JP5844553B2 - 走行車両 - Google Patents

走行車両 Download PDF

Info

Publication number
JP5844553B2
JP5844553B2 JP2011125769A JP2011125769A JP5844553B2 JP 5844553 B2 JP5844553 B2 JP 5844553B2 JP 2011125769 A JP2011125769 A JP 2011125769A JP 2011125769 A JP2011125769 A JP 2011125769A JP 5844553 B2 JP5844553 B2 JP 5844553B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
port
oil
hydraulic
flow path
path switching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011125769A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012251625A (ja
Inventor
前田 真克
真克 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aichi Corp
Original Assignee
Aichi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aichi Corp filed Critical Aichi Corp
Priority to JP2011125769A priority Critical patent/JP5844553B2/ja
Publication of JP2012251625A publication Critical patent/JP2012251625A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5844553B2 publication Critical patent/JP5844553B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Motor Power Transmission Devices (AREA)
  • Control Of Fluid Gearings (AREA)

Description

本発明は、左右の駆動輪にそれぞれ接続された走行油圧モータを回転作動させることで走行可能に構成された走行車両に関する。
このような走行車両の一例として軌陸作業車がある。軌陸作業車は、タイヤ等の道路走行用車輪と鉄輪等の軌道走行用車輪とを有し、軌道走行時には左右の軌道走行用車輪を各々の走行油圧モータによって駆動するようにして軌道上を走行可能な構成としているものがある。このような構成の軌陸作業車では、左右の走行油圧モータに対して並列に作動油を供給することで左右の走行油圧モータを低速回転駆動させて軌道R上を走行する低速走行モードと、左右の走行油圧モータに対して直列に作動油を供給することで左右の走行油圧モータを高速回転駆動させて軌道R上を走行する高速走行モードとを切り替えることができるように構成されているものがある(例えば、特許文献1を参照)。
特許文献1に示す軌陸作業車では、左右の走行油圧モータに対して並列または直列に作動油を供給するかを切り換える流路切換弁を備えており、この流路切換弁には油圧ポンプから吐出された作動油の全流量が流入する構成であるため、流路切換弁に流れる油量が多くなるので、このような油量に耐えられる高価な特注品の流路切換弁を用いる必要があった。そこで、特許文献2では、流路切換手段を第1切換弁と第2切換弁とから構成し、油圧ポンプから吐出された作動油が、油路の分岐によって略半分ずつの流量に分流されて第1および第2切換弁を経て走行油圧モータに供給されるように構成されており、各切換弁に流れる油量を少なくすることができ、小さな切換弁を用いることができるようになっている。
特開2003‐326930号公報 特許第4618524号公報
ところが、特許文献2のような走行油圧回路では、油路の分岐によって略半分ずつの流量に分流して左右の走行油圧モータに供給する構成であるため、左右の鉄輪(駆動輪)のどちらか一方に荷重が偏った場合に、荷重が小さい側の鉄輪を駆動するモータに供給される作動油の流量が多くなり、荷重が大きい側の鉄輪を駆動するモータに供給される作動油の流量が少なくなることで、荷重の大きい側の鉄輪を駆動することできなくて走行できなくなるという問題があった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、コンパクトな流路切換弁で走行油圧回路を構成することができ、且つ、左右の駆動輪のどちらか一方に荷重が偏った場合であっても荷重が大きい側の駆動輪を駆動することができなくて走行できなくなるといった事態を防止することができる走行車両を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る走行車両は、車体の前後左右に設けられた複数の車輪と、作動油の供給を受けて前記複数の車輪のうち左右一対の駆動輪をそれぞれ駆動する左右の走行油圧モータと、前記左右の走行油圧モータに作動油を供給する油圧ポンプと、前記油圧ポンプから吐出された作動油を前記左右の走行油圧モータに対して並列または直列に供給させるかを切り換える流路切換手段とを備えて構成される。その上で、前記油圧ポンプから吐出された作動油を略半分ずつの流量の作動油に分流する分流弁を有し、前記流路切換手段を第1流路切換弁と第2流路切換弁とから構成し、前記第1および第2流路切換弁を一方の切換位置としたときに、前記油圧ポンプから吐出された作動油が前記分流弁により略半分ずつの流量の作動油に分流され、一方の作動油が前記左右の走行油圧モータの一方に流れ、他方の作動油が前記第2流路切換弁を経て前記左右の走行油圧モータの他方に流れ、前記左右の走行油圧モータの一方を流れた作動油が前記第2流路切換弁を経て前記左右の走行油圧モータの他方を流れた作動油と合流されて前記油圧ポンプまたは油タンクに戻る並列油圧回路を構成し、前記第1および第2流路切換弁を他方の切換位置としたときに、前記油圧ポンプから吐出された作動油が前記分流弁により略半分ずつの流量の作動油に分流され、一方の作動油が前記第1流路切換弁を経た他方の作動油と合流されて前記左右の走行油圧モータの一方に流れた後、分岐油路により略半分ずつの流量の作動油に分流され、前記第1流路切換弁を経た一方の作動油と前記第2流路切換弁を経た他方の作動油とが再び合流されて前記左右の走行油圧モータの他方に流れ、前記油圧ポンプまたは油タンクに戻る直列油圧回路を構成することを特徴とする。
