JP5840592B2 - ピッキング用台車 - Google Patents

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Description

本発明は、倉庫などの商品棚に保管してある商品のピッキング作業に用いられるピッキング用台車であって、特に、ピッキングした商品を収納する収納用コンテナを多数必要とした状況であっても、作業者の負担を軽減することができ、また、仕向先への商品配送作業の効率化も図れることも可能なピッキング用台車に関するものである。
従来から、倉庫などの商品を保管している場所では、保管商品のピッキングの作業効率を高めるため、商品の保管棚を配置し、各保管棚の間に通路を設け、その通路に沿って、作業者が、ピッキング商品の収納用コンテナを積載したピッキング用台車を走行させ、商品のピッキング作業を行うようにしている。
また、ピッキング作業効率を向上させるため、商品や棚に付けられた識別記号を読み取るためのリーダーや、ピッキング作業メニューなどの情報を表示する液晶ディスプレイなどのピッキングデータ機器を構成する小型コンピューターを主体とした電子機器等が搭載されたピッキング用台車も使われてきている。
例えば、特許文献1には、移動台車と、該移動台車に積載した出荷先別箱と、前記移動台車の上部の操作側近傍に設けた制御盤と、前記制御盤に入力された出荷情報を表示する表示器と、商品を計量し前記制御盤と連動するように前記制御盤上に設けた計量器とから成ることを特徴とするピッキング台車が開示されている。この技術によれば、出荷情報に基づいて自動的に正確な個数の商品が出荷され、あらためて数量検品をするための人員を必要としないので作業効率面での向上が図れるとしている。
また、特許文献2には、物品が投入される、または取出される物品収納容器が、左右方向より載置される容器載置部を上下複数段に備え、作業者により前記左右方向と直交する前後方向へ押し引き移動される作業用台車であって、前記各容器載置部が、前記物品収納容器を下方から支持する下部支持部を備え、最下段の容器載置部の前後外方にそれぞれ、車輪支持部を介して前記作業用台車を移動自在に支持する車輪を設け、前記前後の車輪と間に、最下段の容器載置部の下部支持部を前記車輪の輪径幅と重なる高さで支持することを特徴とする作業用台車が開示されている。
その他、例えば、特許文献3には、フレームの下面に走行用キャスタを具備すると共に、上面にピッキングする物品を収容するためのコンテナを積載するように形成されたピッキングカートにおいて、前記コンテナの積載部を形成するフレームを、このカートの走行方向に平行な縦フレーム部材とこの縦フレーム部材に直交又は交叉する横フレーム部材とにより形成すると共に、前記フレーム部材の上面に、積載するコンテナの底部外周を囲む小立壁を設けたことを特徴とするピッキングカートが開示されている。
上記特許文献に開示されている技術のように、従来から、商品等のピッキングを目的とする台車については、その構造面や、機能面において、様々な改良がなされてきている。
実開平01−70704号公報 特開2009−227010公報 特開2001−139113公報
しかしながら、上記特許文献に開示されているようなピッキング用台車は、例えば、ピッキング作業の生産性を高めるために、一度に多数(例えば、6個)の収納用コンテナを積載面に積載しようとすると、積載面の範囲が限られているため、商品を収納したコンテナを逐次持ち上げ、空いているスペースに移動させるといった作業が発生するため、作業者の負担が増大してしまうという指摘がされている。また、配送効率の向上のため、収納用コンテナを2段積みにして、ベルトコンベアに積み流すといった配送作業を行う場合にも、やはり作業者の負担が大きくなってしまう。
本発明は、上述の問題を解決するためのもので、多数積載した収納用のコンテナを積載面において容易に移動させることが可能となり、ピッキング作業の効率性を向上させることができるピッキング用台車を提供することを目的としている。
上述の課題に対応するため、本発明は、以下の技術的手段を講じている。
