JP5835785B1 - 運動補助具および運動補助具カバー - Google Patents

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Abstract

【課題】股関節をより滑らかに動くように支援する運動を容易に行う事ができる運動補助具の提供。【解決手段】球形状に形成され、利用者に座面を提供する主球部100と、主球部の表面の少なくとも一部を覆う運動補助具カバー300と、を備え、運動補助具カバーには、運動補助具カバーの表面のうち座面の反対側に位置する面から突出し、座面に腰掛けた利用者の骨盤の動きによって動かされる主球部の一軸性の回転運動の支点として主球部を支える突出部302が設けられている。【選択図】図15

Description

本発明は、運動補助具および運動補助具カバーに関する。
運動補助具としてバランスボールおよびバランスボールの派生物(以下、バランスボール等と称する)が利用されている。バランスボール等は、傷病からのリハビリ、筋力トレーニングまたはバランス感覚のトレーニング等に利用されている。
実用新案登録第3151140号公報
図1は、バランスボール100の一例を示す図である。図2は、バランスボール100の運動の軌跡の一例を示す図である。バランスボール100は、弾性力を有する部材で形成されたボール状の運動補助具である。バランスボール100による運動は、例えば、バランスボール100の上に腰掛けた利用者がバランスボール100を動かすことで、股関節および骨盤周囲のトレーニングとして実施されている。しかしながら、バランスボール100による運動は、図2に一例を示すように、バランスボールの利用者の骨盤の高さに変動がない多軸性の並進運動となる。そのため、バランスボール100を利用した場合、腰椎あるいは下肢の運動に移行しがちであった。その結果、バランスボール100では、股関節をより滑らかに動くように支援する運動を行う事は難しかった。
そこで、本発明では、股関節運動に焦点を当て、股関節をより滑らかに動くように支援する運動を容易に行う事ができる運動補助具を提供することを課題とする。
本発明では、上記課題を解決するために、以下の手段を採用した。すなわち、本発明は、次の運動補助具である。本運動補助具は、主球部と運動補助具カバーとを備える。主球部は、球形状に形成され、利用者に座面を提供する。運動補助具カバーには、運動補助具カバーの表面のうち座面の反対側に位置する面から突出し、座面に腰掛けた利用者の骨盤の動きによって動かされる主球部の一軸性の回転運動の支点として主球部を支える突出部が設けられている。
本発明に係る運動補助具によれば、座面に腰掛けた利用者が骨盤を左右または前後方向に動かすと、その運動は突出部を支点とした回転運動になる。そのため、利用者の骨盤は、運動の途中において突出部を乗り越えるような動きとなり、利用者の骨盤の運動の軌跡は、突出部を中心とした円弧を描く一軸性の回転運動になる。骨盤の運動の軌跡が一軸性の回転運動となる事により、利用者は股関節を中心として骨盤を動かすことが容易となる。股関節を中心に骨盤が動くことによって、利用者の股関節内では大腿骨頭を中心に寛骨臼が動くようになる。その結果、本発明に係る運動補助具によれば、利用者の股関節をより滑らかに動くように支援する運動を容易に行う事ができる。
また、本発明に係る運動補助具は、次の特徴を有することも可能である。
突出部は、主球部と運動補助具カバーとの間に挟持される突起物によって運動補助具カバーが押圧され、押圧された部分が突出することで形成される。
このような発明によっても、主球部の一軸性の回転運動の支点となる突起部を形成する事が可能である。
また、本発明に係る運動補助具は、次の特徴を有することも可能である。
運動補助具カバーには、運動補助具カバーの表面のうち座面の反対側の面に突起物収納部が設けられ、突出部は、突起物収納部に収納された突起物によって形成される。
このような発明によっても、主球部の一軸性の回転運動の支点となる突起部を形成する事が可能である。また、突起物収納部に突起物が収納されることで、容易に突起部が形成可能である。
また、本発明は、主球部の一軸性の回転運動の支点として主球部を支える突出部を備える運動補助具カバーとして把握する事も可能である。
上記構成を有する運動補助具によれば、股関節をより滑らかに動くように支援する運動を容易に行う事ができる。
