JP5061174B2 - スプリンクラーヘッド付属品着脱工具 - Google Patents

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Description

本発明はスプリンクラーヘッドの付属品、例えばスプリンクラーヘッドカバーやシーリングプレートをスプリンクラーヘッドに取付け・取外しするための着脱工具に関する。
スプリンクラーヘッドは、建物内の天井面や壁面に設置され、一端には給水源に続いた配管と接続可能なノズルを有し、他端には感熱作動部が設けられている。平時において感熱作動部はノズルを閉止する弁体を支持している。
上記スプリンクラーヘッドの一例として、天井面や壁面に埋め込まれた状態で設置され、スプリンクラーヘッドをスプリンクラーヘッドカバーで覆い隠したコンシールド型スプリンクラーヘッドがある。
コンシールド型スプリンクラーヘッドは、スプリンクラーヘッドと、該スプリンクラーヘッドに装着するスプリンクラーヘッドカバーとを備える。そのスプリンクラーヘッドは天井裏に設置されており、平時において該スプリンクラーヘッドはスプリンクラーヘッドカバーによって覆い隠され、室内からはカバープレートしか見えない構造になっている。
コンシールド型スプリンクラーヘッドは、スプリンクラーヘッドが天井から室内側に突出しない点で意匠性に優れており、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。図18に示す特許文献1のコンシールド型スプリンクラーヘッド50は、外周部に牡ネジ53が形成されているスプリンクラーヘッドSと、該牡ネジ53と螺合可能な突起54が筒状部55Aの内側に形成されているハウジング55を有するスプリンクラーヘッドカバー51とを備える。ハウジング55の下方には皿状のカバープレート52が設置されており、ハウジング55とカバープレート52とはハウジング55の下端に設けられた接続部材56を介して接合されている。
接続部材56とカバープレート52は低融点合金57により接合されており、火災時には火災の熱によって低融点合金57が溶融してカバープレート52と接続部材56との接合が解除され、カバープレート52が落下する。カバープレート52が落下すると天井裏に設置されたスプリンクラーヘッドSが天井ボード58の穴59を介して室内に露出する。これにより火災の熱気流が直接スプリンクラーヘッドSに曝され、スプリンクラーヘッドSが作動して水を散布して消火を行う。
上記のスプリンクラーヘッドカバー51は次のような手順でスプリンクラーヘッドSに取付けられる。
天井裏の配管AにはスプリンクラーヘッドSが接続されている。スプリンクラーヘッドSには外的衝撃から保護するために図示しない保護キャップが装着されている。次に天井ボード58が施工される。スプリンクラーヘッドSが設置される箇所にはスプリンクラーヘッドSよりやや大径の穴59が穿設されており、スプリンクラーヘッドSはその穴59を介して室内に露出した状態となる。
続いて、スプリンクラーヘッドSにスプリンクラーヘッドカバー51を取付けるが、その前に保護キャップを取外す。保護キャップを取外した後、スプリンクラーヘッドカバー51のハウジング55の筒状部55AをスプリンクラーヘッドSの下端側から天井ボード58の方向に向かって挿入して回転させ、スプリンクラーヘッドSの外周の牡ネジ53へハウジング55内の突起54をねじ込ませる。
ハウジング55のフランジ部60が天井ボード58の下面に接触するまでスプリンクラーヘッドカバー51をねじ込めば取付けが完了する。
国際公開第2005/97265号
以上のようなスプリンクラーヘッドカバー51の取付け作業(保護カバーの取外し作業を含む。)は、一般的には作業者が脚立に登り天井に向かって作業を行うのが通常である。しかしながらこうした高所での上向きの作業は落下の危険性もあるため細心の注意が必要であり作業者の疲労が大きい。特に腕を上げた状態でスプリンクラーヘッドカバー51をスプリンクラーヘッドSの中心に芯を合わせてねじ込ませる手元の精度も要求されることから、作業者に大きな疲労を与える大きな原因となっている。
しかも大規模な建物になるとスプリンクラーヘッドの設置個数が数百個から数千個に及ぶケースもあり、前述の疲労の大きい取付け作業(及び取外し作業)を数百個から数千個も行わなければならず作業者の負担が甚大であった。
さらにスプリンクラーヘッドカバー51の取付け作業時に、軍手に付着していた埃や煤がスプリンクラーヘッドカバー51のカバープレート52に付着すると、その汚れによって室内の美観を損ねてしまうおそれがある。ゆえにスプリンクラーヘッドカバー51の取付け作業においてもカバープレート52に汚れが付着しないように細心の注意を払って作業を行わなければならない。
以上のような従来技術を背景になされたのが本発明である。その目的はスプリンクラーヘッドカバーやシーリングプレート等の付属品をスプリンクラーヘッドに対して着脱する際の作業者の負担を軽減するための工具を提供することにある。
上記目的を達成すべく本発明が提案する工具は、以下のようなスプリンクラーヘッド付属品着脱工具である。
すなわち、天井または壁面におけるスプリンクラーヘッドの設置位置に設けた穴を塞ぐスプリンクラーヘッド付属品をスプリンクラーヘッドに対して取付けまたは取外す着脱工具であって、スプリンクラーヘッド付属品を支持可能な支持面を有する本体と、本体の上面と離間して対向配置されており、スプリンクラーヘッド付属品を差し込ませることで該スプリンクラーヘッド付属品と係止し本体上に保持する保持体と、保持体にて保持されるスプリンクラーヘッド付属品に対して前記差し込み方向で係止して本体の所定位置にスプリンクラーヘッド付属品を位置決めする係止部と、を備えるスプリンクラーヘッド付属品用の着脱工具である。
本発明によるスプリンクラーヘッド付属品用の着脱工具(以下「着脱工具」というときは特に断らない限り「スプリンクラーヘッド付属品用の着脱工具」を意味する。)によれば、作業者はスプリンクラーヘッド付属品(以下「付属品」というときは特に断らない限り「スプリンクラーヘッド付属品」を意味する。)を本体にセットした本発明の着脱工具を使って付属品をスプリンクラーに取付けたり取外したりすることができる。したがって作業者の負担を軽減することができる。
その際、この着脱工具にはスプリンクラーヘッド付属品を支持可能な支持面を有する本体と、本体の上面と離間して対向配置されており、スプリンクラーヘッド付属品を差し込ませることで該スプリンクラーヘッド付属品と係止し本体上に保持する保持体とを備えるため、付属品を本体にセットした状態で着脱工具を天井に向かって移動させた際に、本体から付属品が外れてしまうことを防止できる。
また、スプリンクラーヘッドカバーをスプリンクラーヘッドに取付けている途中で作業を中断しなければならなくなった場合に、作業者が着脱工具から手を離しても付属品が着脱工具に係留された状態となり、中断後に再び作業を開始する際に工具を再セットする手間が不用である。