即ち、請求項1記載の発明は、フレームの下面に走行用キャスターと、上面にピッキングした物品を収容するためのコンテナを積載するコンテナ積載部が設けられ、ピッキング作業者により後方から前後方向へと押し引き移動されるピッキング用台車であって、前記コンテナ積載部は、前記コンテナを積載させ、その状態で当該コンテナを前記ピッキング用台車の前後方向へ移動可能にする左右一対のローラー部材と、前記ローラー部材間に取り付けられ、前記コンテナを載置可能で前記コンテナ積載部の前方の所定の位置までスライド可能に構成されるスライド部材と、前記スライド部材の前方先端近傍に取り付けられ前記コンテナ積載部に積載したコンテナの前方への移動を規制可能とする先端ストッパーと、軸中心に回転して一端が前記スライド部材を前方へ引き出していない初期位置でロック可能なロック片と、バネ規制により所定位置に配置され、前記バネ規制に抗って移動して前記ロック片の他端に当接し当該ロック片を軸中心に回転させて前記スライド部材へのロックを解除するスライドレバーと、を具備していることを特徴とするピッキング用台車である。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載のピッキング用台車であって、前記スライド部材は、前記ローラー部材の両内側面にそれぞれ設けられた前記スライド部材を前記ピッキング用台車の前後方向に案内するレール部材に取り付けられてなることを特徴としている。
そして、請求項3記載の発明は、請求項1記載のピッキング用台車であって、前記先端ストッパーは、前記ピッキング用台車の左右方向を軸中心として回動可能に前記スライド部材に取り付けられていることを特徴としている。
そして、請求項記載の発明は、請求項1〜何れか1項記載のピッキング用台車であって、前記ローラー部材は、後方にピッキング作業部と、前方に収納用コンテナの積載部とに区画されており、前記ピッキング作業部と前記収納用コンテナの積載部との間に、前記ピッキング作業部に積載されている収納用コンテナの前記コンテナ積載部の前方への移動を規制可能とするストッパーが設けられていることを特徴としている。
さらに、請求項記載の発明は、請求項1〜何れか1項記載のピッキング用台車であって、前記コンテナ積載部には、その所定位置において、当該コンテナ積載部に積載されている収納用コンテナの前記ピッキング用台車の後方向への移動を規制するアンチバックストッパーが設けられていることを特徴としている。
本発明によると、ピッキング用台車に積載する収納用コンテナの数が多数(例えば、6個)必要となった場合であっても、スライド部材を前方方向へと摺動させることにより、収納用コンテナ積載面の範囲を前方方向へと拡張することができるようになるため、ピッキングする商品の収納や梱包作業にかかる負担の軽減が可能となる。
また、左右一対に設けられるローラー部材によって収納用コンテナの前後方向への移動が極めて容易になるため、ピッキング作業者の負担が大幅に軽減される。また、コンテナ積載部の前方方向へと傾倒可能な先端ストッパーがローラー部材間のスライド部材に取り付けられているため、収納用コンテナの落下防止等が図られるとともに、作業者が、収納用コンテナをベルトコンベア等に移し替える際の作業負担も大幅に軽減されることになる。
その他、ピッキング作業部の収納用コンテナの積載部側にストッパーが設けられているため、ピッキング作業の正確性の向上に繋がる。さらに、収納用コンテナの積載部の前記ピッキング作業部側にアンチバックストッパーが設けられているため、コンテナ積載部に積載される収納用コンテナの安定性の向上も望める。
