JP2017207035A - ラティス構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】軽量化と機械特性との両立を可能とするラティス構造を提供する。【解決手段】ラティス構造10は、互いに平行に配置され、第1の軸線L11をそれぞれ有する複数の第1の管状部11と、互いに平行に配置され、第2の軸線L12をそれぞれ有する複数の第2の管状部12と、互いに平行に配置され、第3の軸線L13をそれぞれ有する複数の第3の管状部13と、を備え、第1の管状部11と第2の管状部12と第3の管状部13とが互いに交差して一体化されている。【選択図】図2

Description

本発明は、ラティス構造に関する。
特許文献1には、三次元構造部品に適用されるラティス構造が記載されている。このラティス構造は、1つの仮想的な面に設けられた第1の要素と、この仮想的な面に第1の要素と一体に設けられ、第1の要素と交差する第2の要素と、を備えている。各要素は、円柱形状などの柱状を呈している。
特開2015−93461号公報
上記のようなラティス構造を適用する三次元構造部品には、軽量化が求められている。しかしながら、各要素の断面寸法、長さ等を適宜変更することによって対応すると、軽減される重量に対して機械特性の低下が大きくなり、所望の機械特性を保ちつつ軽量化を図ることが難しい。
本発明は、軽量化と機械特性との両立を可能とするラティス構造を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るラティス構造は、互いに平行に配置され、第1の軸線をそれぞれ有する複数の第1の管状部と、互いに平行に配置され、第1の軸線に直交する第2の軸線をそれぞれ有する複数の第2の管状部と、互いに平行に配置され、第1の軸線および第2の軸線の両方にそれぞれ直交する第3の軸線をそれぞれ有する複数の第3の管状部と、を備え、第1の管状部と第2の管状部と第3の管状部とが互いに交差して一体化されている。
このラティス構造は、直交する3つの方向に延びる3種類の管状部がつなぎ合わされたような形状をなしている。管状部の内部は中空であるため、軽量化が図られている。これらの管状部が互いに交差して一体化されているため、交差部では、たとえばあらゆる方向に対する強度が増しており、また体積弾性率等を大きくすることができる。よって、このようなラティス構造では、軽量化と機械特性との両立が可能である。このラティス構造を用いて装置や機械等の部品を製造すると、それらの装置や部品等の軽量化が図られ、しかも所望の強度や体積弾性率を実現することができる。ラティス構造を金属積層造形装置(3Dプリンタ)によって成形する場合には、管状部の中空部が粉末除去穴となり、粉末除去が可能である。
いくつかの態様において、第1の管状部と第2の管状部と第3の管状部とが交差する交差部には、各管状部の厚みよりも大きい厚みを有する肉厚部が設けられている。管状部が交差する交差部では、形状の不連続性により、機械特性が劣り得る。しかし、この交差部に肉厚部が設けられることにより、優れた機械特性が維持され得る。
いくつかの態様において、肉厚部は、第1の軸線と第2の軸線と第3の軸線との交差点を基準として、第1の軸線、第2の軸線、または第3の軸線に対して45°をなす方向に設けられている。第1の管状部、第2の管状部、および第3の管状部は、直交する3つの方向に延びているので、その3つの方向に関しては優れた機械特性を発揮し得る。3つの軸線の交差点を基準として45°の方向に肉厚部が設けられていると、その3つの方向のみならず、他の方向に関しても、ラティス構造の機械特性が向上し得る。
いくつかの態様において、肉厚部は、交差部の内面側に設けられた膨出部を含む。この場合、内面側の膨出部によって、ラティス構造の機械特性が向上し得る。
いくつかの態様において、肉厚部は、交差部の外面側に設けられた隅肉部を含む。この場合、外面側の隅肉部によって、ラティス構造の機械特性が向上し得る。
いくつかの態様において、第1の管状部、第2の管状部、および第3の管状部は、いずれも円筒状である。円筒状の管状部によれば、どの方向に対しても均一な強度を発揮し得る。