なお、上記構成の走行車両において、前記第1および第2流路切換弁はそれぞれ4ポート2位置切換弁であり、前記第1流路切換弁は、前記一方の切換位置となったときに第1ポート(Pポート)、第2ポート(Tポート)、第3ポート(Aポート)および第4ポート(Bポート)が全て閉じた状態となり、前記他方の切換位置となったときに前記第1ポートと前記第3ポートとが通じ、前記第2ポートと前記第4ポートとが通じた状態となるように構成され、前記第2流路切換弁は、前記一方の切換位置となったときに第1ポート(Pポート)と第3ポート(Aポート)とが通じ、第2ポート(Tポート)と第4ポート(Bポート)とが通じた状態となり、前記他方の切換位置となったときに前記第1ポートおよび前記第2ポートが閉じ、前記第3ポートと前記第4ポートとが通じる状態となるように構成される。その上で、前記分流弁の第1流出ポート(Bポート)が、第1油路(実施形態における油路74)を介して前記左右の走行油圧モータの一方のモータの吸込口に接続され、前記一方のモータの吐出口が、第2油路(実施形態における油路76)を介して前記第1流路切換弁の前記第4ポートに接続され、前記第2油路から分岐した第3油路(実施形態における油路77)を介して前記第2流路切換弁の前記第4ポートに接続され、前記分流弁の第2流出ポート(Aポート)が、第4油路(実施形態における油路72)を介して前記第1流路切換弁の前記第1ポートに接続され、前記第4油路から分岐した第5油路(実施形態における油路73)を介して前記第2流路切換弁の前記第1ポートに接続され、前記第2流路切換弁は、前記第3ポートが第6油路(実施形態における油路79)を介して前記左右の走行油圧モータの他方のモータの吸込口に接続され、前記第2ポートが第7油路(実施形態における油路81)を介して前記他方のモータの吐出口と前記油圧ポンプまたは油タンクとを繋ぐ戻り油路(実施形態における油路80)に接続され、前記第1流路切換弁は、前記第3ポートが第8油路(実施形態における油路75)を介して前記第1油路に接続され、前記第2ポートが第9油路(実施形態における油路78)を介して前記第6油路に接続されていることが好ましい。
本発明に係る走行車両によれば、並列油圧回路および直列油圧回路のいずれの油圧回路を構成する場合であっても、油圧ポンプから吐出される作動油が、流路切換手段に流入する際に分流弁により略半分ずつの流量に分流されて、第1流路切換弁および第2流路切換弁にそれぞれ流入されるため、第1および第2流路切換弁に流入する油量を少なくすることができ、コンパクトな流路切換弁で走行油圧回路を構成することができる。これにより安価な流路切換弁を用いることができ、走行油圧回路におけるコストを低減させることができる。また、油圧ポンプから吐出される作動油が分流弁によって略半分ずつの流量に分流されて左右の走行油圧モータに供給されるため、左右の駆動輪のどちらか一方に荷重が偏った場合であっても、左右の走行油圧モータに常に同量の作動油が供給されるので、荷重が大きい側の駆動輪を駆動することができなくて走行できなくなるといった事態を防止することができる。
本発明に係る軌陸作業車の側面図である。 上記軌陸作業車の走行制御装置を有した油圧駆動システムを示す油圧回路図である。 左右の走行油圧モータに対して並列に作動油を供給する場合の上記油圧回路図における要部拡大図である。 左右の走行油圧モータに対して直列に作動油を供給する場合の上記油圧回路図における要部拡大図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。図1に本発明に係る走行車両の一例として軌陸作業車1を示している。軌陸作業車1は、運転キャブ11を有するトラック車両をベースに構成された走行体10と、この走行体10上に設けられた垂直昇降装置20と、この垂直昇降装置20に支持された作業者搭乗用の作業台30とを有して構成されている。
走行体10は、車体の前後左右に道路走行用車輪であるタイヤ車輪12を備えるとともに、車体内部にエンジン(図示せず)を備えており、このエンジンによりタイヤ車輪12を駆動して道路上を走行することができるようになっている。また、走行体10は、車体の前後左右(各タイヤ車輪12の後側)に鉄輪支持部材13を介して軌道走行用車輪である鉄輪15を備え、前側左右の鉄輪15に左および右側走行油圧モータ16L,16Rの回転駆動軸が接続されており(図2を参照)、この左および右側走行油圧モータ16L,16Rにより前側左右の鉄輪15を駆動して軌道(鉄道レール)R上を走行することができるようになっている。
鉄輪支持部材13は、走行体10に上下方向に揺動自在に支持され、走行体10の内部に設けられた鉄輪張出シリンダ(油圧シリンダ)の伸縮作動により上下に揺動されて鉄輪15をタイヤ車輪12より下方に張り出したり上方に格納したりできるようになっている。このように鉄輪15を張り出したり格納したりするため(軌陸作業車1を軌道上へ載せ換え移動するため)、走行体10は、車体の中央下部に転車台17を備えるとともに、内部に転車台張出シリンダ(油圧シリンダ)を備えており、この転車台張出シリンダの伸縮作動により転車台17を下方に張り出して軌陸作業車1を持ち上げた状態(タイヤ車輪12が地面から浮いた状態)とすることができるようになっている。
垂直昇降装置20は、運転キャブ11後方の走行体10上に架装フレーム18を介して車幅方向に一対に設けられ、2本のリンクバーを交差させてその交点を回動自在に連結したシザースリンク機構(図示せず)と、このシザースリンク機構と架装フレーム18に跨って設けられた昇降シリンダ(油圧シリンダ)とを有して構成され、昇降シリンダの伸縮作動によりシザースリンク機構の上端部に取り付けられた作業台30を昇降移動させることができるようになっている。なお、垂直昇降装置20(昇降シリンダ)の作動は、走行体10および作業台30にそれぞれ設けられた作業操作装置(図示せず)によって作動操作することができるようになっている。
