JP2013089322A - 密閉型電池及びその製造方法 - Google Patents

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貴司 原山
Kazuyuki Kusama
和幸 草間
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Abstract

【課題】製造工程が簡易であり、製造コストを低減させることができる、密閉型電池及びその製造方法を提供する。
【解決手段】電解液を注液するための注液孔32bが開口する電池容器である外装と、注液孔32bの周囲に配置された仮封止部材71と、注液孔32bの径よりも大径に形成された封止部62、及び、封止部62から外装の側に突起する穿孔部を具備する封止部材61と、を備える電池の製造方法は、仮封止部材71で注液孔32bを仮封止する、仮封止工程と、穿孔部で前記仮封止部材71を穿孔することにより仮封止部材71を開口するとともに、封止部62で注液孔32bを封止する、封止工程と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、密閉型電池及びその製造方法に関し、特に、電池容器の注液孔を封止する技術に関する。
従来、リチウムイオン二次電池、ニッケル水素二次電池等の密閉型電池においては、充放電要素(正極、負極、セパレータ等)を電池容器内に収容し、電解液を注液した後に注液孔を封止する構造が知られている。
前記のような密閉型電池を製造する工程では、まず、注液孔を介して電池容器内に電解液を注液した後に、仮封止フィルム(第一封止フィルム)を注液孔の周囲に溶着して注液孔を仮封止する。そして、その状態で初期充電を行って電池を活性化した後、仮封止フィルムに孔を開けて電池容器の内外を連通するガス抜き通路を形成し、活性化処理において発生した電池容器内の余剰ガスを外部に排出する。さらに、内部の電解液が漏れないように電池を密閉するため、電池容器の注液孔を封止フィルム(第二封止フィルム)で封止するのである(例えば、特許文献1を参照)。
特開2009−181906号公報
しかし、前記特許文献1に記載の技術は、仮封止フィルムに孔を開ける工程と、仮封止フィルムに開いた孔を封止フィルムで封止する工程とが別工程であり、それぞれを連続して行うことが難しいため、密閉型電池の製造工程が複雑となっていた。つまり、それぞれの工程に別の部材(例えば、仮封止フィルムに孔を開けるための穿孔具と、仮封止フィルムを封止するための封止フィルムなど)が必要であるために製造工程が増え、コスト増の要因となっていたのである。
本発明は、上記の状況を鑑み、製造工程が簡易であり、製造コストを低減させることができる、密閉型電池及びその製造方法を提供する。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、電解液を注液するための注液孔が開口する電池容器と、前記注液孔の周囲に配置された仮封止部材と、前記注液孔の径よりも大径に形成された封止部、及び、該封止部から前記電池容器の側に突起する穿孔部を具備する封止部材と、を備える密閉型電池の製造方法であって、前記仮封止部材で前記注液孔を仮封止する、仮封止工程と、前記穿孔部で前記仮封止部材を穿孔することにより仮封止部材に連通孔を開口するとともに、前記封止部で前記注液孔を封止する、封止工程と、を備えるものである。
請求項2においては、前記封止部材はフランジと挿入側端部とを備えたブラインドリベットであって、前記封止工程において、前記挿入側端部が前記仮封止部材を穿孔することにより、前記穿孔部として仮封止部材に連通孔を開口するとともに、前記挿入側端部の先端が膨径するように塑性変形させることにより、前記フランジが前記封止部として前記注液孔を封止するものである。
請求項3においては、前記仮封止部材は膜状部材であって、前記仮封止工程において、前記仮封止部材が前記注液孔の内側壁の少なくとも一部を被覆するように、前記仮封止部材を配置するものである。
