JP3093532U - バルーンチェアー - Google Patents

バルーンチェアー

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JP3093532U
JP3093532U JP2002006456U JP2002006456U JP3093532U JP 3093532 U JP3093532 U JP 3093532U JP 2002006456 U JP2002006456 U JP 2002006456U JP 2002006456 U JP2002006456 U JP 2002006456U JP 3093532 U JP3093532 U JP 3093532U
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邦喜 藤田
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邦喜 藤田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変形の自由度が大きく機能を多目的に利
用することのできるバルーンチェアーを提供することに
ある。 【解決手段】 袋状物内に発泡スチロール状のビーズを
多量に収容してなるバルーンチェアーであって、該袋状
物の容積(V1)と該袋状物中に充填された該発泡スチ
ロール状のビーズの占める容積(V2)との容積比率
(V2/V1)を0.7〜0.85とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、チェアーを変形自在な発泡スチロール状のビーズ入りクッションで 構成したバルーンチェアーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から知られているチェアーは変形の比較的小さい形態のものがある。これ らの中でも最近になって変形の自由度の高いチェアーの需要の高まりによってデ パートなどで散見されるようになってきた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、従来から知られているこれらのチェアーは形状がほぼ決まっており 、袋状物中にスポンジなどの弾性を有した柔軟素材が用いてあるため、柔軟な感 触を保ちながら安定した着座感が得られるものの、変形の自由度が小さく、膝の 悪い老人が着座したり起立したりすることの困難性が指摘されていた。
【0004】 また、実用新案登録第3081750号のようなシートにより形成された袋体 の内部に発泡ビーズを封入したビーズクッションなるものが知られている。この 袋体の中には直径が0.5〜1.0mmの発泡ビーズを充満させて使用すること で流動性および感触を高めるようになっているものの、使用態様が限定されると いった問題があった。
【0005】 本考案は、上記問題点に鑑み、変形の自由度が大きく機能を多目的に利用する ことのできるバルーンチェアーを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案に係わる第1の考案では袋状物内に発泡ス チロール状のビーズを多量に収容してなるバルーンチェアーであって、該袋状物 の容積(V1)と該袋状物中に充填された該発泡スチロール状のビーズの占める 容積(V2)との容積比率(V2/V1)を0.7〜0.85とした。
【0007】 第1の考案を主体とする第2の考案では、該袋状物の下方部が疑似球部を有し 、上方部が截頭円錐部とで一体構成した。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下に、本考案に係るバルーンチェアーの具体的な実施形態を図面を参照して 詳細に説明する。図1は本考案のバルーンチェアーの一部を破断して示した全体 図、図2は図1のA−Aから見た仰瞰図、図3は縫製前の袋状物の外殻片、図4 は着座者がバルーンチェアーに着座した状態を示す側面図である。
【0009】
【実施例】
図1〜図3を用いて、本考案のバルーンチェアーについて説明する。本考案の バルーンチェアー1は、外殻となる袋状物3とこの袋状物3の中に充填された球 形形状を有した発泡スチロール状のビーズ9とから構成されている。
