JP5838995B2 - 部材の接合方法 - Google Patents

部材の接合方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5838995B2
JP5838995B2 JP2013099545A JP2013099545A JP5838995B2 JP 5838995 B2 JP5838995 B2 JP 5838995B2 JP 2013099545 A JP2013099545 A JP 2013099545A JP 2013099545 A JP2013099545 A JP 2013099545A JP 5838995 B2 JP5838995 B2 JP 5838995B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side wall
wall portion
side portion
butting
view
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013099545A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014217867A (ja
Inventor
諒 吉田
諒 吉田
堀 久司
久司 堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Light Metal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Light Metal Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Light Metal Co Ltd filed Critical Nippon Light Metal Co Ltd
Priority to JP2013099545A priority Critical patent/JP5838995B2/ja
Priority to KR1020157008503A priority patent/KR101657021B1/ko
Priority to CN201380045720.3A priority patent/CN104602857B/zh
Priority to PCT/JP2013/072678 priority patent/WO2014034590A1/ja
Priority to TW102131488A priority patent/TWI558627B/zh
Publication of JP2014217867A publication Critical patent/JP2014217867A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5838995B2 publication Critical patent/JP5838995B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)

Description

本発明は、部材の接合方法に関する。
例えば、特許文献1には円筒状を呈する金属部材同士を摩擦圧接によって接合する方法が開示されている。この接合方法は、円筒状の金属部材の端面同士を押圧しつつ中心軸周りに高速回転させることで、接合面に摩擦熱を発生させて両部材を接合するというものである。
国際公開第2008/010265号パンフレット
一方、金属部材同士を突き合わせた突合せ部が平面視矩形枠状を呈する場合、金属部材同士を回転させて接合することができないため、金属部材同士を直線状に往復移動させて接合することが考えられる。図13は課題を説明するための図であって、(a)は接合前の分解斜視図、(b)は接合前の断面図、(c)は接合後の断面図である。
図13の(a)に示すように、ここでは、第一部材401と第二部材410とを摩擦圧接によって接合する場合を例示する。第一部材401は、平面視矩形枠状の側壁部402と、側壁部402に等間隔で配設された仕切り部403とを有する。第二部材410は、平面視矩形の底部411と、底部411に垂下する平面視矩形枠状の側壁部412とを有する。
このような平面視長方形の部材に対して摩擦圧接を行う際には、図13の(b)に示すように、第一部材401の外側を固定治具420で移動不能に拘束しつつ、側壁部402の上端面と側壁部412の下端面同士を突き合わせる。そして、側壁部402の縦辺部405の長手方向と平行に第一部材401及び第二部材410を相対的に往復移動させて接合することが考えられる。
図13の(c)に示すように、固定治具420で第一部材401の外側を固定しているため、摩擦圧接によって第一部材401の横辺部406に板厚方向の応力が作用すると、横辺部406の先端が内側に倒れ込み、接合不良となるという問題がある。また、第一部材401と第二部材410の外面が凹んでしまい、意匠性等にも悪影響を及ぼすという問題がある。
また、例えば、側壁部402と仕切り部403とで囲まれた空間を流体の流路として利用する場合は、横辺部406の倒れ込みによって当該流路が閉塞されるという問題がある。
このような観点から、本発明は、側壁部の倒れ込みを防ぐことができる部材の接合方法を提供することを課題とする。