請求項4においては、電解液を注液するための注液孔が開口する電池容器と、前記注液孔の周囲に配置されて前記注液孔を仮封止する、仮封止部材と、前記注液孔の径よりも大径に形成された封止部、及び、該封止部から前記電池容器の側に突起する穿孔部を具備し、前記穿孔部で前記仮封止部材を穿孔することにより仮封止部材に連通孔を開口するとともに、前記封止部で前記注液孔を封止する、封止部材と、を備えるものである。
請求項5においては、前記封止部材はフランジと挿入側端部とを備えたブラインドリベットであって、前記挿入側端部が前記仮封止部材を穿孔することにより、前記穿孔部として仮封止部材に連通孔を開口するとともに、前記挿入側端部の先端が膨径するように塑性変形させることにより、前記フランジが前記封止部として前記注液孔を封止するものである。
請求項6においては、前記仮封止部材は膜状部材であって、前記注液孔の内側壁の少なくとも一部を被覆するように配置されるものである。
本発明によれば、密閉型電池の製造において、その製造工程を簡易にして、製造コストを低減させることができる。
第一実施形態に係る密閉型電池の概略構成を示す正面断面図。 同じく注液孔の近傍の構成を示した断面図。 同じく密閉型電池の製造方法に係る流れ図。 同じく注液孔を仮封止する構成を示した断面図。 同じく仮封止部材を穿孔する構成を示した断面図。 同じく注液孔を封止する構成を示した断面図。 第二実施形態に係る密閉型電池における注液孔の近傍の構成を示した断面図。
次に、発明の実施の形態を説明する。
なお、本発明の技術的範囲は以下の実施例に限定されるものではなく、本明細書及び図面に記載した事項から明らかになる本発明が真に意図する技術的思想の範囲全体に、広く及ぶものである。
[電池10]
図1を参照して、本発明に係る電池の第一実施形態である電池10の概略構成について説明する。本実施形態の電池10は、密閉型のリチウムイオン二次電池である。なお、本発明が適用される対象はリチウムイオン二次電池に限定されるものではなく、ニッケル水素二次電池等の他の密閉型電池についても適用可能である。
電池10は、発電要素20と、発電要素20を内部に収納する電池容器である外装30と、外装30から外方に向けて突出する外部端子40・40と、それぞれの外部端子40と外装30との間に介装される絶縁部材50・51と、を具備する。
発電要素20は、正極、負極及びセパレータを積層又は巻回してなる電極体に電解液を含浸させたものである。電池10の充放電時に発電要素20内で化学反応が起こる(厳密には、正極と負極との間で電解液を介したイオンの移動が起こる)ことによって電流の流れが発生する。
電池容器である外装30は、収納部31と蓋部32を有する角柱型缶である。収納部31は、一面が開口した有底角筒状の部材であり、内部に発電要素20を収納する。蓋部32は、収納部31の開口面に応じた形状を有する平板状の部材であり、収納部31の開口面を塞いだ状態で収納部31と接合される。蓋部32において、後述するように外部端子40・40が挿通される箇所の間には、電解液を注液するための注液孔32bが開口している。
なお、本実施形態の電池10は、外装30が有底の角筒状に形成された角型電池に構成しているが、これに限るものではなく、例えば、外装30が有底の円筒状に形成された円筒型電池に適用することも可能である。
外部端子40・40は、その一部が蓋部32の外側面から電池10の外方に突出した状態で配置される。外部端子40・40は、集電端子45・45を介して発電要素20の正極又は負極に電気的に接続される。外部端子40・40及び集電端子45・45は、発電要素20に蓄えられる電力を外部に取り出す、若しくは、外部からの電力を発電要素20に取り入れる通電経路として機能する。
集電端子45・45は、発電要素20の正極板、負極板と接続されている。集電端子45・45の材料としては、例えば正極側にアルミニウム、負極側に銅を採用することができる。
