請求項1に記載の断熱パネルの発明は、間隔をあけて互いに対向する面材と、前記面材の端部を固定する枠材と、前記面材間の内部空間に配設される真空断熱材と、前記面材間の前記真空断熱材以外の内部空間に充填発泡される充填断熱材とで構成される断熱パネルであって、前記断熱パネルを連結する場合は、前記枠材同士を突き合わせて連結するものであり、対向する前記面材の端部と前記枠材の突き合わせる端部とが、それぞれ前記面
材の平面方向にずれるように構成され、前記真空断熱材の芯材部分が、前記断熱パネルを連結している時に一方の側の面材の端部の連結部を覆うように他方の側の前記面材と前記枠材との隙間に挟持されており、且つ前記枠材同士を突き合わせて前記断熱パネルを連結した時に一方の前記断熱パネルの前記真空断熱材の芯材部分と他方の前記断熱パネルの前記真空断熱材の芯材部分とが前記断熱パネルの厚み方向で重なることを特徴とするものであり、一方の断熱パネルと他方の断熱パネルとを連結した時に、一方の断熱パネルの真空断熱材の芯材部分と他方の断熱パネルの真空断熱材の芯材部分とが断熱パネルの厚み方向で重なるため、真空断熱材の被覆率を高めることが出来る。更に真空断熱材の中でも断熱性能が高い芯材部分が重なっているので外部からの侵入熱量を大幅に削減し、連結した断熱パネルの断熱性が高まり、保温または保冷のために加熱または冷却するための消費電力量を低減できる。また、真空断熱材が面材に接して配設されるので、充填断熱材をムラ無く充填発泡しやすい。また、真空断熱材の芯材部分が、断熱パネルを連結している時に一方の側の面材の端部の連結部を覆うので、断熱パネルに対する真空断熱材の被覆率が大きくなり、断熱パネルの連結部分からの侵入熱量を削減することができる。
請求項2に記載の断熱パネルの発明は、間隔をあけて互いに対向する面材と、前記面材の端部を固定する枠材と、前記枠材によって固定され前記面材間の内部空間に配設される真空断熱材と、前記面材間の前記真空断熱材以外の内部空間に充填発泡される充填断熱材とで構成される断熱パネルであって、前記断熱パネルを連結する場合は、前記枠材同士を突き合わせて連結するものであり、前記枠材の突き合わせる端部は、前記面材と平行な凸状と凹状とを有する縦断面略方形波形状になっており、且つ前記枠材同士を突き合わせて前記断熱パネルを連結した時に略方形波形状同士が噛み合うものであり、前記真空断熱材の端部が、前記枠材の前記凸状部分の内面に形成された前記真空断熱材の厚みと略同じ幅の溝状の保持部に収納され、且つ前記枠材同士を突き合わせて前記断熱パネルを連結した時に一方の前記断熱パネルの前記真空断熱材の芯材部分と他方の前記断熱パネルの前記真空断熱材の芯材部分とが前記断熱パネルの厚み方向で重なることを特徴とするものであり、一方の断熱パネルと他方の断熱パネルとを連結した時に、一方の断熱パネルの真空断熱材の芯材部分と他方の断熱パネルの真空断熱材の芯材部分とが断熱パネルの厚み方向で重なるため、真空断熱材の被覆率を高めることが出来る。更に真空断熱材の中でも断熱性能が高い芯材部分が重なっているので外部からの侵入熱量を大幅に削減し、連結した断熱パネルの断熱性が高まり、保温または保冷のために加熱または冷却するための消費電力量を低減できる。また、枠材の突き合わせる端部は、面材と平行な凸状と凹状とを有する縦断面略方形波形状になっており、且つ枠材同士を突き合わせて断熱パネルを連結した時に略方形波形状同士が噛み合うので、断熱パネルを連結する場合に、隣接する一方の断熱パネルの枠材と他方の断熱パネルの枠材との間の沿面距離を長くし、外部からの侵入熱量を大幅に削減し、連結した断熱パネルの断熱性が高まり、保温または保冷のために加熱または冷却するための消費電力量を低減できる。また、真空断熱材の端部を枠材の凸状部分の内面に形成された溝状の保持部に収納するので、真空断熱材の端部を断熱パネルの連結部に近づけることができ、断熱パネルに対する真空断熱材の被覆率が大きくなり、断熱パネルからの侵入熱量を抑えることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参考にしながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における断熱パネルの連結状態を示す断面図である。
図1に示すように、実施の形態1の断熱パネル141は、間隔をあけて互いに対向し端部が内面(裏面)側に折れ曲がり断熱パネル141の連結方向の寸法が互いに異なる面材142,143と、面材142,143の折れ曲がった端部と係合して面材142,143の端部を固定する枠材144と、面材142,143間の内部空間内において面材143に接して配設される真空断熱材145と、面材142,143間の真空断熱材145以外の内部空間に充填発泡される充填断熱材146とで構成される断熱パネル141である。
断熱パネル141を連結する場合は、断熱パネル141の面材142,143の端部同士が直接当たらないように、隣接する面材142,143の端部の間にシリコンゴムなどの目地シール材147を入れて、枠材144同士を突き合わせて連結するものであり、枠材144の突き合わせる端部は、面材142,143と平行な一つ面と面材142,143に垂直な二つの面からなる階段形状になっており、且つ枠材144同士を突き合わせて断熱パネル141を連結した時に階段形状同士が係合する構成となっている。
また、真空断熱材145には、芯材145aがある部分と芯材145aが無い部分とが略同一平面となるように、ヒレ状の周縁部に断熱性の保護部材149を設けてあり、真空断熱材145の端部が、面材142と枠材144の内面の面材142側端部の切り欠き部148とによって形成される真空断熱材145の厚みと略同じ幅の隙間からなる保持部に収納される。