本発明のいくつかの態様によれば、軽量化と機械特性との両立が可能である。
本発明の一実施形態に係るラティス構造が適用されたファン翼を示す斜視図である。 一実施形態に係るラティス構造の斜視図である。 図2のラティス構造の正面図である。 図2のラティス構造の左側面図である。 図2のラティス構造の平面図である。 図2のVI−VI線に沿った端面図である。 図2のVII−VII線に沿った端面図である。 図6の一部を拡大した端面図である。 本発明の一実施形態に係るラティス構造が適用されたタービン翼を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図面の説明において同一要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。なお、ラティス構造の背面図は、図3の正面図と対称につき省略されている。ラティス構造の右側面図は、図4の左側面図と対称につき省略されている。ラティス構造の底面図は、図5の平面図と対称につき省略されている。
まず、図1および図2を参照して、本実施形態のラティス構造10の概要について説明する。ラティス構造10は、たとえば、図1に示されるファン翼1の製造に適用される微細ラティス構造である。ファン翼1は、たとえば航空エンジンの一部品である。ファン翼1は、ベース部3と、ベース部3上に設けられた翼部2とを含む。ラティス構造10は、図2に示される構造をなしているが、ラティス構造として、図2に示される構造が繰り返されていてもよく、図2に示される構造の一部が欠如していてもよい。ラティス構造10によって製造され得るファン翼1等の部品は、複雑な3次元形状を有する場合が多い。そのような場合、図2に示される構造が上下左右に多数繰り返された(多数連結された)構造体において、その表面が3次元形状に応じた形状をなすように、構造体が成形され得る。言い換えれば、図2には、ラティス構造の一単位が抜き出されて示されている。構造体の内部および表面の一部分は図1に示される対称な構造をなし得るが、構造体の表面の他の部分は、図1に示される構造の一部が欠如した非対称な構造(たとえば一部の面のみが曲面である等)をなし得る。
ファン翼1は、ラティス構造10からなる構造体をスキンと呼ばれる部材で覆うことにより製造され得る。したがって、スキンが設けられた状態では、ラティス構造10は露出しない。ファン翼1において、スキンが設けられない領域があってもよい。その場合、スキンが設けられない領域には、ラティス構造10は露出する。
ラティス構造10は、たとえば金属製である。ラティス構造10は、たとえば鉄からなってもよい。ラティス構造10は、たとえばチタン64合金からなってもよい。ラティス構造10は、たとえばインコネル(登録商標)等のニッケル基超合金からなってもよい。ラティス構造10は、他の金属からなってもよい。
ラティス構造10が金属製である場合、ラティス構造10は、金属積層造形装置によって造形され得る。金属積層造形装置は、付加製造技術(Additive Manufacturing)が適用された装置であり、いわゆる3Dプリンタである。金属積層造形装置では、粉末床溶融結合(Powder bed fusion)が採用され得る。粉末床溶融結合方式の代表的なものとしては、レーザを用いて粉末を溶融させるレーザ溶融法と、電子ビーム(EB)を用いて粉末を溶融させる電子ビーム溶融法の2種類が挙げられる。本実施形態のラティス構造10は、電子ビーム溶融法で製造され得る。なお、ラティス構造10は、レーザ溶融法によって製造されてもよい。
ここで、金属積層造形装置の概要について説明する。金属積層造形装置は、たとえば、作業台と、材料である金属粉末のベッドを作業台上に形成する粉末ディスペンサと、粉末にエネルギを与えて粉末を溶融する電子銃とを備える。金属積層造形装置は、粉末ベッドの一部の領域にある粉末を、熱エネルギによって選択的に溶融結合させる。金属積層造形装置は、作業台上に、立体製品の各断面を構成する各層を順次形成し、所望の形状の立体製品を造形する。造形後、造形物の周囲や内部に残った粉末は、除去される。一般に、上記したレーザ溶融法では、仮焼結が行われないため、粉末は流動性があり、容易に除去され得る。一方、電子ビーム溶融法では、予熱工程による仮焼結が行われるため、粉末は除去されにくい。しかしながら、ラティス構造10では、粉末の除去は容易になっている。電子ビーム溶融法で造形した造形物から粉末を除去するには、ブラスタを用いたブラスト処理が行われる。
