JP5840372B2 - 高効率ハイブリッド発光ダイオード - Google Patents

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Description

本発明は、高い効率を有するハイブリッド有機量子ドット発光ダイオード(LED)に関する。
有機LED(OLEDとしても知られている)は、早急に開発されるべき対象であり、かつフラット・スクリーンを製造するのに不可欠なものとして使用される、オプトエレクトロニクス部品である。
「従来の」LEDは、無機半導体材料から作られるのに対して、OLEDは、有機材料の層から作られる。これは、きわめて簡素でありかつ実施するのにそれほどコストのかからない製造技術をもたらす。とりわけ、フラット・スクリーンを低コストで製造するために、OLEDを構成する有機材料は大きな領域上に容易に配置することが可能である。
図1は、次の4つの層からなるスタックによって構成されたきわめて簡素なOLEDの動作を説明する図である。すなわち、
・例えば、ガラスからなる基板S上に成膜されたインジウムスズ酸化物(ITO)からなる透明アノードA。
・例えば、F4TCNQ又はMoOをドーピングされたSpiro TTBからなる正孔輸送層HTL。
・例えば、AlQ3からなり、あるいは、IrppyをドーピングされたTMM004からなる発光層EL。
・例えば、Ca又はCsCoをドーピングされたBphenからなる電子輸送層ETL。
・例えば、Ag又はAlからなる反射カソード。
HTL層は、アノードによって構造内に注入された正孔「h」を伝導し、このHTL層は、従来のLEDにおけるp−ドープ層の役割をなす。これとは反対に、ETL層は、カソードによって構造内に注入された電子「e」を伝導し、したがって、このETL層は、従来のLEDにおけるn−ドープ層の役割をなす。電子と正孔とが発光層内で衝突すると、それらの電子及び正孔は、励起子EX、すなわち、クーロン相互作用によって結合された対を形成し、これらの電子及び正孔は、発光過程によって再結合してもよく、それによって、フォトンを放射する。放射されたフォトンは、場合によっては、金属カソードによって反射された後に、アノード及び透明基板から出る(「下向き放射」)。変形においては、カソードは、透明なものであってもよく、そのために、きわめて微細な金属層によって構成され、そして、アノードが、反射するものであってもよく、したがって、「上向き」の放射を有するダイオードを提供する。キャリアが発光層から漏れるのを制限するために、ブロッキング層(図示しない)が、提供されてもよく、電極の近くで生成された励起子は、通常、発光しない形で再結合し、それによって、デバイスの効率を減少させる。この現象は、「クエンチング(quenching)」という用語として知られている。
OLEDの大きな欠点の1つは、それらのOLEDが放射する光の広いスペクトル幅であり、それによって、十分に鮮やかな色を得るのを不可能にしている。
この問題の1つの解決方法は、有機半導体層に取り付けられた量子ドットを含むハイブリッド・ダイオードを使用することである。
量子ドットは、励起子を3次元空間内に閉じこめるのを可能にするほど十分に小さい寸法を有する無機半導体材料からなるナノ粒子である。典型的には、量子ドットは、コアの禁制帯よりも広い禁制帯を有する半導体材料からなるシェルによって取り囲まれたコアによって構成される。量子ドットの化学的特性及び物理化学的特性、例えば量子ドットが溶媒中において懸濁状態のままでいる能力を変化させるために、シェル上に分子が堆積されてもよい。量子ドットは、発光するものであり、そして、有機発光体と比較すると相対的に狭い発光帯を有し、そのために、オプトエレクトロニクス部品内に発光素子として適切に組み込まれると、それらの量子ドットは、きわめて鮮やかな色を得るのを可能にする。
図2は、量子ドットの単分子層BQを有機LEDのHTLとETLとの間に含む有機LEDの簡素化された構造を示す。このデバイスにおいて、HTL及びETLは、それぞれ、正孔及び電子を量子ドット内に注入し、これらのキャリアは、結合して励起子を形成する。励起子の一部は、発光過程によって再結合し、量子ドットの特性だけに依存しかつ有機層HTL及びETLの特性には依存しないスペクトルを有する光を放射する。
知られているように、キャリアを効率的に注入するのを可能にするために、HTL層及びETL層のエネルギー準位を量子ドットのエネルギー帯に適合させることが必要である。
ハイブリッド有機量子ドットLED及びこのLEDを製造する方法が、以下の論文に詳細に説明されている。