【0010】 バルーンチェアー1は、下方部に袋状物3の容積(V1)の約7〜8割程度を 占める疑似球部11の容積(V3)とこの疑似球部11の上方部に位置する截頭 円錐部12の容積(V4)を占める袋状物3とで構成されている。すなわち、 袋状物の容積(V1)=疑似球部11の容積(V3)+截頭円錐部12の容積 (V4)
【0011】 まず、本考案のバルーンチェアー1の外殻をなす袋状物3について説明する。 袋状物3は図3に示す中太径を有した同一形状の6つの外殻片3a〜3fの底辺 4、頂辺6および縦片8の周辺長部分を略円形形状を有した底部部材5および頂 部部材7とを組み合わせて縫製したものである。本実施例では底辺4(d1)の 寸法は21.5cm、頂辺6(d2)の寸法は8cm、中太径d3の寸法は40 cmの外殻片にした。また外殻片3a〜3fの縦辺8(L)の寸法はそれぞれ1 20cmとした。
【0012】 6つの外殻片3a〜3fを縫製して袋状物3とした場合の截頭円錐部12にて 略円形形状を有する頂部部材7の直径寸法D2を約15cmとし、疑似球部11 の略円形形状を有する底部部材5の直径寸法D1を約41cmとし、さらに中央 部の略円形形状を有する直径寸法D3を約76cmとした。
【0013】 この袋状物3中には直径が約5mmφの球状を有した発泡スチロール状のビー ズ9(密度が0.02g/cm3の粒体)が約2〜2.3Kg充填されているが 、このビーズ9の大部分が疑似球部11の容積(V3)の中に充填されている。 発泡スチロール状のビーズ9の原料としてポリスチレンビーズを蒸気で約50倍 に発泡した粒体のものが用いられている。
【0014】 これは発泡倍率を大きくして軽くするためであり、蒸気で約30倍程度に発泡 した発泡倍率のものでもよいが、後述するように着座者が疑似球部11に着座し た時、疑似球部11から截頭円錐部12への空気の移動に伴って、密度の軽い発 泡スチロール状のビーズ9もスムースに同伴移動するような軽い(密度の小さい )ものが好ましい。さらに、発泡スチロール状のビーズ9は発泡倍率が大きく軽 い性質のものであれば、ポリスチレン樹脂に限定されるものではなく、ポリエチ レン樹脂、ポリプロピレン樹脂であってもよいし、断熱材や保護材などであって もよい。
【0015】 このような発泡スチロール状のビーズ9は、疑似球部11の底部部材5に設け られたチャック部10を開放状態にしてポリスチレン製の発泡スチロール状のビ ーズ9を約2〜2.3Kg充填する。充填が完了するとビーズ9が袋状物3から 出ないようにチャック部10を閉止状態とする。
【0016】 充填されたビーズ9は、袋状物3の容積(V1)と袋状物3中に充填された発 泡スチロール状のビーズ9の占める容積(V2)との容積比率(V2/V1)を 0.7〜0.85にするとよい。なお、発泡スチロール状のビーズ9の占める容 積(V2)とは、ビーズ9の嵩密度から計算されたものである。
【0017】 V2/V1が0.7〜0.85の範囲では、ビーズ9の充填量が袋状物3の容 積に対して適量となって着座者が疑似球部11に着座しても着座者の体重で凹部 状にほど良く沈むとともに、疑似球部11から空間部(ビーズ9の充填していな い部分)を有する截頭円錐部12に空気と一緒に同伴移動してきたビーズ9が充 満されるため、背もたれの役目を有する截頭円錐部12で着座者の背中部分を確 実に受け止めることができ、柔軟な感触を保ちつつ安定した着座感を得ることが できる。なお、V1−V2(=V6)は、袋状物3の中に充填されたビーズ9の 占める容積を除いた空間部の容積を表す。
【0018】 これに対して、V2/V1が0.7より小さいと、すなわち袋状物3中のビー ズ9の充填量が少ないと着座者が疑似球部11に着座しても体重で凹部状に沈み 過ぎるとともに、截頭円錐部12にビーズ9が集まり過ぎてしまって柔軟な感触 を保ちながら安定した着座感が得られ難い。逆にV2/V1が0.85より大き いと、すなわちビーズ9の充填量が多いと着座者が疑似球部11に着座しても凹 部状にあまり沈まず、かつ截頭円錐部12にビーズ9が集まらないため、背もた れの部分が貧弱となって背もたれの不安定な着座感しか得られ難い。
【0019】 袋状物3の材質は皮地、布地またはキルト地などが使用できる。
【0020】 次に、バルーンチェアー1の使用方法について説明する。
