JP6028674B2 - 部材の接合方法 - Google Patents

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Description

本発明は、部材の接合方法に関する。
例えば、特許文献1には円筒状を呈する金属部材同士を摩擦圧接によって接合する方法が開示されている。この接合方法は、円筒状の金属部材の端面同士を押圧しつつ中心軸周りに高速回転させることで、接合部に摩擦熱を発生させて両部材を接合するというものである。
国際公開第2008/010265号パンフレット
摩擦圧接工程においては、接合部の周囲に不可避的にバリが発生する。当該バリは、接合部の周囲に不規則に膨出するため、当該バリの処理が煩雑になるとともに、被接合部材の意匠性等にも悪影響を及ぼす。
また、接合する一対の部材のいずれかが枠状部材である場合には、接合部の外側及び内側(内空側)の両方にバリが発生する。被接合部材の内側を、例えば、流体を流す流路として用いる場合には、被接合部材の内側にバリが膨出すると、流体の流通を妨げる要因となる。
このような観点から、本発明は、バリを制御するとともに被接合部材の意匠性を向上させることができる部材の接合方法を提供することを課題とする。
このような課題を解決するために本発明は、アルミニウム合金製の第一部材と、前記第一部材に対向するアルミニウム合金製の第二部材とを準備する準備工程と、前記第一部材の端面と前記端面に対向する前記第二部材の対向面とを突き合せて摩擦圧接を行う摩擦圧接工程と、前記摩擦圧接工程で形成されたバリを溶加材としてレーザー溶接を行う溶接工程と、を含み、前記第一部材のうち前記第二部材が突き合わされる部位は平面視矩形枠状を呈し、前記第一部材は板状の一対の第一縦辺部と前記第一縦辺部よりも長さ寸法の小さい板状の第一横辺部とを備える平面視矩形枠状の第一側壁部と該第一側壁部の内部に形成された複数の仕切り部とを備える中空押出成形品であり、前記第二部材は平面視矩形の底部と該底部から垂下した平面視矩形枠状の第二側壁部とを備えるダイキャスト成形品であり、前記摩擦圧接工程では、前記第一部材と前記第二部材との突合せ部の外側において、前記第一縦辺部の長手方向のみに沿って摩擦圧接の開始時に間隔をあけて対向する互いに平行な一対の離間面を設けておき、前記摩擦圧接工程では、前記第一部材及び前記第二部材を前記第一縦辺部と平行に相対的に往復移動させ、当該一対の離間面の間に摩擦圧接で発生する前記バリを収容するとともに、前記バリを前記離間面に導かせて排出させ、
前記溶接工程では、前記第一部材と前記第二部材との突合せ部の前記第一縦辺部の外側に形成された前記バリを溶加材としてレーザー溶接することを特徴とする。
かかる方法によれば、一対の離間面の間にバリを収容することにより、従来のように被接合部材の外側にバリが不規則に膨出するのを少なくするか、もしくは無くすことができる。また、溶接工程を行うことで、被接合部材の外面をきれいに仕上げることができる。また、バリを溶加材として利用するときには、一対の離間面の間に溶加材を集めることができるため、溶接作業を容易に行うことができる。また、かかる方法によれば、前記第一部材のうち前記第二部材が突き合わされる部位が平面視矩形枠状を呈する場合でも部材同士を接合することができる。また、第一縦辺部と平行に往復移動させると当該第一縦辺部にかかる突合せ部にバリが多く発生する傾向にあるが、第一縦辺部の長手方向に沿って一対の離間面を設けることでバリを効果的に収容できる。
また、前記摩擦圧接工程では、前記第一部材と前記第二部材との突合せ部の内側において、摩擦圧接の開始時に間隔をあけて対向する互いに平行な一対の離間面を設けておき、当該一対の離間面の間に摩擦圧接で発生する前記バリを収容することが好ましい。
かかる方法によれば、例えば、被接合部材の内側を、流体を流す流路として用いる場合において、被接合部材の内側にバリが不規則に膨出するのを少なくするか、もしくは無くすことができる。これにより、バリが流体の流通の妨げになるのを防ぐことができる。
本発明に係る部材の接合方法によれば、バリを制御するとともに被接合部材の意匠性を向上させることができる。