なお、ラティス構造10は、金属製である場合に限られない。ラティス構造10は、たとえば樹脂製であってもよい。ラティス構造10は、たとえば熱可塑性樹脂からなってもよい。ラティス構造10は、たとえば光硬化樹脂からなってもよい。ラティス構造10が樹脂製である場合、ラティス構造10は、たとえば、3Dプリンタにおける造形方法である熱溶解積層法(FDM(登録商標)法)によって造形され得る。
ラティス構造10の材質に関わらず、3Dプリンタによれば、あらゆる3次元形状のファン翼1が造形され得る。ファン翼1の形状は、図1に示される形状に限られない。ファン翼1の形状は自在に変更可能である。
図2〜図5を参照して、ラティス構造10の詳細について説明する。ラティス構造10は、直交する3つの方向、すなわちX方向、Y方向、およびZ方向にそれぞれ延びる3種類の管状部11、12、および13を備える。ラティス構造10は、これらの管状部11、12、および13がつなぎ合わされたような形状をなしている。管状部11、12、および13が中空であり、また間隔をおいて配置されているため、ラティス構造10は、たとえば80%程度の空隙率を有する。これにより、ラティス構造10の軽量化が図られている。ラティス構造10は、以下に詳述する構成により、機械特性にも優れる。
ラティス構造10は、複数の第1の管状部11と、複数の第2の管状部12と、複数の第3の管状部13とを備える。第1の管状部11、第2の管状部12、および第3の管状部13は、たとえば、いずれも円筒状である。
図3に示されるように、第1の管状部11は、円筒状の管壁11aと、管壁11a内に形成された中空部11bとを含む。第1の管状部11の中心軸線である第1の軸線L11は、X方向に延びている。図4に示されるように、第2の管状部12は、円筒状の管壁12aと、管壁12a内に形成された中空部12bとを含む。第2の管状部12の中心軸線である第2の軸線L12は、Y方向に延びている。図5に示されるように、第3の管状部13は、円筒状の管壁13aと、管壁13a内に形成された中空部13bとを含む。第3の管状部13の中心軸線である第3の軸線L13は、Z方向に延びている。
図2〜図5に示されるように、第1の管状部11の管壁11aと、第2の管状部12の管壁12aと、第3の管状部13の管壁13aとは、同じ外径および同じ内径を有する。管壁11a、管壁12a、および管壁13aの外径は、一例として、10mm程度である。管壁11a、管壁12a、および管壁13aの外径は、これに限られない。
複数の第1の管状部11は、互いに平行に配置されている。すなわち、複数の第1の管状部11は、第1の軸線L11が平行となるように配置されている。複数の第2の管状部12は、互いに平行に配置されている。すなわち、複数の第2の管状部12は、第2の軸線L12が平行となるように配置されている。複数の第3の管状部13は、互いに平行に配置されている。すなわち、複数の第3の管状部13は、第3の軸線L13が平行となるように配置されている。
隣り合う2本の第1の管状部11は、Y方向またはZ方向に離間している。隣り合う2本の第2の管状部12は、X方向またはZ方向に離間している。隣り合う2本の第3の管状部13は、X方向またはY方向に離間している。これらの離間距離は、いずれも等しい。第2の管状部12間の間隔と第3の管状部13間の間隔とによって、X方向に延びる第1の空洞部20x(図3参照)が形成されている。第1の管状部11間の間隔と第3の管状部13間の間隔とによって、Y方向に延びる第2の空洞部20y(図4参照)が形成されている。第1の管状部11間の間隔と第2の管状部12間の間隔とによって、Z方向に延びる第3の空洞部20z(図5参照)が形成されている。