それぞれの外部端子40は、その外周面部に固定部材35が嵌装されることにより、絶縁部材50・51を間に介して蓋部32に対して絶縁状態で固定される。絶縁部材50・51の材料としては、高温クリープ特性に優れる材料、つまり、電池10の冷熱サイクルに対する長期の耐クリープ性を有する材料が好ましく、例えばPEEK(ポリエーテルエーテルケトン)等が挙げられる。
外部端子40・40には、電池10の外方側に突出する部位にはねじ転造によりねじ加工が施され、ボルト部が形成される。電池10の実使用時には、このボルト部を用いて外部端子40・40にバスバー、外部装置の接続端子等が締結固定される。締結固定する際、外部端子40・40には締結トルクがかかるとともに、ねじ締結によって軸方向へ外力が付与されるため、外部端子40・40の材料としては、鉄等の高強度材料を採用することが好ましい。
[注液孔32b]
次に、図2を参照して、本実施形態に係る電池10の注液孔32b近傍の構成について説明する。注液孔32bは、上記の如く蓋部32において外部端子40・40の間に位置するように開口して形成されている。注液孔32bは、所定の内径を有する貫通孔であり、蓋部32の厚さ方向に蓋部32を貫通する。注液孔32bは、予め発電要素20が収容された外装30の内部に電解液を注液するために用いられる。注液孔32bには、図1及び図2に示すように、封止部材であるブラインドリベット61、及び、ガスケット37が取り付けられる。
バーリング部32aは、蓋部32と一体的に形成され、注液孔32bの周縁部において蓋部32の外側に向けて突出する環状の凸部である。換言すればバーリング部32aは、外装30の一部を塑性加工して形成される厚肉部位であり、公知のバーリング処理、深絞り法、寄せ肉法等、又はこれらの組み合わせによって適宜形成される。バーリング部32aは、その上端に平面視環状の平坦な面である基面32cを有する。バーリング部32aの外周部には、円環状のガスケット37が配置される。
ブラインドリベット61は、図2に示すように、注液孔32bの径よりも大径に形成された封止部である鍔状のフランジ62と、注液孔32bに挿通された筒状のリベット本体64と、当該リベット本体64から延出されるとともにリベット本体64より大径の膨径頭部63aと、から形成される。そして、ブラインドリベット61は、フランジ62と蓋部32との間に環状のガスケット37を挟持した状態で、蓋部32にかしめられている。即ちブラインドリベット61は、注液孔32bの外周部とブラインドリベット61との間に環状のガスケット37を圧縮した状態で、注液孔32bを封止している。
なお、ブラインドリベット61は、図5に示すように、膨径頭部63aを塑性変形させる前は、鍔状のフランジ62と、注液孔32bに挿通可能な筒状のリベット本体64と、フランジ62から外装30の側に突起して先端が鋭く形成された穿孔部である挿入側端部63と、リベット本体64内に収容されてフランジ62から延び出るマンドレル67とから成る。マンドレル67は、その一端部がフランジ62から一定長さだけ延出されるとともに、マンドレル67の他端部には一端部より大径の頭部67aが形成されている。そして、締結工具等によって、フランジから延び出たマンドレル67部分をフランジ62から引抜くことによってマンドレル67の頭部67aが挿入側端部63を膨径するように変形させる。さらに、一定の大きさの膨径頭部63aを形成した後、フランジ62の側のマンドレル67が破断して排出される。そうして、ブラインドリベット61は、フランジ62と膨径頭部63aとの間にバーリング部32aの外周部及びガスケット37を挟持することによって双方を相互に連結して、注液孔32bを封止する。
ガスケット37は、円環板状の樹脂部材であり、注液孔32bをシールするシール部材である。ガスケット37は、その中央にバーリング部32aを挿通するバーリング挿通孔を有する。ガスケット37はバーリング部32aの外周部において、フランジ62の下面と蓋部32の上面との間で狭持される。
