JP5842719B2 - 車両用シートフレームの製造方法 - Google Patents

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本発明は、車両用シートフレームの製造方法に関する。詳しくは、互いに融点の異なる異種の金属材料より成る第1の構成フレームと第2の構成フレームとを備えた車両用シートフレームの製造方法に関する。
従来、車両用シートのフレーム構造として、アルミニウム合金の押出し材から成るフレーム材と、鋼材から成るフレーム材と、を一体に接合したものが知られている(特許文献1)。
特開2011−143816号公報
しかし、上記特許文献1に記載の従来技術のように、互いに融点の異なる異種の金属同士を溶接により接合すると、接合界面に脆弱な金属間化合物が生成されやすく、充分な接合強度が得られないという問題がある。本発明は、上記問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、互いに融点の異なる異種の金属材料より成るフレーム同士を十分な接合強度が得られるように接合できるようにすることにある。
上記課題を解決するために、本発明の車両用シートフレームの製造方法は次の手段をとる。
第1の発明は、互いに融点の異なる異種の金属材料より成る第1の構成フレームと第2の構成フレームとを備えた車両用シートフレームの製造方法である。第1の構成フレームは、閉じた横断面形状を持つ構成とされ、第2の構成フレームは、金属材料の射出成形材から成る構成とされている。第2の構成フレームを成形する溶融金属が流し込まれる成形型内に第1の構成フレームをセットし、第1の構成フレームの周面の周方向の全域に上記溶融金属を環状に閉じた形で囲うように行き渡らせて一体的に接合させた状態に硬化させることにより、第2の構成フレームと第1の構成フレームとを互いに一体化させ構成とした。
この第1の発明によれば、互いに融点の異なる異種の金属材料より成る第1の構成フレームと第2の構成フレームとを、溶接することなく接合することができる。具体的には、第1の構成フレームの周面に第2の構成フレームを成形する溶融金属を行き渡らせて一体的に接合させた状態に硬化させる構成により、これらを十分な接合強度が得られるように接合することができる。
第2の発明は、上述した第1の発明において、第1の構成フレームを第2の構成フレームよりも融点の高い金属材料により形成したものである。
この第2の発明によれば、第1の構成フレームの周面に第2の構成フレームを成形する溶融金属を行き渡らせても、第1の構成フレームが溶け難くなるため、これらを目的の形に良好に接合することができる。
第3の発明は、上述した第1又は第2の発明において、第1の構成フレームをアルミニウム合金の押出し成形により形成してシートバックのサイドフレームに採用し、第2の構成フレームをマグネシウム合金の射出成形により形成して上記サイドフレームと一体的とされるシートバックの上部又は下部のフレームに採用したものである。
この第3の発明によれば、第1の構成フレームをアルミニウム合金の押出し成形により形成してシートバックのサイドフレームに採用することにより、シートバックのサイドフレームを軽量かつ構造強度の高い構成とすることができる。具体的には、第1の構成フレームを構造強度の高い閉断面形状に形成したり、その内部に補強用のリブを跨らせた断面形状にしたりすることができ、マグネシウム合金の射出成形時においても、射出圧によって断面形状が押し潰されないように強固な形状に形成することができる。また、第2の構成フレームをマグネシウム合金の射出成形により形成してシートバックの上部又は下部のフレームに採用することにより、この上部又は下部のフレームを、複雑構造のものであっても簡便に、軽量かつ高強度に形成することができる。
実施例1のシートバックフレームの構成を示した斜視図である。 図1のII-II線断面図である。 実施例2のシートバックフレームの構成を示した要部断面図である。 実施例3のシートバックフレームの構成を示した要部断面図である。 (a)〜(c)他の実施例の車両用シートフレームの構成を示した要部断面図である。 (a)〜(b)他の実施例の車両用シートフレームの構成を示した要部断面図である。 他の実施例の車両用シートフレームの構成を示した要部断面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