このような課題を解決するために本発明は、板状を呈する一対の縦辺部と板状を呈する一対の横辺部とで構成され平面視枠状の側壁部を備えた第一部材及び板状を呈する一対の縦辺部と板状を呈する一対の横辺部とで構成され平面視枠状の側壁部を備えた第二部材を準備する準備工程と、前記側壁部の端面同士を突き合せて平面視枠状の突合せ部を形成する突合せ工程と、前記第一部材及び前記第二部材を、前記縦辺部と平行に往復移動させて摩擦圧接する摩擦圧接工程と、を含み、前記第一部材及び前記第二部材は、アルミニウム合金材料からなり、前記第一部材及び前記第二部材におけるそれぞれの前記側壁部の外周面の全ての外角部が外側に凸の曲面となり、前記曲面の曲率半径を前記横辺部の長手方向の全長で除した値がそれぞれ0.3以上となるように設定することを特徴とする。
また、本発明は、板状を呈する一対の縦辺部と板状を呈する一対の横辺部とで構成され平面視枠状の側壁部を備えた第一部材と、前記第一部材に対向する第二部材と、を準備する準備工程と、前記側壁部の端面と前記第二部材のうち前記端面と対向する対向面とを突き合せて平面視枠状の突合せ部を形成する突合せ工程と、前記第一部材及び前記第二部材を、前記縦辺部と平行に往復移動させて摩擦圧接する摩擦圧接工程と、を含み、前記横辺部が外側に凸となる湾曲状となるように前記第一部材を準備することを特徴とする。
かかる方法によれば、板厚方向の応力を受ける横辺部の全部に外側に凸となる曲面を備えている。これにより、当該曲面が無い場合と比べて横辺部の板厚方向の剛性を大きくすることができる。これにより、側壁部の倒れ込みを防ぐことができる。また、前記外角部において、前記曲面の曲率半径を前記横辺部の長手方向の全長で除した値がそれぞれ0.3以上となるように設定することにより、側壁部の倒れ込みをより確実に防ぐことができる。また、前記第一部材及び前記第二部材におけるそれぞれの前記側壁部の内周面の全ての内角部を外側に凸の曲面とすることが好ましい。
また、本発明は、板状を呈する一対の縦辺部と板状を呈する一対の横辺部とで構成され平面視枠状の側壁部を備えた第一部材と、前記第一部材に対向する第二部材と、を準備する準備工程と、前記側壁部の端面と前記第二部材のうち前記端面と対向する対向面とを突き合せて平面視枠状の突合せ部を形成する突合せ工程と、前記第一部材及び前記第二部材を、前記縦辺部と平行に往復移動させて摩擦圧接する摩擦圧接工程と、を含み、前記側壁部の前記端面付近において、前記横辺部が外側に傾倒した前記第一部材を準備することを特徴とする。また、前記横辺部を塑性変形させることによって前記横辺部を外側に傾倒させてもよい。
かかる方法によれば、板厚方向の応力を受ける横辺部を予め外側に傾倒させることで、摩擦圧接によって生じる変形と相殺されため、接合後の側壁部の倒れ込みを防ぐことができる。
また、前記摩擦圧接工程の後に、摩擦圧接工程で発生したバリを溶加材として、前記突合せ部に沿って溶接を施す溶接工程をさらに含むことが好ましい。
かかる方法によれば、接合された部材の外面をきれいに仕上げることができる。
本発明に係る部材の接合方法によれば、側壁部の倒れ込みを防ぐことができる。
本発明の第一実施形態に係る中空容器の分解斜視図である。 第一実施形態に係る第一部材の平面図である。 第一実施形態に係る第二部材の平面図である。 第一実施形態に係る中空容器の断面図である。 第一実施形態に係る部材の接合方法の突合せ工程を示す斜視図である。 本発明の第二実施形態に係る中空容器の分解斜視図である。 本発明の第三実施形態に係る中空容器の分解斜視図である。 第三実施形態に係る部材の接合方法を示す図であって、(a)は準備工程を示す斜視図であり、(b)は突合せ工程を示す側面図である。 実施例に係る中空容器を示す分解斜視図である。 (a)は実施例に係る第一部材を示す平面図であり、(b)は実施例の変形量の測定方法を示す側断面図である。 実施例の条件及び結果を示す表である。 実施例の結果を示すグラフである。 課題を説明するための図であって、(a)は接合前の分解斜視図、(b)は接合前の断面図、(c)は接合後の断面図である。
[第一実施形態]
本発明の第一実施形態に係る部材の接合方法について図面を参照して詳細に説明する。図1に示すように、本実施形態の部材の接合方法では、金属部材同士を接合して中空容器1を製造する場合を例示する。中空容器1は、例えば、内部に流体を流して伝熱部材として用いられる。説明における「前後」、「左右」、「上下」は図1の矢印に従う。
中空容器1は、第一部材2と、第二部材3とで構成される。第一部材2及び第二部材3の材料は、摩擦圧接が可能な金属又は樹脂であれば特に制限されないが、本実施形態ではいずれもアルミニウム合金を用いている。また、第一部材2及び第二部材3の耐力も特に制限されないが、本実施形態では、第一部材2の耐力よりも第二部材3の耐力の方が大きくなるように設定している。つまり、後記する摩擦圧接工程の際に、第一部材2よりも第二部材3の方が軟化しにくくなっている。まず、接合する前の第一部材2と第二部材3の構成について説明する。
第一部材2は、底部11と、底部11に立設された平面視略矩形枠状の第一側壁部12と、第一側壁部12の内部に形成された複数の仕切り部13とで構成されている。第一部材2は前後方向に対称に形成されている。第一部材2の成形方法は特に制限されないが、本実施形態では押出成形によって第一側壁部12と仕切り部13とを一体成形した後、当該成形品の端部に底部11を溶接している。