さらに着脱工具には保持体にて保持される付属品に対して前記差し込み方向で係止して本体の所定位置に付属品を位置決めする係止部を備える。この係止部によって付属品が本体の所定位置に位置決めされた状態で保持されるため、付属品をスプリンクラーヘッドに対して取付ける際に、付属品が本体に隠れて室内側から見えなくても本体の位置を頼りにしながらスプリンクラーヘッドに対する位置合わせを行うことができる。
そして着脱工具を使えば付属品に触れることなくスプリンクラーヘッドに取付けることができるので、取付け作業時に軍手に付着した汚れが付属品に付くことを防止できる。
以上のような本発明の着脱工具の有用性は、特にスプリンクラーヘッドカバーやシーリングプレート等のスプリンクラーヘッド付属品をスプリンクラーヘッドに取付けたり取外したりする際に発揮することができる。
なお、前記本発明の着脱工具はスプリンクラーヘッドに対する付属品を取付けるための工具として、または取外すための工具として、さらには取付けと取外しの双方に対応する工具の何れの形態であっても実施することができる。
また、前述した着脱工具の本体の支持面は付属品を直接載置して支持するものに限られず、直接載置しないものでも良い。たとえば後者の場合には保持体によって付属品を保持するものとし、支持面は保持体から外れた際に落下しないように本体で受けるものとして構成してもよい。
前記着脱工具は、本体に、外周を部分的に欠如して形成した保持位置視認部を設け、本体の所定位置に位置決めして保持したときは本体の下面側にスプリンクラーヘッド付属品が露出せず、本体の所定位置から外れて保持したときには本体の下面側にスプリンクラーヘッド付属品が露出するものとして構成できる。
これによれば、本体の保持位置視認部によって本体の所定位置に付属品が保持されているか否かを知りたい時に、一々本体を手元に持ってこなくても本体の下面側から容易に確認することができ、よって作業性も向上することができる。
前記着脱工具は、本体に、スプリンクラーヘッド付属品を磁力によって吸着保持する磁石を備えるものとして構成できる。
磁石によって付属品の保持力が高まるため、着脱工具に付属品をセットした状態で作業者が歩いて移動したときでも着脱工具から付属品が外れて脱落することを防止できる。
前記着脱工具は、磁石をスプリンクラーヘッド付属品に対して接離させる操作部を備えるものとして構成できる。
磁石を付属品に対して接近又は接触させることで磁力を付属品に作用させて吸着保持することができ、磁石を付属品から離すことで磁力を保持力として付属品に作用させることを解除することができる。本発明では操作部によってこうした磁石の移動操作を容易に行うことができる。
前記着脱工具は、本体または保持体に、室内側に露出するスプリンクラーヘッド付属品の化粧面を本体の支持面と接触しない浮かせた状態で、スプリンクラーヘッド付属品を保持体にて保持させる段部を設けることができる。
この段部によって室内側に露出する付属品の化粧面を本体の支持面と接触させずに保持体にて保持させることができるので、支持面との接触による化粧面の損傷を防止することができる。
前記着脱工具は、本体の支持面にスプリンクラーヘッド付属品の損傷防止用の緩衝保護材を取付けることができる。
この緩衝保護材があれば付属品の損傷を防ぐことができる。
前記着脱工具は、緩衝保護材がスプリンクラーヘッド付属品を吸着保持する磁力を有するものとして構成することができる。
この緩衝保護材によって別途の磁石を用意することなく付属品の吸着保持と損傷防止とを同時に実現できる。
前記着脱工具は、本体を樹脂成形体にて形成できる。
これによれば付属品が金属製である場合に、着脱工具への取付けおよび取外しの際に損傷してしまうのを防止できる。
前記着脱工具は、本体に棒状の作業用把持部を備える。
これによってスプリンクラーが高所にあっても作業者が脚立に上らずに作業を行うことが可能となり作業者の負担が軽減される。
前記着脱工具は、一端側に本体を備える棒状の作業用把持部の他端側にスプリンクラーヘッドに取付けた保護キャップを除去する除去工具を備えるものとして構成できる。
この一体化によって作業者はそれぞれの作業で共通の工具(本発明の着脱工具)を使用することができ、工具の持ち替え等の手間や負担を省くことができ、作業性を向上することができる。
前記着脱工具は、保持体が本体の所定位置で保持した前記スプリンクラーヘッド付属品に対して可動となっており、スプリンクラーヘッド付属品と係止する保持体を側方移動させて係止状態を解除する保持体操作部を備えるものとして構成できる。
これによれば保持体操作部により保持体に与える操作(側方移動)によって付属品に対する係止状態を解除することができるので、例えば付属品を着脱工具から取外す際に、付属品が保持体に引っ掛かることなく容易に外すことができる。
前記着脱工具は、係止部が、スプリンクラーヘッド付属品をスプリンクラーヘッドに対してねじ込ませて取付けまたは取外す際に、本体および保持体と共周り可能としてスプリンクラーヘッド付属品に対してねじ込み方向でも係止するものとして構成できる。
この係止部によれば着脱工具に保持した状態で付属品が本体および保持体のねじ込みと連動するので、スプリンクラーへの取付けまたは取外しを円滑・容易に行うことができる。なお、以上及び以下の説明において付属品をスプリンクラーヘッドに対して「ねじ込ませる」とは、付属品をスプリンクラーヘッドに対して回転させることを意味しており、回転の目的、つまり取付けのための回転であるか取外しのための回転であるかを問わないものである。したがって本発明でいう前記「係止部」には、取付けの際に係止する係止部、取外しの際に係止する係止部、取付け及び取外しの際に係止する係止部の何れもが含まれる。
前記着脱工具は、保持体が、スプリンクラーヘッド付属品をスプリンクラーヘッドに対してねじ込ませて取付けまたは取外す際に、スプリンクラーヘッド付属品に対してねじ込み方向で係止する回転係止部を有するものとして構成できる。
本発明ではこの回転係止部もねじ込み方向で付属品に対して係止する。したがって付属品を回転させてスプリンクラーヘッドにねじ込む際に生じる回転力を分散させることができ、過剰な回転力の集中作用による付属品の損傷を防止することができる。
前記着脱工具は、スプリンクラーヘッド付属品に係止突起が設けられており、係止部は当該係止突起と前記差し込み方向で係止するものとして構成できる。
これによれば係止突起と係止部との係止により簡易な構造で確実に付属品を保持体で保持することができる。
前記着脱工具は、スプリンクラーヘッド付属品には係止突起が設けられており、係止部は、スプリンクラーヘッド付属品をスプリンクラーヘッドに対してねじ込ませて取付けまたは取外す際に、本体および保持体と共周り可能として前記係止突起に対してねじ込み方向で係止するものとして構成できる。
これによれば係止突起と係止部とのねじ込み方向での係止により簡易な構造で確実に付属品をスプリンクラーヘッドに対してねじ込ませることができる。
前記着脱工具は、係止部が、該係止突起の当接箇所と相対形状の係止縁を有し、該係止縁は少なくとも前記差し込み方向または前記ねじ込み方向で該係止突起に対して遊び無く係止するものとして構成できる。