始めに、実施例1の車両用シートフレームの構成について、図1〜図2を用いて説明する。本実施例の車両用シートフレームは、自動車の運転席シートの後ろ側に配設されたセカンドシートのシートバックの骨格を成すシートバックフレーム1として構成されている。このシートバックフレーム1は、シートバックの上下左右の各側部の骨格を成す四角枠状の形に形成されている。具体的には、このシートバックフレーム1は、アルミニウム合金の押出し材より成る縦長状のサイドフレーム10と、このサイドフレーム10の上端部と下端部とにそれぞれ横側の端部が結合されてサイドフレーム10と横並び状に一体的に形成された「コ」字形状の枠フレーム20と、によって四角枠状に組まれて構成されている。上述したサイドフレーム10は、シートバックの車両外側の側部の骨格を成しており、枠フレーム20は、シートバックの上側部と車両内側の側部と下側部の骨格を成している。ここで、サイドフレーム10が本発明の「第1の構成フレーム」に相当し、枠フレーム20が本発明の「第2の構成フレーム」に相当する。
上述したサイドフレーム10は、アルミニウム合金の押出し成形により、断面が均一な縦長状のストレートな角筒形状に形成されている。詳しくは、サイドフレーム10は、前後方向に長尺な矩形の横断面形状をもつ角筒形状に形成されている。サイドフレーム10がアルミニウム合金の押出し材により形成されることにより、サイドフレーム10は、比較的軽量でありながら、曲げや捩りに対する高い構造高度を備えた構成とされている。ここで、本実施例のシートバックフレーム1が適用されている車両用シートは、着座乗員の身体を拘束する図示しないシートベルト装置がシートバック付けの構成となっており、上述したサイドフレーム10の上部に、図示しないシートベルト装置のベルトウェビングを前側に引き出すための引出口Boが設定されている。
このように、シートベルト装置がシートバック付けの構成となっていることにより、上述したベルトウェビングの引出口Boが設定された車両外側のサイドフレーム10には、車両の前突発生時に、着座乗員の身体をベルトウェビングにより受け止めることによる荷重により、上記引出口Boを入力点として下端を支点に前方向に曲げられる大荷重がかけられることとなる。そのため、車両外側のサイドフレーム10には、上述したような大荷重が入力された場合にも、これを強い力で支持することのできる高い構造強度を備えた構成が要求される。そこで、本実施例では、上記のようにサイドフレーム10をアルミニウム合金の押出し材により、前後方向に長尺な矩形の閉じた横断面形状に形成することにより、サイドフレーム10を上述した大荷重にも耐えることのできる高い構造強度をもたせた構成としている。
一方、上述した「コ」字形状の枠フレーム20は、マグネシウム合金の射出成形(チクソモールディング)により形成されている。このような成形法を用いることにより、枠フレーム20は、一度の成形によって、シートバックの上側部の骨格を成す横長状の上枠部21と、シートバックの上記サイドフレーム10とは反対側(車両内側)の側部の骨格を成す縦長状の横枠部22と、シートバックの下側部の骨格を成す横長状の下枠部23と、を一体に有する「コ」字形状に簡便に形作られている。
詳しくは、上記枠フレーム20には、上述した他にも、上枠部21に図示しないヘッドレストのステーを固定するための筒状の2本のサポート部材をそれぞれ装着するための角筒状のホルダー部21Aがあったり、横枠部22や下枠部23に図示しないバネやワイヤー等の装備部材を引掛けるための孔部24があったり、全体に補強用のリブ形状や何らかの目的のための溝形状などの凹凸状の起伏部25があったりする複雑形状となっている。しかし、このような複雑形状の枠フレーム20が、上述したようにマグネシウム合金の射出成形(チクソモールディング)により形成されていることにより、一度の射出成形によって目的とする形に良好に形作られている。上記のように形成された枠フレーム20は、マグネシウム合金の鋳物として形成されていることで厚みがあるが軽量であり、高い構造強度を備えた構成とされている。