本発明の第一実施形態に係る中空容器の分解斜視図である。 (a)は第一実施形態に係る第一部材の平面図であり、(b)は第一実施形態に係る第二部材の平面図である。 第一実施形態に係る中空容器の断面図である。 第一実施形態に係る部材の接合方法の突合せ工程を示す断面図である。 第一実施形態に係る部材の接合方法を示す断面図であって、(a)は突合せ工程を示し、(b)は摩擦圧接工程後を示し、(c)は溶接工程を示す。 (a)は第一変形例に係る部材の接合方法の突合せ工程を示す断面図であり、(b)は第二変形例に係る部材の接合方法の突合せ工程を示す断面図である。 第三変形例に係る部材の接合方法の突合せ工程を示す断面図である。 (a)は本発明の第二実施形態に係る中空容器の分解斜視図であり、(b)は第二実施形態に係る部材の接合方法の突合せ工程を示す断面図である。 本発明の第三実施形態に係る筒状部材の分解斜視図である。 第三実施形態に係る筒状部材の断面図である。 第三実施形態に係る部材の接合方法の突合せ工程を示す断面図である。
[第一実施形態]
本発明の第一実施形態に係る部材の接合方法について図面を参照して詳細に説明する。図1に示すように、本実施形態の部材の接合方法では、金属部材同士を接合して中空容器1を製造する場合を例示する。中空容器1は、例えば、内部に流体を流して伝熱部材として用いられる。説明における「前後」、「左右」、「上下」は図1の矢印に従う(第一部材2を基準とする)。
中空容器1は、第一部材2と、第二部材3とで構成される。第一部材2及び第二部材3の材料は、摩擦圧接が可能な金属であれば特に制限されないが、本実施形態ではいずれもアルミニウム合金を用いている。また、第一部材2及び第二部材3の耐力も特に制限されないが、本実施形態では、第一部材2の耐力よりも第二部材3の耐力の方が大きくなるように設定している。つまり、後記する摩擦圧接工程の際に、第一部材2よりも第二部材3の方が軟化しにくくなっている。まず、接合する前の第一部材2と第二部材3の構成について説明する。
第一部材2は、平面視矩形の底部11と、底部11に立設された平面視矩形枠状の第一側壁部12と、第一側壁部12の内部に形成された複数の仕切り部13とで構成されている。第一部材2の成形方法は特に制限されないが、本実施形態では押出成形によって第一側壁部12と仕切り部13とを一体成形した後、当該成形品の端部に底部11を接合している。
第一側壁部12は、第一縦辺部14,14と、第一横辺部15,15とで構成されている。第一縦辺部14,14は、板状を呈し互いに離間して平行に配置されている。第一横辺部15,15は、板状を呈し互いに離間して平行に配置されている。第一縦辺部14は、第一横辺部15に対して直角になっている。第一縦辺部14の上端面14aと第一横辺部15の上端面15aは面一になっている。
図2に示すように、第一縦辺部14は仮想の境界面(側端面)14bまでとする。また、第一横辺部15は仮想の境界面(側面)15eまでとする。第一縦辺部14の仮想の境界面14bは、第一横辺部15の仮想の境界面15eに接続されている。
図2に示すように、上端面14aは2つの領域に分けられる。後記する突合せ工程において下端面24aと接触する面を上端面14aとし、下端面24aと離間する面を上端面14aとする。
仕切り部13は、板状を呈し第一縦辺部14,14に対して直角に連結されている。仕切り部13は、等間隔で複数枚配設されている。第一側壁部12と仕切り部13とで形成された複数の空間は、流体が流れる流路P,P・・・として用いられる。仕切り部13の上端面13aは、上端面14a,15aと面一になっている。
図1に示すように、第二部材3は、平面視矩形の底部21と、底部21から垂下した平面視矩形枠状の第二側壁部22とで構成されている。第二部材3の内部には、底部21と第二側壁部22とで構成された凹部Qが形成されている。第二部材3の成形方法は特に制限されないが、本実施形態ではダイキャストによって一体成形されている。
第二側壁部22は、第二縦辺部24,24と、第二横辺部25,25とで構成されている。第二縦辺部24,24は、板状を呈し互いに離間して平行に配置されている。第二横辺部25,25は、板状を呈し互いに離間して平行に配置されている。第二縦辺部24は、第二横辺部25に対して直角になっている。第二縦辺部24の長さ及び板厚は、第一縦辺部14の長さ及び板厚とそれぞれ同等になっている。また、第二横辺部25の長さ及び板厚は、第一横辺部15の長さ及び板厚と同等になっている。