第1の管状部11と、第2の管状部12と、第3の管状部13とは互いに交差している。すなわち、ラティス構造10は、複数の交差部15(図2参照)を含む。各交差部15において、第1の軸線L11と第2の軸線L12と第3の軸線L13とは、互いに直交している。言い換えれば、第1の軸線L11と第2の軸線L12と第3の軸線L13とは、格子状に配列されている。
図6は、図2のVI−VI線に沿った端面図である。図6に示されるように、第1の管状部11と第2の管状部12と第3の管状部13との交差部15の内部には、交差空間Sが形成されている。この交差空間Sは、中空部11bと中空部12bと中空部13bとが重なり合った領域である。交差空間Sには、X方向、Y方向、およびZ方向における側壁は存在しない。
図6に示されるように、交差部15には、交差空間Sに向けて突出するように形成された複数の膨出部16が設けられている。膨出部16は、交差部15の内面側に設けられている。交差部15には、交差部15の内周を縁取るように膨出部16が設けられている。また、図8に示されるように、交差部15には、直交する管壁11aおよび管壁13a(管壁11aおよび管壁12a、および、管壁12aおよび管壁13a)の外周面の谷部に隅肉部17が設けられている。隅肉部17は、交差部15の外面側に設けられている。交差部15には、交差部15の外周を縁取るように隅肉部17が設けられている。
これらの膨出部16および隅肉部17は、管壁11a、管壁12a、および管壁13aに対して厚みが付加された部分である。すなわち、膨出部16および隅肉部17が設けられた部分は、管壁11a、管壁12a、および管壁13aのそれぞれの厚みよりも大きい厚みを有する肉厚部18とされている。1つの肉厚部18は、内面側と外面側で対とされた1つの膨出部16および1つの隅肉部17を含む。
一方で、図7に示されるように、交差部15以外の領域、すなわち第1の管状部11、第2の管状部12、または第3の管状部13が他の管状部と交差せずに単独で存在する領域には、肉厚部18は設けられていない。
図8を参照して、肉厚部18についてより詳細に説明する。膨出部16および隅肉部17は、第1の軸線L11と第2の軸線L12と第3の軸線L13との交差点(軸線が交差してなる格子点)を基準として、第3の軸線L13に対して45°をなす方向に設けられている。膨出部16および隅肉部17は、当該交差点を基準として、第1の軸線L11に対して45°をなす方向に設けられている。なお、図8では、簡単のために第1の軸線L11の図示は省略されている。
また、膨出部16が設けられた部分では、管壁13aは、もっとも狭い最小内径dを有する。最小内径dは、膨出部16が設けられない領域における内径Dよりも小さい。管壁13aと管壁13aとの中心間距離Pに対して、最小内径dは、たとえば30〜50%である。より好ましくは、最小内径dは、中心間距離Pに対して35〜45%であってもよい。更に好ましくは、最小内径dは、中心間距離Pに対して40%であってもよい。中心間距離P、内径D、および最小内径dは、機械特性および粉末除去の容易性を考慮して、適宜決定され得る。
以上説明した本実施形態のラティス構造10によれば、第1の管状部11、第2の管状部12、および第3の管状部13の内部は中空であるため、軽量化が図られている。第1の管状部11、第2の管状部12、および第3の管状部13が互いに交差して一体化されているため、交差部15では、たとえばあらゆる方向に対する強度が増しており、また体積弾性率等が大きくなっている。特に、交差部15には膨出部16と隅肉部17とが設けられているため、交差部15における強度および体積弾性率等が大きくなっている。このようなラティス構造10では、軽量化と機械特性とが両立されている。このラティス構造10を用いてファン翼1等を製造すると、その軽量化が図られ、しかも所望の強度や体積弾性率を実現することができる。たとえば、従来のいわゆる直交ラティス構造と体積弾性率で比較した場合、本実施形態のラティス構造10では約170%(7割増)の体積弾性率が得られることがわかっている。しかも、交差部15の内周を縁取るようにして膨出部16が設けられ、交差部15の外周を縁取るようにして隅肉部17が設けられているため、圧縮方向のみならず、せん断方向の強度が高められている。ラティス構造10を3Dプリンタによって成形する場合には、第1の管状部11、第2の管状部12、および第3の管状部13の中空部が粉末除去穴となり、粉末除去が可能である。電子ビーム溶融法を採用する場合であっても、中空部11b、中空部12b、および中空部13bはすべて連通しているため、ブラスト処理による粉末の除去は容易である。