上述した枠フレーム20は、その射出成形時に、成形型内にサイドフレーム10がセットされてインサートされた状態で溶融金属が射出されて流し込まれて硬化されることにより、サイドフレーム10と一体的に接合された状態として形成されている。具体的には、サイドフレーム10は、成形型内における、枠フレーム20の上枠部21の自由端側の端部が成形される箇所(囲い部21B)と下枠部23の自由端側の端部が成形される箇所(囲い部23A)との間に跨って架け渡されるようにセットされ、成形型内にマグネシウム合金の溶融金属が流し込まれることにより、その上端部と下端部の各外周面(周面10A)を囲うように溶融金属が流し込まれて(囲い部21B,23A)一体的に接合された状態に硬化されるようになっている。
上述したサイドフレーム10の上端部と下端部の各周面10Aを囲うように溶融金属が流し込まれて形成された各囲い部21B,23Aは、その環状に閉じた囲い形状により、サイドフレーム10の各周面10Aに対して強固に連結された状態を維持可能な高い構造強度を備えていると共に、サイドフレーム10の各周面10Aに対して広く面接合された状態として、サイドフレーム10の各周面10Aに対して高い接合強度で接合された状態とされている。
ここで、上述した枠フレーム20の射出成形時に成形型内に流し込まれるマグネシウム合金は、成形型内にセットされるアルミニウム合金製のサイドフレーム10よりも融点が低く構成されている。したがって、サイドフレーム10の上端部と下端部の各周面10Aに枠フレーム20を成形する溶融金属を行き渡らせても、サイドフレーム10が溶け難くなっているため、これらを目的の形に良好に接合することができる。
このように、本実施例の車両用シートフレーム(シートバックフレーム1)は、互いに融点の異なる異種の金属材料より成る2つのフレーム同士(アルミニウム合金の押出し材より成るサイドフレーム10と、マグネシウム合金のチクソモールディングより成る枠フレーム20)を、互いに溶接することなく十分な接合強度が得られるように接合されている。また、サイドフレーム10をアルミニウム合金の押出し成形により形成したことにより、サイドフレーム10を軽量かつ構造強度の高い構成とすることができると共に、構造強度の高い閉断面形状の形に簡便に形成することができる。したがって、マグネシウム合金の射出成形時においても、射出圧によって断面形状が押し潰されないように強固な構造(形状)にすることができる。また、枠フレーム20をマグネシウム合金の射出成形により形成したことにより、枠フレーム20を、複雑構造のものであっても簡便に、軽量かつ高強度に形成することができる。なお、枠フレーム20の囲い部21B,23Aは、必ずしもサイドフレーム10の周面10A全部を囲う環状形状となっていなくてもよく、サイドフレーム10の周面10Aを囲うように有端状の形(横断面が開いた形)に形成されたものであってもよい。
続いて、実施例2の車両用シートフレーム(シートバックフレーム1)の構成について、図3を用いて説明する。なお、本実施例では、実施例1で説明したシートバックフレーム1と実質的な構成及び作用が同じとなる箇所については、これらと同一の符号を付して説明を省略し、構成が異なる箇所について詳しく説明することとする。本実施例のシートバックフレーム1は、アルミニウム合金の押出し材より成るサイドフレーム10(第1の構成フレーム)の横断面形状が、前後方向に長尺な矩形の閉じた横断面形状に形成されている点は実施例1の構成と同じであるが、その矩形の横断面を構成する各辺の中央が内側に凹んだ凹条11を有した横断面形状に形成されている。
上記凹条11を有する横断面形状のサイドフレーム10の上端部と下端部の各周面10Aに、枠フレーム20(第2の構成フレーム)を成形するマグネシウム合金の溶融金属が流し込まれて硬化されることにより、これら周面10Aを囲うように形成された各囲い部21B,23Aは、サイドフレーム10の各凹条11内にも溶融金属が流し込まれて硬化された状態として、サイドフレーム10の各周面10Aに対してより広く面接合されると共に、各凹条11との嵌合により周方向の嵌合力が高められた状態としてより高い接合強度で接合された状態とされている。
