JP5772641B2 - 密閉型電池、及び、密閉型電池の製造方法 - Google Patents

密閉型電池、及び、密閉型電池の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、密閉型電池、及び、密閉型電池の製造方法に関し、特に、集電端子と絶縁部材とを連結する技術に関する。
従来、リチウムイオン二次電池、ニッケル水素二次電池等の密閉型電池においては、集電端子と絶縁部材との間に電流遮断弁であるダイアフラムを介挿する構造が知られており、これについて開示する文献も存在する(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1に記載の技術は、集電端子と接続する集電ホルダーの凹部に、絶縁部材の凸部をはめ込むことにより、集電端子と絶縁部材とを連結する構成としている。
特開2008−66254号公報
しかし、前記特許文献1に記載の技術によれば、集電端子と絶縁部材との連結がはめ込み固定によるものであるため、密閉型電池の振動などによって集電端子と絶縁部材との結合が外れてしまう可能性があった。
一方、集電端子と絶縁部材とを接着剤で接着する場合は、別部材である樹脂ナットを配置する必要があるため、作業時間や製造コストが肥大化する場合があった。また、接着剤の耐電解液性の問題から集電端子と絶縁部材との結合強度が低下する場合があった。
本発明は、上記の状況を鑑み、集電端子と絶縁部材とを確実に結合させて外れることを防止できる、密閉型電池、及び、密閉型電池の製造方法を提供する。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、集電端子と、該集電端子に密接して配置される絶縁部材と、前記集電端子と前記絶縁部材との間に介挿される電流遮断弁と、を備える密閉型電池であって、前記集電端子には前記絶縁部材と密接する面を貫通する接続孔が形成され、前記絶縁部材には前記集電端子の側に突出し、前記接続孔に挿入可能な接続部が形成され、前記接続部が前記接続孔に挿入された状態で、前記絶縁部材の側と反対の側から前記接続部の先端が加熱されて変形され、熱かしめによって前記絶縁部材と前記集電端子とが連結されるものである。
請求項2においては、前記接続部には、前記接続部を構成する素材よりも高熱伝導率の素材で形成された伝熱部材が前記接続部の軸方向に沿って予め埋め込まれるものである。
請求項3においては、前記伝熱部材は、前記接続部の軸方向の剛性が、前記接続部の先端が熱かしめされる際に、前記接続部の変形を阻害することがない程度に低く構成されるものである。
請求項4においては、前記伝熱部材は、前記接続部の先端部側において、前記接続部の軸方向と直交する集熱板が形成されるものである。
請求項5においては、前記伝熱部材は、前記接続部の基部側において、前記接続部の軸方向と直交する補強部が形成されるものである。
請求項6においては、集電端子と、該集電端子に密接して配置する絶縁部材と、前記集電端子と前記絶縁部材との間に介挿する電流遮断弁と、を備える密閉型電池の製造方法であって、前記集電端子に前記絶縁部材と密接する面を貫通する接続孔を形成し、前記絶縁部材に前記集電端子の側に突出し、前記接続孔に挿入可能な接続部を形成し、前記接続部を前記接続孔に挿入した状態で、前記絶縁部材の側と反対の側から前記接続部の先端を加熱して変形させて、熱かしめによって前記絶縁部材と前記集電端子とを連結するものである。
請求項7においては、前記接続部に、前記接続部を構成する素材よりも高熱伝導率の素材で形成された伝熱部材を前記接続部の軸方向に沿って予め埋め込むものである。
請求項8においては、前記伝熱部材の前記接続部における軸方向の剛性を、前記接続部の先端が熱かしめされる際に、前記接続部の変形を阻害することがない程度に低く構成するものである。
請求項9においては、前記伝熱部材の前記接続部における先端部側に、前記接続部の軸方向と直交する集熱板を形成するものである。
請求項10においては、前記伝熱部材の前記接続部における基部側に、前記接続部の軸方向と直交する補強部を形成するものである。
本発明によれば、密閉型電池における集電端子と絶縁部材とを確実に結合させて外れることを防止することができる。