このような構成の軌陸作業車1では、軌道R上を走行して目的地まで移動し、垂直昇降装置20を作動させて作業台30を所望の高所位置に移動させ、その位置において車両を停車させたまま、もしくは軌道R上を走行しながら、作業台30に搭乗した作業者が軌道R上の張架線やトロリ線等の鉄道設備の工事等を行うことができる。なお、一般道路走行時の運転は運転キャブ11内より行うが、軌道R上を走行する際の運転は運転キャブ11内のほか、作業台30上からも行うことができるようになっている。以下に、この軌陸作業車1が軌道R上を走行する際の走行制御装置50について図2を参照して説明する。
走行制御装置50は、軌道R上を走行する際の走行操作を行うための走行操作装置40と、走行操作装置40から入力される操作信号に応じて後述する走行油圧回路60に作動制御信号を出力するコントローラ51とを有して構成される。
走行操作装置40は、電源スイッチ41と、走行速度設定ダイヤル42と、駐車ブレーキ操作レバー43と、走行操作レバー44と、走行モード切替スイッチ45とを有して構成されており、運転キャブ11内および作業台30にそれぞれ設けられている。電源スイッチ41をON操作すると、電源スイッチ操作検出器41aから電源ON信号がコントローラ51に入力され、走行操作装置40が電源側と電気的に接続されて作業者による走行操作が可能となるように構成されている。
走行速度設定ダイヤル42は、所定の範囲内で右回り(時計回り)あるいは左回り(反時計回り)に捻り操作可能なダイヤルであり、走行操作装置40による軌道走行時の最高速度を設定可能に構成されている。走行速度設定ダイヤル42の操作状態(捻り操作位置)は速度設定操作検出器42aによって検出されるようになっており、走行速度設定ダイヤル42を捻り操作すると、速度設定操作検出器42aから、その捻り操作位置に対応した設定最高速度信号がコントローラ51に入力されるようになっている。
駐車ブレーキ操作レバー43は、後述する駐車ブレーキ装置95により左および右側走行油圧モータ16L,16Rの鉄輪駆動軸をロックさせる、あるいはそのロックを解除させるための操作レバーである。駐車ブレーキ操作レバー43の操作状態は駐車ブレーキ操作検出器43aによって検出されるようになっており、駐車ブレーキ操作レバー43をロック位置に移動操作すると駐車ブレーキ操作検出器43aから駆動軸ロック信号がコントローラ51に入力され、駐車ブレーキ操作レバー43をロック解除位置に移動操作すると、駐車ブレーキ操作検出器43aから駆動軸ロック解除信号がコントローラ51に入力されるようになっている。
走行操作レバー44は、非操作状態において中立位置に位置し、この中立位置を基準に前方あるいは後方に傾動操作することができるようになっており、傾動操作状態から手を放したときには、内蔵されたスプリングの力によって自動で中立位置に復帰するように構成されている。走行操作レバー44の操作状態(中立位置を基準とした操作方向および操作量)は走行操作検出器44aによって検出されるようになっており、走行操作検出器44aが検出した走行操作レバー44の操作状態の情報(走行操作信号)はコントローラ51に入力されるようになっている。走行操作レバー44の中立位置よりも前方への傾動操作は走行体10の進行方向を前進に設定し、中立位置よりも後方への傾動操作は走行体10の進行方向を後進に設定し、それぞれの進行方向に対して傾動操作量に対応する走行速度を設定する指令に相当する。なお、このとき設定される走行速度は、走行速度設定ダイヤル42により設定された最高速度以下の速度となる。また、走行操作レバー44を中立位置に復帰させる操作は走行体10を停止させる指令に相当する。
ところで、軌陸作業車1では、左および右側走行油圧モータ16L,16Rに対して直列に作動油を供給することで左および右側走行油圧モータ16L,16Rを高速回転駆動させて軌道R上を走行する高速走行モードと、左および右側走行油圧モータ16L,16Rに対して並列に作動油を供給することで左および右側走行油圧モータ16L,16Rを低速回転駆動させて軌道R上を走行する低速走行モードとを有しており、走行モード切替スイッチ45により高速走行モードと低速走行モードとを切替設定可能に構成されている。走行モード切替スイッチ45を切替操作すると、走行モード切替操作検出器45aから走行モード切替信号がコントローラ51に入力されるようになっている。
走行体10には、電動モータや小型のエンジン等からなる動力源PSにより駆動されて作動油を吐出する走行油圧ポンプ61と、油圧ポンプPからの作動油を受けて回転作動する左および右側走行油圧モータ16L,16Rと、走行油圧ポンプ61からの作動油の流量を略半分ずつに分流・集流させる分集流弁63と、走行油圧ポンプ61からの作動油を左および右側走行油圧モータ16L,16Rに対して並列に供給させるか直列に供給させるかを切り換える流路切換手段65とが設けられており、これらは油路71〜81により連結されて走行油圧回路60を形成している。
走行油圧ポンプ61は、斜板式可変容量型の油圧ポンプであり、その斜板の傾転方向および傾転角度の制御は斜板制御アクチュエータ62により行われるようになっている。斜板制御アクチュエータ62は、コントローラ51から送られる作動制御信号に基づいて作動が制御される。走行油圧ポンプ61の一方の吸込吐出口は、油路71を介して分集流弁63のPポートに接続され、走行油圧ポンプ61の他方の吸込吐出口は、油路80を介して左および右側走行油圧モータ16L,16Rのいずれかの吸込吐出口(本実施形態では、右側走行油圧モータ16Rの一方の吸込吐出口)に接続されている。
分集流弁63は、Pポートを入口、AおよびBポートを出口とした場合に分流弁として機能し、油路71を介してPポートから流入した走行油圧ポンプ61からの作動油の流量を略半分ずつに分流させてAおよびBポートそれぞれから流出させるように構成されている。すなわち、AおよびBポートから流出する作動油の流量はそれぞれ、走行油圧ポンプ61から吐出される作動油の流量の略半分となる。また、分集流弁63は、AおよびBポートを入口、Pポートを出口とした場合に集流弁として機能し、AおよびBポートからそれぞれ流入した作動油を合流させてPポートから流出させるように構成されている。