図2の(b)に示すように、第二縦辺部24は仮想の境界面(側端面)24bまでとする。また、第二横辺部25は仮想の境界面(側面)25eまでとする。第二縦辺部24の仮想の境界面24bは、第二横辺部25の仮想の境界面25eに接続されている。
図1及び図2(b)に示すように、下端面24a,24aの外側にはそれぞれ切欠き部26が形成されている。切欠き部26は、底面26aと、底面26aに対して垂直な側面26bとで構成されている。切欠き部26は、第二縦辺部24の長手方向の全長に沿って一定断面で形成されている。切欠き部26の高さ(側面26bの高さ)は、第一部材2及び第二部材3の材料や摩擦圧接の条件によって適宜設定される。
図3は、第一実施形態に係る中空容器の断面図である。図3に示すように、中空容器1は、第一部材2と第二部材3とを摩擦圧接によって接合されている。第一部材2と第二部材3との接合部には、その外周に亘って溶接金属W1が形成されている。溶接金属W1はレーザー溶接によって形成される部位である。
次に、本実施形態に係る部材の接合方法について説明する。本実施形態に係る部材の接合方法では、準備工程と、突合せ工程と、摩擦圧接工程と、溶接工程とを行う。
図1に示すように、準備工程は、第一部材2と第二部材3とを用意する工程である。第一部材2及び第二部材3の成形方法は特に制限されるものではない。
図4に示すように、突合せ工程は、第一部材2と第二部材3とを突き合わせる工程である。突合せ工程では、第一部材2の上端面14a,14aと第二部材3の下端面(対向面)24a,24aとを面接触させる。また、第一部材2の上端面15a,15aと第二部材3の下端面(対向面)25a,25aとを面接触させる。また、第一部材2の第一側壁部12の外周面と第二部材3の第二側壁部22の外周面とを面一にする。これにより、突合せ部J1が形成される。
図4に示すように、突合せ工程では、第二部材3の第二縦辺部24に切欠き部26が形成されているため、上端面14aと底面26aとはわずかな隙間をあけて対向する。底面26a及びこの底面26aに対向する上端面14aは、特許請求の範囲の「離間面」に相当する。
なお、本実施形態の摩擦圧接工程では、第一部材2を固定して第二部材3を相対移動させるため、突合せ工程では、第一部材2の第一側壁部12の周囲を固定治具で移動不能に拘束する。
摩擦圧接工程は、摩擦工程と圧接工程とを行って、第一部材2と第二部材3とを接合する工程である。摩擦工程では、突き合わされた第一部材2と第二部材3とを互いに近接する方向に押圧する。そして、本実施形態では、第一縦辺部14の長手方向と平行に第一部材2及び第二部材3を相対的かつ直線的に往復移動させる。本実施形態では、第一部材2は移動させず、第二部材3のみを直線的に往復移動させる。
図5の(a)に示すように、本実施形態に係る摩擦工程では、上端面14aと下端面24a及び上端面15aと下端面25a(図4参照)とが擦り合わされる。
摩擦工程における条件は適宜設定すればよいが、例えば、周波数を100〜260Hz、振幅を1.0〜2.0mm、摩擦圧力を20〜60MPaに設定する。また、摩擦工程の時間を5〜10秒程度に設定する。摩擦工程が終了したら、直ちに圧接工程に移行する。
圧接工程では、第一部材2及び第二部材3を相対移動させずに互いに近接する方向に押圧する。圧接工程における条件は適宜設定すればよいが、例えば、アプセット圧力を60〜80MPa、時間を3〜5秒程度に設定する。
摩擦工程によって接合部に摩擦熱が発生した後、往復移動を停止させ、圧接工程によってアプセット圧力を付与すると、接合部に分子間引力が働き第一部材2と第二部材3とが結合する。図5の(b)に示すように、摩擦圧接工程では、軟化した母材が外部に排出されることで、第一側壁部12及び第二側壁部22のうち擦り合わされている部位の高さが徐々に小さくなる。そして、軟化した母材が接合部の内側及び外側に押し出されることによってバリSが発生する。