第一実施形態に係る密閉型電池の概略構成を示す正面断面図。 同じく集電端子上面の近傍を示した図。 同じく集電端子と絶縁部材との結合方法を示した図。 同じく集電端子と絶縁部材との結合方法を示した断面拡大図。 第二実施形態に係る密閉型電池の集電端子と絶縁部材との結合方法を示した断面拡大図。 第三実施形態に係る密閉型電池の集電端子と絶縁部材との結合方法を示した断面拡大図。 第四実施形態に係る密閉型電池の集電端子と絶縁部材との結合方法を示した断面拡大図。
次に、発明の実施の形態を説明する。
なお、本発明の技術的範囲は以下の実施例に限定されるものではなく、本明細書及び図面に記載した事項から明らかになる本発明が真に意図する技術的思想の範囲全体に、広く及ぶものである。
[電池10]
図1を参照して、本発明に係る密閉型電池の第一実施形態である電池10の概略構成について説明する。本実施形態の電池10は、密閉型のリチウムイオン二次電池である。なお、本発明が適用される対象はリチウムイオン二次電池に限定されるものではなく、ニッケル水素二次電池等の他の密閉型電池についても適用可能である。
電池10は、発電要素20と、発電要素20を内部に収納する電池容器である外装30と、外装30から外方に向けて突出する外部端子40・40と、それぞれの外部端子40と外装30との間に介装される上側絶縁部材50及び下側絶縁部材51と、を具備する。
発電要素20は、正極、負極及びセパレータを積層又は巻回してなる電極体に電解液を含浸させたものである。電池10の充放電時に発電要素20内で化学反応が起こる(厳密には、正極と負極との間で電解液を介したイオンの移動が起こる)ことによって電流の流れが発生する。
電池容器である外装30は、収納部31と蓋部32を有する角柱型缶である。収納部31は、一面が開口した有底角筒状の部材であり、内部に発電要素20を収納する。蓋部32は、収納部31の開口面に応じた形状を有する平板状の部材であり、収納部31の開口面を塞いだ状態で収納部31と接合される。蓋部32において、外部端子40・40が挿通される箇所の間には、電解液を注液するための注液孔32bが開口している。注液孔32bには、封止部材であるブラインドリベット61、及び、ガスケット37が取り付けられる。
なお、本実施形態の電池10は、外装30が有底の角筒状に形成された角型電池に構成しているが、これに限るものではなく、例えば、外装30が有底の円筒状に形成された円筒型電池に適用することも可能である。
外部端子40・40は、その一部が蓋部32の外側面から電池10の外方に突出した状態で配置される。外部端子40・40は、後述する電流遮断装置及び集電端子45・45を介して発電要素20の正極又は負極に電気的に接続される。外部端子40・40及び集電端子45・45は、発電要素20に蓄えられる電力を外部に取り出す、若しくは、外部からの電力を発電要素20に取り入れる通電経路として機能する。
集電端子45・45は、発電要素20の正極板、負極板と接続されている。集電端子45は、外部端子40の側に位置する平面部である集電端子上面45aと、集電端子上面45aから下方に二本延出されて発電要素20に当接する集電端子下部45bと、で構成されている(図2及び図3を参照)。集電端子上面45aの略中央部には、通気孔45cが開口されている。集電端子45・45の材料としては、例えば正極側にアルミニウム、負極側に銅を採用することができる。
それぞれの外部端子40は、その外周面部に固定部材35が嵌装されることにより、上側絶縁部材50及び下側絶縁部材51を間に介して蓋部32に対して絶縁状態で固定される。下側絶縁部材51は集電端子45の集電端子上面45aに密接して配置されている。上側絶縁部材50及び下側絶縁部材51の材料としては、高温クリープ特性に優れる材料、つまり、電池10の冷熱サイクルに対する長期の耐クリープ性を有する材料が好ましく、例えばPFA(パーフルオロアルコシキエチレン)等が挙げられる。
集電端子45と下側絶縁部材51との間には、電流遮断弁52を備えた電流遮断装置(CID:Current Interrupt Device)が介挿される。換言すれば、下側絶縁部材51は収容部51c(図3を参照)に電流遮断装置を収容するサポートガスケットとして構成されている。