本発明に係るピッキング用台車の実施形態を示した図で、(a)は平面図、(b)右側面図を表している。 本発明に係るピッキング用台車の実施形態のうち、スライド部材の動作状態を示した図で、(a)はピッキング用台車平面図、(b)はスライド部材のロック構造の右側面概略図、(c)はピッキング用台車右側面図を表している。 本発明に係るピッキング用台車の実施形態のうち、先端ストッパーを回動させる状態を示した右側面の一部拡大図である。 本発明に係るピッキング用台車の実施形態のうち、ストッパーの構成を示した一部拡大図で、(a)はロック状態の右側面図、(b)はロックフリー状態の右側面図を表している。 本発明に係るピッキング用台車の実施形態のうち、アンチバックストッパーの構成を示した右側面の一部拡大図を表している。 本発明に係るピッキング用台車の実施形態において、ピッキング作業工程の一例を示した図で、(a)は1つ目の収納用コンテナへのピッキング、(b)は2つ目の収納用コンテナへのピッキング、(c)は3つ目の収納用コンテナへのピッキング準備、(d)は3つ目の収納用コンテナへのピッキングを表している。 本発明に係るピッキング用台車の実施形態において、ピッキング作業工程の一例を示した図で、(e)は4つ目の収納用コンテナへのピッキング、(f)は5つ目の収納用コンテナへのピッキング、(g)は6つ目の収納用コンテナへのピッキングを表している。
本発明に係るピッキング用台車の実施形態について図1を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係るピッキング用台車を表したもので、(a)は平面図、(b)は右側面図を示したもので、図2は、本発明に係るピッキング用台車の実施形態のうち、スライド部材の動作状態を示した図で、(a)は平面図、(b)はスライドレバーによるスライド部材のロック構造、(c)は右側面図を表している。
また、10はピッキング用台車、12はフレーム、14は走行用キャスター、16はコンテナ積載部、18は収納用コンテナ、20はローラー部材、21はレール部材、22はスライド部材、23はロック片、24はスライドレバー、26はストッパー、28はストッパーレバー、30はアンチバックストッパー、32は先端ストッパー、34はコンソール載置部、36は重量計測器、38はピッキング作業部、40は収納用コンテナの積載部を示している。
図1に表すように、ピッキング用台車10は、まず、フレーム12の下面に走行用キャスター14が設けられており、ピッキング作業者が、ピッキング用台車10を後方から前後方向へと自在に走行させることが出来るようになっている。そして、フレーム12の上面には、コンテナ積載部16が設けられており、ピッキングした商品等を収納する収納用コンテナ18を複数積載させることが出来るようになっている。
なお、本実施形態においては、ピッキング用台車10には、フレーム12の後方側にピッキング用コンソール(図示せず)を備えるためのコンソール載置部34が、そして、コンテナ積載部16の後方側下部に収納用コンテナ18の重量を計測する重量計測器36が備えられており、このピッキング用コンソールと重量計測器36によって、ピッキングする商品の誤投入や、誤出荷を防止することや、ピッキング作業の効率を向上させることが出来るようになっている。
続いて、ピッキング用台車10に設けられたコンテナ積載部16には、ローラー部材20が、図1(a)に示すように、収納用コンテナ18の積載面の前後方向に沿って左右一対具備されている。このローラー部材20は、収納用コンテナ18を積載した状態で、この収納用コンテナ18をピッキング用台車10の前後方向に移動させることが出来るようになっている。例えば、ピッキングを終えた収納用コンテナ18を前方向に移動させる場合には、ローラー部材20上を滑らせればよいだけなので、収納用コンテナ18を持ち上げるといった作業が不要となり、作業者の負担が大幅に軽減されることになる。
そして、本実施形態においては、コンテナ積載部16には、図1(a)に示すように、左右一対のローラー部材20の間に取り付けられたスライド部材22が具備されている。このスライド部材22は、コンテナ積載部16の前後方向に向けて摺動可能になっており、コンテナ積載部16の前後方向の範囲を拡張することが出来るようになっている。即ち、例えば、6個の収納用コンテナ18が積載されている場合に、ピッキング作業を行うスペースを拡張する必要が出てくるが、その際に、スライド部材22をコンテナ積載部16の前方向に摺動させることで、そのスペースを拡張することが出来るというものである。