フランジ62の下面と基面32cとの間には、図2に示す如く基材フィルム81と仮封止部材である仮封止フィルム71とが介装される。これらの基材フィルム81及び仮封止フィルム71は膜状の部材であり、本実施形態においては熱可塑性樹脂材料が用いられている。具体的には図4に示す如く、ポリプロピレン層71a・71c(81a・81c)でポリエチレンナフタレート層71b(81b)を挟んで形成された三層構造とされている。
基材フィルム81は、その形状が基面32cと略同一に形成された円環状の膜材でる。また、仮封止フィルム71は、注液孔32bの内側壁を被覆するように注液孔32bの内周面の形状と略同一の形状に形成された筒状部73と、筒状部73の上端から外側に向かって鍔状に形成された円環部72と、筒状部73の下端を閉塞する底部74(図4を参照)と、を有する。なお、底部74は後述するように挿入側端部63の先端によって連通孔74aが穿孔される。
基材フィルム81は、後述するように、レーザ等の溶着手段により、基面32cに溶着される。また、仮封止フィルム71も同様に、レーザ等の溶着手段により、円環部72が基材フィルム81に溶着される。これにより、仮封止フィルム71が注液孔32bを仮封止するのである。そして、この状態で前記の如くブラインドリベット61を注液孔32bに取り付けることにより、フランジ62の下面と基面32cとの間に基材フィルム81と仮封止部材である仮封止フィルム71とを介装するのである。
[電池10の製造方法]
次に、電池10の製造方法について図3から図6を用いて説明する。なお、以下に記載する電池10の製造方法における各工程は、収納部31内に発電要素20を収容し、収納部31の開口部を蓋部32で閉塞し、収納部31と蓋部32とを接合した後において行われる工程である。
まず、図3中に示すステップS11においては、図4中の矢印Aに示す如く、蓋部32におけるバーリング部32aの外周部にガスケット37を載置する。
次に、図3中に示すステップS12においては、図4中の矢印Bに示す如く、バーリング部32aの上端に形成された平坦面である基面32cに、レーザ等の溶着手段により基材フィルム81を溶着する。
その後、図3中に示すステップS21においては、注液孔32bを介して外装30の内部に電解液を注液する。具体的には、蓋部32に開口形成された注液孔32bを介して電解液を外装30の内部に充填し、電極体である発電要素20に電解液を浸透させるのである。
所定量の電解液が外装30内に注液された後、図3中に示すステップS31においては、図4中の矢印Cに示す如く、基材フィルム81に、レーザ等の溶着手段により基材仮封止フィルム71の円環部72を溶着し、注液孔32bを仮封止する(仮封止工程)。この際、仮封止フィルム71の筒状部73が、図5に示す如く注液孔32bの内側壁を被覆する。
その後、図3中に示すステップS41においては、初期の充電及び放電のサイクルを反復することにより、電池10の活性化処理を行う。この際、活性化処理によって電池容器である外装30の内部に余剰ガスが発生する。
その後、図3中に示すステップS51においては、図5中の矢印Dに示す如く、ブラインドリベット61の穿孔部である挿入側端部63の先端で、仮封止フィルム71の底部74を穿孔して連通孔74aを開口し、外装30の内部を外部と連通することにより、活性化処理において発生した外装30内の余剰ガスを外部に排出する。
そして、仮封止フィルム71の底部74を穿孔する際に、ブラインドリベット61の挿入側端部63が注液孔32bを通じて外装30内部に挿入される。
さらに、図3中に示すステップS52においては、図6中の矢印Eに示す如く、フランジ62から延び出たマンドレル67部分をフランジ62から引抜くことによって、頭部67aが外装30内部に挿入された挿入側端部63を図2に示す膨径頭部63aの如く塑性変形させる。さらに、一定の大きさの膨径頭部63aを形成した後、マンドレル67のうち、フランジ62から延出した部分が破断する。
