JP5835773B2 - 建具 - Google Patents

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Description

本発明は、建具枠に網戸等の建具体を取付けした建具に関する。
従来、建具枠に建具体として網戸を取付けした建具が種々提案されている。
例えば、特許文献1に開示されたように、建具枠の上枠に上枠レールを設け、建具体の上框に上枠レール係合受部材を取付け、その建具体を垂直に対して斜めの姿勢として持ち上げることで、上枠レール係合受部材を上枠レールよりも室内側の上方に移動し、その状態で建具体を垂直の姿勢とした後に、建具体を下方に移動して取付けるようにした、いわゆる、上下けんどん式に取付ける建具が提案されている。
この建具であると、建具体を建具枠に取り付ける作業が面倒であるので、特許文献2に開示されたように、本体に外れ止め部材と操作部材を設けた外れ止め具を建具体に取り付け、外れ止め具の外れ止め部材を非外れ止め位置として建具体を建具枠の見込み方向一側面に接し、この状態で外れ止め部材を外れ止め位置に移動し、建具枠の見込み方向他側面に外れ止め部材を接して建具体を建具枠に取り付けできるようにした建具が提案されている。
この建具であれば、操作部材により外れ止め部材を外れ止め位置と非外れ止め位置とに渡って移動することで建具体を建具枠に簡単に取り付けできる。
特開2004−285603号公報 特開2009−228364号公報
前述した従来の建具は、その外れ止め具が、本体に外れ止め部材を外れ止め位置と非外れ止め位置とに亘って移動自在に設け、その外れ止め部材に操作部材を連結し、その操作部材を人が手で持って移動することで外れ止め部材を外れ止め位置と非外れ止め位置とに移動する構成である。
このために、建具体を建具枠に取り付けた状態で風圧などにより建具に見込み方向一側方に向かう外力が作用したとき(つまり、建具体取り付け状態で外力作用時)等に、負荷(力)が外れ止め部材と操作部材の連結部分に集中し、その連結部分が破損して外れ止め部材が本体から外れることがある。
このように、外れ止め部材が本体から外れると建具枠に取り付けた建具体が脱落することがある。
本発明の目的は、建具体を建具枠に簡単に取り付けできると共に、取付状態の建具体に外力が作用したときに外れ止め部材が本体から外れることがないようにした建具とすることである。
本発明の建具は、建具枠に建具体を、見込み方向に接すると共に、外れ止め具で見込み方向に外れないように取り付けた建具であって、
前記外れ止め具は、本体と、この本体に外れ止め位置と非外れ止め位置に亘って見付け方向に移動自在に設けた外れ止め部材と、前記本体に前記外れ止め部材の移動方向に移動自在に設けられた操作部材を備え、
前記外れ止め部材は、本体に見付け方向に移動自在に設けた取付部と、この取付部に設けられ、本体の見込み方向他側に位置した外れ止め部を有し、
前記操作部材は、前記取付部に連結した連結部と、この連結部に設けられ、本体の見込み方向一側に位置したつまみ部を有し、
前記取付部と連結部は、前記外れ止め部材の移動方向と直角の左右方向に動かないように嵌まり合うと共に、その取付部と連結部の左右の嵌合面を、前記外れ止め部材の移動方向に連続し、かつ外れ止め部材と操作部材を外れ止め部材の移動方向に相対的に移動することで相互に嵌合する突条と凹溝が見込み方向に交互に有した凹凸形状とし、前記取付部と連結部を見込み方向に動かないように連結したことを特徴とする建具である。
本発明の建具においては、前記取付部は、見付け方向内側に開口した凹陥部を有し、この凹陥部の対向した左右面を、前記突条と凹溝が見込み方向に交互に有した凹凸形状とし、
前記連結部は、前記凹陥部に嵌まり合うと共に、その左右の外面を、前記突条と凹溝が見込み方向に交互に有した凹凸形状とし、
前記取付部の凹陥部に連結部を、その凹凸が嵌合するように嵌め込むことで見込み方向及び左右方向に動かないように連結し、
前記操作部材で外れ止め部材を外れ止め位置に向かう方向に移動するときには、連結部が凹陥部の底面に面接触するようにできる。
