JP6742090B2 - 真空断熱材 - Google Patents
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Description
前記袋本体には、4方の縁部が接合されて縁部シール部が形成され、
4つの前記縁部シール部のうち、対向する一対の第1縁部シール部を含む部分が、前記天面または底面の一側縁である第1位置から第1延出部として形成されており、
前記第1延出部は、前記第1位置を基点として天面側または底面側に折返されて、
前記側面に前記第1延出部が存在しないように、前記天面または底面に固定されている真空断熱材。
前記袋本体には、4方の縁部が接合されて縁部シール部が形成され、
4つの前記縁部シール部のうち、対向する一対の第2縁部シール部を含む部分が、前記天面および底面の対向する一側縁の間の第2位置から第2延出部として形成されており、
前記第2延出部は、前記第2位置を基点として前記側面に沿って折返されて、
前記天面および底面から前記第2延出部が突出しないように、前記側面に固定されている真空断熱材。
<真空断熱材>
図1および図5に示すように、図5に示す本実施形態の真空断熱材1は、図1に示す真空断熱材1Aの延出部を底面側に折返して底面に固定して得られる。このため、まず、折返前の真空断熱材1Aにつき説明した後に、真空断熱材1につき説明する。以下、延出部を折返す前の状態の真空断熱材1Aを、単に真空断熱材1Aと称する。
袋本体13を構成する積層体は、少なくとも、基材層とバリア層とシーラント層とを備える積層体である。基材層を構成する材料としては、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、ポリプロピレン等を用いることができる。また、シーラント層を構成する材料としては、ポリプロピレンやポリエチレン等を用いることができる。
芯材10は、袋本体13に収容される断熱性の高い真空断熱用の芯材である。芯材10としては、熱伝導度の低いものであることが好ましい。たとえば、芯材空隙率が50%以上、特に90%以上の多孔質材である芯材を挙げることができる。
袋本体13は、4方の縁部が接合されて縁部シール部が形成されており、所謂4方シールの密封包装形態である。この実施形態においては、縁部シール部は、対向する一対の第1縁部シール部341と、対向する他の一対の第3縁部シール部342とからなる。たとえば、縁部シール部は、熱や超音波を利用した溶着によって形成することができる。
本実施形態において、底面24と側面22とで形成される一辺が第1位置221であり、この第1位置221を基点として、第1縁部シール部341を含む第1延出部311が、真空断熱材1Aの両側に延出されている。第1延出部311は表面フィルム11の第4部分114と、裏面フィルム12の第4部分124とで構成される。これにより、表面フィルム11は、水平な天面21から垂直な側面22を介して水平な第1延出部311の第1縁部シール部341まで連続して亘るように構成されている。
本実施形態において、天面21と側面23とで形成される一辺を基点として延出される表面フィルム11の第3部分113と、該一辺に対向して底面24と側面23とで形成される他の一辺を基点として延出される裏面フィルム12の第3部分123とで、第3縁部シール部342を含む第3延出部313が両側に延出されている。第3延出部313は表面フィルム11と裏面フィルム12とで構成される。これにより、表面フィルム11は、水平な天面21から第3延出部313の第3縁部シール部342まで連続して亘るように構成されている。ここで、第3延出部313は天面21と底面24の対向する一側縁の間から延びるもの、言い換えると天面21と側面23とで形成される一辺および底面24と側面23とで形成される一辺から延びないものであり、図3に示すように、本実施形態において、第3延出部313は天面21と底面24の対向する一側縁の間の中間位置P1から水平方向に延びている。この場合、後述するガセット折部33を形成するときに、表面フィルム11と裏面フィルム12に加える力を同じにしやすくすることができるため、製造適性を向上させることができる。なお、第3延出部313は天面21と底面24の対向する一側縁の間の中間位置P1から延びる例に限らず、中間位置P1の下方または上方から延びていてもよい。
次に、上記の真空断熱材1Aの第1延出部を折返して得られる本実施形態の真空断熱材1について図5、図6を用いて説明する。図5は、図1から第1延出部を折返して得られた本実施形態の真空断熱材1の斜視図であり、図6は、図5の真空断熱材1を底面側から見た斜視図である。
次に、真空断熱材1の使用例につき図9を用いて説明する。図9は、3つの真空断熱材1を横に並べて配置した際の断面模式図である。図9に示すように、平面的に横に並べた際に、側面22同士が密接に配置されるので、複数の真空断熱材1を側面22同士が対向するように並べて配置する際に、隣接する真空断熱材1同士に余分な隙間が形成されることを抑制することができるため、収容率を高めて断熱性を向上できる。