これにより、図3中に示すステップS53において、図2に示す如く、フランジ62を備えたブラインドリベット61における封止部であるフランジ62と、膨径頭部63aとの間にバーリング部32a及びガスケット37を挟持することによって双方を相互に連結して、注液孔32bを封止するのである(封止工程)。こうして、外装30を密閉状態として密閉型の電池10が完成する。
上記の如く、本実施形態に係る方法は、電解液を注液するための注液孔32bが開口して形成された電池容器である外装30と、注液孔32bの周囲に配置された仮封止部材と、注液孔32bよりも大きく形成された封止部、及び、封止部から外装30の側に突起する穿孔部を具備する封止部材と、を備える電池10の製造方法である。そして、本実施形態に係る電池10の製造方法は、仮封止部材で注液孔32bを仮封止する、仮封止工程と、穿孔部で前記仮封止部材を穿孔することにより仮封止部材にを開口するとともに、封止部で注液孔32bを封止する、封止工程と、を備える。
換言すれば、本実施形態に係る電池10は、電解液を注液するための注液孔32bが開口して形成された、電池容器である外装30と、注液孔32bの周囲に配置されて注液孔32bを仮封止する、仮封止部材と、注液孔32bよりも大きく形成された封止部、及び、封止部から外装30の側に突起する穿孔部を具備し、穿孔部で仮封止部材を穿孔することにより仮封止部材に連通孔を開口するとともに、封止部で注液孔32bを封止する、封止部材と、を備える。
本実施形態に係る電池10の製造方法によれば、仮封止フィルム71における底部74に連通孔74aを開口する工程と一連の作業で、注液孔32bをフランジ62で封止する工程を行うことができる。つまり、それぞれの工程を封止部材であるブラインドリベット61だけで簡易に行うことができ、工程ごとに別の部材を用いる必要がないのである。即ち、電池10の製造に係る工程を減らすことができるため、製造コストを低減させることが可能となるのである。
また、本実施形態においては封止部材として、フランジ62と挿入側端部63とを備えたブラインドリベット61を用いている。即ち、挿入側端部63が仮封止部材である仮封止フィルム71の底部74を穿孔することにより、穿孔部として仮封止フィルム71に連通孔74aを開口するとともに、挿入側端部63の先端が膨径するように塑性変形させることにより、フランジ62が封止部として注液孔32bを封止するのである。
本実施形態に係る電池10の製造方法によれば、上記の如く封止部材としてブラインドリベット61を用いることにより、フランジ62から延び出たマンドレル67部分をフランジ62から引抜くだけで、ブラインドリベット61をかしめてフランジ62で注液孔32bを封止することができるため、注液孔32bを封止するための作業をより簡易にすることが可能となる。
なお、本実施形態において、封止部材としてブラインドリベット61を用いたが、上記の如く封止部と穿孔部とを具備し、穿孔部で仮封止部材を穿孔することにより仮封止部材に連通孔を開口するとともに、封止部で注液孔32bを封止することができれば、その構成は限定されるものではない。例えば、穿孔部で仮封止部材を穿孔した後に、封止部を塑性変形させてバーリング部32aに封止部材を固定するなどの構成とすることも可能である。
また、本実施形態に係る電池10の製造方法によれば、仮封止部材は膜状部材の仮封止フィルム71であって、注液孔32bの内側壁を被覆するように配置されている。
これにより、ブラインドリベット61の挿入側端部63が注液孔32bの内側壁に干渉することにより、内側壁が削り取られて金属製の異物が発生することを防止している。
詳細には、挿入側端部63にはマンドレル67及びその頭部67aが内装されているため、単純な穿孔ピンと比べるとその外径は大きくなる。この場合、挿入側端部63の先端で仮封止フィルム71の底部74を穿孔して連通孔74aを開口する際に、挿入側端部63が注液孔32bの内側壁に当接して削り取り、金属製の異物が外装30内に混入するおそれがある。