流路切換手段65は、電磁制御式の4ポート2位置切換弁である第1流路切換弁65aおよび第2流路切換弁65bから構成されており、第1および第2流路切換弁65a,65bは、コントローラ51からの作動制御信号に基づいて作動が制御される。第1流路切換弁65aは、非励磁状態ではPポート、Tポート、AポートおよびBポートが全て閉じており、励磁状態ではPポートとAポートが通じ、BポートとTポートが通じるようになっている。第2流路切換弁65bは、非励磁状態ではPポートとAポートが通じ、BポートとTポートが通じており、励磁状態ではPポートとTポートが閉じ、AポートとBポートが通じるようになっている。
分集流弁63のAポートは、油路72を介して第1流路切換弁65aのPポートに接続され、油路72から分岐した油路73を介して第2流路切換弁65bのPポートに接続されている。分流流弁63のBポートは、油路74を介して左側走行油圧モータ16Lの一方の吸込吐出口に接続されている。第1流路切換弁65aのAポートは、油路75を介して油路74に接続されている。左側走行油圧モータ16Lの他方の吸込吐出口は、油路76を介して第1流路切換弁65aのBポートに接続され、油路76から分岐した油路77を介して第2流路切換弁65bのBポートに接続されている。第2流路切換弁65bのAポートは、油路79を介して右側走行油圧モータ16Rの一方の吸込吐出口に接続されている。第1流路切換弁65aのTポートは、油路78を介して油路79に接続されている。右側走行油圧モータ16Rの他方の吸込吐出口は、油路80を介して走行油圧ポンプ61の油路71とは反対側の吸込吐出口に接続されている。第2流路切換弁65bのTポートは、油路81を介して油路80に接続されている。
また、走行体10には、走行油圧ポンプ61と同様に駆動源PSにより駆動されるブレーキ用油圧ポンプ91が設けられており、このブレーキ用油圧ポンプ91から吐出される作動油は、各鉄輪15の近傍にそれぞれ設けられたブレーキ装置92と、左および右側走行油圧モータ16L,16Rの内部にそれぞれ設けられた駐車ブレーキ装置95とに供給されるようになっている。
ブレーキ装置92は、シリンダ92aと、シリンダ92a内に張出格納自在に設けられたピストン92bと、ピストン92bの先端に設けられたディスク92cと、シリンダ92a内に設けられてピストン92bを格納方向(図2の場合には上方)に付勢するピストンバネ92dとを有して構成される。そして、ブレーキ用油圧ポンプ91からの作動油が油路82を介してシリンダ92aのシリンダ室に供給されると、ピストン92bはピストンバネ92dによる付勢力に抗して張出方向(図2の場合には下方)に移動し、ディスク92cを鉄輪15に押圧させて鉄輪15の制動を行うようになっている。
油路82から分岐して、油タンクTと繋がる油路87へそれぞれ繋がる油路83,84には、リリーフ弁93とシャットオフ弁94とがそれぞれ設けられている。リリーフ弁93は、電磁制御式の弁であり、コントローラ51からの作動制御信号に基づいて作動が制御される。リリーフ弁93は、非励磁状態であるときには完全に弁を開き、コントローラ51からの作動制御信号により励磁されるとその作動制御信号に応じて弁を比例的に絞るようになっている。また、リリーフ弁93は、弁を完全に閉じた状態では、油圧が所定圧以上になると弁を開いて作動油をリリーフさせるようになっている。
シャットオフ弁94は、電磁制御式の弁であり、コントローラ51からの作動制御信号に基づいて作動が制御される。コントローラ51からの作動制御信号に基づいて作動が制御される。シャットオフ弁94は、非励磁状態であるときには図2に示すように油路84を閉じ、コントローラ51からの作動制御信号により励磁されると油路84を開くようになっている。ブレーキ装置92は、このようにしてリリーフ弁93およびシャットオフ弁94により作動油のリリーフ圧を制御することで油路82の油圧を制御して、その作動が制御されるようになっている。
駐車ブレーキ装置95は、シリンダ95aと、シリンダ95a内に張出格納自在に設けられたピストン95bと、ピストン95bの先端に設けられたディスク95cと、シリンダ95a内に設けられてピストン95bを張出方向(図2の場合には上方)に付勢するピストンバネ95dとを有して構成されている。そして、駐車ブレーキ装置95に油圧が供給されていないときには、ピストン95bはピストンバネ95dに押されて張出方向へ移動し、ディスク95cが左および右側走行油圧モータ16L,16Rの内部に設けられた多板ブレーキ(図示せず)を押圧して、左および右側走行油圧モータ16L,16Rの鉄輪駆動軸がロックされるようになっている。
一方、ブレーキ用油圧ポンプ91からの作動油が油路82から分岐した油路85および油路86を介してシリンダ95aのシリンダ室内に供給されると、ピストン95bはピストンバネ95dの付勢力に抗して格納方向(図2の場合には下方)に移動し、ディスク95cが多板ブレーキから離れて左および右側走行油圧モータ16L,16Rの鉄輪駆動軸のロックが解除されるようになっている。
油路85と油路86の間には駐車ブレーキ制御弁96が設けられている。駐車ブレーキ制御弁96は、電磁制御式のバルブであり、コントローラ51からの作動制御信号に基づいて作動が制御される。駐車ブレーキ制御弁96は、非励磁状態であるときには図2に示すように油路85の一端を閉鎖状態にするとともに、油路86と油タンクTに繋がる油路87とを接続し、コントローラ51からの作動制御信号により励磁されると油路87の一端を閉鎖状態にするとともに、油路85と油路86とを接続するようになっている。駐車ブレーキ装置95は、このようにして駐車ブレーキ制御弁96により油路85と油路86との断接制御を行ってその作動が制御されるようになっている。
このような構成の走行制御装置50による走行制御について図2〜4を参照して説明する。運転キャブ11もしくは作業台30内の作業者が走行操作装置40を操作して軌道R上を走行するときには、まず、電源スイッチ41をON操作して走行操作装置40による走行操作を可能にした後、駐車ブレーキ操作レバー43を操作して駐車ブレーキ装置95による左および右側走行油圧モータ16L,16Rの鉄輪駆動軸のロックを解除する。このとき、駐車ブレーキ操作検出器43aからコントローラ51にオフ信号が入力され、コントローラ51は駐車ブレーキ制御弁96に油路85と油路86を接続させる作動制御信号を出力し、駐車ブレーキ装置95に作動油が供給されて左および右側走行油圧モータ16L,16Rの鉄輪駆動軸のロックが解除される。そして、走行速度設定ダイヤル42を捻り操作して所望の最高速度を設定する。このとき、速度設定操作検出器42aからコントローラ51へ設定最高速度信号が入力される。