第一側壁部12は、第一縦辺部14,14と、第一横辺部15,15とで構成されている。第一縦辺部14,14は、板状を呈し互いに離間して平行に配置されている。第一横辺部15,15は、板状を呈し互いに離間して平行に配置されている。第一縦辺部14は、第一横辺部15に対して直角になっている。
第一側壁部12の外周面は、外面14c,14c及び外面15c,15cで構成されている。第一側壁部12の内周面は、内面14d,14d及び内面15d,15dで構成されている。第一縦辺部14の上端面14aと第一横辺部15の上端面15aは面一になっている。第二部材3に突き合わされる「第一突合せ面」は、上端面14a,14aと、上端面15a,15aとで構成される。
図2に示すように、第一縦辺部14は仮想の境界面(側端面)14bまでとする。また、第一横辺部15は仮想の境界面(側面)15eまでとする。第一縦辺部14の仮想の境界面(側端面)14bは、第一横辺部15の仮想の境界面(側面)15eに接続されている。第一横辺部15の外面15cは、第一外面15ca,15caと、第二外面15cbと、第三外面15cd,15cdとで構成されている。
第一外面15ca,15caは、第一縦辺部14の外面14cに連続しており、面内方向が前後方向と平行になっている。第二外面15cbは、第一横辺部15の前側を構成する面である。第二外面15cbは、面内方向が左右方向と平行になっている。
第三外面15cdは、第一外面15caと第二外面15cbとを連結する曲面である。第三外面15cdは、外側に凸となっている。第三外面15cdは、第一外面15caと第二外面15cbの外角部を丸面取りして形成されている。
第一側壁部12の内面14dと内面15dとの内角部にも丸面取りによって形成された第一内面15da,15daが形成されている。第一内面15daは、外側に凸となるようになっている。
仕切り部13は、板状を呈し第一縦辺部14,14に対して直角に連結されている。仕切り部13は、等間隔で複数枚配設されている。第一側壁部12と仕切り部13とで形成された複数の空間は、流体が流れる流路P,P・・・として用いられる。仕切り部13の上端面13aは、上端面14a,15aと面一になっている。
図1に示すように、第二部材3は、底部21と、底部21から垂下した平面視略矩形枠状の第二側壁部22とで構成されている。第二部材3は、前後方向に対称になっている。第二部材3の内部には、底部21と第二側壁部22とで構成された凹部Qが形成されている。第二部材3の成形方法は特に制限されないが、本実施形態ではダイキャストによって一体成形されている。
第二側壁部22は、第二縦辺部24,24と、第二横辺部25,25とで構成されている。第二縦辺部24,24は、板状を呈し互いに離間して平行に配置されている。第二横辺部25,25は、板状を呈し互いに離間して平行に配置されている。第二縦辺部24は、第二横辺部25に対して直角になっている。第二縦辺部24の下端面24aと第二横辺部25の下端面25aは面一になっている。第一部材2に突き合わされる「第二突合せ面(対向面)」は、下端面24a,24aと、下端面25a,25aとで構成される。
第二側壁部22の外周面は、外面24c,24c及び外面25c,25cで構成されている。第二側壁部22の内周面は、内面24d,24d及び内面25d,25dで構成されている。第二縦辺部24の長さ及び板厚は、第一縦辺部14の長さ及び板厚とそれぞれ同等になっている。また、第二横辺部25の長さ及び板厚は、第一横辺部15の長さ及び板厚と同等になっている。
図3に示すように、第二縦辺部24は仮想の境界面(側端面)24bまでとする。また、第二横辺部25は仮想の境界面(側面)25eまでとする。第二縦辺部24の仮想の境界面(側端面)24bは、第二横辺部25の仮想の境界面(側面)25eに接続されている。第二横辺部25の外面25cは、第一外面25ca,25caと、第二外面25cbと、第三外面25cd,25cdとで構成されている。
第一外面25ca,25caは、第二縦辺部24の外面24cに連続しており、面内方向が前後方向と平行になっている。第二外面25cbは、第二横辺部25の前側を構成する面である。第二外面25cbは、面内方向が左右方向と平行になっている。
第三外面25cdは、第一外面25caと第二外面25cbを連結する曲面である。第三外面25cdは、外側に凸になっている。つまり、第三外面25cdは、第一外面25caと第二外面25cbの外角部を丸面取りして形成されている。
第二側壁部22の内面24dと内面25dとの内角部にも丸面取りによって形成された第二内面25da,25daが形成されている。第二内面25daは、外側に凸となるようになっている。
図4は、第一実施形態に係る中空容器の断面図である。図4に示すように、中空容器1は、第一部材2と第二部材3とが摩擦圧接によって接合されている。第一部材2と第二部材3とが突き合わされて形成された突合せ部J1には、その外周に亘って溶接金属W1が形成されている。溶接金属W1はレーザー溶接によって形成される部位である。
次に、本実施形態に係る部材の接合方法について説明する。本実施形態に係る部材の接合方法では、準備工程と、突合せ工程と、摩擦圧接工程と、溶接工程とを行う。
図1に示すように、準備工程は、第一部材2と第二部材3とを用意する工程である。第一部材2及び第二部材3の成形方法は特に制限されるものではない。