摩擦圧接工程後は、上端面14aと底面26aとの距離は摩擦圧接前の半分以下になっている。外側に発生するバリSは、上端面14a、側面26b及び底面26aで囲まれたスペースに収容される。本実施形態のように、バリSの先端側が外面よりも外側に突出していてもよい。
溶接工程は、第一部材2及び第二部材3の突合せ部J1の外側に形成されたバリSを溶加材として溶接を行う。溶接の種類は特に制限されないが、本実施形態ではレーザー溶接を行う。溶接工程では、アーク溶接等他の種類の溶接方法で行ってもよい。
本実施形態では、溶接工程の溶接の中心線V1と底面26aとが重なるように設定しているため、溶接の中心線V1と突合せ部J1とは離間する。以上により、中空容器1が形成される。
以上説明した本実施形態に係る部材の接合方法によれば、摩擦圧接の開始時において、上端面(離間面)14aと底面(離間面)26aとはわずかな隙間をあけて対向する。これにより、摩擦圧接工程の際に、当該離間面の間にバリSを収容することができ、従来のように被接合部材の外側にバリが不規則に膨出するのを防ぐことができる。
仮に、従来のように離間面が無い形態であると、バリは第一部材2及び第二部材3の上下方向、外側方向に不規則に膨出する。しかし、本実施形態であれば、バリSが上端面14a及び底面26aに導かれつつ外側に向けて排出されるため、不規則に外部に膨出するのを防ぎ、上端面14aと底面26aとの間にバリSを集めることができる。
また、切欠き部26が無い場合と比べて、摩擦圧接の接触面積が小さくなるため、摩擦熱も小さくなりバリの発生量を少なくすることができる。
また、溶接工程を行うことで、中空容器(被接合部材)1の外面をきれいに仕上げることができる。また、一対の離間面の間に溶加材となるバリSを収容することで、所定の部位に溶加材を集めることができるため、溶接作業を容易に行うことができる。また、溶接工程においてバリを溶加材とすることができるため、材料費を削減できる。
また、本実施形態によれば、第一部材2及び第二部材3のうち互いに突き合わされる部位が平面視矩形枠状を呈する場合でも、部材同士を接合することができる。また、第一縦辺部14と平行に往復移動させると突合せ部J1のうち第一縦辺部14及び第二縦辺部24側にバリSが多く発生する傾向にあるが、第一縦辺部14の長手方向に沿って一対の離間面を設けることでバリSを効果的に収容できる。
なお、溶接工程の際には、溶接の中心線V1と底面26aとを平行に設定し、かつ、溶接の中心線V1とバリSの先端とが重なるように設定してもよい。また、溶接工程の際には、溶接の中心線V1と底面26aとを平行に設定し、かつ、溶接の中心線V1が上端面14aと底面26aとの間の中点を通るように設定してもよい。バリSの発生形態に応じて溶接の中心線V1を適宜設定することで、仕上がり面をきれいにすることができる。
[第一変形例]
図6の(a)に示す第一変形例は、突合せ部J1の内側にも離間面を設けた点で第一実施形態と相違する。第一変形例では、第一実施形態と相違する点を中心に説明する。
図6の(a)に示すように、第二部材3Aは、底部21と、底部21から垂下する矩形枠状の第二側壁部22とで構成されている。第二側壁部22は、板状を呈する一対の第二縦辺部24,24と、板状を呈する一対の第二横辺部25,25とで構成されている。第二縦辺部24は、第二横辺部25よりも長くなっている。
第二縦辺部24の下端面24aの内側及び外側には、切欠き部26,27が形成されている。切欠き部26,27は、第二縦辺部24の長手方向に亘って形成されている。切欠き部26は、底面26aと、底面26aに対して垂直な側面26bとで構成されている。同様に切欠き部27は、底面27aと、底面27aに対して垂直な側面27bとで構成されている。
第一変形例に係る部材の接合方法では、準備工程と、突合せ工程と、摩擦圧接工程と、溶接工程とを行う。
準備工程は、第一実施形態と同等である。突合せ工程は、第一部材2と第二部材3Aとを突き合せる工程である。突合せ工程では、第一縦辺部14の上端面14aと第二縦辺部24の下端面24aとを突き合せるとともに、第一横辺部15の上端面15aと第二横辺部25の下端面25aとを突き合せる。これにより、突合せ部J2が形成される。