これによれば係止部の係止縁と係止突起との遊び無い係止により、スプリンクラーヘッドに対する付属品のねじ込み方向への回転力を無駄なく伝達させて、付属品の取付け・取外しを迅速に行うことができる。
なお、以上および以下の説明において「遊び無く係止」とは厳密に全く遊びが無いことを意味するのではなく、特に係止突起を係止部に対して余裕をもって係入できるようにするために必要なクリアランスをも除く意味ではない。つまり本体を回転させればそれに呼応して直ぐに付属品を連動し回転させることができる限りにおいて、遊びがあっても良い。
前記着脱工具は、スプリンクラーヘッド付属品に複数の係止突起が設けられており、保持体には、スプリンクラーヘッド付属品をスプリンクラーヘッドに対してねじ込ませて取付けまたは取外す際に、該係止突起に対してねじ込み方向で係止する回転係止部を設けるものとして構成できる。
本発明では、付属品の複数の係止突起に対して保持体の回転係止部がねじ込み方向で係止する。したがって付属品をスプリンクラーヘッドにねじ込む際の回転力を複数の係止箇所に分散させることができ、過剰な回転力の集中作用による付属品の損傷を防止することができる。
前記着脱工具は、スプリンクラーヘッド付属品がスプリンクラーヘッドカバーまたはシーリングプレートの何れかであるとして、その取付け・取外しのために実施することができる。
特にスプリンクラーヘッド付属品がスプリンクラーヘッドカバーである場合、スプリンクラーヘッドカバーは、スプリンクラーヘッドに装着する筒状部と、前記穴を塞ぐカバープレートと、筒状部とカバープレートとを低融点合金にて接合する連結脚とを備えており、本発明の着脱工具の係止部は当該連結脚に対して係止するものであるとして構成できる。
本発明のスプリンクラーヘッド付属品用の着脱工具によれば、スプリンクラーヘッド付属品をスプリンクラーヘッドに取付けたり取外したりする際の作業者の負担を大きく軽減することができる。また取付けや取外しの作業時に、スプリンクラーヘッド付属品に汚れや傷が付くことを防止することができる。
第1実施形態によるスプリンクラーヘッド付属品用の着脱工具にスプリンクラーヘッドカバーを取付けた状態を示す説明図。 図1の着脱工具にスプリンクラーヘッドカバーを取付けまたは取外す過程を示す説明図。 図1の着脱工具の平面図。 図1の着脱工具にスプリンクラーヘッドカバーを取付けた状態を示す平面図。 保護カバー除去工具の斜視図。 第1実施形態の第1変形例による着脱工具にスプリンクラーヘッドカバーを取付けた状態を示す断面図。 第1実施形態の第2変形例による着脱工具でシーリングプレートを取付ける状態を示す説明図。 図7(a)で示す着脱工具にシーリングプレートを取付けた状態を示す平面図。 第2実施形態による着脱工具にスプリンクラーヘッドカバーを取付けた状態を示す断面図。 図9の着脱工具の平面図。 図9の着脱工具でマグネットによる保持を解除した状態を示す断面図。 図9の第1変形例による着脱工具を示す平面図。 図9の第2変形例による着脱工具にスプリンクラーヘッドカバーを取付けた状態を示す断面図。 第3実施形態による着脱工具にスプリンクラーヘッドカバーを取付けた状態を示す断面図。 図14の着脱工具の平面図。 図14の着脱工具で係止部による係止を解除した状態を示す断面図。 第4実施形態による着脱工具スプリンクラーヘッドカバーを取付けた状態を示す説明図。 一従来例によるスプリンクラーヘッドカバーが設置されたスプリンクラーヘッドの断面図。
第1実施形態(図1〜図8)
以下、この発明の第1実施形態を図1から図7を参照して説明する。
第1実施形態のスプリンクラーヘッド付属品用の着脱工具(以下、「着脱工具」という。)1は、本体2と保持体3を備えており、これらは何れも樹脂成形体にて形成されている。本体2には「スプリンクラーヘッド付属品」としてのスプリンクラーヘッドカバー4を支持する皿状部5が形成されている。皿状部5にはスプリンクラーヘッドカバー4が載置される。
皿状部5の一部は切欠かれており皿状部の側面に「保持位置視認部」としての直線部5Aが形成されている。皿状部5のスプリンクラーヘッドカバー4が載置される側には「保持体」としてのカバー8が設置される。図3に示すようにカバー8はリングを切り欠いた板状の環状部材にて形成されており、皿状部5のスプリンクラーヘッドカバー4が載置される「支持面」としての面5Bに対してネジ9により固定設置される。皿状部5の面5BにはマグネットMが穴5D内に埋設されている(図3(b)参照)。該マグネットMの磁力により金属製のカバープレート4Aが吸着保持され、作業者が着脱工具1にスプリンクラーヘッドカバー4をセットした状態で着脱工具1を持ち歩いた際にカバープレート4の落下を防止することができる。
また、マグネットMは面5Bに対して凹んだ位置に埋設されている。これによりマグネットMがカバープレート4Aに対して直接接触しなくても磁力によって吸着可能であり、スプリンクラーヘッドカバー4を本体2に着脱する際にカバープレート4Aの表面とマグネットMが擦れてカバープレート4Aの表面に傷が付くことを防止できる。
面5Bとカバー8の間には皿状部5の外周に沿って円弧状に段部5Cが形成されており、該段部5Cにより面5Bとカバー8の間には隙間10が形成される。隙間10にはスプリンクラーヘッドカバー4のカバープレート4Aが挿入される。段部5Cの内周側には隙間10から差し込ませたカバープレート4Aが収容される。
カバー8の内周縁にはスプリンクラーヘッドカバー4と係止する「係止部」として細長い溝状に形成された切り欠き11が形成されている。切り欠き11には、スプリンクラーヘッドカバー4を隙間10から差し込ませることで、スプリンクラーヘッドカバー4の筒状のハウジング4Bの下端からカバープレート4A側に突出して形成された「係止突起」としての脚4Cが入り込み係止可能となっている。切り欠き11と脚4Cとは脚4Cの係入方向(スプリンクラーヘッドカバー4の差し込み方向)とスプリンクラーヘッドカバー4の周方向で、相互に遊び無く係止している。さらにリングを切り欠いた有端環形状をしているカバー8の各々の端部8A(回転係止部)は、スプリンクラーヘッドカバー4をスプリンクラーヘッドSに着脱する際に、スプリンクラーヘッドカバー4の脚4Cに対して係止可能となっている。
皿状部5のスプリンクラーヘッドカバー4が載置される側から反対方向に伸長して形成された筒部6には、作業者が手で握って着脱工具1の操作を可能な把持部7が接続される。把持部7は柱状ないし棒状をしており筒部6に固定設置される。把持部7における筒部6と反対側の端には、図5に示すスプリンクラーヘッドSの保護キャップ除去工具71が取付けられている。このように把持部7の一端側に本体2と保持部3を、他端側に保護キャップ除去工具71を備えることで、保護キャップHの取外し作業とスプリンクラーヘッドカバー4の取付け作業を一つの着脱工具1で行えるので便利である。
保護キャップ除去工具71には、保護キャップHに係止される円弧部72と、把持部7に固定設置される固定部73が形成されている。円弧部72は保護キャップHの下端に形成された鍔部H2と鍔部H2の上部にある筒部H1の間の隙間に挿入される。