このようにすれば、操作部材で外れ止め部材を外れ止め位置に向けて移動するときに、誤操作で外れ止め部材が建具枠に押しつけられ取付部と連結部の連結部分に見付け方向の外力が作用した場合に、その外力を凹陥部の底面と連結部の面接触部分で分散して支持し、一点に集中することがないので、取付部と連結部の連結部分が破損して外れ止め部材が外れることがない。
本発明の建具においては、前記取付部の凹陥部における対向した左右面は、前記突条と凹溝が見込み方向に交互に有した凹凸形状で、
前記連結部の左右の外面は、前記突条、凹溝にそれぞれ見付け方向から嵌合する凹溝と突条が見込み方向に交互に有した凹凸形状で、
前記取付部と連結部を相対的に前記外れ止め部材の移動方向に移動することで各突条と各凹溝を嵌合して連結するようにし、
前記連結部が凹陥部の底面に接すると共に、取付部に設けた係合片の係合部が連結部の被係合部に係合することで、取付部と連結部が見付け方向に動かないように連結することができる。
このようにすれば、取付部と連結部を相対的に見付け方向に動かすことで、取付部と連結部を見付け方向に動かないように連結でき、操作部材のつまみ部で外れ止め部材を外れ止め位置、非外れ止め位置に移動できる。
本発明の建具においては、前記本体は、操作部材の連結部が外れ止め部材の移動方向に移動可能に挿通する開口部を有し、
前記外れ止め部材を外れ止め位置に向けて移動するときには、取付部が本体に接する以前に、前記連結部が開口部の見付け方向外側の開口面に接し、
外れ止め部材を非外れ止め位置に向けて移動するときには、取付部が本体に接する以前に、前記連結部が開口部の見付け方向内側の開口面に接するようにできる。
このようにすれば、操作部材のつまみ部を必要以上の強い力で操作して外れ止め部材を外れ止め位置、非外れ止め位置に移動したときに、連結部が開口部の外れ止め部材の移動方向外側又は内側の開口面に接してつまみ部の操作力を本体で支持し、連結部と取付部の連結部分には作用しないから、その連結部分が破損して外れ止め部材が外れることがない。
本発明の建具においては、前記本体は、取付部の左右の外面と対向した左右一対の被係合部材を備え、この被係合部材は見付け方向に離隔した第1被係合部と第2被係合部を有し、
前記取付部の左右の外面には、係合部を有した係合部材がそれぞれ設けられ、
この係合部が第1被係合部に係合すると外れ止め部材が外れ止め位置に保持され、その係合部が第2被係合部に係合すると外れ止め部材が非外れ止め位置に保持されるようにできる。
このようにすれば、外れ止め部材を外れ止め位置で保持できるから、建具体を建具枠に確実に取り付けできる。
また、外れ止め部材を非外れ止め位置で保持できるから、建具体を建具枠に取り付ける作業が一層やり易い。
また、係合部材、被係合部材は取付部と連結部の連結部分とは離れており、その連結部分に作用する外力が、その係合部材、被係合部材には作用しないので、耐久性が向上する。
本発明の建具によれば、建具枠に建具体を簡単に取り付けできる。
また、取付部と連結部の連結部分に作用する取付部と連結部を見込み方向に引き離す力を、取付部の突条、凹溝と連結部の凹溝、突条の嵌合した凹凸部分の広い面積で支持するから、その外力で連結部分が破損することがなく、取付状態の建具体に外力が作用したときに外れ止め部材が本体から外れることがない。
本発明の実施の形態を示す建具の概略内観図である。 図1の詳細縦断面図である。 図1の詳細横断面図である。 外れ止め具の外れ止め状態の正面図である。 外れ止め具の外れ止め状態の背面図である。 図4のA−A断面図である。 図4のB−B断面図である。 外れ止め具の分解斜視図である。 外れ止め部材の斜視図である。 外れ止め具の非外れ止め状態の正面図である。 外れ止め具の非外れ止め状態の背面図である。 図10のC−C断面図である。
図1に示すように、建具枠1に建具体2を取付けて建具としてある。
前記建具体2は建具枠1に見込み方向に接していると共に、外れ止め具3で見込み方向に外れないように取付けてある。
前記建具枠1は、上枠10と下枠11と左右の縦枠12を方形状に連結してある。