・Polina O.Anikeeva,Jonathan E.Halpert,Moungi G.Bawendi,Vladimir Bulovic,「Quantum dot light−emitting devices with electroluminescence tunable over the entire visible spectrum」,Nano Letters 2009,Vol.9,No.7,pp.2532−2536。
・Seth Coe−Sullivan,Jonathan S.Steckel,LeeAnn Kim,Moungi G.Bawendi,Vladimir Bulovic「Method for fabrication of saturated RGB quantum dot light−emitting devices」Proc.SPIE 5739(2005),pp.108−115。
そのようなデバイスの効率は、キャリアのスピン統計によって制限される。励起子は2つの形態、すなわち、全スピン角運動量がゼロ(S=0)である一重項状態(singlet state)及び全スピン角運動量が1(S=1)である三重項状態(triplet state)になることがよく知られている。1つの一重項準位ごとに3つの三重項準位が存在し、換言すれば、75%の励起子は三重項状態にあり、25%の励起子は一重項状態にある。
再結合の後に得られる基本状態は、ゼロに等しい全スピン角運動量を有し、その結果として、対称構造(symmetry configuration)が、三重項状態が電気双極子遷移によって再結合するのを妨げる。その結果、これらの状態は、一重項状態の寿命よりもきわめて長い寿命を有し、そして、通常、非発光過程によって再結合する。このために、蛍光材料においては、一重項励起子だけが発光に寄与するので、効率は25%を越えることができない。
燐光材料においては事情が異なり、そこでは、強いスピン軌道カップリングが、三重項状態と一重項状態とを混合させ、そして、項間転換(inter-system conversion)によって、発光する形で三重項状態が逆励起(de-excite)するのを可能にする。この効果は、場合によっては、燐光発光層を有するOLEDにおいて利用される。別の技術は、非発光有機マトリックス中において蛍光分子を燐光「増感剤(sensitizer)」と混合することである。ある特定の条件下において、燐光増感剤の三重項は、Forster型の非発光転移によって、デバイスを発光させる蛍光分子にそれらのエネルギーを提供してもよい。この技術は、M.A.Baldo、M.E.Thompson、及び、S.R.Forrestによる「High−efficiency fluorescent organic light−emitting devices using a phosphorescent sensitizer」,Nature 403(2000),pp.750−753という論文に説明されている。
残念ながら、ほとんどの量子ドットは効率的な項間転換の経路を有しておらず、このことが、ハイブリッド有機量子ドット・ダイオードの放射量を制限する。M.A.Baldoらによる上述した論文に提案された技術をそのようなデバイスに適合させるのは容易なことではない。
Polina O.Anikeeva、Jonathan E.Halpert、Moungi G.Bawendi、及び、Valdimir Bulovicによる「Photoluminescence of CdSe/ZnS core/shell quantum dots enhanced by energy transfer from a phosphorescent donor」,Chemical Physics Letters 424(2006),pp.120−125という論文は、燐光材料から量子ドットへの励起子転移に言及している。この技術は、効率的な項間転換を有する量子ドットにしか有益ではなく、一般的には適用できない。さらに、この論文に説明されているデバイスは、フォトルミネッセンスによるものであり、エレクトロルミネッセンスによるものではなく、また、厚い燐光層を利用するものである。LEDを作るのにこの厚さの層を使用することは、大量のエネルギーを消費する部品をもたらす。
別の現象が、ハイブリッド有機量子ドットLEDの放射量を制限する。そのようなデバイスの効率は、量子ドットの準位を占有するキャリアの容量に依存する。残念ながら、量子ドットの価電子帯及び伝導帯と、隣接する有機半導体の最高占有分子軌道(HOMO)及び最低非占有分子軌道(LUMO)との間には大きな不整合が存在する。この不整合のために、実際に現れる対のほんの一部しか量子ドットにおいて再結合しない。この現象は、厚さがきわめて薄い、このことはキャリアが逃げるのを可能にするが、量子ドット層BQによって強められる。従来技術は、この問題に対する解決方法を提供していない。
