JP5836886B2 - 防塵カバーの取り付け器具 - Google Patents

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Description

本発明は、防塵カバーの取り付け器具に関する。
煙感知器は、種々の建造物において、天井等の高所に設置されている。煙感知器は、火災発生時の煙を感知するものであるが、例えば、煙感知器が設置された場所で、ハツリ作業やサンダ―作業、溶接作業等の工事が実施された場合、かかる工事で発生する塵埃によって煙感知器が誤作動(火災発生時以外の作動)する恐れがある。
上記事情に鑑みて、塵埃が発生する工事を実施する場合には、通常、煙感知器をビニールカバー等で覆うことにより誤作動を防止する。例えば、特許文献1には、煙感知器を覆う袋と、煙感知器を覆った袋を煙感知器に留める弾性を有する留め部材と、留め部材に先端部が接続された繋ぎ部材とを備え、当該袋が繋ぎ部材の基端部を引き下ろすことで煙感知器から取り外される煙感知器用保護カバーが開示されている。
特開2009‐251657号公報
特許文献1に開示されたカバーによれば、高所に設置された煙感知器からカバーを容易に取り外すことができる。しかし、特許文献1の技術では、カバーの取り付け作業を改善する点について考慮されておらず、煙感知器にカバーを取り付ける際には、例えば、脚立の使用を余儀なくされる。また、煙感知器以外の装置、例えば、天井に設置された監視カメラ等についても、上記工事等で発生する塵埃から保護したいという要請がある。
即ち、本発明の目的は、安全且つ簡単に防塵カバーを煙感知器等の装置に取り付けることが可能な取り付け器具を提供することである。
本発明に係る防塵カバーの取り付け器具は、ピンを突き刺すことが可能な被設置部に設置された装置を覆うシートと、当該シートを前記被設置部に留める前記ピンとを有する防塵カバーを前記装置に取り付けるための器具であって、柄と、前記柄の一端側に設けられ、前記シートが載せられる台座と、前記台座に設けられ、前記ピンを前記被設置部に突き刺し可能な状態で保持するピン保持部とを備え、前記シートの一部を前記ピンの上に載せた状態として前記防塵カバーをセット可能であることを特徴とする。
上記構成によれば、柄を持って、防塵カバーがセットされた部分を天井等の被設置部に押し当てるという簡便な操作により、シートを天井等に設置された装置に取り付けることができる。具体的には、ピン保持部に保持されたピンを被設置部に押し当てることでピンを被設置部に突き刺すことができ、これにより、ピンと被設置部との間にあるシートを被設置部に留めることができる。
なお、前記装置としては、煙感知器又はカメラが挙げられる。
本発明に係る取り付け器具において、前記台座は、前記柄が底部に接続され、前記柄と反対側に開口部が向き、前記装置を囲うことが可能なカップであり、前記ピン保持部は、前記カップの開口縁部に設けられることが好適である。
当該構成によれば、防塵カバーをセットし易く、且つ当該カバーを装置に取り付け易くなる。カップ型の台座は、装置をすっぽりと覆うことができ、この状態で防塵カバーを煙感知器に取り付けることができるため、装置の全体を覆うようにカバーを取り付けることが可能となる。
また、前記ピン保持部は、前記開口縁部に沿って複数設けられることが好適である。
当該構成によれば、装置を囲むように複数のピンを取り付けることができ、防塵カバーの取り付け状態が安定する。
本発明に係る取り付け器具において、前記ピン保持部は、前記ピンを載せる載置面が形成された本体部と、前記柄の長手方向に沿って前記載置面から突出し、前記ピンの落下を防止するガード部とを有する構成とすることができる。また、前記ガード部は、前記ピンが載せられる部分を囲むように複数配置され、前記柄の前記長手方向に沿って移動可能に設けられた構成とすることができる。
本発明に係る取り付け器具において、前記柄は、互いに着脱自在又は伸縮自在に連結された複数のロッドから構成されることが好適である。
当該構成によれば、装置が設置される天井等の高さに応じて柄の長さを調整することができ、作業性が向上する。
本発明に係る防塵カバーの取り付け器具によれば、脚立等を使用することなく、高所に設置された煙感知器等の装置に防塵カバーを容易に取り付けることができる。つまり、本発明に係る取り付け器具を用いることにより、安全で効率良く防塵カバーを取り付けることが可能となる。
なお、防塵カバーに、当該カバーから垂れ下がる紐を設けることにより、カバーの取り外しも容易になる。