第1実施形態の着脱工具1を用いてスプリンクラーヘッドSに設置されるスプリンクラーヘッドカバー4は、スプリンクラーヘッドSを覆い隠す金属製の円盤形状をしたカバープレート4Aと、円筒形状をしておりスプリンクラーヘッドSの外周部に着脱可能な構造を有する金属製のハウジング4Bから構成される。
ハウジング4Bの一端には鍔部4Dが形成され、該鍔部4Dにはその一部をカバープレート4A側に屈曲させて脚4Cが形成されている。脚4Cの先端は鍔部4Dと平行に屈曲されており、そこにはカバープレート4Aとの接合部位となる接合部4Eが形成されている。接合部4Eはカバープレート4Aと低融点合金によって接合されている。該低融点合金の溶融温度はスプリンクラーヘッドSの作動温度よりも低く、火災時には火災の熱によりカバープレート4Aを接合している低融点合金がスプリンクラーヘッドSの作動より早く溶融してカバープレート4Aが先に落下し、続いてスプリンクラーヘッドSが作動するようになっている。
スプリンクラーヘッドSの外周面には螺旋溝S1が刻設されており、該牡ネジS1に螺合可能な複数の突起4Fがハウジング4Bの内周面に突出して形成されている。該突起4Fはハウジング4Bの筒部を曲げ起こして形成されており、突起4Fの先端はカバープレート4A側に向いている。ハウジング4Bは弾性を有する金属材料にて形成されており突起4Fも弾性を有している。スプリンクラーヘッドカバー4をスプリンクラーヘッドSに取付ける際には、ハウジング4Bの筒内にスプリンクラーヘッドSを下方から挿入すると突起4Fが外周方向へ弾性変形しながら螺旋溝S1の上を交差して通過することができるので、ハウジング4Bの鍔部4Dが天井ボードCの下面付近に達するまでスプリンクラーヘッドカバー4を押し込んでいくようにする。その後、スプリンクラーヘッドカバー4を螺旋溝S1に沿って回転させて鍔部4Dを天井ボードCの下面に当たるまでねじ込む(回転させる)ようにすることでスプリンクラーヘッドSに対して取付けることができる。
上記にはスプリンクラーヘッドカバー4をスプリンクラーヘッドSに挿通させて押し込むことで取付ける例を説明したが、スプリンクラーヘッドSの螺旋溝S1に沿ってスプリンクラーヘッドカバー4の突起4Fをねじ込んでも取付けが可能である。また、取外す場合には突起4Fが螺旋溝S1に引っかかるので下向きに引っ張るだけでは外すことができず、スプリンクラーヘッドカバー4を回転させながら突起4Fを螺旋溝S1に沿って移動させて取外す必要がある。
続いて、着脱工具1にスプリンクラーヘッドカバー4をセットしてスプリンクラーヘッドSへ取付ける手順について説明する。
先ずスプリンクラーヘッドSに装着されている保護キャップHを取外す。保護キャップ除去工具71の円弧部72を保護キャップHの下端に形成された鍔部H2と鍔部H2の上部にある筒部H1の間の隙間に挿入する。鍔部H2に円弧部72を係止させた状態で保護キャップ除去工具71を下方に引っ張るとスプリンクラーヘッドSに挿入されていた保護キャップHが外れる。
次に本体1の皿状部5とカバー8の隙間10にスプリンクラーヘッドカバー4のカバープレート4Aをスライドさせながら差し込ませる。カバープレート4Aが皿状部5の直線部5Aの外にはみ出さないように、スプリンクラーヘッドカバー4を取付けるようにする。その際、カバープレート4の一つの脚4Cがカバー8に形成された切り欠き11に係止するようにスプリンクラーヘッドカバー4の向きに注意して挿入する。図4のようにセットされると、スプリンクラーヘッドカバー4の脚4Cの一つが切り欠き11内に挿入される。その他の2本の脚4Cもカバー8の各端8Aの近傍に位置する。
以上のように取付けるとスプリンクラーヘッドカバー4が皿状部5の略中央位置に適切に位置決めされる。具体的には、スプリンクラーヘッドカバー4と本体2(皿状部5)と把持部7の中心が略一致するような状態でスプリンクラーヘッドカバー4が保持されることになる。したがって、後述の取付け作業の際には、スプリンクラーヘッドカバー4が本体2に隠れて下から目視できなくても、手元の把持部7の延長線上の位置感覚で上方のスプリンクラーヘッドカバー4をスプリンクラーSに合わせることができる。
次に把持部7を手で持ち、その延長線上の位置感覚を頼りにしてスプリンクラーヘッドカバー4を天井内に設置されたスプリンクラーヘッドSに被せるようにする。スプリンクラーヘッドカバー4を天井方向に押し込むと、スプリンクラーヘッドカバー4C内の突起4FはスプリンクラーヘッドSの外周部に刻設された螺旋溝S1上を通過可能であることから、スプリンクラーヘッドカバー4の鍔部4Dが天井ボードCの下面付近に達するまで押し込んでいく。鍔部4Dを天井ボードCの下面付近まで押し込んだら本体1を回転させる。その際、スプリンクラーヘッドカバー4の脚4Cが切り欠き11に係止されているので、本体1を回転させることでスプリンクラーヘッドカバー4の突起4FをスプリンクラーヘッドSの螺旋溝S1に沿って回転することができる。このとき、その他の2本の脚4Cもカバー8の端部8Aに対して係止するので、切り欠き11に対する脚4Cだけに集中して回転力が掛からず分散され、切り欠き11と係止する脚4Cやこれとカバープレート4Aとの接合部4Eにおける変形・破損を回避することができるとともにスムーズに回転させることができる。
スプリンクラーヘッドカバー4の鍔部4Dが天井ボードCの下面に接するまで回転させたら着脱工具1をスプリンクラーヘッドカバー4から取外す。その際、本体2の一部を切り欠いて形成した直線部5Aと対向する方向に向かって着脱工具1を天井下面と平行にスライド移動させる。これでスプリンクラーヘッドカバー4をスプリンクラーヘッドSへ取り付ける作業が完了する。
続いて、スプリンクラーヘッドSに取付けられているスプリンクラーヘッドカバー4を着脱工具1によって取外す手順を説明する。
先ず、着脱工具1を天井ボードCの下面に沿ってスライド移動させて本体5とカバー8の間の隙間10にスプリンクラーヘッドカバー4を挿入させる。その際、スプリンクラーヘッドカバー4の脚4Cに対して本体2の直線部5Aを垂直に向けてスプリンクラーヘッドカバー4を本体2内に挿入すると、直線部5Aと対向した位置に切り欠き11が形成されているのでカバー8の切り欠き11が見えなくても直線部5Aの位置を目安に脚4Cを切り欠き11に挿通することができる。
切り欠き11に脚4Cが正しく挿入されないと、本体2の直線部5Aからカバープレート4Aがはみ出して見えるので、作業者は切り欠き11に脚4Cが正しく挿入されているかどうかを目視で判断できる。
本体2の直線部5Aからカバープレート4Aがはみ出していないことを確認してから、スプリンクラーヘッドカバー4がスプリンクラーヘッドSの螺旋溝S1から外れる方向に着脱工具1を回転させる。すると、スプリンクラーヘッドカバー4の一つの脚4Cが切り欠き11と係合し、さらに別な一つの脚4Cがカバー8の端部8Aに係止されるのでスプリンクラーヘッドカバー4は本体2と供回りすることで螺旋溝S1から取外すことができる。