次に、走行操作レバー44を前方もしくは後方へ傾動操作する。このとき、走行操作検出器44aから走行操作レバー44の操作状態(中立位置を基準とした操作方向および操作量)の情報がコントローラ51に入力され、コントローラ51は斜板制御アクチュエータ62に走行油圧モータ61の斜板を傾動させる作動制御信号を出力し、走行油圧ポンプ61から作動油が供給されて左および右側走行油圧モータ16L,16Rが回転する。すなわち、左および右側走行油圧モータ16L,16Rにより鉄輪15,15が回転して軌陸作業車1が軌道R上を走行する。
なお、走行操作レバー44を前方へ傾動させると、走行操作検出器44aからコントローラ51に前進走行操作信号が入力され、コントローラ51は斜板制御アクチュエータ62に軌陸作業車1が前進するように走行油圧ポンプ61の斜板を傾転させる作動制御信号を出力する。また、走行操作レバー44を後方へ傾動させると、走行操作検出器44aからコントローラ51に後進走行操作信号が入力され、コントローラ51は斜板制御アクチュエータ62に軌陸作業車1が後進するように走行油圧ポンプ61の斜板を傾転させる作動制御信号を出力する。
軌陸作業車1の走行速度は、走行操作レバー44の操作量(傾動量)を変化させることにより、走行油圧ポンプ61の斜板の傾転角度を変化させ、走行油圧ポンプ61から吐出され左および右側走行油圧モータ16L,16Rに供給される作動油の流量を変化させることにより制御される。ただし、最高速度は走行速度設定ダイヤル42により最高速度となる。
また、作業者が走行操作装置40を操作して軌道R上を走行するときには、走行モード切替スイッチ45により高速走行モードと低速走行モードとに切替可能になっている。走行モード切替スイッチ45を低速走行モードに切り替えると、走行モード切替操作検出器45aからコントローラ51に低速走行モード切替信号が入力され、コントローラ51は第1流路切換弁65aおよび第2流路切替弁65bに、左および右側走行油圧モータ16L,16Rに対して並列に作動油を供給させる作動制御信号を出力し、左および右側走行油圧モータ16L,16Rを高トルク低速回転駆動させることにより、軌陸作業車1は高トルク低速走行を行う。
このように軌陸作業車1が高トルク低速走行を行うときには、図1および図3に示すように第1流路切換弁65aおよび第2流路切換弁65bのソレノイドが非励磁状態とされて一方の切換位置となり、第1流路切換弁65aではPポート、Tポート、AポートおよびBポートが全て閉じ、第2流路切換弁65bではPポートとAポートが通じ、BポートとTポートが通じ、走行油圧ポンプ61に対して左および右側走行油圧モータ16L,16Rが並列に接続された並列油圧回路が構成される。走行油圧ポンプ61の一方の吸込吐出口から吐出された作動油は、油路71を介して分集流弁63のPポートに流入し、分集流弁63により略半分ずつの流量に分流され、AポートおよびBポートそれぞれから流出する。AポートおよびBポートそれぞれから流出する作動油の流量は、走行油圧ポンプ61から吐出された作動油の略半分の流量となる。Bポートから流出した作動油は、油路74を介して左側走行油圧モータ16Lに流入する。左側走行油圧モータ16Lに流入した作動油は、油路76,77を介して第2流路切換弁65bのBポートに流入し、Tポートから油路81,80を介して走行油圧ポンプ61の他方の吸込吐出口に戻る。一方、分集流弁63のAポートから流出した作動油は、油路72,73を介して第2流路切換弁65bのPポートに流入し、Aポートから油路79を介して右側走行油圧モータ16Rに流入する。右側走行油圧モータ16Rに流入した作動油は、油路80を介して、途中で左側走行油圧モータ16Lからの作動油と合流して、走行油圧ポンプ61の他方の吸込吐出口に戻る。
なお、軌陸作業車1が上記と逆の進行方向(例えば、後進方向)に高トルク低速走行を行うときには、走行油圧ポンプ61の他方の吸込吐出口から作動油が吐出され、その作動油は、油路80とこの油路80から分岐した油路81とで流量が略半分ずつに分流され、油路80を介して右側走行油圧モータ16Rに流入し、油路81を介して第2流路切換弁65bのTポートに流入する。右側走行油圧モータ16Rに流入した作動油は、油路79を介して第2流路切換弁65bのAポートに流入し、Pポートから流出して油路73を介して分集流弁63のAポートに流入する。第2流路切換弁65bのTポートに流入した作動油は、Bポートから流出して油路77,76を介して左側走行油圧モータ16Lに流入する。左側走行油圧モータ16Lに流入した作動油は、油路74を介して分集流弁63のBポートに流入する。分集流弁63のAポートおよびBポートにそれぞれ流入した作動油は、分集流弁63で集流(合流)されてPポートから流出し、油路71を介して走行油圧ポンプ61の一方の吸込吐出口に戻る。
走行モード切替スイッチ45を高速走行モードに切り替えると、走行モード切替操作検出器45aからコントローラ51に高速走行モード切替信号が入力され、コントローラ51は第1流路切換弁65aおよび第2流路切替弁65bに、左および右側走行油圧モータ16L,16Rに対して直列に作動油を供給させる作動制御信号を出力し、左および右側走行油圧モータ16L,16Rを低トルク高速回転駆動させることにより、軌陸作業車1が低トルク高速走行を行う。
このように軌陸作業車1が低トルク高速走行を行うときには、図4に示すように第1流路切換弁65aおよび第2流路切換弁65bのソレノイドが励磁されて他方の切換位置となり、第1流路切換弁65aではPポートとAポートが通じ、BポートとTポートが通じ、第2流路切換弁65bではPポートとTポートが閉じ、AポートとBポートが通じ、走行油圧ポンプ61に対して左および右側走行油圧モータ16L,16Rが直列に接続された直列油圧回路が構成される。走行油圧ポンプ61の一方の吸込吐出口から吐出された作動油は、油路71を介して分集流弁63のPポートに流入し、分集流弁63により略半分ずつの流量に分流され、AポートおよびBポートそれぞれから流出する。AポートおよびBポートそれぞれから流出する作動油の流量は、走行油圧ポンプ61から吐出された作動油の略半分の流量となる。Aポートから流出した作動油は、油路72を介して第1流路切換弁65aのPポートに流入してAポートから油路75を介して流出し、分集流弁63のBポートから油路74を介して流出した作動油と合流されて左側走行油圧モータ16Lに流入する。左側走行油圧モータ16Lに流入した作動油は、油路76とこの油路76から分岐した油路77とで流量が略半分ずつに分流され、油路76を介して第1流路切換弁65aのBポートに流入し、油路77を介して第2流路切換弁65bのBポートに流入する。第1流路切換弁65aのBポートに流入した作動油は、Tポートから油路78を介して流出し、油路77を介して第2流路切換弁65bのBポートから流入してAポートから油路79を介して流出した作動油と合流されて右側走行油圧モータ16Rに流入する。右側走行油圧モータ16Rに流入した作動油は、油路80を介して走行油圧ポンプ61の他方の吸込吐出口に戻る。