前記建具体2は、上横材20と下横材21と左右の縦材22を方形状に連結した枠体23を備えている。
この実施の形態では、前記枠体23に防虫網24を張設して網戸としてある。
前記建具体2は枠体を備えないパネル状のものでも良く、前記上横材20が建具体2の上部、下横材21が下部、左右の縦材22が左右の縦部である。
前記建具体2は、図1、図2、図3に示すように、下横材21の下部21aが下枠11の建具体取付部11aに載置し、上横材20が上枠10の建具体取付部10aにおける見込み方向一側面に当接すると共に、左右の縦材22が左右の縦枠12の建具体取付部12aにおける見込み方向一側面に当接し、前記枠体23に取付けた外れ止め具3で建具体2が見込み方向一側方に外れないように支持されることで、建具体2が建具枠1に取付けてある。
前記見込み方向とは、図2における左右方向、例えば室内側と室外側に向かう方向で、見込み方向一側とは例えば、室内側で、見込み方向他側とは例えば、室外側である。
前記外れ止め具3は、上横材20の長手方向両端寄りと下横材21の長手方向両端寄りにそれぞれ取付けてある。
この外れ止め具3は、図1〜図3に示すように、本体30と、この本体30に外れ止め位置と非外れ止め位置とに亘って見付け方向に移動自在に設けた外れ止め部材40と、この外れ止め部材40を移動するための操作部材50を備えている。
前記外れ止め部材40は図2に示すように、建具体取付け状態においては上枠10、下枠11の建具体取付部10a,11aよりも見込み方向他側寄りに位置し、この外れ止め部材40は、図2に実線で示すように前記建具体取付部10a,11aよりも見付け方向外側に突出した外れ止め位置と、図2に仮想線で示すように、前記建具体取付部10a,11aよりも見付け方向内側の非外れ止め位置とに亘って移動自在である。
前述の見付け方向とは建具枠1における上枠10と下枠11に向かう上下方向で、見付け方向外側とは上枠10の場合には下枠11と離れる上方で、下枠11の場合には上枠10と離れる下方である。前記見付け方向内側とは上枠10の場合には下枠11に向かう下方で、下枠11の場合には上枠10に向かう上方である。
すなわち、上横材20に取付けた外れ止め具3の外れ止め部材40は、上枠10の建具体取付部10aよりも上方の外れ止め位置と、下方の非外れ止め位置とに亘って移動する。
前記下横材21に取付けた外れ止め具3の外れ止め部材40は、下枠11の建具体取付部11aよりも下方の外れ止め位置と、上方の非外れ止め位置とに亘って移動する。
操作部材50は本体30内で外れ止め部材40に連結されていると共に、その操作部材50は本体30の見込み方向一側面よりも突出し、人が操作部材50を手で持って見付け方向に動かすことで外れ止め部材40を外れ止め位置と非外れ止め位置とに移動できるようにしてある。
このようであるから、建具体2は次の動作によって建具枠1に取付けできる。
前述のように、操作部材50を人が手で持って外れ止め部材40を非外れ止め位置に移動する。
この状態で、建具体2を手で持って建具枠1の見込み方向一側方に、垂直姿勢として対向させ、そのままの状態で建具体2を見込み方向他側方に向けて略平行移動し、図2、図3に示すように、各外れ止め具3の外れ止め部材40を上枠10、下枠11の建具体取付部10a,11aよりも見込み方向他側寄りとすると共に、上横材20、縦材22を上枠10、縦枠12の建具体取付部10a,12aの見込み方向一側面に当接し、下横材21の下部21aを下枠11の建具体取付部11aに載置する。
そして、操作部材50により外れ止め部材40を外れ止め位置に移動して建具体2を建具枠1に取付けできる。
したがって、建具体2を建具枠1に簡単に取付けできる。
次に、各部材を詳細に説明する。
前記上枠10は図2に示すように、上枠本体13の見込み方向一側寄りに下向き片15を有し、この下向き片15の上下中間に気密材が装着してあると共に、その下部が見込み方向に向かうコ字形状で、そのコ字形状部分が前述の建具体取付部10aとしてある。
前記下枠11は、図2に示すように、見込み方向一側部の気密材よりも上方の上部に横向片16を備え、この横向片16が建具体取付部11aとしてある。