着脱工具1を回転させてスプリンクラーヘッドカバー4の突起4FがスプリンクラーヘッドSの螺旋溝S1より外れたら、スプリンクラーヘッドカバー4をスプリンクラーヘッドSから取外す。最後に着脱工具1の隙間10からスプリンクラーヘッド4をスライドさせて取外して作業が完了する。
第1実施形態の変形例1(図6)
上記の第1実施形態の変形例として、カバープレート4Aが面5Bと非接触になる構成を図6に示す。図6では段部5Cの高さを前述の実施形態よりも高く形成して、面5Bとカバー8の間の隙間10を広くしたものであり、スプリンクラーヘッドカバー4の鍔部4Dがカバー8上に係止され、カバープレート4Aが面5Bから離れた状態で本体2上にセットされる。
これにより、カバープレート4Aは面5と非接触状態となり、スプリンクラーヘッドカバー4を着脱工具1に着脱する際にカバープレート4Aの表面に傷が付くことを防止できる。
第1実施形態の変形例2(図7、図8)
さらに第1実施形態の着脱工具1を、シーリングプレートの着脱に適用する場合について図7を参照して説明する。
図7(a)、(b)に示すシーリングプレート15は樹脂や金属等の弾性を有する材料から形成される。シーリングプレート15は円筒形状をしておりスプリンクラーヘッド16の外周部に着脱可能な構造を有している。シーリングプレート15の一端には外周方向へ拡張した鍔部15Aが形成されている。
他端の内周面にはスプリンクラーヘッド16の外周部に刻設された溝16Aと係合可能な複数の突起15Bが層状に形成されている。突起15Bの断面形状は鋸型になっており、角が鍔部15A側に偏った形状をしている。突起15Bが形成されている側面には均等間隔でスリット15Cが設けられている。スリット15Cにて突起15Bが形成された舌状体15Dの先端側は、シーリングプレート15を形成する材料の弾性によって外周方向へ弾性変形が可能となる。
このような形状としたことで、シーリングプレート15をスプリンクラーヘッド16に取付ける際に、シーリングプレート15の突起15Bをスプリンクラーヘッド16の螺旋溝16Aに押し込むと突起15Bは舌状体15Dが弾性により外周方向へ弾性変形して螺旋溝16A上をスライドして通過可能となり突起15Bが螺旋溝16Aに係合される。反対にスプリンクラーヘッド16に設置されたシーリングプレート15を下方に引っ張って引き抜こうとすると、突起15Bの角が鍔部15A側に偏った形をしていることから螺旋溝16Aに食い込むように作用してシーリングプレート15を引き抜くことを防止している。
鍔部15Aは一面が天井ボード17との接触面15Eとなり天井ボード17に平行に形成されている。反対面15Fは外周側の厚さが薄く、中心に向かうに従い厚さが増していくように形成されている。面15Fには、カバー8の切り欠き11と係合可能な突起15Gが所定間隔で複数設置されている。突起15Gはシーリングプレート15がスプリンクラーヘッド16に設置された際に、天井ボード17のスプリンクラーヘッド16が貫通する穴17A内に収容されるように構成することで天井ボード17との干渉を防止している。
シーリングプレート15を隙間10内に挿入すると突起15Gの一つは切り欠き11に係合されるとともに、他の二つの突起15Gもカバー8の端部8Aに各々当接する。以上のように取付けるとシーリングプレート15が皿状部5の略中央位置に適切に位置決めされる。
本実施形態に使用されるカバー8は、カバー8の上面にシーリングプレート15の鍔部15Aを載置して使用することからシーリングプレート15の材質よりも軟らかい天然ゴム、合成ゴム等のゴム状弾性体や軟質樹脂材で作ると鍔部15Aに傷が付くことを防止できる。あるいはカバー8の上面に前述の樹脂やゴムのシートを設置することでも代用可能である。また、カバー8上に載置したシーリングプレート15を回転させて螺旋溝16Aに螺合させることからカバー8の表面に、滑り止め用の溝や凸凹を形成しておくことも可能である。
また、皿状部5にはシーリングプレート15をスプリンクラーヘッド16から取り外す際に、スプリンクラーヘッド16が皿状部5内に収容可能な切り欠き5Eが形成されている。
続いて着脱工具1にシーリングプレート15をセットしてスプリンクラーヘッド16へ取付ける手順について説明する。
スプリンクラーヘッド16には前述と同様に保護キャップH(図示しない)が装着されているので保護キャップ除去工具71により保護キャップHを外すところまでは同じである。次に、本体2の皿状部5とカバー8の隙間10にシーリングプレート15をスライドさせながら差し込ませる。
次に把持部7を手で持ち、シーリングプレート15を天井ボード17を貫通して設置されているスプリンクラーヘッド16に挿通させる。シーリングプレート15を天井ボード17方向に押し込むと、シーリングプレート15の内周面に形成された層状の突起15Bがスプリンクラーヘッド16の外周部に刻設された螺旋溝16Aに係合する。さらにシーリングプレート15を天井ボード17方向に押し込み、カバー8が天井ボード17に近接するまで押し込む。
続いて着脱工具1を天井ボード17と平行にスライド移動させ、シーリングプレート15から着脱工具1を外す。この段階でシーリングプレート15の鍔部15Aと天井ボード17の下面には隙間が存在する。鍔部15を天井ボード17の下面付近まで押し込むために着脱工具1のカバー8の上面を鍔部15Aに押し当ててシーリングプレート15を回転させ螺旋溝16Aにねじ込んで天井ボード17の方向に移動させる。鍔部15が天井ボード17の下面まで到達したらシーリングプレート15の取付けが完了となる(図7(b)参照)。
続いてシーリングプレート15をスプリンクラーヘッド16から取り外す手順について説明する。
先ず、着脱工具1のカバー8の上面をシーリングプレート15の鍔部に当接させる。シーリングプレート15とカバー8を接触させた状態で、螺旋溝16Aと突起15Bとの螺合が緩む方向に着脱工具1を回転させる。天井ボード17と鍔部15Aの間にカバー8が差し込める程の隙間が生じるまで着脱工具1を回転させる。
次に、着脱工具1のカバー8を天井ボード17と鍔部15Aの間の隙間に差し込む。その際、鍔部15A上に設けられた突起15Gがカバー8の切り欠き11と係合するように差し込む。具体的には、突起15Gの位置に皿状部5の直線部5Aを合わせて隙間10に鍔部15Aを挿入させる。
本体2の直線部5Aからシーリングプレート15の外周縁がはみ出していないことを確認してから、シーリングプレート15がスプリンクラーヘッド16の螺旋溝16Aから外れる方向に着脱工具1を回転させる。すると、シーリングプレート15の一つの突起15Gが切り欠き11と係合し、さらに別な一つの突起15Gがカバー8の端部8Aに係止されるのでシーリングプレート15は本体2と供回りすることで螺旋溝16Aから取外すことができる。
第2実施形態(図9〜図12)
次に第2実施形態について図9から図12を参照して説明する。