スライド部材22は、図2(a)に表すように、コンテナ積載部16が具備する左右一対のローラー部材20の両内側面にそれぞれ設けられているレール部材21に取り付けられることで、コンテナ積載部16の前後方向に摺動することが出来るようになっている。通常は、図2(a)及び(c)に実線で表す状態となっており(初期状態)、スペースを拡張する必要が生じた際には、図2(a)及び(c)に破線で表す状態(スライド状態)にまでスライド部材22をコンテナ積載部16の前方方向へと摺動させれば良い。
具体的には、図2(b)及び(c)に示すように、まず、下方向からのバネ規制により所定位置に配置されているスライドレバー24を下方向に押し下げ(バネ規制に抗う)、スライドレバー24をコンテナ積載部16のロック片23の一端に当接させる。そうすると、ロック片23は、軸中心に所定角度回転し、コンテナ積載部16のロック片23がスライド部材22から外れ、スライド部材22をコンテナ積載部16の前方向へとレール部材21に沿って引き出すことができるようになるわけである。
スライドレバー24を離すと、再びバネ規制により、スライドレバー24は、所定位置に戻り、ロック片23も初期位置まで回動する。なお、スライド部材22を初期位置に戻す際は、スライドレバー24を操作せずとも、そのままスライド部材22を押し、ロック片23かみ合わせれば良い。また、スライド部材22の先端近傍には、先端ストッパー32が取り付けられており、コンテナ積載部16に積載された収納用コンテナ18の前方向への移動(落下等)を規制している。
また、この先端ストッパー32は、図3に示すように、スライド部材22によって、ピッキング用台車10の左右方向を軸中心に回動可能となっていることから、コンテナ積載部16の前方向に傾倒することが出来るため、収納用コンテナ18をベルトコンベア等の設備に載せ替える際に、逐一収納用コンテナ18を持ち上げなくても、ただローラー部材20上を転がしていけば良いため、作業者の作業負担が軽減されることになる。なお、先端ストッパー32の動きは、図3に表すように、例えば、実線で表す位置から、破線で表す位置に向かって傾倒することが可能となっている。
次に、コンテナ積載部16が具備するローラー部材20は、図1に表すように、前後方向で、ピッキング作業部38と、収納用コンテナの積載部40に区画され、作業者は、ピッキング作業部38に収納用コンテナ18を積載し、ピッキングした商品等を投入するようになっている。そして、ピッキング作業部38の収納用コンテナの積載部40側には、ピッキング作業部38に積載されている収納用コンテナ18のコンテナ積載部16の前方方向への移動を規制するストッパー26が設けられている。
ピッキング作業を行う際には、ピッキングする商品を収納する収納用コンテナ18をピッキング作業部38に積載するが、この収納用コンテナ18は、通常、図4(a)に表すように、ストッパー26によりロックされている。つまり、ストッパーレバー28が、下方向からのバネ規制によって図4(a)の位置にあることによって、収納用コンテナ18が、ストッパー26によりロックされるという仕組みである。このような構成になっていることで、ピッキング作業部38に積載されている収納用コンテナ18がコンテナ積載部16の前方向へズレないようになっている。
また、ピッキング作業は、商品の重量を計測しながら行うため、例えば、他の収納用コンテナ18に触れたりしないようにするためにもストッパー28は、重要な役割を担っている。逆に、図4(b)に表すように、ストッパーレバー28を下方向に押し下げる(バネ規制に抗う)ことよってストッパー26によるロックを解除すれば、収納用コンテナ18をコンテナ積載部16の前方向へ移動させることができるようになる。
また、図1に表すように、収納用コンテナの積載部40には、収納用コンテナの積載部40に積載されている収納用コンテナ18をピッキング作業部38側に移動することを規制するアンチバックストッパー30が設けられている。つまり、ピッキング作業部38側からの収納用コンテナ18の移動は行えるが、逆に、収納用コンテナの積載部40側からの収納用コンテナ18の移動は行えないという仕組みである。