また、連結する一方の断熱パネル141と他方の断熱パネル141とを連結した時に、一方の断熱パネル141の真空断熱材145の芯材145a部分と他方の断熱パネル141の真空断熱材145の芯材145a部分とが断熱パネル141の厚み方向で重なるように、且つ、真空断熱材145の芯材145a部分が、断熱パネル141を連結している時に一方の側の面材(真空断熱材145と接しない側の面材143)の端部の連結部(目地シール材147を入れた部分)を覆うように、真空断熱材145と接する側の面材142を真空断熱材145と接しない側の面材143より断熱パネル141の連結方向の寸法を大きくして、対向する面材142,143の端部と枠材144の突き合わせる端部とが、それぞれ面材142,143の平面方向にずれるように構成し、それに合わせて両端の枠材144を対称に構成し、連結する一方の断熱パネル141と他方の断熱パネル141とを連結した時に、一方の断熱パネル141の面材142と他方の断熱パネル141の面材143とが目地シール材147を間に挟んで隣接し、一方の断熱パネル141の面材143と他方の断熱パネル141の面材142とが目地シール材147を間に挟んで隣接するようにしている。
以上のように構成された本実施の形態は、真空断熱材145において、芯材145aがある部分と芯材145aが無い部分とが略同一平面となるように、ヒレ状の周縁部に断熱性の保護部材149を設けたので、真空断熱材145の周縁部を保護部材149で保護でき、真空断熱材145の端部を面材142と枠材144とで保持しやすく、真空断熱材145の端部と保持部との間に空洞ができにくい。
また、真空断熱材145が面材142に接して配設されるので、充填断熱材146をムラ無く充填発泡しやすい。また、面材142,143の端部を固定する枠材144によって真空断熱材145を固定するので、真空断熱材145の端部を枠材144の内面に当接させることにより、真空断熱材145の端部を断熱パネル141の連結部に近づけることができ、断熱パネル141に対する真空断熱材145の被覆率が大きくなり、断熱パネル141からの侵入熱量を抑えることができる。
また、対向する面材142,143の端部と枠材144の突き合わせる端部とが、それぞれ面材142,143の平面方向にずれるように構成され、真空断熱材145が、断熱パネル141を連結している時に一方の側の面材(真空断熱材145と接しない側の面材143)の端部の連結部を覆うように他方の側の面材142と枠材144との隙間に挟持されているので、断熱パネル141に対する真空断熱材145の被覆率が大きくなり、断熱パネル141の連結部分からの侵入熱量を削減することができる。
また、一方の断熱パネル141と他方の断熱パネル141とを連結した時に、一方の断熱パネル141の真空断熱材145と他方の断熱パネル141の真空断熱材145とが断熱パネル141の厚み方向で重なるので、断熱パネル141連結時の真空断熱材145の被覆率を高めることが出来る。更に外部からの侵入熱量を大幅に削減し、連結した断熱パネル141の断熱性が高まり、保温または保冷のために加熱または冷却するための消費電力量を低減できる。
また、一方の断熱パネル141と他方の断熱パネル141とを連結した時に、一方の断熱パネル141の真空断熱材145の芯材145a部分と他方の断熱パネル141の真空断熱材145の芯材145a部分とが断熱パネル141の厚み方向で重なるため、断熱パネル141連結時の真空断熱材145の被覆率を高めることが出来る。更に真空断熱材145の中でも断熱性能が高い芯材145a部分が重なっているので外部からの侵入熱量を大幅に削減し、連結した断熱パネル141の断熱性が高まり、保温または保冷のために加熱または冷却するための消費電力量を低減できる。
また、真空断熱材145の芯材145a部分が、断熱パネル141を連結している時に一方の側の面材(真空断熱材145と接しない側の面材143)の端部の連結部を覆うので、断熱パネル141に対する真空断熱材145の被覆率が大きくなり、断熱パネル141の連結部分からの侵入熱量を削減することができる。
(実施の形態2)
図2は、本発明の実施の形態2における断熱パネルの連結状態を示す断面図である。
図2に示すように、実施の形態2の第一の断熱パネル151は、間隔をあけて互いに対向し端部が内面(裏面)側に折れ曲がった面材152,153と、面材152,153と平行な凸状を断熱パネル151の厚み方向の略中央にもつ縦断面略凸形状で面材152,153の折れ曲がった端部と係合して面材152,153の端部を固定する枠材154と、枠材154によって固定され面材152,153間の内部空間内に配設される真空断熱材155と、面材152,153間の真空断熱材155以外の内部空間に充填発泡される充填断熱材156とで構成される断熱パネル151である。
なお、断熱パネル151の真空断熱材155には、芯材155aがある部分と芯材155aが無い部分とが略同一平面となるように、ヒレ状の周縁部に断熱性の保護部材159を設けてあり、真空断熱材155の端部が、枠材154の凸状部分の内面に形成された真空断熱材155の厚みと略同じ幅の溝状の保持部158に収納される。