なお、軌陸作業車1が上記と逆の進行方向(例えば、後進方向)に低トルク高速走行を行うときには、走行油圧ポンプ61の他方の吸込吐出口から作動油が吐出され、その作動油は、油路80を介して右側走行油圧ポンプ61に流入する。右側走行油圧ポンプ61に流入した作動油は、油路79とこの油路79から分岐した油路78とで流量が略半分ずつに分流され、油路79を介して第2流路切換弁65bのAポートに流入し、油路78を介して第1流路切換弁65aのTポートに流入する。第1流路切換弁65aのTポートに流入した作動油は、Bポートから油路76を介して流出し、油路79を介して第2流路切換弁65bのAポートに流入してBポートから油路77を介して流出した作動油と合流されて左側走行油圧モータ16Lに流入する。左側走行油圧モータ16Lに流入した作動油は、油路74とこの油路74から分岐した油路75とで流量が略半分ずつに分流され、油路74を介して分集流弁63のBポートに流入し、油路75を介して第1流路切換弁65aのAポートに流入する。第1流路切換弁65aのAポートに流入した作動油は、Pポートから油路72を介して分集流弁63のAポートに流入する。分集流弁63のAポートおよびBポートにそれぞれ流入した作動油は、分集流弁63で集流(合流)されてPポートから流出し、油路71を介して走行油圧ポンプ61の一方の吸込吐出口に戻る。
このように軌陸作業車1では、高トルク低速走行および低トルク高速走行のいずれの走行を行う場合であっても、走行油圧ポンプ61から吐出される作動油は、流路切換手段65に流入する際に略半分ずつの流量に分流されて、第1流路切換弁65aおよび第2流路切換弁65bにそれぞれ流入されるため、各切換弁65a,65bに流入する油量を少なくすることができ、小さな切換弁で走行油圧回路を構成することができる。これにより安価な切換弁を用いることができ、走行油圧回路におけるコストを低減させることができる。
また、従来では、油路の分岐によって略半分ずつの流量に分流して左右の走行油圧モータに供給する構成であったため、左右の鉄輪(駆動輪)のどちらか一方に荷重が偏った場合に、荷重が小さい側の鉄輪を駆動するモータに供給される作動油の流量が多くなり、荷重が大きい側の鉄輪を駆動するモータに供給される作動油の流量が少なくなることで、荷重の大きい側の鉄輪を駆動することができなくて走行できなくなるという問題があった。しかしながら、軌陸作業車1では、走行油圧ポンプ61から吐出される作動油が分集流弁63によって略半分ずつの流量に分流されて左および右側走行油圧モータ16L,16Rに供給されるため、左右の鉄輪15のどちらか一方に荷重が偏った場合であっても、左および右側走行油圧モータ16L,16Rに常に同量の作動油が供給されるので、荷重が大きい側の鉄輪を駆動することができなくて走行できなくなるといった事態を防止することができる。
軌道R上を走行する軌陸作業車1を停止させるには、走行操作レバー44を中立位置に復帰させる。このとき、走行操作検出器44aからコントローラ51に走行停止信号が入力され、コントローラ51は斜板制御アクチュエータ62に走行油圧ポンプ61の吐出量を零にする作動制御信号を出力し、左および右側走行油圧モータ16L,16Rへの作動油の供給を停止させるとともに、シャットオフ弁94に油路84を開放させる作動制御信号を出力し、リリーフ弁93に所定量弁を絞らせる作動制御信号を出力して、ブレーキ装置92へブレーキ用油圧ポンプ91からの作動油を供給し、ブレーキ装置92に所定ブレーキ圧による鉄輪15の制動を行わせる。
リリーフ弁93およびシャットオフ弁94への作動制御信号の出力は、制動開始から所定時間(例えば、15秒程度)行われ、この所定時間が経過すると、コントローラ51はシャットオフ弁94に油路84を閉鎖させる作動制御信号を出力し、リリーフ弁93に完全に弁を開かせる作動制御信号を出力して、ブレーキ装置92への作動油の供給を停止させる。また、制動開始から所定時間(例えば、10秒程度)経過後に、コントローラ51は駐車ブレーキ制御弁96に油路85と油路86とを遮断して駐車ブレーキ装置95への作動油の供給を停止させる作動制御信号を出力し、駐車ブレーキ装置95に左および右側走行油圧モータ16L,16Rの鉄輪駆動軸をロックさせる。これにより、軌陸作業車1は停止状態となる。
これまで本発明に係る実施形態を説明してきたが、本発明の範囲は上述の実施形態に示したものに限定されない。例えば、上述の実施形態では、走行油圧ポンプ61の一方の吸込吐出口から吐出された作動油が、左および右側走行油圧モータ16L,16Rに供給された後に、走行油圧ポンプ61の他方の吸込吐出口に戻る閉回路について説明したが、走行油圧ポンプから吐出された作動油が、左右の走行油圧モータに供給された後に、油タンクに戻るオープン回路であってもよい。
また、上述の実施形態では、走行油圧ポンプ61が電動モータや小型のエンジン等からなる動力源PSにより駆動される構成について説明したが、走行油圧ポンプ61は、道路走行時におけるタイヤ車輪12の駆動源である車両エンジンの出力を取り出すパワーテイクオフ機構に接続され、パワーテイクオフ機構を介して車両エンジンにより駆動される構成であってもよい。
また、上述の実施形態では、本発明が適用される走行車両の一例として、軌陸作業車の軌道走行時について説明したが、本発明は軌道走行車両に限定されるものではなく、左右の駆動輪にそれぞれ接続された走行油圧モータを回転駆動させることで走行可能に構成された走行車両であれば、ホイール式の車両、またはクローラ式の車両においても、本発明を適用することが可能である。
1 軌陸作業車(走行車両)
15 鉄輪(車輪、駆動輪)
16L,16R 走行油圧モータ
61 走行油圧ポンプ(油圧ポンプ)
63 分集流弁(分流弁)
65 流路切換手段
65a 第1流路切換弁
65b 第2流路切換弁