Polina O.Anikeeva,Jonathan E.Halpert,Moungi G.Bawendi,Vladimir Bulovic,「Quantum dot light−emitting devices with electroluminescence tunable over the entire visible spectrum」,Nano Letters 2009,Vol.9,No.7,pp.2532−2536 Seth Coe−Sullivan,Jonathan S.Steckel,LeeAnn Kim,Moungi G.Bawendi,Vladimir Bulovic「Method for fabrication of saturated RGB quantum dot light−emitting devices」Proc.SPIE 5739(2005),pp.108−115 M.A.Baldo、M.E.Thompson、及び、S.R.Forrestによる「High−efficiency fluorescent organic light−emitting devices using a phosphorescent sensitizer」,Nature 403(2000),pp.750−753 Polina O.Anikeeva、Jonathan E.Halpert、Moungi G.Bawendi、及び、Valdimir Bulovicによる「Photoluminescence of CdSe/ZnS core/shell quantum dots enhanced by energy transfer from a phosphorescent donor」,Chemical Physics Letters 424(2006),pp.120−125
本発明は、ハイブリッド有機量子ドットLEDの放射量を改善することを目的とするものである。
本発明によれば、この目的は、アノードと、アノードからダイオード内に注入される正孔を輸送するための有機正孔輸送層と、発光量子ドット層と、電子輸送層と、電子を輸送層内に注入するためのカソードとを備えたハイブリッドLEDによって達成することができ、このハイブリッドLEDは、量子ドットの吸収スペクトルの少なくとも一部分を含む発光スペクトルを有する燐光発光層と燐光層を量子ドット層から分離するバッファー層とによって形成された少なくとも1つのアセンブリを、正孔輸送層と電子輸送層との間にさらに備え、バッファー層の材料は、燐光層の燐光元素の禁制帯よりも大きい禁制帯を有し、それによって、励起子が量子ドット層へ拡散するのを防止することを特徴とする。
従来の方法においては、発光層は、一般的に、透明マトリックスによって構成され、燐光元素がドーパントの形でこの透明マトリックス内に加えられる。それにもかかわらず、ある特定の環境下では、均一な発光層が使用されてもよい。このとき、燐光元素は層全体を形成する。
本発明のLEDにおいては、いくつかの電子及び正孔だけが、(25%の一重項及び75%の三重項で)励起子を量子ドット内に形成するために、量子ドット内に注入される。
キャリアのその他の対は、燐光発光層内に励起子を形成し、これらの励起子は、それらが一重項状態又は三重項状態かどうかに関係なく、きわめて高い効率で発光する形で再結合し、量子ドットによって吸収することのできるフォトンを放射する。この結果として、量子ドットは光学的に励起される。光学的励起によって量子ドットに生成された励起子は、必然的に、一重項型であり、したがって、発光する形で再結合する。
それにもかかわらず、燐光層が量子ドットに直接に接触していれば、この方式は機能することができない。燐光アクセプターが燐光ドナーに直接に接触している場合、ドナーの三重項励起子からアクセプターの一般的には三重項型励起子への、デクスター(Dexter)型の非発光エネルギー転移が起こる。換言すれば、燐光発光は除去され、エネルギーは燐光アクセプターにおける三重項励起子の形で失われ、これらの励起子は発光しない形で再結合する。よって、本発明の欠くことのできない構成要素は、燐光層を量子ドット層から分離し、かつ励起フォトン(pumping photon)が通過するのを可能にするバッファー層である。
量子ドットは、きわめて広い吸収スペクトルを有し、実際には、それらの量子ドットの発光波長よりも短いすべての波長を含む。したがって、燐光発光体を選択する際には大きな自由度が存在し、燐光発光体は、量子ドットの発光エネルギーよりも大きいエネルギーを有するフォトンを放射すれば十分である。