図5に示すように、突合せ工程は、第一部材2と第二部材3とを突き合わせる工程である。突合せ工程では、第一部材2の第一突合せ面(上端面14a,14a、上端面15a,15a)と、第二部材3の第二突合せ面(下端面24a,24a、下端面25a,25a)とを突き合わせて突合せ部J1が形成される。
なお、本実施形態の摩擦圧接工程では、第一部材2を固定して第二部材3を相対移動させるため、突合せ工程では、第一部材2の第一側壁部12の周囲を固定治具(図示省略)で移動不能に拘束する。
摩擦圧接工程は、摩擦工程と圧接工程とを行って、第一部材2と第二部材3とを接合する工程である。摩擦工程では、突き合わされた第一部材2と第二部材3とを互いに近接する方向に押圧する。そして、本実施形態では、第一縦辺部14の長手方向と平行に第一部材2及び第二部材3を相対的かつ直線的に往復移動させる。本実施形態では、第一部材2は移動させず、第二部材3のみを直線的に往復移動させる。
本実施形態に係る摩擦工程では、上端面14aと下端面24a及び上端面15aと下端面25aとが擦り合わされて摩擦熱が発生し、軟化した母材が外部に排出される。摩擦工程における条件は適宜設定すればよいが、例えば、周波数を100〜260Hz、振幅を1.0〜2.0mm、摩擦圧力を20〜60MPaに設定する。また、摩擦工程の時間を5〜10秒程度に設定する。摩擦工程が終了したら、直ちに圧接工程に移行する。
圧接工程では、第一部材2及び第二部材3を相対移動させずに互いに近接する方向に押圧する。圧接工程における条件は適宜設定すればよいが、例えば、アップセット圧力を60〜80MPa、時間を3〜5秒程度に設定する。
摩擦工程によって突合せ部J1に摩擦熱が発生した後、往復移動を停止させ、圧接工程によってアプセット圧力を付与すると、突合せ部J1に分子間引力が働き第一部材2の第一突合せ面と第二部材3の第二突合せ面とが結合する。なお、摩擦工程の際には、第一部材2の第一突合せ面と第二部材3の第二突合せ面とが擦り合わされ、軟化した母材が突合せ部J1の内側及び外側に押し出されることによってバリが発生する。
溶接工程は、第一部材2及び第二部材3の外面に形成されたバリを溶加材として溶接を行う。溶接の種類は特に制限されないが、本実施形態ではレーザー溶接を行う。溶接工程では、アーク溶接等他の種類の溶接方法で行ってもよい。以上により、中空容器1が形成される。
以上説明した本実施形態に係る部材の接合方法によれば、摩擦圧接の際に板厚方向の応力を受ける第一横辺部15及び第二横辺部25に外側に凸となる曲面の第三外面15cd,15cdを形成している。当該曲面が無いと、摩擦圧接によって第一横辺部15及び第二横辺部25の中央部分が面外方向に変位しやすくなるが、本実施形態によれば、外側に凸となる曲面がある分、第一横辺部15及び第二横辺部25の剛性を大きくすることができる。これにより、第一横辺部15及び第二横辺部25の倒れ込みを防ぐことができる。
また、本実施形態によれば、平面視矩形の突合せ部J1に対して直線状に往復移動させても第一部材2と第二部材3とを確実に接合することができ、中空容器1の密閉性を高めることができる。
また、摩擦圧接工程の移動方向は、第一横辺部15と平行でもよいし、第一縦辺部14に対して斜めに移動させてもよいが、本実施形態のように第一縦辺部14、第二縦辺部24の長手方向と平行に往復移動させることで、第一部材2と第二部材3との接触面積を大きくすることができるため、第一横辺部15、第二横辺部25の長手方向と平行に往復させる場合と比べて安定して摩擦圧接を行うことができる。
また、溶接工程によれば、中空容器1の外面をきれいに仕上げることができる。また、摩擦圧接工程で排出されたバリを溶加材として用いるため、材料費を抑えることができる。
なお、第一実施形態に係る部材の接合方法では、前記した形態に限定されずに適宜設計変更が可能である。例えば、本実施形態の第一側壁部12及び第二側壁部22はアスペクト比の大きな部材を用いたが、アスペクト比の小さな長方形でもよいし、正方形であってもよい。
また、図2に示すように、本実施形態では、外角部及び内角部の両方に曲面を設けたが、外角部及び内角部の少なくともいずれか一方に曲面を設ければよい。
また、本実施形態では、第一側壁部12及び第二側壁部22の両方の外周面に曲面(第三外面15cd,25cd)を設けるようにしたが、第一側壁部12及び第二側壁部22の少なくともいずれか一方に曲面を設けるだけでもよい。
また、本実施形態では、第一部材2及び第二部材3の四隅に曲面(第三外面15cd,25cd)を設けるようにしたが、前側又は後側の一対の角部のみに曲面を設けるだけでもよい。
また、本実施形態では第一部材2及び第二部材3ともに金属部材を用いたが、いずれか一方が樹脂部材でもよいし、両方樹脂部材でもよい。また、中空容器1の用途は特に制限されるものではない。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態に係る部材の接合方法ついて説明する。図6に示すように、本実施形態に係る部材の接合方法は、第一部材102の第一横辺部115の形状及び第二部材103の形状が第一実施形態と相違する。本実施形態に係る部材の接合方法の説明では、第一実施形態と相違する部分を中心に説明する。