また、本実施の形態の第一の断熱パネル151と連結可能な第二の断熱パネル161は、間隔をあけて互いに対向し端部が内面(裏面)側に折れ曲がった面材162,163と、面材162,163と平行な凹状を断熱パネル151の厚み方向の略中央にもつ縦断面略凹形状で面材162,163の折れ曲がった端部と係合して面材162,163の端部を固定する枠材164と、枠材164によって固定され面材162,163間の内部空間内にそれぞれ面材162,163に接して配設される二枚の真空断熱材165と、面材162,163間の真空断熱材165以外の内部空間に充填発泡される充填断熱材166とで構成される断熱パネル161である。
なお、断熱パネル161の真空断熱材165には、芯材165aがある部分と芯材165aが無い部分とが略同一平面となるように、ヒレ状の周縁部に断熱性の保護部材169を設けてあり、真空断熱材165の端部が、面材162,163と枠材164の内面の面材162,163側端部の切り欠き部168とによって形成される真空断熱材165の厚みと略同じ幅の隙間からなる保持部に収納される。
そして、本実施の形態の第一の断熱パネル151と第二の断熱パネル161とを連結する場合は、第一の断熱パネル151の面材152,153と第二の断熱パネル161の面材162,163の端部同士が直接当たらないように、隣接する面材152,162の端部の間と隣接する面材153,163の端部の間とにシリコンゴムなどの目地シール材157を入れて、第一の断熱パネル151の枠材154と第二の断熱パネル161の枠材164とを突き合わせて連結するものであり、第一の断熱パネル151の枠材154と第二の断熱パネル161の枠材164とを突き合わせて連結した時に枠材154の凸状部分と枠材164の凹状部分とが噛み合うようになっている。
また、第一の断熱パネル151と第二の断熱パネル161とを連結した時に、第一の断熱パネル151の真空断熱材155の芯材155a部分と第二の断熱パネル161の真空断熱材165の芯材165a部分とが断熱パネル161の厚み方向で重なるように(第二の断熱パネル161の二枚の真空断熱材165の芯材165a部分の間に第一の断熱パネル151の真空断熱材155の芯材155a部分が入り込むように)、且つ、真空断熱材155の芯材155a部分が、第一の断熱パネル151の面材152の端部と第二の断熱パネル161の面材162の端部の連結部(目地シール材157を入れた部分)と第一の断熱パネル151の面材153の端部と第二の断熱パネル161の面材163の端部の連結部(目地シール材157を入れた部分)とを覆うように、真空断熱材155,165の芯材155a,165aの端部を第一の断熱パネル151と第二の断熱パネル161との連結部に近づけると共に、第一の断熱パネル151の枠材154の凸状部分の突出寸法と第二の断熱パネル161の枠材164の凹状部分の凹み寸法とを大きめに構成している。
以上のように構成された本実施の形態は、真空断熱材155,165において、芯材155a,165aがある部分と芯材155a,165aが無い部分とが略同一平面となるように、ヒレ状の周縁部に断熱性の保護部材159,169を設けたので、真空断熱材155,165の周縁部を保護部材159,169で保護でき、真空断熱材155の端部を枠材154の凸状部分の内面に形成された真空断熱材155の厚みと略同じ幅の溝状の保持部158で保持しやすく、真空断熱材155の端部と保持部158との間に空洞ができにくく、また、真空断熱材165の端部を面材162,163と枠材164の内面の面材162,163側端部の切り欠き部168とによって形成される真空断熱材165の厚みと略同じ幅の隙間からなる保持部で保持しやすく、真空断熱材165の端部と保持部との間に空洞ができにくい。
また、真空断熱材165が面材162,163に接して配設されるので、充填断熱材166をムラ無く充填発泡しやすい。また、面材162,163の端部を固定する枠材164によって真空断熱材165を固定するので、真空断熱材165の端部を枠材164の内面に当接させることにより、真空断熱材165の端部を第一の断熱パネル151と第二の断熱パネル161との連結部に近づけることができ、真空断熱材155の端部を枠材154の凸状部分の内面に形成された溝状の保持部158に収納するので、真空断熱材155の端部を第一の断熱パネル151と第二の断熱パネル161との連結部に近づけることができ、断熱パネル151,161に対する真空断熱材155,165の被覆率が大きくなり、断熱パネル151,161からの侵入熱量を抑えることができる。また、第一の断熱パネル151と第二の断熱パネル161とを連結した状態での真空断熱材155,165の被覆率も大きくなり、連結状態での断熱パネル151,161からの侵入熱量を抑えることができる。
また、真空断熱材155の芯材155a部分が、第一の断熱パネル151の面材152の端部と第二の断熱パネル161の面材162の端部の連結部(目地シール材157を入れた部分)と第一の断熱パネル151の面材153の端部と第二の断熱パネル161の面材163の端部の連結部(目地シール材157を入れた部分)とを覆うので、断熱パネル151、161の連結部分からの侵入熱量を削減することができる。
また、第一の断熱パネル151と第二の断熱パネル161とを連結した時に、第一の断熱パネル151の真空断熱材155と第二の断熱パネル161の真空断熱材165とが断熱パネル161の厚み方向で重なる(第二の断熱パネル161の二枚の真空断熱材165の間に第一の断熱パネル151の真空断熱材155が入り込む)ので、断熱パネル151,161連結時の真空断熱材155,165の被覆率を高めることが出来る。更に外部からの侵入熱量を大幅に削減し、連結した断熱パネル151、161の断熱性が高まり、保温または保冷のために加熱または冷却するための消費電力量を低減できる。
