JP5849748B2 - 密閉型電池、及び、密閉型電池の封止部材 - Google Patents

密閉型電池、及び、密閉型電池の封止部材 Download PDF

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Description

本発明は、密閉型電池、及び、密閉型電池の封止部材に関し、特に、電池容器の注液孔を封止する技術に関する。
従来、リチウムイオン二次電池、ニッケル水素二次電池等の密閉型電池においては、充放電要素(正極、負極、セパレータ等)を電池容器内に収容し、電解液を注液した後に注液孔をブラインドリベットによって封止する構造が知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2を参照)。
特開2003−229118号公報 特開2011−76865号公報
前記従来技術の構成によれば、ブラインドリベットが注液孔を封止した後に、マンドレルの先端部分がリベットの膨径部分の内部に残留する。そして、密閉型電池に振動が加わることにより、マンドレルの先端部分がリベットの膨径部分の内部で振動して騒音が発生する場合があった。
また、密閉型電池への振動が更に継続すると、マンドレルの先端部分がリベットの膨径部分を突き破って密閉型電池の内部に落下することにより、注液孔の封止性能が低下する可能性があった。
本発明は、上記の状況を鑑み、密閉型電池に振動が加わっても、リベットの膨径部分の内部においてマンドレルの先端部分による騒音の発生を防止するとともに、マンドレルの先端部分がリベットの膨径部分を突き破って密閉型電池の内部に落下することを防ぐことができる、密閉型電池、及び、密閉型電池の封止部材を提供する。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、電解液を注液するための注液孔が開口する電池容器と、前記注液孔を封止する封止部材と、を備える密閉型電池であって、前記封止部材は、前記注液孔の径よりも大径に形成されたフランジと、前記注液孔の径よりも小径に形成されたスリーブと、他の部分と比較して大径の頭部が前記スリーブの内部に収容されて前記フランジから延び出るマンドレルと、前記スリーブの内部において前記マンドレルの頭部よりも前記スリーブの先端側に配設される弾性部材と、を備えたブラインドリベットであり、前記スリーブが前記注液孔に挿入された状態で、前記スリーブのうち、前記電池容器の内部に位置する部分が膨径するように塑性変形されることにより、前記フランジで前記注液孔が封止されたものである。
請求項2においては、車両搭載用として用いられるものである。
請求項3においては、電解液を注液するための注液孔が開口する電池容器を備える密閉型電池の前記注液孔を封止する、密閉型電池の封止部材であって、前記注液孔の径よりも大径に形成されたフランジと、前記注液孔の径よりも小径に形成されたスリーブと、他の部分と比較して大径の頭部が前記スリーブの内部に収容されて前記フランジから延び出るマンドレルと、前記スリーブの内部において前記マンドレルの頭部よりも前記スリーブの先端側に配設される弾性部材と、を備えたブラインドリベットで構成され、前記スリーブが前記注液孔に挿入された状態で、前記スリーブのうち、前記電池容器の内部に位置する部分が膨径するように塑性変形されることにより、前記フランジが前記注液孔を封止するものである。
本発明によれば、密閉型電池に振動が加わっても、リベットの膨径部分の内部においてマンドレルの先端部分による騒音の発生を防止するとともに、マンドレルの先端部分がリベットの膨径部分を突き破って密閉型電池の内部に落下することを防ぐことができる。
第一実施形態に係る密閉型電池の概略構成を示す正面断面図。 同じく注液孔の近傍を示した断面図。 同じく注液孔の近傍における封止前の状態を示した断面図。 同じく注液孔の近傍でマンドレルの頭部が落下した状態を示した断面図。 第二実施形態に係る密閉型電池の注液孔の近傍を示した断面図。 第三実施形態に係る密閉型電池の注液孔の近傍を示した断面図。 第四実施形態に係る密閉型電池の注液孔の近傍を示した断面図。