本発明の特定の実施形態においては、
・Dexter型のエネルギー転移を効果的に防止するために、バッファー層は、3ナノメートル(nm)よりも大きい厚さを有する。それと同時に、ダイオードの導電率に悪影響を与えるのを回避するためには、バッファー層は、厚すぎてはならない。例として、バッファー層の厚さは、10nm〜30nmの範囲に存在してもよい。
・アノード及びカソードの少なくとも一方は、燐光層によって放射される光を反射するように適合され(光学的励起の効率を改善するために)、かつ、アノード及びカソードの少なくとも一方は、量子ドットによって放射される光に対して実質的に透明である(光が取り出されるのを可能にするために)。
・より詳細には、LEDは、量子ドット層と、燐光層によって放射される光に対してより良く反射するアノード及びカソードの一方との間に配置された、単一の燐光層を形成してもよい。この配置は、光学的励起の効率を向上させる。
・変形においては、LEDは、発光量子ドット層を挟んで両側に配置された燐光発光層及びそれらに対応するそれぞれのバッファー層によって構成された2つのアセンブリを備えてもよい。
・燐光層、バッファー層、及び量子ドット層(1つ又は複数)は、燐光層によって放射された光は捕捉するが発光量子ドットによって放射された光は捕捉しないように適合された、光共振器の内側に配置されてもよい。この配置は、量子ドットの光学的励起の効率を最大化する。
・とりわけ有利には、アノード及びカソードの一方は、燐光層によって放射された光および量子ドットによって放射された光の両方とも効率的に反射するように適合され、アノード及びカソードの他方は、燐光層によって放射された光および量子ドットによって放射された光の両方ともに対して実質的に透明であり、燐光層によって放射された光を選択的に反射するように適合された多層誘電体ミラー(「ブラッグ格子」)が、光共振器を完成するために提供される。
・光共振器が形成される場合、量子ドット層が、燐光層によって放射されかつ光共振器によって捕捉される光によって形成される定在波の腹に配置されることは、有利なことである。一般的に、燐光層が共振器の節平面(node plane)に配置される場合、バッファー層の厚さは、好ましくは、量子ドット層が良好に配置されるのを可能にすべきである。
・燐光発光層、バッファー層、及び量子ドット層によって構成されたアセンブリは、アノードのそばの電子ブロッキング層とカソードのそばの正孔ブロッキング層との間に閉じ込められてもよい。これは、量子ドット層及び燐光層の両方の近くにキャリア(電子及び正孔)を集めるのを可能にし、それによって、電気的及び光学的な励起の効率を改善する。これは、また、LEDのその他の層による寄生発光を制限する。
・量子ドットは、少なくとも、CdS/ZnS、CdSe/ZnS、ZnSe/CdSe/ZnS、CdSe/ZnS、CdS/ZnS、CdHg1−xTe、PbS、InAs/ZnSe、PbSeから選択された種類であってもよい。
・バッファー層は、TMM060(商標)、TAZ(3−(4−ビフェニリル)−4−フェニル−5−tert−ブチルフェニル−1,2,4−トリアゾール)、BCP(バソクプロイン)、Bphen(バトフェナントロリン又は4,7−ジフェニル−1,10−フェナントロリン)、TCTA(4,4’,4’’−トリス(カルバゾール−9−イル)トリフェニルアミン)、NPB(N,N’−ビス(ナフタレン−1−イル)−N,N’−ビス(フェニル)ベンジジン)、CBP(4,4’−ビス(カルバゾール−9−イル)ビフェニル)、及び、これらの材料の2つ又はそれ以上の混合物から選択された材料から作られてもよい。TMM060、TAZ、BCP及びBphenは、電子伝導体であるが、TCTA、NPB及びCBPは、正孔伝導体である。放射量を最大化するために、バッファー層が、少なくとも、電子を伝導する第1の材料と正孔を伝導する第2の材料との混合物によって構成されることは好ましいことである。
・発光量子ドット層(BQ)は、赤外線を放射するように適合され得、とりわけ、5マイクロメートル(μm)に達する又はそれよりも長い波長を備えた赤外線を放射するように適合され得る。
本発明のその他の特徴、細部、及び、利点が、例として添付された図面を参照して、以下の説明を理解することによって明らかとなる。