このように、サイドフレーム10をアルミニウム合金の押出しにより成形する技術を利用して、サイドフレーム10を上記凹条11を有した矩形の閉じた横断面形状に簡便に形成することができる。したがって、サイドフレーム10を強固な閉じ断面形状の形に形成することができると共に、サイドフレーム10にチクソモールディングによってマグネシウム合金より成る枠フレーム20を強固に一体的に接合した状態に成形することができる。
続いて、実施例3の車両用シートフレーム(シートバックフレーム1)の構成について、図4を用いて説明する。なお、本実施例では、実施例1で説明したシートバックフレーム1と実質的な構成及び作用が同じとなる箇所については、これらと同一の符号を付して説明を省略し、構成が異なる箇所について詳しく説明することとする。本実施例のシートバックフレーム1は、アルミニウム合金の押出し材より成るサイドフレーム10(第1の構成フレーム)の横断面形状が、前後方向に長尺な矩形の閉じた横断面形状に形成されている点は実施例1の構成と同じであるが、その外周面(周面10A)が、表面粗さの粗い形質に仕上げられている。
上記表面粗さの粗いサイドフレーム10の周面10Aに、枠フレーム20(第2の構成フレーム)を成形するマグネシウム合金の溶融金属が流し込まれて硬化されることにより、これら周面10Aを囲うように形成された各囲い部21B,23Aは、サイドフレーム10の表面粗さの粗い周面10Aに絡み付くように流し込まれて硬化された状態として、サイドフレーム10の各周面10Aに対してより広く面接合されると共に、表面粗さの粗い周面10Aとの絡み付いた結合により周方向の嵌合力が高められた状態としてより高い接合強度で接合された状態とされている。
このように、枠フレーム20をチクソモールディングによってサイドフレーム10に一体成形する技術を利用して、サイドフレーム10の周面10Aの表面粗さを粗くする簡単な構成により、サイドフレーム10に対する枠フレーム20の接合強度を効果的に高めることができる。
以上、本発明の実施形態を3つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施することができるものである。例えば、図5(a)〜(c)に示すように、アルミニウム合金の押出し材より成るサイドフレーム10(第1の構成フレーム)の横断面形状を、矩形の内部にリブ12を突出させた形に形成してもよい。サイドフレーム10がアルミニウム合金の押出しにより成形される技術を利用することで、このようなリブ12を立てたサイドフレーム10の横断面形状を簡便に形成することができる。図5(a)に示すサイドフレーム10は、矩形の横断面形状の内部中央に、板状のリブ12が短手方向に架け渡されるように形成された横断面形状とされている。図5(b)に示すサイドフレーム10は、矩形の横断面形状の内部中央に、板状のリブ12が、短手方向の両側壁から突起状に張り出して形成された横断面形状とされている。図5(c)に示すサイドフレーム10は、矩形の横断面形状の内部四隅に、肉盛り状に形状を厚肉化させるリブ12が形成された横断面形状とされている。これらリブ12が形成された構成により、サイドフレーム10の構造強度がより高められた構成となっている。
また、図6(a)〜(b)に示すように、アルミニウム合金の押出し材より成るサイドフレーム10(第1の構成フレーム)の横断面形状を、「H」字状の開断面形状(図6(a))の形としたり、矩形の外周部にひれ部13を突出させて形成した形にしてもよい。サイドフレーム10がアルミニウム合金の押出しにより成形される技術を利用することで、このような開断面形状や閉断面に突起を立てるサイドフレーム10の横断面形状を簡便に形成することができる。図6(a)に示すサイドフレーム10は、「H」字状の開断面の各端部に、開口を閉じる方向に向けて短く突出するひれ部13が形成されており、これらひれ部13によって開口が窄められた空間内に、枠フレーム20(第2の構成フレーム)を成形するマグネシウム合金の溶融金属が流し込まれて硬化されることにより、枠フレーム20がサイドフレーム10に強固に一体的に接合された状態とされている。図6(b)に示すサイドフレーム10は、矩形の外周部の四隅の各端部に、フック状に折れ曲がって延びることでサイドフレーム10の側部に開口が窄められる形の空間を形成するひれ部13が突出して形成されており、これらひれ部13によって開口が窄められた空間内に、枠フレーム20を成形するマグネシウム合金の溶融金属が流し込まれて硬化されることにより、枠フレーム20がサイドフレーム10に強固に一体的に接合された状態とされている。これらひれ部13が形成された構成により、枠フレーム20を、上記実施例1〜3で示したようなサイドフレーム10の周面10Aを囲う囲い部(21B,23A)を有する形状に成形しなくても、サイドフレーム10に強固に一体的に接合させた状態に成形することができる。