第一部材102の第一側壁部112は、板状の第一縦辺部114,114と、曲板状の第一横辺部115,115とで構成されている。第一側壁部112は、平面視長丸の枠状を呈する。第一縦辺部114の仮想の境界面(側端面)114bに曲板状の第一横辺部115の仮想の境界面(側端面)115eが接続されている。第一横辺部115は、板状を呈し平面視円弧状を呈する。第一横辺部115の板厚は、第一縦辺部114の板厚と略同等になっている。第一縦辺部114の外面114c,114c同士は平行になっている。第一横辺部115の外面115cは、外面114cに連続している。
第二部材103と対向する「第一突合せ面」は、上端面114a,114aと、上端面115a,115aとで構成されている。
図6に示すように、第二部材103は、板状部材であって、平面視長丸状(平行な直線の端部を円弧で結んだ形)を呈する。第二部材103の外縁は、第一部材102の外縁と同等の形状になっている。第二部材103の裏面103aは、「第二突合せ面(対向面)」となる。
次に、本実施形態に係る部材の接合方法について説明する。本実施形態に係る部材の接合方法では、準備工程と、突合せ工程と、摩擦圧接工程と、溶接工程とを行う。本実施形態に係る部材の接合方法は、第一実施形態と同じであるため詳細な説明は省略する。
本実施形態では、摩擦圧接の際に板厚方向の応力を受ける第一横辺部115を外側に凸となるように湾曲させている。仮に、横辺部が第一縦辺部114に対して直角の板状部材であると、当該横辺部は板厚方向の力を受けて変位しやすくなるが、本実施形態によれば、第一横辺部115を凸状にすることで剛性を大きくすることができる。これにより、第一横辺部115の倒れ込みを防ぐことができる。
また、枠状の第一部材102に対して第二部材103のように板状部材を突き合わせて摩擦圧接を行った場合でも第一実施形態と同様の略同等の結果を得ることができる。
なお、本実施形態では、第一横辺部115の外面115c及び内面115dの両方とも曲面としたが、少なくともいずれかに曲面を設けるだけでもよい。また、第二部材103は、第一側壁部112の開口を塞ぐものであればどのような形状であってもよい。
また、本実施形態では、板状の第二部材103を用いたが、第二部材103に替えて平面視長丸の枠状を呈する第二部材を用いて中空容器を形成してもよい。また、第一実施形態において、第二部材3に替えて第二部材103を用いて中空容器を形成してもよい。
[第三実施形態]
次に、本発明の第三実施形態に係る部材の接合方法について説明する。図7に示すように、本実施形態に係る部材の接合方法は、準備工程が第一実施形態と相違する。
図7に示すように、本実施形態に係る第一部材202は、底部211と、底部211に立設された平面視矩形枠状の第一側壁部212とで構成されている。第一側壁部212は、第一縦辺部214,214と、第一横辺部215,215とで構成されている。第一縦辺部214は、第一横辺部215に対して直角になっている。第一縦辺部214の外面214cと第一横辺部215の外面215cとは直角になっている。
第一縦辺部214の上端面214aと第一横辺部215の上端面215aは面一になっている。第二部材3に突き合わされる「第一突合せ面」は、上端面214a,214aと、上端面215a,215aとで構成されている。
図7に示すように、第二部材203は、板状部材であって、平面視矩形を呈する。第二部材203の外縁は、第一部材202の外縁と同等の形状になっている。第二部材203の裏面203aは、「第二突合せ面(対向面)」となる。
次に本実施形態に係る部材の接合方法について説明する。本実施形態に係る部材の接合方法では、準備工程と、突合せ工程と、摩擦圧接工程と、溶接工程とを行う。
図7に示すように、準備工程では、第一部材202と、第二部材203とを用意する。そして、準備工程では、図8の(a)に示すように、第一横辺部215,215が互いに離間する方向に塑性変形させる。つまり、準備工程では、第一側壁部212の第一横辺部215,215の上端周りが外側に傾倒するように塑性変形させる。これにより、第一横辺部215の外面215c,215cは、互いに離間する方向に凸となるように湾曲する。
図8の(b)に示すように、突合せ工程では、第一部材202の第一突合せ面(上端面214a,214a、上端面215a,215a)と、第二部材203の第二突合せ面(裏面203a)とを突き合わせて突合せ部J2を形成する。第一横辺部215,215は外側に塑性変形しているため、第一部材202と第二部材203とを突き合わせると、上端面215a上に第二部材203が突き合わされない非突合せ部216,216が形成される。
摩擦圧接工程は、摩擦工程と圧接工程とを行って、第一部材202と第二部材203とを接合する工程である。摩擦圧接工程は、第一実施形態と同等であるため説明を省略する。
以上説明した本実施形態に係る接合方法によれば、摩擦圧接の際に板厚方向の応力を受ける第一横辺部215を塑性変形させて予め外側に傾倒させているので、摩擦圧接工程によって、第一横辺部215が塑性変形して内側に傾倒することで変形分が相殺され、第一横辺部215の倒れ込みを抑制することができる。
なお、本実施形態の準備工程では、第一横辺部215,215を塑性変形させたが、ダイキャスト等で予め第一横辺部215が外側に傾倒した部材を用いてもよい。また、第一横辺部215の外面215cは必ずしも曲面でなくてもよい。また、第三実施形態の第二部材203に替えて、第一実施形態の第二部材3を用いてもよい。この場合は、第二部材3側の第一横辺部215を外側に傾倒させてもよい。
