JP5838629B2 - 真空断熱パネル、真空断熱構造体及び断熱装置 - Google Patents
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Description
この構成を採用することによって、本発明では、パネル体を、下底面部と角錐面部とが交差する四角錐台形状とし、また、綴じ代部は、下底面部側において必ず外向きになるように設けられるので、角錐面部同士の突き合わせの際に互いに干渉することがなく、当該パネル体同士を交差して隙間なく組み合わせることができる。これにより、熱逃げ経路が閉塞され、角部における熱漏洩を効果的に抑制することが可能となる。
この構成を採用することによって、本発明では、パネル体を、下底面部と角錐面部とが45度で交差する四角錐台形状とすることで、当該パネル体を複数用意し、直交軸に対してそれぞれの上底面部を向け、角錐面部同士を突き合わせることにより、当該パネル体同士を直交して配置することができる。
この構成を採用することによって、本発明では、面直方向の荷重に対する強度を向上させることができる。
この構成を採用することによって、本発明では、パネル体の内部において熱放射を反射させることができる。
この構成を採用することによって、本発明では、真空断熱パネルが直交して隙間なく組み合わされた真空断熱構造体が得られる。
この構成を採用することによって、本発明では、角錐面部同士の圧接により、熱逃げ経路がより確実に閉塞される。
この構成を採用することによって、本発明では、角部のうち、3つの平面が互いに直交する角隅部に対応する位置に真空断熱構造体を配設することにより、効率よく熱漏洩を抑制することができる断熱装置が得られる。
なお、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
図1は、本発明の実施形態における真空断熱パネル1を示す断面図である。図2は、本発明の実施形態における真空断熱パネル1を示す斜視図である。なお、図1は、図2(a)における矢視K−K断面図である。また、図2(a)は、真空断熱パネル1の上底面部11側の斜視図を示し、図2(b)は真空断熱パネル1の下底面部21側の斜視図を示す。
上記構成の真空断熱パネル1の製造方法においては、先ず、第1の部材10と第2の部材20とを成形する。第1の部材10と第2の部材20とは、例えば、金属板をプレス成形等することにより、上述した所定形状に成形する。なお、成形前、成形後のいずれかにおいて、第1の部材10及び第2の部材20のそれぞれの内向きの表面10a,20aを鏡面仕上げする。
以上により、図1に示すように、第1の部材10と第2の部材20とを気密に接合する綴じ代部30を備えて内部が真空状態にされたパネル体2を有する上記構成の真空断熱パネル1が製造される。
図4は、本発明の実施形態における真空断熱構造体50を示す斜視図である。なお、図4(a)は、真空断熱構造体50の内側の斜視図を示し、図4(a)は、真空断熱構造体50の外側の斜視図を示す。
真空断熱構造体50は、図4に示すように、上記構成の真空断熱パネル1を複数有し、隣り合うパネル体2同士を互いに直交させ、且つ、隣り合う角錐面部12同士を互いに突き合わせて形成されている。
図5は、本発明の実施形態における断熱装置60を示す断面図である。図6は、本発明の実施形態における断熱装置60を示す斜視図である。
断熱装置60は、図5に示すように、箱状の断熱対象物70を囲う断熱囲いである。
なお、真空断熱構造体50及び断熱材61は、その外側から巻きつけられた不図示のテープ材あるいはその外側を囲う不図示の筐体等により貼り合わせあるいは支持され、断熱対象物70の外壁に対して組み付けられるよう構成されている。
比較例としての真空断熱構造体100は、略直方体形状のパネル体102の側面に、突出した綴じ代部130を備える真空断熱パネル101を複数有する。この真空断熱構造体100は、隣り合うパネル体102同士を互いに直交させることができるものの、綴じ代部130が干渉するため、熱逃げ経路となる大きな隙間が形成されてしまう。
また、本実施形態の真空断熱構造体50のパネル間の隙間の長さL1は、比較例としての真空断熱構造体100の隙間の長さL2よりも長くなる。したがって、熱逃げ経路も相対的に長く、より熱逃げし難くなり、結果、熱漏洩量も小さくなる。
図8は、本発明の一別実施形態における真空断熱構造体50を示す断面図である。図示するように、圧接手段51は、複数の真空断熱パネル1を支持する支持部材52と、支持部材52に螺合している押圧ボルト53とを有する。
Claims (6)
- 第1の部材と第2の部材とを気密に接合する綴じ代部を備えて内部が真空状態にされたパネル体を有する真空断熱パネルであって、
前記パネル体は、下底面部と該下底面部と隣合う複数の角錐面部とが、それぞれ交差する四角錐台形状を有し、且つ、前記綴じ代部が、前記下底面部を挟んで逆側に延在する複数の前記角錐面部の仮想延在面と該下底面部とで囲まれた領域内に設けられており、
前記綴じ代部が、前記下底面部の外縁に沿って切れ目なく環状に立設していることを特徴とする真空断熱パネル。 - 前記パネル体は、下底面部と該下底面部と隣合う複数の角錐面部とが、それぞれ45度で交差する四角錐台形状を有することを特徴とする請求項1に記載の真空断熱パネル。
- 前記パネル体の内部に臨む前記第1の部材と前記第2の部材の表面は、鏡面仕上げされていることを特徴とする請求項1または2に記載の真空断熱パネル。
- 請求項1〜3のいずれか一項に記載の真空断熱パネルを複数有し、隣り合う前記パネル体同士を互いに直交させ、且つ、隣り合う前記角錐面部同士を互いに突き合わせて形成されていることを特徴とする真空断熱構造体。
- 前記突き合わせられた前記角錐面部同士を圧接させる圧接手段を有する請求項4に記載の真空断熱構造体。
- 箱状の断熱対象物を囲う断熱装置であって、
前記断熱対象物の複数の角隅部のうち少なくとも1つに対応する位置に、請求項4または5に記載の真空断熱構造体が設けられていることを特徴とする断熱装置。
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