上述した従来のOLEDの構造を示す図である。 従来技術において知られている上述したハイブリッド有機量子ドットLEDの構造を示す図である。 可視光線を下向きに放射する本発明の第1の実施形態におけるハイブリッド有機量子ドットLEDの構造を示す図である。 可視光線を上向きに放射する本発明の第2の実施形態におけるハイブリッド有機量子ドットLEDの構造を示す図である。 赤外線を下向きに放射する本発明の第3の実施形態におけるハイブリッド有機量子ドットLEDの構造を示す図である。 赤外線を上向きに放射する本発明の第4の実施形態におけるハイブリッド有機量子ドットLEDの構造を示す図である。 本発明の第5の実施形態におけるハイブリッド有機量子ドットLEDの構造を示す図であり、量子ドット層を挟んで両側に配置された2つの燐光層及びそれぞれに対応する2つのバッファー層を有する。
図面において、様々な層の厚さは、正確な縮尺率で描写されていない。
図3に断面図で示されるLEDは、ガラス又はその他の透明材料から作られた基板S上に存在するスタック状の層である。下から上へ進むと、以下のものが存在することがわかる。すなわち、
・異なる屈折率を有する交互に配置された誘電体層によって形成されたブラッグ格子RB。このブラッグ格子は、燐光層によって放射された光を反射し、かつ量子ドットによって放射された光を通過させるような寸法を有する。
・ITOからなり、あるいは、量子ドットによって放射された光に対しては実質的に透明であるように十分に薄い金属層(例えば、30nm又はそれよりも薄いAg)からなるアノードA。
・F4TCNQ(7,7,8,8−テトラシアノ−2,3,5,6−テトラフルオロキノジメタン又は(2,3,5,6−テトラフルオロ−2,5−シクロヘキサジエン−1,4−ジイリデン)ジマロノニトリルとして知られている)又はMoO(典型的には、20nm〜200nmの厚さを有する)をドーピングされた、Spiro TTB(2,2’,7,7’−テトラ(N,N−ジ−トリル)アミノ−スピロ−ビフルオレン)からなる正孔輸送層HTL。
・Spiro TAD(2,2’,7,7’−テトラキス(N,N−ジフェニルアミノ)−9’,9’−スピロビフルオレン)又はNPB(典型的には、3nm〜20nmの厚さを有する)からなる電子ブロッキング層EBL。
・可視領域において放射する量子ドットの単分子層BQ。
・TCTAを典型的には25重量%でドーピングされたTMM060からなるバッファー層T(典型的には、3nm〜30nmの厚さ)。その薄い厚さのために、このバッファー層は、燐光層によって放射された光に対して実質的に透明である。これは、また、この光の吸収を最小化するように選択されてもよい。
・Irppy(トリス(2−フェニルピリジン)イリジウム(III))をドーピングされたTMM004からなる燐光発光層であり、例えば、緑色領域において、また、いずれにしても、量子ドットの吸収スペクトル内に存在する波長において放射する(典型的には、3nm〜20nmの厚さを有する)。量子ドットが有する吸収スペクトル帯の幅のために、燐光発光体の選択は、重要なことではない。中心重金属(central heavy metal)(とりわけ、ランタノイド元素)を備えた多くの有機金属化合物は、本発明を実施するのに適切なものである。
・Bphen又はBCP又はAlq3(トリス−(8−ヒドロキシキノリン)アルミニウム)又はTPBi(2,2’,2’’−(1,3,5−ベンジントリイル)−トリス(1−フェニル−1−H−ベンズイミダゾール))又はBAlq3(ビス−(2−メチル−8−キノリノラート)−4−(フェニルフェノラート)アルミニウム)からなる正孔障壁層HBL(典型的には、20nm〜200nmの厚さを有する)。
・CaをドーピングされたBphen又はCsCOをドーピングされたBphenからなる電子輸送層ETL。
・例えば、Ag、Al、Ca/Ag、Ca/Al、又は、Ba/Alから作られた反射カソードC。
一般的には、下にある層が湿式プロセスを用いて成膜されるならば、量子ドット層BQは、同様に湿式プロセスを用いて、とりわけ、スピン・コーティング又はインクジェット印刷を用いて成膜される。さもなければ(とりわけ、下にある層が、熱蒸着によって成膜された小さな分子によって構成されるならば)、下にある層の溶解を防止するために、ミクロ接触印刷(micro-contact printing)によって層BQを成膜することが好ましい。
量子ドットの層BQは、燐光層PHによって放射されたフォトンによって光学的に励起される。例として、符号10は、量子ドットによって直接に吸収される励起フォトンを示し、符号11は、量子ドットの方向とは反対の方向に放射され、そして、金属カソードによって反射された後に、吸収されたフォトンを示し、符号12は、最初に、層BQを通過し、そして、ブラッグ格子RBによって反射された後に、吸収されたフォトンを示す。