また、第一の断熱パネル151と第二の断熱パネル161とを連結した時に、第一の断熱パネル151の真空断熱材155の芯材155a部分と第二の断熱パネル161の真空断熱材165の芯材165a部分とが断熱パネル161の厚み方向で重なる(第二の断熱パネル161の二枚の真空断熱材165の芯材165a部分の間に第一の断熱パネル151の真空断熱材155の芯材155a部分が入り込む)ため、断熱パネル151,161連結時の真空断熱材155,165の被覆率を高めることが出来る。更に真空断熱材155,165の中でも断熱性能が高い芯材155a,165a部分が重なっているので、外部からの侵入熱量を大幅に削減し、連結した断熱パネル151,161の断熱性が高まり、保温または保冷のために加熱または冷却するための消費電力量を低減できる。
なお、本実施の形態では、第一の断熱パネル151と第二の断熱パネル161とを連結する場合を説明したが、第一の断熱パネル151の代わりに、第二の断熱パネル161の枠材164の凹状部分と係合する(二つの第二の断熱パネル161の枠材164同士を突き合わせたときにできる隙間を埋める)断熱性の連結片(好ましくは真空断熱材を用いた連結片)を使用し、その連結片を介して第二の断熱パネル161同士を連結しても構わない。
(実施の形態3)
図3は、本発明の実施の形態3における断熱パネルの連結状態を示す断面図である。
図3に示すように、実施の形態3は、実施の形態2の第二の断熱パネル161の代わりに、第二の断熱パネル171を用いたものであり、第二の断熱パネル171は、第二の断熱パネル161において真空断熱材165の数を2枚から1枚に減らしたものに相当し、真空断熱材165の数が2枚から1枚に減った分だけ、実施の形態2より断熱性能は悪くなるが、コストは低減できる。
(実施の形態4)
図4は、本発明の実施の形態4における断熱パネルの連結状態を示す断面図である。
図4に示すように、実施の形態4の断熱パネル181は、間隔をあけて互いに対向し端部が内面(裏面)側に折れ曲がり断熱パネル181の連結方向の寸法が互いに異なる面材182,183と、面材182,183の折れ曲がった端部と係合して面材182,183の端部を固定する枠材184と、枠材184によって固定され面材182,183間の内部空間内に配設される真空断熱材185と、面材182,183間の真空断熱材185以外の内部空間に充填発泡される充填断熱材186とで構成される断熱パネル181である。
そして、断熱パネル181を連結する場合は、断熱パネル181の面材182,183の端部同士が直接当たらないように、隣接する面材182,183の端部の間にシリコンゴムなどの目地シール材187を入れて、枠材184同士を突き合わせて連結するものであり、枠材184の突き合わせる端部は、面材182,183と平行な凸状と凹状とを一つずつもつ縦断面略方形波形状になっており、且つ枠材184同士を突き合わせて断熱パネル181を連結した時に略方形波形状同士が噛み合う構成となっている。
また、真空断熱材185には、芯材185aがある部分と芯材185aが無い部分とが略同一平面となるように、ヒレ状の周縁部に断熱性の保護部材189を設けてあり、真空断熱材185の端部が、枠材184の凸状部分の内面に形成された真空断熱材185の厚みと略同じ幅の溝状の保持部188に収納される。
また、連結する一方の断熱パネル181と他方の断熱パネル181とを連結した時に、一方の断熱パネル181の真空断熱材185の芯材185a部分と他方の断熱パネル181の真空断熱材185の芯材185a部分とが断熱パネル181の厚み方向で重なるように、且つ、連結する一方の断熱パネル181の真空断熱材185の芯材185a部分が、一方の側の面材(真空断熱材185に近い側の面材183)の端部と他方の断熱パネル181の面材182の端部との連結部(目地シール材187を入れた部分)を覆うように、真空断熱材185の芯材185aの端部を断熱パネル181の連結部に近づけると共に、断熱パネル181の枠材184の凸状部分の突出寸法と枠材184の凹状部分の凹み寸法とを大きめに構成し、真空断熱材185から遠い側の面材182を真空断熱材185に近い側の面材183より断熱パネル181の連結方向の寸法を大きくして、対向する面材182,183の端部と枠材184の突き合わせる端部とが、それぞれ面材182,183の平面方向にずれるように構成し、それに合わせて両端の枠材184を対称に構成し、連結する一方の断熱パネル181と他方の断熱パネル181とを連結した時に、一方の断熱パネル181の面材182と他方の断熱パネル181の面材183とが目地シール材187を間に挟んで隣接し、一方の断熱パネル181の面材183と他方の断熱パネル181の面材182とが目地シール材187を間に挟んで隣接するようにしている。
以上のように構成された本実施の形態は、真空断熱材185において、芯材185aがある部分と芯材185aが無い部分とが略同一平面となるように、ヒレ状の周縁部に断熱性の保護部材189を設けたので、真空断熱材185の周縁部を保護部材189で保護でき、真空断熱材185の端部を枠材184の凸状部分の内面に形成された真空断熱材185の厚みと略同じ幅の溝状の保持部188で保持しやすく、真空断熱材185の端部と保持部188との間に空洞ができにくい。
また、面材182,183の端部を固定する枠材184によって真空断熱材185を固定するので、真空断熱材185の端部を枠材184の内面に当接させることにより、真空断熱材185の端部を断熱パネル181の連結部に近づけることができ、真空断熱材185の端部を枠材184の凸状部分の内面に形成された溝状の保持部188に収納するので、真空断熱材185の端部を断熱パネル181の連結部に近づけることができ、断熱パネル181に対する真空断熱材185の被覆率が大きくなり、断熱パネル181からの侵入熱量を抑えることができる。また、断熱パネル181を連結した状態での真空断熱材185の被覆率も大きくなり、連結状態での断熱パネル181からの侵入熱量を抑えることができる。