突合せ工程では、外側の上端面14aと外側の底面26aとはわずかな隙間をあけて対向する。また、内側の上端面14aと内側の底面27aとはわずかな隙間をあけて対向する。底面26a及びこの底面26aに対向する上端面14a、底面27a及びこの底面27aに対向する上端面14aは、特許請求の範囲の「離間面」に相当する。
摩擦圧接工程及び溶接工程は、第一実施形態と同等である。
第一変形例によっても第一実施形態と同等の効果を得ることができる。また、中空容器1Aの内部を、流体を流す流路として用いる場合には、中空容器1Aの内側に発生したバリSの膨出によって当該流路が狭められて流体の流通の妨げになるおそれがあるが、本実施形態のように、内側に形成された一対の離間面の間にバリを収容するようにすることで、中空容器1Aの内側へのバリの膨出を少なくするか、もしくは無くすことができる。
[第二変形例]
図6の(b)に示す第二変形例は、第一部材2Bにも切欠き部16を設けた点で第一実施形態と相違する。第二変形例では、第一実施形態との相違点を中心に説明する。
第一部材2Bの第一側壁部12は、板状を呈する第一縦辺部14,14と、板状を呈する第一横辺部15,15とで構成されている。第一側壁部12は、平面視矩形枠状を呈する。第一縦辺部14の上端面14aの外側には切欠き部16が形成されている。切欠き部16は、底面16aと、底面16aに対して垂直な側面16bとで構成されている。
第二部材3は、第一実施形態と同等である。切欠き部16及び切欠き部26は、同じ形状になっている。
第二変形例に係る部材の接合方法では、準備工程と、突合せ工程と、摩擦圧接工程と、溶接工程とを行う。
準備工程は、第一実施形態と同等である。突合せ工程は、第一部材2Bと第二部材3とを突き合せる工程である。突合せ工程では、第一縦辺部14の上端面14aと、第二縦辺部24の下端面24aとを突き合せるとともに、第一横辺部15の上端面15aと第二横辺部25の下端面25aとを突き合せる。これにより、突合せ部J3が形成される。
突合せ工程では、切欠き部16の底面16aと切欠き部26の底面26aとはわずかな隙間をあけて対向する。底面16a及びこの底面16aに対向する底面26aは、特許請求の範囲の「離間面」に相当する。
摩擦圧接工程は、第一実施形態と同等である。溶接工程では、第一実施形態と同様に突合せ部J3の底面(離間面)16aと底面(離間面)26aの間に収容されるバリを溶加材としてレーザー溶接を行う。第二変形例では溶接の中心線と突合せ部J3とは重なるようになっている。
第二変形例のように、第一部材2B及び第二部材3の両方に切欠き部16,26を設けて離間面(16a,26a)を形成しても第一実施形態と同様の効果を得ることができる。
[第三変形例]
図7に示す第三変形例は、第二部材3Cに面取り部26Cを設けた点で第一実施形態と相違する。第三変形例では、第一実施形態との相違点を中心に説明する。
第一部材2は、第一実施形態と同等の部材を用いている。第二部材3Cは、底部21と、底部21から垂下する第二側壁部22とで構成されている。第二側壁部22は、平面視矩形枠状を呈する。第二側壁部22は、第二縦辺部24,24と、第二横辺部25,25とで構成されている。第二縦辺部24の下端面24aの外側には、長手方向に亘ってC面取りされた面取り部26Cが形成されている。
面取り部26Cは、第二縦辺部24の下端面24aと外面24cとの角部を面取りして形成されている。本実施形態では、C面取りになっているが、丸面取りでもよい。
第二変形例に係る部材の接合方法では、準備工程と、突合せ工程と、摩擦圧接工程と、溶接工程とを行う。
準備工程は、第一実施形態と同等である。突合せ工程は、第一部材2と第二部材3Cとを突き合せる工程である。突合せ工程では、第一縦辺部14の上端面14aと第二縦辺部24の下端面24aとを突き合せるとともに、第一横辺部15の上端面15aと第二横辺部25の下端面25aとを突き合せる。これにより、突合せ部J4が形成される。
また、突合せ工程では、上端面14aと面取り部26Cの面取り面26Caとは隙間をあけて対向する。上端面14a及びこの上端面14aに対向する面取り面26Caは、特許請求の範囲の「離間面」に相当する。