次に、本発明の実施例について説明する。図9に示すように、実施例では、第一部材302及び第二部材303を複数種類ずつ用意して、R面取りの曲率半径、第一部材302及び第二部材303の幅を変更して摩擦圧接を行った。
第一部材302は、底部311と、底部311に立設された側壁部312を備えている。側壁部312は、縦辺部314,314と、横辺部315,315とで構成されている。第一部材302には、底部311と側壁部312とで構成された流路Pが形成されている。第二部材303に突き合わされる「第一突合せ面」は、上端面314a,314aと、上端面315a,315aとで構成される。
図10の(a)に示すように、横辺部315の外角部K,Kには、丸面取りされて形成された面取り部(第三外面15cdに相当)R,Rが形成されている。第一部材302は、長さが150mm、高さが10mmになっている。第一部材302の縦辺部314の板厚t1は1.6mm、横辺部315の板厚t2は2.8mmになっている。第一部材302の幅t3は8.0,10.0,12.0mmの三種類を用意した。面取り部Rの曲率半径は、幅t3に応じて1.0,3.0,5.0mmに適宜設定した。
第一部材302はアルミニウム合金A1050−H112(JIS)を用いている。
JIS:A1050は、Si;0.25%以下、Fe;0.40%以下、Cu;0.05%以下、Mn;0.05%以下、Mg;0.05%以下、Zn;0.05%以下、V;0.05%以下、Ti;0.03%以下、Al;99.50%以上で構成されている。H112とは、展伸材においては積極的な加工硬化を加えずに、製造したままの状態で機械的性質の保証がされたものを意味する。
第二部材303は、底部321と、底部321に垂下する側壁部322とを備えている。側壁部322は、縦辺部324,324と、横辺部325,325とで構成されている。第一部材302に突き合わされる「第二突合せ面」は、下端面324a,324aと、下端面325a,325aとで構成される。第二部材303には、底部321と側壁部322とで構成された凹部Qが形成されている。
第二部材303は、長さが150mm、高さが10mmになっている。第二部材303の縦辺部324の板厚t1は1.6mm、横辺部325の板厚t2は2.8mmになっている。第二部材303の幅t3は、第一部材302に対応して8.0,10.0,12.0mmの三種類を用意した。第二部材303の横辺部325における面取り部Rは、突き合わされる第一部材302と適宜同等に設定した。
第二部材303は、アルミニウム合金ADC12(JIS)を用いている。第二部材303の材料は、第一部材302の材料に比べて大きな耐力となるように設定されている。JIS:ADC12は、Cu;1.5〜3.5%、Si;9.6〜12.0%、Mg;0.3%以下、Zn;1.0%以下、Fe;1.3%以下、Mn;0.5%以下、Ni;0.5%以下、Ti;0.3%以下、Pb;0.2%以下、Sn;0.2%以下、Al;残部で構成されている。
実施例に係る部材の接合方法では、準備工程、突合せ工程、摩擦圧接工程を行った。各工程は、第一実施形態と同等である。図10の(b)に示すように、実施例では、摩擦圧接工程が終わった後の内面の変形量M1及び外面の変形量M2を測定した。内面の変形量M1は、摩擦圧接前における横辺部325の内面(基準面)325dから摩擦圧接後のバリSの先端までの距離である。つまり、変形量M1は、バリSの高さと横辺部315の倒れ込み量との和を意味する。
外面の変形量M2は、摩擦圧接前における第二部材303の横辺部325の外面(基準面)325cから摩擦圧接後のバリSの先端までの距離である。つまり、変形量M2は、バリSの高さと横辺部315の倒れ込み量との和を意味する。測定値は、内面325d及び外面325cよりも凸であればプラスとし、凹であればマイナスとした。プラス、マイナスに関わらず、0に近い数値であることは変形量が小さいことを意味する。本実施例では、変形量が±0.5mmを閾範囲とした。
図11は、実施例の接合条件及び結果を示す表である。図12は、実施例の結果を示すグラフである。図11に示すように、面取り部Rの曲率半径が1.0mmのものを比較例Y1〜Y3とし、曲率半径が3.0mm又は5.0mmのものを実施例X1〜X4とした。
比較例Y1〜Y3に示すように、横辺部315のそれぞれの外角部K,KでR/t3<0.3であると、内面の変形量M1が大きくなることがわかった。つまり、部材の幅t3に対する面取り部Rの割合が小さいと、横辺部315の内側への倒れ込みが大きくなることがわかった。また、比較例Y1〜Y3の外面の変形量M2は、全てマイナスであるため、外面は凹んでいることがわかった。
一方、横辺部315のそれぞれの外角部K,KでR/t3≧0.3であると、横辺部325の内側への倒れ込みが小さいことがわかった。つまり、部材の幅t3に対する面取り部Rの割合が大きくなると、横辺部315の内側への倒れ込みが小さくなることがわかった。これにより、例えば、形成した中空容器の内部の流路が狭くなるのを防ぐことができる。
1 中空容器
2 第一部材
3 第二部材
11 底部
12 側壁部
13 仕切り部
14 縦辺部
15 横辺部
21 底部
22 側壁部
24 縦辺部
25 横辺部