本発明の実施形態である防塵カバーの取り付け器具を示す正面図である。 図1に示す取り付け器具の上面図である。 図1に示す取り付け器具の要部断面図である。 図1に示す取り付け器具の分解図である。 図1に示すピン保持部の正面図である。 図1に示すピン保持部の上面図である。 図1に示すピン保持部を下面側から見た斜視図である。 図1に示す取り付け器具に、防塵カバーをセットした状態を示す図である。 図1に示す取り付け器具を用いて、防塵カバーを煙感知器に取り付ける様子を示す図である。 図1に示す取り付け器具を用いて、防塵カバーを煙感知器に取り付ける様子を示す図である。 本発明の実施形態である防塵カバーを煙感知器に取り付けた様子を示す図である。 本発明の実施形態である取り付け器具の第1の変形例を示す図である。 本発明の実施形態である取り付け器具の第2の変形例を示す図である。 本発明の実施形態である取り付け器具の第3の変形例を示す図である。 図12のAA線断面図である。
図面を参照しながら、本発明の実施形態である防塵カバーの取り付け器具10(以下、「取り付け器具10」とする)について以下詳細に説明するが、取り付け器具10は実施形態の一例であって本発明の適用はこれに限定されない。
また、防塵カバーが取り付けられる装置として煙感知器100を例示するが、煙感知器100は実施形態の一例であって本発明の適用はこれに限定されない。例えば、当該装置には、カメラ、或いは照明器具やスピーカー、空調設備等が含まれる。カメラの具体例としては、天井に設置されたドーム型のカメラ(監視カメラ)が挙げられる。
以下例示する防塵カバー50は、煙感知器100を覆うビニールシート51と、当該シートを被設置部に留めるピン52とを有する。ビニールシート51は、誤作動の原因となる塵埃を透過しないシートであればよく、種々の樹脂からなる薄膜シートが例示できる。なお、ビニールシート51は、袋状に成形されていてもよい。ピン52は、被設置部に突き刺すことができ、ビニールシート51を留めることができればよく、画鋲が例示できる。なお、ピン52は、ビニールシート51に貼り付けられる等して一体化されていてもよい。ビニールシート51には、取り外し用の紐53が取り付けられており、これを引っ張ることで防塵カバー50を煙感知器100から取り外すことができる。
以下例示する煙感知器100は、従来公知の一般的な煙感知器であって、例えば、装置に流入する煙を感知して煙濃度が所定値以上となったときに火災発生信号を出力する。煙感知器100は、円盤形状を呈し、水平方向に平行な天井101に設置されている。以下では、煙感知器100の鉛直方向に沿った曲面を「側面」と称する。なお、取り付け器具10は、天井101に設置された煙感知器100に好適であるが、被設置部が壁面等であっても使用することができる。但し、被設置部は、ピン52を突き刺すことが可能なものである。
実施形態の説明では、説明の便宜上、方向を示す用語を使用する。取り付け器具10は、台座30が取り付けられる柄20の一端側を鉛直上方に向けて使用されるので、当該一端側を「上」、柄20の他端側を「下」と称する場合がある。また、柄20の長手方向に沿った方向を「上下方向」と称する場合がある。
まず、図1〜図5Cを参照しながら、取り付け器具10の構成について詳説する。
図1は、取り付け器具10を示す正面図、図2は、取り付け器具10の上面図、図3は、取り付け器具10の断面図である。図4は、取り付け器具10の分解図である。図5A〜図5Cは、ピン保持部40を示す図である。
取り付け器具10は、柄20と、柄20の一端側に取り付けられる台座30と、台座30に取り付けられるピン保持部40とを備える。取り付け器具10は、煙感知器100が設置された場所において、例えば、ハツリ作業やサンダ―作業、溶接作業等の工事を実施する場合に、煙感知器100の誤作動を防止すべく、防塵カバー50を煙感知器100に取り付ける際に使用される。
取り付け器具10は、下から順に、柄20、台座30、ピン保持部40が配置された構造を有する。即ち、ピン保持部40は、取り付け器具10の上端に設けられる。柄20は上下方向に真っ直ぐ延び、取り付け器具10の全長の50%以上、好ましくは70%以上が柄20の長さである。これにより、高所(天井101)に設置された煙感知器100に、脚立等を使用することなく防塵カバー50を取り付けることが可能となる。台座30には、防塵カバー50がセットされ、ピン保持部40は、台座30にセットされた防塵カバー50のピン52を天井101に突き刺し可能な状態で保持する。