第2実施形態において第1実施形態と構成が同じ箇所については同符号を付して詳細な説明は省略する。第2実施形態の着脱工具21は、第1実施形態と同様に皿状部5と筒部6を備えた本体22を有しており、皿状部5のスプリンクラーヘッドカバー4が載置される面5Bには大径穴22Aが穿設されており、大径穴22Aの底面には筒部6に連通する小径穴22Bが穿設されている。
大径穴22Aにはマグネット23が挿入されており、マグネット23の高さ寸法は大径穴22Aの深さ寸法よりも小さい。マグネット23は筒部6に接続された有底円筒形状の把持部7の内部に設けられた棒状部材24とネジ25により固定設置されている。
棒状部材24のマグネット23に固定された端と反対側の端と把持部7の底面との間には弾発体26が設けられており棒状部材24を本体22側へ付勢している。棒状部材24の側面から把持部7の側面を貫通して外部に突出した突起24Aが形成されており、突起24Aの先端にはスライドスイッチ24Bが設けられている。
把持部7の側面には前述のとおり突起24Aが貫通する穴7Aが形成されている。穴7Aは図6において突起24Aが上下方向に移動可能な大きさを有している。したがってマグネット23は突起24Aの移動可能範囲で上下方向で可動となっている。
なお、以上のマグネット23をスプリンクラーヘッドカバー4に対して接離可動とする棒状部材24、突起24A、スライドスイッチ24B、弾発体26は本発明の「操作部」を構成している。
本体22の面5Bには、係止部である切り欠き11が形成された「保持体」としてのカバー27が設置されており、第1実施形態と同様に皿状部5とカバー27の間には隙間10が形成されている。
続いて第2実施形態の着脱工具21にスプリンクラーヘッドカバー4をセットしてスプリンクラーヘッドSへ取付ける手順について説明する。
先ずスプリンクラーヘッドSに装着されている保護キャップHを取外す。次に把持部7に設けられているスライドスイッチ24Bを図中下方へ移動させる。するとマグネット23が大径穴22Aの底面側に移動してマグネット23の上面が本体22の皿状部5の面5Bよりも引込んだ状態になる(図11)。マグネット23を引込めた状態で本体22の皿状部5とカバー27の隙間10にスプリンクラーヘッドカバー4のカバープレート4Aをスライドさせながら挿入する。さらにスプリンクラーヘッドカバー4の脚4Cをカバー27に形成された切り欠き11に挿入する。
スライドスイッチ24Bを離すと弾発体26の作用によりマグネット23が本体21の皿状部5の面5B側に移動する。スプリンクラーヘッドカバー4は金属製なのでマグネット23の磁力によりスプリンクラーヘッドカバー4とマグネット23が吸着され、本体21上にスプリンクラーヘッドカバー4が保持された状態となる。
続いてスプリンクラーヘッドカバー4がセットされた着脱工具21を天井内に設置されたスプリンクラーヘッドSに挿通させる。スプリンクラーヘッドSにスプリンクラーヘッドカバー4を押し込む手順は第1実施形態と同じである。スプリンクラーヘッドカバー4の鍔部4Dが天井ボードの下面に達したらスライドスイッチ24Bを図中下方へ移動させる。するとマグネット23がカバープレート4Aから離れ、カバープレート4の保持状態が解除される。最後に着脱工具21をスプリンクラーヘッドカバー4から取外す。着脱工具21を取外す手順は実施形態1と同じである。
続いて、スプリンクラーヘッドSに取付けられているスプリンクラーヘッドカバー4を着脱工具21によって取外す手順を説明する。
先ず、把持部7に設けられているスライドスイッチ24Bを図中下方へ移動させ、マグネット23を本体22内に引込めた状態にする。次に着脱工具21を天井ボードCの下面に沿ってスライド移動させてカバー27の切り欠き11内にスプリンクラーヘッドカバー4の脚4Cを挿入させる。その際、スプリンクラーヘッドカバー4の脚4Cに対して本体22の直線部5Aを垂直に向けて着脱工具21をスプリンクラーヘッドカバー4側へスライド移動させると、直線部5Aと対向した位置に形成された切り欠き11が形成されているのでカバー27の切り欠き11が見えなくても直線部5Aの位置を目安に脚4Cを切り欠き11に挿通することができる。
本体2の直線部5Aからカバープレート4Aがはみ出していないことを確認してから、スライドスイッチ24Bを離す。するとマグネット23がスプリンクラーヘッドカバー4側に移動して磁力によりスプリンクラーヘッドカバー4が吸着される。次にスプリンクラーヘッドカバー4がスプリンクラーヘッドSの螺旋溝S1から外れる方向に着脱工具1を回転させる。スプリンクラーヘッドカバー4の一つの脚4Cが切り欠き11と係合しているのでスプリンクラーヘッドカバー4は本体22と供回りして螺旋溝S1から取外すことができる。着脱工具1を回転させてスプリンクラーヘッドカバー4の突起4FがスプリンクラーヘッドSの螺旋溝S1より外れたら、スプリンクラーヘッドカバー4をスプリンクラーヘッドSから取外す作業が完了する。
着脱工具21からカバープレート4を取外す際には、スライドスイッチ24Bを図中下方へ移動させてマグネット23を本体22内へ引込めた状態にしてから取外す。
第2実施形態の変形例1(図12)
第2実施形態では、係止部が切り欠き11として説明したが、切り欠き11を図12に示すように凸部11Aにしても構成可能である。凸部11Aはスプリンクラーヘッドカバー4の鍔部4Dに形成された切り欠き4Gと係合可能である。
第2実施形態の変形例2(図13)
さらに異なる変形例として、マグネット23がカバープレート4Aと非接触になる構成を図13に示す。図13では面5B上にリング状のストッパー23Aを設置しており、該ストッパー23Aの内径はマグネット23の外径よりも小さい。ストッパー23Aを設置したことでマグネット23をカバープレート4A側に移動させた際には、マグネット23とカバープレート4Aの間にストッパー23Aが介在することでカバープレート4Aとマグネット23が非接触状態で磁力によって吸引保持することが可能となる。
このようなストッパー23Aは硬質樹脂材で作ることができる。より好ましくはカバープレート4Aの材質よりも軟らかい天然ゴム、合成ゴム等のゴム状弾性体や軟質樹脂材で作ることができる。こうすることでスプリンクラーヘッドカバー4を着脱工具1に着脱する際やカバープレート4Aをマグネット23により吸引する際にカバープレート4Aの表面に傷が付くことを防止できる。また、ストッパー23Aを形成するゴム状弾性体や軟質樹脂材がさらに磁性を有するものとすることもできる。この場合には、マグネット23による保持を補助するものとして使用することができる。あるいはマグネット23に替えてスプリンクラーヘッドカバー4を保持できればマグネット23自体を省略することも可能であり、例えば第1実施形態の面5Bにそのようなストッパー23Aを貼り付ける構成とすることもできる。
第3実施形態(図14〜図16)
次に第3実施形態について図14から図16を参照して説明する。
第3実施形態において実施形態1や実施形態2と構成が同じ箇所については同符号を付して詳細な説明は省略する。第3実施形態の着脱工具31は、実施形態1と同様に皿状部5と筒部6を備えた本体32を有しており、皿状部5のスプリンクラーヘッドカバー4が載置される面5Bには段部32Aが形成されており、段32Aによって皿状部5には上面32Bと下面32Cが設けられている。