【0021】 まず、截頭円錐部12を片方の手で把持してバルーンチェアー1を吊り下げた 状態にして発泡スチロール状のビーズ9を疑似球部11の方に移動させる。この 截頭円錐部12をフリーな状態にして疑似球部11の上にゆっくりと着座すると 、疑似球部11は椅子の座面の部分の役目を有することとなって着座者の体重に よって押圧されて疑似球部11の容積(V3)の空気は空間部(V6)を有する 截頭円錐部12側に移動することとなる。
【0022】 疑似球部11から截頭円錐部12への空気の移動に伴って密度の軽いポリスチ レン製の発泡スチロール状のビーズ9も一緒に同伴することとなり、素早く截頭 円錐部12がビーズ9で充満されて椅子の背もたれ部分の役目を有することとな る。
【0023】 また、着座者が一旦疑似球部11に着座した際、着座者の臀部が疑似球部11に 凹部状に沈んだ状態になると、両手の位置に相当する疑似球部11の部分が盛り 上がって椅子のアームの役目を有することとなる。
【0024】 着座者が一旦疑似球部11に着座した後、再度起立する場合は、まず片手を床 につき、ついで両脚を折り曲げながら床の部分に膝をゆっくりと着地するように 着座者の体重を前部に移動した際、疑似球部11も体重の移動とともに変形する ため、容易に起立できる。
【0025】 また、截頭円錐部12の上方部を片手で把持した後、截頭円錐部12の上方部 分を一旦後方向(着座者から離れる方向)に引っ張った状態にしておく。次いで 截頭円錐部12を引っ張った方向とは反対方向(前方向)から着座者が着座する と、袋状物3内に充填されているビーズ9が全体的に拡散されて扁平状に押し広 げられた状態となり、着座者が一旦疑似球部11上に着座した後ゆっくりと仰向 けになって休憩することも可能である。
【0026】 この時、仰向けになった状態で着座者の僅かな体重移動で着座者の希望する位 置に移動でき、自由な姿勢を楽しむことができる。
【0027】 図4は着座者がバルーンチェアーに着座した状態を示す側面図であり、着座時 、座面(上面)が体型に沿って凹凸状の変形により背もたれ部分やアーム部分が 形成され、リラックスしている状況を伺うことができる。
【0028】
【考案の効果】
本考案によれば、密度の軽い発泡スチロール状のビーズを充填した変形の自由 度の高い袋状物にすることにより、機能性の高いバルーンチェアーを確保できる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のバルーンチェアーの一部を破断して示
した全体図である。
【図2】図1のA−Aから見た仰瞰図である。
【図3】縫製前の袋状物の外殻片である。
【図4】着座者がバルーンチェアーに着座した状態を示
す側面図である。
【符号の説明】
1 バルーンチェアー 3 袋状物 3a〜3f 外殻片 4 底辺 5 底部部材 6 頂辺 7 頂部部材 8 縦辺 9 発泡スチロール状のビーズ 10 チャック部 11 疑似球部 12 截頭円錐部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 袋状物内に発泡スチロール状のビーズを
    多量に収容してなるバルーンチェアーであって、該袋状
    物の容積(V1)と該袋状物中に充填された該発泡スチ
    ロール状のビーズの占める容積(V2)との容積比率
    (V2/V1)を0.7〜0.85としたことを特徴と
    するバルーンチェアー。
  2. 【請求項2】 該袋状物の下方部が疑似球形状を有し、
    上方部が截頭円錐形状とで一体構成したことを特徴とす
    る請求項1記載のバルーンチェアー。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06136904A (ja) * 1992-10-26 1994-05-17 Kaisei Giken Kk 建築用パネルの取付金具
JP2015058179A (ja) * 2013-09-19 2015-03-30 公益財団法人ヒューマンサイエンス振興財団 プロテクター
WO2021220969A1 (ja) * 2020-04-30 2021-11-04 株式会社Poji

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