前記縦枠12は、図3に示すように、見込み方向に向かう基板17の見込み方向一側寄りに見付け方向内側に向かう内向板18を有し、この内向板18に気密材が装着してあると共に、建具体取付部12aとしてある。
また、前記建具枠1には仮想線で示すように、障子19が縦すべり出し自在に取付けてあり、前述の縦すべり出し窓としてある。この障子19の取付けは従来と同様であるので、図示を省略してある。
前記上横材20、下横材21、縦材22は図2、図3に示すように、中空形状の本体25の見付け方向内側に網戸取付用の溝26を有し、この溝26に防虫網24の周縁部が押えビード27で取付けてある。
次に、外れ止め具3の詳細を図4〜図12に基づいて説明する。
本体30は、本体部31と、この本体部31に設けた第1連結部材32と第2連結部材33でほぼ鉤形状で、その第1連結部材32が上横材20、下横材21の本体25の中空部に嵌合し、第2連結部材33が縦材22の本体25の中空部に嵌合して上横材20と縦材22、下横材21と縦材22を連結する。
つまり、本体30は上下横材20,21と縦材22を連結するコーナーブロックである。
本体部31は、表面板31aと、上下方向外側の第1横板31bと、上下方向内側の第2横板31cと、左右方向一側の第1縦板31dと、左右方向他側の第2縦板31eで裏面が開口した矩形箱形状で、第1縦板31dに第1連結部材32が左右方向に向けて設けられ、第2横板31cに第2連結部材33が上下方向に向けて設けてある。
前述の上下方向とは建具体2に取り付けた状態で見付け方向で上下に向かう方向のことで、その上下方向外側とは、上横材20に取り付ける外れ止め具の場合には上側で、下横材21に取り付ける外れ止め具の場合には下側である。
前述の上下方向内側とは、上横材20に取り付ける外れ止め具の場合には下側で、下横材21に取り付ける外れ止め具の場合には上側である。
前述の左右方向とは建具体2に取り付けた状態で見付け方向で左右方向に向かう方向である。
前述の表面板31aには操作部材50が上下方向に移動可能に挿通する開口部34が形成され、第2横板31cには切欠き31c−aが開口部34と左右方向同一位置として形成してある。
本体部31内における開口部34よりも左右両側寄りに左右一対の被係合部材、例えば縦片35,35が設けられ、この縦片35は上下端部が前述の第1横板31b、第2横板31cに連結され、その中間部が左右方向に弾性変形し易くしてある。
この縦片35には第1係合受部35a、第2係合受部35bが上下方向に離隔して有する。
外れ止め部材40は、前述の本体30の本体部31内に上下動自在に設けられる取付部41と、この取付部41に設けられ前述の本体部31より上方に突出する外れ止め部42を有している。
この取付部41は横板41aと左右一対の縦板41bで上下方向内側に開口した凹陥部41cを有し、その一対の縦板41bの外面の上下部に左右一対の係合部材、例えば縦片43の上下端部が一体に設けてあり、この縦片43の上下中間部は縦板41bの外面と離隔して左右方向に弾性変形し易くしてある。
この縦片43の上下中間には係合部43aが設けられ、この係合部43aが前述の第1係合受部35a、第2係合受部35bに係合するようにしてある。これにより、外れ止め部材40を外れ止め位置、非外れ止め位置で保持する保持機構としてある。
そして、係合部43aが図5に示すように第1係合受部35aに係合すると外れ止め部材40は、その外れ止め部42が本体部31よりも上下方向外側に突出した前述の外れ止め位置に保持される。
係合部43aが図11に示すように第2係合受部34bに係合すると外れ止め部材40は、その外れ止め部42が前述の非外れ止め位置に保持される。
取付部41の凹陥部41cの対向した左右面(一対の縦板41bの対向面)には、上下方向に連続した突条44と凹溝45が左右方向と直角な方向、つまり見込み方向に交互に複数有し、その対向した左右面は、凹凸が見込み方向に連続した凹凸形状としてある。
この取付部41の凹陥部41cの対向した左右面の下部寄りに係止片46の下部が一体に設けられ、この係止片46の上部は横板41aに向けて延出して見込み方向に弾性変形し易く、その係止片46の上部が係止部46aとなっている。