図1は、バランスボールの一例を示す図である。 図2は、バランスボールの運動の軌跡の一例を示す図である。 図3は、実施形態に係る運動補助具の一例を示す図である。 図4は、実施形態に係る運動補助具の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る運動補助具の運動の軌跡の一例を示す図である。 図6は、股関節を中心に骨盤を左右に動かした場合の大腿骨頭上の寛骨臼の動きを例示する図である。 図7は、股関節を中心に骨盤を前後に動かした場合の大腿骨頭上の寛骨臼の動きを例示する図である。 突起部の形状として略半円筒形状を採用した運動補助具の一例を示す図である。 突起部の形状として略半円筒形状を採用した運動補助具の一例を示す図である。 図9Aは、複数の突起部を備えた運動補助具の一例を示す図である。 図9Bは、複数の突起部を備えた運動補助具の一例を示す図である。 図10は、突起部が着脱可能な運動補助具の一例を示す図である。 図11は、突起部を有する運動マットの一例を示す平面図である。 図12は、突起部を有する運動マットの側面図の一例である。 図13は、突起部を有する運動マットの斜視図である。 図14は、突起部を有する運動マットの使用態様の一例を示す図である。 図15は、運動補助具カバーの一例を示す図である。 図16は、運動補助具カバーとバランスボールとの間に突起部を挟んだ構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係る運動補助具について説明する。以下に示す実施形態の構成は例示であり、本発明に係る運動補助具は、実施形態の構成に限定されない。
<実施形態>
図3および図4は、実施形態に係る運動補助具10の一例を示す図である。運動補助具10は、球体部1と突起部2とを備える。運動補助具10の球体部1の頂点1bから中心1aを通り、突起部2の先端2bまでの距離を、運動補助具10の高さと称する。以下、本明細書において、高さの方向を縦方向、高さ方向と直交する方向を横方向と称する。また、縦方向において、球体部1の側を上側、突起部2の側を下側と称する。そうすると、図3は運動補助具10を横方向から見た図となっており、図4は運動補助具10を下側から見た図となっている。
球体部1は、中空で略球形をなし、弾性部材で形成されている。球体部1は、その側面に空気を注入する空気穴1dを有する。空気穴1dは、図示しない栓によって封じられる。空気穴1dには、空気の逆流を防止する弁を設けることも可能である。球体部1は、例えば、ポリビニルクロライド(PVC)によって形成されている。球体部1の直径は、突起部2の直径よりも大きくなっている。球体部1の頂点1b周辺の領域は、運動補助具10の利用者が腰を掛ける座面1cとしての機能を有する。球体部1は、本発明の「主球部」の一例である。
突起部2は、球体部1の表面から突出している中空の部材である。突起部2は、略半球形状となっており、弾性部材で形成されている。突起部2は、球体部1の座面1cの反対側の表面に設けられる。突起部2は、例えば、ポリビニルクロライド(PVC)によって形成されている。突起部2は、座面1cに利用者が腰を掛けた場合でも、球体部1に完全には埋没しないように設けられている。運動補助具10は、弾性部材で形成された突起部2によって、球体部1の曲率を変化させることができる。その結果、運動補助具10の回転しやすさが変化する。突起部2の直径は、球体部1の直径よりも小さくなっている。突起部2は、本発明の「突出部」の一例である。
運動補助具10は、球体部1および突起部2が一体で形成されている。このような構成とすることで、運動補助具10の部品点数を削減する事が可能である。また、球体部1と突起部2とは、内部が連通している。球体部1および突起部2を備える運動補助具10は、空気穴1dから空気を充填することで膨張する。運動補助具10は、空気を充填した状態で利用者が運動に利用しても破損しない程度の強度を有する。運動補助具10は、片づけるときには空気を抜くことで小型化する事が可能である。
<運動補助具10を利用した運動方法>
運動補助具10を利用した運動方法の一例について簡単に説明する。図5は、実施形態に係る運動補助具10の運動の軌跡の一例を示す図である。図5は、運動補助具10の運動の軌跡を説明するため、運動補助具10および利用者の動きを誇張して描いている。図5では、運動補助具10、運動補助具10の座面1cに腰を掛けた利用者の上半身Uおよび骨盤の位置を例示する骨盤Wが例示されている。図5を参照して、運動補助具10を利用した運動について説明する。運動補助具10は、突起部2を床50に向けた状態で床50に設置される。利用者は、やや足を左右に開いた状態で、床に設置された運動補助具10の座面1cに腰を掛ける。運動補助具10の高さは、運動補助具10の座面1cに腰を掛けた利用者が膝を約90度曲げた状態で両足底を床50に接触させることができる程度であることが好ましい。