次に、発明の実施の形態を説明する。
なお、本発明の技術的範囲は以下の実施例に限定されるものではなく、本明細書及び図面に記載した事項から明らかになる本発明が真に意図する技術的思想の範囲全体に、広く及ぶものである。
[電池10]
図1を参照して、本発明に係る電池の第一実施形態である電池10の概略構成について説明する。本実施形態の電池10は、密閉型のリチウムイオン二次電池であり、車両搭載用として用いられるものである。なお、本発明が適用される対象はリチウムイオン二次電池に限定されるものではなく、ニッケル水素二次電池等の他の密閉型電池についても適用可能である。
電池10は、発電要素20と、発電要素20を内部に収納する電池容器である外装30と、外装30から外方に向けて突出する外部端子40・40と、それぞれの外部端子40と外装30との間に介装される絶縁部材50・51と、を具備する。
発電要素20は、正極、負極及びセパレータを積層又は巻回してなる電極体に電解液を含浸させたものである。電池10の充放電時に発電要素20内で化学反応が起こる(厳密には、正極と負極との間で電解液を介したイオンの移動が起こる)ことによって電流の流れが発生する。
電池容器である外装30は、収納部31と蓋部32を有する角柱型缶である。収納部31は、一面が開口した有底角筒状の部材であり、内部に発電要素20を収納する。蓋部32は、収納部31の開口面に応じた形状を有する平板状の部材であり、収納部31の開口面を塞いだ状態で収納部31と接合される。蓋部32において、後述するように外部端子40・40が挿通される箇所の間には、電解液を注液するための注液孔32bが開口している。
なお、本実施形態の電池10は、外装30が有底の角筒状に形成された角型電池に構成しているが、これに限るものではなく、例えば、外装30が有底の円筒状に形成された円筒型電池に適用することも可能である。
外部端子40・40は、その一部が蓋部32の外側面から電池10の外方に突出した状態で配置される。外部端子40・40は、集電端子45・45を介して発電要素20の正極又は負極に電気的に接続される。外部端子40・40及び集電端子45・45は、発電要素20に蓄えられる電力を外部に取り出す、若しくは、外部からの電力を発電要素20に取り入れる通電経路として機能する。
集電端子45・45は、発電要素20の正極板、負極板と接続されている。集電端子45・45の材料としては、例えば正極側にアルミニウム、負極側に銅を採用することができる。
それぞれの外部端子40は、その外周面部に固定部材35が嵌装されることにより、絶縁部材50・51を間に介して蓋部32に対して絶縁状態で固定される。絶縁部材50・51の材料としては、高温クリープ特性に優れる材料、つまり、電池10の冷熱サイクルに対する長期の耐クリープ性を有する材料が好ましく、例えばPFA(パーフルオロアルコシキエチレン)等が挙げられる。
外部端子40・40における電池10の外方側に突出する部位には、ねじ転造によりねじ加工が施され、ボルト部が形成される。電池10の実使用時には、このボルト部を用いて外部端子40・40にバスバー、外部装置の接続端子等が締結固定される。締結固定する際、外部端子40・40には締結トルクがかかるとともに、ねじ締結によって軸方向へ外力が付与されるため、外部端子40・40の材料としては、鉄等の高強度材料を採用することが好ましい。
[注液孔32b]
次に、図2を参照して、本実施形態に係る電池10の注液孔32b近傍の構成について説明する。注液孔32bは、上記の如く蓋部32において一方の外部端子40と他方の外部端子40との間に位置するように開口して形成されている。注液孔32bは、所定の内径を有する貫通孔であり、蓋部32の厚さ方向に蓋部32を貫通する。注液孔32bは、予め発電要素20が収容された外装30の内部に電解液を注液するために用いられる。注液孔32bには、図1及び図2に示すように、封止部材であるブラインドリベット61、及び、ガスケット37が取り付けられる。