Claims (2)

  1. 車体の前後左右に設けられた複数の車輪と、
    作動油の供給を受けて前記複数の車輪のうち左右一対の駆動輪をそれぞれ駆動する左右の走行油圧モータと、
    前記左右の走行油圧モータに作動油を供給する油圧ポンプと、
    前記油圧ポンプから吐出された作動油を略半分ずつの流量の作動油に分流する分流弁と、
    前記分流弁により分流された各作動油を前記左右の走行油圧モータに対して並列または直列に供給させるかを切り換える流路切換手段とを備え、
    前記流路切換手段は、第1流路切換弁と第2流路切換弁とから構成され、
    前記第1および第2流路切換弁を一方の切換位置としたときに、前記油圧ポンプから吐出された作動油が前記分流弁により略半分ずつの流量の作動油に分流され、一方の作動油が前記左右の走行油圧モータの一方に流れ、他方の作動油が前記第2流路切換弁を経て前記左右の走行油圧モータの他方に流れ、前記左右の走行油圧モータの一方を流れた作動油が前記第2流路切換弁を経て前記左右の走行油圧モータの他方を流れた作動油と合流されて前記油圧ポンプまたは油タンクに戻る並列油圧回路を構成し、
    前記第1および第2流路切換弁を他方の切換位置としたときに、前記油圧ポンプから吐出された作動油が前記分流弁により略半分ずつの流量の作動油に分流され、一方の作動油が前記第1流路切換弁を経た他方の作動油と合流されて前記左右の走行油圧モータの一方に流れた後、分岐油路により略半分ずつの流量の作動油に分流され、前記第1流路切換弁を経た一方の作動油と前記第2流路切換弁を経た他方の作動油とが再び合流されて前記左右の走行油圧モータの他方に流れ、前記油圧ポンプまたは油タンクに戻る直列油圧回路を構成することを特徴とする走行車両。
  2. 前記第1および第2流路切換弁はそれぞれ4ポート2位置切換弁であり、
    前記第1流路切換弁は、前記一方の切換位置となったときに第1ポート(P)、第2ポート(T)、第3ポート(A)および第4ポート(B)が全て閉じた状態となり、前記他方の切換位置となったときに前記第1ポートと前記第3ポートとが通じ、前記第2ポートと前記第4ポートとが通じた状態となるように構成され、
    前記第2流路切換弁は、前記一方の切換位置となったときに第1ポート(P)と第3ポート(A)とが通じ、第2ポート(T)と第4ポート(B)とが通じた状態となり、前記他方の切換位置となったときに前記第1ポートおよび前記第2ポートが閉じ、前記第3ポートと前記第4ポートとが通じる状態となるように構成され、
    前記分流弁の第1流出ポート(B)が、第1油路(74)を介して前記左右の走行油圧モータの一方のモータの吸込口に接続され、
    前記一方のモータの吐出口が、第2油路(76)を介して前記第1流路切換弁の前記第4ポートに接続され、前記第2油路から分岐した第3油路(77)を介して前記第2流路切換弁の前記第4ポートに接続され、
    前記分流弁の第2流出ポート(A)が、第4油路(72)を介して前記第1流路切換弁の前記第1ポートに接続され、前記第4油路から分岐した第5油路(73)を介して前記第2流路切換弁の前記第1ポートに接続され、
    前記第2流路切換弁は、前記第3ポートが第6油路(79)を介して前記左右の走行油圧モータの他方のモータの吸込口に接続され、前記第2ポートが第7油路(81)を介して前記他方のモータの吐出口と前記油圧ポンプまたは油タンクとを繋ぐ戻り油路(80)に接続され、
    前記第1流路切換弁は、前記第3ポートが第8油路(75)を介して前記第1油路に接続され、前記第2ポートが第9油路(78)を介して前記第6油路に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の走行車両。
JP2011125769A 2011-06-03 2011-06-03 走行車両 Active JP5844553B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011125769A JP5844553B2 (ja) 2011-06-03 2011-06-03 走行車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011125769A JP5844553B2 (ja) 2011-06-03 2011-06-03 走行車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012251625A JP2012251625A (ja) 2012-12-20
JP5844553B2 true JP5844553B2 (ja) 2016-01-20