運動補助具10の座面1cに腰を掛けた利用者は、両足底を床50に接した状態で、骨盤Wを左右に動かす。このような運動を行うと、上半身Uと骨盤Wとは、図5の矢印に例示されるように、逆方向に動くことになる。また、このような運動を行うと、運動補助具10の球体部1は、突起部2を支点として、例えば、図5における中央→左→中央→右の順に反復運動をする。このように運動補助具10を動かすと、球体部1は、右または左の位置にあるときと比較して中央の位置にあるときに高い位置にある。その結果、利用者の
骨盤Wの運動の軌跡は、突起部2を中心とした円弧を描く一軸性の回転運動になる。このような運動を行うことで、利用者の股関節を中心とした骨盤Wの回転運動がおこる。
図6は、股関節を中心に骨盤Wを左右に動かした場合の大腿骨頭31a上の寛骨臼30aの動きを例示する図である。図6は、利用者の右側面から見た骨盤30および大腿骨31を例示している。骨盤30の寛骨臼30aに大腿骨31の大腿骨頭31aが入ることにより、股関節が形成されている。図6では、大腿骨頭31a上の寛骨臼30aの動きを示すため、寛骨臼30aから大腿骨頭31aを外した状態で例示している。以上で説明した運動を行うと、寛骨臼30aでは、大腿骨頭31aに対して上下方向(図6の矢印A1の方向)に動く副運動がおこる。例えば、図6において骨盤Wを右に動かすと、右股関節では寛骨臼30aが大腿骨頭31aに対して相対的に上方向に滑るように動く。左股関節では、寛骨臼30aが大腿骨頭30aに対して相対的に下方向に滑るように動く。また、図6において骨盤Wを左に動かすと、右股関節では、寛骨臼30aが大腿骨頭31aに対して相対的に下方向に滑るように動く。左股関節では、寛骨臼30aが、大腿骨頭31aに対して相対的に上方向に滑るように動く。その結果、運動補助具10によれば、利用者の股関節をより滑らかに動くように支援する運動を容易に行う事ができる。
上記説明では、骨盤Wを左右に動かす運動について説明した。しかしながら、運動補助具10による運動は、骨盤Wを左右に動かす運動に限定されるわけではない。たとえば、運動補助部10によれば、利用者は骨盤Wを前後に動かす運動を行う事も可能である。このような運動を行うと、左右に骨盤Wを動かした場合と同様に、利用者の骨盤Wの運動の軌跡は、突起部2を中心とした円弧を描く一軸性の回転運動になる。その結果、利用者の股関節運動において、大腿骨頭31aを中心に寛骨臼30aが滑らかに動くようになる。
図7は、股関節を中心に骨盤Wを前後方向に動かした場合の大腿骨頭31a上の寛骨臼30aの動きを例示する図である。図7では、図6と同様に利用者の右側面から見た骨盤30および大腿骨31が例示されている。また、図7は、図6と同様に大腿骨頭31a上の寛骨臼30aの動きを示すため、寛骨臼30aから大腿骨頭31aを外した状態で例示している。骨盤Wを前後方向に動かすと、寛骨臼30aでは、大腿骨頭31aに対して円周方向(図7の矢印A2の方向)に動く副運動がおこる。この円周方向の副運動は、図5および図6に基づいて説明した左右方向の運動と同様に、寛骨臼30aが大腿骨頭31aに対して相対的に滑るように動く運動である。その結果、運動補助具10によれば、利用者の股関節をより滑らかに動くように支援する運動を容易に行う事ができる。
実施形態の運動補助具10は、突起部2を一つ備えている。突起部2が一つであることにより、運動補助具10の回転のしやすさは運動補助具10を動かす方向に依存しない。そのため、利用者は運動補助具10に座った位置を変更せずに骨盤を左右および前後方向に動かす事ができる。
実施形態では、突起部2は、球体部1と一体成型されていた。しかしながら、突起部2は、球体部1と別体として形成し、接着手段によって突起部2を球体部1に接着することも可能である。接着手段としては、各種接着剤または両面テープ等を採用できる。このような構成とすることで、球体部1と突起部2とを別の製造ラインで製造する事が可能となる。
実施形態では、突起部2は弾性部材で形成されていた。しかしながら、突起部2は弾性部材で形成される事に限定されない。突起部2は、例えば、硬質な部材で形成されていてもよい。硬質な部材で形成された突起部2も、一軸性の回転運動の支点として球体部1を支えることが可能である。