上面部32aは蓋部32の上面で注液孔32bの周囲に形成された平坦な面であり、図2に示す如く、上面部32aに当接するように、円環状のガスケット37が配置される。ガスケット37は弾性体であり、フッ素系樹脂やEPDM(Ethylene Propylene Rubber:エチレンプロピレンゴム)などの耐電解液性があるものが望ましい。
ブラインドリベット61は、図2に示すように、注液孔32bの径よりも大径に形成された封止部である鍔状のフランジ62と、注液孔32bの径よりも小径に形成されて注液孔32bに挿通された筒状のスリーブ64と、当該スリーブ64から延出されるとともにスリーブ64より大径の膨径頭部63aと、から形成される。そして、ブラインドリベット61は、フランジ62と蓋部32との間に環状のガスケット37を挟持した状態で、蓋部32にかしめられている。即ちブラインドリベット61は、蓋部32の上面における注液孔32bの外周部分である上面部32aとブラインドリベット61との間に環状のガスケット37を圧縮した状態で、注液孔32bを封止している。
ブラインドリベット61は、図3に示すように、注液孔32bを封止する前は、鍔状のフランジ62と、注液孔32bに挿通可能な筒状のスリーブ64と、スリーブ64の中途部であってスリーブ64と略同径の膨径部63と、スリーブ64内の膨径部63に頭部67aが収容されてフランジ62から延び出るマンドレル67と、スリーブ64における膨径部63の内部においてマンドレル67の頭部67aよりもスリーブ64の先端側に配設される弾性部材71と、から成る。マンドレル67は、その一端部がフランジ62から一定長さだけ延出されるとともに、マンドレル67の他端部には一端部より大径の頭部67aが形成されている。マンドレル67はスリーブ64よりも硬度の高い素材で形成されている。頭部67aは膨径部63の近傍に配設されている。弾性部材71はゴム等の樹脂製素材が用いられる。
そして、締結工具等によって、フランジから延び出たマンドレル67部分をフランジ62から引抜くことによってマンドレル67の頭部67aが膨径部63を膨径頭部63aの如く膨径するように塑性変形させる。さらに、一定の大きさの膨径頭部63aを形成した後、フランジ62の側のマンドレル67が図2の如く破断して排出される。そうして、ブラインドリベット61は、フランジ62と膨径頭部63aとの間に上面部32a及びガスケット37を挟持することによって双方を相互に連結して、注液孔32bを封止する。
[注液孔32bの封止方法]
次に、注液孔32bの封止方法について図3を用いて説明する。なお、以下に記載する工程は、収納部31内に発電要素20を収容し、収納部31の開口部を蓋部32で閉塞し、収納部31と蓋部32とを接合し、電解液を外装30の内部に充填し、注液孔32bを仮封止した状態で電池10の活性化処理を行った後において行われる。
図3に示す如く、ブラインドリベット61を下方に移動させ、スリーブ64を注液孔32bに挿入するとともに、フランジ62の下面をガスケット37の上面に当接させる。
その後、図3中の矢印Aに示す如く、フランジ62から延び出たマンドレル67部分をフランジ62から引抜くことによって、頭部67aが外装30の内部に挿入された膨径部63を図2に示す膨径頭部63aの如く塑性変形させる。さらに、一定の大きさの膨径頭部63aを形成した後、マンドレル67が中途部から破断する。
これにより、図2に示す如く、フランジ62を備えたブラインドリベット61における封止部であるフランジ62と、膨径頭部63aとの間に上面部32a及びガスケット37を挟持することによって双方を相互に連結して、注液孔32bを封止するのである。
つまり、本実施形態に係る封止部材は、注液孔32bの径よりも大径に形成されたフランジ62と、注液孔32bの径よりも小径に形成されたスリーブ64と、スリーブ64の内部に頭部67aが収容されてフランジ62から延び出るマンドレル67と、スリーブ64の内部においてマンドレル67の頭部67aよりもスリーブ64の先端側に配設される弾性部材71と、を備えたブラインドリベット61で形成され、スリーブ64のうち、電池容器の内部に位置する部分が膨径するように塑性変形されることにより、フランジ62が注液孔32bを封止するのである。