アンチバックストッパー30は、図1に表すように、フレーム12の上面所定位置に配置されているもので、上部分にピッキング用台車10の前方向に向かって上方に傾斜した斜辺を有するブロック状となっているとともに、ストッパー取付部材31により、左右方向から回動可能に軸支されている。そして、図5に示すように、左側(ピッキング作業部38側)から収納用コンテナ18が移動されてきた場合には、アンチバックストッパー30は、その斜辺側を収納用コンテナ18に徐々に押され、軸中心に回動する。そうすると、収納用コンテナ18をコンテナ積載部16の前方方向へとそのまま移動させることが出来るようになるわけである。
収納用コンテナ18を移動し終えた後は、アンチバックストッパー30は、再び自重によって、再び軸中心に回動し、初期位置に戻る。なお、一旦、収納用コンテナの積載部40側に移動した収納用コンテナ18をピッキング作業部38側に押し込もうとすると、収納用コンテナ18が、アンチバックストッパー30に当接するが、図5に示すように、アンチバックストッパー30は、逆方向へ回動すると、その下側がストッパー取付部材31の内壁に当接してしまうため、その先に回動することができない。つまり、収納用コンテナ18を逆方向へ移動させることができないようになっているわけである。
また、本実施形態においては、アンチバックストッパー30は、図1に表すように、収納用コンテナの積載部40側中央付近にも設けられているため、収納用コンテナの積載部40のピッキング作業部38側に積載される収納用コンテナ18をコンテナ積載部16の前方方向(最前方)へとさらに移動させることが出来るが、その逆への移動は出来ないようになっている。
続いて、図6及び図7を参照しながら、本実施形態におけるピッキング用台車を用いたピッキング作業工程の一例について説明する。なお、図については、ある程度簡略化したものである。また、以下文中括弧書きの符号については、図1の符号と対応させたものであるが、図7及び図8には付していない。さらに、図中「オリコン」とは、折り畳みコンテナの略称で、本明細書等における収納用コンテナを意味する。
またさらに、図中、オリコンが合計6箱用いられ、それぞれが2段重ねとなっているが、これは仕向先への配送作業や仕向先における商品配列作業の効率化を図ることを目的の1つとしているもので、コンテナ積載部(16)上において、オリコンを縦に2段積み重ねた状態にすれば、ベルトコンベア等に積み流す際のコンベア能力を実質2倍にすることができる(オリコンの底面は1オリコン分であるところ、実質2個のオリコンを一度に積み流すことができる)というものである。ただし、本発明は、オリコンを6箱用いるために用いられるものに限定しているわけではない。
まず始めに、ピッキング用台車(10)には、図6(a)に表すように、そのコンテナ積載部(16)上(ローラー部材上)に、収納用コンテナ(18)が折りたたまれた状態で5個(前方側、収納用コンテナの積載部)、組み立てられた状態で1個(後方側、ピッキング作業部)積載されている。なお、組み立てられた状態の1つ目の収納用コンテナ(18)は、ストッパーによって、ロックされ、前方へと移動出来ない状態となっている。ここから、作業者は、ピッキング作業を開始する。
作業者が、1つ目の収納用コンテナ(18)にピッキング商品を収納し終わった後は、図6(b)に表すように、ストッパーレバー(28)(説明文中では、黒レバーと表記)を下方向に押すことでストッパー(26)を解除し、1つ目の収納用コンテナ(18)をローラー部材上でコンテナ積載部(16)の前方向に向かって、少し移動させる。これは、1つ目の収納用コンテナ(18)の蓋を閉める際に、元の位置では、蓋がピッキング用台車の後方にぶつかってしまうためである。このようにすることで、収納用コンテナ(18)の梱包作業がやり易くなる。
蓋を閉めた後は、再び、1つ目の収納用コンテナ(18)をコンテナ積載部(16)の後方(ピッキング作業部側)に移動させ、ストッパーによりロックする。続いて、折りたたまれた状態の収納用コンテナ(18)の1つを組み立て、1つ目の収納用コンテナ(18)の上に載せる。そして、作業者は、新しく組み立てた2つ目の収納用コンテナ(18)に、ピッキングした商品を収納していく。