なお、取り付け器具10は、金属製、プラスチック製のいずれであってもよい。但し、取り付け器具10(特に、柄20、台座30)は、作業性等の観点から、軽量なプラスチック製であることが好ましい。
柄20は、互いに着脱自在又は伸縮自在に連結された複数のロッド21から構成されている。柄20(ロッド21)は、例えば、長手方向に直交する断面の形状が円形状の丸棒であるが、かかる断面形状は多角形状(例えば、四角形や六角形)であってもよい。柄20の長さは、天井101の高さ等に応じて任意に設定でき、ロッド21の数は適宜調整される。
柄20は、例えば、各ロッド21の一端に雄ネジ構造が、他端に雌ネジ構造がそれぞれ形成され、各ロッド21が互いに着脱自在な構造とされる。或いは、各ロッド21の直径を異ならせて、所謂入れ子式の伸縮自在な構造としてもよい。各ロッド21の連結部分にはロックリングを設けることができ、取り付け器具10の使用中に柄20の長さが変化する、或いはロッド21が外れるといった不具合を防止できる。
柄20には、その一端に台座30が取り付けられ、その他端に把手部22が設けられる。即ち、把手部22は、取り付け器具10の下端に設けられる。把手部22は、作業者により把持される部分であって、例えば、ゴム製のグリップ等を取り付けることができる。
台座30は、上記のように、防塵カバー50がセットされる部分である。台座30は、上面視円形状の底部31と、底部31の上面に立設した壁部32とからなるカップ形状を有する。カップ型の台座30(以下、単に「カップ」という場合がある)は、壁部32が底部31の上面の周縁に沿って設けられており、開口部33が上方に向いた有底円筒形状を呈している。即ち、開口部33は、柄20と反対側に向く。そして、台座30の凹状部(カップ内)には、煙感知器100が納まる。つまり、台座30の円筒形状は、煙感知器100を囲うことが可能な寸法とされる。なお、台座30の形状は、円筒形状に限定されず、煙感知器の形状等に応じて任意に変更できる。
台座30には、柄20及びピン保持部40が取り付けられる。ピン保持部40は、詳しくは後述するように、開口縁部34に取り付けられる。柄20は底部31に取り付けられ、底部31の中央には柄20を取り付けるための取り付け部35が形成されている。取り付け部35は、底部31を貫通した貫通孔であって、孔の内面にはネジが切られている。即ち、取り付け部35は、ロッド21の雄ネジ構造に対応する雌ネジ構造を有する。そして、柄20のロッド21は、底部31の下面側から取り付け部35にねじ込まれて取り付けられる。
ピン保持部40は、上記のように、ピン52を天井101に突き刺し可能な状態で保持する機能を有する。当該機能を実現するために、ピン保持部40は、ピン52が載せられる本体部41と、ピン52が本体部41から落下することを防止するガード部42と、台座30に本体部41を取り付けるための溝43とを有する。本体部41は、略円柱形状を呈する。そして、本体部41の上面からガード部42が突出し、本体部41の下面には溝43が切り込まれている。
本体部41は、溝43によって壁部32の上端に設けられる。溝43は、壁部32を差し込み可能な形状に形成されており、具体的には、壁部32の曲率に合わせて形成された湾曲した溝である。即ち、本体部41は、差し込み式の部品であって、台座30に対して容易に着脱可能である。このため、ピン保持部40に不具合が発生した場合、不具合のある部品のみを交換すればよく経済的である。また、ピン保持部40は、台座30の開口縁部34に沿って複数(例えば、6つ)設けられる。6つのピン保持部40は、例えば、互いに等間隔(60°間隔)で配置される。なお、ピン保持部40は、煙感知器100の寸法や天井101の形状等に応じて任意に増減できる。
本体部41には、ピン52が載せられる平坦な載置面(上面)が形成される。本体部41の上面は、ピン52のヘッド52bの面積よりも大きく、ピン52を安定に保持することができる。そして、当該上面からは、上下方向(柄20の長手方向)に沿って複数(例えば、3つ)のガード部42が突出している。
ガード部42は、ピン52が載せられる部分を囲むように配置されている。複数のガード部42は、例えば、同心円状に配置されており、当該円の直径はヘッド52bの直径よりもやや大きく設定されている。また、ガード部42の突出高さは、ヘッド52bの厚みよりもやや大きく設定されている。これにより、ピン52が本体部41の上面から落下することを防止できる。なお、ガード部42は、円柱形状を呈しているが、種々の形状を適用し得る。