実施形態では、突起部2は、中空の部材で形成されていた。しかしながら、突起部2は中空の部材で形成される事に限定されない。突起部2は、例えば、中実の部材で形成されていてもよい。中実な部材で形成された突起部2も、一軸性の回転運動の支点として球体部1を支えることが可能である。
実施形態では、突起部2は略半球形状に形成されていた。しかしながら、突起部2は、一軸性の回転運動の支点として球体部1を支えることが可能であれば、その形状に限定は無い。例えば、突起部2の形状として、略半円筒形状(いわゆるかまぼこ型)を採用する事も可能である。図8Aおよび図8Bは、略半円筒形状の突起部2aを採用した運動補助具10aの一例を示す図である。図8Aは、略半円筒形状の突起部2aの長手方向を正面に見た運動補助具10aの一例を示す図である。図8Bは、略半円筒形状の突起部2aを有する運動補助部10aを下方向から見た図となっている。突起部2aの形状を略半円筒形状とした場合、突起部2の長手方向と幅方向とでは運動補助具10の曲率が異なる。そのため、突起部2aの長手方向の運動は、突起部2aの幅方向への運動と比較して回転しやすくなる。そのため、突起部2aの形状を略半円筒形状とした場合、突起部2aの長手方向および幅方向の長さを調整することにより、運動補助具10aの回転のしやすさを調整する事が可能となる。なお、図8Aおよび図8Bでは、突起部2aは、曲面側の面を下に向けた状態で球体部1に設けられている。しかしながら、突起部2aは、このような構成に限定されない。例えば、突起部2aの曲面側の面を上に向けた状態で球体部1に設けられてもよい。曲面側の面を上に向けた状態で突起部2aが球体部1に設けられた場合でも、突起部2aは一軸性の回転運動の支点として球体部1を支えることが可能である。
<複数の突起部を有する運動補助具>
実施形態では、突起部2はひとつ設けられていた。しかしながら、突起部2の個数はひとつに限定されるわけではない。突起部2は、一軸性の回転運動の支点として球体部1を支えることが可能であれば、その数に限定は無い。例えば、複数の突起部2をその先端が直線上に並ぶように配置する構成を採用する事も可能である。図9Aおよび図9Bは、複数の突起部22を備えた運動補助具20の一例を示す図である。図9Aは、運動補助具20を横方向から見た図、図9Bは、図9Aの運動補助具20を横方向に90度回転させた図となっている。運動補助具10と同一の構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。運動補助具20は、複数の突起部22を有している。突起部22の各々は、球体部1の座面1cの反対側の表面にその先端22bが直線上に並んだ状態で設けられている。このように設けられた突起部22の各々の先端22bは、一軸性の回転運動の支点として機能する。また、運動補助具20は、複数の突起部22を備えることで、利用者が運動補助具20に座った場合における突起部22それぞれの沈み込み量が減少するため、運動補助具20が回転しやすくなる。すわなち、運動補助具20では、複数の突起部22が並んでいる方向に回転しやすくなっている。したがって、運動補助具20は、突起部22の数を調整することで、突起部22が並んだ方向への運動補助具20の回転しやすさを調整する事が可能である。このような運動補助具20によっても、運動補助具10と同様に、利用者の股関節をより滑らかに動くように支援する運動を容易に行う事ができる。
<着脱可能な突起部を有する運動補助具>
実施形態では、突起部は球体部に固着されていた。しかしながら、突起部2は、球体部1から着脱可能に設けることも可能である。図10は、突起部82が取り外し可能な運動補助具80の一例を示す図である。運動補助具10では、球体部1の一例であるバランスボール100に突起部82が着脱可能に設けられている。図10(A)では、バランスボール100に面ファスナー81aが接着されている。面ファスナー81aをバランスボール100に接着する方法に限定は無い。面ファスナー81aは、例えば、接着剤または両面テープ等によってバランスボール100に接着される。
図10(B)では、突起部82のバランスボール100と接する部分に面ファスナー82aが接着されている。面ファスナー82aを突起部82に接着する方法に限定は無い。面ファスナー82aは、例えば、接着剤または両面テープ等によって突起部82に接着される。