操作部材50は、つまみ部51と、このつまみ部51に設けた連結部52を備え、そのつまみ部51は前述の本体部31の開口部34よりも大きな板状で、連結部52は開口部34を挿通可能でかつ外れ止め部材40の取付部41の凹陥部41cに上下方向から挿入可能な大きさである。
この連結部52の左右の外面52aには、前述の取付部41の凹陥部41cの対向した左右面に設けた突条44、凹溝45が上下方向から嵌まり合う上下方向に連続した凹溝53と突条54が見込み方向に交互に複数有し、この連結部52の左右の外面52aは、取付部41の凹陥部41cの対向した左右面と上下方向から嵌まり合う見込み方向に連続した凹凸形状となっている。
さらに、連結部52には、前述の係止片46の係止部46aが係合して連結部52が取付部41に対して上下方向内側に向かう方向(つまり、外れ止め部材40が外れ止め位置から非外れ止め位置に移動する方向)には移動できないように保持する被係合部55が設けてある。
例えば、連結部52を上下の横片と左右の縦片とで矩形中空形状とし、その横片の先端部を被係合部55としてある。
外れ止め具3は次のようにして組み立てることができる。
本体30の本体部31の裏面側から外れ止め部材40の取付部41を、その左右両側の縦片43が本体部31内の左右一対の縦片35間に嵌まり合うようにして設ける。
一方、操作部材50の連結部52を本体部31の表面側から開口部34を挿通して本体部31内に挿入する。
このとき、取付部41と連結部52が干渉しないように取付部41を上下方向外側(上方)に位置させると共に、連結部52を上下方向内側(下方)に位置させる。
これにより、取付部41の凹陥部41cと連結部52が上下方向に対向し、つまみ51を持って連結部52を上下方向外側(上方)に向けて移動することで、取付部41の突条44、凹溝45(つまり凹凸)と連結部52の突条54、凹溝53(つまり凹凸)が嵌まり合うようにして取付部41と連結部52を見込み方向に動かないように連結する。
なお、外れ止め部材40を上下方向内側(下方)に向けて移動しても良い。
前述のように、連結部52を上下方向外側に向けて移動することで、被係合部55が係止片46に沿って摺動して係止片46を見込み方向に弾性変形し、被係合部55が係止片46を通過すると、係止片46が弾性復元して係止部46aが被係合部55に係合して連結部52が上下方向内側に移動しないように保持する。
このとき、連結部52の上面(上下方向外側面)が取付部41の凹部41cの底面に面接触し、連結部52が取付部41に対してそれ以上上下方向外側(上方)に移動しないようにする。
これにより、連結部52と取付部41が上下方向に相対的に動かないように連結される。
前述のようにして外れ止め具3を組み立てた状態で、その本体30の第1連結部材32を上横材20、下横材21の本体25の中空部に嵌合すると共に、第2連結部材33を縦材22の本体25の中空部に嵌合して上横材20、下横材21と縦材22を連結して枠体23を枠組みする。
このようであるから、外れ止め具3を利用して枠体23を簡単に枠組みできる。
図2、図3に示すように建具体2を建具枠1に取り付けた状態で、建具体2に風圧などにより見込み方向一側に向かう外力(矢印a)が作用すると、外れ止め部材40には見込み方向他側に向かう力が作用し、操作部材50には見込み方向一側に向かう力が作用するので、外れ止め部材40と操作部材50の連結部分には見込み方向に引き離す力が作用する。
しかしながら、外れ止め部材40の取付部41と操作部材50の連結部52は図7に示すように、複数の突条44,53と凹溝45,54が嵌まり合っているので、その突条と凹溝が嵌まり合っている複数の部分において前述の引き離す力を分散して支持するから、前述の引き離す力が取付部41と連結部52の連結部分の一点に集中することがなく、その連結部分が破損して取付部41と連結部52が分離し、外れ止め部材40が本体30(つまり、建具体2)から外れることがない。
したがって、強風によって外れ止め部材40が建具体2から外れて建具体2が建具枠1から脱落することがない。