また、連結する一方の断熱パネル181の真空断熱材185の芯材185a部分が、一方の側の面材(真空断熱材185に近い側の面材183)の端部と他方の断熱パネル181の面材182の端部との連結部(目地シール材187を入れた部分)を覆うので、断熱パネル181の連結部分からの侵入熱量を削減することができる。
また、断熱パネル181を連結した時に、連結する一方の断熱パネル181の真空断熱材185と他方の断熱パネル181の真空断熱材185とが断熱パネル181の厚み方向で重なるので、断熱パネル181連結時の真空断熱材185の被覆率を高めることが出来る。更に外部からの侵入熱量を大幅に削減し、連結した断熱パネル181の断熱性が高まり、保温または保冷のために加熱または冷却するための消費電力量を低減できる。
また、断熱パネル181を連結した時に、連結する一方の断熱パネル181の真空断熱材185の芯材185a部分と他方の断熱パネル181の真空断熱材185の芯材185a部分とが断熱パネル181の厚み方向で重なるため、断熱パネル181連結時の真空断熱材185の被覆率を高めることが出来る。更に真空断熱材185の中でも断熱性能が高い芯材185a部分が重なっているので、外部からの侵入熱量を大幅に削減し、連結した断熱パネル181の断熱性が高まり、保温または保冷のために加熱または冷却するための消費電力量を低減できる。
また、対向する面材182,183の端部と枠材184の突き合わせる端部とが、それぞれ面材182,183の平面方向にずれるように構成され、連結する一方の断熱パネル181の真空断熱材185の芯材185a部分が、一方の側の面材(真空断熱材185に近い側の面材183)の端部と他方の断熱パネル181の面材182の端部との連結部(目地シール材187を入れた部分)を覆うように、真空断熱材185の端部が枠材184に保持されているので、断熱パネル181に対する真空断熱材185の被覆率が大きくなり、断熱パネル181の連結部分からの侵入熱量を削減することができる。
(実施の形態5)
図5は、本発明の実施の形態5における断熱パネルの連結状態を示す断面図である。
図5に示すように、実施の形態5の断熱パネル191は、間隔をあけて互いに対向し端部が内面(裏面)側に折れ曲がった面材192,193と、面材192,193の折れ曲がった端部と係合して面材192,193の端部を固定する枠材194と、枠材194によって固定され面材192,193間の内部空間内に配設される真空断熱材195と、面材192,193間の真空断熱材195以外の内部空間に充填発泡される充填断熱材196とで構成される断熱パネル191である。
そして、断熱パネル191を連結する場合は、断熱パネル191の面材192,193の端部同士が直接当たらないように、隣接する面材192,193の端部の間にシリコンゴムなどの目地シール材197を入れて、枠材194同士を突き合わせて連結するものであり、枠材194の突き合わせる端部は、面材192,193と平行な凸状と凹状とを一つずつもつ縦断面略方形波形状になっており、且つ枠材194同士を突き合わせて断熱パネル191を連結した時に略方形波形状同士が噛み合う構成となっている。
また、真空断熱材195には、芯材195aがある部分と芯材195aが無い部分とが略同一平面となるように、ヒレ状の周縁部に断熱性の保護部材199を設けてあり、真空断熱材195の端部が、枠材194の凸状部分の内面に形成された真空断熱材195の厚みと略同じ幅の溝状の保持部198に収納される。
また、連結する一方の断熱パネル191と他方の断熱パネル191とを連結した時に、一方の断熱パネル191の真空断熱材195の芯材195a部分と他方の断熱パネル191の真空断熱材195の芯材195a部分とが断熱パネル191の厚み方向で重なるように、且つ、連結する一方の断熱パネル191の真空断熱材195の芯材195a部分が、一方の側の面材(真空断熱材195に近い側の面材193)の端部と他方の断熱パネル191の面材192の端部との連結部(目地シール材197を入れた部分)を覆うように、真空断熱材195の芯材195aの端部を断熱パネル191の連結部に近づけると共に、断熱パネル191の枠材194の凸状部分の突出寸法と枠材194の凹状部分の凹み寸法とを大きめに構成し、それに合わせて両端の枠材194を対称に構成し、連結する一方の断熱パネル191と他方の断熱パネル191とを連結した時に、一方の断熱パネル191の面材192と他方の断熱パネル191の面材193とが目地シール材197を間に挟んで隣接し、一方の断熱パネル191の面材193と他方の断熱パネル191の面材192とが目地シール材197を間に挟んで隣接するようにしている。
以上のように構成された本実施の形態は、真空断熱材195において、芯材195aがある部分と芯材195aが無い部分とが略同一平面となるように、ヒレ状の周縁部に断熱性の保護部材199を設けたので、真空断熱材195の周縁部を保護部材199で保護でき、真空断熱材195の端部を枠材194の凸状部分の内面に形成された真空断熱材195の厚みと略同じ幅の溝状の保持部198で保持しやすく、真空断熱材195の端部と保持部198との間に空洞ができにくい。