電流遮断装置は、電流遮断弁52と接続部材53とを備える。電流遮断弁52はダイアフラムであり、その中央部が下方に曲面状(ドーム状)に膨らんで集電端子上面45aと接触する導電性の薄板状部材である。接続部材53は導電性部材により構成され、電流遮断弁52の周縁部と接触しており、その中央部は外部端子40と接触している。つまり、外部端子40は、接続部材53及び電流遮断弁52を介して集電端子45と電気的に接続されているのである。
電池10は、電池容器である外装30の内部圧力が上昇すると、電流遮断弁52が外側である外部端子40の側(図1における上側)に膨らむことにより、外部端子40と集電端子45との電気的接続が切断されるように構成されている。
具体的には、通常の使用時においては、図1に示す如く、電流遮断弁52が集電端子上面45aと接触して電気的に接合されることにより、外部端子40と集電端子45とが電気的に接続されている。しかし、例えば電池10が過充電を起こし、これによって正負極間の内部短絡が生じて電解液の分解によるガスが発生した場合は、電池10の内部圧力が上昇して一定値以上に達する。そして、通気孔45cから流入するガスの圧力により電流遮断弁52の中央部が反転して上側に膨らむ。このため、電流遮断弁52の中央部が集電端子上面45aから離間することにより、外部端子40と集電端子45との電気的接続が切断されるのである。
外部端子40・40には、電池10の外方側に突出する部位にはねじ転造によりねじ加工が施され、ボルト部が形成される。電池10の実使用時には、このボルト部を用いて外部端子40・40にバスバー、外部装置の接続端子等が締結固定される。締結固定する際、外部端子40・40には締結トルクがかかるとともに、ねじ締結によって軸方向へ外力が付与されるため、外部端子40・40の材料としては、鉄等の高強度材料を採用することが好ましい。
次に、図2から図4を参照して、集電端子45と下側絶縁部材51との結合方法について説明する。なお、図2以降の図面においては、説明の便宜のために電流遮断装置の図示を省略する。
図2に示す如く、下側絶縁部材51と集電端子45とは熱かしめによって連結されている。具体的には図3に示す如く、下側絶縁部材51には集電端子45の側である下方に突出する四個の接続部51aが形成されている。より詳細には、下側絶縁部材51の下面から下方に突出する基部51bが形成されており、基部51bから円筒形状の接続部51aが突出して形成されているのである。
集電端子45において下側絶縁部材51と密接する面である集電端子上面45aには、図3に示す如く前記接続部51aと対応する位置に、集電端子上面45aを貫通する四個の接続孔45dが形成されている。接続孔45dの下部は、上部よりも内径の大きな凹部45eとして形成されている(図4を参照)。
そして、それぞれの接続部51aを上側から(集電端子下部45bが延出する方向と反対の側から)接続孔45dに挿入した状態で、下側絶縁部材51の側と反対の側である下方から、図4中の矢印Aに示す如く接続部51aの先端にヒーターHの加熱部Haを近接させて、接続部51aを圧縮する。これにより、接続部51aの先端部を加熱して軟化させ、凹部45eの内部において図2、及び、図4中の二点鎖線の如く大径に圧縮して変形させるのである。このように、下側絶縁部材51の接続部51aを接続孔45dに挿入してからその先端部を加熱しながら圧縮して、接続部51aの先端部を大径に変形させることにより、熱かしめで下側絶縁部材51と集電端子45とを連結するのである。
上記の如く、本実施形態に係る電池10によれば、下側絶縁部材51と集電端子45とを熱かしめによって強固に固定しているため、電池10が振動した場合でも下側絶縁部材51と集電端子45との結合が外れてしまうことを防止できる。換言すれば、下側絶縁部材51と集電端子45とを熱かしめにより確実に結合させることが可能となるため、互いの結合が外れることを防止できるのである。
[第二実施形態]
次に、図5を参照して、第二実施形態に係る電池の集電端子45と下側絶縁部材51との結合方法について説明する。なお、本実施形態以降において説明する集電端子45と下側絶縁部材51との結合方法において、既出の実施形態と共通する部分については、同符号を付してその説明を省略する。