ガード部42には、スプリング44が取り付けられる。本体部41には、上面から上下方向に沿った穴が形成されており、ガード部42は、その上部が上面から突出した状態で当該穴に挿入されている。そして、当該穴の中には、スプリング44が設置されており、ガード部42が押し下げられた場合にガード部42を上方に付勢する。即ち、ガード部42は、本体部41に対して、上下方向に沿って移動可能に設けられている。
次に、図6を参照しながら、取り付け器具10に防塵カバー50をセットした状態について詳説する。図6は、防塵カバー50がセットされた台座30を拡大して示す図であって、一部を断面図としている。
防塵カバー50は、上記のように、台座30にセットされる。具体的には、ビニールシート51の一部がカップ内に収容され、残りの部分がカップから食み出るようにセットされる。このとき、取り外し用の紐53が、カップから食み出して柄20に沿って垂れ下がるようにセットする。
ピン52は、ピン保持部40の本体部41に載せられる。具体的には、本体部41の上面のガード部42で囲まれた部分に、針52aが上方に向いた状態でヘッド52bが配置される。これにより、ヘッド52bが3つのガード部42で囲まれ、ピン52の動きが拘束されるため、ピン52は落下等することなく本体部41上に安定に保持される。そして、ビニールシート51の一部がピン保持部40に保持されたピン52の上に載せられ、好ましくは、針52aをビニールシート51に突き刺した状態とする。
次に、図7〜図9を参照して取り付け器具10の使用方法を例示しながら、取り付け器具10の動作について詳説する。図7,8は、取り付け器具10を用いて、防塵カバー50を煙感知器100に取り付ける様子を示す図である。図8は、取り付け器具10が天井101に押し付けられたときの様子を示す。図9は、防塵カバー50が煙感知器100に取り付けられた様子を示す。
図7に示すように、取り付け器具10を用いて防塵カバー50を煙感知器100に取り付ける場合、作業者200は、柄20の把手部22を持って防塵カバー50がセットされた台座30を上方に持ち上げる。そして、台座30を天井101に近づけて、台座30の上端に取り付けられたピン保持部40を煙感知器100の周縁の天井101に押し当てる。このとき、下方から見上げると、台座30によって煙感知器100がすっぽりと覆われた状態となる。
図8に示すように、ピン保持部40が天井101に押し当てられると、まず本体部41上に保持されたピン52の針52aが天井101に突き刺さる。ピン52と天井101との間には、ビニールシート51が存在するため、これにより、ビニールシート51が天井101に固定される。次に、針52aが押し込まれると、ヘッド52bの厚みを超えて突出したガード部42が天井101に接触する。そして、ガード部42がスプリング44の付勢力に対向して下方に押し下げられ、例えば、ガード部42の突出高さがヘッド52bの厚みと同じになる。このため、ピン52を天井101に強く突き刺すことができ、ビニールシート51を安定に固定することができる。
こうして、図9に示すように、防塵カバー50が煙感知器100に取り付けられる。煙感知器100は、その全体がビニールシート51により覆われている。なお、ビニールシート51からは、作業者200の手の届く高さまで取り外し用の紐53が垂れ下がっている。したがって、作業者200は、取り外し用の紐53を引っ張ることにより、脚立等を使用することなく、容易に防塵カバー50を取り外すことができる。
以上のように、取り付け器具10によれば、脚立等を使用することなく、高所(天井101)に設置された煙感知器100に防塵カバー50を容易に取り付けることができる。したがって、取り付け器具10を用いることにより、安全で効率の良い防塵カバー50の取り付け作業が実現できる。
なお、上記実施形態は、本発明の目的を損なわない範囲で適宜設計変更できる。
例えば、取り付け器具10は、柄20と、台座30と、ピン保持部40とに分解できるものとして説明したが、取り付け器具の各構成要素が一体成形された構造であってもよい。また、柄20の長さが変化しない構造であってもよい。
上記実施形態では、壁部32を有するカップ型の台座30を例示したが、円盤状の底部31のみからなる台座とすることもできる。この場合、円盤状台座の上面に複数のピン保持部40を取り付けることができる。
図10に示すように、壁部32xの厚みを太くして、その上面にピン52を載置可能なピン保持部40xを形成してもよい。壁部32xの上面には、その内縁及び外縁に沿って形成された、上面から突出するガード部42xがそれぞれ形成され、これにより、ピン52の落下を防止できる。なお、ガード部42xは、上面視リング状を呈し、突出高さが変化しない構造である。
