JP5053001B2 - ソケット工具 - Google Patents

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Description

本発明は、電柱のアームに取り付けられたピン碍子のボルト部等の遠隔位置にあるボルト部に座金を介してナットを締め付ける際に用いられる遠隔操作用のソケットに関するものである。
図5は、従来のソケット工具を示した図であり、高所の設備に対して遠隔操作するために、遠隔操作棒(図示せず)の先端に取り付けて用いるものである。この図に示すソケット工具20は、下端が遠隔操作棒の先端と着脱可能に接続できるように、接続部22が形成されており、上端は、ボルト又はナット等が嵌合できるように凹窩部21が形成されている。このようなソケット工具に関しては、例えば、特許文献1に記載がある。
高所の設備に対する遠隔操作の例としては、送配電用の電線を支持するピン碍子等のボルト部を、座金を介してナットにより固定する作業が挙げられる。この場合、ナットをボルト部から分離する際、座金が落下して危険であると共に、散乱するような場合には、作業に支障を来す。
そこで、図6に示すような、上端に、取り外した座金を収容できる座金受け部31が形成されたソケット工具30が考えられている。これにより、上端の凹窩部32にナットを嵌合させ、ボルト部から分離させた際(詳しくは、以降で図7を用いて説明する)に、取り外されたナットはその凹窩部32に収容され、座金は上方に形成された座金受け部31に収容される。この座金収容部31の側周には周壁部31aが形成されているので、ボルトから外された複数の座金を落下させることなく保持することができる。
特開2004−9248号公報
しかしながら、用いる座金の数は一定ではなく、設置状況に応じて増減する。この座金の用い方が様々あることにより生ずる問題点を、図7を用いて説明する。
図7(a)は、座金が少ない場合のナットの取り外し(又は取り付け)作業を示した図である。図は、ピン碍子等のボルト部41が、取り付け部40の下方から座金43を介してナット42により固定された状態を示している。この設置例の場合、2つの座金43が用いられている。しかし、これら2つの座金43の落下を防止するために設けられた座金受け部31の周壁部31aの高さが2つの座金43を重ねた厚さを上回っている。これにより、ナット42と、このナット42を嵌合させるために形成された凹窩部32aとは、座金受け部31の周壁部31aが障害となって十分に嵌合することができない。したがって、ナット42に十分な力を加えることが困難であり、無理に回転力を加えようとすると、ナット42の山を崩してしまい兼ねない。また、逆に、固定する場合には、ナット42が完全に締め付けられる前に、周壁部31aの上端が取り付け部40の下面に突き当たる。この場合も同様に、締め付け完了状態においては、ナット42に対して、ソケット工具30の凹窩部32が十分に係合することができない。
逆に、用いる座金43の数が多い場合にも問題がある。図7(b)は座金受け部31の周壁部31aの高さよりも、用いる複数の座金43を重ねた厚さの方が上回っている場合の作業を示している。この場合は、完全に締め付けられるまでナット42とソケット工具30の凹窩部32とが良好な状態で係合でき、安定した締付作業を行うことが可能である。しかし、取り外し時には、すべての座金43を座金受け部31で保持することが出来ず、周壁部31aの高さを超える位置に重なっている座金43は落下するおそれがある。
このように、数の定まっていない座金43を収容するために、座金受け部31の周壁部31aの高さを設定することは容易ではない。
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたもので、座金の数が様々に設定される多様な設備に応じて、安全に座金を保持し、且つ確実にナットの着脱作業を行うことができるソケット工具を提供することを目的とするものである。