本実施形態に係る下側絶縁部材51の接続部51aには、マグネシウムなど、剛性が低く高熱伝導率の素材で形成された伝熱部材55が接続部51aの軸方向(図5における上下方向)に沿って予め埋め込まれている。伝熱部材55は、接続部51aの軸心部分に位置する棒状部である軸部55aと、接続部51aの先端側における軸部55aの一端で、接続部51aの軸方向と直交して接続する板状部である集熱板55bと、接続部51aの基部51bの側における軸部55aの他端で、接続部51aの軸方向と直交して接続する板状部である補強部55cと、で構成されている。
本実施形態においては上記の如く、接続部51aの軸方向に沿って、予め伝熱部材55を埋め込む構成としている。これにより、前記第一実施形態と同様に図5中の矢印Aに示す如く接続部51aの先端にヒーターHの加熱部Haを近接させ、接続部51aの先端部を加熱して軟化させる際に、接続部51aの内部における熱伝導性を向上させているのである。
つまり、図5中の破線矢印に示す如く、加熱部Haから受け取った熱を熱伝導率の高い伝熱部材55を介して接続部51aに伝えることにより、接続部51aの軟化を促進するのである。これにより、接続部51aにおける基部51bの側まで容易に変形させることができるため、下側絶縁部材51と集電端子45との熱かしめによる結合をより強固にすることが可能となる。換言すれば、接続部51aを変形させる際に熱が十分伝わらずに、変形が先端側のみとなって十分な耐加重性が確保できなくなる事態を防ぐことができるのである。
また、本実施形態における伝熱部材55には剛性が低い素材が用いられるため、加熱圧縮時における接続部51aの変形を阻害することもない。つまり、伝熱部材55は、接続部51aを加熱圧縮して熱かしめを行う際に、接続部51aの変形を阻害することがない程度の低い剛性を有している。
また、本実施形態においては上記の如く、伝熱部材55の接続部51aの先端部側(図5における下端側)において、接続部51aの軸方向と直交する面状部材である集熱板55bを形成する構成としている。これにより、加熱部Haからの熱をより多く吸収し、軸部55aを介して効率的に接続部51aの基部51bの側に伝熱することができるのである。
また、本実施形態においては上記の如く、伝熱部材55の接続部51aの基部51b側において、接続部51aの軸方向と直交する、接続部51aよりも大径の面状部材である補強部55cを形成する構成としている。これにより、下側絶縁部材51の集電端子45に対する引き抜き荷重が向上し、互いの結合がよりに強固となるため、電池10が振動した場合に下側絶縁部材51と集電端子45との結合が外れてしまうことをより効果的に防止できる。
[第三実施形態]
次に、図6を参照して、第三実施形態に係る電池の集電端子45と下側絶縁部材51との結合方法について説明する。
本実施形態に係る下側絶縁部材51の接続部51aには、前記第二実施形態と同様に、剛性が低く高熱伝導率の素材で形成された伝熱部材155が接続部51aの軸方向(図6における上下方向)に沿って予め埋め込まれている。
本実施形態に係る伝熱部材155は、前記第二実施形態における軸部55a、集熱板55b、補強部55cに加えて、軸部55aにおける上下方向の中途部に配設される二枚の放熱板55dを備えている。これにより、前記第二実施形態と同様に図6中の矢印Aに示す如く接続部51aの先端にヒーターHの加熱部Haを近接させ、接続部51aの先端部を加熱して軟化させる際に、接続部51aの内部における熱伝導性を向上させている。
つまり、図6中の破線矢印に示す如く、熱伝導率の高い伝熱部材55を介して伝わった熱が接続部51a内に埋め込まれた放熱板55dを介して効率的に放熱されることにより、接続部51aの軟化がより促進されるのである。即ち、前記第二実施形態と比較して、接続部51aの先端が、凹部45eの内部において図6中の二点鎖線の如く大径に圧縮して変形しやすく構成しているのである。
[第四実施形態]
次に、図7を参照して、第四実施形態に係る電池の集電端子45と下側絶縁部材51との結合方法について説明する。
本実施形態に係る下側絶縁部材51の接続部51aには、前記第二実施形態と同様に、剛性が低く高熱伝導率の素材で形成された伝熱部材255が接続部51aの軸方向(図7における上下方向)に沿って予め埋め込まれている。