また、図7に示すように、サイドフレーム10の横断面形状を、実施例2の図3で示したように、周面10Aの一部を凹ませた凹条11(或いは突出させた凸条)を有する横断面形状とすることにより、枠フレーム20(第2の構成フレーム)を成形するマグネシウム合金の溶融金属を、サイドフレーム10の周面10A全周に回し込まなくとも、サイドフレーム10を挟み込む形状にして、その挟み込む外周面(周面10A)上に凹条11(又は凸条)を形成して凹条11(又は凸条)に枠フレーム20の形状がかかるようにマグネシウム合金の溶融金属を流し込んで硬化させることにより、枠フレーム20を、上記実施例1〜3で示したようなサイドフレーム10の周面10Aを囲う囲い部(21B,23A)を有する形状に成形しなくても、サイドフレーム10に強固に一体的に接合させた状態に成形することができる。
また、上記各実施例では、本発明の「第1の構成フレーム」に相当するものとしてシートバックフレーム1のサイドフレーム10を例示し、本発明の「第2の構成フレーム」に相当するものとしてシートバックフレーム1の枠フレーム20を例示したが、これら「第1の構成フレーム」や「第2の構成フレーム」は、互いに融点の異なる異種の金属材料より成る車両用シートフレームを構成するものであれば、どのような箇所、どのような金属材料よりなるものであっても構わない。但し、第1の構成フレームを第2の構成フレームよりも融点の高い金属材料により形成することが好ましい。具体的には、「第1の構成フレーム」を鉄材とし、「第2の構成フレーム」をマグネシウム合金やアルミニウム合金としたものが挙げられる。
また、上記各実施例では、枠フレーム20をチクソモールディングによって形成したものを例示したが、枠フレームは、ダイカストで形成されてもよい。また、上記図1〜図6に示した各構成は、それぞれ別個に適用されるものでなくてもよく、これらを適宜組み合わせた構成としたものであってもよい。
1 シートバックフレーム(車両用シートフレーム)
10 サイドフレーム(第1の構成フレーム)
10A 周面
11 凹条
12 リブ
13 ひれ部
20 枠フレーム(第2の構成フレーム)
21 上枠部
21A ホルダー部
21B 囲い部
22 横枠部
23 下枠部
23A 囲い部
24 孔部
25 起伏部
Bo 引出口

Claims (3)

  1. 互いに融点の異なる異種の金属材料より成る第1の構成フレームと第2の構成フレームとを備えた車両用シートフレームの製造方法であって、
    前記第1の構成フレームは、閉じた横断面形状を持つ構成とされ、前記第2の構成フレームは、金属材料の射出成形材から成る構成とされ、
    前記第2の構成フレームを成形する溶融金属が流し込まれる成形型内に前記第1の構成フレームをセットし、該第1の構成フレームの周面の周方向の全域に前記溶融金属を環状に閉じた形で囲うように行き渡らせて一体的に接合させた状態に硬化させることにより、前記第2の構成フレームと前記第1の構成フレームとを互いに一体化させることを特徴とする車両用シートフレームの製造方法
  2. 請求項1に記載の車両用シートフレームの製造方法であって、
    前記第1の構成フレームを前記第2の構成フレームよりも融点の高い金属材料により形成したことを特徴とする車両用シートフレームの製造方法
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車両用シートフレームの製造方法であって、
    前記第1の構成フレームをアルミニウム合金の押出し成形により形成してシートバックのサイドフレームとして構成し、前記第2の構成フレームをマグネシウム合金の射出成形により形成して前記サイドフレームと一体的とされる前記シートバックの上部又は下部のフレームとして構成したことを特徴とする車両用シートフレームの製造方法
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