Family

ID=47524618

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011125769A Active JP5844553B2 (ja) 2011-06-03 2011-06-03 走行車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5844553B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100752862B1 (ko) * 2001-01-03 2007-08-29 엘지전자 주식회사 표면전도전자 방출형 표시소자의 제조방법
JP5971862B2 (ja) * 2013-03-29 2016-08-17 日立建機株式会社 作業機械
CN106740081A (zh) * 2016-12-16 2017-05-31 徐工消防安全装备有限公司 一种高空作业平台四驱控制系统
GB201800455D0 (en) 2018-01-11 2018-02-28 Leonardo Mw Ltd Radar systems
CN110744999B (zh) * 2019-10-28 2021-06-25 江苏军源装备制造有限公司 一种用于车辆的液压差速控制系统

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05246259A (ja) * 1992-03-06 1993-09-24 Nippondenso Co Ltd 4輪駆動車
JPH1192094A (ja) * 1997-09-19 1999-04-06 Toyota Autom Loom Works Ltd 走行用油圧回路
JP4618524B2 (ja) * 2001-02-14 2011-01-26 豊和工業株式会社 走行車の流体圧駆動回路切換装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012251625A (ja) 2012-12-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10711438B2 (en) Hydraulic system for working machine
JP5844553B2 (ja) 走行車両
JP6716413B2 (ja) 作業機の油圧システム及び作業機
US9394924B2 (en) Hydrostatic system configured to be integrated in an excavator
US11001990B2 (en) Working machine
JP6502223B2 (ja) 作業機の油圧システム
US10435867B2 (en) Hydraulic system for working machine
JP6961542B2 (ja) 作業機の油圧システム
US11753798B2 (en) Hydraulic system for working machine
WO2016163058A1 (ja) 作業機の油圧システム及びこの油圧システムを備えた作業機
JP2020002991A (ja) 作業機の油圧システム
JP2018108806A (ja) 作業機の油圧システム
JP5996911B2 (ja) 油圧駆動装置
JP2020026819A (ja) 作業機の油圧システム及び作業機の油圧制御方法
JP2021177100A (ja) 作業機の油圧システム
JP7023816B2 (ja) 作業機の油圧システム
JP6903541B2 (ja) 作業機の油圧システム
JP2020002992A (ja) 作業機の油圧システム
JP6629282B2 (ja) 作業機の油圧システム
JP5858748B2 (ja) 作業機の油圧駆動装置
JP6071601B2 (ja) 車両の制動装置
JP6632597B2 (ja) 作業機の油圧システム
JP4002902B2 (ja) 油圧走行駆動機構
JPH0248517Y2 (ja)
JP3781753B2 (ja) クローラ式運搬車の油圧走行駆動機構

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140519

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150313

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150318

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150515

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151119

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5844553

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250