上面32Bはスプリンクラーヘッドカバー4のカバープレート4Aが載置される面である。下面32Cには「保持体」である可動カバー33が設けられている。
可動カバー33は断面が「コ」字型であり上部33Aと下部33Bから構成される。上部33Aは第2実施形態のカバー27と略同じ形状である。切り欠き11の近傍には細長い溝状のスリット33Cが形成されている。スリット33は切り欠き11の溝と同じ方向に形成されている。スリット33Cには本体32の下面32Cから突出して形成されたピンPが挿通されている。ピンPの先端はピンPの外径より大径に形成されており、可動カバー33が外れるのを防止している。
下部33Bは本体32の下面32C上をスライド移動可能であり、端部33Dの先端は曲面形状となっている。端部33Dが接触している棒状部材24の接触部24Cは斜面となっており、棒状部材24を図中上方に移動させると接触部24が端部33Dを押して図中右方向へスライド移動させる構造となっている。その際、前述のスリット33CとピンPがガイドの役割をしている。
可動カバー33には、スライドスイッチ24Bを離した後に可動カバー33が元の位置に戻るように作用する弾発体34が設置されている。図15に示す弾発体34は板バネであり、無荷重時において断面が「く」字型であり、一端は本体32の段部32Aに固定され、他端は可動カバー33に固定される。可動カバー33がスライドスイッチ24Bにより本体32の外方へスライドした状態では屈曲部34Aの角度が開いて元の角度に戻ろうとする力が作用する。スライドスイッチ24Bを離すと弾発体34は元の形状に戻り可動カバー33が元の位置に戻る。
なお、可動カバー33をスライド移動(側方移動)させる棒状部材24、スライドスイッチ24B、弾発体34は本発明の「保持体操作部」を構成する。
また、可動カバー33には突起33Eが形成されており、突起33Eは本体32の皿状部5から突出して形成されている。突起33Eと切り欠き11、本体32の中心は同一線上に形成されており、突起33Eは着脱工具1を把持部7側から見た場合に切り欠き11の位置を確認することができる。
続いて、第3実施形態の着脱工具31にスプリンクラーヘッドカバー4をセットしてスプリンクラーヘッドSへ取付ける手順について説明する。
スプリンクラーヘッドカバー4を着脱工具31に取付ける手順およびは第1実施形態の手順と略同じであるので省略する。次に着脱工具1にセットされたスプリンクラーヘッドカバー4をスプリンクラーヘッドSに取付ける手順について説明する。
先ず把持部7を手で持ち、スプリンクラーヘッドカバー4を天井内に設置されたスプリンクラーヘッドSに挿通させる。スプリンクラーヘッドカバー4を天井方向に押し込むと、スプリンクラーヘッドカバー4C内の突起4FはスプリンクラーヘッドSの外周部に刻設された螺旋溝S1上を通過可能であることから、スプリンクラーヘッドカバー4の鍔部4Dが天井ボードCの下面付近まで押し込み、続いてスプリンクラーヘッドカバー4を回転させて鍔部4Dが天井ボードCに接するまで回転させる。
最後に着脱工具31をスプリンクラーヘッドカバー4から取外すが、その際、把持部7に設けられたスライドスイッチ24Bを図中上方へ移動させる。すると把持部7内部の棒状部材24が上方へ移動して、接触部24Cの斜面が可動カバー33の端部33Dを図中右方向へ押圧して可動カバー33が図中右方向へ移動する。可動カバー33が図中右方向へ移動した状態で着脱工具1を下方へ移動させて天井面から離すと、可動カバー33がスプリンクラーヘッドカバー4に引っ掛かることなく着脱工具1から外すことができる。
次にスプリンクラーヘッドSに取付けられているスプリンクラーヘッドカバー4を第3実施形態の着脱工具21によって取外す手順を説明する。
先ず、着脱工具1を天井ボードCの下面に沿ってスライド移動させて本体32と可動カバー33の間の隙間10にスプリンクラーヘッドカバー4を挿入させる。その際、スプリンクラーヘッドカバー4の脚4Cに対して可動カバー33の突起33Eの位置を合わせてスプリンクラーヘッドカバー4を本体2内に挿入すると、可動カバー33に設けられた切り欠き11が見えなくても突起33Eの位置を目安に脚4Cを切り欠き11に挿通することができる。切り欠き11に脚4Cが正しく挿入されないと、本体32の直線部5Aからカバープレート4Aがはみ出して見えるので、作業者は切り欠き11に脚4Cが正しく挿入されているかどうかを目視で判断できる。
本体2の直線部5Aからカバープレート4Aがはみ出していないことを確認してから、スプリンクラーヘッドカバー4がスプリンクラーヘッドSの螺旋溝S1から外れる方向に着脱工具1を回転させる。すると、スプリンクラーヘッドカバー4の一つの脚4Cが切り欠き11と係合するのでスプリンクラーヘッドカバー4は本体2と供回りすることなく螺旋溝21から取外すことができる。着脱工具1を回転させてスプリンクラーヘッドカバー4の突起4FがスプリンクラーヘッドSの螺旋溝S1より外れたら、スプリンクラーヘッドカバー4をスプリンクラーヘッドSから取外す作業が完了する。
着脱工具31からカバープレート4を取外す際には、スライドスイッチ24Bを図中上方へ移動させて可動カバー33をスライド移動させてカバープレート4を着脱工具31から取外す。
第4実施形態(図17)
次に第4実施形態について図17を参照して説明する。
第4実施形態において実施形態1や実施形態2と構成が同じ箇所については同符号を付して詳細な説明は省略する。第4実施形態の工具41は、スプリンクラーヘッド付属品をスプリンクラーヘッドに装着するための工具である。
第4実施形態の工具41は実施形態1と同様に皿状部5と筒部6を備えた本体42を有しており、皿状部5の5B面にはスプリンクラーヘッドカバー4のカバープレート4Aが載置される。面5Bには滑り止めの作用を有する図示しないラバープレートや、該ラバープレートの表面に凸凹を形成しておくとカバープレート4Aの位置ズレを防止でき、さらにカバープレート4Aの表面に傷が付くことを防止できる。
面5B上には、複数の係止片43が形成されており、係止片43は弾性を有する材料から形成されている。係止片43は円弧状に湾曲して形成されており一端は本体42上に固定設置され、他端側は本体42の外周側に向けられている。係止片43はカバープレート4Aの外周縁近傍に複数設置されており、係止片43の屈曲部43Aによりカバープレート4Aの移動を阻止して本体42上に保持する「保持体」の作用とスプリンクラーヘッドカバー4を本体42上の所定位置に位置決め可能な「係止部」の作用を有している。
係止片43の円弧部43Aの上部は、本体42にスプリンクラーヘッドカバー4がセットされた状態において鍔部4Dより上方へ突出している。スプリンクラーヘッドカバー4をスプリンクラーヘッドSに取付ける場合に、円弧部43Aの上部が鍔部4Dより先に天井ボードCの下面に接触するが、係止片43は弾性により本体42の外周側へ変形するのでスプリンクラーヘッドカバー4をさらに天井ボードC側に移動させることができる。