また、建具体2を建具枠1に取り付ける際に、非外れ止め位置の外れ止め部材40を操作部材50で外れ止め位置に向けて移動したときに、誤操作で外れ止め部材40が建具枠1に押しつけられることがある。
この場合には、取付部41と連結部52の連結部分に上下方向(見付け方向)の外力が作用し、その外力で連結部分に上下方向に向かうせん断力が生じるが、操作部材50で外れ止め部材40を外れ止め位置に向けて移動するときには、図12に示すように連結部52の上面が取付部41の凹陥部41cの底面に面接触し、その接触面積が広いので、前述の上下方向の外力を広い面積で分散して支持し、一点に集中することがない。
したがって、取付部41と連結部52の連結部分が破損することがないから、前述したような誤操作により連結部分に上下方向の外力が作用したときに、連結部分が破損して外れ止め部材40が建具体2から外れることがない。
操作部材50のつまみ部51を持って外れ止め部材40を外れ止め位置に移動すると、図5に示すように係合部43aが第1被係合部35aに係合して外れ止め位置に保持するが、この状態では図6に示すように取付部41の上面(横板41a)が本体部31の第1横板31bの下面と離れていると共に、連結部52の上面が開口部34の見付け方向の内側の開口面34aと離れている。
そして、つまみ部51に必要以上の強い操作力を加えて外れ止め部材40を外れ止め位置に移動したときには、連結部52の上面が開口部34の前述の開口面34aに当接し、取付部41の上面は本体31の第1横板31bの下面と離れるようにしてある。
このようであるから、取付部41と連結部52の連結部分には負荷が掛かることがなく、その連結部分が破損することがないので、耐久性が向上する。
操作部材50のつまみ部51を持って外れ止め部材40を外れ止め位置から非外れ止め位置に向けて移動して非外れ止め位置とすると、図11に示すように係止部35bが第2被係止部43bに係合して非外れ止め位置に保持する。
このとき、図12に示すように、連結部52の下面が開口部34の見付け方向内側の開口面34bに当接し、取付部41は本体部31に接しないと共に、それ以上下方に移動しないようにする。
これによって、被係合部55が強い力で係合片46の係合部46aに押しつけられて破損等することを防止できる。
前述の取付部41は本体部31の左右一対の縦片35間に設けられ、その取付部41の左右の外面に縦片43が設けてあるので、外れ止め部材40を外れ止め位置、非外れ止め位置で保持する縦片35,43(被係合部材、係合部材)は、取付部41と連結部52を連結する連結部分(凹溝、突条)と離れ、連結部分に作用する力が作用しないので、耐久性が向上する。
図4に示すように、外れ止め部材40(外れ止め部42)が外れ止め位置のときには操作部材50のつまみ部51は本体部31内に位置して開口部34を閉塞する。
図10に示すように、外れ止め部材40が非外れ止め位置のときには操作部材50のつまみ部51が本体部31の下方寄り位置に移動して開口部34の上方部分を開放する。
このようであるから、正面から見たときに開口部34が開放しているときは外れ止め部材40が非外れ止め位置であると共に、開口部34が閉塞されているときには外れ止め部材40が外れ止め位置であると目視によって知ることができる。
前述の実施の形態では取付部41の凹陥部41cに連結部52を嵌め込み、凹陥部41cの対向した左右面の突条44、凹溝45と連結部52の左右の外面の凹溝53、突条54を嵌合して見込み方向に動かないように連結したが、連結部52に凹陥部を形成し、取付部41を連結部52の凹陥部に嵌め込むようにしても良い。
つまり、取付部41と連結部52を左右方向に動かないように嵌め合うと共に、その左右の嵌合面を、凹凸が見込み方向に連続した凹凸形状として見込み方向に動かないように連結すれば良い。
前述の実施の形態は、建具体2として網戸としたが、パンチングパネル、ルーバー、ガラリ等でも良い。
また、上横材20、下横材21に外れ止め具3を取り付けしたが、縦材22に取り付けても良いし、上・下横材20,21と縦材22にそれぞれ取り付けても良い。