また、面材192,193の端部を固定する枠材194によって真空断熱材195を固定するので、真空断熱材195の端部を枠材194の内面に当接させることにより、真空断熱材195の端部を断熱パネル191の連結部に近づけることができ、真空断熱材195の端部を枠材194の凸状部分の内面に形成された溝状の保持部198に収納するので、真空断熱材195の端部を断熱パネル191の連結部に近づけることができ、断熱パネル191に対する真空断熱材195の被覆率が大きくなり、断熱パネル191からの侵入熱量を抑えることができる。また、断熱パネル191を連結した状態での真空断熱材195の被覆率も大きくなり、連結状態での断熱パネル191からの侵入熱量を抑えることができる。
また、連結する一方の断熱パネル191の真空断熱材195の芯材195a部分が、一方の側の面材(真空断熱材195に近い側の面材193)の端部と他方の断熱パネル191の面材192の端部との連結部(目地シール材197を入れた部分)を覆うので、断熱パネル191の連結部分からの侵入熱量を削減することができる。
また、断熱パネル191を連結した時に、連結する一方の断熱パネル191の真空断熱材195と他方の断熱パネル191の真空断熱材195とが断熱パネル191の厚み方向で重なるので、断熱パネル191連結時の真空断熱材195の被覆率を高めることが出来る。更に外部からの侵入熱量を大幅に削減し、連結した断熱パネル191の断熱性が高まり、保温または保冷のために加熱または冷却するための消費電力量を低減できる。
また、断熱パネル191を連結した時に、連結する一方の断熱パネル191の真空断熱材195の芯材195a部分と他方の断熱パネル191の真空断熱材195の芯材195a部分とが断熱パネル191の厚み方向で重なるため、断熱パネル191連結時の真空断熱材195の被覆率を高めることが出来る。更に真空断熱材195の中でも断熱性能が高い芯材195a部分が重なっているので、外部からの侵入熱量を大幅に削減し、連結した断熱パネル191の断熱性が高まり、保温または保冷のために加熱または冷却するための消費電力量を低減できる。
また、連結する一方の断熱パネル191の真空断熱材195の芯材195a部分が、一方の側の面材(真空断熱材195に近い側の面材193)の端部と他方の断熱パネル191の面材192の端部との連結部(目地シール材197を入れた部分)を覆うように、真空断熱材195の端部が枠材194に保持されているので、断熱パネル191に対する真空断熱材195の被覆率が大きくなり、断熱パネル191の連結部分からの侵入熱量を削減することができる。
(実施の形態6)
図6は、本発明の実施の形態6における断熱パネルの連結状態を示す断面図である。
図6に示すように、実施の形態6の第一の断熱パネル201は、間隔をあけて互いに対向し端部が内面(裏面)側に折れ曲がった面材202,203と、面材202,203と平行な一つの凹状を断熱パネル201の厚み方向の略中央にもち前記凹状の断熱パネル201の厚み方向の両隣にそれぞれ凸状をもつ縦断面方形波形状で面材202,203の折れ曲がった端部と係合して面材202,203の端部を固定する枠材204と、枠材204によって固定され面材202,203間の内部空間内に配設される二枚の真空断熱材205と、面材202,203間の真空断熱材205以外の内部空間に充填発泡される充填断熱材206とで構成される断熱パネル201である。
なお、断熱パネル201の真空断熱材205には、芯材205aがある部分と芯材205aが無い部分とが略同一平面となるように、ヒレ状の周縁部に断熱性の保護部材209を設けてあり、真空断熱材205の端部が、枠材204の二つの凸状部分の内面にそれぞれ形成された真空断熱材205の厚みと略同じ幅の溝状の保持部208に収納される。
また、本実施の形態の第一の断熱パネル201と連結可能な第二の断熱パネル211は、間隔をあけて互いに対向し端部が内面(裏面)側に折れ曲がった面材212,213と、面材212,213と平行な一つの凸状を断熱パネル211の厚み方向の略中央にもち前記凸状の断熱パネル211の厚み方向の両隣にそれぞれ凹状をもつ縦断面方形波形状で面材212,213の折れ曲がった端部と係合して面材212,213の端部を固定する枠材214と、枠材214によって固定され面材212,213間の内部空間内に配設される真空断熱材215と、面材212,213間の真空断熱材215以外の内部空間に充填発泡される充填断熱材216とで構成される断熱パネル211である。
なお、断熱パネル211の真空断熱材215には、芯材215aがある部分と芯材215aが無い部分とが略同一平面となるように、ヒレ状の周縁部に断熱性の保護部材219を設けてあり、真空断熱材215の端部が、枠材214の凸状部分の内面に形成された真空断熱材215の厚みと略同じ幅の溝状の保持部218に収納される。
そして、本実施の形態の第一の断熱パネル201と第二の断熱パネル211とを連結する場合は、第一の断熱パネル201の面材202,203と第二の断熱パネル211の面材212,213の端部同士が直接当たらないように、隣接する面材202,212の端部の間と隣接する面材203,213の端部の間とにシリコンゴムなどの目地シール材207を入れて、第一の断熱パネル201の枠材204と第二の断熱パネル211の枠材214とを突き合わせて連結するものであり、第一の断熱パネル201の枠材204と第二の断熱パネル211の枠材214とを突き合わせて連結した時に枠材204の略方形波形状と枠材214の略方形波形状とが噛み合うようになっている。