図11に示すように、壁部32yの上面にピン52を吸着可能な磁石を設けてピン保持部40yとしてもよい。ピン52のヘッド52bが金属製である場合、ヘッド52bがピン保持部40yに吸着され、ガード部がなくても安定に保持される。この場合、例えば、ピン52が入ったケースに台座30yを突っ込むことでピン52を保持することができ(必要により、ピン52の向き等を調整する)、防塵カバー50の取り付け数が多い場合等に好適である。
図12、13に示すように、壁部32zの上面の内側及び外側に沿って形成された2つのガード部42zと、ガード部42zが存在しない部分であってアダプター45zが挿入可能なセット部41zとを有するピン保持部40zとしてもよい。この場合、中間部に窪み54cが形成されたダンベル状のヘッド54bを有するピン54が用いられる。なお、各ガード部42zは、壁部32zの上面から突出して、各上端が互いに接近するようにL字状に曲げられている。各ガード部42zの間隔は、窪み54c部分の直径よりも大きく、窪み54cの上下の直径よりも小さく設定されている。このため、ガード部42zが形成された部分にピン54をセットすることはできず、ピン54はセット部41zにセットされる。このとき、ピン54を安定に保持できる有底円筒状のアダプター45zを用いることが好適である。
当該構成によれば、ガード部42zを用いてピン54を天井101から引き抜くことができる。つまり、ピン54を引き抜く際には、天井101に突き刺さったピン54がセット部41zに入り込むように取り付け器具をセットした後、台座を回して窪み54cにガード部42zの曲げられた上端を引っ掛けた状態とする。この状態で取り付け器具を下方に引っ張るとピン54が天井101から抜けて、ピン54が散らばることなく防塵カバー50を取り外すことができる。即ち、当該取り付け器具は、カバーの取り外し器具としても使用することができる。
10 防塵カバーの取り付け器具、20 柄、21 ロッド、22 把手部、30 台座、31 底部、32 壁部、33 開口部、34 開口縁部、35 取り付け部、40 ピン保持部、41 本体部、42 ガード部、43 溝、44 スプリング、50 防塵カバー、51 ビニールシート、52 ピン、52a 針、52b ヘッド、53 取り外し用の紐、100 煙感知器、101 天井。

Claims (7)

  1. ピンを突き刺すことが可能な被設置部に設置された装置を覆うシートと、当該シートを前記被設置部に留める前記ピンとを有する防塵カバーを前記装置に取り付けるための器具であって、
    柄と、
    前記柄の一端側に設けられ、前記シートが載せられる台座と、
    前記台座に設けられ、前記ピンを前記被設置部に突き刺し可能な状態で保持するピン保持部と、
    を備え、
    前記シートの一部を前記ピンの上に載せた状態として前記防塵カバーをセット可能な、防塵カバーの取り付け器具。
  2. 請求項1に記載の取り付け器具において、
    前記台座は、前記柄が底部に接続され、前記柄と反対側に開口部が向き、前記装置を囲うことが可能なカップであり、
    前記ピン保持部は、前記カップの開口縁部に設けられる、取り付け器具。
  3. 請求項2に記載の取り付け器具において、
    前記ピン保持部は、前記開口縁部に沿って複数設けられる、取り付け器具。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の取り付け器具において、
    前記ピン保持部は、
    前記ピンを載せる載置面が形成された本体部と、
    前記柄の長手方向に沿って前記載置面から突出し、前記ピンの落下を防止するガード部と、
    を有する、取り付け器具。
  5. 請求項4に記載の取り付け器具において、
    前記ガード部は、前記ピンが載せられる部分を囲むように複数配置され、前記柄の前記長手方向に沿って移動可能に設けられている、取り付け器具。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の取り付け器具において、
    前記柄は、互いに着脱自在又は伸縮自在に連結された複数のロッドから構成される、取り付け器具。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の取り付け器具において、
    前記装置は、煙感知器又はカメラである、取り付け器具。
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