次に、2つ目の収納用コンテナ(18)に商品を収納し終えた後は、図6(c)に表すように、まず、蓋を閉める。そして、ストッパーによるロックを解除し、2段に積載された収納用コンテナ(18)をその状態で、コンテナ積載部(16)の前方(収納用コンテナの積載部側)へと移動させる。ここで、2段に積載された収納用コンテナ(18)は、アンチバックストッパー(30)を通ることで、コンテナ積載部の後方(ピッキング作業部側)に移動させることが出来なくなる。
そして、作業者は、再びストッパーによりロックさせた状態で、折りたたまれた状態の収納用コンテナ(18)を組み立て、コンテナ積載部(16)の後方(ピッキング作業部側)に積載する。さらに、図6(d)に表すように、折りたたまれた状態の収納用コンテナ(18)の残りを2段に積載された収納用コンテナ(18)の上に載せ、コンテナ積載部(16)の前方へと移動させるとともに、3つ目の収納用コンテナ(18)にピッキングした商品を収納していく。ここで、別途アンチバックストッパーを設けておけば、コンテナ積載部(16)の最前方に積載される収納用コンテナ(18)を後方へと移動させないようにすることが可能である。
作業者が、3つ目の収納用コンテナ(18)に商品を収納させた後は、図7(e)に表すように、1つ目と同様、ストッパーによるロックを解除し、3つ目の収納用コンテナ(18)をローラー部材上でコンテナ積載部(16)の前方向に向かって、少し移動させる。
蓋を閉めた後は、再び、3つ目の収納用コンテナ(18)をコンテナ積載部(16)の後方(ピッキング作業部側)に移動させ、ストッパーによりロックする。続いて、折りたたまれた状態の収納用コンテナ(18)の1つを組み立て、3つ目の収納用コンテナ(18)の上に載せる。そして、作業者は、新しく組み立てた4つ目の収納用コンテナ(18)に、ピッキングした商品を収納していく。
次に、4つ目の収納用コンテナ(18)に商品を収納し終えた後は、図7(f)に表すように、まず、蓋を閉める。そして、ストッパーによるロックを解除し、2段に積載された収納用コンテナ(18)をその状態で、コンテナ積載部(16)の前方(収納用コンテナの積載部側)へと移動させる。ここで、2段に積載された収納用コンテナ(18)は、アンチバックストッパー(30)を通ることで、コンテナ積載部の後方(ピッキング作業部側)に移動させることが出来なくなる。
そして、作業者は、再びストッパー(26)によりロックさせた状態で、2つ目の収納用コンテナ(18)上に積載されている折りたたまれた状態の収納用コンテナ(18)を組み立て、コンテナ積載部(16)の後方(ピッキング作業部側)に積載するとともに、5つ目の収納用コンテナ(18)にピッキングした商品を収納していく。
作業者が、5つ目の収納用コンテナ(18)に商品を収納させた後は、1つ目と同様、ストッパーによるロックを解除し、5つ目の収納用コンテナ(18)をローラー部材上でコンテナ積載部(16)の前方向に向かって、少し移動させる必要があるが、この状態では、既に、収納用コンテナの積載部(40)に収納用コンテナ(18)が積載されているため、移動させることが出来ない。
そこで、図7(g)に表すように、まず、スライド部材(22)をコンテナ積載部(16)の前方向に向かって摺動させる。こうすることによって、コンテナ積載部(16)の前後方向の範囲を拡張させることができるわけである。スライド部材(22)を摺動させた後は、2段に積載されたそれぞれの収納用コンテナ(18)をコンテナ積載部(16)の前方向に移動させる。
続いて、ストッパー(26)によるロックを解除し、5つ目の収納用コンテナ(18)をローラー部材(20)上でコンテナ積載部(16)の前方向に向かって、少し移動させ、蓋を閉める。
蓋を閉めた後は、再び、5つ目の収納用コンテナ(18)をコンテナ積載部(16)の後方(ピッキング作業部側)に移動させ、ストッパー(26)によりロックし、スライド部材(22)を元の位置へと摺動させる。続いて、折りたたまれた状態の収納用コンテナ(18)の1つを組み立て、5つ目の収納用コンテナ(18)の上に載せる。そして、作業者は、新しく組み立てた6つ目の収納用コンテナ(18)に、ピッキングした商品を収納していく。