Claims (6)

  1. 板状を呈する一対の縦辺部と板状を呈する一対の横辺部とで構成され平面視枠状の側壁部を備えた第一部材及び板状を呈する一対の縦辺部と板状を呈する一対の横辺部とで構成され平面視枠状の側壁部を備えた第二部材を準備する準備工程と、
    前記側壁部の端面同士を突き合せて平面視枠状の突合せ部を形成する突合せ工程と、
    前記第一部材及び前記第二部材を、前記縦辺部と平行に往復移動させて摩擦圧接する摩擦圧接工程と、を含み、
    前記第一部材及び前記第二部材は、アルミニウム合金材料からなり、
    前記第一部材及び前記第二部材におけるそれぞれの前記側壁部の外周面の全ての外角部が外側に凸の曲面となり、前記曲面の曲率半径を前記横辺部の長手方向の全長で除した値がそれぞれ0.3以上となるように設定することを特徴とする部材の接合方法。
  2. 前記第一部材及び前記第二部材におけるそれぞれの前記側壁部の内周面の全ての内角部外側に凸の曲面とすることを特徴とする請求項1に記載の部材の接合方法。
  3. 板状を呈する一対の縦辺部と板状を呈する一対の横辺部とで構成され平面視枠状の側壁部を備えた第一部材と、前記第一部材に対向する第二部材と、を準備する準備工程と、
    前記側壁部の端面と前記第二部材のうち前記端面と対向する対向面とを突き合せて平面視枠状の突合せ部を形成する突合せ工程と、
    前記第一部材及び前記第二部材を、前記縦辺部と平行に往復移動させて摩擦圧接する摩擦圧接工程と、を含み、
    前記横辺部が外側に凸となる湾曲状となるように前記第一部材を準備することを特徴とする部材の接合方法。
  4. 板状を呈する一対の縦辺部と板状を呈する一対の横辺部とで構成され平面視枠状の側壁部を備えた第一部材と、前記第一部材に対向する第二部材と、を準備する準備工程と、
    前記側壁部の端面と前記第二部材のうち前記端面と対向する対向面とを突き合せて平面視枠状の突合せ部を形成する突合せ工程と、
    前記第一部材及び前記第二部材を、前記縦辺部と平行に往復移動させて摩擦圧接する摩擦圧接工程と、を含み、
    前記側壁部の前記端面付近において、前記横辺部が外側に傾倒した前記第一部材を準備することを特徴とする部材の接合方法。
  5. 前記横辺部を塑性変形させることによって前記横辺部を外側に傾倒させることを特徴とする請求項に記載の部材の接合方法。
  6. 前記摩擦圧接工程の後に、摩擦圧接工程で発生したバリを溶加材として、前記突合せ部に沿って溶接を施す溶接工程をさらに含むことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載の部材の接合方法。
JP2013099545A 2012-09-03 2013-05-09 部材の接合方法 Active JP5838995B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013099545A JP5838995B2 (ja) 2013-05-09 2013-05-09 部材の接合方法
KR1020157008503A KR101657021B1 (ko) 2012-09-03 2013-08-26 중공 용기의 제조 방법 및 부재의 접합 방법
CN201380045720.3A CN104602857B (zh) 2012-09-03 2013-08-26 中空容器的制造方法及构件的接合方法
PCT/JP2013/072678 WO2014034590A1 (ja) 2012-09-03 2013-08-26 中空容器の製造方法及び部材の接合方法
TW102131488A TWI558627B (zh) 2012-09-03 2013-09-02 Method for manufacturing hollow container and joining method of member