図10は、第1実施形態の変形例を示す断面模式図である。図10(b)(c)は、図10(a)と比べて、一対の第1延出部の延出基点となる第1位置が両側で異なっている点が上記の真空断熱材1と異なっている。すなわち、たとえば、図10(b)においては、一方の第1延出部311aは、底面24から延出されて底面24側に折返されており、他方の第1延出部311bは、天面21から延出されて天面21側に折返されている。このように、本実施形態においては、第1延出部は天面および底面から延出されていてもよい。
図11は、本発明の第2実施形態を示す断面模式図である。以下の第2実施形態の説明においては、第1実施形態と同様の図番については、第1実施形態における説明を援用して読み替えることとし、その説明を省略する。この実施形態においては、図11(a)の折返前の真空断熱材の第2延出部が、天面21および底面24の対向する一側縁の間の第2位置222から延出された第2延出部312を備える。そして、図11(b)に示すように、第2延出部312を折返すことにより真空断熱材1dが形成される。真空断熱材1dでは、第2延出部は、第2位置222を基点として、一方の第2延出部312は、底面24側に折返されて固定されており、他方の第2延出部312は、天面21側に折返されて固定されている。このように、本実施形態においては、第2延出部は側面22から延出されていてもよい。
1A 折返前の真空断熱材
10 芯材
11 表面フィルム
111 表面フィルムの第1部分
112 表面フィルムの第2部分
113 表面フィルムの第3部分
114 表面フィルムの第4部分
12 裏面フィルム
121 裏面フィルムの第1部分
123 裏面フィルムの第3部分
124 裏面フィルムの第4部分
13 袋本体
21 天面
22 側面
221 第1位置
222 第2位置
223 第3位置
23 側面
24 底面
311 第1延出部
312 第2延出部
313 第3延出部
33 ガセット折部
341 第1縁部シール部
342 第3縁部シール部
40 テープ
P1 中間位置
Claims (6)
- 複数の真空断熱材で構成される真空断熱材集合体であって、
それぞれの前記真空断熱材は、
表面フィルムと裏面フィルムとで構成される袋本体と、前記袋本体に収容される真空断熱用の芯材と備え、天面と底面と側面とを有し、
前記袋本体には、4方の縁部が接合されて縁部シール部が形成され、
4つの前記縁部シール部のうち、対向する一対の第1縁部シール部を含む部分が、前記天面または底面の一側縁である第1位置から第1延出部として形成されており、
前記第1延出部は、前記第1位置を基点として天面側または底面側に折返されて、
前記側面に前記第1延出部が存在しないように、前記天面または底面に固定されており、
前記真空断熱材集合体は、前記真空断熱材の前記第1位置を一側縁とし、前記第1延出部が存在しない前記側面同士が接して対向するように、平面的に並べて配置されている、真空断熱材集合体。 - 複数の真空断熱材で構成される真空断熱材集合体であって、
それぞれの前記真空断熱材は、
表面フィルムと裏面フィルムとで構成される袋本体と、前記袋本体に収容される真空断熱用の芯材と備え、天面と底面と側面とを有し、
前記袋本体には、4方の縁部が接合されて縁部シール部が形成され、
4つの前記縁部シール部のうち、対向する一対の第2縁部シール部を含む部分が、前記天面および底面の対向する一側縁の間の第2位置から第2延出部として形成されており、
前記第2延出部は、前記第2位置を基点として前記側面に沿って折返されて、
前記天面および底面から前記第2延出部が突出しないように、前記側面に固定されており、
前記真空断熱材集合体は、前記真空断熱材の前記第2延出部が固定されている前記側面同士が接して対向し、対向する前記第2延出部同士が異なる方向に折り返されて互いに重ならないように、平面的に並べて配置されている、真空断熱材集合体。 - 冷熱機器、輸送機器、及び建築物からなる群より選択される一つ以上に用いられる、請求項1又は2に記載の真空断熱材集合体。
- 対向する他の一対の第3縁部シール部を含む部分が、前記側面から第3延出部として延出されており、前記第3延出部の両側縁には、内方に向かって折り込まれるガセット折部が形成されている請求項1から3のいずれかに記載の真空断熱材集合体。
- 前記第3延出部は、前記第3延出部の基部である第3位置を基点として前記側面に沿って折り返されて前記側面に固定されている、請求項4に記載の真空断熱材集合体。
- 前記第1延出部または前記第2延出部には、第1縁部シール部と前記第1位置との間、または、前記第2縁部シール部と前記第2位置との間に、前記表面フィルムと裏面フィルムとを接合する接合部が形成されている請求項1から5のいずれかに記載の真空断熱材集合体。
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