摩擦圧接工程は、第一実施形態と同等である。摩擦圧接工程によって、上端面14aと下端面24aとが擦り合わされて摩擦熱が発生し、軟化した母材が外部に排出されることで第一側壁部12及び第二側壁部22のうちの擦り合わされている部位の高さが徐々に小さくなる。本実施形態では、摩擦圧接終了後に、面取り部26Cの切欠き高さは摩擦圧接前の半分程度になる。排出されたバリは、上端面14aと面取り面26Caとの隙間に収容される。
溶接工程では、上端面14aと面取り面26Caとの隙間に収容されたバリを溶加材として溶接を行う。
以上の第三変形例のように、第二部材3Cに面取り部26Cを設ける場合でも、摩擦圧接によって発生したバリを上端面14aと面取り面26Caとの間に収容することができ、第一実施形態と同等の効果を得ることができる。なお、本実施形態では、突合せ部J4の外側の角部を面取りしているが、内側に面取り加工を施してもよい。また、面取り部26は、面取り加工に限定するものではなく、ダイキャストによって成形してもよい。
[第二実施形態]
図8の(a)及び(b)に示すように、第二実施形態では、枠状の第一側壁部と板状の蓋部材を接合する点で第一実施形態と相違する。第二実施形態では第一実施形態と相違する部分を中心に説明する。
第一部材2Dは、第一側壁部12を備えている。第一側壁部12は、板状を呈する第一縦辺部14,14と、板状を呈する第一横辺部15,15とで構成されている。第一縦辺部14は、第一横辺部15よりも長くなっている。第一側壁部12は、平面視矩形枠状を呈する。
第一縦辺部14の上端面14aの外側には、切欠き部26が形成されている。切欠き部26は、底面26aと、底面26aに垂直な側面26bとで構成されている。切欠き部26は、第一縦辺部14の長手方向全体に亘って形成されている。
第二部材3Dは、平面視矩形の板状を呈する。第二部材3Dの外縁は、第一側壁部12の外縁と同じ形状になっている。第二部材3Dのうち第一縦辺部14及び第一横辺部15に対向する部位には、枠状の対向面31aが形成されている。対向面31aのうち第一縦辺部14に対向する部位は、2つの領域に分けられる。後記する突合せ工程において、上端面14aと接触する面を対向面31aとし、上端面14aと離間する面を対向面31aとする。
次に、本実施形態に係る部材の接合方法について説明する。本実施形態に係る部材の接合方法では、準備工程と、突合せ工程と、摩擦圧接工程と、溶接工程とを行う。
図8の(b)に示すように、準備工程は、第一部材2Dと第二部材3Dを用意する工程である。第一部材2D及び第二部材3Dの成形方法は特に制限されるものではない。
図8の(b)に示すように、突合せ工程では、第一部材2Dの上端面14a,14aと第二部材3Dの対向面31a,31aとを面接触させる。また、第一部材2Dの上端面15a,15aと対向面31a,31aとを面接触させる。これにより、突合せ部J5が形成される。
また、突合せ工程では、第二部材3の第一縦辺部14に切欠き部26が形成されているため、対向面31aと底面26aとはわずかな隙間をあけて対向する。底面26a及びこの底面26aに対向する対向面31aは、特許請求の範囲の「離間面」に相当する。
摩擦圧接工程は、摩擦工程と圧接工程とを行って、第一部材2Dと第二部材3Dとを接合する工程である。摩擦工程では、突き合わされた第一部材2Dと第二部材3Dとを互いに近接する方向に押圧する。そして、本実施形態では、第一縦辺部14の長手方向と平行に第一部材2D及び第二部材3Dを相対的かつ直線的に往復移動させる。本実施形態では、第一部材2Dは移動させず、第二部材3Dのみを直線的に往復移動させる。
図8の(b)に示すように、本実施形態に係る摩擦工程では、上端面14aと対向面31a及び上端面15aと対向面31aとが擦り合わされて摩擦熱が発生し、軟化した母材が外部に排出されることで、第一側壁部12及び第二側壁部22のうち擦り合わされている部位の高さが徐々に小さくなる。
摩擦工程によって接合部に摩擦熱が発生した後、往復移動を停止させ、圧接工程によってアプセット圧力を付与すると、接合部に分子間引力が働き第一部材2Dと第二部材3Dとが結合する。摩擦工程の際には、軟化した母材が接合部の内側及び外側に押し出されることによってバリが発生する。突合せ部J5の外側に発生するバリは、底面26aと対向面31aとで囲まれたスペースに収容される。