上記のような目的を達成するために、本発明のソケット工具は、遠隔位置にあるボルト部に座金を介してナットを締結するために用いる工具であって、円筒状の本体の上端面には前記ナット及びボルト部と嵌合する凹窩部が形成され、下端側に遠隔操作棒の先端を連結して用いる遠隔操作用のソケット工具において、前記本体の側周から外径方向へ延びる鍔部と、この鍔部の外周端縁から、上方へ延びる所定高さの周壁部とからなる座金受け部と、前記座金受け部の前記周壁部の上端が少なくとも前記本体の上端面よりも上方の位置となるように付勢する付勢手段とを備え、前記座金受け部は、前記付勢手段による付勢に逆らう外力を受けて、前記本体の下方側へ移動可能に配置されたことを特徴とするものである。また、前記鍔部の上側に、前記座金を吸着する磁石が備える構成とすると好適である。
このような構成により、用いられる座金の枚数が少なく、本体の凹窩部が形成された上端面の位置がナットから離れている場合、ナット等の取り付け位置(座金の周辺部分)に突き当たった座金受け部が本体に対して相対的に沈み込むことができる。また、用いられる座金の枚数が多い場合には、上記座金受け部の相対移動による沈み込みの量を少なくすることにより、適した位置に本体の上端面を移動させることが可能となる。また、ナットを取り外した後に座金受け部内に収容した座金は、磁石に吸着され、安定して保持される。
また、前記付勢手段は、前記本体の外周を囲うように配置されたスプリングとすると好適である。
このような構成により、本体の外周に沿った少ないスペースを利用して、座金受け部を上方へ付勢することができる。
本発明によれば、座金受け部の上端を、座金周辺の取り付け面に当接させ、押し付けるだけで、本体の上端からの周壁部の高さを簡易に調節することができるので、座金の数の異なる様々な設置状況に対応することが可能となる。
以下、本発明に係るソケット工具の実施の形態につき、図を参照しながら説明する。以下の説明は本発明の具体例であって、特許請求の範囲を限定するものではない。また、各図面中同一部分については同一符号を用いるものとする。
図1は本発明の実施の形態に係るソケット工具の外観を示した斜視図であり、図2は、図1のソケット工具の平面図であり、図3は、図1のソケット工具のIII−IIIラインから
見た側方断面図である。
これらの図に示すように、ソケット工具1は、ほぼ円筒形状の本体2を有し、その上端には、ピン碍子等のボルト部41及び、これを取り付けるナット42と嵌合する凹窩部2aが形成されている。そして、ソケット工具1には、この本体2の外周を囲むように、本体2と同一軸心を有するほぼ円筒形状の座金受け部3が設けられている。この座金受け部3は、仮想線で示すように、本体2に対して下方に相対移動可能となっている。
一方、座金受け部3の下方に位置する本体2の側周には、スプリング4が周設されている。そして、このスプリング4の下端は、本体2の下方に設置されたリング状のスプリング受け部6を介して、止めビス7により制止されている。また、スプリング4の上端は、座金受け部3の下端に当接している。これにより、スプリング4は、座金受け部3を上方へ付勢する付勢手段としての機能を有している。
そして、座金受け部3は、図2に示すように、本体2の側周から外径方向に延びる底部(鍔部)の上面にリング状マグネット3bが配され、また、底部の外周端縁から上方へ延びる所定高さの周壁部3aには、上端内周の3箇所に上部マグネット3cが配されている。したがって、座金受け部3に収容された座金は、これらリング状マグネット3b及び上部マグネット3cに吸着されることにより安定して保持される。
ここで、特に、座金受け部3が外力を受け、本体2に対して相対移動した状態が、図3に示されている。図3(a)は、スプリング4により、座金受け部3が上方へ付勢され、上方から外力を受けていない状態を示している。この状態では、本体2の上端は、リング状マグネット3bが設けられた座金受け部3の底部の上面とほぼ同じ平面内に位置している。
一方、図3(b)は、座金受け部3が、上方より外力を受け、スプリング4の付勢力に逆らって下方に摺動した状態を示している。
このようなソケット工具1は、その本体2の下端に設けられた接続部5に遠隔操作棒(図示せず)の先端が接続され、高所作業等に用いられる。次に、この作業の様子を説明する。
図4は図1のソケット工具1の使用状態を示した側方断面図である。