このようにして、電極からもたらされる電子「e」および正孔「h」を注入することによって、量子ドットは電気的に励起される。
符号21は、量子ドットによってアノード及び基板の方向へ放射されたフォトンを示す。これらの構成要素は、透明であるので、フォトンは、それらの構成要素を通過することができる(下向き放射)。符号22は、反対方向へ放射されたフォトンを示し、このフォトンは、基板を通ってデバイスから出る前に、カソードによって反射される。
図4は、「上向き」すなわち基板とは反対側の表面を通る可視光線を放射するLEDを示す。
この実施形態においては、アノードは、反射するものであり、例えばAl/TiN、Al/W、Al/Mo、W、又はMoから作られ、基板上に直接に成膜される。カソードは、透明でなければならず、Ag、Al、Ca/Ag、Ca/Al、又はBa/Alからなる薄層(典型的には、厚さが30nmよりも薄い)によって構成されてもよい。基板は、もはや透明でなくてもよいので、ガラス又はその他の何らかの適切な材料から構成されてもよい。
ブラッグ格子RBは、カソード上に成膜される。この格子によって、SiO、MoO、ZnSe、TeO、又はSbからなるいわゆる「キャッピング」層を有することができ、このキャッピング層は、例えば、ダイオードから取り出される光束を増加させるのに役立つ。変形においては、ブラッグ格子は、この役割をもなすように設計されてもよい。
当然ながら、層の順序は、様々であることがわかる。なぜなら、このデバイスにおいては、燐光層PHは、アノード自体とブラッグ格子とによって形成される光共振器のより良く反射するミラーを構成するアノードのそばに配置されるからである。この配置(これは、欠くことのできないものではなく、強く推奨されるものである)は、量子ドットの光学的励起の効率を最適化する。
図5のLEDは、赤外線を「下向き」に、すなわち、このLEDの基板から放射するように適合されたものである。この基板は、シリコンから作られてもよく、約8μmまでの波長スペクトル領域において透明な材料から作られてもよい。
層の配置は、図3に示されるものと同じである。すなわち、
・前述同様に、ブラッグ格子RBは、燐光層によって放射された光を反射しかつ量子ドットによって放射された光を通過させるような寸法を有する。
・アノードAは、薄い金属層、例えば、20nm又はそれよりも薄いAg、W、又は、Moによって構成される。変形においては、アノードAは、より多くのフォトンを取り出すために、金属グリッドによって、同じように構成されてもよい。
・F4TCNQ又はMoOをドーピングされたSpiro TTBから作られた正孔輸送層HTLは、10nm〜100nmの範囲に存在する厚さを有する。
・Spiro TAD又はNPBから作られた電子ブロッキング層EBLは、3nm〜20nmの範囲に存在する厚さを有する。
・単分子層BQは、赤外線を放射しかつ燐光層によって放射された可視光線を吸収する量子ドットによって構成される。
・TCTAをドーピングされたTMM060からなるバッファー層Tは、3nm〜30nmの範囲に存在する厚さを有する。
・IrppyをドーピングされたTMM004からなる燐光発光層は、10nm〜20nmの範囲に存在する厚さを有し、例えば、緑色の光を放射する。
・Bphen又はBCP又はAlq3又はTPBi又はBAq3から作られた正孔ブロッキング層HBLは、3nm〜20nmの範囲に存在する厚さを有する。
・CaをドーピングされたBphen又はCsCOをドーピングされたBphenから作られた電子輸送層ETLは、10nm〜100nmの範囲に存在する厚さを有する。
・反射カソードCは、Ag又はAlから作られてもよく、また、十分に反射するものであるために、100nmよりも大きい厚さを有してもよい。
変形においては、燐光層及びバッファー層は、アノードのそばに配置されてもよい。いずれにしても、バッファー層は、燐光層を量子ドットから分離しなければならない。
図6のダイオードは、上向きに放射する。このダイオードは、層の順序だけが図5のダイオードと異なる。
2つの燐光層PH及びPH(場合によっては、異なる材料から作られる)を使用することを考えることもでき、それらの燐光層PH及びPHは、量子ドット層を挟んで両側に配置され、かつ、それぞれのバッファー層T及びTによって量子ドット層から分離される。
当然ながら、本明細書で説明された例は限定的なものではないことがわかるはずである。ここで列挙された材料以外の材料が、使用されてもよく、また、層の厚さは、ただ単に目安として提供されたものである。さらにまた、電子ブロッキング層及び正孔ブロッキング層は、省略されてもよく、あるいは、輸送層が、それらの役割を果たしてもよい。ブラッグ格子は、波長選択ミラーのとりわけ有益な実施形態にすぎない。さらにまた、光共振器の使用は、たとえそれがとりわけ有益なものであっても、欠かすことのできないものではない。