図10(C)では、バランスボール100に対して突起部82を取り付ける方法の一例が示されている。バランスボール100に接着された面ファスナー81aと突起部82に接着された面ファスナー82aとを向い合せて密着させることで、バランスボール100に突起部82は取り付けられる。その結果、図10(D)に例示するバランスボール100から着脱可能な突起部2を有する運動補助具80が作製される。このように取り付けられた突起部82も、運動補助具80の一軸性の回転運動の支点となる。面ファスナー81aおよび面ファスナー82aによるバランスボール100への突起部82の取り付けは、本発明の「着脱可能な取り付け手段」の一例である。
運動補助具80では、突起部2が面ファスナーによってバランスボール100に取り付けられた。その結果、突起部2は、バランスボール100から着脱可能となっている。そのため、運動補助具80から突起部2を取り外すことで、バランスボール100として使用する事が可能となる。また、バランスボール100に面ファスナー81aを接着することで、バランスボール100を運動補助具80の球体部1として使用可能である。なお、バランスボール100に突起部82を取り付ける方法が面ファスナーに限定されるわけではない。バランスボール100に突起部82を取り付ける方法としては、バランスボール100に突起部82が着脱可能に取り付ける方法であれば、様々な方法が採用可能である。
<突起部を有する運動マット>
以上で説明した運動補助具では、球体部に突起部が設けられた。以下では、突起部を有する運動マットについて説明する。図11は、突起部202を有する運動マット200の一例を示す平面図である。図12は、突起部202を有する運動マット200の側面図の一例である。図13は、突起部202を有する運動マット200の斜視図である。マット200は、平板状の部材である。マット200は、例えば、ポリビニルクロライド(PVC)、ポリマー環境樹脂(PER)、熱可塑性エラストマー(TPE)、エチレン酢酸ビニルコポリマー(EVA)またはゴム等によって形成される。
突起部202は、マット201の略中央に設けられている部材である。図12に例示されるように、突起部202は、マット201から上方に突出する凸状の部材となっている。突起部202は、マット201と一体成型されてもよいし、別体で作製された突起部202がマット201に接着手段または着脱可能な取り付け手段によって取り付けられてもよい。突起部202をマット201に接着する方法に限定は無い。突起部202をマット201に接着する方法としては、接着剤、両面テープまたは面ファスナー等が採用可能である。突起部202は、弾性部材によって形成されてもよいし、硬質な部材によって形成されてもよい。
図14は、突起部202を有する運動マット200の使用態様の一例を示す図である。運動マット200の利用者は、運動マット200の突起部202の上に載置されたバランスボール100に腰を掛けて運動する。このように運動すると、突起部202は、バランスボール100の運動の一軸性の回転運動の支点となる。すなわち、運動マット200によれば、バランスボール100を運動補助具10の球体部1として使用可能となる。
<運動補助具カバー>
以上で説明した運動補助具では、突起部は、接着手段または着脱可能な取り付け手段に
よって球体部に取り付けられていた。以下では、運動補助具カバーによって球体部に突起部を設ける構成について説明する。
図15は、運動補助具カバー300の一例を示す図である。運動補助具カバー300は、外皮301、突起部302およびファスナー303を備える。運動補助具カバー300は、弾性部材で形成される。運動補助具カバー300は、例えば、ポリビニルクロライド(PVC)、ポリマー環境樹脂(PER)、熱可塑性エラストマー(TPE)、エチレン酢酸ビニルコポリマー(EVA)またはゴム等によって形成される。運動補助具カバー300の直径は、バランスボール100と略同一となっている。外皮301には、ファスナー303が設けられ、運動補助具カバー300内にバランスボール100を収納可能となっている。すなわち、運動補助具カバー300は、バランスボール100の表面を覆うようになっている。図15では、運動補助具カバー300に収納されたバランスボール100を点線で示している。
突起部302は、運動補助具カバー300の外皮301と一体に設けられている。しかしながら、突起部302は、運動補助具カバー300の外皮301と一体に設けられることに限定されるわけではない。外皮301とは別体で形成された突起部302が、接着手段または着脱可能な取り付け手段によって、外皮301に取り付けられてもよい。