本実施形態に係る電池10によれば、マンドレル67の先端部分である頭部67aが膨径頭部63aの内部に残留する。この際、電池10に振動が加わった場合に、図4中の矢印Bに示す如く膨径頭部63aが膨径頭部63aの内部で落下しても、弾性部材71がクッション材として頭部67aの落下時の衝撃を吸収することができる。つまり、電池10に振動が加わっても、膨径頭部63aの内部において頭部67aによる騒音の発生を防止することができるのである。
また、電池10への振動が更に継続しても、弾性部材71がクッション材として頭部67aの運動エネルギーを吸収することができるため、頭部67aが膨径頭部63aを突き破って電池10の内部に落下することを防ぐことができるのである。
また、本実施形態に係る電池10は車両搭載用であるため、走行時には外部から大きな振動が加わりやすくなる。このように、車両が走行することによって電池10に大きな振動が加わっても、上記の如く膨径頭部63aの内部において頭部67aによる騒音の発生を防止することができるとともに、頭部67aが膨径頭部63aを突き破って電池10の内部に落下することを防ぐことができるのである。
[第二実施形態]
次に、第二実施形態に係る電池における注液孔32b近傍の構成について、図5を用いて説明する。なお、本実施形態以降において説明する電池において、既述の実施形態と共通する部分については、同符号を付してその説明を省略する。
本実施形態に係る電池における注液孔32bにおいては図5に示す如く、ブラインドリベット61を蓋部32に対して傾け、フランジ62と蓋部32との間に環状のガスケット37を挟持した状態で、蓋部32にかしめられている。即ちブラインドリベット61は、スリーブ64を蓋部32に直交しないように配置して、上面部32aとブラインドリベット61との間に、環状のガスケット37を蓋部32に直交する軸に関して非対称に圧縮した状態で、注液孔32bを封止している。本実施形態においては、図5中に示す右端部においてガスケット37の圧縮率が大きくなるように、つまり左端部においてガスケット37の圧縮率が最も小さくなるようにブラインドリベット61を傾けている。
本実施形態によれば上記の如く構成することにより、ガスケット37の圧縮率の検査効率を向上させることができる。具体的には、図5において最も圧縮率の小さいガスケット37の左端部を圧縮率の検査部とすることにより、少なくともガスケット37の左端部よりも圧縮率の大きな他の部分の圧縮率を保障することが可能となるのである。
例えば蓋部32に電子部品などが配置されることにより、ガスケット37の圧縮率が検査できない部分がある場合、他の部分におけるガスケット37の圧縮率が最も小さくなるようにブラインドリベット61を傾けて配設する。そして、最も圧縮率の小さいガスケット37における他の部分で圧縮率を検査することにより、ガスケット37の圧縮率が検査できない部分の圧縮率を保障することが可能となるのである。
[第三実施形態]
次に、第三実施形態に係る電池における注液孔32b近傍の構成について、図6を用いて説明する。
本実施形態に係る電池における注液孔32bにおいては図6に示す如く、ブラインドリベット161のフランジ162の下面を、スリーブ64の中心軸に関して非対称に傾けて形成している。そして、フランジ162の下面と蓋部32との間に環状のガスケット37を挟持した状態で、蓋部32にかしめられている。即ちブラインドリベット161は、フランジ162の下面と蓋部32の上面部32aとが平行とならないように配置して、上面部32aとブラインドリベット161との間に、環状のガスケット37をスリーブ64の中心軸に関して非対称に圧縮した状態で、注液孔32bを封止している。本実施形態においても前記第二実施形態と同様に、図6中に示す左端部においてガスケット37の圧縮率が最も小さくなるようにブラインドリベット161におけるフランジ162の下面を傾けている。
本実施形態によれば上記の如く構成することにより、ガスケット37の圧縮率の検査効率を向上させることができる。具体的には、図6において最も圧縮率の小さいガスケット37の左端部を圧縮率の検査部とすることにより、少なくともガスケット37の左端部よりも圧縮率の大きな他の部分の圧縮率を保障することが可能となるのである。