Claims (14)

  1. アノード(A)と、前記アノードからダイオード内に注入される正孔(h)を輸送するための有機の正孔輸送層(HTL)と、発光量子ドット層(BQ)と、電子輸送層(ETL)と、電子(e)を前記電子輸送層内に注入するためのカソード(C)とを備えたハイブリッドLEDであって、
    前記量子ドットの吸収スペクトルの少なくとも一部分を含む発光スペクトルを有する燐光発光層(PH)によって、及び、前記燐光層を前記量子ドット層から分離するバッファー層(T)によって形成された少なくとも1つのアセンブリを、前記正孔輸送層と前記電子輸送層との間にさらに備え、
    前記バッファー層の材料が、前記燐光層の燐光元素の禁制帯よりも大きい禁制帯を有し、それによって、励起子が前記量子ドット層へ拡散するのを防止する、
    ことを特徴とする、ハイブリッドLED。
  2. 前記バッファー層が3nmよりも大きい厚さを有する、請求項1に記載のハイブリッドLED。
  3. 前記バッファー層が10nm〜30nmの範囲に存在する厚さを有する、請求項2に記載のハイブリッドLED。
  4. 前記アノード及び前記カソードの少なくとも一方が、前記燐光層によって放射される光を反射するように適合され、かつ、前記アノード及び前記カソードの少なくとも一方が、前記量子ドットによって放射される光に対して実質的に透明である、請求項1から3のいずれか一項に記載のハイブリッドLED。
  5. 前記量子ドット層と、前記燐光層によって放射される光に対してより良く反射する前記アノード及び前記カソードの一方との間に配置された単一の燐光層を有する、請求項4に記載のハイブリッドLED。
  6. 前記発光量子ドット層(BQ)を挟んで両側に配置された燐光発光層(PH、PH)及びそれらに対応するそれぞれのバッファー層(T、T)によって構成された2つの前記アセンブリを有する、請求項1から4のいずれか一項に記載のハイブリッドLED。
  7. 前記燐光層、前記バッファー層、及び前記量子ドット層(1つ又は複数)が、前記燐光層によって放射された光は捕捉するが前記発光量子ドットによって放射された光は捕捉しないように適合された、光共振器の内側に配置された、請求項1から6のいずれか一項に記載のハイブリッドLED。
  8. ・前記アノード及び前記カソードの一方が、前記燐光層によって放射された光および前記量子ドットによって放射された光の両方とも効率的に反射するように適合され、
    ・前記アノード及び前記カソードの他方が、前記燐光層によって放射された光および前記量子ドットによって放射された光の両方ともに対して実質的に透明であり、
    前記燐光層によって放射された光を選択的に反射するように適合された多層誘電体ミラー(RB)が、前記光共振器を完成するために提供された、
    請求項6に記載のハイブリッドLED。
  9. 前記量子ドット層が、前記燐光層によって放射されかつ前記光共振器によって捕捉される光によって形成された定在波の腹に配置された、請求項7又は8のいずれか一項に記載のハイブリッドLED。
  10. 前記燐光発光層、前記バッファー層および量子ドット層によって構成されたアセンブリが、前記アノードのそばの電子ブロッキング層と前記カソードのそばの正孔ブロッキング層との間に閉じ込められた、請求項1から9のいずれか一項に記載のハイブリッドLED。
  11. 前記量子ドットが、CdS/ZnS、CdSe/ZnS、ZnSe/CdSe/ZnS、CdSe/ZnS、CdS/ZnS、CdHg1−xTe、PbS、InAs/ZnSe、PbSeから選択された少なくとも1つの種類である、請求項1から10のいずれか一項に記載のハイブリッドLED。
  12. 前記バッファー層が、TMM060、TAZ、BCP、Bphen、TCTA、NPB、CBP、及び、これらの材料の2つ又はそれ以上の混合物から選択された材料から作られた、請求項1から11のいずれか一項に記載のハイブリッドLED。
  13. 前記バッファー層が、少なくとも、電子を伝導する第1の材料と正孔を伝導する第2の材料との混合物によって構成された、請求項1から12のいずれか一項に記載のハイブリッドLED。
  14. 前記発光量子ドット層(BQ)が、赤外線を放射するように適合された、請求項1から13のいずれか一項に記載のハイブリッドLED。
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