溶接工程は、第一部材2D及び第二部材3Dの突合せ部J5の外側に形成されたバリを溶加材として溶接を行う。溶接の種類は特に制限されないが、本実施形態ではレーザー溶接を行う。溶接工程では、アーク溶接等他の種類の溶接方法で行ってもよい。以上により、中空容器1Dが形成される。
第二実施形態に係る部材の接合方法のように第二部材3Dを板状の蓋としても第一実施形態と同等の効果を得ることができる。
なお、本実施形態では、切欠き部26を第一部材2Dのみに設けたが、第二部材3Dのみに設けてもよいし、第一部材2D及び第二部材3Dの両方に切欠き部を設けてもよい。
また、前記した実施形態では、長辺部のみに切欠き部を設けたが、短辺部のみに設けてもよいし、長辺部と短辺部の両方に設けてもよい。また、前記した実施形態では、摩擦圧接工程の際に、縦辺部と平行に往復移動させたが、横辺部と平行に往復移動させてもよいし、縦辺部に対して斜めに往復移動させてもよい。
なお、前記した実施形態及び変形例では、第一部材及び第二部材のうち突き合わされる部位の形状を平面視矩形枠状を呈するようにしたが、三角枠状、六角枠状等他の多角枠形状を呈するようにしてもよい。
また、前記した実施形態及び変形例では、第一部材及び第二部材のいずれかに底部を設け、中空部を備えた中空容器を形成する場合を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、一方又は両方が角筒状を呈する第一部材及び第二部材を接合して、有底筒状部材又は筒状部材を形成してもよい。この場合、第一部材及び第二部材のうち突き合わされる部位の形状は、三角形、六角形等他の多角形状であってもよい。
また、中実の第一部材及び第二部材を接合してもよい。具体的には、例えば、四角柱同士、六角柱同士等多角柱同士を接合する場合にも本発明を適用することができる。この場合、多角柱同士は同じ断面形状であってもよいし、異なる断面形状であってもよい。
[第三実施形態]
次に、本発明の第三実施形態について説明する。第三実施形態では、円筒状を呈する第一部材及び第二部材を接合して筒状部材を形成する点で他の実施形態と相違する。第三実施形態では、図9に示すように円筒状を呈する第一部材102と、円筒状を呈する第二部材103とを接合する。第三実施形態では、第一実施形態と相違する部分を中心に説明する。
第一部材102は、円筒状の第一側壁部112で構成されている。第一側壁部112の上端面112aは、二つの領域に分けられる。後記する突合せ工程において下端面122aと接触する面を上端面112aとし、下端面122aと離間する面を上端面112aとする。上端面112aは上端面112aの内側に形成され、上端面112aは外側に形成されている。
第二部材103は、円筒状の第二側壁部122で構成されている。第二側壁部122の外径及び板厚は、第一側壁部112の外径及び板厚と同等になっている。第二側壁部122の下端面122aの外側には切欠き部116が形成されている。切欠き部116は、底面116aと、底面116aに対して垂直な116bとが形成されている。切欠き部116は、全周に亘って形成されている。
図10は、第三実施形態に係る筒状部材の断面図である。図10に示すように、筒状部材101は、第一部材102と第二部材103とを摩擦圧接によって接合されている。第一部材102と第二部材103との接合部には、その外周に亘って溶接金属W1が形成されている。溶接金属W1は、レーザー溶接によって形成される部位である。
次に、本実施形態に係る部材の接合方法について説明する。本実施形態に係る部材の接合方法では、準備工程と、突合せ工程と、摩擦圧接工程と、溶接工程とを行う。
準備工程は、第一部材102と第二部材103とを用意する工程である。第一部材102及び第二部材103の成形方法は特に制限されるものではない。
図11に示すように、突合せ工程は、第一部材102と第二部材103とを突き合わせる工程である。突合せ工程では、第一部材102の上端面112aと第二部材103の下端面122aとを突き合わせる。これにより、突合せ部J6が形成される。