しかし、本実施形態においては、仮封止フィルム71の筒状部73が注液孔32bの内側壁を被覆するように形成されているため、挿入側端部63の先端で仮封止フィルム71の底部74を穿孔する際に、挿入側端部63が注液孔32bの内側壁に当接することを防止できるため、金属製の異物が外装30内に混入することがないのである。
なお、図7に示す第二実施形態に係る電池によれば、仮封止フィルムの筒状部173が注液孔32bの内側壁における上側の一部を被覆するように配置されている。即ち、本実施形態に係る仮封止フィルムの連通孔174aは、注液孔32bの上下方向における中途部に形成されている。
このような構成によっても、ブラインドリベット61の挿入側端部63が注液孔32bの内側壁に干渉することにより、内側壁が削り取られて金属製の異物が発生する可能性を低減できる。
つまり、本実施形態においては、仮封止フィルムの筒状部173が注液孔32bの内側壁の上側部分を被覆することにより、挿入側端部63が注液孔32bの内側壁に当接する可能性を大きく低減させているのである。即ち、本実施形態に係る仮封止フィルムの筒状部173は、注液孔32bの内側壁の少なくとも一部を被覆することにより、金属製の異物が外装30内に混入する可能性を大きく低減させることができるのである。
10 電池
30 外装(電池容器)
32 蓋部
32b 注液孔
61 ブラインドリベット(封止部材)
62 フランジ(封止部)
63 挿入側端部(穿孔部)
71 仮封止フィルム(仮封止部材)
74a 連通孔

Claims (6)

  1. 電解液を注液するための注液孔が開口する電池容器と、前記注液孔の周囲に配置された仮封止部材と、前記注液孔の径よりも大径に形成された封止部、及び、該封止部から前記電池容器の側に突起する穿孔部を具備する封止部材と、を備える密閉型電池の製造方法であって、
    前記仮封止部材で前記注液孔を仮封止する、仮封止工程と、
    前記穿孔部で前記仮封止部材を穿孔することにより仮封止部材に連通孔を開口するとともに、前記封止部で前記注液孔を封止する、封止工程と、を備えることを特徴とする、密閉型電池の製造方法。
  2. 前記封止部材はフランジと挿入側端部とを備えたブラインドリベットであって、
    前記封止工程において、前記挿入側端部が前記仮封止部材を穿孔することにより、前記穿孔部として仮封止部材に連通孔を開口するとともに、前記挿入側端部の先端が膨径するように塑性変形させることにより、前記フランジが前記封止部として前記注液孔を封止する、ことを特徴とする、請求項1に記載の密閉型電池の製造方法。
  3. 前記仮封止部材は膜状部材であって、
    前記仮封止工程において、前記仮封止部材が前記注液孔の内側壁の少なくとも一部を被覆するように、前記仮封止部材を配置する、
    ことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の密閉型電池の製造方法。
  4. 電解液を注液するための注液孔が開口する電池容器と、
    前記注液孔の周囲に配置されて前記注液孔を仮封止する、仮封止部材と、
    前記注液孔の径よりも大径に形成された封止部、及び、該封止部から前記電池容器の側に突起する穿孔部を具備し、前記穿孔部で前記仮封止部材を穿孔することにより仮封止部材に連通孔を開口するとともに、前記封止部で前記注液孔を封止する、封止部材と、
    を備える、ことを特徴とする密閉型電池。
  5. 前記封止部材はフランジと挿入側端部とを備えたブラインドリベットであって、
    前記挿入側端部が前記仮封止部材を穿孔することにより、前記穿孔部として仮封止部材に連通孔を開口するとともに、前記挿入側端部の先端が膨径するように塑性変形させることにより、前記フランジが前記封止部として前記注液孔を封止する、ことを特徴とする、請求項4に記載の密閉型電池。
  6. 前記仮封止部材は膜状部材であって、前記注液孔の内側壁の少なくとも一部を被覆するように配置される、
    ことを特徴とする、請求項4又は請求項5に記載の密閉型電池。
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