bの径よりも大径に形成された弾性体である仮封止部71が配設されたブラインドリベット61であり、仮封止部71で注液孔32bを仮封止する、仮封止工程と、スリーブ64を注液孔32bに挿入して仮封止部71を電池容器の内部に圧入し、電池容器の内部と外部とを連通させる、連通工程と、スリーブ64のうち、電池容器の内部に位置する部分である膨径部63が膨径するように塑性変形させることにより、フランジ62が注液孔32bを封止する封止工程と、を備える。
換言すれば、本実施形態に係る電池10は、電解液を注液するための注液孔32bが開口する電池容器である蓋部32と、注液孔32bを封止する封止部材と、を備える密閉型電池であって、封止部材は、注液孔32bの径よりも大径に形成されたフランジ62と、注液孔32bの径よりも小径に形成されたスリーブ64と、を備え、スリーブ64の先端部に、注液孔32bの径よりも大径に形成された弾性体である仮封止部71が配設されたブラインドリベット61であり、スリーブ64が注液孔32bに挿入されて仮封止部71が外装30の内部に配置された状態で、スリーブ64のうち、外装30の内部に位置する部分である膨径部63が膨径するように塑性変形されることにより、フランジ62で注液孔32bが封止される。
つまり、本実施形態に係る封止部材は、注液孔32bの径よりも大径に形成されたフランジ62と、注液孔32bの径よりも小径に形成されたスリーブ64と、を備え、スリーブ64の先端部に、注液孔32bの径よりも大径に形成された弾性体である仮封止部71が配設されたブラインドリベット61で形成され、仮封止部71で注液孔32bを仮封止し、スリーブ64が注液孔32bに挿入されて仮封止部71が外装30の内部に圧入されることにより、電池容器の内部と外部とを連通し、スリーブ64のうち、電池容器の内部に位置する部分が膨径するように塑性変形されることにより、フランジ62が注液孔32bを封止するのである。
本実施形態に係る電池10の製造方法によれば、仮封止部71による仮封止工程と一連の作業で、注液孔32bをフランジ62で封止する封止工程を行うことができる。つまり、それぞれの工程を封止部材であるブラインドリベット61だけで簡易に行うことができ、工程ごとに別の部材を交換して用いる必要がないのである。即ち、電池10の製造に係る工程を減らすことができるため、製造コストを低減させることが可能となるのである。
また、本実施形態に係る電池10の製造方法によれば、上記の如く封止部材としてブラインドリベット61を用いることにより、フランジ62から延び出たマンドレル67部分をフランジ62から引抜くだけで、ブラインドリベット61をかしめてフランジ62で注液孔32bを封止することができるため、注液孔32bを封止するための作業をより簡易にすることが可能となる。
また、本実施形態に係る電池10の製造方法によれば、ブラインドリベット61におけるスリーブ64の先端部に配設された弾性体である仮封止部71を注液孔32bの上端に当接させて注液孔32bを仮封止することにより、注液孔32bを仮封止するための作業をより簡易にすることが可能となる。
10 電池
30 外装(電池容器)
32 蓋部
32b 注液孔
61 ブラインドリベット(封止部材)
62 フランジ
63 膨径部
71 仮封止部

Claims (4)

  1. 電解液を注液するための注液孔が開口する電池容器と、前記注液孔を封止する封止部材と、を備える密閉型電池の製造方法であって、
    前記封止部材は、前記注液孔の径よりも大径に形成されたフランジと、前記注液孔の径よりも小径に形成されたスリーブと、を備え、該スリーブの先端部に、前記注液孔の径よりも大径に形成された弾性体である仮封止部が配設されたブラインドリベットであり、
    前記仮封止部で前記注液孔を仮封止する、仮封止工程と、
    前記スリーブを前記注液孔に挿入して前記仮封止部を電池容器の内部に圧入し、電池容器の内部と外部とを連通させる、連通工程と、
    前記スリーブのうち、前記電池容器の内部に位置する部分が膨径するように塑性変形させることにより、前記フランジが前記注液孔を封止する封止工程と、を備えることを特徴とする、密閉型電池の製造方法。
  2. 請求項1に記載の密閉型電池の製造方法により製造した、密閉型電池。
  3. 電解液を注液するための注液孔が開口する電池容器と、前記注液孔を封止する封止部材と、を備える密閉型電池であって、
    前記封止部材は、前記注液孔の径よりも大径に形成されたフランジと、前記注液孔の径よりも小径に形成されたスリーブと、を備え、該スリーブの先端部に、前記注液孔の径よりも大径に形成された弾性体である仮封止部が配設されたブラインドリベットであり、
    前記スリーブが前記注液孔に挿入されて前記仮封止部が電池容器の内部に配置された状態で、前記スリーブのうち、前記電池容器の内部に位置する部分が膨径するように塑性変形されることにより、前記フランジで前記注液孔が封止されたことを特徴とする、密閉型電池。
  4. 電解液を注液するための注液孔が開口する電池容器を備える密閉型電池の前記注液孔を封止する、密閉型電池の封止部材であって、
    前記注液孔の径よりも大径に形成されたフランジと、前記注液孔の径よりも小径に形成されたスリーブと、を備え、該スリーブの先端部に、前記注液孔の径よりも大径に形成された弾性体である仮封止部が配設されたブラインドリベットで構成され、
    前記仮封止部で前記注液孔を仮封止し、
    前記スリーブが前記注液孔に挿入されて前記仮封止部が電池容器の内部に圧入されることにより、電池容器の内部と外部とを連通し、
    前記スリーブのうち、前記電池容器の内部に位置する部分が膨径するように塑性変形されることにより、前記フランジが前記注液孔を封止することを特徴とする、密閉型電池の封止部材。
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