また、第一の断熱パネル201と第二の断熱パネル211とを連結した時に、第一の断熱パネル201の真空断熱材205の芯材205a部分と第二の断熱パネル211の真空断熱材215の芯材215a部分とが第一の断熱パネル201の厚み方向で重なるように(第一の断熱パネル201の二枚の真空断熱材205の芯材205a部分の間に第二の断熱パネル211の真空断熱材215の芯材215a部分が入り込むように)、且つ、真空断熱材205,215の芯材205a,215a部分が、第一の断熱パネル201の面材202の端部と第二の断熱パネル211の面材212の端部の連結部(目地シール材207を入れた部分)と第一の断熱パネル201の面材203の端部と第二の断熱パネル211の面材213の端部の連結部(目地シール材207を入れた部分)とを覆うように、真空断熱材205,215の芯材205a,215aの端部を第一の断熱パネル201と第二の断熱パネル211との連結部に近づけると共に、第一、第二の断熱パネル201,211の枠材204,214の略方形波形状の凸状部分の突出寸法と凹状部分の凹み寸法とを大きめに構成している。
以上のように構成された本実施の形態は、真空断熱材205,215において、芯材205a,215aがある部分と芯材205a,215aが無い部分とが略同一平面となるように、ヒレ状の周縁部に断熱性の保護部材209,219を設けたので、真空断熱材205,215の周縁部を保護部材209,219で保護でき、真空断熱材205,215の端部を枠材204,214の凸状部分の内面に形成された真空断熱材205,215の厚みと略同じ幅の溝状の保持部208,218で保持しやすく、真空断熱材205,215の端部と保持部208,218との間に空洞ができにくい。
また、面材202,203,212,213の端部を固定する枠材204,214によって真空断熱材205,215を固定するので、真空断熱材205,215の端部を枠材204,214の内面に当接させることにより、真空断熱材205,215の端部を第一の断熱パネル201と第二の断熱パネル211との連結部に近づけることができ、真空断熱材205,215の端部を枠材204,214の凸状部分の内面に形成された溝状の保持部208,218に収納するので、真空断熱材205,215の端部を第一の断熱パネル201と第二の断熱パネル211との連結部に近づけることができ、断熱パネル201,211に対する真空断熱材205,215の被覆率が大きくなり、断熱パネル201,211からの侵入熱量を抑えることができる。また、第一の断熱パネル201と第二の断熱パネル211とを連結した状態での真空断熱材205,215の被覆率も大きくなり、連結状態での断熱パネル201,211からの侵入熱量を抑えることができる。
また、真空断熱材205,215の芯材205a,215a部分が、第一の断熱パネル201の面材202の端部と第二の断熱パネル211の面材212の端部の連結部(目地シール材207を入れた部分)と第一の断熱パネル201の面材203の端部と第二の断熱パネル211の面材213の端部の連結部(目地シール材207を入れた部分)とを覆うので、断熱パネル201、211の連結部分からの侵入熱量を削減することができる。
また、第一の断熱パネル201と第二の断熱パネル211とを連結した時に、第一の断熱パネル201の真空断熱材205と第二の断熱パネル211の真空断熱材215とが断熱パネル201の厚み方向で重なる(第一の断熱パネル201の二枚の真空断熱材205の間に第二の断熱パネル211の真空断熱材215が入り込む)ので、断熱パネル201,211連結時の真空断熱材205,215の被覆率を高めることが出来る。更に外部からの侵入熱量を大幅に削減し、連結した断熱パネル201、211の断熱性が高まり、保温または保冷のために加熱または冷却するための消費電力量を低減できる。
また、第一の断熱パネル201と第二の断熱パネル211とを連結した時に、第一の断熱パネル201の真空断熱材205の芯材205a部分と第二の断熱パネル211の真空断熱材215の芯材215a部分とが断熱パネル201の厚み方向で重なる(第一の断熱パネル201の二枚の真空断熱材205の芯材205a部分の間に第二の断熱パネル211の真空断熱材215の芯材215a部分が入り込む)ため、断熱パネル201,211連結時の真空断熱材205,215の被覆率を高めることが出来る。更に真空断熱材205,215の中でも断熱性能が高い芯材205a,215a部分が重なっているので、外部からの侵入熱量を大幅に削減し、連結した断熱パネル201,211の断熱性が高まり、保温または保冷のために加熱または冷却するための消費電力量を低減できる。
(実施の形態7)
図7は、本発明の実施の形態7における断熱パネルの連結状態を示す断面図である。
図7に示すように、実施の形態7の断熱パネル221は、間隔をあけて互いに対向部が内面(裏面)側に折れ曲がり断熱パネル221の連結方向の寸法が互いに異なる面材222,223と、面材222,223の折れ曲がった端部と係合して面材222,223の端部を固定する枠材224と、枠材224によって固定され面材222,223間の内部空間内に配設される二つの真空断熱材225と、面材222,223間の真空断熱材225以外の内部空間に充填発泡される充填断熱材226とで構成される断熱パネル221である。
そして、断熱パネル221を連結する場合は、断熱パネル221の面材222,223の端部同士が直接当たらないように、隣接する面材222,223の端部の間にシリコンゴムなどの目地シール材227を入れて、枠材224同士を突き合わせて連結するものであり、枠材224の突き合わせる端部は、面材222,223と平行な凸状と凹状とを二つずつもつ縦断面略方形波形状になっており、且つ枠材224同士を突き合わせて断熱パネル221を連結した時に略方形波形状同士が噛み合う構成となっている。