第1の管状部11、第2の管状部12、および第3の管状部13が交差する交差部15では、形状の不連続性により、機械特性が劣り得る。しかし、この交差部15に肉厚部18が設けられることにより、優れた機械特性が維持されている。
第1の管状部11、第2の管状部12、および第3の管状部13は、直交する3つの方向(X、Y、Z方向)に延びているので、その3つの方向に関しては優れた機械特性を発揮し得る。さらに第1の軸線L11、第2の軸線L12、および第3の軸線L13の交差点を基準として45°の方向に肉厚部18が設けられていると、その3つの方向のみならず、他の方向に関しても、ラティス構造10の機械特性が向上し得る。
内面側の膨出部16によって、ラティス構造10の機械特性が向上している。膨出部16のようなオーバーハング部は、仮焼結を行わないレーザ溶融法では造形するのが難しいが、仮焼結を行う電子ビーム溶融法では、膨出部16は容易に造形可能である。
外面側の隅肉部17によって、ラティス構造10の機械特性が向上している。
円筒状の管状部11、12、および13によれば、どの方向に対しても均一な強度が発揮され得る。
以上、本実施形態のラティス構造10について説明したが、本発明は上記実施形態に限られない。たとえば、ラティス構造10はファン翼1に適用される場合に限られず、図9に示されるベース部101と羽根部102とを含むタービン翼100に適用されてもよい。ラティス構造10が適用される部品の種類、形状、大きさは限定されない。
第1の管状部11と、第2の管状部12と、第3の管状部13とにおいて、外径または内径が異なってもよい。隣り合う2本の管状部は離間していなくてもよい。すなわち、隣り合う2本の管状部は当接していてもよい。管状部は、円筒状に限られない。管状部は、断面が矩形の筒状(角筒状)であってもよく、断面が楕円状であってもよい。断面が矩形である場合に、矩形の角部が丸みを帯びていてもよい。膨出部16と隅肉部17のいずれか一方が省略されてもよい。肉厚部18が省略されてもよい。
1 ファン翼
10 ラティス構造
11 第1の管状部
11a 管壁
12 第2の管状部
12a 管壁
13 第3の管状部
13a 管壁
15 交差部
16 膨出部
17 隅肉部
18 肉厚部
100 タービン翼
L11 第1の軸線
L12 第2の軸線
L13 第3の軸線

Claims (6)

  1. 互いに平行に配置され、第1の軸線をそれぞれ有する複数の第1の管状部と、
    互いに平行に配置され、前記第1の軸線に直交する第2の軸線をそれぞれ有する複数の第2の管状部と、
    互いに平行に配置され、前記第1の軸線および前記第2の軸線の両方にそれぞれ直交する第3の軸線をそれぞれ有する複数の第3の管状部と、を備え、
    前記第1の管状部と前記第2の管状部と前記第3の管状部とが互いに交差して一体化されている、ラティス構造。
  2. 前記第1の管状部と前記第2の管状部と前記第3の管状部とが交差する交差部には、各管状部の厚みよりも大きい厚みを有する肉厚部が設けられている、請求項1に記載のラティス構造。
  3. 前記肉厚部は、前記第1の軸線と前記第2の軸線と前記第3の軸線との交差点を基準として、前記第1の軸線、前記第2の軸線、または前記第3の軸線に対して45°をなす方向に設けられている、請求項2に記載のラティス構造。
  4. 前記肉厚部は、前記交差部の内面側に設けられた膨出部を含む、請求項2または3に記載のラティス構造。
  5. 前記肉厚部は、前記交差部の外面側に設けられた隅肉部を含む、請求項2〜4のいずれか一項に記載のラティス構造。
  6. 前記第1の管状部、前記第2の管状部、および前記第3の管状部は、いずれも円筒状である、請求項1〜5のいずれか一項に記載のラティス構造。
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