本実施形態に係る伝熱部材255は、接続部51aの軸心部分に位置する、屈折した棒状部である軸部255aと、接続部51aの先端側における軸部255aの一端で接続する板状部である集熱板55bと、接続部51aの基部51bの側における軸部255aの他端で接続する板状部である補強部55cと、で構成されている。
即ち、本実施形態に係る伝熱部材255における軸部255aは、前記第二実施形態に係る軸部55aの如く接続部51aの軸心方向と一致した形状よりも、接続部51aの軸方向の剛性が低く構成されているのである。これにより、接続部51aの軸方向の剛性を前記第二実施形態と比較して低くして、前記第二実施形態と同様に図7中の矢印Aに示す如く接続部51aの先端にヒーターHの加熱部Haを近接させ、接続部51aの先端部を加熱して圧縮変形する際に、接続部51aを軸方向へ変形しやすく構成しているのである。なお、本実施形態において、伝熱部材255は軸部255aを屈折して構成することにより接続部51aの軸方向の剛性を低く構成したが、軸部に対して切れ込みを入れるなど、軸方向の剛性が低くなるものであれば他の構成としても差し支えない。
10 電池
45 集電端子
45a 集電端子上面
45d 接続孔
51 下側絶縁部材
51a 接続部

Claims (10)

  1. 集電端子と、該集電端子に密接して配置される絶縁部材と、前記集電端子と前記絶縁部材との間に介挿される電流遮断弁と、を備える密閉型電池であって、
    前記集電端子には前記絶縁部材と密接する面を貫通する接続孔が形成され、前記絶縁部材には前記集電端子の側に突出し、前記接続孔に挿入可能な接続部が形成され、
    前記接続部が前記接続孔に挿入された状態で、前記絶縁部材の側と反対の側から前記接続部の先端が加熱されて変形され、熱かしめによって前記絶縁部材と前記集電端子とが連結されることを特徴とする、密閉型電池。
  2. 前記接続部には、前記接続部を構成する素材よりも高熱伝導率の素材で形成された伝熱部材が前記接続部の軸方向に沿って予め埋め込まれることを特徴とする、請求項1に記載の密閉型電池。
  3. 前記伝熱部材は、前記接続部の軸方向の剛性が、前記接続部の先端が熱かしめされる際に、前記接続部の変形を阻害することがない程度に低く構成されることを特徴とする、請求項2に記載の密閉型電池。
  4. 前記伝熱部材は、前記接続部の先端部側において、前記接続部の軸方向と直交する集熱板が形成されることを特徴とする、請求項2又は請求項3に記載の密閉型電池。
  5. 前記伝熱部材は、前記接続部の基部側において、前記接続部の軸方向と直交する補強部が形成されることを特徴とする、請求項2から請求項4の何れか1項に記載の密閉型電池。
  6. 集電端子と、該集電端子に密接して配置する絶縁部材と、前記集電端子と前記絶縁部材との間に介挿する電流遮断弁と、を備える密閉型電池の製造方法であって、
    前記集電端子に前記絶縁部材と密接する面を貫通する接続孔を形成し、前記絶縁部材に前記集電端子の側に突出し、前記接続孔に挿入可能な接続部を形成し、
    前記接続部を前記接続孔に挿入した状態で、前記絶縁部材の側と反対の側から前記接続部の先端を加熱して変形させて、熱かしめによって前記絶縁部材と前記集電端子とを連結することを特徴とする、密閉型電池の製造方法。
  7. 前記接続部に、前記接続部を構成する素材よりも高熱伝導率の素材で形成された伝熱部材を前記接続部の軸方向に沿って予め埋め込むことを特徴とする、請求項6に記載の密閉型電池の製造方法。
  8. 前記伝熱部材の前記接続部における軸方向の剛性を、前記接続部の先端が熱かしめされる際に、前記接続部の変形を阻害することがない程度に低く構成することを特徴とする、請求項7に記載の密閉型電池の製造方法。
  9. 前記伝熱部材の前記接続部における先端部側に、前記接続部の軸方向と直交する集熱板を形成することを特徴とする、請求項7又は請求項8に記載の密閉型電池の製造方法。
  10. 前記伝熱部材の前記接続部における基部側に、前記接続部の軸方向と直交する補強部を形成することを特徴とする、請求項7から請求項9の何れか1項に記載の密閉型電池の製造方法。
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