続いて、第4実施形態の工具41にスプリンクラーヘッドカバー4をセットしてスプリンクラーヘッドSへ取付ける手順について説明する。
先ず、スプリンクラーヘッドカバー4を工具41に装着する。その際、係止片43の上方から本体42側へ向かってカバープレート4Aを嵌め込むと、係止片43は図17(a)の破線で示すように弾性により変形して屈曲部43Aが本体42の外周側へ変形する。カバープレート4Aが本体42上に載置されると係止片43は元の形状に戻る。
次にスプリンクラーヘッドSに装着されている保護キャップHを取外した後に、把持部7を手で持ちスプリンクラーヘッドカバー4を天井内に設置されたスプリンクラーヘッドSに挿通させる。スプリンクラーヘッドカバー4を天井方向に押し込むと、スプリンクラーヘッドカバー4C内の突起4FはスプリンクラーヘッドSの外周部に刻設された螺旋溝S1上を通過可能であることから、スプリンクラーヘッドカバー4の鍔部4Dを天井ボードCの下面付近まで押し込むことができる。
スプリンクラーヘッドカバー4の鍔部4Dを天井ボードCの下面付近まで押し込むと、係止片43は天井ボードCと接触し、自らの弾性によって本体42の外周側に向かって変形する(図17(b)参照)。係止片43が変形したことで係止片43の端が本体42からはみ出して見える。この時点でスプリンクラーヘッドカバー4のスプリンクラーヘッドSへ押し込むことを止めると、鍔部4Dが天井ボードCに接触する前の状態となる。
続いて工具41を回転させ、スプリンクラーヘッドカバー4の突起4Fを螺旋溝16Aに沿って移動させる。工具41を回転させることで鍔部4Dは天井ボードCの方向に移動する。その際、前述のラバープレートによってカバープレート4Aが皿状部5の5B面上で滑って空回りすることを防止できる。鍔部4Dが天井ボードCに到達するまで工具41を回転させたら下方へ移動させる。
すると係止片43は自らの弾性により本体42の外周側に変形してカバープレート4Aの縁をすり抜けて係合が解除される。カバープレート4Aは工具41を下方に移動する際に下方に引っ張られるが、突起4Fが螺旋溝S1に係合しているのでスプリンクラーヘッドカバー4がスプリンクラーヘッドSから外れることはない。以上によりスプリンクラーヘッドSへスプリンクラーヘッドカバー4を取付ける作業が完了する。
1、21、31 スプリンクラーヘッド付属品の着脱工具
2、22、32 本体
3 保持体
4 スプリンクラーヘッドカバー(スプリンクラーヘッド付属品)
4A カバープレート(化粧部材)
4B ハウジング(筒状部)
4C 脚(係止突起、連結脚)
5 皿状部
5A 直線部(保持位置視認部)
5B 面(支持面)
5C 段部
5D 穴
5E 切り欠き
6 筒部
7 把持部(作業用把持部)
8、27 カバー(保持体)
8A 端部(回転係止部)
9、25 ネジ
10 隙間
11 切り欠き(係止部)
15 シーリングプレート(スプリンクラーヘッド付属品)
16 スプリンクラーヘッド
24 棒状部材
24B スライドスイッチ
26、34 弾発体
33 可動カバー(保持体)
S スプリンクラーヘッド
M マグネット(磁石)

Claims (15)

  1. 天井または壁面におけるスプリンクラーヘッドの設置位置に設けた穴を塞ぐスプリンクラーヘッド付属品をスプリンクラーヘッドに対して取付けまたは取外す着脱工具であって、
    スプリンクラーヘッド付属品を支持可能な支持面を有する本体と、
    本体の上面と離間して対向配置されており、スプリンクラーヘッド付属品を差し込ませることで該スプリンクラーヘッド付属品と係止する保持体と、
    保持体にて保持されるスプリンクラーヘッド付属品に対して前記差し込み方向で係止して本体の所定位置にスプリンクラーヘッド付属品を位置決めする係止部と、を備え、
    前記本体に、円形の外周を部分的に欠如して形成した保持位置視認部を設け、本体の所定位置に位置決めして保持したときは本体の下面側にスプリンクラーヘッド付属品が露出せず、本体の所定位置から外れて保持したときには本体の下面側にスプリンクラーヘッド付属品が露出するようにしたスプリンクラーヘッド付属品用の着脱工具。
  2. 係止部が、保持位置視認部として設けた直線部に対して保持体を垂直に切り欠いたものである請求項記載の着脱工具。
  3. 本体に、スプリンクラーヘッド付属品を磁力によって吸着保持する磁石を備える請求項1または請求項2記載の着脱工具。
  4. 磁石をスプリンクラーヘッド付属品に対して接離させる操作部を備える請求項記載の着脱工具。
  5. 本体または保持体に、室内側に露出するスプリンクラーヘッド付属品の化粧面を本体の支持面と接触しない浮かせた状態で、スプリンクラーヘッド付属品を保持体にて保持させる段部を設ける請求項1〜請求項何れか1項記載の着脱工具。
  6. 本体の支持面にスプリンクラーヘッド付属品の損傷防止用の緩衝保護材を取付ける請求項1〜請求項何れか1項記載の着脱工具。
  7. 緩衝保護材がスプリンクラーヘッド付属品を吸着保持する磁力を有する請求項記載の着脱工具。
  8. 本体が樹脂成形体にて形成したものである請求項1〜請求項何れか1項記載の着脱工具。
  9. 本体に棒状の作業用把持部を備える請求項1〜請求項何れか1項記載の着脱工具。
  10. 一端側に本体を備える棒状の作業用把持部の他端側にスプリンクラーヘッドに取付けた保護キャップを除去する除去工具を備える請求項1〜請求項何れか1項記載の着脱工具。
  11. 保持体が本体の所定位置で保持した前記スプリンクラーヘッド付属品に対して可動となっており、
    スプリンクラーヘッド付属品と係止する保持体を側方移動させて係止状態を解除する保持体操作部を備える請求項1〜請求項10何れか1項記載の着脱工具。
  12. 係止部は、スプリンクラーヘッド付属品をスプリンクラーヘッドに対してねじ込ませて取付けまたは取外す際に、本体および保持体と共周り可能としてスプリンクラーヘッド付属品に対してねじ込み方向でも係止する請求項1〜請求項11何れか1項記載の着脱工具。
  13. 保持体が、スプリンクラーヘッド付属品をスプリンクラーヘッドに対してねじ込ませて取付けまたは取外す際に、スプリンクラーヘッド付属品に対してねじ込み方向で係止する回転係止部を有する請求項1〜請求項12何れか1項記載の着脱工具。
  14. スプリンクラーヘッド付属品がスプリンクラーヘッドカバーまたはシーリングプレートの何れかである請求項1〜請求項13何れか1項記載の着脱工具。
  15. スプリンクラーヘッド付属品がスプリンクラーヘッドカバーであり、スプリンクラーヘッドカバーは、スプリンクラーヘッドに装着する筒状部と、前記穴を塞ぐカバープレートと、筒状部とカバープレートとを低融点合金にて接合する連結脚とを備えており、
    係止部は当該連結脚に対して係止するものである請求項1〜請求項13何れか1項記載の着脱工具。

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