6つ目の収納用コンテナ(18)に商品を収納させた後は、蓋を閉めて、商品収納済みの収納用コンテナ(18)を搬送させるため、ベルトコンベア等の設備に向かって、作業者が、ピッキング用台車(10)を走行させることになる。なお、ピッキング用台車(10)には、先端ストッパー(32)が設けられており、この先端ストッパー(32)によって、積載された収納用コンテナ(18)が、コンテナ積載部(16)の前方向に落下等することを防止することが出来るようになっているが、この先端ストッパー(32)は、コンテナ積載部(16)の前方向に回動可能となっていれば、収納用コンテナ(18)をベルトコンベア等に積み流す作業が、非常に楽なものとなる。
本発明に係るピッキング用台車は、多数の収納用コンテナを積載させる必要があるピッキング作業であっても、その収納用コンテナの移動や搬送を極めて容易に行うことができるため、作業負担の軽減を図る現場において好適に用いることができる。
10 ピッキング用台車
12 フレーム
14 走行用キャスター
16 コンテナ積載部
18 収納用コンテナ
20 ローラー部材
21 レール部材
22 スライド部材
23 ロック片
24 スライドレバー
26 ストッパー
28 ストッパーレバー
30 アンチバックストッパー
31 ストッパー取付部材
32 先端ストッパー
34 コンソール載置部
36 重量計測器
38 ピッキング作業部
40 収納用コンテナの積載部

Claims (5)

  1. フレームの下面に走行用キャスターと、上面にピッキングした物品を収容するためのコンテナを積載するコンテナ積載部が設けられ、ピッキング作業者により後方から前後方向へと押し引き移動されるピッキング用台車であって、
    前記コンテナ積載部は、
    前記コンテナを積載させ、その状態で当該コンテナを前記ピッキング用台車の前後方向へ移動可能にする左右一対のローラー部材と、
    前記ローラー部材間に取り付けられ、前記コンテナを載置可能で前記コンテナ積載部の前方の所定の位置までスライド可能に構成されるスライド部材と、
    前記スライド部材の前方先端近傍に取り付けられ前記コンテナ積載部に積載したコンテナの前方への移動を規制可能とする先端ストッパーと、
    軸中心に回転して一端が前記スライド部材を前方へ引き出していない初期位置でロック可能なロック片と、
    バネ規制により所定位置に配置され、前記バネ規制に抗って移動して前記ロック片の他端に当接し当該ロック片を軸中心に回転させて前記スライド部材へのロックを解除するスライドレバーと、
    を具備していることを特徴とするピッキング用台車。
  2. 前記スライド部材は、前記ローラー部材の両内側面にそれぞれ設けられた前記スライド部材を前記ピッキング用台車の前後方向に案内するレール部材に取り付けられてなることを特徴とする請求項1記載のピッキング用台車。
  3. 前記先端ストッパーは、前記ピッキング用台車の左右方向を軸中心として回動可能に前記スライド部材に取り付けられていることを特徴とする請求項記載のピッキング用台車。
  4. 前記ローラー部材は、後方にピッキング作業部と、前方に収納用コンテナの積載部とに区画されており、前記ピッキング作業部と前記収納用コンテナの積載部との間に、前記ピッキング作業部に積載されている収納用コンテナの前記ピッキング用台車の前方向への移動を規制可能とするストッパーが設けられていることを特徴とする請求項1〜何れか1項記載のピッキング用台車。
  5. 前記コンテナ積載部には、その所定位置において、当該コンテナ積載部に積載されている収納用コンテナの前記ピッキング用台車の後方向への移動を規制するアンチバックストッパーが設けられていることを特徴とする請求項1〜何れか1項記載のピッキング用台車。
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