図15では、運動補助具カバー300は、バランスボール100の表面全体を覆っていた。しかしながら、運動補助具カバー300は、このような構成に限定されるわけではない。運動補助具カバー300は、バランスボール100の表面の少なくとも一部を覆う構成とすることも可能である。このような運動補助具カバー300として、例えば、運動補助具カバー300をベルト状に形成とすること可能である。ベルト状に形成された運動補助具カバー300をバランスボール100に締めつけることで、突起部302をバランスボール100に設けることが可能となる。
運動補助具カバー300に収納されたバランスボール100に腰を掛けて運動することで、突起部302は、一軸性の回転運動の支点となる。そのため、運動補助具カバー300によれば、バランスボール100を運動補助具10として使用可能となる。
図16は、運動補助具カバー300aとバランスボール100との間に突起部材310を挟んだ構成の一例を示す図である。バランスボール100および突起部材310は、運動補助具カバー300aに収納されている。そのため、突起部材310は、バランスボール100と運動補助具カバー300aによって挟持される。突起部材310は、バランスボール100と運動補助具カバー300aとによって挟持された状態において、運動補助具カバー300aの外皮301aを内側から押圧することで外皮301aを外側に突出させることが可能であれば、様々な部材を採用可能である。突起部材310として、例えば、小型のゴムボール、硬式または軟式野球用ボール、ペットボトル等のキャップ等が採用可能である。さらに例えば、突起部材310として、包装紙によって包装された石鹸も採用可能である。すなわち、突起部材310は、弾性部材であっても硬質な部材であってもよい。運動補助具カバー300aの外皮301aの一部は、収納された突起部材310によって内側から押圧されることで外側に突出する。外側に突出した部分は、突起部302aを形成する。
なお、突起部302aは、例えば、運動補助具カバー300aの外皮301aにおいて、バランスボール100の座面の反対側の面に設けられたポケットに突起部材310が収納されることで、運動補助具カバー300aの突起部302aが形成されてもよい。外皮301aに設けられたポケットは、本発明の「突起物収納部」の一例である。
このように形成された突起部302aも、一軸性の回転運動の支点となる。その結果、運動補助具カバー300aによれば、バランスボール100を運動補助具10として使用可能である。
以上で開示した実施形態や変形例はそれぞれ組み合わせる事ができる。
10、10a、20、80・・・運動補助具
1・・・球体部
2、2a、22、82、202、302、302a・・・突起部
2b、22b・・・先端
100・・・バランスボール
100a・・・重心
50・・・床
81a、82a・・・面ファスナー
200・・・運動マット
201・・・マット
300、300a・・・運動補助具カバー
301a・・・外皮
310・・・突起部材

Claims (4)

  1. 球形状に形成され、利用者に座面を提供する主球部と、
    前記主球部の表面の少なくとも一部を覆う運動補助具カバーと、を備え、
    前記運動補助具カバーには、前記運動補助具カバーの表面のうち前記座面の反対側に位置する面から突出し、前記座面に腰掛けた前記利用者の骨盤の動きによって動かされる前記主球部の一軸性の回転運動の支点として前記主球部を支える突出部が設けられている、
    運動補助具。
  2. 前記突出部は、前記主球部と前記運動補助具カバーとの間に挟持される突起物によって前記運動補助具カバーが押圧され、前記押圧された部分が突出することで形成される、
    請求項1に記載の運動補助具。
  3. 前記運動補助具カバーには、前記運動補助具カバーの表面のうち前記座面の反対側の面に突起物収納部が設けられ、
    前記突出部は、前記突起物収納部に収納された突起物によって形成される、
    請求項1に記載の運動補助具。
  4. 球形状に形成され、利用者に座面を提供する主球部の表面の少なくとも一部を覆う運動補助具カバーであって、
    前記運動補助具カバーの表面から突出し、前記覆われた主球部の座面に腰掛けた前記利用者の骨盤の動きによって動かされる前記主球部の一軸性の回転運動の支点として前記主球部を支える突出部を備える、
    運動補助具カバー。

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