突合せ工程では、第二部材103に切欠き部116が形成されているため、上端面112aと底面116aとはわずかな隙間をあけて対向する。底面116a及び底面116aに対向する上端面112aは、特許請求の範囲の「離間面」に相当する。
なお、本実施形態の摩擦圧接工程では、第一部材102を固定して第二部材103を相対移動させるため、突合せ工程では、第一部材102の第一側壁部112の周囲を固定治具で移動不能に拘束する。
摩擦圧接工程は、摩擦工程と圧接工程とを行って、第一部材102と第二部材103とを接合する工程である。摩擦工程では、突き合わされた第一部材102と第二部材103とを互いに近接する方向に押圧する。そして、第一部材102の軸中心周りに第二部材103を円周方向に回転させる。
摩擦圧接工程では、第一実施形態と同様に、軟化した母材が接合部の内側及び外側に押し出されることによってバリが発生する。摩擦圧接工程後は、上端面112aと底面116aとの距離は摩擦圧接前の半分程度になる。外側に発生するバリは、上端面112a、底面116a及び側面116bで囲まれたスペースに収容される。溶接工程は、第一実施形態と略同等である。
本実施形態のように、第一部材102及び第二部材103が円筒状を呈する場合であっても、第一実施形態と同等の効果を得ることができる。なお、本実施形態では、円筒状同士の部材を接合したが、これに限定されるものではない。接合される部材の少なくとも一方が円筒状であればよい。
また、第一部材及び第二部材のいずれかに底部を設け、有底円筒状部材又は中空円筒状部材を形成してもよい。また、中実の第一部材及び第二部材を接合しもよい。具体的には、円柱同士を接合する場合にも本発明を適用することができる。
また、特許請求の範囲の請求項2における「前記第一部材のうち前記第二部材が突き合わされる部位は平面視枠状を呈し」とは、第一部材のうち前記第二部材が突き合わされる部位を平面視した場合の形状が円筒状や、三角枠状、矩形枠状、六角枠状等他の多角枠状を含む意味である。
1 中空容器
2 第一部材
3 第二部材
11 底部
12 第一側壁部
13 仕切り部
14 第一縦辺部
15 第一横辺部
21 底部
22 第二側壁部
24 第二縦辺部
25 第二横辺部
26 切欠き部

Claims (2)

  1. アルミニウム合金製の第一部材と、前記第一部材に対向するアルミニウム合金製の第二部材とを準備する準備工程と、
    前記第一部材の端面と前記端面に対向する前記第二部材の対向面とを突き合せて摩擦圧接を行う摩擦圧接工程と、
    前記摩擦圧接工程で形成されたバリを溶加材としてレーザー溶接を行う溶接工程と、を含み、
    前記第一部材のうち前記第二部材が突き合わされる部位は平面視矩形枠状を呈し、前記第一部材は板状の一対の第一縦辺部と前記第一縦辺部よりも長さ寸法の小さい板状の第一横辺部とを備える平面視矩形枠状の第一側壁部と該第一側壁部の内部に形成された複数の仕切り部とを備える中空押出成形品であり、前記第二部材は平面視矩形の底部と該底部から垂下した平面視矩形枠状の第二側壁部とを備えるダイキャスト成形品であり
    前記摩擦圧接工程では、前記第一部材と前記第二部材との突合せ部の外側において、前記第一縦辺部の長手方向のみに沿って摩擦圧接の開始時に間隔をあけて対向する互いに平行な一対の離間面を設けておき、
    前記摩擦圧接工程では、前記第一部材及び前記第二部材を前記第一縦辺部と平行に相対的に往復移動させ、当該一対の離間面の間に摩擦圧接で発生する前記バリを収容するとともに、前記バリを前記離間面に導かせて排出させ、
    前記溶接工程では、前記第一部材と前記第二部材との突合せ部の前記第一縦辺部の外側に形成された前記バリを溶加材としてレーザー溶接することを特徴とする部材の接合方法。
  2. 前記摩擦圧接工程では、前記第一部材と前記第二部材との突合せ部の内側において、摩擦圧接の開始時に間隔をあけて対向する互いに平行な一対の離間面を設けておき、当該一対の離間面の間に摩擦圧接で発生する前記バリを収容することを特徴とする請求項1に記載の部材の接合方法。
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