また、真空断熱材225には、芯材225aがある部分と芯材225aが無い部分とが略同一平面となるように、ヒレ状の周縁部に断熱性の保護部材229を設けてあり、二つのうち一つの真空断熱材225の端部が、面材222と枠材224の内面の面材222側端部の切り欠き部228aとによって形成される真空断熱材225の厚みと略同じ幅の隙間からなる保持部に収納され、二つのうち残りの一つの真空断熱材225の端部が、枠材224の凸状部分の内面に形成された真空断熱材225の厚みと略同じ幅の溝状の保持部228bに収納される。
また、連結する一方の断熱パネル221と他方の断熱パネル221とを連結した時に、一方の断熱パネル221の二つの真空断熱材225の芯材225a部分と他方の断熱パネル221の二つの真空断熱材225の芯材225a部分とが断熱パネル221の厚み方向で重なるように、且つ、連結する一方の断熱パネル221の二つの真空断熱材225の芯材225a部分が、一方の側の面材223の端部と他方の断熱パネル221の面材222の端部との連結部(目地シール材227を入れた部分)を覆うように、二つの真空断熱材225の芯材225aの端部を断熱パネル221の連結部に近づけると共に、断熱パネル221の枠材224の凸状部分の突出寸法と枠材224の凹状部分の凹み寸法とを大きめに構成し、面材222を面材223より断熱パネル221の連結方向の寸法を大きくして、対向する面材222,223の端部と枠材224の突き合わせる端部とが、それぞれ面材222,223の平面方向にずれるように構成し、それに合わせて両端の枠材224を対称に構成し、連結する一方の断熱パネル221と他方の断熱パネル221とを連結した時に、一方の断熱パネル221の面材222と他方の断熱パネル221の面材223とが目地シール材227を間に挟んで隣接し、一方の断熱パネル221の面材223と他方の断熱パネル221の面材222とが目地シール材227を間に挟んで隣接するようにしている。
以上のように構成された本実施の形態は、真空断熱材225において、芯材225aがある部分と芯材225aが無い部分とが略同一平面となるように、ヒレ状の周縁部に断熱性の保護部材229を設けたので、真空断熱材225の周縁部を保護部材229で保護でき、真空断熱材225の端部を、面材222と枠材224の内面の面材222側端部の切り欠き部228aとによって形成される真空断熱材225の厚みと略同じ幅の隙間からなる保持部、または、枠材224の凸状部分の内面に形成された真空断熱材225の厚みと略同じ幅の溝状の保持部228で保持しやすく、真空断熱材225の端部と保持部との間、または、真空断熱材225の端部と保持部228との間に空洞ができにくい。
また、面材222,223の端部を固定する枠材224によって真空断熱材225を固定するので、真空断熱材225の端部を枠材224の内面に当接させることにより、真空断熱材225の端部を断熱パネル221の連結部に近づけることができ、真空断熱材225の端部を、面材222と枠材224の内面の面材222側端部の切り欠き部228aとによって形成される真空断熱材225の厚みと略同じ幅の隙間からなる保持部、または、枠材224の凸状部分の内面に形成された溝状の保持部228に収納するので、真空断熱材225の端部を断熱パネル221の連結部に近づけることができ、断熱パネル221に対する真空断熱材225の被覆率が大きくなり、断熱パネル221からの侵入熱量を抑えることができる。また、断熱パネル221を連結した状態での真空断熱材225の被覆率も大きくなり、連結状態での断熱パネル221からの侵入熱量を抑えることができる。
また、連結する一方の断熱パネル221の二つの真空断熱材225の芯材225a部分が、一方の側の面材223の端部と他方の断熱パネル221の面材222の端部との連結部(目地シール材227を入れた部分)を覆うので、断熱パネル221の連結部分からの侵入熱量を削減することができる。
また、断熱パネル221を連結した時に、連結する一方の断熱パネル221の二つの真空断熱材225と他方の断熱パネル221の二つの真空断熱材225とが断熱パネル221の厚み方向で重なるので、断熱パネル221連結時の真空断熱材225の被覆率を高めることが出来る。更に外部からの侵入熱量を大幅に削減し、連結した断熱パネル221の断熱性が高まり、保温または保冷のために加熱または冷却するための消費電力量を低減できる。
また、断熱パネル221を連結した時に、連結する一方の断熱パネル221の二つの真空断熱材225の芯材225a部分と他方の断熱パネル221の二つの真空断熱材225の芯材225a部分とが断熱パネル221の厚み方向で重なるため、断熱パネル221連結時の真空断熱材225の被覆率を高めることが出来る。更に真空断熱材225の中でも断熱性能が高い芯材225a部分が重なっているので、外部からの侵入熱量を大幅に削減し、連結した断熱パネル221の断熱性が高まり、保温または保冷のために加熱または冷却するための消費電力量を低減できる。
また、対向する面材222,223の端部と枠材224の突き合わせる端部とが、それぞれ面材222,223の平面方向にずれるように構成され、連結する一方の断熱パネル221の二つの真空断熱材225の芯材225a部分が、一方の側の面材223の端部と他方の断熱パネル221の面材222の端部との連結部(目地シール材227を入れた部分)を覆うように、二つの真空断熱材225の端部が枠材224に保持されているので、断熱パネル221に対する真空断熱材225の被覆率が大きくなり、断熱パネル221の連結部分からの侵入熱量を削減することができる。