なお、本実施形態に係る電池においては図6に示す如く、蓋部32の上面部32aに、上方に突出する突起部32cが形成されている。この突起部32cにより、ブラインドリベット161が注液孔32bを封止する際に、上面部32aとブラインドリベット161との間で環状のガスケット37を圧縮する際の圧縮率を部分的に高めているのである。
[第四実施形態]
次に、第四実施形態に係る電池における注液孔32b近傍の構成について、図7を用いて説明する。
本実施形態に係る電池における注液孔32bにおいては図7に示す如く、蓋部32の上面部132aを、蓋部32に直交しスリーブ64を貫通する軸に関して非対称に傾けて形成している。そして、フランジ62の下面と蓋部32との間に環状のガスケット37を挟持した状態で、蓋部32にかしめられている。即ちブラインドリベット61は、フランジ62の下面と蓋部32の上面部132aとが平行とならないように配置され、上面部132aとブラインドリベット61との間に、環状のガスケット37をスリーブ64の中心軸に関して非対称に圧縮した状態で、注液孔32bを封止している。本実施形態においても前記第二実施形態と同様に、図7中に示す左端部においてガスケット37の圧縮率が最も小さくなるようにブラインドリベット61を傾けている。
本実施形態によれば上記の如く構成することにより、ガスケット37の圧縮率の検査効率を向上させることができる。具体的には、図7において最も圧縮率の小さいガスケット37の左端部を圧縮率の検査部とすることにより、少なくともガスケット37の左端部よりも圧縮率の大きな他の部分の圧縮率を保障することが可能となるのである。
なお、本実施形態に係る電池においては図7に示す如く、フランジ62の下面に、下方に突出する突起部62bが形成されている。この突起部62bにより、ブラインドリベット61が注液孔32bを封止する際に、上面部32aとブラインドリベット61との間で環状のガスケット37を圧縮する際の圧縮率を部分的に高めているのである。
10 電池
30 外装(電池容器)
32 蓋部
32b 注液孔
61 ブラインドリベット(封止部材)
62 フランジ
63 膨径部
71 弾性部材

Claims (3)

  1. 電解液を注液するための注液孔が開口する電池容器と、前記注液孔を封止する封止部材と、を備える密閉型電池であって、
    前記封止部材は、前記注液孔の径よりも大径に形成されたフランジと、前記注液孔の径よりも小径に形成されたスリーブと、他の部分と比較して大径の頭部が前記スリーブの内部に収容されて前記フランジから延び出るマンドレルと、前記スリーブの内部において前記マンドレルの頭部よりも前記スリーブの先端側に配設される弾性部材と、を備えたブラインドリベットであり、
    前記スリーブが前記注液孔に挿入された状態で、前記スリーブのうち、前記電池容器の内部に位置する部分が膨径するように塑性変形されることにより、前記フランジで前記注液孔が封止されたことを特徴とする、密閉型電池。
  2. 車両搭載用として用いられることを特徴とする、請求項1に記載の密閉型電池。
  3. 電解液を注液するための注液孔が開口する電池容器を備える密閉型電池の前記注液孔を封止する、密閉型電池の封止部材であって、
    前記注液孔の径よりも大径に形成されたフランジと、前記注液孔の径よりも小径に形成されたスリーブと、他の部分と比較して大径の頭部が前記スリーブの内部に収容されて前記フランジから延び出るマンドレルと、前記スリーブの内部において前記マンドレルの頭部よりも前記スリーブの先端側に配設される弾性部材と、を備えたブラインドリベットで構成され、
    前記スリーブが前記注液孔に挿入された状態で、前記スリーブのうち、前記電池容器の内部に位置する部分が膨径するように塑性変形されることにより、前記フランジが前記注液孔を封止することを特徴とする、密閉型電池の封止部材。
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