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013099545A JP5838995B2 (ja) 2013-05-09 2013-05-09 部材の接合方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014217867A JP2014217867A (ja) 2014-11-20
JP5838995B2 true JP5838995B2 (ja) 2016-01-06

Family

ID=51936851

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013099545A Active JP5838995B2 (ja) 2012-09-03 2013-05-09 部材の接合方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5838995B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50123545A (ja) * 1974-03-18 1975-09-29
JP3391928B2 (ja) * 1995-03-14 2003-03-31 株式会社沖データ 摩擦溶接法及び該方法に使用する溶接母材
JP3733896B2 (ja) * 2001-01-30 2006-01-11 株式会社デンソー 振動溶着方法
JP4385533B2 (ja) * 2001-03-02 2009-12-16 日本軽金属株式会社 ヒートプレートの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014217867A (ja) 2014-11-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI558627B (zh) Method for manufacturing hollow container and joining method of member
WO2016035501A1 (ja) 車両用バンパービーム
JP5838995B2 (ja) 部材の接合方法
JP2014046353A (ja) 中空容器の製造方法
JP5900410B2 (ja) 部材の接合方法
JP6028674B2 (ja) 部材の接合方法
WO2015182401A1 (ja) 骨格構造体及びその製造方法
JP6575405B2 (ja) 溶接構造部材
JP2017207035A (ja) ラティス構造
JP2019137001A (ja) 溶着リブ構造
JP5915785B2 (ja) 中空容器の製造方法
CN105234577A (zh) 结构部件以及包括此结构部件的电气设备
JP2016185728A (ja) 車体フレームの部材間の結合構造
JP2012236441A (ja) パネル材の溶接接合方法及び接合パネル材
JP4774414B2 (ja) ピストンヘッドとピストンヘッド部材
JP4947496B2 (ja) 金属製容器及びその製造方法
JP5991820B2 (ja) 自転車フレームの製造方法及び自転車フレーム
JP2001122154A (ja) 差厚ブランク材
JPH11336189A (ja) 膨出部を形成したコラムコア及び同コラムコアを利用した鋼構造ユニット
JP2016036836A (ja) 摩擦攪拌接合用工具及び接合方法
JP5977194B2 (ja) 管材の製造方法
JP6185256B2 (ja) 金属製箱体及びその製造方法
JP5893386B2 (ja) ゴルフクラブヘッドの製造方法
KR101259617B1 (ko) 선체 블록 제작 방법 및 선체 블록 구조
JP2006007979A (ja) フランジ付き軸部材

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150804

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150918

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151013

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151026

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5838995

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350