すなわち、外れ止め具3は建具体2の上下、左右の任意の位置に取り付けることができる。
また、本体50を建具体2にビス等で取り付けるようにしても良い。
また、本発明の外れ止め具は、建具体の取り付けに限ることはなく、他の部材の取り付けなどに使用できるものである。
1…建具枠、2…建具体、3…外れ止め具、30…本体、34…開口部、35…被係合部材、35a…第1被係合部、35b…第2被係合部、40…外れ止め部材、41…取付部、41c…凹陥部、42…外れ止め部、43…係合部材、43a…係合部、44…突条、45…凹溝、46…係合片、46a…係合部、50…操作部材、51…つまみ部、52…連結部、53…凹溝、54…突条、55…被係合部。

Claims (5)

  1. 建具枠に建具体を、見込み方向に接すると共に、外れ止め具で見込み方向に外れないように取り付けた建具であって、
    前記外れ止め具は、本体と、この本体に外れ止め位置と非外れ止め位置に亘って見付け方向に移動自在に設けた外れ止め部材と、前記本体に前記外れ止め部材の移動方向に移動自在に設けられた操作部材を備え、
    前記外れ止め部材は、本体に見付け方向に移動自在に設けた取付部と、この取付部に設けられ、本体の見込み方向他側に位置した外れ止め部を有し、
    前記操作部材は、前記取付部に連結した連結部と、この連結部に設けられ、本体の見込み方向一側に位置したつまみ部を有し、
    前記取付部と連結部は、前記外れ止め部材の移動方向と直角の左右方向に動かないように嵌まり合うと共に、その取付部と連結部の左右の嵌合面を、前記外れ止め部材の移動方向に連続し、かつ外れ止め部材と操作部材を外れ止め部材の移動方向に相対的に移動することで相互に嵌合する突条と凹溝が見込み方向に交互に有した凹凸形状とし、前記取付部と連結部を見込み方向に動かないように連結したことを特徴とする建具。
  2. 前記取付部は、見付け方向内側に開口した凹陥部を有し、この凹陥部の対向した左右面を、前記突条と凹溝が見込み方向に交互に有した凹凸形状とし、
    前記連結部は、前記凹陥部に嵌まり合うと共に、その左右の外面を、前記突条と凹溝が見込み方向に交互に有した凹凸形状とし、
    前記取付部の凹陥部に連結部を、その凹凸が嵌合するように嵌め込むことで見込み方向及び左右方向に動かないように連結し、
    前記操作部材で外れ止め部材を外れ止め位置に向かう方向に移動するときには、連結部が凹陥部の底面に面接触するようにした請求項1記載の建具。
  3. 前記取付部の凹陥部における対向した左右面は、前記突条と凹溝が見込み方向に交互に有した凹凸形状で、
    前記連結部の左右の外面は、前記突条、凹溝が見込み方向に交互に有した凹凸形状で、
    前記取付部と連結部を相対的に前記外れ止め部材の移動方向に移動することで各突条と各凹溝を嵌合して連結するようにし、
    前記連結部が凹陥部の底面に接すると共に、取付部に設けた係合片の係合部が連結部の被係合部に係合することで、取付部と連結部が見付け方向に動かないように連結した請求項2記載の建具。
  4. 前記本体は、操作部材の連結部が外れ止め部材の移動方向に移動可能に挿通する開口部を有し、
    前記外れ止め部材を外れ止め位置に向けて移動するときには、取付部が本体に接する以前に、前記連結部が開口部の見付け方向外側の開口面に接し、
    外れ止め部材を非外れ止め位置に向けて移動するときには、取付部が本体に接する以前に、前記連結部が開口部の見付け方向内側の開口面に接するようにした請求項3記載の建具。
  5. 前記本体は、取付部の左右の外面と対向した左右一対の被係合部材を備え、この被係合部材は見付け方向に離隔した第1被係合部と第2被係合部を有し、
    前記取付部の左右の外面には、係合部を有した係合部材がそれぞれ設けられ、
    この係合部が第1被係合部に係合すると外れ止め部材が外れ止め位置に保持され、その係合部が第2被係合部に係合すると外れ止め部材が非外れ止め位置に保持されるようにした請求項1〜4いずれか1項記載の建具。
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