図4(a)は、用いる座金43の数が少ない(図では2つ)場合が、また、図4(b)は、用いる座金43の数が多い(図では6つ)場合が示されている。
これらの図に示すように、座金43の数が少ない場合、座金受け部3の上端が取り付け部40の下面に当接しても、その座金受け部3は本体2に対して下方へ相対移動可能である。これにより、本体2の凹窩部2aは、常にナット42及びボルト部41と良好な嵌合状態を維持することができる。そして、ナット42を取り外す際には、スプリング4の付勢により座金受け部3が本体2に対して元の位置へ戻るので、座金43の側方は座金受け部3の周壁部3aにより囲まれる。また、座金受け部3の底部の上面に配置されたリング状マグネット3b及び上端の上部マグネット3cにより、座金受け部3内に収容された座金43が安定して保持される。
また、座金43の数が多い場合であっても、図4(b)に示されるように、十分収容することができるように、座金受け部3の周壁部3aの高さが設定されているので、取りこぼすことはない。
このように、本発明のソケット工具1は、設置状況により座金43の数が増減しても、それに応じて周壁部3aの高さを変えることができるので、座金43の取りこぼしによる落下を防ぐと共に、ナットとの嵌合状態を良好に保つことが可能であり、安全且つ確実な作業を行うことができる。
尚、上記の実施の形体では、座金受け部の底部は、本体の上端面とほぼ同一平面内に位置するように付勢されている構成を例として示したが、これに限らず、少なくとも、座金受け部の周壁部の上端が本体の上端面よりも上方へ延びていれば良い。
また、上記の実施の形体では、座金受け部を上方へ付勢するための付勢手段としてスプリングを用いた構成を例として示したが、これ以外の付勢手段であっても良い。
本発明は、座金受け部の上端を、座金周辺の取り付け面に当接させ、押し付けるだけで、本体の上端からの周壁部の高さを簡易に調節することができるので、座金の数の異なる様々な設置状況に対応することが可能となる。したがって、電柱のアームに取り付けられたピン碍子のボルト部等の遠隔位置にあるボルト部に座金を介してナットを締め付ける際に用いられる遠隔操作用のソケット工具等に利用可能である。
本発明の実施の形態に係るソケット工具の外観を示した斜視図である。 図1のソケット工具の平面図である。 図1のソケット工具のIII−IIIラインから見た側方断面図である。 図1のソケット工具1の使用状態を示した側方断面図である。 従来のソケット工具を示した側方断面図である。 上端に座金受け部を有する従来のソケット工具を示した側方断面図である。 (a)は、座金が少ない場合のナットの取り付け(又は取り外し)作業を示した図であり、(b)は座金受け部31の周壁部31aの高さよりも用いる複数の座金43の厚さが上回っている場合の作業を示している。
符号の説明
1 ソケット工具
2 本体
3 座金受け部(鍔部及び周壁部)
3a 周壁部
3b リング状マグネット
3c 上部マグネット
4 スプリング(付勢手段)
41 ボルト部
42 ナット
43 座金

Claims (2)

  1. 遠隔位置にあるボルト部に座金を介してナットを締結するために用いる工具であって、円筒状の本体の上端面には前記ナット及びボルト部と嵌合する凹窩部が形成され、下端側に遠隔操作棒の先端を連結して用いる遠隔操作用のソケット工具において、
    前記本体の側周から外径方向へ延びる鍔部と、この鍔部の外周端縁から、上方へ延びる所定高さの周壁部とからなる座金受け部と、
    前記座金受け部の前記周壁部の上端が少なくとも前記本体の上端面よりも上方の位置となるように付勢する付勢手段とを備え、
    前記座金受け部は、前記付勢手段による付勢に逆らう外力を受けて、前記本体の下方側へ移動可能に配置され
    さらに、前記鍔部の上側に、前記座金を吸着する磁石が備えられたことを特徴とするソケット工具。
  2. 前記付勢手段は、前記本体の外周を囲うように配置されたスプリングであることを特徴とする請求項1に記載のソケット工具。
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